"The MISCELLANY" by Izumi-chan

******音楽やサッカー、そして登山・写真のお話など、徒然なるままに******

ビョーク

『筑紫哲也 NEWS23』でのビョーク5

b_01 随分前のことになりますが、2002年だったか、ビョークは『筑紫哲也 NEWS23』に出演し、草野満代からインタビューを受け、スタジオライブも行っています(《ペイガン・ポエトリー》と《ジェネラス・パームストローク》。これらが収録された『ヴェスパタイン』は2001年に発売されていますからね)。

 左膝などをさすりながらうつむき加減で、しかし、はにかんだ表情や時折愛嬌ある仕草を見せインタビューに答えるビョーク。ライブでは、スタジオ狭しと巫女の如く歩き回りながら歌っていましたがね。

 ちょっと日本的でもある彼女自身の風貌から日本に対して子供のころから強い興味を持つようになり、10代のころは三島由紀夫が好きで、そのころはそういう本を読むでしょう? と言い、また、すべての物に神がいるという神道と宗教について知りたいと思い、本など読んでみたいというビョークにはっとさせられる我々日本人でしたが、そんなインタビューから印象的だったものは!?

 ● 音楽を作るうえで一番大切にしていること

> 感情が何より大切と信じるのは、あまりモダンな考え方でなく──絶対にポスト・モダンではありませんが。ごめんなさい、つまらない冗談でした。とにかく、作曲は感情から生まれるものでなくてはいけません。

 ビョークがポスト・モダン(合理性に対する非合理性とか同一性に対する多様性とか脱近代主義としての運動そのものとか)をどういった意味で使ったのか、また、どこがジョークなのかはよくわかりませんが(モダンという言葉を使ってしまったので、仰々しい主義主張というよりも、単に軽くそれに伴って言っただけ?)、「私は音楽に忠実でありたいのです」ともおっしゃっていたけど、感情を大切にし、そこからわき出る音楽そのものと誠実に向き合うということでしょうか。

 ● 2001年のアメリカ同時多発テロ事件(9月11日攻撃)と音楽の関わり

> 戦争しているときに大切なのは、そのような(愛する人と仲良くできるかというような身近な人間関係に関する)個人レベルにおける政治を忘れないことです。そこに音楽が関わってくるのではないでしょうか。9月11日についての曲を作るのが事件への正しい対処法ではありません。

 この考え方、私の高校時代の部活の顧問のI先生の考えに純音楽(現代音楽という意味では使っていない。純粋な音楽かな)といった視点において少し近いところもあり、私も共感します。もっとも、「他のことについての曲を作るべきです。幸い、この世界にはブッシュ(第43代アメリカ合衆国大統領)やビンラディン(アルカーイダの指導者)以外のことがたくさんあるのですから」と続けて語っていましたが、後年(2008年2月19日)、私も接したライブ(ここ参照)では、体が弾き飛ばされるかのような臨場感が最高だった《ディクレア・インディペンデンス》で「コソボ」って連呼していたけどね(2日前、コソボ自治州議会はセルビアからの独立宣言を採択しています)。

 ● 年をとること

> (年をとることについて興味があるのは)自分がどんどん上達できるように思えるからでしょうか。特に技能面で熟練していくように思います。(中略)60歳まではリハーサルですよ。

 作家が英雄としてあがめられているアイスランド(ビョークはアイスランド出身)ですが、彼らが傑作を書き上げるのは60歳くらいですから、とその根拠をあげているビョーク。2019年、私は若さに対して羨ましさを感じる年にすでになっていますが、何か勇気づけられますね。

 音楽を作ることができて、愛する人とコミュニケートできているとき、私の心の中にある情熱と私を取り巻く周囲の情熱が同じレベルで釣り合いがとれているとき、大きな幸せを感じるというビョークですが、そんな彼女の次なる音楽に期待しています♪

ranking
ブログランキング・にほんブログ村へ

2017ベスト【音楽編】5

20171101_p 音楽が一番長く付き合っている趣味ではありますが、首都圏から地方に移り住むようになり、特にライブに接することが極端に少なくなりました。また、地方にはそれなりの規模のCDショップしかないこともあり、音楽CDもあまり買わなくなりましたね。まあ、楽器を演奏する機会にはもうずっと恵まれていないのですが、そういったこともあり、私的音楽トピックスは今年(2017年)も今一つ賑わいません。

 でも、そんな中からでも、いくつかピックアップしてみましょうか。

 まず、【ライブ編】から。とはいっても、今年(2017年)接したライブは、横浜みなとみらいホールで大晦日から元日にかけて行われたジルヴェスターコンサート 2016〜2017をどうカウントするかという問題もありますが、2月11日、愛知県芸術劇場大ホールで行われた藤原歌劇団公演 オペラ《カルメン》全4幕(ビゼー作曲)しかないので、これで決まりです。

carmen_p


 このオペラ、演奏そのものははっきりいって第一級のものではありませんでした(サッカーで言えばJ2の試合を見ているイメージ)。しかし、舞台芸術として大変楽しめたんだよね(J2の試合も場合によってはJ1の試合以上に楽しめることも)。サッカーもスタジアム観戦はとても楽しいのですが、音楽もコンサート会場で生で接するのは格別です。ハレの場に立ち会うといった感じでね。

