"The MISCELLANY" by Izumi-chan

******音楽やサッカー、そして登山・写真のお話など、徒然なるままに******

ベートーヴェン

【DTM動画】ベートーヴェンの《エリーゼのために》を無料ピアノ音源(+α)でただ鳴らしてみただけ5

59_002【動画『ベートーヴェンの《エリーゼのために》を無料ピアノ音源(+α)でただ鳴らしてみただけ』】

 DAWであるCubaseのビデオキャプチャをしてみたくて作った動画です。映像はともかく、ASIO未対応とかで意外とDAWの音声もあわせて録るのは難儀だったりするんだけど、VB-AudioのVoiceMeeterという仮想ミキサーを使う方法を知り、それを試しOBS Studioで録画してみました。

 それが、これ、『ベートーヴェンの《エリーゼのために》を無料ピアノ音源(+α)でただ鳴らしてみただけ』です。OBS Studioで録画したものをVegas Proでさくっと仕上げたかたちですが。

 さて、動画の内容を少し。クラシック音楽にそれほど詳しくなくてもおそらくは知っているベートーヴェン作曲のバガテル《エリーゼのために》WoO 59。それを無料で入手できたピアノ音源(例外あり)で鳴らしています。そのフリーの音源とは!?

・Soundpaint 1928 VINTAGE GRAND STEINWAY(Main 2 Mic TF)
・Spitfire Audio LABS AUTOGRAPH GRAND(The Grand)
・Boz Digital Labs NEW YORK L 1926 LITE(Super Resonant)

 あと、参考として、DAWのCubaseの付属音源から
・Steinberg HALION SONIC 7(YAMAHA S90ES Piano)

 以上、特にエフェクトを加えることなく奏でさせてみました。テンポ・ルバートのないデータですが。

 うん、並べて聴いてみて、それぞれ一長一短って感じ。ただ、音色もそうなんだけど、それ以上にベロシティーによる反応の違いが興味深かったです。表現力にもつながることなので。

 ちなみに、オーディオインターフェースは2013年9月からずっと使っているRMEのBabyfaceです。長持ちする機材でいいですね。



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E-MU Proteus FX で鳴らすベートーヴェン《運命》5

DTM03【《交響曲第5番 ハ短調 作品67 より 第一楽章》 作曲:ベートーヴェン 制作:Izumi-chan】

 何か古〜いWAVファイルを引っ張り出してみました。これ、E-MU Proteus FXというハード音源(ティンパニのみYAMAHA MU100)を鳴らしてみたベートーヴェンの交響曲第5番、そう、いわゆる《運命》の第一楽章です。

 Proteus──これは私にとって1990年代後半、憧れのハード音源でした。私のもう少ししたらなくなるホームページにはこのように書き込んでいます(一部書き直しています)。

> 私とこの音源(Proteus FX)との出会いは、今は亡き『コンピュータ・ミュージックマガジン』誌の一つの記事からでした。そこには、すぎやまこういちさんのインタビューが掲載されていました。そのなかで、すぎやまさんは、お気に入りの音源ということで、オーケストラのためのシンセであるProteus/2をあげられてました。例えば、トランペット・ソロなど、クラシック系の大きなマウスピースから出るまろやかな音であり、アメリカの良い演奏家の音を元に作っているんでしょうね、と絶賛されてました。この記事を読んだ私は、この音源が無性に欲しくなりました。そこで、このことを友人に相談しましたら、廉価版のProteus FXという音源もあるとのことでした。これなら中古で購入できそうだったので、早速高円寺の某楽器店でGetしました。

 うん、海外製品だったので、わざわざ変圧器も購入して使っていましたね。当時メインのハード音源であったYAMAHAのMU100(っていうか、DTM音源)や、RolandのM-GS64(DTM音源SC-88の1Uラック版)、M-OC1(オーケストラ音源)などと比べてみても、私的には別格の音源という扱いでね。もっとも、現在からすればちょっと粗い音でもあり、21世紀に入ると、徐々にハード音源からソフト音源にシフトしていくんだけど……

 ところで、この《運命》、17年近くも前(2002年4月)、私のもう少ししたらなくなるとあるホームページのゲストブックでのマリン(marin)さんとのやりとりのなかで制作しました。懐かしいね♪ そう、改めてベートーヴェンって凄いなぁ〜! って感じながらね。この宇宙的ですらある構成と力感──ベートーヴェンって、何だ彼んだ言っても、クラシック音楽界随一の作曲家だと。

 マリンさんには「268小節目のAdagioのオーボエなど、 涙が出そうになりました」とのコメントをいただきました。ありがとうございます。ちなみに、ここは私もうまく仕上がっているのでは! とちょっぴり自画自賛しています。もちろん、これはProteus FXのオーボエの実力。オーボエの音色はProteus FXのなかでも個人的にお薦めだったしね。

