14.教育

2019年03月06日

MRJ事業の本格化に伴い教室が不足 名古屋国際学校

名古屋国際学校(名古屋市守山区中志段味南原)は、WASC(米国西部地域学校大学協会)、CIS (国際学校協議会)の正式認可を受けた愛知県内で唯一、国際バカロレア機構の正式認定校。プリスクールから高等部までの生徒を対象に、全ての授業を英語で行っている。高等部卒業時には、アメリカのハイスクール卒業と同等の資格が得られるほか、国際バカロレアの統一試験を経てディプロマ資格を取得することも可能だ。

■ 名古屋国際学校の概要
学校設置認可 昭和40年3月31日
校舎(現有) 5193.5平方メートル(普通科教室27室、特別教室9室)
定員 365人
生徒数 493人
教員数 83人

■ 国籍別内訳
アメリカ 160人
日本(帰国子女) 108人
ブラジル 40人
韓国 36人
カナダ 35人
オーストラリア 21人
フランス 19人
中国 13人など

さて、名古屋国際学校の児童・生徒数がここ数年大幅に増えている背景には、国産ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」を開発する三菱航空機が、外国人技術者を急速に増員していることがある。とりわけ、ボーイング(アメリカ)やエンブラエル(ブラジル)といった世界を代表する航空機メーカー出身技術者の採用を強めており、外国人技術者をさらに400人採用したとのこと。これにより、外国人技術者の子女が急激に増え、定員を大幅にこえてしまったことから、名古屋国際学校は東棟校舎の建設をこの夏から進める考えだ。

IMG_5957新校舎の完成は2020年8月。総工費は16億3,000万円。総工費のうち75%の12億3,000万円を自己資金及び借入金で、25%を寄付金で賄う考えだ。なお、愛知県、名古屋市も補助を検討している。3月4日には、財界並びに学校関係者も河村市長を訪れ支援を要請。河村市長も支援を約束した。

--------------------------------------------------------------
■ ヨコイの取り組み (南区分)
・紙面
自由市民 平成30年12月28日号 (pdf.)
・動画
ヨコイ主義 (YouTube)


minami758 at 23:55|Permalink

2019年02月11日

安全への投資を 学校給食

食材に付着した細菌は、調理直後、過熱によって死滅することがほとんどだが、時間がたつにつれ細菌が増殖・繁殖していく。細菌が増殖する温度帯は一般に約20℃から50℃といわれており、この温度帯に食品の温度が滞在する時間が長ければ長いほど食中毒などのリスクが高まる。

■ 大量調理施設衛生管理マニュアルでは...
同一メニューを1回300食以上または1日750食以上を提供する大量調理施設に適用される「大量調理施設衛生管理マニュアル(厚生労働省)」では、集団給食施設等における食中毒を予防するために、HACCPの概念に基づき、調理過程における重要管理事項を定めている。

同マニュアルには、「加熱調理後、食品を冷却する場合には、病原菌の発育至適温度帯(約20〜50℃)の時間を可能な限り短くするため、冷却機を用いたり、清潔な場所で衛生的な容器に小分けするなどして、30分以内に中心温度を20度付近(または60分以内に中心温度を10度付近)まで下げるよう工夫すること」と書かれているが、小学校給食の現場では、扇風機で冷やしたり食品を流水で冷やしたりしているのが実情だ。一方で、夏場は水道水の温度も高く調理場の温度も40〜50℃に達するとされる中、扇風機でほこりや細菌類等を巻き上げる可能性もあり、いつまでも「昭和の発想」では、酷暑の夏場など、食品の安全を守ることは難しい。

■ ブラストチラー
ブラストチラーは、加熱調理食品の基本温度である約90℃から3℃程度まで芯温を急速に冷却する技術。菌が繁殖しやすい10℃〜50℃までの温度帯を高速で通過することにより、菌の増殖を防ぐとともに、急速冷凍で乾燥や酸化をはじめとした食材の劣化の防止をはかることができる。

2月11日には、スチームコンベクションオーブンやブラストチラーなどの新技術を導入し、より安全性とおいしさに焦点を合わせた給食調理に取り組む「みなみほいくえん」に、市内の給食調理員の方々が視察。みなみほくいえんの加藤調理員を講師に給食調理について意見交換をおこなった。

現在の学校給食は、どちらかといえば、調理員の経験や技能、研修のみに頼り、一方で設備に対する投資を最小限に抑えながら給食調理をおこなっているのが実情だ。一方で、大量調理施設衛生管理マニュアルで求める「病原菌の発育至適温度帯の時間を可能な限り短くするため、『冷却機』を用いたり...」などの整備が遅れ、未だ安全への要求を満たしていないのも事実。子どもたちの健康や安全、調理員の業務の省力化などに対する投資にも目を向けるべき時が来ている。

--------------------------------------------------------------
■ ヨコイの取り組み (南区分)
・紙面
自由市民 平成30年12月28日号 (pdf.)
・動画
ヨコイ主義 (YouTube)

minami758 at 19:47|Permalink

2018年12月08日

スチコン給食試食会アンケート結果

IMG_489212月1日(土)に開催されたスチームコンベクションオーブンによる小学校給食を試食した保護者の方々のアンケート結果がまとまった。従来の調理法とスチコンの違いに驚いた方々が多かったようだ。

■ スチコン給食試食会アンケート結果
保護者 29人
子ども 30人
※ アンケートの回答は大人のみ

1. 試食会に参加しての感想
・大変よかった 26人
・よかった 3人
・よくなかった 0人

IMG_48912. 今回一番印象に残ったメニュー(スチコン調理)について
・三食サラダ 0人
・塩だれいため 15人
・タンドリーチキン 21人
・チキンライス 3人
・さわやか煮 1人
・かぼちゃのプリン 4人

3. スチームコンベクション導入について
・ぜひ導入すべき 23人
・できれば導入したほうがよい 6人
・導入しなくてもよい 0人

IMG_48934. ブラストチラー導入について
・ぜひ導入すべき 23人
・できれば導入したほうがよい 6人
・導入しなくてもよい 0人
※ ブラストチラーとは、調理したての食品を90℃から3℃付近にまで急速に冷却することができる調理器具。細菌が増殖する温度帯である約10℃から65℃を素早く通過させることにより食品の安全性・おいしさ・栄養価を守る。

5. 学校給食に対するご意見(主なもの)
・給食費のアップをしてでも内容の充実をしてほしい。
・スチコンは献立の幅が広がり子どもたちが喜ぶ。
・子どもたちがおいしくたくさん食べられる給食をお願いします。
・今回来られなかった方々のためにPTAでもう1度開催したい。
・野菜の栄養を残して調理できるのがよい(複数)
・さまざまな食材を食べられるのはよい。
・給食費をもう少し上げてもよい。
・塩だれいためがおいしかった(複数)
・スチームコンベクションに驚いた。
・給食を全く食べない子どもがタンドリーチキンを食べて驚いた。
・スチームコンベクションを導入して栄養価の高い給食を提供してほしい(複数)
・子どもたちが満足していた。
・調理員さんのプロ意識を子どもたちに伝えたい。
・スチコンは野菜が自然のおいしさだった。
・調理員さんの大変さが分かった。
・スチコンと従来の調理法による塩だれいための味や見た目の違いがよく分かった。
・スチコンの塩だれいためは野菜や肉がシャキシャキでうまみがよく分かった。
・焼き魚などを出していただけると嬉しい。
・中学校のスクールランチよりスチコンによる調理がおいしいと子どもが感じていた。中学校のランチにもスチコンを導入してほしい。
・試食会はおいしくよかった。このような給食だといい。
・調理員さんたちが子どもの体のことをしっかり考えてくれていてうれしかった。
・食材や調理器具も大切だが、プロの調理員さんたちの熱意が大切なんだと感じた。

平成31年度に向け名古屋市教育委員会は財政当局に対し、スチコンの更なる導入に向けた予算を要求している。このアンケートの結果が、今後の名古屋市の子どもたちの健康的でおいしい、多彩な小学校給食につながることを期待したい。

minami758 at 01:01|PermalinkComments(5)

2018年12月02日

スチコン給食試食会

IMG_4839 (1)スチームコンベクションオーブン(以下スチコン)による小学校給食の試食会がおこなわれた12月1日、会場であるみなとアクルスエネルギーセンター1階東邦ガス「プロ厨房オイシス」には、南区小中学校PTAパトロール隊の方々等のご協力により、小学校に子どもが通う保護者など、親子59人のみなさんが集まった。

IMG_4848スチコンとは、コンベクションオーブン(ファンにより熱風を強制対流させるオーブン)に、蒸気発生装置を取り付け、熱風または蒸気をそれぞれ単独で利用して、「焼く・煮る・蒸す・炊く・揚げる・茹でる」の6つの調理方法が一台でできる万能調理機。スチコンを使いこなすことで、調理時間の短縮や、高度な調理が可能になる。また、少量の油で揚げ物を行うヘルシー調理や、定低温での調理なども可能になり、メニューの幅が広がる。

IMG_4846試食会には小学校給食で現役職員として働く調理員さんが多数参加。タンドリーチキンなどスチコンならではのおかずを提供するとともに、従来の調理法で作った野菜炒めとスチコンで作った野菜炒めの食べ比べなどを実演するなど、スチコンの特徴が保護者の方々にわかりやすく説明された。

IMG_4850試食会に参加した方々から、「従来の小学校給食はフライ中心だったが、多彩な料理が可能となる。」「スチコンでつくると、同じ食材でも全く味が違う」「従来の野菜炒めはびしゃびしゃになるが、スチコンで作るとしゃきっとしている」「素材のおいしさが引き立つ」などの声が多数聞かれた。

また、調理員の皆さんからは、メニューに応じてモードを選択し、調理温度と時間を設定するだけでスチコンが調理を実施、プロの味を実現する。しかも、あらかじめ調理モードと温度・時間をプログラミングしておけば、調理都度の設定も不要。スチコン調理中は、他の調理作業が行え、厨房の生産性が向上するなどのメリットについても説明があった。

今後、これら保護者の声等も参考に、他都市同様、本格的なスチコン導入に向け、予算化に向けた検討が進められる。
IMG_4851
■ スチコンメリット
・従来のフライ中心のおかずから、焼き物、蒸し物、炊飯など今までできなかった多様な調理メニューを提供することができ、子どもたちの健康上の効果や味覚の発達も期待できる。
・食品中心温度をコントロールして調理できるので、生焼けによる食中毒を予防できる。
・茄で物をスチームで調理するので、ビタミンの流出が少なく栄養面で優れている。
・熱伝導が均一なので、調理ムラになりにくい。
・給食職員の作業の効率化・省力化

IMG_4849■ デメリット
・スチームコンベクションの導人には、1校当たり200〜300万円の費用を要するため、一斉に導人することは予算的に困難で、現状、名古屋市では、明治小学校(南区)、千代田小学校(千種区)、ほのか小学校(中村区)、広路小学校(昭和区)の4校に導人されているだけ。
・調理場が狭いとスチコンの設置場所がない。


minami758 at 11:09|PermalinkComments(5)

2018年11月28日

小学生の給食が質素に?

