2017年11月
2017年11月30日
名古屋駅スーパー救急隊 来年度配置へ
目覚ましい進化を続ける名古屋駅。大規模集客施設が次々と開業し、あたかも摩天楼の様相を呈している。また、現在、名古屋駅には9つの鉄道路線が乗り入れ1日122万人の方々に利用されている。乗降客数はすでに世界第7位にランクされているが、2027年には、リニア開業により、さらに利用者の増加が見込まれている。
一方、名古屋駅周辺の発展に伴い、名古屋駅周辺における救急需要は年々増加。昨年度に比し、名古屋駅の救急出動件数は20％増を記録。今後、名古屋駅の発展に対応して急増する救急体制を整える必要がある。
さて、名古屋駅で救急出動を要請した場合、高層ビルと地下街が複雑に接続する特殊な空間を形成しているため、救急隊が迅速に疾病者のもとへ駆けつけ、早期の救命措置をおこなうことはなかなか困難だ。しかし、名古屋駅の中にあらかじめ救急隊が配置していれば、救急需要に迅速に的確に対応することが可能となる。この問題を名古屋市会本会議で取り上げたのは斉藤たかお市議(自民：中村区)。
斉藤議員の質問に木全消防長は、以下のように答弁した。
「消防局では、名古屋駅周辺で発生する救急事案に迅速に対応できる体制を構築するため、名古屋駅構内への救急隊の効果的な配置に向け、関係局、関係機関と調整してきた。
その結果、JR東海から、名古屋駅直近に救急隊を配置するための場所の借用について了承を得ることができたため、来年度の早い時期に運用を開始したいと考えている。また、外国人増加を見込んだ救急隊への外国語教養を進める。」
議会の提案により、救急需要が極めて高い名古屋駅に救急隊が配置されることになり、「助かる命を助ける」体制がさらに構築されることとなった。
2017年11月29日
隠れ待機児童数は1,840人に拡大。でも...【名古屋市】
10月1日現在、保育園、認定こども園及び地域型保育事業の利用申し込みをしながら、保育園等を利用できていない利用保留児童数、いわゆる隠れ待機児童数が、対前年同月比で152人増加し、1,840人に拡大したことが名古屋市会本会議で明らかになった。また、待機児童数は精査中とした。服部しんのすけ議員(自民：熱田区)の質問に海野子ども青少年局長が答えた。
■ 10月1日現在の隠れ待機児童数
H27 1,431人
H29 1,688人(+257人)
H29 1,840人(+152人)
今回の服部議員の質問では、「企業主導型保育」に市内企業に積極的に参入していただき、0・1・2歳児における保育の受け皿を飛躍的に拡大することで、待機児童対策にスピーディーに対応すべきではないかというもの。そのためには、まず名古屋市が率先垂範し、数万もの人員が働く三の丸地区の中核的施設である市役所庁舎内で、市税の投入を抑制しつつ高いサービスを提供できる民間協力を得て保育所を開設する必要があるのではないかと訴えた。
子ども青少年局は、庁舎内での保育所の必要性について認めたうえで、市が率先して取り組むことは、事業主への理解の効果があり、選択肢の一つとして関係局と調整するとしたものの、庁舎管理を所管する総務局は「場所がない」と否定的な答弁。市がこのような姿勢では、「市役所が場所がないとしてやらないというなら、わが社も場所がない」と、民間企業の協力を得られるわけもない。なお、厚生労働省、東京都庁、大阪市役所、大阪市区役所の多くで、保育所は整備されている。
さらに待機児童数の増加が懸念されているにもかかわらず、「隗より始めよ」といった姿勢が見られない名古屋市。かりに、来年度、本市の待機児童数が増えるようなことがあれば、待機児童対策に消極的な本市に対するママたちの怒りは必至だ。
H29 1,688人(+257人)
H29 1,840人(+152人)
■ 4月1日現在の隠れ待機児童数
H27 546人
H28 585人(+39人)
H29 715人(+130人)
※ ( )内は対前年 、いずれも市発表
H28 585人(+39人)
H29 715人(+130人)
通常、待機児童数・隠れ待機児童数は、年長児が卒園し新入園を迎える4月1日に最少となるものの、年度末である3月31日に向け増加していく。したがって、4月1日現在に比べ10月1日現在の待機児童数・隠れ待機児童数は大幅に増加することが一般的だ。
さて、本年度名古屋市は、保育所を61か所、2,469人分整備を予定しているが、保育所用地の確保が困難などの理由で現時点では53か所、1,836人分にとどまっている。
一方、内閣府では、待機児童対策の切り札として、事業所内での保育事業である「企業主導型保育」の整備を積極的に進めている。待機児童対策に消極的な自治体が多い中、自治体を通すことなく国の補助金が出ることから、平成28年度以降、都心部を中心に整備が進められている。
さて、本年度名古屋市は、保育所を61か所、2,469人分整備を予定しているが、保育所用地の確保が困難などの理由で現時点では53か所、1,836人分にとどまっている。
一方、内閣府では、待機児童対策の切り札として、事業所内での保育事業である「企業主導型保育」の整備を積極的に進めている。待機児童対策に消極的な自治体が多い中、自治体を通すことなく国の補助金が出ることから、平成28年度以降、都心部を中心に整備が進められている。
「企業主導型保育」のメリットは、待機児童問題にスピーディーに対応でき、保育者の多様な働き方に対応できる点だ。さらに、イニシャルコスト・ランニングコストを含め、本市の負担が全く必要がない。さらに保護者にとっても、自ら働いている場所で保育の提供が受けられることから、赤ちゃんと同一場所で勤務できる保護者の安心感は高いといえる。
今回の服部議員の質問では、「企業主導型保育」に市内企業に積極的に参入していただき、0・1・2歳児における保育の受け皿を飛躍的に拡大することで、待機児童対策にスピーディーに対応すべきではないかというもの。そのためには、まず名古屋市が率先垂範し、数万もの人員が働く三の丸地区の中核的施設である市役所庁舎内で、市税の投入を抑制しつつ高いサービスを提供できる民間協力を得て保育所を開設する必要があるのではないかと訴えた。
子ども青少年局は、庁舎内での保育所の必要性について認めたうえで、市が率先して取り組むことは、事業主への理解の効果があり、選択肢の一つとして関係局と調整するとしたものの、庁舎管理を所管する総務局は「場所がない」と否定的な答弁。市がこのような姿勢では、「市役所が場所がないとしてやらないというなら、わが社も場所がない」と、民間企業の協力を得られるわけもない。なお、厚生労働省、東京都庁、大阪市役所、大阪市区役所の多くで、保育所は整備されている。
さらに待機児童数の増加が懸念されているにもかかわらず、「隗より始めよ」といった姿勢が見られない名古屋市。かりに、来年度、本市の待機児童数が増えるようなことがあれば、待機児童対策に消極的な本市に対するママたちの怒りは必至だ。
2017年11月28日
河村市長自身ですら天守閣に上るのは、けっしてたやすくはない。
11月28日の本会議で、河村市長は名古屋城の天守閣の木造復元のバリアフリー問題に関し、障害者への対応を話し合うチームを立ち上げる考え示した。松井よしのり議員(自民：守山区)の質問に答えた。
■ 市が木造復元を進めようとしている天守閣の実態
・最上階フロアの高さ 38.45m(本丸御殿の立っている所から)
⇒ 最上階まで登ろうとすると、通常の建築物13階から14階に相当
・階段の踏み込み面
⇒ 最小20�僂任△蝓⊂紊蠅呂弔淦茲播个譴襪發里痢�下りはつまさきが階段からはみ出るためかなり危険。
・蹴上高(階段1段の高さ)
⇒ 蹴上高は最大29.4�僂箸�なり高い。一般的な蹴上高は17〜18cmであることから、かなりたかい。踏み込み面が小さく蹴上が高いことから、階段を上るのはかなり困難。
・階段勾配
⇒ 最大55.77度。一般的には35度程度であり、上から見下ろすと垂直のように見える可能性も。
・階段幅
⇒ 120�僉�170�僂靴�なく、チェアリフトを使っている間は、一般の方々は階段を使用することは困難。
史実に忠実につくればつくるほど、天守閣を上ることは極めて困難となることが予想される。完成時には75歳になっているであろう河村市長自身も、最上階まで上がることはけっしてたやすいことではない。
また、入場者数360万人を達成するため、土日には3万人の入場者を見込んでいるが、階段で立ち往生する人がかなり多いことが予想され、また、チェアリフトを使っている間、一般の方々が階段を使うことは事実上困難となることから、エレベーターを設置しないと判断した場合、入場者数を大幅に下方修正する必要があり、入場料収入で天守閣復元費用を賄うとした市の計画は抜本的な見直しを迫られる。
史実に忠実に作るというのであれば、天守閣の内部にエレベーターを設置するのではなく、外側に天守閣から独立したエレベーター棟を設置しない限り、入場者数が大幅に見込みを下回る可能性がある。外付けエレベーターの検討に河村市長が踏み切ることができるかどうかが今後の焦点だろう。
■ 市が木造復元を進めようとしている天守閣の実態
・最上階フロアの高さ 38.45m(本丸御殿の立っている所から)
⇒ 最上階まで登ろうとすると、通常の建築物13階から14階に相当
・階段の踏み込み面
⇒ 最小20�僂任△蝓⊂紊蠅呂弔淦茲播个譴襪發里痢�下りはつまさきが階段からはみ出るためかなり危険。
・蹴上高(階段1段の高さ)
⇒ 蹴上高は最大29.4�僂箸�なり高い。一般的な蹴上高は17〜18cmであることから、かなりたかい。踏み込み面が小さく蹴上が高いことから、階段を上るのはかなり困難。
・階段勾配
⇒ 最大55.77度。一般的には35度程度であり、上から見下ろすと垂直のように見える可能性も。
