2006年04月06日
地中美術館か、はたまた ベネッセハウスかという話 その2
バスから降り、ミモザの生い茂る道を登っていきます
野生のミモザなんでしょうか?
しかし、ここは植物には過酷な地であると聞いていたので、おそらくこの美術館のために植えられたものでしょう
このミモザを見ただけでも来た甲斐があろうというものです
この美術館(ベネッセハウス)に至る道には、沢山のお楽しみがあります
何気なく通って、さりげなく目に入ってくるものが、
計算しつくされ、
あ〜なるほど・・・
この絵とあの風景がリンクしているのだ〜
面白い!と思うと共に、ある種、
「よく気付いた!アタシ!」みたいな満足感も得られます
草間弥生の例の水玉かぼちゃ「南瓜」然り
ジェニファー・バートレッドの「黄色と黒の船」然り・・
片瀬和夫「茶のめ」然り・・
なかなかお茶目で、洒落っ気に富んでいます
なにげなく、砂浜に打ち上げられた漂泊物のごとく・・
さて、ベネッセハウスですが、
入り口すぐに、大好きなジャコメッティの作品がさりげなく置いてある
(さりげなさすぎて気がつかないほど・・)
もう、ここから素敵!
しかし、丁度お昼、早い朝食でお腹が空いたので、即ダイニングへ〜
メニューは「瓢弁当」、「鯛めし」の2つのみ
ドリンクは豊富です〜♪
美味しいご飯を頂きながら、正面を見ると、窓の外の打ちっぱなしの高い壁面に
杉本博司の写真「タイム・エキスポーズド」が
適度な間隔を置き、並べられて・・風化にまかされています
心地よいです
後ろには、これまた大好きなバスキアのでっかい絵!!
なんという贅沢でしょう!
なんという贅沢なんでしょう!!
ジャスパージョーンズ、ディビッド・ホックニー、ジャクソン・ボロック・・・
いい絵、説得力のあるいい絵が沢山あります
私が気に入ったのは
ヤニス・クネリスという人の作品
鉛のシートで流木、和紙、着物をクルクル巻いて、窓に積んだもの『無題』
あと、た〜くさんのウルトラマンとウルトラセブンがばんざいしているもの
でも、自分の足で、自分の目で見ていただくのが一番!
写真は、安田侃『天秘』
つるつるの大きな石・・見上げると蒼い空
はるか太古の昔を喚起させるような懐の深い作品です
肌のよき 石にねむらん 花の山
路通
なぜこんなに詳しいかというと、事前にnazuちゃんに[Remain in Naoshima]を借りたから〜
ありがとう!
同じ安藤忠雄設計といっても、こんなに雰囲気が違う・・・
建物も年を取ると、まぁるくなるのでしょうか??
野生のミモザなんでしょうか?
しかし、ここは植物には過酷な地であると聞いていたので、おそらくこの美術館のために植えられたものでしょう
このミモザを見ただけでも来た甲斐があろうというものです
この美術館(ベネッセハウス)に至る道には、沢山のお楽しみがあります
何気なく通って、さりげなく目に入ってくるものが、
計算しつくされ、
あ〜なるほど・・・
この絵とあの風景がリンクしているのだ〜
面白い!と思うと共に、ある種、
「よく気付いた!アタシ!」みたいな満足感も得られます
草間弥生の例の水玉かぼちゃ「南瓜」然り
ジェニファー・バートレッドの「黄色と黒の船」然り・・
片瀬和夫「茶のめ」然り・・
なかなかお茶目で、洒落っ気に富んでいます
なにげなく、砂浜に打ち上げられた漂泊物のごとく・・
さて、ベネッセハウスですが、
入り口すぐに、大好きなジャコメッティの作品がさりげなく置いてある
(さりげなさすぎて気がつかないほど・・)
もう、ここから素敵!
しかし、丁度お昼、早い朝食でお腹が空いたので、即ダイニングへ〜
メニューは「瓢弁当」、「鯛めし」の2つのみ
ドリンクは豊富です〜♪
美味しいご飯を頂きながら、正面を見ると、窓の外の打ちっぱなしの高い壁面に
杉本博司の写真「タイム・エキスポーズド」が
適度な間隔を置き、並べられて・・風化にまかされています
心地よいです
後ろには、これまた大好きなバスキアのでっかい絵!!
なんという贅沢でしょう!
なんという贅沢なんでしょう!!
