2017年04月02日

イザベラ・バードの通った道Part4

イザベラ・バード27日の夕方、イザベラ一行は大内宿に到着しました。

「私は大内村の農家に泊まった。
この家は蚕部屋と郵便局、運送所と大名の宿所を一緒にした屋敷であった。 
村は山にかこまれた美しい谷間の中にあった。」 

大内宿2山に囲まれた大内宿






「農家」と言いつつ、蚕部屋と郵便局、運送所と大名の宿所を一緒にした屋敷とは「美濃屋」さんのことです。(美濃屋には本家と分家があり、バードさんが泊まったのは本家の方です)
美濃屋 ところがどうしたことか、大内宿に関する記述はこれしかありません。
これまで、宿屋のアメニティには相当な行数を費やして批判してきたバードさんにしては珍しいことです。
イザベラ・バードの宿泊先で当時のままに現存している建物は、日光の「金谷ホテル歴史館」と大内宿の「美濃屋(本家)」だけだそうなので、大変貴重です。
〈風覧坊〉
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イザベラ・バードの通った道Part3

前回の記事で、その当時の住民の暮らしが如何に貧しく不衛生であったかが分かりましたが、6月27日に川島を出発したイザベラ一行は、しばらくは薬欲しさの住民に付きまとわれながら田島に向かいます。
27日の行程は以下のとおり。
川島→田島→大内(泊)

私たちは田島で馬をかえた。
ここは、昔、大名が住んでいたところで、日本の町としてはたいそう美しい。
この町は下駄、素焼、粗製の漆器や籠を生産し、輸出する。」

田島の町並みを「日本の町としてはたいそう美しい」と表現しているのは、それまでのみじめな村に比べて田島は生活水準が高かったということだろうか?
素焼とは江戸時代(弘化2年 1845年)から続く鴫山万古焼(現田島 田島万古焼万古焼)のこと。
粗製の漆器とはどんなものか分かりませんが、木地師の多くいた田島でも漆を塗った器が造られていたのでしょうか?
〈風覧
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イザベラ・バードの通った道Part2

6月26日、栃木県五十里の宿を出発し、横川で昼食をとったイザベラ一行(バード女史、通訳兼助手の伊藤鶴吉、馬子たち)は、山王峠に向かい、いよいよ福島県の南会津に入ります。
イザベラ・バード
26日の行程は以下のとおり。
五十里→横川→山王峠→糸沢→川島(泊)

「長い山路を登ると、高さ二五〇〇フィートの峠の頂上に出た。
そこは三〇フィートも幅のない突き出た山の端で、山々や峡谷のすばらしい眺めがあった。
地図を見ると、この地方は空白になっているが、私の考えでは、さきに越えた峠は分水界であって、それから先の川は、太平洋に向かうのではなく、日本海に注ぐのであると思われた。
この推量は当たっていた。」 

地図にも載っていないとなると、如何にも奥地といった感じだが、中山峠が分水嶺というのは当たっているので、さすがは旅行家バードさんだ。   
これまでの男鹿川は鬼怒川、利根川と順に合流して太平洋に流れますが、一方の山王峠を越えたところの沢は阿賀川に流れ、やがて阿賀野川となって日本海に流れます。
〈風覧坊〉
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イザベラ・バードの通った道Part1

イザベラ・バード英国人女性旅行家のイザベラ・バードは、明治維新から間もない1878年(明治11年)、47歳の時に日本を訪れています。
5月21日に横浜港に到着したバード女史は、18歳の伊藤という男を通訳兼助手に雇い、6月から9月にかけて、 東京から日光、南会津を通り、新潟へ抜け、日本海側の山形、秋田を経て 北海道まで旅をします。
image旅の途中で妹ヘンリエッタ宛に出した日記風の手紙が後に編集せれ、旅行記
"Unbeaten Tracks in Japan"(日本奥地紀行)として1880年にイギリスで出版されましたが、 この本は思いのほか海外で評判になりました。
imageバード女史が旅の途中で見た日本の風景や人物の様子がひとりの外国人女性の視点で描かれ、驚き、感嘆、感動や失望まで彼女の 率直な言葉で綴られていて、 当時の日本を詳しく知ることができたからです。
 
今回は、イザベラ・バードが日光から南会津を通った時に、当時の南会津をどのように見て感じたのか、また、当時のまま現存する大内宿の宿泊先「美濃屋」さんについて紹介します。

〈風覧坊〉

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2017年03月20日

春めっけ

写真は3月19日の会津荒海駅の近く。
東京ではもう桜が咲くというのに、遅い遅い南会津の春。
それでも雪の解けた地面からは少しずつ春の芽吹きが見え始まっています。
写真ではよく分かりませんが、よく見るとあさつきが芽を出しています。
ちょっと早いかなと思いながらも、待っていられずに掘り上げてしまいました。







年の初モノです。
だ頭が黄色いうちのあさつきは、とても甘いのです。
美味しかった。
                                 〈風覧坊〉
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2017年03月17日

