トルニタリナイコト@MimeiTagawa

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キンモクセイ


この前の台風であっという間に散ってしまった、
と思っていたキンモクセイが、再び開花。
第二弾の花々も思いっきり香っている。
植物って、すばらしい。


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あ、また咲いてる、香ってる、と思ってぱちりと撮った写真。こうしてアップしてみたら、前の時と似たようなアングル。意識して、そうした訳ではないのに。うーん。こういうのって「好み」なのか、「クセ」なのか。なんだか、ふしぎ。

写真やカキモノだけでなく、仕事や家事にも「クセ」は出る。何か事にあたるときのクセ。行動だけでなく、思考にも。どうせならポジティブなクセを身につけたい、と思う。生きていくのに役に立つような、クセ。(って、どんなだろう)。あ、でも、最近少し、早寝・早起きになりました。これはクセというより習慣だけれど、ね。

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◇「夢見食堂」夢見荘亭主の簡単ゴハン
鳥つくねの照り焼きバーグ」 
甘辛たれが絶妙で、野菜も美味しくいただけて。
これは我が家の定番メニューのひとつになるでせう。
むふふ。
 

 
 
 
 




キンモクセイ


雨をまといながらも香るキンモクセイ。
あの花のしずくを口に含んだら、甘いだろうか。


キンモクセイ


降る雨さえも甘く香るかのような、キンモクセイの季節。「夢見食堂」にミメオも書いていたように、今年のキンモクセイは早かった。そういえば今年は残暑もなく、ぱたりと本を閉じるようにして夏が終わり、新しい本の表紙を開くようにして秋が始まった。

ぱらり。ぱらり。一日一日が頁をめくるように過ぎていく。今日の頁には何が書かれているのだろう。その次の頁には。指をかけて捲るその頁には、いつも明るい光が溢れていますように。
 

 
 

 
 

 
 
 

 

サルビア


子どもの頃、サルビアの花をちぎりとっては唇にあてて、ちうちうと蜜を吸っていた。あの頃サルビアといえば真っ赤な花だったのに、最近は青いものが多い。青い花は好きだけれど、蜜を吸うなら赤い花のほうがいい、と思うのはなぜだろう。

この花、ブルーサルビア、と呼んでいたけれど、正式にはサルビア・グアラニチカという名前だそう。Salvia(サルビア)は、ラテン語の「salvus(安全な、健康な)」、「salvare(治療)」、「salveo(健康)」が語源とか。花言葉は「家族愛」、「燃える想い」、「知恵」、「エネルギー」。

澄んだ青と紫のあいだのような、ちょっとクールな色の花なのに、ずいぶんとパワフルな花言葉。蝶たちがよくこの花に群がっているのは、健康的な美味しい蜜がたっぷりあるからだろうか。「青い花」にはあまり食欲(?)をそそられないけれど、エネルギー不足の今日この頃、お相伴にあずかりたいような気も。

そういえばミメオが読んでいる本に、「濃色」(こきいろ)という日本の伝統色が出てきたという。「紫の特別な色」なのだとか。濃い紫なのであればちょうどこのサルビアのような色かな、とネットの色見本を見てみたら、ちょっと違った。紫というより小豆色に近いような。よく袱紗などで見る色。確かに和服の色。この色を眺めていたら、ふっと匂いがした。和箪笥を開いたときの、「匂い袋」の香り。
色って、ふしぎだ。


更新シテマス
◆「夢見食堂」―夢見荘亭主の簡単ゴハン―
「ロールキャベツ・ポトフ転じて」
 http://mimeo.blog.jp/
このミネストローネ・リゾット。絶品でありました。
ミネストローネスープとご飯(十八穀米)がこんなに合うなんて。
ぜひお試しを。
 
 
 

 
 
 
 
 

 
 
 
 

瓶


               つぼ

         つぼを 見ていると
         しらぬまに
         つぼの ぶんまで
         いきを している    ( まどみちお )


深夜、なんとはなしに撮ったこの写真をFBに載せたら、「まどみちお」さんの「つぼ」という詩を教えてくださった方がいた。なるほど、と思った。この硝子瓶を眺めていたあたしは、まさにこんな感覚だった。しんとした夜の中で、硝子瓶のぶんまで息をしていた。いやもしかしたら、硝子瓶のおかげで息をしていた。静かに吸って、静かに吐いて。そうして心が鎮まっていった。