ジャスパージョーンズ、ディビッド・ホックニー、ジャクソン・ボロック・・・
いい絵、説得力のあるいい絵が沢山あります
私が気に入ったのは
ヤニス・クネリスという人の作品
鉛のシートで流木、和紙、着物をクルクル巻いて、窓に積んだもの『無題』
あと、た〜くさんのウルトラマンとウルトラセブンがばんざいしているもの
でも、自分の足で、自分の目で見ていただくのが一番!
写真は、安田侃『天秘』
つるつるの大きな石・・見上げると蒼い空
はるか太古の昔を喚起させるような懐の深い作品です
肌のよき 石にねむらん 花の山
路通
なぜこんなに詳しいかというと、事前にnazuちゃんに[Remain in Naoshima]を借りたから〜
ありがとう!
同じ安藤忠雄設計といっても、こんなに雰囲気が違う・・・
建物も年を取ると、まぁるくなるのでしょうか??
2006年04月05日
地中美術館か、はたまた ベネッセハウスかという話 その1
朝〜〜!
5時半起床、7時20分の赤穂線で岡山
岡山から宇野線で宇野港、
そして、アモイ以来の久しぶりのフェリー(20分)イエィ!
青い空!碧い海!
直島到着と同時に町営バス、その名も車体も可愛い〈すなお君〉乗車
そのまま終点の『地中美術館』
ここは、はっきし言って、気取っています
到着したところが、真っ白のカッコいい方形の掘っ立て小屋
ここで、厳重な注意を受けます
「あんた達をこんな建物自体が世界に一つしかない芸術であるところの建造物に入れて上げるのだからして、触ってはいけない。
ましてや凭れたりはもってのほか!
当然のことですが、カメラ禁止、禁煙は当たり前!」
と、全身白いユニフォームの女性がのたまうのでした
ウゥ・・訳もなく怒りに似た反感を覚えるおばさん一人・・・
入り口で普通のおじさんから透明ビニールの袋を渡され、その中にカメラを入れ、各自の常識ちゅうか、道徳心を促す・・仕組み・・フーン・・
安藤忠雄は、こんなスタイルを喜ぶんだろうか???
斜面の廊下・・壁には床と平行の切れ込み、陽射しが美しく、影まで美しい
突然矩形の庭、底には無機質な感じの緑濃い木賊がぎっしり植わり、上を見上げると同じく矩形の空・・・裁断された青空だ
今度は三角の小さな庭・・白い石がゴロンゴロン
上を見れば、眩しい三角の空だ・・雲がわたっていく・・
『緑と青』、『白と青』・・ウーム・・
内部は先ず、モネの部屋・・天井からの自然光を、一度天井に反射させて、絵に降り注ぐ・・この間接光は素晴らしい 流石だ
次の部屋はジェームズ・タレル
これが不思議で、サプライズで、一番好き!
是非、見に行ってください!
そして、新興宗教の教会としか思えなかった、ウォルター・デ・マリアの部屋・・
階段の上に立っている監視のお兄さんが天使のように見える・・
カフェも、トイレも、エレベーターもショップも無機質でお洒落で、温かみなどひとかけらもありません
意識してのことなんでしょう
成功してます
しかし、この建物に白いユニフォームは合っていました
が、外で見たら、京都の割烹の板さんが短いスパッツはいたようで、興醒めです
外に出ると隣接してモネの庭を拵えてありますが、はっきり言ってチャチです
直島というのは製錬の島だそうで、かなり公害で地面が汚染されているということを聞きました
やはり花には過酷な環境に思えます
さて、〈すなお君〉に乗り、お隣のベネッセハウスに向かいます
今日は晴天、風も穏やか、波も穏やか
〜春の海 ひねもすのたり のたりかな〜
写真は、ベネッセでの昼食、瓢弁当・・・
お味? 推して然るべし〜♪
続く
5時半起床、7時20分の赤穂線で岡山
岡山から宇野線で宇野港、
そして、アモイ以来の久しぶりのフェリー(20分)イエィ!
青い空!碧い海!
直島到着と同時に町営バス、その名も車体も可愛い〈すなお君〉乗車
そのまま終点の『地中美術館』
ここは、はっきし言って、気取っています
到着したところが、真っ白のカッコいい方形の掘っ立て小屋
ここで、厳重な注意を受けます
「あんた達をこんな建物自体が世界に一つしかない芸術であるところの建造物に入れて上げるのだからして、触ってはいけない。
ましてや凭れたりはもってのほか!
