伊勢湾台風最大の被災地で避難所運営訓練令和2年度予算編成に対する要望 自民党名古屋市会議員団

2019年09月10日

2022年木造復元断念の波紋

IMG_32929月10日早朝におこなわれた自民党市議団議員総会に、松雄観光文化交流局長の姿があった。

「議会に何ら説明することもなく、突然2022年断念の記者会見をおこないお詫びしたい。」

8月29日夕、河村市長は緊急記者会見を開き、「2022年末までに名古屋城天守閣を木造復元する計画を断念する。竣工時期は定めない。」旨を発表した。「必ず2022年に完成させる。名古屋城天守の木造化が頓挫したり遅れたりした場合には関係者全員切腹。」と発言していたにもかかわらず、突然の会見に、議会からも非難の声が上がっていた。

松雄局長は「石垣部会や文化庁と信頼関係を築きたい。」と説明。文化庁から要求されていた、また、石垣部会から指摘のあった「石垣の保全計画」などの宿題を全くこなさないまま、文化庁に対し天守閣解体にかかる現状変更許可を提出したり、文化庁が認めなければ訴えるとした河村市長の強硬発言等、今日までの乱暴な手続きを陳謝した形だ。

名古屋市の無茶苦茶な事務執行については、今日まで議会でも再三指摘がなされており、自民党議員も「何を今さら」とやや白けた雰囲気。

私からは「2022年断念については、これまでにどんな対応をおこない、どこに問題があったのか。どのように解決していくのかまとめてほしい。議会に対して誤った説明をおこない、誤った議決に導いていたとしたら大変な問題。」と指摘した。松雄局長からは「今日までの対応や問題点の所在などまとめたことがない。早急にまとめたい。」と回答があった。

文化庁からも「2022年竣工ありき」についてはその問題点を繰り返し指摘されてきた経緯もあり、今回の2022年断念で、ようやくスタートラインに立つことができたともいえるが、今日まで失った市民の皆さまや、文化庁、石垣部会、そして議会の信頼を取り戻すのは多難だ。

minami758 at 05:06│Comments(13) 31.名古屋市政 | 29.観光

この記事へのコメント

1. Posted by 一名古屋人   2019年09月10日 09:00
2022年断念でスタートラインとは思いません。
そもそも市民の意見をはかっていない。
何度も言いますが、2万人アンケートなどまやかしです。
現天守の価値について説明しておらず、40年しかもたないという説明は明らかに虚偽。虚偽によるアンケートは無効であり、市長以外誰も木造化の意向を持っていない計画に、500億円の予算をかけるというのは、異常です。
※「いや、私は名古屋城天守木造化に賛成だ」というヒトは、いったいどのような建物ができるのか承知されているのか、もう一度考えられた方が良い。単なる思い込みに賛成されるのか。
2. Posted by とある南区民   2019年09月10日 09:57
今までどれだけの金(経費、人件費等含め)や労力を無駄にしてきたのか。
そして、この先もまだそれを続けるかどうか。
市議会も「賛成」と議決した以上、何も知らないとは言えないですよ。

誤った説明があったとしても、それを見抜けなかったのは、議員の方々の問題ではないでしょうか?
杜撰な計画ということは、こちらのコメント欄でも再三出ていましたから。
3. Posted by 名古屋市外民   2019年09月10日 13:26
これは、議会にも責任ありますね。
極端な話、議案に反対した共産党と一部の自民党市議以外は何らかの責任があるでしょう。

役所に騙されていたからとかは通用しないと思います。杜撰な計画は分かりきっていましたが、そこを追及するのが議会の役目なんですから。
4. Posted by 通行者   2019年09月10日 16:06