3小学校の学校給食が年々質素になっている問題を、名古屋市会本会議においてヨコイが取り上げた。

「とんかつはコロッケに、牛肉は豚肉に、エビフライは魚の天ぷらに、平成21年度には6回実施したエビフライ・ヒレカツは、平成29年度には1回に減らされている。また、デザートは83回から49回に減少、材料費が安い切干大根は5回から12回に、同様に高野豆腐は2回から12回に増えている。」

この背景にあるのは、昨今、消費税増税や食材高騰が相次ぎ、米や小麦などの主食や牛乳の価格が上昇していることがある。この10年間、名古屋市の給食費保護者負担額は月3,800円と政令市中最低額であり一度も値上げされていないため、おかずを購入する費用が減少。安価な食材の使用につながっている。

ヨコイは、岡崎市と同様、保護者の支出が多くなる年度当初の負担軽減のため、また新年度における教師の多忙化の解消のために4月分の給食費を無償化し、4月保護者負担分を他月に振り向けて給食を充実してはどうかと提案。今後名古屋市は、岡崎方式を念頭に、平成32年度の見直しに向けて検討を行うことになる。


minami758 at 23:55|PermalinkComments(5)

2018年09月01日

市PTAバレーボール大会で準優勝 道徳小学校

IMG_34589月1日(土)、名古屋市PTAバレーボール大会が開催され、私も道徳小学校PTAチームの一員として参加した。ポジションはもちろんベンチワーカー。控え選手として仲間の選手をベンチから思いっきり応援するのが役割。

さて、市PTAバレーボール大会に出場できるのは、各区の小・中学校PTAバレーボール大会で優勝したチームのみ。今年、南区で優勝したのが道徳小学校PTAチームであったことから、市大会への出場権を得たもの。

道徳小学校PTAは1回戦で「東区・山吹小学校PTA」、2回戦で「千種区・大和小学校」、3回戦で「港区・港南中学校」にストレートで勝ち進み、決勝戦で「中村区・豊正中学校」に惜敗したものの、準優勝を獲得した。

道徳小学校は組み合わせの関係で、1回戦から決勝戦までほぼ休憩はなし。しかし、1年を通して週2日の厳しい練習をおこない高い技術とタフなスタミナを築き上げたこと、また固いチームワークにより見事な成績を収めることができた。

道徳小学校PTAの次の目標は、今回逃した名古屋市大会での優勝。選手のみなさん、本当にお疲れさまでした。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(0)

2018年08月23日

地域説明会―学校規模と子どもの未来―

IMG_31138月23日(木)午後6時30分から南区役所講堂で開催された「地域説明会―学校規模と子どもの未来―」に出席した。主催したのは名古屋市教育委員会。参加者は教育委員会職員や南区役所職員を除くと南区民10名、緑区民1名の計11名。他に議会からヨコイと高橋市議。いくら台風20号が四国に近づいているとはいえ、事柄の重大さ、影響の大きさを考えると、市民の関心の低さが気になる。

さて、名古屋市の小学校・中学校の児童数は、少子化の進行により年々減少している。ピーク時の昭和 57年度(1982)には、小学校児童数20.0 万人・中学校生徒数9.1万人いたものの、平成 30年度(2018)には、小学校児童数11.2万人・中学校生徒数4.9万人と4割以上減少した。少子化は、今後も続くと予想されており、児童・生徒数は、さらに減少する見込みとなっている。

このような長年の少子化傾向に起因する児童数の減少の結果、小学校の小規模化が進行し、学年によっては単学級が生じ、さらに複式学級を有する学校も存在している。

一般的に小規模校は「学校としてまとまりやすい」「児童一人一人の生活実態が把握しやすい」などの利点がある一方で、「教育活動の幅が狭くなる」「互いに切磋琢磨する機会が少なくなる」また「クラス替えができないので人間関係が固定化する」などの教育環境に関する課題がある。集団活動を通して得られる、人と協調する力、困難な問題に対応する力は、子どもたちが将来、社会生活を営む上で不可欠。

そこで、名古屋市教育委員会は、望ましい学校規模を確保し、「子どもたちがいきいきと輝く良好な教育環境」を目指すため、「ナゴヤ子どもいきいき学校づくり計画(中間案)」を取りまとめ、小規模化の現状や今後の対策の考え方等について、名古屋市教育委員会の考え方を市民の皆さまにご説明し、ご意見をいただく機会として、「地域説明会―学校規模と子どもの未来―」を開催したもの。

■ 今後の「地域説明会―学校規模と子どもの未来―」予定
熱田区 8月27日(月)
瑞穂区 8月30日(木)
守山区 8月31日(金)
東 区 9月  3日(月)
中川区 9月  4日(火)
西 区 9月  6日(木)
※ 開催時間はすべての会場で午後6時30分から午後8時の予定
※ 会場は各区役所講堂
※ 内容は「各区の小中学校の小規模化の状況」「小規模校や過大規模校への取り組みはなぜ必要なのか」「今後の対策の考え方について」「質疑・応答」


minami758 at 22:30|PermalinkComments(4)

2018年08月12日

体育館にエアコンは必要?(2)

小学校体育館の空調工事にはいったいどの程度のコストが必要なのか。また、エネルギーコストは?

これら疑問に答えるため、費用の概算を一般社団法人名古屋設備業協会に問い合わせ、試算していただいた。その結果、小学校体育館空調工事は、器設備費と施工費をあわせ、1校あたり「4,409万7,000円」。また、体育館1か所1時間当たりのエアコン運転コストは1,600円となった。詳細は以下の通り。

■ 小学校体育館空調工事内容
東邦ガス(株)ヒートポンプエアコン(R410A)
一般的な小学校の体育館面積650屬濃郢

■ 小学校体育館空調工事機器設備費
GHP室外機 ビルマルチ8HP 2,104万円(8台)
 防振架台 96万円(8台)
GHP室内機 床置きダクト型 1,104万円(8台)
 プレナム室(取付込) 48万円(8台)
 プレーリー交換 38万4,000円(8台)
 遠隔監視アダプタ外付タイプ(取付キット込) 193,000円(1個)

■ 小学校体育館空調工事施工費
室外機を体育館周りに設置の場合の搬入・据付・施工費込 一式1,000万円(8台分)

※ 上記には共通仮設費、現場管理費、諸経費は含まれていない。

以上の通り、一般的な小学校体育館にエアコンを設置すると、1か所あたり4,400万円程度のイニシャルコストが必要となる。なお、空調設備の一般的な更新期間は15年。

また、体育館で空調を運転させた場合、体育館1か所1時間当たりのコストは1,600円程度(エアコン8台分)。コストの大部分はガス代。

小学校は263校、中学校は112校あり、笹島小中学校は体育館が共通であることから、体育館数は374か所。4409万円×374=約165億円。ただし、中学校体育館の面積は小学校より広いが算定していない。また、このほかにも諸経費等が加算される。

国に対し体育館空調設置費補助金を求めるものの、165億円はかなりのコスト。設置すべきか、設置を見送るべきか判断は難しいが、私は一定の条件を満たした学校から設置を認めてもいいのではと考える。なお、これら空調工事の概算資料は直ちに教育委員会に参考資料として情報提供させていただいた。いずれにしても、多額の費用が必要となる一方、市民にとって万が一の場合の避難所でもあり、市民を巻き込んだ議論が必要だ。

minami758 at 00:05|PermalinkComments(5)

2018年08月11日

体育館にエアコンは必要?(1)

連日続く酷暑の中で、避難所である小学校等の体育館が、夏場、本当に避難所として利用することができるのかどうか不安に感じている方が相当数存在する。

連日おこなっているタウンミーティングでも、「6月から10月ごろまでは、体育館は蒸し風呂状態であり、長時間いることは困難。そこで生活するなんてとんでもない。ましてや今年のような酷暑の時には、体育館の中はパチンコ店の駐車場の中で放置された子どもと同じ状態になりかねない。体育館内は蒸し暑く、それだけで体力が奪われ熱中症へと命の危険に晒される。エアコンを設置するなど、避難所としての基本的な機能を確保してほしい。」などの意見が相次いでいる。

実際、体育館等の避難所において、エアコンが設置されていないため高齢者の熱中症が多発しているというニュースが相次いでいる。近年の自然災害の多さを省みて、避難所として使われることを想定し、体育館にはエアコン設置が必要なのではという声が被災地からあがっていることも事実だ。また、避難所では、なかなかトイレに行くことができないことから、水分補給を控える傾向になり、ただでさえ熱中症リスクが高まっている。ましてや、ここはナゴヤ。夏は蒸し風呂のように暑く、冬は伊吹おろしで凍えるほど寒い土地柄。

一方、通常の学校運営においても、この夏の終業式を体育館で行わず教室でおこなうなど、体育館での活動を控える傾向にある。

■ 災害時の避難は教室?
さて、名古屋市教育委員会は議会からの要望等を受け、平成25年、26年、27年度、150億円ほどを投じ、小中学校普通教室のエアコン設置を進めてきた。現在はすべての普通教室にエアコンが設置されていることから、南海トラフ巨大地震等の避難所として、緊急措置として普通教室が利用される可能性は否定できない。

しかし、災害復旧は小中学校からといわれるよう、小中学校や保育園・幼稚園が始まらないと保護者は自宅を離れることができず、地域の災害復旧が遅れることになるため、いつまででも小中学校の普通教室を避難所として利用することは困難だ。最大見積もっても普通教室の避難所利用は数日が限界。結局は地域における大規模な避難所は小学校体育館等しかない。

■ 体育館のエアコン設置には多額のイニシャルコストとランニングコストが...
体育館のエアコン設置の障壁となるのがそのコスト。多額の設置費がかかるのではないか、空調に要するエネルギーコストが相当額にのぼるのではないかというもの。しかし、その額を未だ市教委ははじいておらず、検討すら始まっていない現状だ。そこで、小中学校の体育館にエアコン設置をおこなった場合、どの程度のコストが必要になるのか検証してみた。(つづく)


minami758 at 08:21|PermalinkComments(5)

2018年05月26日

5月26日は運動会集中日

5月26日(土)は名古屋市立小学校における運動会集中日。市立小学校261校のうち176校で運動会が開催された。

■ 運動会開催日(市内261校の内訳)
・春開催
5月19日(土) 23校
5月25日(金) 1校
5月26日(土) 176校
6月2日(土) 31校
・秋開催
9月20日(木) 1校
9月29日(土) 20校
9月30日(日) 2校
10月6日(土) 4校
10月7日(日) 1校
10月10日(水) 1校
10月20日(土) 1校

5月26日(土)に運動会を開催する小学校の割合は67.4%。まさに運動会集中日。そして春の運動会開催率は88.5%にのぼる。運動会は「春」が定着したがこれは全国的な傾向でもある。また、平日開催は3校のみ。土日開催率は98.9%に達した。

IMG_1659■ 春に運動会を実施する理由
・学校週5日制
私が小学校につとめていたころ、運動会は「春の運動会」「秋の大運動会」の年に2回開催されていた。春の運動会は学級づくり。運動会の練習やクラス単位の競争種目を通してクラスのまとまりをつくることを主たる目的としておこなっていた。また、秋の大運動会は、子どもたちの学習の発表の場としておこなわれる傾向があった。

その運動会を一変させたのが、平成4年度から段階的に導入された「学校週5日制」。授業時間数の確保が困難となり、学校行事の統廃合の中で運動会の秋開催を春開催に統合していったというのが現実の流れだろう。

IMG_1664・行事の分散化
秋には学芸会や展覧会等、行事が集中する。運動会は秋ではなく春に開催したほうが行事が分散化され、子どもたちの負担が軽減されるとの配慮。

・クラスの結束
年度当初はクラス替えが行われ、子どもたちは友達ができるのかクラスでうまくやっていくことができるのか不安なもの。子どもたちの交流や運動会を通したクラス単位の結束を高めるツールとして、運動会を春に行うという考えが定着している。

・熱中症対策
秋の運動会は練習時期が夏休み明けの9月からであり、運動会の最中に熱中症によって救急搬送される事故が相次いで発生した。こうした事態を防ぐため、熱中症の心配が比較的少ない春開催が妥当と判断されるように。

・台風などの心配が少ない
秋の運動会は台風や豪雨などの影響で、順延されたり中止になったりすることがたびたび。台風などの影響の少ない春開催が支持される要因になっている。

では、なぜ、春の運動会のメリットがこれだけ多いのに秋開催にこだわる学校があるのか気になるところ。

港区南陽町に位置する西福田学区は、市内にありながら広く水田が広がる地域。田植えで多忙な家庭では春の運動会の見学をすることが困難な家庭があることから、秋開催としている。

さらに、教育委員会が保護者の参観が容易な土日開催に配慮すべきことを通知しながら未だ運動会を平日開催している学校がある理由も知りたいところ。

大須商店街(中区)を抱える大須学区では、商店で働く保護者が少なくないことから、多忙な土日を避け、商店の休業日である水曜日に運動会を開催している。

私の住む道徳学区でもかつて4商店街を抱えるなど土日に商店で働く保護者が多かったことから、平日開催が続いていたが、商店街の衰退とともに土曜日開催に移行した。

それぞれの地域の実情に配慮し、運動会の開催日が設定されているようだ。


minami758 at 14:07|PermalinkComments(1)

2018年05月25日

進まない名古屋の小規模校対策(3)

■ 南区小学校別児童数(平成30年4月15日現在)
1. 菊住 527人
2. 道徳 427人
3. 笠寺 422人
4. 豊田 421人
5. 呼続 404人
6. 笠東 385人
7. 宝南 378人
8. 春日野 377人
9. 明治 351人
10. 星崎 328人
11. 桜 323人
12. 伝馬 300人
13. 宝 274人
14. 白水 261人
15. 大磯 250人
16. 千鳥 220人
17. 大生 138人
18. 柴田 134人

PTAを始めとした保護者の方々の中には、同じ中学校ブロック内、または近隣の小学校との統合により、集団の中で多様な考え方に触れる機会や学びあいの機会、切磋琢磨する機会を確保してほしいとの声はかなり強い。また、統合をきっかけに校舎を改築し、防災対策を視野に入れた小学校に改築してほしい、また、小学校から中学校まで統合し小中一貫校を目指して学力向上に視点を置いた学校教育を実現してほしいなど、様々な意見が上がっている。一方、市の教育委員会は未だ小規模校対策の方向性を見いだせないでいる。

現在、小規模校を抱える南区内の小中学校PTAの方々を中心に小学校の統廃合や小中一貫教育の可能性についてさまざまなご意見をいただく機会を設けている。保護者の中には小規模校への懸念の思いは少なくなく、何らかの形で一定規模の小学校の実現を願っている。

今後、子どもたちにとって望ましいあらたな学校づくりをいかに進めるのか、試されているのは教育委員会を始めとした行政だけではなく、子どもを抱える保護者や学区連絡協議会だろう。

参考
■ 大規模小学校(平成30年4月15日現在)
1. 西山(名東) 1,398人
2. 名東(名東) 1,161人
3. 田代(千種) 1,090人
4. 大清水(緑) 1,038人
5. 東山(千種) 1,034人
6. 荒子(中川) 1,024人
7. 富士見台(千種) 972人
8. 下志段味(守山) 927人
9. 熊の前(緑) 843人
10. 常磐(中川) 842人

minami758 at 00:05|PermalinkComments(8)

2018年05月24日

進まない名古屋の小規模校対策(2)

小規模校の実態を調査してみた。

■ 児童数の少ない小学校(平成30年4月15日現在)
1. 御園(中) 54人
2. 六郷(北) 90人
3. 千早(中) 98人
4. 広見(中川) 103人
5. 高坂(天白) 110人
6. 本地丘(守山) 116人
7. 内山(千種) 118人
8. 南押切(西) 134人
9. 柴田(南) 134人
10. 大生(南) 138人

それぞれの学校では、学年ごとに授業を行うのが一般的。学年ごとの児童数を見てみると...