そんな感覚を、こんなに少ないことばで、こんなに平易なことばで、表すことができるなんて。やはり、まどさんという方はすごい。あらためてそう思いながら家にある詩集やWEBにある作品を読んでいたら、こんな詩もあった。

           いちばんぼし

         いちばんぼしが でた
         うちゅうの
         目のようだ
         ああ
         うちゅうが
         ぼくを みている

ああ、この感覚にも、覚えがある。それもつい最近のこと。8日の十五夜から幾日も夜空を雲にふさがれて、ようやく11日に現れた月にあたしは書いたのだった。『外壁に組んだ足場の隙間から、月に覗かれて。』

月


まどみちおのように、とまではいかずとも、なんとかしてことばを紡ぎたいと思いながら、なかなか出来ずにいる。胸が何かに塞がれて、ことばがとりだせない。でも、さして意味のないことばであれば、するするつながって出てくる日もあるから、あともうひと息という気もしている。

11日に撮った月は「居待月」。「やや遅く出るので座って待つ月」だという。まるで何かのたまごみたいな、楕円の月。やがてぴしっと殻が割れ、そこから何か生まれてきそう。もしかしたら、ことばが生まれてくるのかも。それまでもう少し、座って待つことにしましょうか。

月


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◆「未明図書館」(ぽちぽち追加中)
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れんげ

つぼみぷっくりなまじろくなまぬるくなまぐさくひとはみななまもの


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『Mistery Circle』というサイトがある。書くことが好きな人が集まって、もう長く長く続いている書き物サイト。毎回お題が出て、書きたい人が参加表明をして、書く。ひとり(1章)につき2つ課せられるそのお題は、どれも既存の1冊の本から抜き出した一文で、それを「書き出し」と「結び」の文に必ず使う。

1章に与えられた結びの文は、2章の書き出しの文でもあり、2章の結びの文は3章の書き出しの文、そして最終章の結びの文は1章の書き出しの文。つまり、ぐるりと輪を描く。だから、Mistery Circle。と言っても、参加者全員でひとつのストーリーを創るのではない。各章の内容はまったくの自由。エンタメでも純文でもラノベでも何でも構わない。

回ごとに参加するもしないも自由、課題はあっても中身は自由。この自由さが長く続いている秘訣なのだろう。しかも、そうしてアップされた作品ひとつひとつに、サイトの管理人が毎回講評を書いてくれる。いくら書くこと読むことが好きとはいえ、その労力はいかばかりか。本当に頭がさがります。

で、その管理人K氏は、mixiに「田川未明コミュ」を作ってくれたそのヒトでもあり、この「Mistery Circle」でも声をかけて頂いて、今までに2度ほど飛び入り参加した。そして今回は「50回記念」ということで、また呼んでくださったのだ。でも今は長いものを書く体力(気力)はないし、とグダグダ躊躇したものの、今回はいつにも増して自由だという。お題さえ入れば、小説でも詩でも短文でも長編でも何でもあり、と。

それならば、ということで、書かせて頂いた。何でもあり、という言葉に甘えて、まったく好き勝手に。ぽちぽち気まぐれに書いていた短詩(短歌とはいえない短歌のようなもの)を繋ぎあわせ(もちろん今回の為に新たに書いたものもあわせて)、物語らしきものにした。グダグダ(こればっかりだ)〆切を延ばしてもらったり、ああもう無理、とか言いつつ。が、やっぱり書く、と決めてからは面白かった。久しぶりに、書くことの楽しさを味わうことができたのだった。有り難かった。

ということで。なんじゃこりゃ、というようなカキモノではありますが、よろしければ。

【第50回 Anniversary Mistery Circle 目次
・春の章 《 花影潜む影踏みの鬼の 》 著者:田川未明

※「春の章」の課題
書き出し:「ああ――」二人の口から同時にため息が漏れた。
結び:「冗談はよせ」「冗談じゃありません。だって――こっちの人じゃないでしょう」

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