当然のことですが、カメラ禁止、禁煙は当たり前!」
と、全身白いユニフォームの女性がのたまうのでした
ウゥ・・訳もなく怒りに似た反感を覚えるおばさん一人・・・
入り口で普通のおじさんから透明ビニールの袋を渡され、その中にカメラを入れ、各自の常識ちゅうか、道徳心を促す・・仕組み・・フーン・・
安藤忠雄は、こんなスタイルを喜ぶんだろうか???
斜面の廊下・・壁には床と平行の切れ込み、陽射しが美しく、影まで美しい
突然矩形の庭、底には無機質な感じの緑濃い木賊がぎっしり植わり、上を見上げると同じく矩形の空・・・裁断された青空だ
今度は三角の小さな庭・・白い石がゴロンゴロン
上を見れば、眩しい三角の空だ・・雲がわたっていく・・
『緑と青』、『白と青』・・ウーム・・
内部は先ず、モネの部屋・・天井からの自然光を、一度天井に反射させて、絵に降り注ぐ・・この間接光は素晴らしい 流石だ
次の部屋はジェームズ・タレル
これが不思議で、サプライズで、一番好き!
是非、見に行ってください!
そして、新興宗教の教会としか思えなかった、ウォルター・デ・マリアの部屋・・
階段の上に立っている監視のお兄さんが天使のように見える・・
カフェも、トイレも、エレベーターもショップも無機質でお洒落で、温かみなどひとかけらもありません
意識してのことなんでしょう
成功してます
しかし、この建物に白いユニフォームは合っていました
が、外で見たら、京都の割烹の板さんが短いスパッツはいたようで、興醒めです
外に出ると隣接してモネの庭を拵えてありますが、はっきり言ってチャチです
直島というのは製錬の島だそうで、かなり公害で地面が汚染されているということを聞きました
やはり花には過酷な環境に思えます
さて、〈すなお君〉に乗り、お隣のベネッセハウスに向かいます
今日は晴天、風も穏やか、波も穏やか
〜春の海 ひねもすのたり のたりかな〜
写真は、ベネッセでの昼食、瓢弁当・・・
お味? 推して然るべし〜♪
続く
2006年04月04日
山本旅館 その2
さてさて、山本旅館です
う〜む・・門構えは提灯を左右に掲げ、立派な旅籠の風情・・
「こんにちは〜!お世話になりまーす!!」
「はーい」と出てきたのは、ちょっと暗い感じの同年代の奥さん
多くを語らない・・私の理想とするタイプ(因みに私は喋り過ぎて墓穴を掘るタイプです)
こちらへ〜と案内されたのは2階の続き部屋のある古くて広いお部屋
床の間には掛け軸、百合と水仙の花が、お約束の備前に美しく活けられ・・
全館暖房のホテルに慣れているこの身としては、
引き戸を開けると外は冬!
トイレは廊下を出て・・こ、怖い・・
娘と「寝る時は一緒に行こうね!」と、固く約束をしました・・・
洗面所は一応カワイイのが縁側の端っこに・・・・
その縁側に出るのが、又、寒い・・床は氷のようです
アイススケートの人たちの辛さ・・を少しだけ実感
かなり、ふるーい旅館で、私たちは早くも少しずつ後悔し始めていました
豪華な旅にするはずやん!!
いえ、いえ、それは早合点!
夕飯の6時半〜いそいそと降りていくと
(そうです!部屋食ではなかった・・・のです)
そこは、お庭の見えるきれいなダイニングルーム・・
あんまり寒いので先ず熱燗をお願いすると
出ました!
人間国宝[藤原啓]、[山本長左]のぐい飲みです〜♪
肝心のお酒も(そっちかい!!)旨い!
さぁ、〜お料理お品書き〜
* ワタリガニ 酢醤油で〜
* 飯蛸の酢味噌和え みそと粒々の子がプリプリ!
* 海鼠腸(このわた) 新鮮この上ない!
* 活き海老 ピシパシ跳ねるので蓋をしなくてはならないほど〜
* 黒鯛の塩焼き 見目形半端ではありません
まだまだ出ます!
* 穴子の茶碗蒸し とても美しい!穴子がプリプリ〜
* 鰈のから揚げ カラリっと揚がった皮の香ばしさ〜
* アオサのお澄まし この碧を見せてあげたい!
* ご飯 土鍋で炊き上げられた蛸飯、三つ葉の香り〜
お醤油が甘い・・これは長崎や佐賀でもそうでしたね・・
でも、もうその甘さも気にならない!
魚たち・・美味しすぎ・・ありがとう・・海!魚!おばさん!