■ 御園小学校学年別児童数
1年 6人
2年 11人
3年 10人
4年 7人
5年 10人
6年 10人

■ 六郷小学校学年別児童数
1年 6人
2年 14人
3年 15人
4年 16人
5年 22人
6年 16人
※ 他に障害児1人

確かに教科によっては数人の児童数で成り立つ授業もあるだろう。しかし、学校での学びは一定の集団規模で成り立つものが多い。いや、まさに学校に通うということは、集団の中で、多様な考え方に触れる機会や学びあいの機会、切磋琢磨するチャンスを得るためだ。しかし、数人規模の集団では、グループ学習・習熟度別学習など、集団での学習にも支障が出る場合もある。また、クラスでドッヂボールやバスケットボール、サッカー等、集団での運動や遊びを実施することは困難。部活動等にも大きな制約があるだろう。

そして、児童数の減少傾向に、未だ歯止めがかかっておらず、さらに小規模化が進むであろうことが懸念される。

では、なぜ、他都市では小規模校対策が積極的に進められているにもかかわらず、名古屋市では進まないのか。この評価は様々あるが、名古屋市では学区連絡協議会を中心に小規模校対策を進めることが多いのに対し、他都市の多くは、小規模校対策を進める原動力はPTAを含めた保護者。中には、PTAが中心となり、地域を説得する地区もあった。名古屋市においても、アプローチの仕方を少し変えるだけで、子どもを中心に置いた小規模校対策への転換を図ることができるかもしれない。


minami758 at 00:05|PermalinkComments(1)

2018年05月23日

進まない名古屋の小規模校対策(1)

少子化が進み、クラス替えができない小規模な学校が増加している。にもかかわらず他の政令市に比較し、名古屋市小規模校対策は突出して放置され、学校運営上、また児童の学びの上で様々な問題が生じつつある。

■ 小規模校の定義(名古屋市)
クラス替えができない規模の学校(小学校11クラス以下、中学校5クラス以下)

■ 小規模校の抱える問題
・集団の中で、多様な考え方に触れる機会や学びあいの機会、切磋琢磨する機会が少なくなりやすい。
・運動会などの学校行事や音楽活動等の集団教育活動に制約が生じやすい。
・児童・生徒数、教職員数が少ないため、グループ学習や習熟度別学習、小学校の専科教員による指導など、多様な学習・指導形態を取りにくい。
・クラス替えが困難なことなどから、人間関係や相互の評価等が固定化しやすい。
・PTA活動等における保護者一人当たりの負担が大きくなりやすい。
・部活動の開設が困難(教育委員会は平成32年度末廃止を検討)

■ 名古屋市教育委員会の考え方
名古屋市教育委員会は平成21年度に小規模校の抱える課題や対策の必要性について以下の通りまとめている。「小規模校が抱える様々な問題の解消を目指し、(統廃合など)引き続き適正な学校規模を確保するための対策を進める必要がある。」

しかし、小規模校の課題や対策について、平成10年度、平成21年度に名古屋市学校教育研究協議会において検討・報告されているものの、小規模校対策として統廃合を進めた事例は、ここ20年間で「ほのか小学校」「笹島小学校」「なごや小学校」のわずか3校にとどまっている。

特に、名古屋市教育委員会が平成22年度に作成した「小規模校対策に関する実施計画」では、小学校44項を対象とし、保護者や地域の方々に対して計画の説明や統合に向けた話し合いを行ったものの、統合が実現したのは「なごや小学校」のたった1例にすぎず、計画はとん挫しているといっても過言ではない。

■ 小規模校対策が進まない理由
・小規模校の課題や統合のメリットが十分に伝わらなかった。
・小規模校対策が身近な話題であると伝わらなかった。
・通学距離が遠くなることに不安があった。
・学校への愛着や避難所としての学校の活用に不安があった。
(次回は名古屋市の小規模校の実態)


minami758 at 12:03|PermalinkComments(4)

2018年05月14日

若宮商業高校一転存続へ(2)

若宮商業高校が天白区と南区の区界に位置することから、私が居住する南区でも若宮の出身者は多く、若宮閉校の報道に対する反響は極めて大きいものがあった。また、私の秘書がたまたま若宮同窓会の副会長をつとめており、さらに同窓会役員の中に私の知人が多かったこともあり、さまざまなご指摘やご意見を私も多くの方々からいただいていた。

■ なぜ若宮なのか
名古屋市内には単独商業高校が4校設置されている。しかし名古屋市南部には若宮しか設置されておらず、市内の配置のバランス上からもなぜ若宮が閉校なのかという声は多かった。

・市内商業高校設置場所
愛知県立愛知商業高等学校(東区 徳川)
愛知県立中川商業高等学校(中川区 野田)
名古屋市立名古屋商業高等学校(千種区 自由ヶ丘)
名古屋市立若宮商業高等学校(天白区 古川町)

・市内商業高校入試倍率(平成30年度)
愛知商業 0.92
中川商業 1.02
名古屋商業 1.01
若宮商業 1.22
※ 倍率は第1希望のみで算定

■ なぜ突然
若宮高校は平成29年4月、制服を新たに更新したばかり。閉校することを検討しているのであれば制服を更新するこ必要などなく、計画が突然だったことを象徴している事象だと在校生も同窓会も反発した。生徒数の減少や商業科の希望者の減少は突然始まったわけではなく、実はこれを理由としているだけで、ただ思い付きで若宮を閉校させようとしただけではないかという反発につながった。

■ 閉校ではなく学科改変ではいけない理由は
愛知県立緑丘商業高校は平成30年度より緑丘高校へ名称変更している。これは商業科を総合学科に改変したことによるもの。また、名古屋市立西陵高校も平成15年、商業科学科を総合学科に改編したことにより、西陵商業高校から西陵高校に名称変更している。なぜ、若宮は総合学科への学科改編ではなく閉校なのか。

■ なぜ統合ではなく閉校なのか
若宮からわずか直線距離で875mに位置する名古屋市立桜台高校(南区霞町21番地)。同校は大正13年、名古屋市立第三商業学校として開校したもともと商業高校だった。その後、昭和23年には商業科を併設した普通科に改変。昭和38年、桜台高校の直近に若宮商業高校が開校したことから、昭和41年、商業科を廃止している。そのような歴史的背景から、若宮を閉校にするのではなく、桜台高校の商業科として桜台高校と統合し、若宮のレガシーを継続するのも一つの考えではという意見もあった。

机上で仕事をしてしまうと、市民の姿が見えなくなるもの。名古屋市教育委員会の事務の進め方に問題があったことは否定できないが、一方で、商業科に対するニーズの変化、人口減少社会の到来や社会情勢の変化も待ったなし。市民とどう向き合い、市民の理解を得ながら仕事を進めていくのか、その姿勢が問われている。


minami758 at 07:45|PermalinkComments(17)

2018年05月13日

若宮商業高校一転存続へ(1)

名古屋市教育委員会は、5月10日、将来的に生徒の減少が見込まれることなどから閉校の方針を示していた名古屋市立若宮商業高校について、新たに設置する高等特別支援学校と併設する形で、存続させる方針を決めた。

一旦は若宮高校の閉校を市教委として組織決定し市民に公表したのち、卒業生や保護者、市民の反発を受け、再び存続に方針転換するというのは極めて異例のこと。結果として、市民に対する説明が十分行われないまま一方的に閉校だけを公表した市教委の姿勢が問われる形となった。

では、市教委の仕事の進め方に問題があったことを踏まえたうえで、今回の施設の廃止・ 縮小を含む保有資産量の適正化が問題があったのかといえば、これには様々な意見があるだろう。

現在、名古屋市では、人口減少社会の到来や社会情勢の変化、ニーズの多様化、本市の財政状況などに対応するため、保有資産量の適正化を進めている。児童・生徒数の急激な減少の中、昭和40〜50年代のピーク時に合わせて整備した高等学校数をそのまま存続できるかといえばそれは困難と言わざるを得ない。また、ハコモノを多く保有すれば、維持管理のための一般財源も増大し、必要な資源への投資に影響が出る可能性もある。商業科が今日まで果たしてきた役割は評価されるものの、今後は、ITなど他の分野への人材のシフトが期待される可能性も否定できない。 

したがって、「市民との対話不足」「共通理解の欠落」「仕事の進め方」といった点で今回は大きな課題を残したものの、閉校という結論に至った合理的な理由もあったことは否めない。

■ 名古屋市内中学校卒業生徒数の推移
昭和63年 33,418人
平成4年 27,489人
平成9年 22,691人
平成14年 20,791人
平成19年 18,934人
平成24年 19,548人
平成29年 19,166人
平成34年 18,865人(見込み)
平成39年 18,771人(見込み)
平成44年 17,014人(見込み)
平成49年 15,676人(見込み)
※ 平成29年度までは、「統計なごやweb版」による実績値
※  平成30年度以降はコーホート要因法により推計し、中位推計と して平成12年から平成22年の移動率から算出

■ 商業科離れ
市立高等学校に設置されている学科の中では、商業科を希望する生徒の割合が他の学科に比べて低い数値で推移。特にこの2年間では100%を下回る状況、いわゆる定員割れを起こしていた。

■ 施設の老朽化
市立高等学校の校舎は築40年以上が5割を越え、老朽化がかなり進んでいる状況にある。これまでは、築20年から30 年を目途に大規模な改修をし、 原則40年程度で改築を行ってきたが、今後は老朽化対策が必要となる施設が大量に発生するため、従来と同じ手法で整備した場合、多額の施設整備費が 必要となる。 また、空調やトイレをはじめとした設備の老朽化も進行していた。


minami758 at 13:40|PermalinkComments(3)

2018年03月20日

正直この町、何にもないよね。

3月20日におこなわれた小学校卒業式。平昌冬季オリンピックカーリング女子で銅メダルを獲得したLS北見の吉田知那美選手の言葉をPTA会長は祝辞の中で引用したが、卒業生はもとより来賓、保護者の方々にも大きな共感を呼んだ。

「正直この町、何にもないよね。この町にいても絶対夢はかなわないと思っていた。だけど、今はこの町にいなかったら夢はかなわなかったなと思う。」

吉田知那美選手のこの言葉は、夢は場所など関係なく、夢をかなえようという強い意志と努力があれば、どこでも誰でも夢はかなえられる可能性があるというもの。人生をかけ、夢に向かってがんばろうとする子どもたちの背中を、きっと押してくれるだろう。

PTA会長が卒業生に伝えたかった「夢をかなえる」ということ。きっと卒業生の心に深く刻まれたに違いない。すばらしい祝辞だった。

minami758 at 22:50|PermalinkComments(7)

2018年03月18日

菊住小学校新校舎は「名古屋初」

菊住小学校新校舎が3月17日完成し、地域の方々とともに新校舎を見学した。

菊住学区は、地下鉄名城線・地下鉄桜通線「新瑞橋」を有する極めて交通至便な学区であり、また、学区内の駈上地区、外山地区などの高台を中心に閑静な高級住宅地を形成していることから、極めて人気の高い地区となっている。さらに、学区内にイオンモール新瑞橋店、ピアゴ新瑞橋店が出店。分譲マンションも年々増え、若い世帯を中心に転入希望が相次いでいる。

■ 菊住学区内に相次ぐ大型マンション
グランドメゾン駈上テラス・ヒルズ 139戸
アリーナシティ 230戸
リフィア桜テラス 121戸
ライオンズ新瑞橋グランゲート 188戸
ミライプロジェクト新瑞橋 98戸
など。

■ 南区内小学校児童数(平成29年5月1日現在)
1. 菊住小学校 511人
2. 豊田小学校 413人
3. 笠寺寺小学校 408人
4. 道徳小学校 407人
5. 呼続小学校 396人

菊住小学校は長らく300人台で児童数が推移してきたが、新瑞駅周辺の開発が急速に進んだ結果、200人近く児童数が増加。さらに増加する兆しを見せている。南区内小学校児童数は断トツの第1位となっている。