息吹「南山義民 喜四郎伝」公演のお知らせ

お待たせしました。
息吹「南山義民 喜四郎伝」の公演が4月2日(日)に会津若松市の会津風雅堂で開催です。
この日をずーっと待っていました。
今年の喜四郎はどんな喜四郎になるのか?
千代役は誰?
今から楽しみです。

【公演日】4月2日(

  昼の部 12:30 開場 13:00 公演
  夜の部 17:30 開場 18:00 公演

【会場】會津風雅堂 

【チケット】
  大 人  3,000円
  高校生以下 2,000円
【チケット取扱い先】
會津風雅堂・会津演劇鑑賞会・Sショップ舘岩
息吹公演事務局・オンラインショップ

今回が28回目の公演となります。
これまでに観客動員数1万人を突破する息吹の舞台を見ずして、福島は語れません。
皆さんもぜひご覧ください。
しくは、以下のリンクをご覧下さい。

http://www.minamiaizu.jp/ibuki.html

〈風覧坊〉


2017年03月13日

龍巳会が第19回日本太鼓ジュニアコンクールに出場します

表彰式 19回日本太鼓ジュニアコンクール が3月17日()に神戸市神戸国際会館こくさいホールで開催されます。

福島県からは福島県大会で優勝した南会津町の田島太鼓龍巳会「白鼓」が県代表として出場します。
全国から代表56チームが参加する中、龍巳会は31番目に登場。

ポスター今年のポスターの右下の写真は昨年の選手宣誓ですが、代表は 龍巳会の渡部兄弟でした。
昨年は強豪犇めく中で特別賞(ブラジル太鼓協会賞)をもらう快挙でしたね。

当日の大会の様子は17日午前10時から動画でも配信されます。
動画をご覧になりたい方はこちら からどうぞ。
皆んなで龍巳会を応援しましょう。

〈風覧坊〉


2017年03月07日

奥会津シンポジウムのお知らせ

3月11日(土)只見町の季の郷湯ら里で「歳時記の郷  奥会津シンポジウム」が開催されます。
雪国文化の可能性を探るほか、奥会津に暮らす皆さんと奥会津地域の活性化について考えるシンポジウムです。
また、会場では奥会津地域おこし協力隊の写真展や只見川電源流域振興協議会の今年度の取組のパネルも展示されます。
奥会津シンポジウムチラシ_0001
  1 開催日時:平成29年3月11日()13:00〜16:30
  2 場  所:只見町「季の郷湯ら里」
  3 プログラム
   基調講演 
  100年後も雪国であるために
  〜世界に発信する雪国文化の可能性〜
 トークセッション
  世界に通用する田舎になる
 パネルディスカッション
  今こそ奥会津を世界に売り出す
  〜インバウンドとの向き合い方〜


雪国の先進地に学び、奥会津の可能性と活かし方を一緒に考えてみませんか?
そこに住む人たちのアイデアを活かし、行政を動かし、実現するためには、住民自らこうした機会に参加して勉強する必要があります。
入場無料、申し込みは不要ですので、ぜひご参加ください。 
                        〈風覧坊〉


2017年03月06日

インバウンドの勧めPart3

南会津のインバウンドについて、前回に続くPart3です。

浅草〜会津までの東武・野岩・会津鉄道ルートを広く紹介するのは、外国人だけでなく日本人観光客にも知ってもらう狙いがあります。
大内宿地域経済分析システム( RESAS)によれば、ネットによる福島県観光マップの目的地検索では大内宿が年間を通して第2位。(第1位はホテルハワイアンズ)
9月と10月の紅葉シーズンに限れば大内宿の検索率が県内トップ。
外国人や日本人観光客から大内宿はそれだけ注目されているということです。

IMG_7569 「まっぷる」や「るるぶ」などの旅行雑誌は、昔から「日光・那須」と「会津・磐梯」と 県単位のくくりで制作していますが、自分からすればナンセンスな話。
観光圏としては「日光・鬼怒川・会津」で紹介した方が観光地を効率良く周れ、歴史的なつながりもあるので外国人受けもする魅力的な観光ルートになります。
日光〜会津の鉄道沿線には、寺社仏閣、宿場町、城、温泉、自然などの観光地が多く、景色や駅弁を楽しみながら移動できるローカル線そのものが旅の楽しみにもなります。
〈風覧坊〉

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2017年03月04日

インバウンドの勧めPart2

大内宿の雪まつりでも何組かの外国人観光客を見かけましたが、前回に続きインバウンド話題第2段です。
リバティー会津2 間もなく東京から南会津まで直通で特急列車「リバティ会津」がやってきますが、これを契機に会津へインバウンド観光客を呼び込もうとする動きがあります。
2月23日の福島民報新聞によれば、県では日光から会津への観光ルートを開拓するのに、新たに会津の魅力をまとめた外国人向け旅行ガイドブックを約6万部作成するとのこと。
年間約7万人が宿泊する栃木県日光市の外国人旅行客をターゲットに、日光・鬼怒川から会津地方に来てもらうための観光周遊ルートを開拓するものです。    
日光2 鶴ヶ城