もう、トイレがどうの、洗面所がどうの、寒い廊下とか、もうもう、
言いません!
ごめんなさい!
ああああ^^^^
満腹!満腹!
幸せ!幸せ!
改装したての可愛い備前のボールを敷き詰めたお風呂に入り、
でもやっぱり、トイレは一緒にいった母娘・・でした
明朝は早いので、残した蛸飯でいいです〜と時間外の朝食をお願いして〜
明日は直島に行きます
う〜む・・門構えは提灯を左右に掲げ、立派な旅籠の風情・・
「こんにちは〜!お世話になりまーす!!」
「はーい」と出てきたのは、ちょっと暗い感じの同年代の奥さん
多くを語らない・・私の理想とするタイプ(因みに私は喋り過ぎて墓穴を掘るタイプです)
こちらへ〜と案内されたのは2階の続き部屋のある古くて広いお部屋
床の間には掛け軸、百合と水仙の花が、お約束の備前に美しく活けられ・・
全館暖房のホテルに慣れているこの身としては、
引き戸を開けると外は冬!
トイレは廊下を出て・・こ、怖い・・
娘と「寝る時は一緒に行こうね!」と、固く約束をしました・・・
洗面所は一応カワイイのが縁側の端っこに・・・・
その縁側に出るのが、又、寒い・・床は氷のようです
アイススケートの人たちの辛さ・・を少しだけ実感
かなり、ふるーい旅館で、私たちは早くも少しずつ後悔し始めていました
豪華な旅にするはずやん!!
いえ、いえ、それは早合点!
夕飯の6時半〜いそいそと降りていくと
(そうです!部屋食ではなかった・・・のです)
そこは、お庭の見えるきれいなダイニングルーム・・
あんまり寒いので先ず熱燗をお願いすると
出ました!
人間国宝[藤原啓]、[山本長左]のぐい飲みです〜♪
肝心のお酒も(そっちかい!!)旨い!
さぁ、〜お料理お品書き〜
* ワタリガニ 酢醤油で〜
* 飯蛸の酢味噌和え みそと粒々の子がプリプリ!
* 海鼠腸(このわた) 新鮮この上ない!
* 活き海老 ピシパシ跳ねるので蓋をしなくてはならないほど〜
* 黒鯛の塩焼き 見目形半端ではありません
まだまだ出ます!
* 穴子の茶碗蒸し とても美しい!穴子がプリプリ〜
* 鰈のから揚げ カラリっと揚がった皮の香ばしさ〜
* アオサのお澄まし この碧を見せてあげたい!
* ご飯 土鍋で炊き上げられた蛸飯、三つ葉の香り〜
お醤油が甘い・・これは長崎や佐賀でもそうでしたね・・
でも、もうその甘さも気にならない!
魚たち・・美味しすぎ・・ありがとう・・海!魚!おばさん!
もう、トイレがどうの、洗面所がどうの、寒い廊下とか、もうもう、
言いません!
ごめんなさい!
ああああ^^^^
満腹!満腹!
幸せ!幸せ!
改装したての可愛い備前のボールを敷き詰めたお風呂に入り、
でもやっぱり、トイレは一緒にいった母娘・・でした
明朝は早いので、残した蛸飯でいいです〜と時間外の朝食をお願いして〜
明日は直島に行きます
2006年04月03日
山本旅館 その1
備前の町、伊部から車で10分程の所、
穂波町に、『山本旅館』はあります
伊部に着いたのはお昼、お昼は『心』(あんまし心というか誠意は感じられなかったりして・・)という名のお鮨屋さんで〜
さ、さむーい!
「熱燗を一本!」
うん、可愛い備前の徳利とぐい飲み・・こんにちは!備前!
引き締まった身の厚いお寿司をつまむ
さぁ、見るぞ!
待っとれ!備前焼き〜!
の、勢いは何処へやら〜
で、出た!娘のヘルペス!
なんで、こんな時に(泣)、まだ何処にも行ってないのに・・
3日は初出勤なのに・・(大泣)
駅の観光案内で病院を聞き、その名も[備前病院]
薬もらって、記念写真撮って・・
娘は劇的に、根性と気合で回復!
備前病院の皆さん、アニマル浜口さん、本当にありがとう!