・階段幅
⇒ 120�僉�170�僂靴�なく、チェアリフトを使っている間は、一般の方々は階段を使用することは困難。
史実に忠実につくればつくるほど、天守閣を上ることは極めて困難となることが予想される。完成時には75歳になっているであろう河村市長自身も、最上階まで上がることはけっしてたやすいことではない。
また、入場者数360万人を達成するため、土日には3万人の入場者を見込んでいるが、階段で立ち往生する人がかなり多いことが予想され、また、チェアリフトを使っている間、一般の方々が階段を使うことは事実上困難となることから、エレベーターを設置しないと判断した場合、入場者数を大幅に下方修正する必要があり、入場料収入で天守閣復元費用を賄うとした市の計画は抜本的な見直しを迫られる。
史実に忠実に作るというのであれば、天守閣の内部にエレベーターを設置するのではなく、外側に天守閣から独立したエレベーター棟を設置しない限り、入場者数が大幅に見込みを下回る可能性がある。外付けエレベーターの検討に河村市長が踏み切ることができるかどうかが今後の焦点だろう。
2017年11月27日
個人質疑の内容をお知らせします。
本会議議場における議員個人の質問には、「個人質問」と「議案外質問」がある。両質問は明確に区別されており、「個人質問」は本会議に上程された議案を含む議員個人からの質問であり、「議案外質問」は、議案を除く市政に関する議員個人からの質問とされている。11月定例会では、「個人質問」をおこなうことが議会運営委員会で決まっている。
それでは、個人質疑の内容をお知らせいたします。
■ 11月28日(火)午前10時〜
松井よしのり(自民)
1.名古屋城天守閣木造復元におけるエレベーターの設置について
2.幻のベンツ製はしご車の修復状況について
3.南海トラフ地震に係る防災対応の見直しについて
―地震予知が困難であることを踏まえて―
4.地域における小学生への学習支援について
―鳥羽見学区「寺子屋プロジェクト」の取り組み―
うえぞの晋介(民進)
1.市内各所に飛来するムクドリの被害への対応について
(1) 道路管理者としての対策
2.就学援助制度における新小学1年生への入学準備金の前倒し支給について
福田誠治(公明)
1.本市の災害対策本部の体制強化について
高橋ゆうすけ(共産)
1.就学援助における入学準備金の前倒し支給について
2.学校現場における本務教員の欠員解消に向けた取り組みについて
3.臨時的任用講師の同一校での継続任用について
手塚将之(減税)
1.名古屋駅における福祉車両の乗降場所の確保について
2.就労継続支援Ａ型事業所について
(1) 現状認識と課題
(2) 情報の公表
■ 11月28日(火)午後1時〜
浅野有(自民)
1.まちづくりにおける民間投資の促進に向けた取り組みについて
(1) 官民のまちづくりビジョンの共有
(2) 都市機能の誘導と容積率の緩和の方策
塚本つよし(民進)
1.本市のスポーツ行政のさらなる拡大と組織・機能における「スポーツ行政改革」につい て
(1) アジア競技大会後を見据えた市長部局におけるスポーツ行政のあり方検討
(2) 公共施設等へのコンセッション方式の導入
(3) マラソンフェスティバル ナゴヤ・愛知に関する市長部局への働きかけ
長谷川由美子(公明)
1.豊かな心を育む学校図書館のあり方について
2.在宅における子育て支援について
―地域子育て支援拠点事業の充実―
■ 11月29日(水)午前10時〜
くれまつ順子(共産)
1.敬老パスのJR・私鉄への利用拡大について
2.県営名古屋空港の航空機による騒音について
浅井康正(減税)
1.わかりやすい避難所運営スタッフの識別化について
2.みんなに愛され、みんなで支える東山動植物園を目指す取り組みについて
斉藤たかお(自民)
1.世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤの安心・安全について
(1) 「名古屋駅スーパー救急隊」の進捗状況
(2) 消防・防災・危機管理機能の充実強化
2.都市伝説―幻の柳橋新駅構想について
3.名古屋駅西側における特色ある観光ルートバスの創出について
4.本市の総合的な治水対策について
日比美咲(民進)
1.医療用ウイッグの購入費助成について
2.青少年の健全育成に関する本市の対応について
―コンビニにおける成人雑誌の取り扱い―
■ 11月29日(水)午後1時〜
近藤和博(公明)
1.新たな緊急情報収集手段としての防災ラジオの導入について
2.公立大学法人名古屋市立大学の国連アカデミック・インパクトへの参加について
3.抗体が失われた小児へのワクチン再接種について
さいとう愛子(共産)
1.中学校スクールランチについて
2.なごやアクティブ・ライブラリー構想(案)について
�睫攸臼�(減税)
1.SNSを活用した「いじめ防止対策」について
2.路面下空洞調査における技術力の向上について（緑政土木局）
3.災害ボランティアへの支援について
服部しんのすけ(自民)
1.中央卸売市場本場の環境整備策について
2.災害時の適切な避難行動につながる啓発方法について
3.市庁舎内における子育て支援について
(1) 保育所等設置のニーズ
(2) 市庁舎内スペースの貸与
■ 11月30日(木)午前10時〜
森ともお(民進)
1.市内一斉「同報無線の吹鳴訓練」について
2.名古屋国際会議場の機能強化について
(1) 利便性向上に向けた施設の改修及び拡充
(2) 周辺住民への配慮
佐藤健一(公明)
1.プログラミング教育の必修化について
江上博之(共産)
1.少子高齢化、人口減少を理由にした市民施設の廃止・縮小について
(1) はとり幼稚園廃園計画の撤回
(2) 教育委員会における施設の廃止・縮小の考え方
(3) 名古屋市まち・ひと・しごと創生総合戦略との矛盾
2.名古屋市まち・ひと・しごと創生総合戦略における2060年228万市民実現への施策について
佐藤あつし(減税)
1.身近などんぐりひろばと児童遊園地の現状について
2.利用中の資産の有効活用について
吉田茂(自民)
1.「イエローチョーク大作戦」について
(1) 市民が憤慨しているペットのふんへの対応策
(2) たばこのポイ捨てに、けむに巻かない対応
(3) 地域の皆さんに「ふんき」を促すための方策
2.交通事故から交通弱者を守るための方策について
―地域とともに、安全対策を―
■ 11月30日(木)午後1時〜うかい春美(民進)
1.市政の光と影―生き生きとしたまちづくりを目指して縦割り行政の打破を！
2.実効性のある名古屋市大規模災害時受援計画の策定について
ばばのりこ(公明)
1.高齢者が安心して暮らせるまちナゴヤについて
(1) 認知症への取り組み
(2) 居住福祉における住宅確保要配慮者への支援（住宅都市局、財政局）
土居よしもと(民進)
1.道路の効率的な維持補修について
2017年11月26日
統計開始以来初となる年間交通死亡事故ゼロまであと35日【南区管内】
南区では、昭和30年の統計開始以来初となる年間交通死亡事故ゼロまであと35日とせまり、快挙の実現に向け、区民の間で交通事故ゼロ達成に向けた機運が日に日に高まっている。もちろん、この背景には南警察署、南区役所などの官公署、南区学区連絡協議会や交通安全関係団体、南区民による啓発活動が大きく貢献している。実は昨年にも、ゼロに向けたチャンスがあった。年間交通死亡事故ゼロまであと15日に迫った12月16日に南区平子地内で交通死亡事故が発生し、初の達成を1年先送りにした経緯がある。
11月26日には、ゼロの実現に向け、南警察署と大生学区が協力して「大生学区安心・安全啓発活動」を開催。愛知県警交通安全教育チーム「あゆみ」の女性警察官のみなさんによる交通安全教育をおこなった。夜間における運転手からの視認困難による事故発生の可能性が高まることなど、道具を使ってわかりやすく説明。参加者も交通安全を誓い合った。
■ 交通事故死者数【南区管内】
昭和30年(統計開始) 10人
昭和31年 16人
昭和32年 25人
・・・・・・・・・・・・・・・
昭和35年 36人
昭和36年 38人
・・・・・・・・・・・・・・・
平成24年 5人
平成25年 4人
平成26年 4人
平成27年 4人
平成28年 1人
平成29年 0人(11月26日まで)
平成28年 1人
平成29年 0人(11月26日まで)
そして、平成29年は、1月1日から11月26日現在まで330日間、交通死亡事故ゼロ。ゼロを実現し、1月1日には南区民全員で快挙を祝いたいもの。
2017年11月25日
栄ミナミ・大須ウィンターイルミネーション
本会議中は、個人質問に向けた準備のため、仕事が深夜にわたることも度々。この日も自民党控室で質問原稿作成を終え帰路に就いたところ、栄ミナミ一帯がブルー一色のLEDイルミネーションの幻想的な雰囲気に包まれていた。このイベントは近隣商業施設等で組織する南大津通活性化協議会が主催する「栄ミナミ・大須ウィンターイルミネーション」。平成30年2月25日まで点灯されるが、名古屋の街も本当に魅力的になった。
■ 栄ミナミ・大須ウィンターイルミネーション
会場 南大津通(栄交差点〜上前津交差点)・南伊勢町通
内容 2.8kmの街路樹等が40万球の青一色のLEDイルミネーションで彩られる。
期間 平成29年11月17日〜平成30年2月25日
時間 午後5時〜深夜0時
会場 南大津通(栄交差点〜上前津交差点)・南伊勢町通
内容 2.8kmの街路樹等が40万球の青一色のLEDイルミネーションで彩られる。
期間 平成29年11月17日〜平成30年2月25日
時間 午後5時〜深夜0時
2017年11月24日
赤ちゃん同伴で議場...