 なお、今回もSoundCloudにアップしています。以前乗せたリバーブのためか、かえって解像度は落ちた感のあるデータになっていますが、ぜひ聴いてください(本当は、できるものなら最初からリマスタリングしたいところ)♪



【メモ】

 作曲:ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
 音源:Proteus FX、MU100
 データ制作:Izumi-chan
 ジャンル:クラシック音楽

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2017-2018年末年始企画【年越しコンサート編】5

_C310102【2017.12.31 ベートーヴェン弦楽四重奏曲【8曲】演奏会 於:東京文化会館小ホール】

 年末年始は友人とカウントダウンコンサートを聴き、初日の出を拝むことが恒例行事になっています(以前はこれにサッカーの天皇杯決勝を国立競技場で観戦することも加わっていましたが)。今回もそんな慣例に従って東京に集合。その後どこで何をしたのかは、【前振り】で場所は(一部、写真や動画とともに)報告しました。じゃあ、そこでの出来事などは!? ということで、4回にわけて、それを【本編】として綴っています。

 今回のブログエントリーは(【前振り】を含まなければ)その第2弾、【コンサート編】です(なお、第1弾は【東京ぶらぶら散歩編】)。

 コンサートで年越しは、少なくとも2004年大晦日から2005年元日にかけてのベートーヴェンは凄い! 全交響曲連続演奏会以来ずっと続いています。今回もその流れに乗っていますが、そのコンサート内で新年を迎える流れだけはストップしました。そう、この演奏会は21時30分終演予定ですからね。

 その演奏会とは、上野にある東京文化会館小ホールで行われたベートーヴェン弦楽四重奏曲【8曲】演奏会です。ベートーヴェンの弦楽四重奏曲で年越しとは、渋い! 隣の大ホールでは同じくベートーヴェンのあの全交響曲連続演奏会が行われています。休憩時小ホールの外に出ると、その演奏が漏れ聞こえてきます。少しの羨ましさを感じながら(全交響曲連続演奏会のほうはチケット完売です)。

 しかし、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲は傑作ぞろいですので、こちらも聴きごたえは十分。プログラムは次の通りです。

第7番・第8番・第9番(ラズモフスキー第1番〜第3番) 演奏:クァルテット・エクセルシオ
第12番・第13番 演奏:古典四重奏団
第14番・第15番・第16番 演奏:ストリング・クヮルテット ARCO

 まずは、クァルテット・エクセルシオ。ホールで聴く弦楽四重奏はモニター用のヘッドホンで聴くよりも音がまろやかでGOOD。これが生の良さですね。友人はチェロの人(大友肇)が印象に残ったと感想を寄せていましたが、私も同感でした。《ラズモフスキー第1番》の第1楽章の例の第1主題から違いを見せていましたね。彼が支える四重奏団か?

 次は、古典四重奏団。暗譜で演奏するこの四重奏団は、クァルテット・エクセルシオと比べて硬質な印象。《第13番》はカヴァティーナに続き大フーガが演奏されましたね。この構成は嬉しい! 大フーガはこの団体に合っているかもしれないと思っていましたが、結局演奏終了後の拍手で他団体よりも1回多く呼び出されていました。

 最後は、ストリング・クヮルテット ARCO。今までは女性が多い団体でしたが、これは男性のみ。でも、柔和な音色で聴かせていました。もっとも、もっとかちっとしたところも欲しかったか? しかし、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲そのものは殊に緩徐楽章が秀逸なのを改めて実感(《第14番》なんかは全部凄いけど)。昇華しているよね。

 あと、これは全体的にでしたが、特に第1ヴァイオリンのフレーズ途中での高音がぱしっと決まらないのが気になりました。私は管楽器はともかく、弦楽器のことは詳しくはないのでプロの方々に対しておこがましいのですが、こんなものなのかな? と。まあ、それを超越した圧倒的な表現があれば話は別でしたが。

 とはいえ、ベートーヴェンの名作とともに、生演奏でノーブルに年越しなんて贅沢でした♪ コンサートはハレの場ですから、特別なんです。ありがとうございました。

 さて、21時30分よりも前に終演し、東京を後にすることに。一日の最後にJR浜松駅に到着する新幹線に乗って、その日のうちに静岡県浜松市に戻りました。しかし、駅前周辺にマイカーを駐車していましたが、その駐車場から新年2018年の午前0時ぴったりに出て、自宅に立ち寄らずに富士山方面に車を走らせました。竜ヶ岳山頂でダイヤモンド富士での初日の出を拝むことにしたからです。そのあたりのことは後で報告します(ここ参照)。

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2017-2018年末年始企画 書庫
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・【年越しコンサート編
・【ダイヤモンド富士初日の出登山編
・【富士山世界遺産編

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