 次は、【音楽CD編】。サッカーでもスタジアム観戦とは別にTV・ビデオ観戦なりの楽しみかたはあるのですが、音楽もそれと同様に、たとえば自宅とか車内とかで曲を流して楽しむのも、また別の良さがあります。時間と場所の制約がそんなにないからね。

 で、今年(2017年)の音楽CDですが、これはビョークのユートピアがベスト1でしょう。アルカとの素晴らしいコラボから作られたこの音楽は、歌詞がわからなくてもストーリー性を感じさせる、とてもカラフルなものでした。ビョークはいつも本当に期待を裏切りません。Brava!

_DSC5292_s_p


 続いて、【音楽機材・ソフト編】です。今年(2017年)、Cubase Pro 9にアップデートし、すでに9.5も出ています(こちらにはまだアップデートしていないけど)。でも、Cubaseは対象からは除外しましょう。当たり前すぎるので。

 そこで、今回はiZotopeのNeutron StandardOzone 8 Standardを挙げてみました。これらは、ミックスとマスタリングを自動で勝手にやってくれるという優れものです。手抜きには最適! 本当はこのソフトたちをうまく活用し、ミックスやマスタリングの術を学んでいかなくてはならないのでしょうがね。ちなみに、Neutronのほうは今年(2017年)発売開始されたソフトではなく、すでにNeutron 2が出ています(こちらは購入予定なし)。

neutron_P


 最後に、【自作曲編】で締めくくりましょう。とはいっても、ベストとして胸を張って推せる作品はありませんが……

 とりあえず、Try Againにしておきましょう。Mewに歌っていただき、ビートなどに心地好さもあるナンバーですが、オーディオ素材も活用していますので、たとえば弦楽器の音色なんかにはリアル感はありますね。



 あ〜、来年(2017年)は、特にもっとライブに駆けつけたいね。もっとも、そんな機会があるかどうかは……

2017年ベスト 書庫
・【サッカー編(ジュビロ磐田限定)
・【登山編
・【フォトグラフ編
・【音楽編
・【絶景編
・【おまけ編

ranking
blogram投票ボタン
にほんブログ村 音楽ブログ DTM・MIDIへ

Brava! ビョーク 『ユートピア』5

_DSC5292_s【ビョーク 『ユートピア』】

 ビョークの新譜『ユートピア』が先日(2017年11月24日)リリースされました。ビョークは、私がアルバムの発売を今現在一番待ち望んでいるアーティストです。そんな彼女の作品、果たして!?

 うん、一聴、凄くいいね! と。『バイオフィリア』の幾何学的な佇まいと『ヴァルニキュラ』の情感的な雰囲気とが、何か良いバランスで昇華している感じ。それが、印象的なフルートの扱いや『ユートピア』というアルバム名からも想像できるような陰陽で言えば陽のムードも相俟って、とてもカラフルで聴き応えあるものに仕上がっていました。そうです、ジャケット写真が示唆しているかもしれない、パステル調など多彩な天井の世界を描いた宗教画を髣髴させる感じでね。また、そんな絵画巡りをするがごとく、歌詞はわからないけどストーリー性も感じられるし。

 まあ、ある意味今までのビョークの音楽の延長線上でもありますが、一方、グワ〜ンとした音響などで聴かせるアルカとのより深まったコラボから、これまでとは少し違った新しいサウンドも同時に表出されているのもまた事実。そう、この柔和で懐の深い天上のサウンド(激しいのもあるけどね)♪ そして、それに導かれたこの壮大で(トータルで言えば)幸せな時間と空間──そんな新鮮さのある音楽にビョークのさらなる進化を感じ取れ、この点が魅力的なアルバムになっています。個人的には、『バイオフィリア』を超え、ビョークの近作の中では一番好きかも!? って。まあ、『バイオフィリア』もiPadアプリなどを含めたプロジェクトそのものが壮大で、それは(音楽を含め)素晴らしかったけどね。

 それはともかく、ビョークって、相変わらず期待を裏切らないアーティストで、ほんと、素晴らしい! Brava!

ranking
blogram投票ボタン
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへ
訪問数(05.11.19〜)
Recent Entries
ギャラリー
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
  • ブラタモリ#152のロケ地(浜名湖)を訪ねて
Archives
Categories
Recent Comments
「最新トラックバック」は提供を終了しました。
記事検索
Profile

いずみちゃん

おきてがみ
Twitter プロフィール
アンケート
興味をお持ちのものを教えて下さい。

音楽制作関係の記事
音楽鑑賞関係の記事
マイルス・デイビスの記事
フルトヴェングラーの記事
その他音楽関係の記事
ジュビロ磐田の記事
モンテディオ山形の記事
サッカー日本代表の記事
その他サッカー関係の記事
音楽、サッカー以外の記事


-Mini Vote-
静岡県 今日の天気
Jリーグ
堀川ひとみLive情報
にほんブログ村
ブログランキング・にほんブログ村へ
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