ベトナム海軍、南シナ海で演習…中国けん制か
読売新聞 6月13日(月)20時15分配信
【バンコク=深沢淳一】ベトナム海軍は13日、同国中部クアンナム省沖約40キロ・メートルの南シナ海で、実弾射撃演習を行った。
軍関係筋が明らかにした。領有権を巡って中越が対立する同海では最近、中国の実効支配強化の動きにベトナムが激しく反発しており、今回の演習には、中国をけん制する狙いがあるとみられる。中越間の緊張が今後さらに高まる可能性がある。
演習の規模は不明。ベトナム外務省は「通常の演習」としている。だが、南シナ海情勢を注視する米国は「(中越間の)緊張を高める恐れがある」と、演習実施に懸念を表明していた。
中国共産党機関紙・人民日報系列の国際問題専門紙「環球時報」(英語版)は13日、演習について、「中国に軍事力を誇示する意図があるのは疑いない」とする外交専門家の見方を紹介、不快感を示した。
軍関係筋が明らかにした。領有権を巡って中越が対立する同海では最近、中国の実効支配強化の動きにベトナムが激しく反発しており、今回の演習には、中国をけん制する狙いがあるとみられる。中越間の緊張が今後さらに高まる可能性がある。
演習の規模は不明。ベトナム外務省は「通常の演習」としている。だが、南シナ海情勢を注視する米国は「(中越間の)緊張を高める恐れがある」と、演習実施に懸念を表明していた。
中国共産党機関紙・人民日報系列の国際問題専門紙「環球時報」(英語版)は13日、演習について、「中国に軍事力を誇示する意図があるのは疑いない」とする外交専門家の見方を紹介、不快感を示した。
最終更新:6月13日(月)20時15分