11月22日に開会した熊本市議会の定例会で、緒方夕佳市議(42)が生後7か月の長男を抱いて議場に入場したため開会が40分遅れる混乱があったとの報道があった。議場に議員または関係職員以外の入場を規制しているのは、議論を徹底的に、そして静かな環境で民主的に進めようとする長年の先人の知恵と努力の結果であり、これを十分な議論なく強引に変えようとする姿勢には賛成しかねる。
やはり規則を守ったうえで、自ら願う改革に向け、徹底的に議論するといった姿勢が必要だった。
また、熊本市の子育て支援体制を調べてみると、「一時預かり保育事業」を実施しており、このサービスを利用すれば、緒方市議は議員活動と子育ての両立ができた可能性がある。多くの会社では乳幼児とともに会社勤務を認めておらず、一石を投じようとするなら、別の方法があったようにも思う。
とはいえ、子連れで仕事ができる環境があればとも願うのも事実。どういった条件下であれば実現できるのか、また、その場合の周りで働く方々への影響など、静かな環境で冷静に議論を進めていくことが必要だろう。
また、市役所で働く職員や派遣職員のためにも民間事業者による市役所内保育所等、職場で子育てができる環境整備についても検討することがあってもいい。
やはり規則を守ったうえで、自ら願う改革に向け、徹底的に議論するといった姿勢が必要だった。
また、熊本市の子育て支援体制を調べてみると、「一時預かり保育事業」を実施しており、このサービスを利用すれば、緒方市議は議員活動と子育ての両立ができた可能性がある。多くの会社では乳幼児とともに会社勤務を認めておらず、一石を投じようとするなら、別の方法があったようにも思う。
■ 熊本市一時預かり保育
・概要
保護者の就労、病気、看病、冠婚葬祭等で、乳幼児を一時的にご家庭で保育できない場合、1ヶ月に12〜13日間(週3日程度)まで、その乳幼児を保育園、認定こども園、地域型保育事業で預かることができる。
・対象者
保護者の就労、病気、看病、冠婚葬祭等で、乳幼児を一時的にご家庭で保育できない場合、1ヶ月に12〜13日間(週3日程度)まで、その乳幼児を保育園、認定こども園、地域型保育事業で預かることができる。
・対象者
保育園、認定こども園、地域型保育事業に通っていない又は、在籍していない乳幼児。
・利用料
料金は、1日当たり2,000円程度
※ 名古屋市もほぼ同様の制度を有している。とはいえ、子連れで仕事ができる環境があればとも願うのも事実。どういった条件下であれば実現できるのか、また、その場合の周りで働く方々への影響など、静かな環境で冷静に議論を進めていくことが必要だろう。
また、市役所で働く職員や派遣職員のためにも民間事業者による市役所内保育所等、職場で子育てができる環境整備についても検討することがあってもいい。
■ 名古屋市会「赤ちゃん退場事件」
私が本会議議案外質問に立った際、家内が傍聴席から私の質問の様子をわが子(生後数か月)とともに傍聴していた。しかし、突然、子どもがさわぎだしたため、守衛さんから議事の妨げになる可能性があるとして退席をうながされた。議事への影響を懸念した家内も、指示の通りと判断し、議場を後にしたが、子どもを職場に連れて行くということは、やはり周りへの配慮が欠かせない。
2017年11月23日
ほほえみマルシェ
ほほえみマルシェが開催された11月21日、マリオンクレープ(平和堂ビバモール店内)を経営する友人の濱地力に紹介していただき、第8回ほほえみマルシェ(南区宝生町)におじゃました。なお、濱地力さんは、南区発祥のグルメとして「名古屋たませんクレープ」や「クレームブリュレクレープ」を相次いで開発するなど、クレープ界の革命児。
さて、ほほえみマルシェは、手づくりジャム、無農薬野菜、無農薬野菜使用無化調ドレッシング、ジェルネイル、ボディジュエリー、ハーブティ、焼き菓子、玄米菜食オーガニック弁当などお洒落でこだわり満載の専門ショップが30店舗以上、彩り鮮やかに盛り立てるマーケット。主に20〜40代のママ達が出店している。
ヨコイは午前10時から始まる出店者の朝礼に参加させていただいたが大変な熱気。主催者の石神明日香さんは「街を元気に、そして世代を超えた交流の場を作りたい。」と話す。若い方々がこれだけ集まって、まちづくり活動をしているのを目の当たりにし、あらためて若い方々のエネルギーと街に対する愛情に心打たれた。次回開催は1月下旬を予定している。
■ ほほえみマルシェ開催日 隔月開催(次回開催は1月下旬)
場所 アルソアオルキス スタジオAi(南区宝生町1-4)
開催時間 10時〜15時半
駐車場 40台
駐車場 40台
2017年11月22日
11月定例会がはじまりました
11月定例会が開会され、河村市長より11月補正予算の概要について提案理由説明がなされた。
■ 平成29年度11月補正予算の概要
一般会計 1億9,100万円
特別会計 5,300万円
計 2億4,400万円
■ 補正内訳
・航空宇宙産業海外販路開拓強化事業 700万円
▶航空宇宙産業における地元企業の海外取引を拡大するため、専門家による企業支援及び交流会の開催等を県と連携して実施
・ロボット等導入支援人材育成事業 500万円
▶中小企業等へのロボット・IoTの導入を支援する技術者の育成に向けた相談窓口の設置及び講座の開設準備
▶中小企業等へのロボット・IoTの導入を支援する技術者の育成に向けた相談窓口の設置及び講座の開設準備
・中学校入学準備金の支給 1億800万円
▶これまで入学後に支給していた入学準備金を来年度の新中学1年生から入学前に前倒して支給
▶これまで入学後に支給していた入学準備金を来年度の新中学1年生から入学前に前倒して支給
・瑞穂公園陸上競技場改築に係る整備手法等調査 1,800万円
▶老朽化が進んでいる瑞穂公園陸上競技場について、国際的・全国的な大会の開催に必要な機能を確保するため、整備手法調査に加えて、敷地拡張による整備の可能性等に関する調査を実施
▶老朽化が進んでいる瑞穂公園陸上競技場について、国際的・全国的な大会の開催に必要な機能を確保するため、整備手法調査に加えて、敷地拡張による整備の可能性等に関する調査を実施
・名古屋城天守台石垣調査 5,300万円
▶現在実施している天守台石垣調査に加え、石垣の背面や劣化の状況等を詳細に把握するための調査
▶現在実施している天守台石垣調査に加え、石垣の背面や劣化の状況等を詳細に把握するための調査
■ 繰越明許費 3件
・賃貸方式による民間保育所の設置
・認定こども園の整備補助
・瑞穂公園陸上競技場改築に係る整備手法等調査
※ 繰越明許費とは、年度内に支出を終わらない見込があるものについて、議会の議決を得て翌年度に限り繰り越して使用できるようにする予算。
※ 繰越明許費とは、年度内に支出を終わらない見込があるものについて、議会の議決を得て翌年度に限り繰り越して使用できるようにする予算。
■ 債務負担行為 1件
・天守台石垣調査(調査が2か年にわたるため)
※ 債務負担行為とは、経費の支出義務。将来にわたる債務を負う契約を結ぶこと。
・天守台石垣調査(調査が2か年にわたるため)
※ 債務負担行為とは、経費の支出義務。将来にわたる債務を負う契約を結ぶこと。
2017年11月21日
名古屋城天守閣エレベーター問題
河村市長が2022年の完成を目指す名古屋城天守閣の木造復元にあたり、市長が当時の姿を忠実に復元するためエレベーターを設置しない方針を示している問題で、9月21日、障がい者団体は名古屋市に対し、「障がい者など一部の人が利用できなくなる」などと、名古屋場整備事務所に抗議に訪れた。
すでに、河村市長は、「体の不自由な皆さんのことについては、背負子(しょいこ)を持って、1人ずつ、それこそ名古屋市立大学の皆さんにボランティアで上がってもらったら。」と発言しており、史実に忠実な復元は河村たかし市長のこだわりだ。しかし、急な階段を背負子をしょって最上階まで上がるのは事実上困難であるばかりでなく、事故の場合の責任の所在もあいまいであり、市長の主張は絵空事であるのは言うまでもない。
また、河村市長には、障がい者や高齢者を「排除」しているのではと言う批判が脳裏をよぎる。