さて、児童数の増加で不足した教室への対応を進めるため、名古屋市教育委員会は運動場内に5教室を擁するプレハブ校舎を建設することをヨコイに提案。しかし、ただでさえ狭い菊住小学校の運動場がさらに狭くなり、運動会の開催や体育の授業、放課の遊び、部活動、地域への開放などに多大な影響を及ぼすことから、プールを廃止しその一角に校舎を建設することをヨコイから提案した。

ヨコイは学区連絡協議会やPTAと小学校プールの廃止や水泳指導の民間委託について議論を重ね、平成28年3月25日には、菊住小学校PTA並びに同学区区政協力委員会とともに、小学校プールの廃止を視野に、水泳指導における民間スイミングスクールの活用を検討するための試行を行うなど、従来の対応にとらわれない幅広い検討を早急に開始していただくよう下田教育長に要望。その結果、保護者の同意を得たうえで、平成28年度には小学校4年生児童は民間スイミングスクールで水泳授業を実施。平成29年度には、全学年で民間スイミングスクールでの水泳指導を実施した。もちろん、名古屋市立小学校では民間のスイミングスクールを活用した授業は初の試行実施であり、全国的にもほとんど例がなく、意欲的な取り組みであったことは言うまでもない。

IMG_0531保護者アンケートの結果、小学校水泳指導における民間スイミングスクールの活用への賛同が多かったことから、平成29年8月よりプールを解体。その跡地の一角に新校舎を建設し3月17日に竣工を迎えた。

菊住の子どもたちや学区民は、プールの廃止と引き換えに新校舎の建設で児童数の大幅な増加に対応するとともに、以前より広い運動場を手に入れた。

IMG_0533■ 菊住小学校新校舎の「名古屋初」
・プールを廃止し跡地に新校舎建設(名古屋初)
・軽量鉄骨ブレース構造(名古屋初)
・リース方式(名古屋初)
・運動場トイレや体育倉庫を校舎内に設置(レア対応)
・運動場トイレは温水洗浄便座(名古屋初)
・運動場トイレにはステッキホルダーを設置(名古屋初)

IMG_0534■ 菊住小学校新校舎の「特徴」
・リース方式により経費を節減
・将来児童数が減少した際には、校舎を解体し運動場に復旧することが容易。
・工期短縮
・新校舎内にトワイライトスクールや特別教室を配置。
・全室空調整備を配置(市内では旧公害地区を除き特別教室には空調なし)。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(5)

2018年03月16日

molten Baspa cup 小・中学生バスケットボール大会役員会

IMG_05213月18日(日)に開催を予定している「第2回 molten Baspa cup 小・中学生バスケットボール大会」開催に向けた役員会をおこなった。今日の会議にはレギュラーメンバーであるPTAパトロール隊の皆さんの他、molten名古屋支店長の中村さん、ソブエスポーツ社長の祖父江さん、NPO法人 playground所属の坂野さんが終結。大会成功に向け、議論を重ねた。

molten Baspa cupには、小学生10チーム、中学生10チームが参加する。資金的にはmolten名古屋支店やソブエスポーツが全面支援。また、審判やオフィシャル等の運営面はバスケットのクラブチームの皆さんが支える。そして、子どもたちの活動はPTAの皆さんが主体となって応援する。

子どもたち健やかな成長を、地域の方々、保護者、企業、競技団体の皆さんが支えるすばらしい構図が生まれつつある。将来の子どもを支える一つの形として、これからも発展していくことを願い期待したい。



minami758 at 23:55|PermalinkComments(0)

2018年03月05日

部活動廃止へ/30年度予算から

子どもの姿が見えない。

「部活楽しかったのに...」ぽつりと次女。高校2年生の娘は、小・中・高を通してソフトボール部に所属。部活を通して友人関係を広げるとともに責任感や苦しくてもやりとげる力など培っていた。しかし今日の「小学校の部活廃止へ」との報道でかなり動揺。「なんで廃止なの?」

3月5日の本会議において、名古屋市教育委員会は、市立小学校の部活動を2020年度末で廃止する方針を明らかにした。一部の学校では環境が整ったところから、早ければ2018年度から廃止するという。背景には、社会問題になっている教員の働き方を改革し、授業などで児童に向き合う時間を確保する狙いがある。

確かに教員による部活動は「タダ働き」。教員の善意によって長年にわたり部活動は成り立ってきたが、けっしてこれが当たり前の社会であってはならない。また、部活動への負担が過度になれば、本業である授業研究の時間確保にも影響を及ぼす可能性もある。

しかし「小学校の部活廃止へ」という報道に保護者は過敏に反応。「賛成する。」の声があがる一方、「納得できない。」「子どもたちがかわいそう。」「子どもの姿が見えない。」など、ネット上では不満の意見が投稿されたり、議員事務所や議員の携帯電話には、問い合わせの電話が相次いだりした。実際、松井市議がおこなった緊急小学生アンケートでも75%の子どもたちが「部活は好き」と回答しており、部活動廃止の影響は少なくないことがうかがえる。

教員の多忙化という現実を目の当たりにし、「小学校の部活廃止」という教育委員会の方針を私は理解する。しかし、部活廃止後の制度設計を構築しないまま、廃止する方針だけを表明したのは、子どもたちや保護者の不安だけあおり、拙速の批判を免れない。また、部活動の主体を学校から地域へとは言うものの、すでに地域には担い手が少ない現状の中で、「また地域に押し付けるのか」と、地域の反発も想定されるばかりでなく、事故があった場合の責任の所在や保護者負担のあり方など、なにも議論されていないのが実情だ。

今後、競技団体や地域のスポーツクラブ、学生や教員OBなど、地域で眠る多様な人材の資源を掘り起こし、あらたな部活動の形態としていかに制度を作り上げていくのかが問われている。また、私も競技団体に所属していることから、積極的に制度設計に加わっていき、課題とされる数多くの問題の解決を進めながら、少なくとも子どもたちが泣くことがないよう取り組みたい。


minami758 at 23:55|PermalinkComments(48)

2018年02月27日

菊住小学校新校舎(リース方式)竣工式

菊住小学校(南区)では、民間スイミングスクールを活用し、子どもたちの発達段階に応じ、プロのインストラクターによる水泳指導をおこなうという全国的にも極めて珍しい取り組みをおこなっている。

同校で水泳指導を民間に委託するきっかけとなったのは、教育委員会が児童の急増に伴う教室の不足に対応し、運動場内へのプレハブ校舎を設置する計画を明らかにしたこと。ただでさえ、菊住小学校の運動場は、市内でも有数の狭さ。運動場にプレハブ校舎を設置することで、放課の遊びや体育の授業、運動会、部活動、そして地域の様々な行事に甚大な影響が心配された。保護者や地域の方々の願いは、子どもに広い運動場確保したいというものだった。

そこで、ヨコイから菊住学区連絡協議会やPTAに対し、「プールを廃止した上で、跡地の一角に新校舎を建設すれば、急増する児童の教室の確保が可能になるとともに、今以上に運動場を拡張することが可能となる。一方、プールが校内になくても、民間のスイミングスクールにおける専門のインストラクターによる水泳指導の取り組みにより、今以上の水泳指導の効果が期待される可能性がある。」と提案したところ、保護者や地域の皆様から一定のご理解をいただいた。

教育委員会にも賛同していただいたうえで、民間プールを活用した水泳指導をおこなったところ、子ども達にも大好評。また保護者からも泳力を身につけることができると期待の声があがった。さらに、水泳の授業が天候に左右されないことや盗撮などの心配がないこと、市教委からは安全管理面での教員の負担が軽減されること、水温や水質、衛生管理などの面で安定した環境で授業ができることから、アンケートの結果でも否定的な意見はほとんどなかった。

そして、今年度の水泳指導が終わった8月から、菊住小学校プールの解体を開始し、秋口から新校舎の建設に着手。本年3月中旬には竣工式をおこない、4月には、新しい校舎での授業が始まる予定だ。

■ 菊住小学校新校舎竣工式
とき 3月17日(土)午後1時〜
ところ 菊住小学校新校舎
※ 新校舎はリース式方式を採用した。再び児童数が減少した際、運動場として活用できること、また万が一、スイミングスクールが活用できなくなった場合にプールとして再び整備することが可能となるからだ。

新校舎には、トワイライトスクールをはじめ音楽室など特別教室を整備。トイレはすべて洋式。新校舎1階に整備する運動場用トイレは、災害時や地域開放時にあらゆる方々にお使いいただけるよう、市内小中学校運動場用トイレとしては初めて温水洗浄便座を採用。

※ 竣工式が終了し次第、内覧会を実施する予定。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(2)

2018年02月21日

大江・明豊中学校ブロックPTAパトロール隊に感謝状

IMG_03122月21日、大江・明豊中学校ブロックPTAパトロール隊に対し、杉崎教育長より教育委員会感謝状が手渡された。これは、大江中学校、明豊中学校、道徳小学校、豊田小学校、明治小学校、伝馬小学校PTAのみなさんが、青少年の健全育成をめざし道徳公園を中心に3年間にわたる深夜のパトロール活動を継続的におこなった結果、子どもたちの問題行動が激減するとともに、子どもたちの社会貢献活動への取り組みを促すことになった、それら取り組み全般に対し謝意を示すもの。

IMG_0313教育長は挨拶の中で、「両中学校ブロックのPTAの皆さんの熱心な取り組みに感謝すると。そして、感謝状授与という機会を通して、こうした地域の取り組みが市内各地に広がることを期待したい。また、教育委員会としてもPTAの研修会や発表会など、あらゆる機会を通して、今回の取り組みを紹介していきたい。今後ともよろしくお願いします。」と感謝状授与の意義を説明いただいた。

IMG_0323一方、両中学校ブロックのPTAを代表して前南区PTA協議会会長の木村圭介さん(前豊田小学校PTA会長)は、「多くの方々は私たちPTAの活動を大変だとおっしゃるが、私はこの活動が楽しかった。みるみるまちの治安がよくなっていくことが励みとなった。また、パトロールの機会を通して、他の小中学校のPTAの皆さんと情報交換するいい機会をいただくこともできた。目立たない活動ではあるが、これからもできる限り子どもたち鵜のために頑張りたい。」と謝辞を述べた。

IMG_0330毎晩のように数十人の中学生を中心とした問題行動が激減した深夜における子どもたちへの声掛け活動。もちろん、学区連絡協議会、学校、警察や土木事務所など、関係者が一丸となって取り組んだ成果であることは間違いない。私たちはこの成果を同じ悩みを抱える地域へ広げることができないかと考えている。

IMG_0333「大江・明豊中学校ブロックPTAパトロール隊」または、ヨコイまでお問い合わせをいただければ、活動の実際や取り組みの工夫、活動の成果について説明させていただきます。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(0)

2018年02月13日

スチコン給食 始動。

IMG_0068スチコン(スチームコンベクションオーブン)はスチーム(水蒸気)とコンベクションオーブン(熱風)の量を設定して調理を行う多機能加熱調理機器。「焼く」「煮る」「炊く」「炒める」「揚げる」「茹でる」「蒸す」「温める」など、加熱調理の約8割をこなすことが可能だ。スチコンは、効率的にたくさんの料理を均一に仕上げられるため、ホテルやレストラン、全国の学校給食や病院の食事など、大量調理が必要な施設で活用されているものの、機器が高額なこと、また、機器設置場所の確保が必要なことから、名古屋市立小学校では導入されてこなかった。

IMG_0069しかし、平成28年度の本会議質問で、浅井正仁議員(中川区:自民)がその必要性を取り上げたことから、平成29年度、明治小学校(南区)と千代田橋小学校(千種区)の2校で試行的に導入。両校では、献立をスチコンで調理可能なメニューに一部変更し、子どもたちに提供している。

さて、スチコン給食の実態を調査するため、2月13日、浅井正仁議員、伊神邦彦議員とヨコイで千代田橋小学校に出向き、5年生の子どもたちと、スチコンで調理した給食をいただいた。また、CBC夏目アナもスチコン給食の「食レポ」がてら取材に訪れた。

この日のメニューは、さわらの焼き魚。従来の給食では、魚といえば魚フライなど揚げ物ばかりで、焼き魚の提供は困難だったが、スチコンの導入で、焼き魚の提供が可能になった。

子どもたちの反応は...

