トルニタリナイコト@MimeiTagawa

Mi:media −田川未明OfficialBlog

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小田原の新幹線待合室。いつも神戸行きは帰省であって旅行ではないけれど、こういう売店を見ると旅気分になれて嬉しい。

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空の背骨。新幹線の窓から空を見ると、雲が近く感じるのはなぜだろう。飛んでいるわけでもないのに。

…………

というわけで神戸に来ています。ミメオ母の白寿のお祝いを兼ねて。白寿ということは99才。なのに、去年会ったときよりもきれいで表情も明るくて。本当にすごいなあと感嘆するばかり。共に暮らしているミメオ兄・姉のサポートの賜であるのだろうけれど、でも誰もがあんなふうにいられるとは思えない。

自分のこととして考えると、以前は長生きなんてしなくていいと思っていた。でも今は少し考えが変わって、元気なままお爺さんお婆さんになれるのは、なんて幸せなことだろう、と思う。それは本人にとってももちろん幸せなことだけれど、周りの者にとっても有りがたいこと。みんなが笑顔で集まれるのは、本当に嬉しいことだから。

白寿は無理としてもせめて可愛いおはあちゃん、元気なおじいちゃんと言われるようになるまでは、ミメオと二人で頑張りたい、そんなふうになれればいいな、と思ったりしたのでした。

で、今夜はご馳走を頂いたのに、食べて呑んで喋るのに夢中で、すっかり撮るのを忘れてました。やれやれ。明日は何かしら撮れるかなあ。









アスはが


最近、よく見かけるこの花。街路樹の足元や、道端のアスファルトの裂け目からすっすっと茎を長く伸ばして、涼しげな顔で揺れている。でも名前をずっと知らなかった。5月末にいつもの「線路傍」に行った時にも咲いていて、撮った写真をもとに名前を調べてみたならば。

「昼咲桃色月見草」(ひるさきももいろつきみそう)
『学名Oenothera(オエノセラ)はギリシャ語の 「oinos(酒)+ ther(野獣)」が語源。根にブドウ酒のような香りがあり、それを野獣が好むため、らしい』 http://bit.ly/1Nk9YUm

この名前といい、学名の語源といい、たおやかな佇まいといい、なんだか総裁の絵を思わせる。これは総裁に見せなくっちゃ。皆さんにも見てもらわなくっちゃ、ってことで、今回の「全日本アスファルト暑いのではがしちゃいたい連盟」カバー写真はこの花を。

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全日本アスファルト暑いのではがしちゃいたい連盟。通称「アスはが」を起ち上げて、総裁となったのは、日本画家・瓜南直子さん。このことについては、ぜひコチラをご覧になってみてください。ね。

◆更新シテマス
夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
「タンメン」http://mimeo.blog.jp/
ミメオがここに書いた『男性は髪のカットのみでは美容室を利用できない』という件、ほんとに驚いてしまったけれど。でも今も厳しく法令遵守しているところもあるらしくて、なんともはや。
http://ow.ly/OMRiq
 

 
 

 

 

ポピー1


今朝。目覚めたばかりのあたしにミメオが言った。
「咲いたよ」
え。驚いてリビングまで走っていって、ベランダの窓をあけて首を伸ばすと、ほんとだ、咲いてる。背丈15cmほどのひょろひょろの茎のてっぺんに、ぽつりと一輪。

6時前、ミメオが起きてすぐのときには、膨らんだオレンジのつぼみの先にまだ青い殻が付いていたという。あれやこれやの用事を済ませ、あたしを起こす前にもう一度見たら、咲いていた。それが上の写真。7時40分頃。まだ開ききっていなくて、羽化がはじまった蝶のよう。

そして朝ご飯を終えたあとに撮ったのがこちら。9時10分頃。

ポピー2

ココに書いた通り、つい気まぐれに蒔いてしまったポピーの種。4月の終わりには、まるで「なんとかスプラウト」のようにもしゃもしゃと生えてきて、面くらった。植物は大好きだけど、自分で育てることはしない。「命」相手の園芸は苦手と敬遠していたのに、どうしよう。

調べてみれば、ポピーは植え替えに弱いという。とはいえ、小さな植木鉢の中で密林状態の葉っぱ達は、あまりに窮屈でかわいそう。で、逡巡の末、百円ショップで土とプランターを買ってきて、こわごわと植え替えてみたのだった。もういいさ、しょうがない、ダメで元々、と居直るような気持ちで。

庭やベランダで日々植物の世話をしている人にとっては、大したことではないのだろうけど。慣れないあたしにとっては、毎日どきどき気もそぞろ。つられてミメオも、ベランダを覗いては、その様子を気にしていた。植え替えてすぐに萎れるかと思ったら、意外にも茎は倒れることなく伸びはじめ、葉がずいぶんと繁ってきたと思ったら、その先にぽちりと蕾らしきもの。え。こんなに小さいまま咲いちゃうの? と思っていたら、本当に咲いてしまった。