史実に忠実であるべきと、障がい者への配慮という二律背反をどう両立させるのか。いずれにしても、この問題はエレベーター設置の是非にとどまらず、障害者福祉に対する市長の政治姿勢、高齢者福祉の根本を問う問題であることから、本会議個人質問の中で、河村市長の政治姿勢等について問う考え。
史実に忠実であるべきと、障がい者への配慮という二律背反をどう両立させるのか。いずれにしても、この問題はエレベーター設置の是非にとどまらず、障害者福祉に対する市長の政治姿勢、高齢者福祉の根本を問う問題であることから、本会議個人質問の中で、河村市長の政治姿勢等について問う考え。
2017年11月20日
市民が最も好きな場所は「熱田神宮」
名古屋市がおこなった「眺望景観保全」に関する ネット・モニターアンケートの結果、市民が最も好きな場所・大切にしたい場所は「熱田神宮」との結果になった。
■ 名古屋市の景観の中で好きな場所・大切にしたい場所(複数回答)
1. 熱田神宮 67.3%
2. 名古屋城 63.9%
3. 東山動植物園 59.6%
4. 有松の街並み 36.1%
5. 大須 35.0%
6. 名古屋駅 34.5%
7. 久屋大通公園 33.2%
8. テレビ塔 31.8%
9. 文化の道(二葉館など) 28.0%
10. 名古屋港 25.7%
「栄」はベスト10もれの第11位。栄の地盤沈下がこうしたアンケートからも見て取れる。また、レゴランドやリニア鉄道館の開業などで注目を集める名古屋港エリアが10位に入るなど、港エリアの健闘が目立つ。私は中川運河や堀川沿いの眺望が結構好きなのだが、アンケートの結果では振るわない。
■ アンケートの概要
■ 名古屋市の景観の中で好きな場所・大切にしたい場所(複数回答)
1. 熱田神宮 67.3%
2. 名古屋城 63.9%
3. 東山動植物園 59.6%
4. 有松の街並み 36.1%
5. 大須 35.0%
6. 名古屋駅 34.5%
7. 久屋大通公園 33.2%
8. テレビ塔 31.8%
9. 文化の道(二葉館など) 28.0%
10. 名古屋港 25.7%
「栄」はベスト10もれの第11位。栄の地盤沈下がこうしたアンケートからも見て取れる。また、レゴランドやリニア鉄道館の開業などで注目を集める名古屋港エリアが10位に入るなど、港エリアの健闘が目立つ。私は中川運河や堀川沿いの眺望が結構好きなのだが、アンケートの結果では振るわない。
■ アンケートの概要
実施期間 平成29年10月6日(金) から平成29年10月16日(月)まで
対象モニター数 500人
回答数 443 人
有効回収率 88.6%
回答数 443 人
有効回収率 88.6%
2017年11月19日
後援会旅行会「富岡製糸場」
11月16日、17日の両日、よこい会後援会旅行会をおこなった。目的地は富岡製糸場など。300人の後援会の方々には、バスの中で順次、市政報告を行ったり地元の様々な課題をうかがったり。夜の懇親会でも交流を深めさせていただいた。
さて、今回おじゃました富岡製糸場のたたずまいをみて思い起こしたのが、かつて、わたくしの家から歩いて5分ぐらいの位置にあった日清紡名古屋工場。大正10年(1921年)9月10日、綿紡績工場として運転を開始して以来、平成18年(2006年)12月に閉鎖されるまで、地域の中核的な工場として活動を展開していた。
さて、この工場の中には、レンガ造りの倉庫群や木造の工場群など、歴史を感じさせる建物が所狭しと林立していた。まさに、富岡製糸場と同様のたたずまいを見せていたのである。平成18年の工場閉鎖時には、日清紡に対し、レンガ造りの倉庫群などを解体せず、後世に残すことができないかお願いしたものの、株主の理解が得られないとして残念ながら解体に至ってしまった。もし、現存していれば、ものづくりの歴史を後世に伝える文化遺産として大変な価値を有していたのではないかと悔やまれてならない。
■ 富岡製糸場富岡製糸場は、明治5年(1872年)に明治政府が日本の近代化のために設立した模範器械製糸場。明治維新後、政府は日本を外国と対等な立場にするため、産業や科学技術の近代化を進めた。そのための資金を集める方法として力を入れたのが、生糸の輸出。政府は生糸の品質改善・生産向上と、技術指導者を育成するため、洋式の繰糸器械を備えた官営の模範工場をつくることを決めた。こうして富岡製糸場が建設され、現在までほぼ変わらぬ姿で残されている。
2017年11月18日
TBS 新春ドラマスペシャル「都庁爆破！」の撮影となごや・ロケーション・ナビ
「なごや・ロケーション・ナビ」は、平成13年度、ヨコイの本会議質問を受け、フィルム・コミッションとして誕生した映画やテレビ番組などのロケーション撮影を誘致して、幅広く支援することを目的とする非営利の組織。名古屋で行われる映画やテレビドラマなどのロケーション撮影を支援している。さて、「都庁爆破！」の撮影に際しては、突然の爆発で逃げ惑う役を演ずるエキストラ700人の募集をおこなったり、道路封鎖に伴う愛知県警との調整、都庁に見立てた名古屋合同庁舎をはじめ関係公所の調整など、映像制作者に、よりスムーズに進行していただくための協力を「なごや・ロケーション・ナビ」がおこなった。
なお、都庁爆破シーンの撮影が名古屋で行われた背景には、「都庁爆破！」というタイトルが過激だったためか、撮影に対する東京都や東京消防庁などの協力が得られなかったこと、東京都内では道路封鎖が非常に困難なことなどがあげられる。
なお、都庁爆破シーンの撮影が名古屋で行われた背景には、「都庁爆破！」というタイトルが過激だったためか、撮影に対する東京都や東京消防庁などの協力が得られなかったこと、東京都内では道路封鎖が非常に困難なことなどがあげられる。
今回の撮影は、あくまでも東京都庁のかわりに名古屋の官庁街を都庁に見立て撮影されたものだが、今後、映画やテレビドラマなどのロケーション撮影に対する支援が確立した名古屋として国内外に積極的に売り込み、映像を通じて、名古屋の魅力的なまちを多くの方に知っていただくだけでなく、ロケ地としてたくさんの観光客に来ていただけるよう願うもの。なお、今回の爆破シーンの撮影にあたっては、名古屋市消防局が特殊消防車両の出動について全面的に協力した一方、名古屋市消防局広報アンバサダー(大使)に就任しているBOYS AND MENの妹分アイドルグループ「おとめボタン」が「都庁爆破！」に特別出演することが決まっている。
■ なごや・ロケーション・ナビの事業内容
• 撮影ポイントについての豊富な情報をホームページで提供
• イメージにあったロケ地をリストアップしてご紹介
• 撮影に関する各方面との調整や、複数にわたる撮影希望施設等の使用の申込みに協力
• 貸しスタジオや映像機器等のレンタルなど撮影に必要なサービスを行う企業をご紹介
• ロケ時の宿泊施設をご紹介
• エキストラ募集のお知らせ、手配などのお手伝い
• ロケ地周辺地域への事前のお知らせをお手伝い
2017年11月17日
TBS 新春ドラマスペシャル「都庁爆破！」の撮影を名古屋合同庁舎で
TBS 新春ドラマスペシャル「都庁爆破！」の都庁爆破場面のロケが名古屋合同庁舎付近でおこなわれるのに際し、TBSからの撮影要請を受けた名古屋市消防局は、同ドラマの撮影協力として、特殊車両8両、特四隊員並びに消防課員を出動させることを決めた。■ 撮影日
平成29年11月18日(土)午前11時〜午後3時
■ 撮影場所
名古屋合同庁舎付近(名古屋市中区三の丸2丁目2-1)
※ 名古屋市役所西庁舎南西側
※ 付近は通行止め
■ 名古屋市消防局手配車両
・救助車(所属：特別消防隊・第4方面隊)
・クレーン車(所属：特別消防隊・第4方面隊)
・タンク車(所属：東消防署)
・はしご車(所属：北消防署)
・タンク車(所属：西消防署)
・タンク車(所属：中消防署)
・救急車(所属：中消防署)
・除染車(所属：昭和消防署)
■ 撮影内容
・消防車両の現場突入シーン
・トリアージシーンの撮影など。
■ 他車両
・愛知県消防学校(ポンプ車2両、はしご車1両)
・東京からレンタカー(救急車、消防車、パトカー各1両)
※ なお、撮影に際し、名古屋市消防局という車両表記の上に「東京消防庁」のラベルが張られるが、ドラマホームページやエンドクレジットに「名古屋市消防局協力」と表記される。