「さかな、うますぎるっ!!」

夏目アナは食レポで

「外はカリッと、中はふんわりしておいしい。」

今後、予算を確保し全市的にスチコンを導入をめざすことになるが、課題はスチコン導入費約200万円+設置工事費と、給食調理所にスチコンを置く場所がない学校が多いこと。なお、スチコン給食の模様は、CBCテレビイッポウ(2月13日夕方)でも報道(写真)された。

■ スチコンの特徴
・学校給食は揚げ物が多いが、スチコンの導入で、焼き物が可能に。また、食品の表面にオイルをスプレーして加熱するだけなので、大量な揚げ油が不要。食材の油が落ちるのでヘルシー。

・食品中心温度で焼き上がりを決めることが可能となるため、食材の生焼けの心配がない。

・スチームを利用してゆでものを調理するため、大量の湯を沸かす必要がない。また、水の中に食材を入れてゆでることがないため、ビタミンの流失が少ない。

・熱伝導が均一なため、スチコンに入れたあと調理員さんがかき混ぜたり、焼き魚を裏返したりするなどの手間がいらない。オーブンのようなムラもなく、焼き上がりが均一。

・煮物を調理する場合も丸釜をかき混ぜる重労働の必要がない。

・自動洗浄機能がついているため、使用後、丸釜のように水をかけて洗う必要がない。給食調理員さんの労力が軽減される。


minami758 at 21:55|PermalinkComments(14)

2018年02月05日

幼児教育・保育の無償化

2019年10月に予定される消費税率10%への引き上げに伴って、税収の使途を国の借金返済から、幼児教育無償化などに変更する方針を掲げてたたかった昨年10月の衆院選挙。自民党が再び国民の信任を得たことから、幼児教室無償化が大きく進むことになった。

■ 国が予定する幼児教育・保育無償化概要
幼児教育・保育無償化には8,000億円を投じ、財源は2019年10月の消費税増税分の使途変更などで確保。0〜2歳児は住民税非課税世帯(年収約250万円未満)を対象に無償化。3〜5歳児は、保護者の所得に関係なく認可保育所や幼稚園、認定こども園の利用者は無償化。認可外施設については、有識者会議を設置して無償化対象などを検討し本年夏までに結論を出す。5歳児については19年4月から無償化。

■ 懸念材料も...
林文子横浜市長は「幼児教育が無償化された場合、横浜市の財政負担が約50億円増える可能性がある。」と懸念を表明している。従来より、政府が決めた施策の予算について、その一部を地方で負担することは少なくない。例えば、生活保護費についても、国の責任であるにもかかわらず、負担割合は国が3/4、自治体が1/4を求められており、無償化財源についても一部を自治体負担とする可能性もぬぐい切れない。

その場合、本市の財政負担の増加額は試算されていないものの、10億円単位で増えることも想定され、財政圧迫により待機児童対策や人材確保対策、質の向上に与える影響は否定できない。無償化の財源は、地方の財布を当てにせず、施策展開されることを望みたい。


minami758 at 23:55|PermalinkComments(9)

2018年01月31日

PTAパトロール隊が教育長表彰へ

大江・明豊ブロックPTAパトロール隊に対する名古屋市教育長表彰を行うとの連絡をいただいた。

■ 名古屋市教育長表彰
受賞者 大江・明豊ブロックPTAパトロール隊(隊長:木村圭介前豊田小学校PTA会長、前南区PTA会長)
受賞日 2月21日(水)午後1時
受賞場所 名古屋市教育委員会(名古屋市役所東庁舎6階)
参加者 大江・明豊ブロックPTAパトロール隊から10名前後、名古屋市教育長始め教育委員会関係者

■ 授賞理由
大江・明豊ブロックPTAパトロール隊は、南区大江中学校・明豊中学校・道徳小学校・豊田小学校・明治小学校・伝馬小学校のそれぞれPTA会長、前PTA会長、歴代会長、次期PTA会長等で構成され、毎週金曜日の深夜、付近の公園等をパトロールし、児童・生徒等に直接声掛けをしながら、子どもたちの健全育成を目指し活動するグループ。なお、活動に対する公的な助成等はない。

かつては、数十人の子どもたちが毎晩のように公園内や付近の道路を徘徊し、器物破壊や自転車による交差点の占拠、警察に対する挑発行動など様々な問題行動を起こしていたことから大きな社会問題となっていた。PTAパトロール隊は、3年間にわたり子どもたちと直接話し合い。同じ目線で活動する中で、徐々に問題行動を行う児童・生徒は激減。学区連絡協議会も活動に加わりながら、年間を通して地道な活動を続けた結果、現在では、深夜徘徊する子どもたちは激減している。

なお、かつては連日集結していた暴走族も、ここ半年ほど見かけなくなった。現在では、モルテンバスケットボールパークを中心に、子どもたち自身で公園の清掃活動を続けるだけでなく、遊具の点検活動、夜間利用の禁止・ごみの散乱禁止などの適正利用の啓発活動を継続している。

これら活動の延長線上に、南区内学区連絡協議会や母親交通安全教室など交通安全団体、南警察署をはじめとする官公署などの地道な活動が相まって、南区における「中学生等による深夜徘徊ほぼゼロ」「暴走族による暴走行為ゼロ」「南区年間交通死亡事故ゼロ」の達成があったといえる。私は「南区年間交通死亡事故ゼロ」は決して偶然ではなく必然だと感じている。

■ 表彰式の目的
表彰式では、PTAパトロール隊の3年にわたる活動の功績をたたえるとともに、広く市民にこの活動を知らせ、活動の輪をさらに広げる狙いで、今回の教育長表彰をおこなう。大江・明豊ブロックPTAパトロール隊のみなさん、また、それを支えたご家族のみなさんや学区連絡協議会のみなさん、本当にお疲れさまでした。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(0)

2018年01月21日

インフルエンザによる学級閉鎖相次ぐ

名古屋市内でインフルエンザが猛威を振るっている。

名古屋市内70定点からの合計患者報告数は1,379人に増加し、1定点当たりの患者報告数は19.7人/定点にのぼった。市内全区で1定点当たりの患者報告数が警報レベルまたは注意報レベルに達しており、注意が必要だ。

■ 各区の定点当たりインフルエンザ患者数(人/定点)
1. 南区 40.8人
2. 中村区 32.0人
3. 港区 30.8人
4. 中川区 27.5人
5. 天白区 23.3人
6. 千種区 23.0人
7. 守山区 18.4人
8. 熱田区 15.5人
9. 北区 15.4人
10. 緑区 14.5人
11. 昭和区 13.8人
12. 瑞穂区 13.4人
13. 西区 12.0人
14. 名東区 11.8人
15. 東区 11.5人
16. 中区 11.3人
※ 注意報レベル
定点当たりの患者報告数が10(注意報レベル基準値)以上で30(警報レベル開始基準値)未満の場合。
※ 警報レベル
定点当たりの患者報告数が30(警報レベル開始基準値)以上となり、その後10(警報レベル終息基準値)を下回るまで。

■ 学級閉鎖の状況
10月 2学級(小学校1、中学校1)
11月 1学級(小学校1)
12月 18学級(小学校16、中学校1、幼稚園1)
1月 89学級(小学校78、中学校9、幼稚園2)
※ 1月は19日(金)までの報告分
学級閉鎖は昨年の10%増で推移している。

■ 学級閉鎖の基準
学級閉鎖の目的は「感染症の拡大防止」。したがって、何人休んだから学級閉鎖になるというよりは、これからどれだけ感染症が拡大してしまうのかを重視する。拡大が続くなら学級閉鎖という流れが基本となる。クラスの1/4をこえたら学級閉鎖を検討し、1/3をこえたら学級閉鎖というのが一つの目安。

流行のピークは、例年1月下旬から2月ごろ。感染拡大防止のため、せきなどが出る人は、マスクをする「咳(せき)エチケット」したり、外出を控えるなど、感染拡大につとめてほしい。


minami758 at 00:05|PermalinkComments(8)

2017年12月23日

今年度最後のパトロール活動

IMG_0587 午後10時ごろ「出勤」し、朝までオール(ナイト)で遊んでいた中学生たち。中学生自ら110番通報し警察と追いかけっこをする「チャリゴー」ゲームを繰り返したり、公園遊具の破壊、自動販売機の損壊、放火、ごみの散乱など違法ともいえる活動を繰り返してきた。徐々に社会問題化し、近隣住民とのトラブルも勃発。当然のことながら住民から対策を取ってほしいとたびたび相談をいただくようになった。まだ、ほんの2年前までのこと。

IMG_0585 南区内のPTA会長さんや次期会長さん、会長OBの皆さんで構成された「パトロール隊」が、深夜徘徊する中学生を中心とした小学生、高校生や若者などへの声掛けを行い始めたのがこの時期。この2年間、週1回(当初は週2回)、PTA十数人の皆さんが、深夜、公園内をバイクや自転車で走り回るなど、問題行動を起こす子どもたちに、粘り強く声かけを続けてきた。見て見ぬふりをしない。うっとうしがられても、声をかけ続けた。

今ではほとんどの子どもたちは深夜徘徊や暴走行為をやめた。すでにチャリゴーをする子どももいなくなった。公園内は平穏を取り戻した。中学生などの若者は、公園内の清掃に取り組むだけでなく、私たちに会うと、逆に「ご苦労様です」と声をかけることも...

さて、12月22日、今年最後のパトロール活動をおこなったところ、飛び込みで杉崎教育長がPTA活動の視察がてら一緒にパトロール活動に加わった。2学期終業式の夜ということもあり、中学生数人がいたが、私たちの姿を見てどこかへ行ってしまった。他に子どもたちの問題行動は全くなく、公園内もまちの中も静寂が広がっていた。

年明け第2週からPTAパトロール活動を再開する。PTAの方々の地道な活動が子どもたちを変えた好例であり、各地に声がけの輪が広がることを期待したい。

minami758 at 18:57|PermalinkComments(2)

2017年12月21日

天守閣の木造化もいいけど、でもやっぱり学校校舎の木造化

IMG_0436全国で最も老朽化比率が高いとされる名古屋市の小・中学校校舎。改築の方向性を示唆するヒントが東日本大震災で被災を受けた宮城県東松島市にあった。

ワンフレーズで申し上げれば、「 天守閣の木造化もいいけど、でもやっぱり学校校舎の木造化」。

IMG_0443東日本大震災で被災し全壊した東松島市立野蒜(のびる)小と、校舎の被害はなかったものの、転出者が相次ぎ、児童数が減少した宮戸小が統合してできた宮野森(みやのもり)小学校を、12月21日、視察した。校名は宮戸の「宮」と野蒜の「野」、そして宮野森小が目指す「森の学校」というコンセプトから一文字ずつ取り名づけられた。

IMG_0459宮野森小学校の校舎は木造平屋建(一部2階)。約5,000本の無垢材を用い、木の香りに包まれた、木目の美しい温かい雰囲気の校舎となっている。土台はヒノキを、柱・梁などはスギを使用しており、東北材を中心に活用したことから、地元の林業の活性化にも寄与したという。

総工費は約18億円(電気・設備工事含む)。他に山を切り開いて学校を整備したことから、造成費として5億円を必要とした。

設計・監理は株式会社盛総合設計+シーラカンスK&H、施工は住友林業株式会社。延床面積は3,999.07屐

IMG_0449平屋の特性を生かし、校舎全体が繋がる回遊性のある動線設計。教室棟、管理棟、図書棟、屋内運動場、プール棟など各棟を結ぶ渡り廊下は鉄骨造または鉄筋コンクリート造とすることで、耐火区画としての機能も果たしている。

木造だが耐震性能は十分だという。また、校舎は80年は十分使うことが可能とした。さらに、エレベーターが設置され、また、トイレはすべて温水暖房便座仕様となっている。

IMG_0452■ 文部科学省「木の学校づくり−木造3階建て校舎の手引き」より
1. 室温を均一に
木はコンクリートより断熱性が高いので、冬の暖房時に足元が冷えにくく、教室内の温度を均一に保ちやすくなる。

2. 湿度を調整
IMG_0447木には梅雨時の湿気を吸収し、冬の乾燥時には水分を放出して室内の湿度を調整する効果がある。またインフルエンザの蔓延が抑制されるという調査結果もある。

3. 転んでも衝撃を吸収
木造の床は衝撃を適度に吸収するので、転倒しても大事に至らない安全性がある。

4. 床も学習の場に
木の温かで優しい感触が、児童生徒の活動を広げる。床に資料を広げたり、階段がベンチになったり、使い方は無限大。


minami758 at 20:26|PermalinkComments(2)

2017年11月07日

STOP!貧困の連鎖「中学生の学習支援事業」(3)

「学習支援事業」に参加することで、生活保護を受けている世帯に属する中学生の高等学校等進学率が大幅に上昇する結果となったが、一方で、「学習支援事業」に参加しない中学生の高等学校等進学率は86.1%にとどまったまま。いかにして参加者を増やしていくのかが今後の課題だ。

現在は各区福祉事務所の保護係ケースワーカー等により、「学習支援事業」への参加の呼びかけを行っているが、被保護者(中3)374人のうち、事業参加者は122人にとどまっているのが実態。

■ 学習支援事業に参加しない理由
・部活動に専念したい。
・すでに塾に通っている。
・勉強する気持ちになれない。
など...

