トルニタリナイコト@MimeiTagawa

Mi:media −田川未明OfficialBlog


もう足もとは、浮き立って。
あとはそのペン先のような綿毛をほどくだけ。
ほら、風が。

さあ。
Now is the time.
今が、その時。



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ネットを見ていたら、「Now is the time.」という例文に目がとまった。でもなんとなく、「It’s time」の方が感覚的に好きだなぁと思ったり。Nowの方は、流行語にもなった「今でしょ」っていう感じなんだろうけど。It’s timeの方は、もっと端的で。「今がその時」というような、心密かな決意にはあうような。
さあ、時間だ。

そういえば。「時間ですよ」と聞くと、「おかみさーん、時間ですよ〜」というゆるゆる間延びした声をどうしたって思い出してしまう。昭和のあたくし。
 
◆更新シテマス
トマトの味噌汁 - 夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
夢で見た料理をミメオが再現してくれました。美味しかった。夢の中で食べたのよりずっと美味しかった。ぐふふ。
 

 
 

 

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『「もちろん」と私は言った。「でも目に見えることだけが現実とは限らない。そうじゃありませんか?」』(「騎士団長殺し」第1部304頁)

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『「そうですね。たしかにあなたのおっしゃるとおりかもしれません」と帰り際に免色はふと呟くように言った。』

『つまり我々の人生においては、現実と非現実との境目がうまくつかめなくなってしまうことが往々にしてある、ということです。その境目はどうやら常に行ったり来たりしているように見えます。その日の気分次第で勝手に移動する国境線のように。』(304頁)

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『これはあるいは現実ではないかもしれない。しかし夢でもないのだ。私と免色は二人で、あの奇妙な穴の底から騎士団長を――あるいは騎士団長の姿をしたイデアを――解き放ってしまったのだ。そして騎士団長は今ではこの家の中に住み着いている。屋根裏のあのみみずくと同じように。』(354頁)
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そういえばもうずっと、こういう長い「物語」に触れていなかったような気がする。もちろん何気ない日々を切り取った小説や、現実を生々しく描いた小説も好きだけれど、でも今の自分にとってそういう「現実小説」(なんていう言葉はあるのかしらん)は、なぜだかしんどい。どうしてか入り込めなくて。でも、ようやく、本当に久しぶりに小説世界にとっぷりと浸った。それはたぶん、ここにある「物語」のおかげ。あたしが求めていたのは、まさにこういう「物語」だったのだ。現実でもなく夢でもない、「境目」の物語。

この本を読んでいるあいだ、夢をよく見た。夢ウツツの感覚を少しだけ思い出した。騎士団長みたいに、解き放たれてしまったのかも。でも読み終えてしまったら、また変に覚醒してしまって、ざんねん。と、「私」が住んでいる小田原の家のことを思い返したら、もう再読したくなっている。再訪したくなっている。物語の力って、すごいなぁ。

(写真と内容は特に関連はありませんが)
(でもなんとなく「物語」っぽい猫さんたちだったので)


◆更新シテマス
夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
『生利とキャベツのパスタ』
http://mimeo.blog.jp/
「なまり節」というのは、懐かしい味。子どもの頃、甘辛く煮たそれときゅうりの酢の物が大好きで、よくねだって作ってもらった。で、今回は、なんとそれがパスタに。ワインによく合う、大人の味。しみじみと美味でした。



「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編」
村上春樹 新潮社


ツバメびゅんびゅん。(もしかして初動画)(ヘタッピでごめんなさい) #ツバメ

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毎年この界隈で一度は見る光景だけれど。でも、いつやってくるのか、どこに巣を作るのか、というのは、その時にならないと分からない。たとえ同じ場所に巣があったとしても、親鳥たちが餌を探して飛び回るコースや、巣立った子ツバメたちが飛び交う場所は微妙に違う。去年は江ノ電のすぐ脇あたり、今年はそこからちょっと入った大きな家が並ぶ道筋。数年前はうちのすぐ前の道を超高速で往復していた。マンションの外廊下にまで入ってきて、航空ショーなみの自在な飛行を見せてくれた。

ツバメは、「飛んでいる虫しか食べない」というけれど、あんな速度で飛びながらいったいどうやって虫を捕まえるというのだろう。ひゅいっと飛びゆくツバメに出会うと、ついその行方を追ってしまう。住宅街の細い道でも電線と電線の隙間でも、お茶の子さいさい。キモチイイほどの速さで飛び交うツバメに、わあ、と驚きながら見惚れていると、なんだか元気になってくる。子ツバメたちの思いきりのいい飛び方に、わくわく勇気が湧いてくる。

そういえば「男はつらいよ」の寅さんは、ツバメのことを「つばくろ」と言っていた。『夏になったら鳴きながら 必ず帰ってくるあのつばくろさえも 何かを境にぱったり姿を見せなくなることも あるんだぜ』(第7作奮闘篇)。厄介者扱いされた寅さんが、拗ねていじけて言う台詞だけれど、でもたしかにそうだよねぇ、と妙に納得してしまう。(そこが寅さんの上手い―ずるい―ところなのだけど)

だからというわけじゃないけれど、やっぱり毎年思ってしまう。今年も来るかな、来てくれるかな。そしてこうして今年も見られて、うれしくてカメラを向けたものの、写真じゃどうしても追いつかぬ。で、ついに動画を撮ってみたのだけど。やっぱり慣れないものは難しい(しかもなぜか勝手に音楽なんぞがついている)。いやいや、でもだからこそ「習うより慣れろ」ってことなんだろう。うん。これを機に、時には動画も撮ってみよう。子ツバメたちみたいに、臆せず、果敢に。
 


◆更新シテマス
夢見食堂―夢見荘亭主の簡単ゴハン
http://mimeo.blog.jp/
「久しぶりのお好み焼き」ミメオ特製お好み焼きは、キャベツさくさく豚肉カリカリでめちゃ軽い(いくらでも食べられちゃうのが困るけど)。でもって刻んだ長芋も大正解。また食べたい。

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