■ 「都庁爆破！」は、現代日本のパニックを起こる前から小説で訴えてきた作家・高嶋哲夫が2001年に発表した小説。もし、東京でテロが起きてしまったら…？ 大切な人が巻き込まれてしまったら…？をテーマに、「大切な人を守る”とはどういうことなのか？ 平和を守るとは？」を問う内容となっている。
なお、ヨコイも今回のロケの実現に向け協力をさせていただいたことから、明日午後1時過ぎには、現場に駆け付ける予定。
2017年11月16日
市民税5％減税は見直しへ...by減税日本
減税日本なごや幹事長の田山議員は、財政福祉委員会「市民税5％減税の検証」の中で、「減税した場合より減税しない場合の経済効果が高い。」とされた検証結果を受け、減税政策の見直しを進めることを表明した。これは、「市民税5％減税の検証」を調査する財政福祉委員会議員間討論において、ヨコイの質問に答えたもの。なお、減税日本なごや幹事長の「見直し」発言について、河村市長は報道陣の質問に対し「見直しはしない」と表明したが、いよいよ厳しい状況に追い込まれた。
■ ヨコイ減税の目的は、「市民生活の支援」。決してお金持ちとか儲かっている企業の支援とは書いていない。「市民生活の支援」というのは、非常に厳しい市民の方々、がんばっても厳しい市民の皆様がいっぱいみえる。それから、努力しても売上が増えない本当に小さな町工場をはじめとした商店の皆さん。そういった方々への支援になっているのかどうか。生活の厳しい皆さんの。そして、「地域経済の活性化」。このデータを見てどう思われたのか。そして、「将来の地域経済の発展」。これ今後10年間のやつが書いてある。今後10年間に照らし合わせて、減税しないよりも減税した方が効果があり、目的を達成していると思うか。
この状況を見てまずいと思わないのか。このまま継続していくことが市民のため、この名古屋で一生懸命に企業活動を行っている中小企業の皆さんのためになっているのかどうかについて、今考えるべきときでしょう。少なくとも、あなた方が減税をやりたいがために、市民がいるわけではない。市民生活のために議会があり、市長もいるわけである。最後にしっかりと考えを言ってください。
■ 田山議員
今回のシミュレーション結果、今回の委員会での討議、いろいろなところでご指摘を受けたことを踏まえて、この減税政策のいたらないところはしっかりと見直すとか、そういったこともしていかないといけないと考えたところである。
2017年11月15日
減税しないほうが経済効果！市民税5％減税の検証
市がまとめた「市民税5％減税の検証」で、減税しないほうが経済効果が高いという結論は、ある程度予想されたこととはいえ、議会でも驚きをもって受け止められた。■ 今回の市民税5％減税検証のポイント
・信頼性のあるモデルで出された分析結果において、減税した場合より減税しない場合の経済効果が上回った。
・法人アンケートの結果から、法人の減税には新たな投資や雇用の拡大に対するインセンティブが十分機能しているとは言えないとしたこと。
・寄付文化の醸成に関する減税の寄与度は限定的であるとしたこと。
市民税5％減税の効果が全くと言っていいほど見当たらないことから、今後、どのように見直すべきか、検討が進められることになる。2017年11月14日
衆院選総括
11月14日(火)午前8時30分より、自民党愛知県第四選挙区支部役員会を開催し、先の衆院選の総括を行った。
工藤彰三にとっては、得票数で約1万票、得票率で6.5ポイント伸ばし、小選挙区での議席獲得といった大きな成果を上げることができた。厳しい選挙戦を勝ち抜くことができたのは、市民の皆様の力強いご支援のたまもの。一方、野党側の票が希望の党と共産党に分散したことによる敵失による勝利であるといった側面も否定できない。次期衆院選では、野党による統一候補擁立も視野に、さらに強固な地盤を築く必要があることを確認した。
■ 工藤彰三 衆院選Data2017(投票率 46.54%)
得票数 76,446票
得票率 45.09%
■ 工藤彰三 衆院選Data2014(投票率 47.78%)
得票数 66,213票
得票率 38.58%
また、早朝街頭活動についても継続して実施すること、市民との対話の機会を密度濃く展開することを決定した。
工藤彰三にとっては、得票数で約1万票、得票率で6.5ポイント伸ばし、小選挙区での議席獲得といった大きな成果を上げることができた。厳しい選挙戦を勝ち抜くことができたのは、市民の皆様の力強いご支援のたまもの。一方、野党側の票が希望の党と共産党に分散したことによる敵失による勝利であるといった側面も否定できない。次期衆院選では、野党による統一候補擁立も視野に、さらに強固な地盤を築く必要があることを確認した。
■ 工藤彰三 衆院選Data2017(投票率 46.54%)
得票数 76,446票
得票率 45.09%
■ 工藤彰三 衆院選Data2014(投票率 47.78%)
得票数 66,213票
得票率 38.58%
また、早朝街頭活動についても継続して実施すること、市民との対話の機会を密度濃く展開することを決定した。
2017年11月13日
11月15日、市民税5％減税検証報告書の公表
名古屋市財政局は、市民税減税条例に規定する検証を行い、市民税5％減税検証報告書を取りまとめ、平成29年11月15日に財政福祉委員会に報告する。なお、財政局は11月14日午後に財政福祉委員会所属委員に対し、市民税5％減税検証結果について事前の説明を行う予定だ。
■ 市民税5％減税の検証方法
(1) 名古屋市市民税減税条例の附則第4項に基づき、市民税５％減税の目的を踏まえて検証を実施。
(2) 具体的には、「市民生活の支援」に寄与しているかどうかを把握するため個人に対するアンケート調査を、また「地域経済の活性化」及び「将来の地域経済の発展」に寄与しているかどうかを把握するため、法人に対するアンケート調査とマクロ計量モデルに基づくシミュレーション分析を実施。
(3) アンケートやシミュレーションの結果について、客観的に分析。
漏れ聞くところによると、市民税5％減税の検証結果は、市にとって決して期待した数字が出ているわけではない模様。11月14日午後の説明をうかがい、調査結果を分析した上で、財政福祉委員会に臨むことになる。
漏れ聞くところによると、市民税5％減税の検証結果は、市にとって決して期待した数字が出ているわけではない模様。11月14日午後の説明をうかがい、調査結果を分析した上で、財政福祉委員会に臨むことになる。
2017年11月12日
2017年11月11日
防災用ロケットストーブ 展示会で発表
「薪ストーブ」は燃焼室をもち、その中で火を燃やして暖を取る構造となっている。雪山で見かけるストーブの多くは「薪ストーブ」であり、ゆらゆらと火が燃焼する特徴を持つ。一方、「ロケットストーブ」は「薪ストーブ」と違い燃焼室を持たず、煙突の中で火を燃やすと、「ロケットストーブ」特有の通風が起こり、うちわで扇いでいるような現象が続き、ゴーっと音を立て激しく火が燃え上がる。
さて、震災等の大規模な災害により、万が一ライフラインがストップし電気やガスの供給が停止するなど命にかかわる事態に陥っても、「ロケットストーブ」が身近にあれば、手軽に火をおこして暖をとったり、火を使って調理し食べることが可能だ。そこで鶴田工業所(名古屋市南区豊田5-13-39)の鶴田修一社長は、「ロケットストーブ」を防災用に開発。名古屋国際展示場で開催された「MESSE NAGOYA 2017」で展示した。
また、同展示会で鶴田工業所は、「ロケットストーブわんこ」のほか、「ロケットストーブ」を応用して製作したスターリングエンジンで発電する「まき発電機」、「ペレットストーブなごやか」を発表。多くの来場者の関心を集めた。なお、「ロケットストーブ」の使い方は以下のユーチューブで詳しく知ることができる。「ロケットストーブ」のお問い合わせは
■ (株)鶴田工業所
Tel 052-692-5014
Fax 052-691-3457
2017年11月10日
日本丸&海王丸が名古屋港に 名古屋港開港110年
