
久しぶりに、文学っぽいことを。
が、しかし。
本日はちょっくら時間がなくて「一気書き」しちゃったもんだから、
読みにくかったらごめんなさいよ(何故にべらんめぇ?)。
■またまた始まりましたね。「メッタ斬り!版 芥川賞直木賞選考会」
このメッタ斬りについては毎回同意できることもあればできないこともあるのでまぁどちらでもいいのだけれど(?)、でも読みながらああだこうだ言いたくなるというのは、テレビ見ながら頷いたり怒ったりするのとどこか似ていて、文学賞を面白く眺めるひとつの方法としては有効なのかな、とも思ったり。
■それよりも、芥川賞候補になった川上未映子(候補作『わたくし率 イン 歯ー、または世界』)は「文筆歌手」という肩書きで、しかも久々に「早稲田文学」掲載作品からの選出ということで、そういえば「早稲田文學」がフリーペーパーになったときは波紋を呼んだし、そういう意味でも話題性抜群っていうことなんだろう。
で、彼女のブログ(純粋悲性批判)などをちらと見てみたら、そこになんと『薔薇は生きてる』という本が復刊されると書いてあって、キモチはそのことのほうにググッとシフトしてしまったのだった。この本のことを知ったのはずいぶん前のことで、たぶん新聞記事かあるいはWEBかのどちらかだったと思うのだけれども。
■「薔薇は生きてる」
1933年に、肺結核で亡くなった山川弥千枝さんの遺稿集。
亡くなった時、弥千枝さんは16歳で、この本には病に倒れた「8歳」の時から書き綴っていた作文(散文)や短歌が集められているという。
歌人山川柳子の娘ということだから、たぶん生まれ持った才能があったのだろうけれど、川端康成や菊池寛が絶讃したというその作品は、たしかにすごく良い。てらいがなく、素直で、でも今読んでも全然古くなくて(むしろ新しい)、その優しさ辛さ哀しさがすんなり胸の奥に入ってくる。
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目をつぶっていろいろなことを思い出す嬉しいかなしい通って来た道
どこまでも空を見ながら駈けていった、なんていいきもち、でもゆめだった
やわらかい好い気持ちがする、くんだ足が暗い感じ、今日は春雨
美しいばらさわって見る、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる
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短歌だけじゃなくて、散文のようなものもとても良いのだけれど、実はこれらの作品はWEBで読むことができるのだ。「Something Joyful」というサイトで管理人のおかぴさんが、弥千枝さんのご遺族の了解を得てアップされている。
http://homepage2.nifty.com/okappey/yachie/btop.htm
この遺稿集は何度も再発刊されてきたのだけれど、でも今は絶版になっていて「復刊」を望む声が高まっている、と、以前読んだ記事には書いてあったのだけれど。それが今年の夏、とうとう復刊されるのだそう。↑のサイトにあるものが作品の全てかどうかはよく分からないのだけれど、元の原稿は、子どもらしく漢字の少ないカナ書きであるようで、やっぱりこれは「本」であらためて読んでみたいものだと思う。
http://www.soeisya.co.jp/schedule.html
■というわけで、話が大幅にそれたので、元に戻しますが。
それにしても、川上未映子氏の「文筆歌手」ってのは、なんなんでしょか。
ブンピツカシュ。ってカタカナで書くと、なんだか「分泌歌手」みたいでもあるような(いったい何を分泌するのだか。でも文筆と分泌はその性質上どこか似ているような気がしないでもない)。
しかもこの候補作が「初の小説」だとか。
たしかに、かっちょいいオネエチャンだし(写真参照)、ブログを読むと勢いとリズムのある文体でなかなか面白いとは思うけれど、小説はまだじっくり読んだことがないので何とも言えず。
候補作ではないけれど、未映子氏の掌編がフリーペーパー版早稲田文学に掲載されていて、そちらはWEBで読むことができるのでご興味のある方は↓
http://www.bungaku.net/wasebun/freepaper/vol095_0624.html
今回の芥川賞候補は、他にも「劇作家」と「漫画家」がいて、なんだか賑やかな様相。うーん。個人的には、もっとなんてことのない地味で地道でひっそりと静かな作品を読みたいところなんだけれども。でもそういう作品を華やかな賞の候補作にするのは難しいんでしょうね、やっぱりきっと。
発表は17日だそう。
さて、結果やいかに。
---------------- 8×キリトリセン ----------------
というわけで、本来ならこれは2つか3つに分けて書くようなことなのだけど、なにしろブログの下書きにメモみたいなものばかりがどんどん溜まってしまってどうしましょう、という状態なものなので。煮詰まって焦げついてしまわないうちに、と、とにかく一気に書くことに。いつもの文章となんだか違う、と思われるかもしれませんが、その通りです(笑)、すみません。
通常は、こんなふうに思ったこと感じたことを一度ごくりと飲みこんでから、繭が糸を吐くように、ゆっくり静かにひとつずつコトバに変換していくわけなのだけど、そうなるとやたらに時間がかかる。でも、こうして一気に「放出」という感じで書いていくと、これがいつもの半分以下の時間で書けちゃったりするものですから。ええ、ほんとに。いや、でもやっぱり楽して書くと読みにくいったらない。ってことがよく分かりましたです。ううむ。
で、もひとつお詫び。某SNSから来てくださった方、すみません。あっちに放出したのを、結局そのまま載せちゃいました。ゆっくり書き直そう、なんて思っているとあっという間に1年位経っちゃいそうなんだもの。えへへ。
さて。
放出したら少し落ち着いたような気も。
他にもまだまだ書きたいことがあるのだけれど。
ま、一度深呼吸してから。
ぼちぼちと。