
道の駅・みなかみ水紀行館から諏訪峡に歩を進めると、笹笛橋に辿り着きます。その橋の手前に、昨年「与謝野晶子歌碑公園」が造られました。
日本文学史にその名を留める与謝野鉄幹・晶子夫妻は、昭和の初期に水上温泉を訪れて、その自然の美しさに感動して歌を詠み、その数は60首に及んでいます。鉄幹が旧国鉄・湯檜曽駅に佇み、山麓の新緑に映える谷川岳を眺めて詠んだ歌と、雪解けの水を集めて渓谷を溢れんばかりに下る利根の激流に感動して詠んだ晶子の歌を次に掲げました。

この2首をはじめ夫妻が詠んだ歌は、いずれも80年余を経た今でも、変わりない奥利根の自然の美しさと、それがもたらす感動を私達に伝えてくれます。
「与謝野晶子歌碑公園」には6種の歌碑が建立され、併せて彼の有名な反戦歌「君死にたまふことなかれ」も刻まれ、何時の世でも兄弟への愛情と反戦への思いは変わることなく、読む人の心を誘います。そして、この6首の歌碑は、鉄幹・晶子夫妻の6女で藤沢市に在住の森 藤子さんに揮毫して頂きました。
残雪の谷川岳と周囲の新緑、そして利根川の清流に誘われて笹笛橋を渡ると諏訪峡があります。
諏訪峡を散策し、その中で春の叙情に浸り、ゆったりとした時の流れに身を任せては如何でしょうか。みなかみ温泉逍遥の旅に、お出掛け下さい。心からお待ちしております。