名古屋港が開港110周年を迎えた11月10日、世界最大級の帆船「日本丸」・「海王丸」が110周年を記念し、名古屋港ガーデンふ頭に同時寄港した。両船の同時寄港は6年ぶり。また、歓迎式典では、名古屋港管理組合 服部明彦専任副管理者、同組合議会議長のヨコイから、歓迎のあいさつを述べさせていただいた。
■ セイルドリル(展帆訓練)とき 平成29年11月11日(土)午後1時から午後4時 まで
開催場所 ガーデンふ頭2号岸壁(日本丸)、3号岸壁(海王丸)
※ 2隻が同時に帆を張る訓練を行い、その様子を見学することができる。
実習生がマストに登り、合計36枚(畳約1，673枚分)の帆を張る。白い帆を広げた日本丸、海王丸の優雅な姿を堪能できる。帆が最大に張られるのは午後2時ごろから約30分間の予定。寄港中に帆が張られるのはこの訓練中のみ。
■ 日本丸&海王丸船内一般公開とき 平成29年11月12日(日)午前9時から午後4時 まで
※午前の部は午前11時、午後の部は午後3時30分で乗船受付を終了。
開催場所 ガーデンふ頭2号岸壁(日本丸)、3号岸壁(海王丸)
申込み 不要・観覧無料
※ 受付時間内で随時、日本丸、海王丸の船内を見学することができる。
※ 受付時間内で随時、日本丸、海王丸の船内を見学することができる。
■ 名古屋港開港110周年記念ブース出展(開港祭フレンドリーポート)とき 平成29年11月12日(日)
開催場所 名古屋港ガーデンふ頭 つどいの広場
内容 「開港祭フレンドリーポート」は名古屋港の開港記念日(11月10日)をお祝いするイベント。人気キャラクターによるステージイベントのほか、つどいの広場にはグルメやマーケットが大集合。名古屋港のお知らせ隊長「ポータン」「ミータン」も登場する。
■ 名古屋港に遊びに行って豪華フェリーでのランチバイキングクルーズに参加しよう！
■ 名古屋港に遊びに行って豪華フェリーでのランチバイキングクルーズに参加しよう！開催日 平成29年12月24日(日)
開催場所 名古屋港フェリーターミナル発着
招待数 抽選でペア110組220名
応募券付チラシ入手方法 「開港祭フレンドリーポート」会場等11月10日〜12日までガーデンふ頭で配布。
募集締切 平成29年11月24日(金)
2017年11月09日
お友達内閣
「お友達内閣」とは、内閣総理大臣が自分に近しい議員や関係者を多く登用して内閣を組織することを批判的に揶揄していう表現。ただ、内閣を構成する以上、思想信条が全く違う人では、内閣が立ち行かず、 気心の知れた同志を重要ポストに起用することには、一定の理解をしているつもり。
無論、「お友達内閣」にも問題はある。内閣の閣僚がイエスマンばかりになれば、内部から｢批判する人間｣がいなくなり、内閣運営に緊張感がないばかりか、仮に内閣総理大臣が誤った判断をしたとしても、内部でいさめる人がなく国の方向性を見誤るリスクが生じる。自らの保身を図るようにもみえる「お友達内閣」は、政権に対する信頼を損なうばかりか、求心力を一気に失うリスクをひめている。
無論、「お友達内閣」にも問題はある。内閣の閣僚がイエスマンばかりになれば、内部から｢批判する人間｣がいなくなり、内閣運営に緊張感がないばかりか、仮に内閣総理大臣が誤った判断をしたとしても、内部でいさめる人がなく国の方向性を見誤るリスクが生じる。自らの保身を図るようにもみえる「お友達内閣」は、政権に対する信頼を損なうばかりか、求心力を一気に失うリスクをひめている。
さて、自らが率いる地域政党減税日本所属元議員を副市長に登用するという究極の「お友達内閣」が、ここ名古屋市でもおこなわれようとしている。市民や議会、市役所内部からの反発は少なくなく、イエスマンで側近を固める手法は政権末期の様相を呈しつつあり、市政に暗い影を落とすのではないかと懸念されている。
河村市長は12月15日で任期満了を迎える新開輝夫副市長の後任として、減税日本所属元県議である広沢一郎氏(53歳)を副市長に起用する意向を固め、議会に対し通知した。11月定例本会議で副市長同意案件を提案し、議会の同意を得たい考え。実現すれば、執行機関内に初めて減税日本内部から人材を送り込むことになる。一方、副市長の職務は、市長の補佐、職員の担任する事務の監督、市長の職務代理のほか、政策及び企画について指揮監督するなど強大な権限を有する。しかし、広沢氏には、行政経験が全くないばかりか、地方自治や地方財政に関する知見も未知数。職員の掌握経験もなく、副市長職がつとまるのかどうかは全く見通しが立っていない。もちろん、河村市長にとっては、そんなことはどうでもいいことなのかもしれない。
そして、なぜこのタイミングで、河村市長が副市長に減税日本所属元議員を送り込んだのか、私なりに考察してみたい。
河村市長の69歳という年齢を考えると、おそらく、次期衆院選が河村市長にとって、国政復帰に向けたラストチャンスだろう。来るべき衆院選に備え、次期市長候補者をあらかじめ副市長として市政に送り込み、市長職をスムーズに禅譲したい考えも垣間見える。
広沢氏の副市長同意案件に関し、河村市長がすべての任命責任を負うことを仮に表明すれば、不同意は正直難しい。一方、市政を私物化したかのようにも映る今回の人事は、国民・市民が最も嫌う手法。今後、市民の不信を招き、河村市長の求心力が一気に低下する可能性がある。
2017年11月08日
入場者は昨年比40％増の2,100人 南区区民まつり「呪われた時空の館」
南区区民まつりが開催された11月5日(土)、日本ガイシスポーツプラザにみんなでつくるおばけ屋敷が再びやってきた。第2弾のテーマは「呪われた時空の館」。
もともと、明治学区連絡協議会主催の夏祭りでおこなっていた「お化け屋敷」をさらにバージョンアップさせ、南区区民まつりのメインアトラクションとして定着したもの。館の中は子どもたちの悲鳴が鳴り響くなど、なかなかのレベル。お化け屋敷プロデューサー 五味弘文さんからもきっと高い評価をいただけるだろう。
■ みんなでつくるおばけ屋敷の特徴
お化け屋敷の小道具づくり、当日のお化けの役など、すべて学区の方々、学生等でおこない、すべて手作り。学区ごとにエリアテーマに沿った小道具を制作。見本を提案する際のアイデア出し(�＾族舛猫⊆蠅貌�りやすい材料で作ることができ��作りやすいもの、を満たす小道具)に、非常に時間がかかった。また、ボランティアの数が約250人と非常に多く、それぞれの役割に沿って指示出しをする点に苦労したとのこと。
■ 入場者は昨年比40％増
今年の入場者数は約2,100人。昨年比600人、40％増と大幅に増加した。一方、ピーク時の待ち時間は25分。
お化けが怖くて、なかなか前に進むことができず、中には滞留してしまう人もいる。スムーズに進行するようアシストスタッフを設ければ、さらに入場者を増やすことができそうだ。
■ 当日の役割
・学区の小中学生…おばけ役
・学区の保護者、地域の方…おばけ役の見守り等
・名南工業高校生、大同大学生…おばけ役
・桜台高校生、名古屋南高校生…入口のナレーション
・レクバレーのみなさん…お客さんの整列・誘導
■ 「呪われた時空の館」ストーリー(要約)
「呪いの黒ひまわり館」事件から1年。
何気なく参加した「肝試し大会」で、またも異変が！
逃げ惑うあなたの前に、扉が。
飛び込んだ先には、時代をさかのぼる時空の回廊が待ち受けていた。
戦国、古代、氷河期、ついにはゾンビや亡霊たちの住む混沌とした世界へ...。
過去の時代へと飛ばされたあなた。
「時空の扉のかぎ」を持ち帰り、現代に戻ってくることができますか...。
2017年11月07日
STOP!貧困の連鎖「中学生の学習支援事業」(3)
「学習支援事業」に参加することで、生活保護を受けている世帯に属する中学生の高等学校等進学率が大幅に上昇する結果となったが、一方で、「学習支援事業」に参加しない中学生の高等学校等進学率は86.1%にとどまったまま。いかにして参加者を増やしていくのかが今後の課題だ。
現在は各区福祉事務所の保護係ケースワーカー等により、「学習支援事業」への参加の呼びかけを行っているが、被保護者(中3)374人のうち、事業参加者は122人にとどまっているのが実態。
■ 学習支援事業に参加しない理由
・部活動に専念したい。
・すでに塾に通っている。
・勉強する気持ちになれない。
など...