一方、「学習支援事業」には、高等学校等進学率の上昇等の効果のほか、数字に現れない効果も上がっている。
■ 「学習支援事業」に参加してよかった点
・学ぶ意欲が高まった。
・学生サポーターのお兄さんが話し相手になってくれる。
・他の中学生との交流が楽しい。
・居場所ができた。
など。

「学習支援事業」には、高等学校等進学率が高まった以外にも、子どもたちを内面から支える効果が期待できそう。一方で、生活保護を受けている世帯に属する中学生のうち、同事業に参加する生徒の割合は33%にとどまっている。同事業による効果をさらに多くの関係者で共有し、参加する生徒の割合をどのようにして高めていくのか、知恵を絞る必要に迫られている。

今後、「学習支援事業」を進めるうえで、いくつかの課題も浮き彫りとなっている。
■ 「学習支援事業」の課題
・大学生のお兄さん・お姉さんなどの学習サポーターの確保
・現在、「学習支援事業」実施か所数は市内143か所だが、充足しているのか、不足しているのか、検証が必要。
・生活保護を受けていない世帯の中にも、生活が厳しい家庭は少なくないものと考えられる。それら家庭の子どもたちをどのように把握し、参加に向けアプローチしていくのか。
・せっかく高等学校等に進学しても、生活保護世帯に多いと言われる高等学校等の中退防止への取り組み。

minami758 at 00:05|PermalinkComments(3)

2017年11月06日

STOP!貧困の連鎖「中学生の学習支援事業」(2)

つぎに、生活保護受給世帯に属する「中学生の学習支援事業」の効果について検証してみたい。

■ 中学校卒業者の高等学校等進学率(平成29年3月卒業)
卒業者数 19,949人
高等学校進学者数 19,685人
高等学校等進学率 98.7%

■ 生活保護を受けている世帯に属する中学生の高等学校等進学率(平成29年3月卒業)
被保護世帯 374人
高等学校進学者数 335人
高等学校等進学率 89.6%

生活保護を受けている世帯に属する中学生の進学率は、全体に比して9%程度低いことがわかる。

さらに、被保護世帯のうち、「中学生の学習支援事業」に参加している生徒、参加していない生徒別の高等学校等進学率を分析してみた。

■ 被保護世帯に属する中学生の高等学校等進学率の内訳
中学生の学習支援事業参加者 96.7%
中学生の学習支援事業非参加者 86.1%

つまり、生活保護を受けている世帯に属する中学生であっても、「中学生の学習支援事業」に参加することにより、高等学校等進学率は10%程度上昇することが明らかとなった。自立のための資格を取得したり就職を有利にするには、高校を卒業することがひとつの方法だが、同事業が一定の効果を上げていることがわかる。

minami758 at 00:05|PermalinkComments(2)

2017年11月05日

STOP!貧困の連鎖「中学生の学習支援事業」(1)

厚生労働省は6月27日、平成28年度の「国民生活基礎調査」の中で、経済的に厳しい家庭で育つ17歳以下の子どもの割合を示す「子どもの貧困率」(平成27年度時点)は13.9%であり、貧困状態にある子どもは7人に1人に達していることを公表している。一方、経済協力開発機構(OECD)が平成26年にまとめた加盟国など3か国の平均は13.3%であることから、日本の「子どもの貧困率」はOECD加盟国平均を上回っている。

さらに、ひとり親世帯の貧困率(平成27年度)は50.8%と5割超。暮らし向きは、母子世帯の82.7%が「苦しい」と答え、37.6%の世帯は「貯蓄がない」と回答している。

さて、保護者が裕福であると子どもの学力が高く、保護者の収入が低いと子どもの学力も低い傾向が相対的に指摘されている。とくに問題とされるのは、親の経済力の差が教育格差となり、不利な就職から貧困につながるケースが多くみられ、それが子ども世代への貧困の継承という、「貧困の連鎖」を生じてしまうことだ。

この「貧困の連鎖」を断ち切るため、名古屋市では、子どもの教育機会の不平等の解消を目的に、学生ボランティアによる「中学生の学習支援事業」を実施している。

■ 中学生の学習支援事業の内容
大学生のお兄さん・お姉さんなどの学習サポーターが、ひとりひとりの学習レベルに合わせ、学習習慣を身につけることや高校進学などを目指した学習支援を行っている。
1. 実施か所数 市内143か所(平成29年10月1日現在)
2.参加費 無料
3. 定員 各実施会場12名
4. 参加資格 市内在住の中学生で次のいずれかの世帯に属する方
・ひとり親家庭(児童扶養手当受給所得制限内)
・生活保護受給世帯
・生活困窮世帯
5. 開催回数 週2回または1回(1回2時間)


minami758 at 00:05|PermalinkComments(5)

2017年11月01日

伝馬小学校であい・あい・あいさつ活動

IMG_925111月1日(水)朝、伝馬小学校(南区)に登校する子どもたちに対し、PTAの方々、伝馬学区公民会の方々、教職員の方々総出で、「あい・あい・あいさつ活動」をおこなった。

同活動には、杉崎市教育長、中日ドラゴンズマスコットキャラクター「ドアラ」、あい・あい・あいさつ活動マスコットキャラクター「あいモン」も応援に駆け付け、人気キャラの出現に子どもたちの周りで笑顔が広がった。

IMG_9263あいさつは、コミュニケーションの第一歩。あいさつを交わすことで、子どもたちと地域の皆様が顔見知りとなり、人と人とがつながり、家庭や地域で、信頼関係が芽生えると言われている。また、あいさつを通して児童・生徒の公共心や社会性を醸成していくことも重要だ。さらに、子どもたちのあいさつの様子から、子どもの体調や場合によっては心の様子も感ずることもあり、子どもを把握するうえで、朝の挨拶は極めて重要なツールとなっている。

IMG_9276しかし、現実はなかなか厳しいものがある。防犯上の理由から、知らない人に声をかけられても相手にしないようにと指導されている児童・生徒に、普段、子どもたちへの声かけやあいさつをためらっている地域の方々は少なくない。

あいさつ活動が学校の正門から地域全体に広がるような、安心・安全な社会づくりを目指していきたい。


minami758 at 16:06|PermalinkComments(1)

2017年10月30日

いもほり

10月26日は年中児と、10月30日は年長児と一緒にいもほりをおこなった。

長雨の影響でいも畑はどろ沼状態。雨の影響でいもが傷んでいることが懸念されたが、不安は的中。いもの作付けは23年にわたり毎年行っているが、ここまで不作の年は初めてだ。

長雨はさまざまな農作物に甚大な影響を与えており、農家の方々のご苦労を考えると忍びない。天気の安定を祈りたい。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(0)

2017年09月12日

若宮商業高校閉校問題は同窓会と「ゼロベースで相談」

自民党名古屋市会議員団は、9月11日午後1時より河村市長に対し、「平成30年度予算編成に対する要望」をおこなった。要望書は「はじめに」「重点要望」「局別要望」「区別要望」の全92ページで構成され、本年度のテーマは「付加価値の高い成長戦略を組みした予算編成」とした。

一方、今回の予算編成に先立ち、8月31日に開催された教育子ども委員会において、教育委員会から提示された若宮商業高校の閉校方針に対して、「緊急要望書」を自民党名古屋市会議員団として提出。その中で、「現在の若宮商業高校は、毎年定められた定員に達し、その枠を超えて志願者があり、単なる予算不足や今後のニーズの低下見込みで閉校方針を打ち出すことに到底理解できない。」「河村市長の説明責任をしっかり果たしていただくことを要望する。」と記した。

この緊急要望書に対し河村市長は、「商業に対する希望者が減ったので、福祉関係の施設にと聞いている。」「生徒、親、同窓会の気持ちも大切。どういうふうにさせてもらったらいいか、決まりましたと相談してはいかん。」「やり直しに近い話だ。地域、生徒、父兄、同窓会とゼロベースで相談する。一方で、同窓会でも、(若宮商業高校は)何も改革しなくてもいいとは言わないだろう。同窓会にどうしたらいいか話しかける。」とした。

また、河村市長は、別の席において若宮商業高校の閉校問題に触れ、「教育委員会から若宮商業高校の閉校について説明があったのはただの1回だけ。それも5分から10分程度。」と、この重要な問題が教育委員会と市長の間で十分議論されないまま、教育子ども委員会で提案されたことを明らかにした。

自民党名古屋市会議員団としては、名古屋市内の生徒数がピーク時に比べ、半分程度と大幅に減少している中、高等学校の統廃合は、一定必要なことだと理解している。一方、高校の統廃合は市民への影響も大きく、市民に丁寧に説明し、市民の合意をもって進めるべきだと考えている。今回、狙い撃ちされたようにもみえる「若宮商業高校の閉校問題」に対しては、閉校報道があるまで生徒や保護者、同窓会、地域への説明が全くなく、施策の進め方が名古屋市らしくなく乱暴であることが問題だ。

なお、若宮問題は、本会議において、服部しんのすけ議員(熱田区)が取り上げる予定。服部議員は「市内の児童・生徒数の大幅な減少に起因した高等学校の統廃合は今後重要な課題だと認識しているが、未だ、教育委員会から市民への十分な説明や議論は不十分。若宮商業高校の在校生や同窓会も強く反発しており、この問題はいったん白紙に戻し、まずは、市域内における市立高校、県立高校、私立高校を含めた高等学校全体での将来のあり方論から議論すべき。」と発言するとしている。

minami758 at 03:13|PermalinkComments(4)

2017年09月01日

自民党市議団執行部会で若宮商業高校閉校を議論

9月1日(金)正午、控室において自民党市議団執行部会を開催し、政調会で取りまとめられた平成30年度名古屋市予算に対する要望書について議論をおこなった。例年、予算要望書作成にあたっては、政調会長ならびに各常任委員会正副委員長で構成する政調会が、それぞれの常任委員の意見を集約しながら予算要望を取りまとめるのが慣例となっている。

さて、若宮商業高校の閉校問題に対する市民の関心は高く、また様々なご意見を市民のみなさんからいただいていることから、本日開催された執行部会の席上、自民党の予算要望書の中でこの問題を取り上げるべきではないかと申し上げた。執行部会で議論した結果、自民党市議団議員総会で賛同が得られれば、予算要望書の中に若宮商業高校の閉校問題を盛り込むこと、あわせて、今回の統廃合の進め方に対する苦言を別紙で取りまとめることも決まった。

なお、平成30年度名古屋市予算に対する要望は、9月11日午後、市長並びに幹部職員に対して行われる予定だ。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(5)

2017年08月30日

滝ノ水中 全国初優勝

IMG_8511 (1)沖縄県で開催された第46回全国中学校ハンドボール大会でみごと優勝を果たした名古屋市立滝ノ水中学校(緑区)男子ハンドボール部員が8月29日、河村市長を訪れ、優勝報告をおこなった。私も名古屋市ハンドボール協会長として同席。矢野哲二愛知県ハンドボール協会理事長とともに、全中優勝の喜びを分かち合った。

IMG_8484滝ノ水中学校男子ハンドボール部は、悲願の全国「初」優勝。全試合8点以上離してのぶっちぎりの強さを見せつけた。

■ 滝ノ水中優勝までのあゆみ
第42回大会(平成25年度) 全国大会第3位
第45回大会(平成28年度) 全国大会第2位
第46回大会(平成29年度) 全国大会初優勝

IMG_8498河村市長は滝ノ水中学校男子ハンドボール部員を名古屋まつりパレードに招待。学校も「ありがとうございます。」と応じた。

さて、滝ノ水中学校男子ハンドボール部監督をつとめる深見忠司先生は、同中学校に赴任して6年目。ハンドボール伝統校の滝ノ水中を全国頂点のチームに鍛え上げた。なお、深見先生は、第38回大会(平成21年度)にも、はとり中学校(中川区)を全国優勝に導いており、監督としての優勝は2回目となる。

また、名古屋市立扇台中学校(緑区)女子ハンドボール部も、第46回全国中学校ハンドボール大会でベスト8に食い込む活躍を見せた。

■ 男子過去の優勝校
第1回大会 東港中学校(港区)
第2回大会 笹島中学校(中村区)
第14回大会 東陵中学校(緑区)
第38回大会 はとり中学校(中川区)
第39回大会 平針中学校(天白区)
第40回大会 平針中学校(天白区)
第41回大会 はとり中学校(中川区)
第46回大会 滝ノ水中学校(緑区) ◀今回

■ 女子過去の優勝校
第19回大会 牧の池中学校(名東区)
第22回大会 矢田中学校(東区)
第29回大会 伊勢山中学校(中区)
第39回大会 平針中学校(天白区)


minami758 at 00:45|PermalinkComments(1)

2017年08月29日

2017年度全国学力テスト 名古屋は?

