先日お知らせした「携帯写真家展」に行ってきた。
2000枚の写真を一気に展示するなんて、
いったいどんなことになるのやら。
ほんとに自分の撮った写真があるのか、と、
半信半疑に思いつつ。
足を踏み入れて、まず思った。なるほど。
2000枚の写真が、きれいにレイアウトされて、
まるで帯か垂れ幕のように並んでいる。
写真の滝、とでもいうような。
その間に、コミュの先導者であるお二方の
コーナーがあり、あるいは、
一枚ずつプリントされた写真の塊があり。
いわゆる写真展のように、
大きな写真がきちんと並んでいるわけではない。
が、プリンターで一気に印刷した写真であっても、
決してチープなんかじゃない。
学園祭みたいなノリでもない。
展示の主旨を明確にして、どんな構成にするか、どうやって見せるか。
そういうことがちゃんと考えられている、
ちゃんとした写真展だ。
いや、写真展というよりも、
この会場が丸ごとアートになっている。
ひとつひとつの写真には名前がない。3000枚の中からピックアップして
レイアウトするときも、
撮影者の名前は見ずに、
ただ「写真」で選んでいったという。
だが、面白いことに、
なんとなく分かってしまうのだ。
誰が撮ったものか、ということが。
「この人の写真好きだな」と思っていたものは、
自然に目に飛び込んでくる。
ああ、そうそう、この写真、と、
懐かしい人に会ったかのような嬉しさがある。
いつでもどこでも何枚でも、手軽に撮れる携帯写真だから、
どれも似たようなものになってしまいそうなのに、
決してそうはならない。
その人の「カラー」とでもいうべき特徴が、
自然に浮き上がってくる。
枚数を撮れば撮るほど、それは色濃くにじみ出す。
それこそが、ひとりひとりの持っている「世界」であり、
「物語」なのだ。
この写真展に掲げられた、
「誰もが物語の中に生きている」というコトバ通りに。
もうひとつ、特筆すべきは、このギャラリー。
凝った造りの階段をおりてドアを開けると、
左手が展示スペース、
そして右手はカフェになっている。
真っ赤な壁に、真っ赤なテーブル。
いくつもの古時計。真鍮のワインラック。
本当に素敵で、思わず写真を撮らせてもらったほど。
そういえば、この会場にいるあいだ、ずっと携帯片手に写真を撮っていた。
写真展に行って、写真を撮るなんて、
それも又ちょっと変で、楽しい。
「携帯写真家展」は、8日(土)まで。
時間やギャラリーの場所などは、「携帯写真家」サイトにて。
http://www.juns.net/keitai/index.html
この前の日曜(2日)は写真展のイベントとして、
「撮影会」&「パーティー」があったのだけれど、
その様子やこの写真展についての記事が、
今日(6日)の読売新聞夕刊に掲載されるとか。
8日は、「あがた森魚」さんのライブもあります。
あの空間で、写真のスライドをバックに流れるあがたさんの歌声。
きっと素敵だろうなぁ。
で、ちなみに。あたしの撮った写真、たしかにありました(笑)
それも、想像以上にたくさん。
会場の入り口には、ピンが置いてあって、
それを「お気に入りの1枚」の下に、
ぷつんと刺すようになっている。
あたしの写真にも、そのピンがあって、
なんだかとっても嬉しかった。
どなたか存じませんが、どうもありがとう。
展示されていた写真の中のいくつかを、もうひとつのブログ「夢ウツツ」の方に、
アップしてみました。
よろしかったら。
記事中のPhoto:Mimeo Aoyama/Mimei Tagawa