一方、「学習支援事業」には、高等学校等進学率の上昇等の効果のほか、数字に現れない効果も上がっている。
■ 「学習支援事業」に参加してよかった点
・学ぶ意欲が高まった。
・学生サポーターのお兄さんが話し相手になってくれる。
・他の中学生との交流が楽しい。
・居場所ができた。
など。
「学習支援事業」には、高等学校等進学率が高まった以外にも、子どもたちを内面から支える効果が期待できそう。一方で、生活保護を受けている世帯に属する中学生のうち、同事業に参加する生徒の割合は33％にとどまっている。同事業による効果をさらに多くの関係者で共有し、参加する生徒の割合をどのようにして高めていくのか、知恵を絞る必要に迫られている。
今後、「学習支援事業」を進めるうえで、いくつかの課題も浮き彫りとなっている。
■ 「学習支援事業」の課題
・大学生のお兄さん・お姉さんなどの学習サポーターの確保
・現在、「学習支援事業」実施か所数は市内143か所だが、充足しているのか、不足しているのか、検証が必要。
・生活保護を受けていない世帯の中にも、生活が厳しい家庭は少なくないものと考えられる。それら家庭の子どもたちをどのように把握し、参加に向けアプローチしていくのか。
・せっかく高等学校等に進学しても、生活保護世帯に多いと言われる高等学校等の中退防止への取り組み。
現在は各区福祉事務所の保護係ケースワーカー等により、「学習支援事業」への参加の呼びかけを行っているが、被保護者(中3)374人のうち、事業参加者は122人にとどまっているのが実態。
■ 学習支援事業に参加しない理由
・部活動に専念したい。
・すでに塾に通っている。
・勉強する気持ちになれない。
など...
一方、「学習支援事業」には、高等学校等進学率の上昇等の効果のほか、数字に現れない効果も上がっている。
■ 「学習支援事業」に参加してよかった点
・学ぶ意欲が高まった。
・学生サポーターのお兄さんが話し相手になってくれる。
・他の中学生との交流が楽しい。
・居場所ができた。
など。
「学習支援事業」には、高等学校等進学率が高まった以外にも、子どもたちを内面から支える効果が期待できそう。一方で、生活保護を受けている世帯に属する中学生のうち、同事業に参加する生徒の割合は33％にとどまっている。同事業による効果をさらに多くの関係者で共有し、参加する生徒の割合をどのようにして高めていくのか、知恵を絞る必要に迫られている。
今後、「学習支援事業」を進めるうえで、いくつかの課題も浮き彫りとなっている。
■ 「学習支援事業」の課題
・大学生のお兄さん・お姉さんなどの学習サポーターの確保
・現在、「学習支援事業」実施か所数は市内143か所だが、充足しているのか、不足しているのか、検証が必要。
・生活保護を受けていない世帯の中にも、生活が厳しい家庭は少なくないものと考えられる。それら家庭の子どもたちをどのように把握し、参加に向けアプローチしていくのか。
・せっかく高等学校等に進学しても、生活保護世帯に多いと言われる高等学校等の中退防止への取り組み。
2017年11月06日
STOP!貧困の連鎖「中学生の学習支援事業」(2)
つぎに、生活保護受給世帯に属する「中学生の学習支援事業」の効果について検証してみたい。
■ 中学校卒業者の高等学校等進学率(平成29年3月卒業)
卒業者数 19,949人
高等学校進学者数 19,685人
高等学校等進学率 98.7%
■ 生活保護を受けている世帯に属する中学生の高等学校等進学率(平成29年3月卒業)
被保護世帯 374人
高等学校進学者数 335人
高等学校等進学率 89.6%
生活保護を受けている世帯に属する中学生の進学率は、全体に比して9%程度低いことがわかる。
さらに、被保護世帯のうち、「中学生の学習支援事業」に参加している生徒、参加していない生徒別の高等学校等進学率を分析してみた。
■ 被保護世帯に属する中学生の高等学校等進学率の内訳
中学生の学習支援事業参加者 96.7%
中学生の学習支援事業非参加者 86.1%
つまり、生活保護を受けている世帯に属する中学生であっても、「中学生の学習支援事業」に参加することにより、高等学校等進学率は10％程度上昇することが明らかとなった。自立のための資格を取得したり就職を有利にするには、高校を卒業することがひとつの方法だが、同事業が一定の効果を上げていることがわかる。
■ 中学校卒業者の高等学校等進学率(平成29年3月卒業)
卒業者数 19,949人
高等学校進学者数 19,685人
高等学校等進学率 98.7%
■ 生活保護を受けている世帯に属する中学生の高等学校等進学率(平成29年3月卒業)
被保護世帯 374人
高等学校進学者数 335人
高等学校等進学率 89.6%
生活保護を受けている世帯に属する中学生の進学率は、全体に比して9%程度低いことがわかる。
さらに、被保護世帯のうち、「中学生の学習支援事業」に参加している生徒、参加していない生徒別の高等学校等進学率を分析してみた。
■ 被保護世帯に属する中学生の高等学校等進学率の内訳
中学生の学習支援事業参加者 96.7%
中学生の学習支援事業非参加者 86.1%
つまり、生活保護を受けている世帯に属する中学生であっても、「中学生の学習支援事業」に参加することにより、高等学校等進学率は10％程度上昇することが明らかとなった。自立のための資格を取得したり就職を有利にするには、高校を卒業することがひとつの方法だが、同事業が一定の効果を上げていることがわかる。
2017年11月05日
STOP!貧困の連鎖「中学生の学習支援事業」(1)
厚生労働省は6月27日、平成28年度の「国民生活基礎調査」の中で、経済的に厳しい家庭で育つ17歳以下の子どもの割合を示す「子どもの貧困率」(平成27年度時点)は13.9％であり、貧困状態にある子どもは7人に1人に達していることを公表している。一方、経済協力開発機構(OECD)が平成26年にまとめた加盟国など3か国の平均は13.3％であることから、日本の「子どもの貧困率」はOECD加盟国平均を上回っている。
さらに、ひとり親世帯の貧困率(平成27年度)は50.8％と5割超。暮らし向きは、母子世帯の82.7％が「苦しい」と答え、37.6％の世帯は「貯蓄がない」と回答している。
さて、保護者が裕福であると子どもの学力が高く、保護者の収入が低いと子どもの学力も低い傾向が相対的に指摘されている。とくに問題とされるのは、親の経済力の差が教育格差となり、不利な就職から貧困につながるケースが多くみられ、それが子ども世代への貧困の継承という、「貧困の連鎖」を生じてしまうことだ。
この「貧困の連鎖」を断ち切るため、名古屋市では、子どもの教育機会の不平等の解消を目的に、学生ボランティアによる「中学生の学習支援事業」を実施している。
■ 中学生の学習支援事業の内容
大学生のお兄さん・お姉さんなどの学習サポーターが、ひとりひとりの学習レベルに合わせ、学習習慣を身につけることや高校進学などを目指した学習支援を行っている。
1. 実施か所数 市内143か所(平成29年10月1日現在)
2.参加費 無料
3. 定員 各実施会場12名
4. 参加資格 市内在住の中学生で次のいずれかの世帯に属する方
・ひとり親家庭(児童扶養手当受給所得制限内)
・生活保護受給世帯
・生活困窮世帯
5. 開催回数 週2回または1回(1回2時間)
■ 中学生の学習支援事業の内容
