2013年04月24日

週刊マンガ世界の偉人・第65号「山下清」のお知らせと、映画「この空の花」

yamashitakiyoshi



http://125.206.126.35/~publications/ijin/

↑お知らせです!
朝日新聞出版さまよりただいま好評刊行中の「週刊マンガ世界の偉人」というシリーズの、
第65号・「山下清」を描かせていただきました。

私が情報解禁日を担当さんに一生尋ね忘れたせいでぎりぎり気味でのお知らせになってしまいましたが(すみません…)、
5月7日発売です!
全編フルカラー+ポストカードついてます!
「かみさまドロップ」1巻の前日!運命的!

まさか、だいすきな元たまメンバーさんの石川浩司さんが映画「この空の花」で山下清さん役を演じたその年に、
私も山下清さんにお仕事で関わることができるなんて…!><
朝日新聞出版さまには以前「新週刊マンガ日本史」シリーズで
個人的にずーーーっと描きたかった「楠木正成」を描かせていただくという奇跡を起こしていただいたのですが、
その朝日新聞出版さまが今回二回目のこういう奇跡を起こしてくださいました。
そしてもちろん、「二回目」があったというのは読者さまの応援があったからこそだと思います。
ありがとうございます!


山下清さんについては、ドラマ「裸の大将」などでお名前をご存知の方も多いかと思いますが、
各地を放浪し、その景色を目に焼き付けて緻密な貼り絵やペン画に残してきた画家さんです。
旅をする中で目にするいろいろな風景の中でも、とりわけ花火が大好きだったそうで、
各所の花火をモチーフにした貼り絵もたくさん作られています。


☆そんな山下清さんも出る映画、「この空の花」なのですが、
もうだいぶ前に上映開始(2012年初夏全国ロードショー)されていたので、この「山下清」号が発売されるころにはDVDが発売されているかと思いきや、
まさかのロングラン上映継続中!!すごい!!!
なのでネタバレを極力しないようにぼやかして感想チックなものを書かせていただきますと、
(長いので読み飛ばしていただいてぜんぜん構わないのですが、
今回のおはなしを描かせていただくにあたり避けては通れない話なのででしゃばります…)

最初、「戦争」「花火」「演劇」「一輪車」「山下清」などの情報の数々…
一見しただけではつながりの見えないかけらみたいなものを
ぼかぼか矢継ぎ早に投げつけられる感じにものすごく戸惑うのですが、
そのうち投げつけられたそのかけらが足元にたまってくると、
「あ、これひょっとしてパズルピースじゃないか?ほらパズルピースじゃん!」って気づいて…。

それからは頭の中でパズルを組み立てながら…
最終的にどうつながって、どんな絵になるか考えながら映画を観るのですが、
最初はばらばらのピースだった情報、登場人物それぞれの願いや気持ちがひとつに収束されていくうち、
だんだんと見えてくるやさしく壮大なメッセージに、
それはもうぼろっぼろ、ぼろっぼろ涙がこぼれてきてしまって。

そしてパズルがいよいよ完成しそうなラストシーン、
「あえてエンドマークは打たない」という監督さんからのメッセージで、この映画は終わりを迎えます。

そう、完成間際まで組み立てても、
ここにさいごの1ピースが入ったらとてつもなくいいものができるってわかっていても、
最後の1ピースは埋められないまま、
完成の絵は観られないまま、なんです。

なんでこんな考えながら観るようなつくりになってて、
しかも散々考えた挙句最後の1ピースが無いようなつくりになってるのかって、
ひょっとしたら、監督さんは

「映画終わったあとも考え続けてくれよ、
そんで最後の1ピースは考え続けた君が自分なりに埋めてくれよ」

って、
そういうようなことを言いたかったんじゃないのかなと、
私は勝手に思っていて…それはもう本当に勝手に思っていて(笑)。

「このパズルが全部埋まって絵が完成したとき、本当にとてつもなくいいものになってるかどうかは、
物語の中じゃなく実際生きてる君たちのつくったさいごの1ピースにかかってるんだよ」

っていうメッセージを勝手に(笑)受信した私は、
私にとってこの映画のさいごの1ピースになれるような作品を、
山下清さんのこと、長岡の花火のこと、戦争のことを、
マンガ世界の偉人のメインの読者さまである小さいお子さまや、
それから漫画好きの人にもわかりやすく知ってもらえるきっかけになるようなお話を描きたいなとおもって、
この度山下清さんと、映画の重要なキーワードである長岡の花火のお話を描かせていただくことにしました。


(「いやでもそんなやり方ってどうだろうか…大丈夫なんだろうか…」
っておもって今している話とは関係ない全く別のシナリオも担当さんに提出させていただいたのですが、
そのシナリオは出来云々とは全く違う理由でボツになったので、
描きたいと思ったことを描くべくして描かせていただけてるんだ、と勝手に思い込むことにします(笑))


漫画製作にあたり、「この空の花」の野瀬清治郎というキャラクターのモデルになった
花火職人さん・嘉瀬誠次さんに、花火についてのご指導、監修、ご協力を直々にいただくことができ、
本当に光栄です。ありがとうございました。
嘉瀬さんがご自身の花火に込められた想いを、誰かに少しでもお届けできるような役目を担えて、幸せです。

そしてなにより、山下清さんの甥っ子さん・浩さんにも、全編にわたり監修、多大なご協力をいただきました。
ありがとうございました。
このお仕事をお引き受けさせていただいた段階で、ミーハー(石川さんへの)だったことへの自覚もあったので、
とにかく浩さん、そしてもちろん清さんご本人に失礼のないように、
なるべく本当の清さんから逸脱しないように、「裸の大将」のイメージを先行させすぎないように、
というのを第一に描かせていただく、というのを自分なりに最大限やったつもりなのですが。。。
ちゃんとできたかどうか。。。


とにかく、花火が大好きだった山下清さんの、

「みんなが爆弾なんかつくらないで
きれいな花火ばかりつくっていたら
きっと戦争なんか起こらなかったんだな」

ということば、
そして、長岡の花火に込められたねがいや祈りをお届けするためのお話になっております。

普段描いているものとはまったく毛色が違うのでアレですが、
もし良かったらお手にとってみてください!

1ピースを埋めたところで私の役目ははい終わり!さようなら!って話でもないので、
バカなりにこれからも気にしないといけないなとおもいます。
こういうことは。。。


そんなこんなで宣伝のみですがここまでで…!
最近個別お返事できてなくってすみません><
ありがたく読ませていただいております!!
それではー!


映画「この空の花」オフィシャルサイト

http://www.konosoranohana.jp/index.html

映画にはこの前お話したパスカルズもでているんですよ!

mina_moto at 13:48│Comments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

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ミナモト

・月刊少年チャンピオンで「かみさまドロップ」という漫画を連載させていただいてます。コミックス1巻発売中です!
・チャンピオンコミックス「明日のよいち!」全15巻、「ハルポリッシュ」(原作/土塚理弘先生)全5巻発売中です!

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