かもめパークでの3試合目は約1時間空いてCJY(U-15) 現中3が対象で12〜3月の期間で行われる準公式戦のようなリーグ戦。既に進学先が決まっている選手達にとっては試合勘を鈍らせない為の貴重な機会となっている。
先ずはPlus UltraとFC E'XITOの対決。
個人的にはこの時期にして両チーム初観戦なので非常に楽しみな一戦。

Plus Ultraは今シーズン初観戦。
クラブユース:1回戦
高円宮杯:2回戦

FC E'XITOは今シーズン初観戦。
クラブユース:2回戦
高円宮杯:3回戦

CJY(U-15)
2019.1.26
@かもめパーク

Plus Ultra 1-1 FC E'XITO

前半28分 38岩本弥紀(Plus Ultra)
後半13分 29森蓮翔(E'XITO)

Plus Ultra
EE7D06A3-E525-4832-9279-583A71B23A5C

GK
23 須田穫 3年 荏田南FC
DF
10 木本慎之介 3年 さぎぬまSC
35 朝長優大 3年 FC Carpa
8 佐藤叶汰 3年 本町田FC
33 稲葉郷 2年 はるひ野バディFC
MF
20 岡村侑 3年 大豆戸FC
19 福島拓翔 2年 犬蔵SC
9 松野智也 3年 町田高ヶ坂SC
21 松山海龍 3年 大豆戸FC
6 高橋悠真 3年 無所属
FW
38 岩本弥紀 3年 無所属

ーーーーーー38ーーーーーー
ーー6ーーー 21 ーーー9ーー
ーーーー19ーーー20ーーーー
ー33ーー8ーーー35ーー10ー
ーーーーーー23ーーーーーー

HT 33→39
後半7分 23→1
後半18分 8→2
後半26分 6→18

39 井田健太 2年 大豆戸FC
1 佐藤航琉 2年 リバーFC
2 高梨翼 2年 町田つるまSC
18 白井快 2年 犬蔵SC

FC E'XITO
EBA7AB62-8375-49AD-8B1E-C6C1DA38A393

GK
1 内村翼 3年
DF
38 多田寛康 3年
31 羽成遼 3年
40 織田イアゴ 3年
27 大谷陸人 3年
MF
35 真喜屋太一 3年
26 桜井陸 3年
28 森戸好誠 3年
36 兼近音和 3年
47 家田夏成 2年
FW
29 森蓮翔 3年

ーーーーーー29ーーーーーー
ー47ーー36ーーー28ーー26ー
ーーーーーー35ーーーーーー
ー27ーー40ーーー31ーー38ー
ーーーーーー1ーーーーーー

後半18分 47→33
後半26分 27→30

33 東脩 3年
30 野原楓音 3年

前半開始(35分ハーフ)
Plus Ultraは4-2-3-1の布陣。
FC E'XITOは4-1-4-1の布陣。

前半17分-Plus。相手最終ラインでのビルドアップをカットした#6高橋が迷わず右足を振り抜くとGK#1内村が両手で触ってCKに。

前半28分-Plus
#9松野が獲得した右サイドからのFK。
#10木本が右足で巻いたキックを送るとファーでマーカーを剥がした#38岩本がドンピシャヘッド。これがGKの腕を弾きサイドネットへ決まった。
Plus Ultra 1-0 FC E'XITO

前半32分-E'XITO。バイタルで楔を受けた#29森がスムーズなターンでDFを振り切り左足シュートはGK#23須田が至近距離で反応しファインセーブ。CKに。

前半35分-Plus。相手ゴールキックを#35朝長がカットし引き取った#38岩本が前向きでもらいそのままシュート。これは枠の上。決定機。

前半終了
Plus Ultra 1-0 FC E'XITO

後半開始
-Plus
#33稲葉→#39井田

後半7分-Plus
#23須田→#1佐藤

後半13分-E'XITO
最前線でボールを受けたCF#29森がグリップの効いた反転から力強いドリブル突破。DFを剥がしゴール右下へ蹴り込んだ。
Plus Ultra 1-1 FC E'XITO