大学生のお兄さん・お姉さんなどの学習サポーターが、ひとりひとりの学習レベルに合わせ、学習習慣を身につけることや高校進学などを目指した学習支援を行っている。
1. 実施か所数 市内143か所(平成29年10月1日現在)
2.参加費 無料
3. 定員 各実施会場12名
4. 参加資格 市内在住の中学生で次のいずれかの世帯に属する方
・ひとり親家庭(児童扶養手当受給所得制限内)
・生活保護受給世帯
・生活困窮世帯
5. 開催回数 週2回または1回(1回2時間)
2017年11月04日
全政令市議会議員ランキング
自由民主党政令指定都市議会議員連盟総会でいただいた資料に、自民党所属の全国の政令市議会議員の氏名、期数、年齢が記載された資料が添付されていた。無駄なデータの中にもメッセージがあるものと考えたもの。なお、あくまでも自民党所属議員のみのデータであり、他会派はわからない。
■ 全政令市議会議員「期数」ランキング
1. 中本弘(広島市)13期
2. 北山順一(神戸市)12期
3. 伊東稔浩(静岡市)11期
3. 渡辺義郎(名古屋市)11期
3. 安井俊彦(神戸市)11期
6. 山岸一雄(相模原市)10期
6. 鈴木和彦(静岡市)10期
6. 井上与一郎(京都市)10期
6. 木島丘(広島市)10期
6. 片山尹(北九州市)10期
■ 全政令市議会議員「長老」ランキング
1. 中本弘(広島市)86歳
2. 木島丘(広島市)83歳
2. 種清和夫(広島市)83歳
4. 山岸一雄(相模原市)81歳
4. 土井哲夫(広島市)81歳
■ 全政令市議会議員「若年」ランキング
1. 高子景(さいたま市)29歳
1. 加藤昌洋(京都市)29歳
1. 平山貴大(京都市)29歳
4. 信貴良太(堺市)30歳
5. 矢沢孝雄(川崎市)31歳
■ 全政令市議会議員「期数」ランキング
1. 中本弘(広島市)13期
2. 北山順一(神戸市)12期
3. 伊東稔浩(静岡市)11期
3. 渡辺義郎(名古屋市)11期
3. 安井俊彦(神戸市)11期
6. 山岸一雄(相模原市)10期
6. 鈴木和彦(静岡市)10期
6. 井上与一郎(京都市)10期
6. 木島丘(広島市)10期
6. 片山尹(北九州市)10期
■ 全政令市議会議員「長老」ランキング
1. 中本弘(広島市)86歳
2. 木島丘(広島市)83歳
2. 種清和夫(広島市)83歳
4. 山岸一雄(相模原市)81歳
4. 土井哲夫(広島市)81歳
■ 全政令市議会議員「若年」ランキング
1. 高子景(さいたま市)29歳
1. 加藤昌洋(京都市)29歳
1. 平山貴大(京都市)29歳
4. 信貴良太(堺市)30歳
5. 矢沢孝雄(川崎市)31歳
2017年11月03日
自民党大阪市議団より「大都市法」廃止に向けた協力要請
自由民主党政令指定都市議員連盟総会が熊本市で開催された11月1日、自民党大阪市会議員団より、政令指定都市を廃止・分割し特別区を設置する、いわゆる「大阪都構想」を実現させるための法律である「大都市地域における特別区の設置に関する法律(以下、大都市法)」について、自由民主党政令指定都市議員連盟でも廃止に向けた活動をおこなうことを求める提案があった。2年前には、大阪市における住民投票により、大阪都構想は「否決」されたはず。未だに、動きがあったとは驚きだが、影響の大きな内容であり、市民の皆様にも概要をお知らせしたい。
■ 自民党大阪市議団から提案された「大都市法」廃止に向けた協力要請の概要(一部抜粋)
先の住民投票で、「大阪都構想」に対する大阪市民の意思は「否決」であったにもかかわらず、再び本年6月には「大都市法」に基づき、府市において法定の「協議会」が設置され、来年の秋には2度目の住民投票が行われようとしている。
そもそも、「大都市法」による住民投票は法的拘束力があるものであり、否決されても、可決されるまで何回でも提案できること自体、法の趣旨から大きく逸脱するもの。ここに大都市法の致命的な欠陥がある。
また、地方自治体の廃止・分割という重大な事案にもかかわらず、議会の議決要件が3分の2以上の同意ではなく、普通議決となっていることや、市長側の協定書の説明に関して中立性・公平性の担保がないこと、投票運動に際し、規制なく広報物、広告放送、ネット広告など莫大な予算を投じることができること、さらに投票日にも投票運動ができるなど、さまざまな問題点が浮き彫りになった。
一連の事態は、大阪市の問題にとどまることなく、どの政令指定都市においても起こり得ることである。
政令指定都市の廃止・分割は、日本経済のけん引役である大都市を失うばかりでなく、政令指定都市から自治権をはく奪するものであり、市民にとっては何らメリットはない。
よって、政令指定都市を廃止・分割し特別区を設置する「大都市法」の廃止に向けて、自由民主党政令指定都市議員連盟において、国等への積極的な働きかけや、国に対する意見書を提出するなど、協力をお願いしたい。
(以上、自民党大阪市議団要請文抜粋)
2017年11月02日
伏見通りをはさんで「２つの水野朝展」
水野朝展(名古屋画廊:(中区伏見)初日の11月2日(木)夕、水野先生を囲んでのレセプションが開催され、ヨコイも参加させていただいた。レセプションには、名古屋画廊の中山社長、水野朝と桜台高校で同級生だった方々や縁のある皆さんが多数集まり、朝展の開催を祝うとともに、朝先生のますますの活躍を共に願った。
さて、名古屋画廊での水野朝展開催は、現在、名古屋市美術館で開催されている常設企画展「中村正義をめぐる画家たち」で、正義に師事していた水野朝の作品が紹介されていることを名古屋画廊の中山社長が知ったことがきっかけ。これにより、伏見地区において、水野朝をめぐる2つの展覧会が開催されることになった。
■ 名古屋市美術館常設企画展「没後40年記念 中村正義をめぐる画家たち」
10月7日(土)−12月3日(日)
■ 名古屋画廊
水野朝展
11月2日(金)−11月11日(土)
※ なお、名古屋市美術館では12月3日(日)まで「ランス美術館展」が開催されている。
2017年11月01日
伝馬小学校であい・あい・あいさつ活動
11月1日(水)朝、伝馬小学校(南区)に登校する子どもたちに対し、PTAの方々、伝馬学区公民会の方々、教職員の方々総出で、「あい・あい・あいさつ活動」をおこなった。同活動には、杉崎市教育長、中日ドラゴンズマスコットキャラクター「ドアラ」、あい・あい・あいさつ活動マスコットキャラクター「あいモン」も応援に駆け付け、人気キャラの出現に子どもたちの周りで笑顔が広がった。
あいさつは、コミュニケーションの第一歩。あいさつを交わすことで、子どもたちと地域の皆様が顔見知りとなり、人と人とがつながり、家庭や地域で、信頼関係が芽生えると言われている。また、あいさつを通して児童・生徒の公共心や社会性を醸成していくことも重要だ。さらに、子どもたちのあいさつの様子から、子どもの体調や場合によっては心の様子も感ずることもあり、子どもを把握するうえで、朝の挨拶は極めて重要なツールとなっている。
しかし、現実はなかなか厳しいものがある。防犯上の理由から、知らない人に声をかけられても相手にしないようにと指導されている児童・生徒に、普段、子どもたちへの声かけやあいさつをためらっている地域の方々は少なくない。あいさつ活動が学校の正門から地域全体に広がるような、安心・安全な社会づくりを目指していきたい。