議会も協力して文化庁、石垣部会の信頼を取り戻す努力をしないといけないのでは?
5. Posted by 毛利和雄   2019年09月10日 19:20
松尾→松雄
6. Posted by おじゃ丸   2019年09月10日 19:28
「議会に何ら説明することもなく、突然2022年断念の記者会見をおこないお詫びしたい」→議会は市民の代表かもしれないが、一番先に詫びるのは市民に対してではないのか? 断念したことは新聞で知ったが市民への謝罪などない。
「木造化が頓挫したり遅れたりした場合には関係者全員切腹」と発言→これは、部下に対する最悪のパワハラとも言えよう。今、切腹に値するのは市長の引責辞任しかあるまい。
「文化庁が認めなければ訴えるとした河村市長の強硬発言等、今日までの乱暴な手続きを陳謝した形だ」→陳謝してもらった覚えはない。市民の声、議会の質問、マスコミへの対応全てを勘案して、このたびの市長の失態を私は許すべきではないと考えている。市長の思いつき発言につきあってきた議会の甘さ、思惑もあろうが、木造化などより、今後の議会は市長としての資質の責任追及にシフトしてほしい。
7. Posted by 山田   2019年09月11日 09:02
過去からの横井議員の名古屋城天守閣に関するブログをあらためて全て拝読いたしました。記事の姿勢は一貫しており、この間の天守閣木造復元に関する問題点はすべて浮き彫りになっていると思います。一言でいえば市の仕事の進め方が拙速、もう少し言えば名古屋城の本質的価値は石垣にあるにもかかわらずその保存計画を放置したまま木造復元を進めようとした結果が今の現状を招いたということでしょう。
もう少し、横井議員の指摘に河村市長が耳を傾けていたらまた違った結果になったかもしれません。
横井議員にただ一方的に批判ばかり繰り返すコメントが散見されますが、それでもひるまず今日まで木造復元の進め方に一貫して異を唱え、市のあり方を修正しようと努力し、同時に市民の皆さんにそのすべてを市民に直接情報発信してきた横井議員の努力に私は敬意を表したいと思います。
市民の半数以上はコンクリート構造物には寿命があり、いつかは木造復元を検討しなければならない時期が来ると考えています。横井議員が動かない限り天守閣は動かないのも事実です。活躍を期待しています。
私は自社への利益誘導ばかりが目立つ新聞記事やテレビ報道はあまり信じていませんし見たくもありません。ぜひこれからも横井議員に市民目線での懇切丁寧な情報発信を続けていただき市民にありのままの市政を伝えていただきますようお願いします。長文失礼いたしました。
8. Posted by 一名古屋人   2019年09月11日 10:41
平成18年の名古屋城全体整備計画(案)は常識的なものでした。そこでは天守建物は耐震改修などの整備をするとの方針が示されていました。(すでに当時において耐震性の危惧は持たれていた)
建築物の想定耐用年数なんてほとんどないそうです。企業が減価償却想定して建造物を建てたとして、それに準じて建て替えますか?よほど何かの事情が無い限り改修を繰り返して使える限り使います。「耐震改修を施しても40年しか使えない」から、その40年前の今、建て替えるというのは異常な方針ではないのでしょうか。また、木造建築物というのは耐用年数は何年でしょう。毎年のように修繕が必要で、数年おきに改修が必要なのが木造建築です。当然でしょう。そうした木造のコストを嫌って、使われているのがコンクリートであって、鉄骨鉄筋コンクリートの方が維持管理コストが安価であるのは理の当然です。
鉄骨鉄筋コンクリートに対しては、40年後の共用限界を考慮し、木造に対しては経年劣化を考慮しないというのは、あまりにバランスの欠けた比較衡量ではないでしょうか。
9. Posted by 一名古屋人   2019年09月11日 10:46
名古屋市のスタンダードな名古屋城整備計画は「保存活用計画」に移行されました。議会に示されている名古屋市の全体計画はこれを基盤としており、ここには「天守閣を木造化する」とは書かれておりません。「整備方針を木造とし、検討をすすめる」とされています。つまり、「検討」する段階であるのです。
「検討」の為に、事業者から技術提案を受けているというのが、法的な位置づけであると考えます。
技術提案交渉方式というのは、実現困難な事業を民間企業のノウハウによって実現するための制度です。本当に実現できるのか、実現方法に問題が無いのか、事業途中で評価するために、事業を、基本設計、実施設計、施工と三段階に分けていると認識します。基本設計段階で「実現不可能である」と判断できれば事業を止めればいいのです。
本来であれば、そうした議論を進めるためにも、基本設計で作成された資料は公開されるべきですが、名古屋市は黒塗りのまま、公開しておりません。基本設計段階で市民に公開できないようなら、そんな事業は即刻停止すべきです。
10. Posted by 一名古屋人   2019年09月11日 10:54
議会が承認した、天守木造化のための基本設計代金は、こうした「検討」のためのモノであると考えられます。
当初の竹中案では法同等の安全性(耐震性、耐火性)が考慮されていました。それでも非現実的な防災計画が謳われており、それをそのまま実現するとすれば、発災後には法的な問題を孕んでおりました。(そのうちの一つは、法が求めるニ方向避難路が無い問題)
それ以降、名古屋市から幾つかの指摘が漏れ聞こえていますが、それらの指摘は当初の提案よりも後退しております。法同等の安全性を維持できているとは思えません(しかし、内容は黒塗りで不明)
さらに、この基本設計代金の議会承認には付帯決議が付いておりました。その内の一つが採算性の問題で、シミュレーションを行うという条件。シミュレーションでは年間320万人以上が来訪するとなっています。これをそのまま信用する人は居ないと思いますが、それ以降この数字に重大な疑問が投げかけられています。