寒風、強風、雨霰・・時には雪!時には晴れーーという備前焼の炎の色のようにめまぐるしく変わる天候の中、道すがらの天神様、伊部庶民の心の拠り所(らしい・・神主曰く)『天津神社』へとりあえずお参りに〜
この辺律儀な無神論者たちは、土地の神様へ「お邪魔します」と
まぁ、仁義をきったわけです
しかし、しかし、伊部の町は、辛い・・
なにが辛いかと言うと、カフェが無い・・
コンビニも無けりゃ、トイレも無い・・あるのは備前焼の店ばかり・・
こっち行きゃ、「お茶しょ〜」、あっち行きゃ「お茶しょ」の軟弱の見本のような私たちは辛かった
あんなに、備前備前と騒いでいたのに、もう何を見てもおんなじに見えてくるわ、
炎の圧力と、泥臭さに負けて・・正直疲れ果て・・
足を引きずり・・いえ、嘘です・・タクシーに乗り、『山本旅館』に向かったわけです
写真は旅館の前の道路を隔てた向かいの小さな港です
とてもきれいな、『穂波町』その名のとおり
稲穂が風に揺れているような、穏やかな漣を立て、瀬戸の島々の間を夕日が沈んで行きます
寒さも忘れ、夕日に魅入った二人でした・・・
続く
穂波町に、『山本旅館』はあります
伊部に着いたのはお昼、お昼は『心』(あんまし心というか誠意は感じられなかったりして・・)という名のお鮨屋さんで〜
さ、さむーい!
「熱燗を一本!」
うん、可愛い備前の徳利とぐい飲み・・こんにちは!備前!
引き締まった身の厚いお寿司をつまむ
さぁ、見るぞ!
待っとれ!備前焼き〜!
の、勢いは何処へやら〜
で、出た!娘のヘルペス!
なんで、こんな時に(泣)、まだ何処にも行ってないのに・・
3日は初出勤なのに・・(大泣)
駅の観光案内で病院を聞き、その名も[備前病院]
薬もらって、記念写真撮って・・
娘は劇的に、根性と気合で回復!
備前病院の皆さん、アニマル浜口さん、本当にありがとう!
寒風、強風、雨霰・・時には雪!時には晴れーーという備前焼の炎の色のようにめまぐるしく変わる天候の中、道すがらの天神様、伊部庶民の心の拠り所(らしい・・神主曰く)『天津神社』へとりあえずお参りに〜
この辺律儀な無神論者たちは、土地の神様へ「お邪魔します」と
まぁ、仁義をきったわけです
しかし、しかし、伊部の町は、辛い・・
なにが辛いかと言うと、カフェが無い・・
コンビニも無けりゃ、トイレも無い・・あるのは備前焼の店ばかり・・
こっち行きゃ、「お茶しょ〜」、あっち行きゃ「お茶しょ」の軟弱の見本のような私たちは辛かった
あんなに、備前備前と騒いでいたのに、もう何を見てもおんなじに見えてくるわ、
炎の圧力と、泥臭さに負けて・・正直疲れ果て・・
足を引きずり・・いえ、嘘です・・タクシーに乗り、『山本旅館』に向かったわけです
写真は旅館の前の道路を隔てた向かいの小さな港です
とてもきれいな、『穂波町』その名のとおり
稲穂が風に揺れているような、穏やかな漣を立て、瀬戸の島々の間を夕日が沈んで行きます
寒さも忘れ、夕日に魅入った二人でした・・・
続く
2006年04月02日
仰げば〜とうとし〜♪
とうとうこの日がやってきました
我が師匠「佐藤典克」水曜クラス最後の日
みんな普段どおり、淡々と〜〜
しかし、
「先生、ここやって〜」
「ここ、こういう風にしたいんだけど〜」
「どうすればいいんでしょう?」
という、懇願、依頼、質問が多かったような気がする
約束どおり、葉ちゃんも来て・・(と言っても母のAさんが連れてきたんだけれど)
生憎と、あんまりご機嫌よくなく、でも却って
元気な泣き声が教室に響いて〜
笑いながら、サヨナラが出来たのはなんともありがたい!
チビ葉ちゃんに感謝感謝!!
備前の旅の途中も、あ〜師匠は教室にもういないんだなぁ・・
と考えることが多かったです
力強い炎の偶然から生まれた土の香りそのままの備前の中に
鼠志濃の焼き物が1点だけ、あって
これが、これからの指導してくださる太田春菜さんの専門(卒制課題)だった・・
と、ポッと胸に灯が燈ったような気もしました
太田先生、一緒に急須作ってくださいね〜
やっぱり、私は懇願形か〜〜
のり先生!ありがとう!
あなたは永遠に私の師匠です
〜ノリは永遠に不滅です!!〜
困ったときは土曜日にの昼休みにでも〜
よろしくお願いいたします・・・ってか!
