【マイルス・デイビス&ロバート・グラスパー 『エヴリシングス・ビューティフル』】
今月(6月)1日、マリリン・モンローが生きていたら90歳を迎えたとの記事を見かけました。同じことはマイルス・デイヴィスにも言えます。彼も1926年生まれですからね(なお、5月26日です。)。
その生誕90年を迎えたマイルス・デイヴィスのソニー・ミュージックのマスターテープ保管庫にある音源をもとに、あのロバート・グラスパーが再創造したというアルバムが発売されています。そう、リミックスではなくリイマジンっていうところがミソで、マイルス・デイヴィスとロバート・グラスパーがまるで時空をこえてコラボしているかのように、新しい音楽を作り上げたというわけです。
その結果は!?
全体通じて、ヒップポップ的なサウンドで、クールかつカッコいいです。
しかし、格の違いを見せつけるのは、マイルス・ディヴィスのトランペット(およびボイス)であったり、(《ブルー・イン・グリーン》のカットされたオープニングの)ビル・エヴァンスのピアノであったりします。あのエリカ・バドゥ(ここ参照)なども参加しているんだけどね。
ただ、そんな中でも、やっぱりスティーヴィー・ワンダーは彼らに負けないさすがの存在感がありました。最後の《ライト・オン・プラザ》はハウスっぽい心地好いノリのナンバーですが、ここでのマイルス・デイヴィスのハーマンミュートでのトランペットとスティーヴィー・ワンダーのハーモニカとの協演は感涙もの!
でも、そんな大御所的な方々だけではなく、キングという女性3人組のグループもいい! 実は私、『ウィー・アー・キング』という彼女たちのアルバムをすでに所有しています。このことについてはまた後日ブログに書きたいと思いますが、あのプリンス(ちなみに、強力な鎮痛薬フェンタニルの過剰摂取による事故死らしいとのこと。)や先程挙げたエリカ・バドゥも絶賛というのは伊達ではないね。ともかく、キングが参加している《ソング・フォー・セリム》は心が洗われるような美しいナンバーに仕上がっています。
なお、マイルス・デイヴィスのフリークにとってジョン・スコフィールドの参加も嬉しいところ。《アイム・リーヴィング・ユー》がそれですが、土俗っぽくもある密室風のグルーヴ感は好きです(マイルス・デイヴィスがしゃべっている「Wait a minute!(ちょっと待てよ)」がラップっぽくさし込まれているのが面白い!)。もっとも、ジョン・スコフィールドはそんなに目立っていませんが。
今月(6月)1日、マリリン・モンローが生きていたら90歳を迎えたとの記事を見かけました。同じことはマイルス・デイヴィスにも言えます。彼も1926年生まれですからね(なお、5月26日です。)。
その生誕90年を迎えたマイルス・デイヴィスのソニー・ミュージックのマスターテープ保管庫にある音源をもとに、あのロバート・グラスパーが再創造したというアルバムが発売されています。そう、リミックスではなくリイマジンっていうところがミソで、マイルス・デイヴィスとロバート・グラスパーがまるで時空をこえてコラボしているかのように、新しい音楽を作り上げたというわけです。
その結果は!?
全体通じて、ヒップポップ的なサウンドで、クールかつカッコいいです。
しかし、格の違いを見せつけるのは、マイルス・ディヴィスのトランペット(およびボイス)であったり、(《ブルー・イン・グリーン》のカットされたオープニングの)ビル・エヴァンスのピアノであったりします。あのエリカ・バドゥ(ここ参照)なども参加しているんだけどね。
ただ、そんな中でも、やっぱりスティーヴィー・ワンダーは彼らに負けないさすがの存在感がありました。最後の《ライト・オン・プラザ》はハウスっぽい心地好いノリのナンバーですが、ここでのマイルス・デイヴィスのハーマンミュートでのトランペットとスティーヴィー・ワンダーのハーモニカとの協演は感涙もの!
でも、そんな大御所的な方々だけではなく、キングという女性3人組のグループもいい! 実は私、『ウィー・アー・キング』という彼女たちのアルバムをすでに所有しています。このことについてはまた後日ブログに書きたいと思いますが、あのプリンス(ちなみに、強力な鎮痛薬フェンタニルの過剰摂取による事故死らしいとのこと。)や先程挙げたエリカ・バドゥも絶賛というのは伊達ではないね。ともかく、キングが参加している《ソング・フォー・セリム》は心が洗われるような美しいナンバーに仕上がっています。
なお、マイルス・デイヴィスのフリークにとってジョン・スコフィールドの参加も嬉しいところ。《アイム・リーヴィング・ユー》がそれですが、土俗っぽくもある密室風のグルーヴ感は好きです(マイルス・デイヴィスがしゃべっている「Wait a minute!(ちょっと待てよ)」がラップっぽくさし込まれているのが面白い!)。もっとも、ジョン・スコフィールドはそんなに目立っていませんが。