2004年09月10日

宮部みゆき『誰か Somebody』読了

図書館の棚で見かけたらとにかくもう、無条件に借りて読んでしまう作家のひとりです。おそらくそういう人が多いのでしょう、たいてい棚は空っぽなのに、なぜか昨日はこの本がありました。予約もしていないこの私に回ってくるなんて!思いがけない幸運でした。
(この日はしかも東野圭吾と村上春樹まであり、世界は私を中心に回っていると本気で思いました。)

久しぶりに宮部みゆきを読むことができて、いい一日でした。

初めから期待も何もないのです。ただ、書かれている字を目で追い、ページをめくっていくだけ。
話の展開にひきこまれるのはもちろん、文章のひとつひとつが胸に響く感じ。
この本で一番いいなあと思ったのが、主人公一家の人物設定。大金持ちのお嬢さんを奥さんにしてしまった杉村三郎さん。ちょっと奥さんに気を使いすぎかなーと思うけど、家族と自分の生活をとても大切に思っている。奥さんの菜穂子さんは心配性だけど、優しく聡明でとても機転が利く。
大きな事件が起こるわけではなく、どちらかというと淡々と進んでいくのだけど、いい人の出てくる話っていいな、と思いました。

milky_chelsea at 16:22│Comments(0)TrackBack(1) 本 2004 

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 宮部みゆき 「誰か」  [ ご本といえばblog ]   2004年09月22日 00:20
宮部みゆき著 「誰か」を読む。 このフレーズにシビれた。  どれほど祝福されて成功した結婚でさえも、どこかに親不孝の要素を含んでいるものだ [巷の評判]今日のmilky&chelseaでは,「いい人の出てくる話っていいな」 熊になる では,「この作品の雰囲気は決して嫌い

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