後半17分-Plus。#21松山が中央から右前へ鋭いパスを通す。攻め上がった#10木本がGKとDFの間へスピードのあるクロス。ファーに突っ込んだ#6高橋が合わせるも僅かに枠の上。

後半18分
-Plus
#8佐藤→#2高梨
高梨がボランチに入り.#19福島がCBへ。
-E'XITO
#47家田→#33東
東がインサイドに入り.#28森戸が左SHへ。

後半22分-E'XITO。PA右でスローインを引き出した#28森戸が縦に運んでゴールを横切るクロス。フリーでファーへ走り込んだ#27大谷が押し込むもGK#23須田が横へステップして防ぐビッグセーブ。CKに。

後半26分
-Plus
#6高橋→#18白井
-E'XITO
#27大谷→#30野原
野原が右SBに入り.#38多田が左SBへ。

試合終了
Plus Ultra 1-1 FC E'XITO

Plus Ultraは勝ち点2を失った形に近いゲーム。
中盤でのルーズボール争いや寄せの速さを武器に良い形でのボール奪取から相手のハイライン裏を突くショートカウンターや一旦遅らせてからのSBを絡めたサイドアタックなどバリエーション豊富にPA内への侵入に成功していた。ただ最後の部分での落ち着きや精度を欠き2点目を奪えずに徐々に流れを手放してしまった感が強い。早い段階での先制点や追加点が奪えていれば楽なゲームになったはず。
また、今シーズン初観戦だったがクラブユース、高円宮杯の成績以上に強さを感じ取れたのも事実。個人では右SBに配置された#10木本がインテリジェンスに溢れ繊細なボールタッチで異彩を放っていた。スプリント力に長けたストライカーの#38岩本や気の利いたポジショニングやアジリティの光った#6高橋など攻撃陣にも面白い選手が存在していた。

#10木本はこの試合で最もインパクトを受けたプレーヤー。右SBの位置から柔らかいボールタッチや足裏を使ったボールコントロール、卓越した技術を駆使してゲームを組み立てた。乾貴士ばりのテクニカルなドリブルは大きな武器。他のチームならばトップ下で起用されているような将来性豊かな選手。彼のようなタイプの選手がSBで起用されていたのは面白い。

#38岩本はスプリント力に長けたストライカー。背後のスペースを好み常に裏へのランニングを欠かさずラストパスを呼び込んだ。

#6高橋はモビリティに秀でた小柄なサイドアタッカー。運動量豊富で常にアンテナを張り進路を変えながらパスを引き出しアクセントに。ファーストタッチの巧さが光り1タッチで自分に優位な状況を作り出していた。

#35朝長はDFラインの背後へ出てくるロングボールやスルーパスに対して抜群の初速と加速で上手く対応していたCB。

#8佐藤は足技に長けていてボールを持てるCB。相手のプレスに動じず技術を発揮しコースを作って前方へパスを供給した。

#9松野は荒削りながらアスリート能力が高い。スピードを武器に球足の長いドリブルで右サイドから推進力を生み出したサイドアタッカー。

FC E'XITOはストライカー#29森の同点弾でドロー決着に持ち込んだ。
今シーズン初観戦なので普段のサッカーは分からないが...この試合に関してはカウンターがメイン。それも1トップに配置された#29森が軸。チーム全体としてボールを奪えば縦に速い攻撃を仕掛け最終的に彼へ回す。森は強靭なフィジカルを武器に単騎でフィニッシュまで持ち込み左右両足から重いシュートを量産した。またゲームの流れからするとPlus Ultraが押し込んだ前半、CB#40織田を中心に根気強く守り1失点に抑えた点も勝ち点を拾う大きな要因となった。

#29森はE'XITOのエースストライカー。最前線に陣取りアバウトなボールに対してもフィジカルを前面に押し出しマイボールにすると上下動の少ないスピードに乗ったドリブルから強烈なシュートを連発した。彼の特長は体が分厚く屈強な上半身と下半身の強さ、更に両足からパンチ力のあるシュートを放てる点。

#40織田は屈強なフィジカルと予測力を武器に対人で強さを発揮した小柄なCB。裏に抜けられそうな場面でも最短距離で追い付き相手の突破を許さず。ここでマイボールにする巧さや地空戦での強さが際立っていた。