親権・子ども

I'm So Happy I Can't Stop Cryingの動画

先にコラムで触れたスティングの

I'm So Happy I Can't Stop Cryingの動画がありました

 なお、公式ですので著作権の問題はありません・・・

全くの蛇足ですが、私は司法修習の集合修習のとき寮に入っていたのですが、司法研修所の寮の前には大きな公園があって、日曜日にはこの曲に出てくる

The park is full of Sunday fathers 

というような状況になります

日曜日には授業がないのですが、二回試験の前なので寮にこもって勉強している合間に気分転換に公園をぶらつくとなんとも孤独な気持ちになるわけです

そんな日々を乗り越えて弁護士をやっております


 

児童心理と夫婦の葛藤

最近家庭裁判所は未成年の子供がいる離婚調停が係属する際に子供の心理について解説したビデオを見させるようになりました。

ネットでも公開されていますが

両親の板挟みになる子供の心理状況がよく解説されていると思います。

ビデオの中で解説されていますが、離婚に向けた夫婦の葛藤状況にお子さんをさらすということは大きなストレスを与えます。
お子さんがいる場合に別居するかどうかで悩まれるケースは多いと思いますが、そのような葛藤状況からいったん離れるということもお子さんのためであるといえるのではないかと思います。

 

親権争いについて

親権についてご相談をいただくケースの多くがお母さんがお子さんを連れて別居されているという状況です。
その場合、基本的に母親が親権者と指定されるでしょうという見通しを申し上げます。
基本的にというのは例外があるからで、一つは母親の養育状況が子の福祉に反する場合です。
しかし、これは母親が弁護士に依頼して親権を争おうという場合にあまり見ないケースだと思います。
相手方はこじつけでも主張してくる場合がありますが・・・
もう一つはお子さん自身がお父さんと暮らしたいと言う場合です。
お子さんがそう言われる理由は単純にお父さんの方が好きだとか、母親の別居先が遠い場合元々住んでいたところの友達と離れたくないとかいろいろだと思いますが、最近の裁判所は結構お子さん本人の意見を重視するという印象を持っています。
昔は小さいお子さんだと判断能力がどうなのかと言われましたが、今は5歳ぐらいのお子さんの意見でも重視される感じです。
さすがに4歳ぐらいまでだと微妙かもしれませんが・・・

よくネットとかに書いてあることで当てにならないのは母性優先ときょうだいは一緒という原則だと思います。
母性は最近3歳ぐらいまでしか通用しないと思います。
大きなお子さんで持ち出しても裁判官に一蹴される感じです。
きょうだいの親権者が別々という結論は結構あります。
お子さんの希望が別れることが前提ですが、裁判所はむしろその方が落ち着きがよいのではないかと考えている節もあって、きょうだいだから一緒という考えはもはやないと思います。




 

I'm So Happy I Can't Stop Crying

私が好きなイギリスのシンガーのスティングの曲に

I'm So Happy I Can't Stop Crying

という曲があります。

離婚した父親の心情を描いた曲なのですが、弁護士が今話題の共同親権を取ってくれたというくだりがあります

そのうえで、
「僕たちは与えられた時間でできるだけのことをした」
「子供は母親と一緒にいるべき。誰でも知っていることだ」
「父親にときどき子供と遊ぶ以外何ができるだろう」
と続きます。

共同親権は父母が平等に子供を監護するかのようなイメージがありますが、そうではありません。
スティングの歌に出てくる父親は現在の制度における日本の父親とあまり変わらない感じがします。
法制度の違いはさておき、夫婦や親子の関係には普遍的なものがあるのではないでしょうか。



 

共同親権について

政府において共同親権の制度が検討されているという報道があります。
今まで日本は離婚したら単独親権でしたから具体的なイメージがわかりづらいところがありますが、親権には当然責任も伴います。
現在の養育費制度は裁判所が決める額が不当に低額であり、非監護親の負担が軽すぎると思いますが、共同親権というのであれば金銭的な負担もきっちり分担する制度にしてもらいたいと思います。

制度が実際導入されるとすれば、実務はどうなるのかというのは非常に気になります。
いままで単独親権しか選べなかったところへ共同親権を導入すると、これまで定まった親権はどうなるのでしょうか。
親権は継続性を重視し、滅多なことでは変更されないと言われていますが、共同親権であれば裁判所も認めやすいのではないかと思います。 
そうなると、親権を取れなかった父親から共同親権を求める調停申し立てが続発するのでしょうか。

いずれにせよ共同親権導入後の離婚事件は今より遙かに困難な問題が生じると思います。


楽天市場
記事検索
Amazonライブリンク
プロフィール

mimozalaw

タグクラウド
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