我が師匠「佐藤典克」水曜クラス最後の日
みんな普段どおり、淡々と〜〜
しかし、
「先生、ここやって〜」
「ここ、こういう風にしたいんだけど〜」
「どうすればいいんでしょう?」
という、懇願、依頼、質問が多かったような気がする
約束どおり、葉ちゃんも来て・・(と言っても母のAさんが連れてきたんだけれど)
生憎と、あんまりご機嫌よくなく、でも却って
元気な泣き声が教室に響いて〜
笑いながら、サヨナラが出来たのはなんともありがたい!
チビ葉ちゃんに感謝感謝!!
備前の旅の途中も、あ〜師匠は教室にもういないんだなぁ・・
と考えることが多かったです
力強い炎の偶然から生まれた土の香りそのままの備前の中に
鼠志濃の焼き物が1点だけ、あって
これが、これからの指導してくださる太田春菜さんの専門(卒制課題)だった・・
と、ポッと胸に灯が燈ったような気もしました
太田先生、一緒に急須作ってくださいね〜
やっぱり、私は懇願形か〜〜
のり先生!ありがとう!
あなたは永遠に私の師匠です
〜ノリは永遠に不滅です!!〜
困ったときは土曜日にの昼休みにでも〜
よろしくお願いいたします・・・ってか!
2006年03月28日
そうだ!備前に行こう!
昨日、マッサージの帰り道に摘んだ八重の椿と白の木瓜
白の木瓜は風船のようで可愛く、毎年可愛いなと思っていたのです
まるで鶏頭のような紅い椿は毎年咲くのですが、いつも矮小で目立たないものでしたが、今年はどうしたことでしょう!
こんなに華やかに美しく〜
石毛勇作の徳利に〜
この徳利に桜を挿した時はかなり、感動しました
備前焼きはこういう枝ものの花を本当に美しく見せてくれます
土肌が、水を吸ったり、水がかかって違う風合いが出、
釉薬がかかっていないため、素焼きの壷ように、水を新鮮に冷たく保存する賢い焼き物でもあるからです
何故か、備前は石毛さんのものしか持っていません
最近の石毛さんは、ちょっと神がかった(?)ものを作られるようになり、ちょっとビビッて私は後ずさり・・・(ごめんなさい)
唐津に行ったとき、私は唐津焼のよさが分からなかった
でも、中里さんや、沢山の窯を見て歩き、その器で美味しい地元のものを頂き、朝市に行き、その地の空気を吸って、やっとこさっとこ、唐津の良さが掴めたのです
で、娘と私の卒業旅行は備前に決定!
この足で、備前の空気を吸って、沢山焼き物見て、古い窯跡にて神に祈り、美味しい海の幸を味わい、藤原啓さん激賞の旅館に2泊・・・
ちょっと贅沢な旅にしようと思っています
桜も見ごろでしょうか
白の木瓜は風船のようで可愛く、毎年可愛いなと思っていたのです
まるで鶏頭のような紅い椿は毎年咲くのですが、いつも矮小で目立たないものでしたが、今年はどうしたことでしょう!
こんなに華やかに美しく〜
石毛勇作の徳利に〜
この徳利に桜を挿した時はかなり、感動しました
備前焼きはこういう枝ものの花を本当に美しく見せてくれます
土肌が、水を吸ったり、水がかかって違う風合いが出、
釉薬がかかっていないため、素焼きの壷ように、水を新鮮に冷たく保存する賢い焼き物でもあるからです
何故か、備前は石毛さんのものしか持っていません
最近の石毛さんは、ちょっと神がかった(?)ものを作られるようになり、ちょっとビビッて私は後ずさり・・・(ごめんなさい)
唐津に行ったとき、私は唐津焼のよさが分からなかった
でも、中里さんや、沢山の窯を見て歩き、その器で美味しい地元のものを頂き、朝市に行き、その地の空気を吸って、やっとこさっとこ、唐津の良さが掴めたのです
で、娘と私の卒業旅行は備前に決定!
