"The MISCELLANY" by Izumi-chan

******音楽やサッカー、そして登山・写真のお話など、徒然なるままに******

ショスタコーヴィチ

リサ・バティアシュヴィリによるショスタコーヴィチのVn協奏曲第1番5

_DSC0663_aa【リサ・バティアシュヴィリ 『時の谺』】

 友人に紹介したショスタコーヴィチの《ヴァイオリン協奏曲第1番》の2枚のCD。そのなかの1枚は前回このブログに載せた初演コンビであるオイストラフ(vn)とムラヴィンスキー指揮レニングラード・フィルによる演奏でした(ここ参照)。そして、もう1枚が今回とり上げるバティアシュヴィリのヴァイオリン独奏によるものです。

 この演奏、『時の谺』と題されたCDに収録されています。ショスタコーヴィチのこの協奏曲がもちろんメインではありますが、他にもカンチェリやペルト、そしてラフマニノフの作品も収められており、どちらかといえば(ラフマニノフの《ヴォカリーズ》を除けば)比較的珍しい曲が聴ける点においても魅力的なアルバムになっています。

 さて、この演奏ですが、素晴らしいです。オイストラフ&ムラヴィンスキーの鬼神の如くのものとは少し違いますが、それでも十分に凄味はあります。バティアシュヴィリのヴァイオリンは、ゆとりある技術に裏付けされた端正さの中に、叙情性と情熱があり、いいね! 抑えた音で奏でる箇所での表現力にも舌を巻きました。緩徐楽章が特に秀逸♪

 時空のつながりをちょっと細工というか遮断したような録音箇所がわずかに気にはなりましたが、それでもサロネン指揮バイエルン放送交響楽団(他の曲ではグリモーのピアノも!)の好サポートを受けた素敵な仕上がりです。もちろん、2010年録音ですから、1956年録音のオイストラフ&ムラヴィンスキーのものに比べれば、録音状態そのものは雲泥の差。おおすめです!

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オイストラフ&ムラヴィンスキーによるショスタコーヴィチのVn協奏曲第1番5

_DSC0665_aa【ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調 作品77(99) / オイストラフ(vn) ムラヴィンスキー指揮レニングラードpo.】

 昨年(2016年)大晦日、横浜みなとみらいホールで行われたジルヴェスターコンサート 2016〜2017に駆けつけています。そのとき、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲第1番が吉田南(高校3年生)のヴァイオリン独奏で演奏されました(第3楽章後半のカデンツァから第4楽章のみ)。吉田南は高音の音程がはまらなかった箇所があったとはいえ、柔和で豊かな美音で見事に弾き切っています。で、後日ですが、一緒にこのコンサートを聴きに行った友人から、この曲のおすすめCDを訊かれました。

 私は2枚ほど紹介したのですが、そのなかの1枚、初演者によるCDを改めて聴いてみようと思いました(なお、もう1枚はここに。)。しかし、どこかに埋もれているのか見つからない。そこで、別のCDになりますが、同じコンビでの演奏を収めたCDをあらたに購入しました(実は同演奏かどうかは?)。それが、この記事の冒頭に載せた写真に写っているものです。これ、Melodiya音源で1956年11月18日に録音されたものらしいのですが、SACDハイブリッドになっております。

 さて、この演奏ですが、いや〜、やっぱり凄まじい! もう、出だしから、何事が始まったのか!? とすでに尋常でない雰囲気を湛えています。うん、先ほど挙げた吉田南のヴァイオリン+横浜みなとみらいホール ジルヴェスターオーケストラからは感じられなかった凄味がここにはありますね。吉田南は好演であったことは間違いありませんが、それでもやっぱりあの凍りつくかのような狂気の沙汰ともいえる肌触りのほうこそショスタコーヴィチだと、そして(オイストラフも含め)ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルとのコンビだと思わせられます。そう、まさにこれぞ、旧ソ連であったこの時代の、しかし本質を突いていますので、普遍性をもあわせ持つショスタコーヴィチの音で、他とは次元がまるで違います。

 なお、このCD、同じくショスタコーヴィチのチェロ協奏曲第1番(チェロ:ロストロポーヴィチ オーマンディ指揮フィラデルフィアo.)やピアノ協奏曲第2番(ピアノ:バーンスタイン 兼指揮ニューヨークp.)も収録されていますが、まだ聴いていません。そのうち聴いてみます。

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ショスタコーヴィチのSym.13《バビ・ヤール》をサントリーホールで聴いてきた5

p330_140413_001【4/13 新日本フィルハーモニー交響楽団 サントリーホール・シリーズ 第523回定期演奏会 於:サントリーホール】

 この演奏会が終わった後、ジュビロ磐田の試合動向をリアルタイムでチェックしていましたが、結局敗戦……。気持ちは、コンサートで採り上げられていたショスタコーヴィチの交響曲第13番《バビ・ヤール》の歌詞のごとく「暗」って感じに……。

 でも、演奏会自体は楽しめました。そう、このショスタコーヴィチの《バビ・ヤール》を直に生で聴きたかったので、このコンサートに出向いたのですからね。

 アンドリス・ポーガという若手指揮者が新日本フィルハーモニー交響楽団を指揮して、メシアンの《キリストの昇天》とショスタコーヴィチの交響曲第13番《バビ・ヤール》が演奏されるというプログラム。なかなか魅力的な演目と思った私は、サントリーホールで行われる演奏会では久し振りに前売り券を購入しました。

 さて、演奏そのものですが、正直言ってもっと表現に深みは欲しかったかな。アナリーゼをもっと突き詰めてほしい感じはしました。でもね、特に《バビ・ヤール》は曲の素晴らしさを改めて実感でき、さすがショスタコーヴィチと再認識させていただきましたよ。

 今回は1階の比較的前のほうの端っこの座席。ヴィオラやコントラバスが近く、バランスよく聴こえてきたわけではないのですが、男声合唱が加わった《バビ・ヤール》では、その合唱がサントリーホール内を包み広がるように響いてくる様はライヴならではで良かったです。また、エギルス・シリンスによるバス独唱も加わっていますが、なかなかいい声ですね。この演奏の中心選手って感じを受けました。

 ただ、オーケストラの演奏も全編通じて決して悪くはなく、《バビ・ヤール》では、例えば第3楽章や第4楽章あたりは、曲を聴いているという感じではなく、曲の表現する世界に自然に浸ってしまえたしね。

 とにかく、特に《バビ・ヤール》の生演奏を体験できて良かったです。この作品、ショスタコーヴィチの交響曲の中でもベストを争うものの一つですよ。例えば、私の大好きな交響曲第4番には才知とスケールの大きさがありますが、こちらにはスケールの大きさと共に深遠さがあってね。

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