ポピー3

開いたばかりの花びらはまだしわしわで、まるで生まれたての赤ん坊。やはり、イキモノだなぁ、とあらためて思う。あまりに弱々しくて触れるのも怖いようだけど、でも自力で立って自力で咲いて、それは本当に健気で勇敢で。

最初からきちんと調べて育てれば、もっとしっかりとした茎に大きな花が咲いたのだろう。こんなにも儚げな花になってしまったのは、やはりあたしのせい。ごめんね、申し訳ない、と思うけれど、でもとにもかくにも、咲いてくれてうれしい、ありがとう。

うーん。やっぱりイキモノを育てるのは大変だなぁ。まだ蕾はいくつかあるから、どきどきは当分続きそうでありまする。ふうう。やれやれ。








 
 

 

 


 

 

そらまめ


そらまめはみんなをかしな顔をしてなんでやねんと莢を出てくる 
             (小島ゆかり)



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このあいだから、何かを書こうとしては筆(指)がとまり、又書いてはふて寝して、ハンパな「下書き」ばかりがどんどん溜まり。なので今日はとにかく何かアップしようと、tumblrの「mi:media」から引っぱってきた次第。どうにもこうにもことばを紡げない。そんなときは、こんなふうに写真をいじったりしています。きもちが現実を離れて、ここではないどこかへ浮遊する。その手だてとしての写真。それを「写真」といっていいのかどうか分からないけれど、あたしにとっての写真は、そういうものかもしれませぬ。だからスマホやミラーレスで気軽に写真が撮れるのは、ほんとうに嬉しい。有り難い。


更新シテマス

tumblr mi:media
http://mimedia-mimei.tumblr.com/

夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
「鳥むね肉の照り焼き風ソテー」
http://mimeo.blog.jp/
しかしミメオは次から次へとよくこんなに料理を思いつくものだと、ほんと感心してしまう。すごいよねぇ。そしてそして、以前にも登場した「チョコ豆腐」。やっぱり美味しい。めちゃ美味しい。ほんとにこれが豆腐?と驚くこと間違いなしなので、皆さんぜひぜひお試しを。
 

 
 

 
               

風呂敷


小さな箪笥の上に掛けてあった、風呂敷。
かなりの年代物。
埃をはらって洗濯して、干してお日さまにあてたら、ぱりっとした。
まだまだ使えるなぁ、と、てのひらでしわを伸ばしながら、そういえば、と思う。
ごわごわとした綿の風呂敷や布団袋の角にある、この白い三角。
これは、何。
擦り切れないようにするための当て布だろうか。
でもそれなら四隅すべてに付いているはず。

長年の小さな疑問を、ようやくネットで調べてみると。
あった。
唐草模様の風呂敷の、その名も「唐草屋」さんの頁に。


この三角形の部分は「片布(へんぷ)」と呼ばれています。風呂敷所有者の名前を書くためのスペースです。

全盛期、唐草風呂敷は多く出回っており、自分の風呂敷と他人の風呂敷が 混じらないように、風呂敷に名前を書いていました。当時は運搬用として風呂敷が多く使用されていたので、似たような柄を持ち寄っても他の人と自分の風呂敷を区別する必要があったのです。


そうそう、そうだった。子どもの頃、どこの家にもあった風呂敷や布団袋。頑丈さが取り柄の素っ気ない造りで、どれも同じに見えた。汚れが目立たないような濃い藍色か、唐草模様。よその家で見るそれは、うちにもあるそれと同じだったから、名前を書く場所が必要だった。

あの頃は、なんにでも名前を記した。風呂敷はもちろん、雑巾にだって、ハンカチにだって。マジックインキやサインペンで。あるいは糸でカナ文字を刺繍して。ゴム草履にも、ビニールボールにも、物差しにも。六角形の鉛筆は、ひとつの面を小刀で削って、小さな文字で、一本一本。

どんなものでも、なくしたり破れたり壊れたりしたら、哀しかったし、切なかった。ひとつひとつが大切で愛おしかった。だから、名前を書いた。きっと、書かずにはいられなかったのだ。



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こういうササイなギモンは、「何?」と思ったときに調べないと、一瞬の後には忘れてしまう。そうやって蒸発するみたいに消えてしまったギモンは、数知れず(たぶん)。ようやくひとつ解明できて、今日はちょっとすっきりです。というほど大仰なことではないのだけれど、ね。


更新シテマス。
◆tumblr photo&word mi:media
http://mimedia-mimei.tumblr.com/
◆夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
『相模屋の豆腐』
http://mimeo.blog.jp/
なんだか続々と出現する、お豆腐の新製品。わくわく。「マイブーム」になりつつあります♪