この足で、備前の空気を吸って、沢山焼き物見て、古い窯跡にて神に祈り、美味しい海の幸を味わい、藤原啓さん激賞の旅館に2泊・・・
ちょっと贅沢な旅にしようと思っています
桜も見ごろでしょうか
2006年03月27日
いよいよ・・
師匠に教わる日も後一日・・
この水曜が最後〜〜〜
土曜クラスには頑張って来てくれるらしいけれど
忙しくなることは目に見えているし
この際、きちんと聞いておくこと
この絵付けは、手付き鉢の課題で作ったもの
白生化粧で素焼き、そこに鉄でイスラムのタイルを模写
この上に、うすーい織部をかけたのだが、織部と一緒に溶けて流れすぎた部分があり
絵付けの部分には織部はかけないほうがいいなぁ
織部の薄いのは余り発色せず、効果無し・・これも課題
しかし、上にかけた白マットのせいか、絵がいい感じに流れています
これをきちんと意図的に出すには??
縞模様の鉢はきれいに縞が出なかったけれど、
二つ目の捻りを入れた花活けはとってもきれいに縞が出たのです
これを、マスターすること
地色を縞の一部にする場合、まず撥水剤を縞に塗るんですよね
それで、スポンジで黄色、又撥水剤で押さえ、青、ピーコック・・・
素焼きで上がってきたら、きれいにペーパーで余分の色を落とす
で、白マット
なんとか分かる気がするんだけれど、他の色目にする時が応用利きません
いつも聞けば、答えが的確に瞬時に頂けたのに甘えていたので
今になって焦っています
のり先生も私たちも・・卒業です
君らみな
なずな たんぽぽ
卒業す
九鬼あきゑ
この水曜が最後〜〜〜
土曜クラスには頑張って来てくれるらしいけれど
忙しくなることは目に見えているし
この際、きちんと聞いておくこと
この絵付けは、手付き鉢の課題で作ったもの
白生化粧で素焼き、そこに鉄でイスラムのタイルを模写
この上に、うすーい織部をかけたのだが、織部と一緒に溶けて流れすぎた部分があり
絵付けの部分には織部はかけないほうがいいなぁ
織部の薄いのは余り発色せず、効果無し・・これも課題
しかし、上にかけた白マットのせいか、絵がいい感じに流れています
これをきちんと意図的に出すには??
縞模様の鉢はきれいに縞が出なかったけれど、
二つ目の捻りを入れた花活けはとってもきれいに縞が出たのです
これを、マスターすること
地色を縞の一部にする場合、まず撥水剤を縞に塗るんですよね
それで、スポンジで黄色、又撥水剤で押さえ、青、ピーコック・・・
素焼きで上がってきたら、きれいにペーパーで余分の色を落とす
で、白マット
なんとか分かる気がするんだけれど、他の色目にする時が応用利きません
いつも聞けば、答えが的確に瞬時に頂けたのに甘えていたので
今になって焦っています
のり先生も私たちも・・卒業です
君らみな
なずな たんぽぽ
卒業す
九鬼あきゑ
2006年03月25日
『陰』と『陽』
今日は、花緑の落語と蕎麦の会二回目
今回は娘と行きました
地下鉄日本橋から高島屋から外へ出た途端、桜です!
チラホラなんてものではなく、五分咲きから満開に近いまだ若木の桜並木を、
デジカメ持って出たのに、メモリースティックを忘れた母娘は
「ほら!ほら!」と写メール・・・
今日の前座は 柳家緑太(か?)ロクタです
「犬の噺をします」で始まりました
シロという八幡さんの境内に住む野良犬が、七日参りをして、
目出度く人間になって巻き起こす、可愛い噺
柳家花緑は、やはり貫禄の「らくだ」
途中で話が飛んでも、そこはそれ、得したような面白いオマケつきの噺となり、
お腹を抱えて大笑い
休憩を挟んでの「車屋」の噺
最初は口ばっかり勢いのいい病身のおじいさんが車を引くのだけれど、埒が明かず
次に乗った車屋は元気で勢いありすぎ、速いはいいけれど、上野で最終に乗るはずが行き過ぎて埼玉まで行っちゃったり、引き返してもらったら、横浜の北朝鮮行きの船に飛び乗っちゃった、
航海(後悔)先に立たず・・・という落ちの噺
この会は花緑も言うように、「秘密の会」なのですが、どんどん人気が出始め、
いまや藪伊豆総本店の3階は二酸化炭素で危ない空気・・・
今日は特に多くて、トイレ休憩までありました
でも、マイクがあるわけでもなく、生の落語をすぐそばで聞けるのですから
何と言っても醍醐味があります
今日は桜の話で始まり、あぁ、花緑さんも同じ道を歩いてきたんだな〜
木には『陰』と『陽』があるそうです
桜の花は「陰」の木だそうです
だから、下で騒いであげなきゃいけないそうです
それに較べて柳の木は『陽』
下に幽霊がいる・・・
なるほどそういうことなのか〜と納得して、美味しいお蕎麦などを頂いて、
満足満足の一日なのでありました
久しぶりのシロ、いえ、ミルキーです・・
あいたいなぁ〜〜〜
応仁の乱の さなかの 三月の
桜のつぼみ、
みたいだ
あなた
坪内稔典
桜が咲いたら、この歌を・・と思っていました
2006年03月23日
野球に関連して・・
国人と
とつ国人と
うちきそふ
ベースボールを
見れば
ゆゆしも
正岡子規
110年前の明治29年の5月に、一高野球部と横浜のアメリカ人チームとが日米野球をしたらしいのです
結果は予想を見事に裏切り、な、なんと29対4!