平成29年4月18日に行われた小学校(第6学年)、中学校(第3学年)の全国学力・学習状況調査(小学校:国語A・B、算数A・B、中学校:国語A・B、数学A・B)の都道府県別の平均正答率の結果が文部科学省から公表された。今回、初めて20政令市別も示された。

以下、全国、愛知県、名古屋市の平均正答率を示す。

なお、主としてAは、身につけておかなければならない内容や常に活用できるようになっていることが望ましい知識・技能など「知識」に関する問題、主としてBは、実生活の様々な場面で活用する力や構想を立て実践し、評価・改善する力などの「活用」に関する問題となっている。

【小学校】
■ 国語A(小学校)
全国 75
愛知県 73
名古屋市 72

■ 国語B(小学校)
全国 58
愛知県 55
名古屋市 56

■ 算数A(小学校)
全国 79
愛知県 76
名古屋市 76

■ 算数B(小学校)
全国 46
愛知県 46
名古屋市 46

【中学校】
■ 国語A(中学校)
全国 78
愛知県 78
名古屋市 77

■ 国語B(中学校)
全国 73
愛知県 73
名古屋市 73

■ 数学A(中学校)
全国 65
愛知県 67
名古屋市 66

■ 数学B(中学校)
全国 49
愛知県 50
名古屋市 51

すべての小中学校に対し、学校別の平均正答率は通知されているものの、一般には公表されていない。なお、今回の全国学力・学習状況調査の結果を受け、名古屋市教育委員会は、結果の分析を進めるとともに、家庭での取り組みについてまとめたリーフレットを発行し、全児童・生徒に配布する予定。

いずれにしても、全国学力・学習状況調査の結果のみに左右されることなく、今後、どのように小・中学校での授業の見直しや改善、各家庭での学習に確実に活かしていくかが重要となる。

参考:平成28年度 全国学力・学習状況調査の名古屋市の結果(小学校)リーフレット
参考:平成28年度 全国学力・学習状況調査の名古屋市の結果(中学校)リーフレット

minami758 at 07:13|PermalinkComments(0)

2017年08月28日

若宮商業高校閉校を検討

「動いていいですか?」秘書の鈴木が訪ねてきた。私は「自分で判断してもらって結構。」と彼に伝えた。鈴木は名古屋市立若宮商業高校(天白区)の卒業生。現在、同窓会副会長をつとめている。しかし、「若宮商の閉校検討」の記事が紙面を踊り心中穏やかではないことは私も感じている。

鈴木から同窓会会長に「若宮商業高校閉校」について問い合わせたところ、「学校長からは何の連絡もない。」と答えたそうだ。おそらく議会への報告後、在校生やその保護者、同窓会、近隣住民等に市の考え方を伝えるものと思われる。

今回の閉校検討という市教育委員会の方針に対し、鈴木は「なぜ、閉校するのが若宮なのか?」と感じている。確かに本市の出生数はピーク時に比べておおよそ半分にまで落ち込み、今後、増加の見込みも低く、高校の統廃合の必要は総論としてよくわかる。しかし、数多くある名古屋市立高校の中で、なぜ廃校するのが若宮なのか、鈴木は納得ができていない。

8月31日(木)開催予定の名古屋市会教育子ども委員会で、若宮商業高校の生徒募集を2020年度入学分から停止し、2022年3月末に閉校を検討していることを、市教委は明らかにする予定だ。市教委の説明を在校生、保護者、同窓生たちは注視している。


minami758 at 23:55|PermalinkComments(9)

2017年08月21日

なごや小学校 (5) 義務教育学校

今後、小学校の統廃合を進めるうえで検討の一つに加えたいのが「義務教育学校」。小学校の統廃合をおこなうと、1中学校に1小学校となるため、義務教育学校の導入への障壁は低くなる。PTAの方々との意見交換でも、義務教育学校の実現に期待する声は少なくない。

■ 義務教育学校とは
義務教育学校とは、ざくっといえば小学校と中学校を一つにまとめた学校のこと。小学校の6年と中学校の3年を合わせて合計9年間通うことになる。そのため、これまでの6年・3年という区切りではなく、9年という期間で編成されることに。改正された学校教育法の施行は平成28年4月であり、各地で義務教育学校の導入が図られているが、本市では設置が見送られている。

また、義務教育学校には2つのタイプが存在。前期課程と後期課程の校舎が同じ場所にある「施設一体型」と、校舎が別の場所にある「施設分離型」。

■ 学年の区切り
現行制度では、小学校は6年間、中学校は3年間の6・3制となっている。しかし、義務教育学校により、5・4制や4・3・2制など、学年の区切りを柔軟に変更できる。なお、国立も、公立も、私立も義務教育学校を設置することが可能。

■ 授業内容
授業内容は学習指導要領で定められており、各学年で学ぶ内容は決まっている。しかし、義務教育学校では、学年の範囲を超えて授業を前倒しにしたり、場合によっては小学校で学ぶ内容を中学校に先送りにしたりするなど、カリキュラムも地域の実情や児童・生徒の実態に合わせ変更が可能となる。文部科学省の調査でも、96%の学校が「義務教育学校は成果あり」と回答しているが、その理由として「学力面の向上」が多く挙げられており、義務教育学校が増えることで全体的な生徒の学力向上がはかれるのではないかと期待されている。

■ 中1ギャップの解消
文部科学省の調査結果では、いじめや不登校、校内暴力の件数は、中学校に入った途端に急激に増加する。また、学習内容に対する理解度も、小学校段階と中学校段階とでは大きな落差がある。これは、学習内容が難しくなるためだけではなく、思春期の難しい時期に、卒業や入学などを経て学習方法や指導原理の異なる新しい環境に入る際の移行が円滑に行われていないことも背景の一つではないかと考えられている。義務教育学校では日頃から中学生と触れ合えたり、学習のカリキュラムがひと続きになっていたりするため、スムーズに後期課程(中学校段階)へと移行することが可能となる。

■ 小学生・中学生の交流
義務教育学校の大きな特徴の一つとして、小学生と中学生の交流が生まれることが期待されている。小学生は中学生が行っている学習や行事に興味を持ったり、中学生はリーダーシップを発揮するようになったりする機会が生まれる。

■ 中学校も学校給食に
現在は小学校は自校直営調理方式による学校給食、中学校はスクールランチを導入しているが、「施設一体型」の義務教育学校になることで、中学校でも給食を実施できる可能性が高まる。

■ 教員同士の情報交換
従来、小学校・中学校とわかれていた学校が一つにまとまることにより、児童・生徒の学習状況や問題行動などが共有でき、教員間で連携して、子どもたちの実態に合った指導が期待できる。また、児童・生徒間でのいじめ問題なども、教員同士の情報交換が容易になることで対応はより的確に・迅速になる。

■ 小学校段階での教科担任制の導入
英語や算数、国語など小学校段階における教科担任制の柔軟な導入で、よりわかりやすく専門的な授業が実現できる可能性がある。教員の負担軽減につながる可能性も。

なお、あらゆる制度にはデメリットも存在することも申し添えたい。

教育委員会主導での小学校統廃合は、保護者や地域の反発を招くばかりで、なかなか進みにくいもの。一方、義務教育学校の導入など多様なメニューを保護者や地域に提供する中で、住民自ら望ましい学校教育の在り方を議論しながら、子どもたちが主役の統廃合の議論を進めることは重要だろう。今後も引き続き、保護者や地域の方々と、子どもたちを取り巻く教育環境の再構築のため、さらに議論を深めていきたい。(このシリーズ終わり)


minami758 at 23:55|PermalinkComments(3)

2017年08月20日

なごや小学校 (4) 統合による学校の維持管理費等の削減効果

幅下小学校・江西小学校・那古野小学校の3小学校が統合したことで、本市の財政負担は少なからず軽減されることになる。その削減額を試算する。

■ 教職員人件費
教員数 31人(統合前)▶18人(統合後)
学校事務職員数 3人▶1人
用務員 6人▶2人
調理員 6人▶3人
※ 削減額 歳出1億5,559万円(一般財源1億2,128万円)

■ その他物件費等
学校保健体育費 歳出271万円(統合前)▶歳出93万円(統合後)
小学校管理費 歳出3,114万円▶歳出1,087万円
※ 削減額 歳出2,206万円(一般財源2,206万円)

したがって、3校統合による削減額は、教職員人件費とその他物件費等をあわせた
歳出1億7,764万円、一般財源ベースで1億4,331万円となる。

ただ、軽減された財政的な負担の一部は、再び、子どもたちの教育活動に再投資するといった姿勢が必要だ。今まで財政的な制約から実現できなかった子どもたちへの人的、物的な支援のあり方について、検討されるべきだろう。


minami758 at 00:05|PermalinkComments(7)

2017年08月19日

なごや小学校 (3) 質問にお答えします

Q1:現在の児童数は?
A1:385人、15クラスです。

Q2:総工費は?
A2:24億円です。

Q3:工期は?
A3:16か月です。

Q4:市内に小規模校は何校あるのか?
A4:クラス替えができない学校、11クラス以下の学校を小規模校としている。市内の小学校261校中、小規模校は73校です。

Q5:小規模校は何が問題か?
A5:クラス替えができない。交友関係が固定化し、こじれた場合の修復が難しい。集団を前提とした教科が困難。運動会や学芸会などの種目や演目に限界がある。

Q6:統合校はなごや小学校同様新築になるのか?
A6:統合した場合、原則新築となります。

Q7:統合で通学距離が長くなる場合の安全対策は?
A7:警察・土木事務所等関係機関との連携、学校が取り組む安全対策、家庭・地域の協力などにより通学の安全確保に努めます。

Q8:那古野小学校跡地・江西小学校跡地の活用は?
A8:跡地については、防災拠点として必要な建物・土地の確保に一定の配慮を加え、教育委員会内及び全市的に有効活用を検討します。なお、江西小学校跡地については、学校法人での活用を検討しています。


minami758 at 00:05|PermalinkComments(0)

2017年08月18日

なごや小学校 (2) 新校舎の概要

IMG_6995■ トイレ
・和式は1か所のみ。他はすべて洋式。
・衛生的なドライ方式
・多機能トイレを設置
・トイレの前には手洗い場を多数設置。


IMG_7023■ 体育館
・体育館は、既存施設を改修して使用。
・どん帳は株式会社サンゲツから寄付。
・リアスクリーンは大和産業株式会社からの寄付。
・体育館の照明はすべてLEDのため、すぐに点灯が可能。


IMG_7005■ プール
・プールは、既存施設を改修して使用。
・住民からの寄付プールのため改修して使うことに。
・高学年6コース、低学年3コースと一般よりも広いプール。
・更衣室は新たに設置。


IMG_6981■ 教室・オープンスペース・廊下
・教室とオープンスペースの間仕切りは開閉可能。
・スペースを活用した多様な活動が可能。
・開放廊下は教材の設置が可能
・教室内の照明はすべてLED。


IMG_6970■ メディアルーム(多目的室・PC室・図書室)
・目的に応じて一体利用が可能
・子どもたちが調べもの学習をするのに最適

■ メモリアルコーナー
・統合校3校の校旗・校章など思い出の品を展示。


IMG_7004■ エレベータ
・主に給食運搬用に利用。
・けがをした子ども、車椅子の子どもも利用は可能。

■ 屋上緑化
■ ゴムチップ広場

minami758 at 00:05|PermalinkComments(0)

2017年08月17日

なごや小学校 (1) 統合までの流れ

なごや小学校 少子化に伴う児童数の減少により、多くの学校が小規模となっており、「クラス替えができない」などの課題を抱えている。そうした中、3校、幅下(はばした) 小・江西(えにし)小・那古野(なごの)小が統合され誕生したなごや小学校の新校舎が、本年度4月に完成し、小規模小学校の現状と学校統合のメリットを、広く市民の皆様にご理解いただくため、「なごや小学校 市民見学会」が開催され、8月11 日(金・祝)午前10時に私もなごや小学校を視察させていただいた。(5回シリーズ)

名古屋市立なごや小学校
所在地:名古屋市西区幅下1-7-17

平成27年4月、小規模校だった幅下小学校、那古野小学校、江西小学校の3校を統合して設立されたなごや小学校。新校舎は3校のうちもっとも広い敷地を確保できる幅下小学校を解体し、新たに地上3階建、延床面積7,140m2の新校舎を建設。プールと体育館は既存施設をリフレッシュし整備された。

統合の流れ
幅下小は1872(明治5)年、那古野小は1909(明治42)年、江西小は1924(大正13)年にそれぞれ創立された大変長い歴史と伝統を有する小学校。しかし、各校とも都心部の人口減少と少子化が進み、児童数は年々減少し、児童数は98人〜175人に減少し、学校運営上、多くの課題を抱えていた。
平成25年7月 幅下学区、那古野学区、江西学区より、統合についての合意書提出
平成25年10月 保護者・地域の代表者で構成される「新しい学校づくり委員会」を設置
平成27年3月31日 3校廃校
平成27年4月1日 統合校設置
平成29年4月1日 新築後の新校舎へ移転


minami758 at 00:05|PermalinkComments(0)

2017年06月26日

小・中学校の統廃合に関するPTAとの意見交換会

全国各地で少子化による小・中学校の統廃合が課題となっている。児童生徒数の大幅な減少が背景にあるとはいえ、地域の核施設でもある小・中学校の統廃合には地元の反対の声が上がるのは決して少なくない。そのような中、6月26日(月)午後7時から南区内のA小学校・B中学校PTAの方々、A学区区政協力委員長さんと学校の統廃合について意見交換をおこなった。

■ 小規模校のデメリット(PTAの意見)
・子どもの数が減少しクラス替えができず人間関係が固定化する。
・部活動が設置されず、子どもたちの活躍の場が奪われる。
・体育の球技や音楽の合唱・合奏の授業、運動会など学校行事といった集団活動に支障が出る。