11. Posted by 一名古屋人   2019年09月11日 11:02
隅櫓の公開がなされていますが、そうした櫓では、消防法の規定から、最上階には10人以上の来訪者を上げてはならないとされているそうで、実際に公開時に9人づつの交代制となっていました。
木造天守においてもこの規定がかかります。市民説明会では天守最上階の滞留者の最大数はおよそ100人となるとの回答でした。最上階に100人しか入れない状態で、年間320万人の来訪者がみこめるのでしょうか。最大450万人以上の来訪者が訪れた際に、最上階に滞留できる人数は何人で、どの程度の時間、最上階に滞留できるのでしょうか。そして、その時の動線はどのようなものになるのか。
こうしてみると、いよいよ来訪者予測の実現性に信憑性は乏しく、採算性の無い事業、つまり、お金がない事業であれば、それは実現困難であり、即刻停止すべきです。
また、天守木造化の予算が500億円と言われていましたが、新設された「名古屋城調査研究センター」の予算はこの範囲内なのでしょうか。こうした周辺経費も考慮すると、採算性や「儲かる施設」などという言葉の虚偽性が際立ちます。
12. Posted by きしめん   2019年09月11日 14:20
横井さんが、
>今回の2022年断念で、ようやくスタートラインに立つことができたともいえるが、今日まで失った市民の皆さまや、文化庁、石垣部会、そして議会の信頼を取り戻すのは多難だ。
と指摘されているように、ゼロからのスタートではなくマイナスからのスタートですよ。
まずやるべきことは、木造復元と切り離して現天守閣の解体を先行させる案の撤回。
>「2022年末までに名古屋城天守閣を木造復元する計画を断念する。竣工時期は定めない。」旨を発表した。
のだから、現天守閣の解体を先行させる必要性も理由もなくなった。この取り下げが出来ないようでは、文化庁は名古屋市を一切信用しないでしょう。
そして、これまでの文化庁と名古屋市とのやり取りを包み隠さず公開すること。黒塗りは認めない。市議会は、全面公開に市が応じない限り木造復元に関わる予算審議には一切応じないくらいの強硬な姿勢で臨むべきです。
13. Posted by きしめん   2019年09月11日 14:22
https://ombuds.exblog.jp/27762804/

>9月9日

>河村市長 名古屋城木材保管庫予算「議会になるべく早くだす」というのみ
19/9/9 河村たかし名古屋市長は定例記者会見で、名古屋城木造復元に関する木材保管庫予算について「議会になるべく早くだす」というのみにとどめました。
(略)河村市長は木造復元を「名古屋市民の夢」と強調。
これまでの名古屋市と文化庁とのやり取りを文化庁との関係があるがオープンにしたいと述べました。
予算が通っているものは粛々とやるとも述べました。
出来るならば市長が石垣部会と話しをしてまとめたいと述べました。
市長発言をまとめると以下になります。
・現天守解体について文化庁文化審議会の見通しが立っていないことはない
・石垣部会と話し合えば解体の見通しが付く
・木材保管庫予算は議会に早めに出すが、いつとは言えない
・しかし木材購入は予算が通っているので粛々と執行する
毎回毎回、市長の一方的な話しだけです。
これをずっと繰り返してきたから、2022年12月木造復元竣工を0断念せざるをえなかったという反省の色が全く見えません。
・全文化庁と名古屋市とのやりとりを公開すること
・現天守解体の現状変更許可申請を公開すること
・木材保管庫予算が通らなければどうなるのか。
現在購入した木材を保管庫がなければいくら保管費用にかかるのか。今後購入する木材は保管庫がなければいくら保管費用にかかるのかを明らかにすること
文化庁と名古屋市とのやり取りについて、名古屋市は公文書では「文化庁から公開するなといわれた」とは1回も述べていません。
公開して都合が悪いのは名古屋市だけなのではないでしょうか。
基本設計・実施設計、木材購入など既成事実を積み重ね、木造復元ありきの雰囲気を作ろうとしても、
文化庁との決められた手順を踏まなければ一ミリも前に進みません。
ツケはすべて名古屋市民が負うことになります。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
伊勢湾台風最大の被災地で避難所運営訓練令和2年度予算編成に対する要望 自民党名古屋市会議員団