特徴的なのは外国人記者の目線で興味深い会津の歴史や生活文化、方言をはじめ、個人客が利用しやすい宿泊施設や移動手段などをふんだんに掲載するのだそう。
南会津観光のポテンシャルも一気に高まります。
出来上がるのが楽しみですね。
〈風覧坊〉

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2017年02月28日

奥会津ブランドフェアのお知らせ

毎年恒例となっている「奥会津ブランドフェア」が今年も福島市のコラッセふくしまで開催されます。
美しい奥会津の風土が育てたこだわりの逸品をぜひこの機会にご賞味下さい!!
期間中500円お買い上げごとに奥会津特産品が当たる抽選券をプレゼントもありますよ。
奥会津ブランドフェアチラシ表奥会津ブランドフェアチラシ裏












◆日 
時 平成29年3月3日(金)10:00〜19:00
     平成29年3月4日()10:00〜18:00
◆会 場 福島駅西口 コラッセふくしま1階
                        〈風覧坊〉
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2017年02月26日

なかやま雪月火に行ってきた

2月18日()に下郷町のなかやま雪月火に行ってきました。
これで今年は南会津3大雪まつりを制覇。
なかやま雪月火を訪れたのは3年ぶりになります。
今年は天候に恵まれ、空には星も出ていましたが、残念ながら月は現れず。
雪月火の文字 回廊 ロウソク 雪月火












今年は初めて雪月火を見るという2人を連れて行ったのですが、その美しさは想像以上だったようで、とても感激していた様子でした。
日本夜景遺産(ライトアップ夜景遺産)に選定されているのだから感激するのは当然です。
〈風覧坊〉       
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2017年02月23日

大内宿の雪まつりに行ってきた

2月12日()に大内宿雪まつりに行ってきました。

大内宿1
昨日の只見と違ってきょうは穏やかな天気。
今年は茅葺き屋根の上にも雪がたっぷりあって、大内宿の風景もいい感じです。
街道沿いには各家々で造った灯ろうが並び、雪像やかまくらもありました。
大内宿2色とりどりにぞうり雪像1












〈風覧坊〉
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2017年02月22日

只見ふるさとの雪まつりに行ってきた Part2

只見ふるさと雪まつり会場の周りに露店がズラリ並んだゆきんこ市では只見名物がたくさんありました。
ゆきんこ市ゆきんこ市2






いっぱいあり過ぎて何を食べようかと迷っていたら、ノラサンという店の前で幽霊(ん?もしかして雪おんな?)と目と目が合ってしまった。
幽霊幽霊2






只見キーマカレーあまり見つめるものだから最初は20品目の只見キーマカレーを食べることに‥。
ご飯にはメーデルリーフの発芽玄米がミックスされていて、カレーもスパイシーで超一流の味でした。

次はお馴染みヤマサ商店の元気かあちゃんを発見!
そばやきもちが湯気を立てて美味そうだったので、ふきのとうのやきもちをパクリ。
いろいろお喋りしているうちにアンコのやきもちもいただいて、またパクリ。

ヤマサ商店そばやきもち(あんこ)






既に満腹状態なのだが、いろんなお店を覗くとまだまだ食べてみたい珍しいものがたくさんあります。
〈風覧坊〉

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2017年02月19日

只見ふるさとの雪まつりに行ってきた Part1

只見ふるさと雪祭りに行ってきました。
只見の雪まつりには行ったことがなく、前から一度は行ってみたいと思っていたのですが、前日までの天気予報では会津地方は大雪と強風で大荒れの予報。
雪道は自分で運転したくないなと思い、今回は郡山からツアーバスでの参加です。
最初は只見町観光まちづくり協会主催の日帰りシャトルバス(4800円)に予約しようとしたのですが、既にキャンセル待ち状態。
郡中トラベル主催(6000円)のバスになんとか入れたので、念願叶っての冬の只見行きです。

天気予報が外れることを祈りながら出発した頃には、既に会津地方北部と中部には大雪警報が発令中。
それでも只見川沿いの天気はさほど悪くもなく、雪景色のきれいな只見川を眺めながらのバス旅なのでした。
ツアーバスで 只見川の風景






途中、金山町の道の駅「奥会津かねやま」でチェーン着装のために20分の休憩があったので、近くにある只見線会津中川駅15時40分着の上り列車を写真に撮ろうとひとっ走り。
でも写真のとおり線路が雪に埋もれていて、こんなに積もっていて列車は大丈夫かと思っていたら、下り方面に向って除雪ロータリー車がやってきた。
線路が埋もれてる 除雪ロータリー者






案の定、上り列車は会津金山駅で雪のため立往生なのでした。
〈風覧坊〉   

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