2005年06月07日

かくも長き不在 (UNE AUSSI LONGUE ABSENCE)

これは1960年に作られたフランスのモノクロ映画。
10年以上前にテレビで観たのだが、まだ忘れることができない名作。なぜ未だにDVD・ビデオ化されていないのか不思議。カンヌ映画祭グランプリ・英国アカデミー賞受賞作品。

第二次大戦中(あるいは直後?)のパリ。小さなカフェを営む女は、ずっと夫を待っていた。夫は戦時中に行方不明になっていたのだ。ある日突然、一人の浮浪者が現れる。その浮浪者は夫に瓜二つだった!

しかし浮浪者は記憶喪失で記憶が全く無い。やがて二人は音楽に合わせてダンスを始めるのだが、女主人は浮浪者の頭部に大きな「手術痕」を見つけてしまう。

派手な戦闘シーンなど一切出てこないが、ナチスドイツの非人間性や戦争の残酷さが今でも思い出される。これぞヨーロッパ映画。私もそうだが、「マイ・ベスト10映画」に入れてる人が多いです。おすすめ。


かくも長き不在 (UNE AUSSI LONGUE ABSENCE) ちくま文庫
マルグリット・デュラス (著), ジェラール・ジャルロ (著),阪上 脩


Posted by miliken at 00:28│Comments(2)TrackBack(1)第二次大戦 欧州 

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「そうよ、インテリは何でも上手だわ。本を書くのも、料理も、庭仕事も、セックスも・・・」 ― 愛人/ラマン 最終章 ―この言葉を2年前、テレビに流れる映画PRのなかで耳にする。確かに、センスのある男は、セックスも上手い。テクニックではない。相手のリズムを、そし
マルグリット・デュラス(作家)【 るる☆女を語ってみました。】at 2005年06月25日 00:06
この記事へのコメント
すごい(笑)刺激的な文面のTBの下にコメントするのは...^^;
気恥ずかしいですが(爆)
この映画は、故 淀長さんのお薦め映画...でした。私も、確かNHK教育チャンネルで見ましたが、古いモノクロ映画で悲しい物語でしたね。

原作がマルグリット・デュラスとは知りませんでした。
サラ・マイルズ主演の『ライアンの娘』はナチスの青年将校との不倫を描いた映画でこちらも、戦闘シーンは出て来ませんがラストシーンが人間の持つ
業や残酷さをリアルに描いています。(ナチス協力者に対するリンチ)

フランス映画はk・キシロフスキ(正確にはポーランド映画ですが)が
一番好きです。

『二人のヴェロニカ』や『トリコロール3部作の“青”』はお薦めです。
『かくも長き不在』もう一度...ゆっくり見てみたいものです.....
Posted by roko at 2005年11月05日 23:04
rokoさん、コメントどうもありがとうございます。

かなりマイナーな映画だと思っていましたが、ご存知でしたか。
『ライアンの娘』という映画は初めて知りました。今度機会があれば見たいと思います。昔、ナチス協力者の女性が丸坊主にされた白黒写真を見て、ショックを受けた記憶があります。
Posted by みりけん at 2005年11月08日 14:17

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