今日の意見交換では、小・中学校の統廃合についてPTAのみなさんから前向きな声が数多く聞かれたが、統廃合するにしても見送るにしても、効率化という視点ではなく、ひとりひとりの児童にとって何が最善な教育環境かという観点から議論を出発させ、また議論の中では常にそのことを軸に置かなかねればならない。また、PTA関係者だけでなく、地域の方々とのていねいな議論が必要となる。


minami758 at 23:55|PermalinkComments(11)

2017年06月17日

桜台高校「ファッションショー」

IMG_5706 (1)6月17日(土)、桜台高校ファッション文化科「第67回ファッションショー」が開催され、私も桜台高校同窓会「桜丘会」役員として参加させていただいた。

会場は桜台高校体育館「桜朋館」。会場内には約1,000人の観客や桜台高校ファッション文化科への入学を目指す中学生、保護者が集まり大変な熱気だった。

IMG_5666桜台高校ファッション文化科は昭和24年に家庭科として設置され、昭和38年には被服科と改称、平成8年からはファッション文化科に名称を変え、常に時代に即した服飾・デザインの専門学科として、ファッションにかかわる幅広い分野で活躍する優秀な人材を輩出している。なお、ファッション文化課の定員は40人のみであり、極めて狭き門となっている。

IMG_5657本日行われたファッションショーでは、テーマの決定から舞台設営、演出、運営までファッション文化科の生徒が協力し手づくりで作り上げる。また、ショー当日のモデル、音楽、ナレーションもすべて生徒が手掛ける。

作品の発表は3年生。1・2年生で和裁・洋裁を学び必要な基礎を習得。3年生となってから、学んだ技術を生かして約1か月で作品を制作する。

IMG_5699今年のショーのテーマは「fiction」。存在することのない空想の世界を一人ひとり創造し、斬新で独創的なファッションで仕上げていた。

作品作りにあたった生徒の皆さん、ファッションショーを支えた関係の皆さん、お疲れ様でした。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(3)

2017年06月06日

民間スイミングスクールを活用した水泳授業を呼続小PTAが視察

6月6日(火)午前、民間スイミングスクールを活用した菊住小学校2年生、5年生の水泳授業の様子を、呼続小学校PTAの方々、呼続学区協議会会長さんと視察した。この日は名古屋市教育委員会から多数の職員も指導の実際や児童の状況を調査していただけでなく、三重県からも視察に訪れるなど、反響の大きさを感じた。

■ 民間スイミングスクールを活用した菊住小児童の水泳授業を視察した呼続小PTAの方々のご意見
・スイミングスクールインストラクター7人からマンツーマンの指導を受けることができるのはうらやましい。
・泳力別に3グループに分けて指導を行っており、子どもの発達に応じた指導が期待できる。
・雨の日でも水泳授業ができるのがいい。
・1年間通して水泳授業が可能となる。
・直射日光を浴びないのがいい。最近は日光によるアレルギーの子も多いから。
・プールに虫が浮いているのを嫌がる子がいるが、屋内プールならそんな心配もない。
・呼続小学校から民間スイミングスクールまで歩いて行ける距離で子どもの負担も少ない。

以上のように、民間スイミングスクールを活用した水泳授業に対し、賛意を示す声が数多く出され、前向きに受け止める方が多かったようだ。

また、民間スイミングスクールを活用した水泳授業は行革効果も期待できる。

呼続小学校は民地を借り上げてプールを設置していることから、年間数百万円にも上る多額の借地料のほか、年間180万円にも上る水道代、電気代、ろ過機・ポンプなどの設備の維持管理・補修費、年間250万円とされる減価償却費など多額の固定費がかかっている。一方、民間スイミングスクールを活用した場合には、委託料のみで水泳授業が可能となるため、税の支出としては半分以下で済む計算だ。

なお、地方自治法第2条第14項には、「地方公共団体は、その事務を処理するに当っては、住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を挙げるようにしなければならない。」と規定されており、コストを削減するためにハコを有するのではなく、積極的な民間活力の活用を求めている。

呼続小学校PTAはこの後、PTAとしての意見集約を行い、来年の民間スイミングスクールを活用した水泳授業に結び付けることを視野に入れる。


minami758 at 23:25|PermalinkComments(1)

2017年05月30日

菊住小における水泳指導民間委託の状況を他校PTAが視察へ

小学校のプールを廃止して、水泳の授業を近隣のスイミングクラブで実施するという官民連携の取り組みが菊住小学校(名古屋市南区)で行われている。

水泳指導を民間に委託するきっかけとなったのは、菊住小学校児童の急増に伴うプレハブ校舎の設置計画に対する保護者や地域の反発だ。ただでさえ市内有数の狭い運動場がプレハブ校舎の設置によって、体育の授業、運動会、部活動、放課の遊びや地域開放などにも甚大な影響を及ぼすことが懸念された。

保護者や地域の声をもとに、「廃止したプールの一角に新校舎を建設すれば、急増する児童の教室の確保とともに、今以上に運動場を拡張することが可能となる。」とヨコイから提案。保護者や地域から理解をいただいたうえで、昨年度、菊住小学校4年生がスイミングクラブで専門のインストラクターによる水泳指導を受けた。そして本年度は菊住小学校全校児童により民間施設を活用した水泳指導を実施している。

保護者の反応もおおむね好評だ。プロのインストラクターが水泳指導に当たるため、泳力がつくと期待が高まっているとともに、水泳の授業が天候に左右されないことや盗撮などの心配がないこと、市教委からは安全管理面での教員の負担が軽減されること、水温や水質、衛生管理などの面で安定した環境で授業ができることから、ぞれぞれ満足度も高いようだ。

そして、この取り組みはさらに拡大する動きを見せている。

6月6日(火)午前には、菊住小学校における民間プールを活用した水泳指導の取り組みを、呼続小学校(南区)のPTAや学区協議会が視察する。その結果が好評であれば、呼続小PTAは学区協議会とともに、水泳指導の民間委託を教育委員会に要望する見通しだ。

なお、呼続小学校のプール用地は年間数百万円の賃借料を支払い民間から借り受けており、また、同校では水泳指導に伴い年180万円の水道代を負担しているほか、プール施設の減価償却費、ポンプやろ過機等設備の維持管理費を必要としているため、スイミングクラブに水泳指導を委託した方がはるかに経費が安くなるという利点もある。

現在、名古屋市では、施設を所有するがゆえに、維持・管理に膨大な経費を要し、時代や市民ニーズの変化に柔軟に対応できていない例が散見される。「活用性が低い経営資源を持たないこと」により、公共施設資産を所管を超えて総合的に管理し、全体として最適化を図り、施設を効率的に運用するファシリティマネジメントを推進するといった視点からも、今回の官民連携の取り組みに注目が集まりつつある。


minami758 at 23:55|PermalinkComments(1)

2017年05月27日

各地で「春」の運動会

IMG_52985月27日、南区内でも一斉に運動会が開催された。

豊田小学校(南区)では豊田学区体育協会長さんが午前5時にウレタンスポンジをもって小学校へ。前夜遅くまで降り続いた雨の影響で、水たまりいっぱいとなった運動場を、校長先生はじめ教職員のみなさんと整備し、開催にこぎつけた。地域の方々の学校を支える熱意は本当にすばらしい。

さて、以前は秋の季語だった運動会も、春開催が完全に定着。南区内小学校18校のうち春開催は実に16校にのぼる。

■ 運動会春開催の理由
・9月は、1年で1番降水量が多い一方、5月の天候は落ち着いており、梅雨前で晴れる日が多い。
・秋には、学芸会などの行事が多く行われるため、行事を分散化し子どもの負担を減らす。
・週5日の授業制度になり、授業時間が足りないため。
・秋の運動会だと、練習をする時期は夏休み明けの9月からなので、残暑が残って練習中に熱中症などを防ぐため。
・新学期、新しいクラスになって人間関係を作れていない子どもたちが、春に行われる運動会をきっかけに交流を深めてほしいといった願いから。

一方、市内でも田植えなどの農作業の繁忙期と重なったり、地域に長年伝わる伝統行事の関係で、春開催を断念する地域もあるようだ。春の運動会に参加されたみなさん、お疲れ様でした。


minami758 at 18:17|PermalinkComments(0)

2017年05月22日

民間プールを活用した特別支援学級の子どもたちへの水泳指導

IMG_5252地下鉄名城線と桜通線が交差する「新瑞橋駅」に位置する菊住小学校(南区)で、児童数が急増し教室が大幅に不足する事態となっている。総戸数139戸のグランドメゾン駈上、総戸数230戸のアリーナシティ、総戸数121戸のリフィア桜テラス、総戸数188戸のライオンズ新瑞橋グランゲートや98戸の賃貸マンション、その他総戸数50戸以下のマンションが数多く建設され、数年前には300人台だった児童数が620人まで膨れ上がると予想されているためだ。

名古屋市教育委員会は不足する教室に対応するため、運動場にプレハブ校舎5教室の建設を計画したが、学区連絡協議会や保護者は、ただでさえ狭い運動場がさらに狭くなるとして、教育委員会案には難色を示した。一方、ヨコイが提案したプールを解体してその一角に新校舎を建設し、広い運動場と新校舎増設という二律背反する課題を解決する提案を支持。また、学校プールの代替として、民間プールを活用し水泳指導を民間委託するという提案についても理解を示した。

昨年度には小学校4年生を対象に民間施設である名古屋スイミングクラブで水泳指導を試行的におこなったが、保護者・児童へのアンケートの結果、極めて良好な反応を得ていた。

昨年度の試行実施を受け、本年5月からは、菊住小学校全校児童を対象に民間プールで水泳指導を完全実施。保護者・児童からおおむね高評価をいただいている。

そのような中、5月22日、ヨコイは課題となっていた特別支援学級「たんぽぽ」の子どもたちの指導の様子を視察した。事前に名古屋スイミングのインストラクターと菊住小学校教諭の間で何度も「たんぽぽ」の子どもたちの水泳指導のありかたについてすり合わせをおこなったこともあり、子どもたちも違和感なくインストラクターによる水泳の授業に参加。たんぽぽの子ども4人のうち、塩素アレルギーのある子ども1人を除く3人が参加し、マンツーマンでの指導を受けた。今日の様子から特別支援学級の子どもたちにおいても、民間プールで安全に水泳指導が行えることが確認できた。

民間プールを活用した水泳指導の結果を見て、7月には菊住小学校プールの解体が始まり、来年3月までに跡地に新校舎が建設される計画だ。菊住小学校における新たなアセットマネジメントの取り組みは、理想的な官民連携事業の一形態として、今後、市の教育現場に少なからず影響を与えるものと考える。

minami758 at 22:55|PermalinkComments(2)

2017年03月24日

モルテンバスケットボールパークが中日新聞に掲載されました

21 自治体との協定に基づき地域団体が企業の協賛(命名権の売却益)をいただきながら、公園の清掃等を中心とした維持管理、器具の点検活動をおこなう新しい公園経営モデル「モルテンバスケットボールパーク」が注目を集めている。その記念すべき開会式を記録した「モルテンバスケットボールパーク オープニング記念式典」ビデオがで完成した。

ビデオの中では、モルテンボードの除幕式や主催者、来賓あいさつ、公園の管理を中心となっておこなっている公園管理人の奈良原駿斗くん(17歳)、山口大貴くん(19歳)の挨拶も収録。

■ モルテンバスケットボールパークの歴史
2年間にわたり、深夜、少年のたまり場となっていた公園が、学区連絡協議会のみなさん・地元6小中学校PTA会長さんや役員のみなさんによる連夜の見回り活動、バスケットボールコートで遊ぶ若者の清掃活動を通して、以前のように静かで清潔な公園として再生した取り組み。公園に維持管理は、公園を使用する若者で構成する「スタッフ」によっておこなわれている。なお、この取り組みは中日新聞3月21日付朝刊でも紹介された。

■ モルテンバスケットボールパークリニューアルオープン記念式典(YouTube)

minami758 at 17:32|PermalinkComments(0)

2017年03月16日

変わる卒業式

3月16日は全市一斉に卒業式が行われ、私も地元小学校卒業式に参加した。

従来、小中学校の卒業式は、舞台に向かって中央に卒業生が座り、その左手に学校教職員、右手に来賓が並び、その後ろに保護者がすわる配置。しかし、今日おじゃました卒業式では、体育館いっぱい使って、出席者全員をロの字型にレイアウト。卒業生と在校生、教職員と来賓がそれぞれ向き合って座り、保護者は卒業生のすぐそばに互いに顔の見える形で配置されていた。

通常の卒業式では、保護者は我が子の頭しか見えないが、このレイアウトなら我が子の晴れ姿を間近でしっかり確認することができる。ビデオやカメラの思いのまま。子どもたちの動線を含めよく検討されたなかなかのアイディア。他の小学校の卒業式に出る機会もないのでわからないが、小学校卒業式が「式典」から「見せる卒業式」に変わりつつあるようだ。

minami758 at 23:55|PermalinkComments(3)