この一週間、ばたばたした。ひとり暮らしの母が夜中に救急車で運ばれた(というか、自分で呼んだ)のだった。幸い大事に至らず(一時的に血圧が上昇しただけらしい。たぶん絵のことで張り切りすぎたせい)安堵したのだが、でも事がおさまったあとも、あたしの気持ちはなかなかおさまらず、船を降りて陸に立ってもまだ揺れているような、そんな感覚。思いのほか動揺してしまった自分に動揺し、あたしってこんなへなちょこだったかなぁ、と、がっかりした。
母は元来心配性で怖がりで、何かある度に動揺して慌てふためく。そんな母とふたり暮らしだったせいか、あたしはあまり動じない娘になった。一大事の時こそ慌てず騒がず。そう思いながら、あたふたする母を眺めていた。日頃ぼんやりしていても(しているからこそ?)、いざという時は平静でいられる(鈍感ということかも)。そんな自負があったのだ。
なのに、最近はへなちょこである。何かにつけて動揺して、その揺れがなかなかおさまらない。いったいいつから、と考えて、はたと思い当たる。これはやっぱり、あれだ、エストロゲンが減少しはじめてから。ひらたく言えば更年期。動揺があとを引く。訳もなく悲しくなってくる。淋しさがざぶんざぶんと打ち寄せる。あれ、待てよ。この感覚、これはどこか思春期に似ている。思春期に身も心も不安定になるのは、やはりホルモンの仕業。となれば、今は思秋期とでもいうものなのかも。
でもだとしたら、これを超えれば、へなちょこは去っていくのだろうか。いつかは元に戻れるのかな。そういえば巷の60代の女性はとても元気だ。ネットやツイッターを見ていても、驚くほどたくましい女達がいる。そんじょそこらの事では、へこたれない。ふうむ、すごいなぁと目を見張りながら、いいなぁ、と羨ましい。あんなふうに、強くたくましく生きられたらどんなに良いだろう。と、へなちょこなあたしは、切に思うのでありました。
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「よりみちくん ―夏の番外編―」
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「豚肉と夏野菜のパスタ」
◆8月7日(日)、クミコがNHK「のど自慢」(昼12:15〜1時)にゲスト出演致します。
「のど自慢」!子どもの頃は必ず見ていたっけ。どこの家でも、のど自慢を見ながら
お昼ご飯を食べていた。「のど自慢」のゲスト歌手は、眩しくて大きな存在だった。
久しぶりに見る「のど自慢」。楽しみ。