一高が大勝したそうなんです
子規はその時の事を詠ったんですね
彼は一高の前身である東大予備門チームの選手であったそうです
大きな人だったらしいから、病気さえなければきっといい選手だったに違いありません
今朝、春の選抜高校野球開会式の入場行進を見ていました
行進がヘタクソやね〜
私達は体育の時間は一番最初に
「右向けー、右、イチ、ニ!」
「前へススメ!」
をしこまれるという世代だから、マーチとか鳴ると自然に、イチッ、ニッと身体がうごいたんだけど・・・
ま、あんまり自慢できた話ではないな(苦笑)
しかしWBCのおかげで、、いや、ボブ・デビッドソンのおかげで、
確実に野球少年は増加することでしょう
白球を追う〜
青い空に打ち上げられる白球〜
なんてロマンティック
息子の部屋から出てきたサインボール4個
江川、松本、後誰かしらん??
近鉄の8番って梨田??
字も下手やなぁ・・・
2006年03月21日
星空
一昨日の風が何もかも吹き飛ばしていったせいか
昨夜は東京なのに、星がとってもたくさん見えました
子供たちに「星がきれい〜」とメールしたら
息子たちからは、「オリオンに手が届きそう」と返事が
娘からはありませんでした・・
私にとって、星といえば西インド、オーランガーバードの星空
アジャンタ、エローラの石窟に行く際に泊まったホテルは、
何故か、私一人なのに、スウィートルーム?!
ベランダには二人乗りのブランコが・・・
旅に出ると、気持ちがハヤハヤして眠れなかったり、
とんでもなく早い時間に眼が覚めたりして〜
この時も眼が覚めたら、まだ外は真っ暗で
見上げると・・空いっぱいに
黒い布に満遍なく針でつついて孔をあけた様な満天の星・・
思わず、ベランダに出て、ブランコに乗り
海老反りになって、星を眺めました
あーーーーー私だけの星空ーーーー
慌てて服を着替え、
ホテルの守衛さんにゲートの鍵を開けてもらい、外に出ました
夜明けのコーラン響く道を彷徨い、
紅い花を手折り、ブーゲンビリアを手折り、
犬に吠えられ・・
濃厚なチャイのような数時間を過ごしたのです
あー、それなのにそれなのに・・
この数ヶ月の忙しさで、パスポートの更新を失念・・
20日から新しいパスポートに替わるって言うからまぁいいか・・
あ〜〜〜〜
昨夜は東京なのに、星がとってもたくさん見えました
子供たちに「星がきれい〜」とメールしたら
息子たちからは、「オリオンに手が届きそう」と返事が
娘からはありませんでした・・
私にとって、星といえば西インド、オーランガーバードの星空
アジャンタ、エローラの石窟に行く際に泊まったホテルは、
何故か、私一人なのに、スウィートルーム?!
ベランダには二人乗りのブランコが・・・
旅に出ると、気持ちがハヤハヤして眠れなかったり、
とんでもなく早い時間に眼が覚めたりして〜
この時も眼が覚めたら、まだ外は真っ暗で
見上げると・・空いっぱいに
黒い布に満遍なく針でつついて孔をあけた様な満天の星・・
思わず、ベランダに出て、ブランコに乗り
海老反りになって、星を眺めました
あーーーーー私だけの星空ーーーー
慌てて服を着替え、
ホテルの守衛さんにゲートの鍵を開けてもらい、外に出ました
夜明けのコーラン響く道を彷徨い、
紅い花を手折り、ブーゲンビリアを手折り、
犬に吠えられ・・
濃厚なチャイのような数時間を過ごしたのです
あー、それなのにそれなのに・・
この数ヶ月の忙しさで、パスポートの更新を失念・・
20日から新しいパスポートに替わるって言うからまぁいいか・・
あ〜〜〜〜