山岳移動の香り

 奥多摩・奥武蔵の低山を中心にCB・特小の山岳移動を行っております。渓流釣りも沢登りも・・・山で遊ぶことが大好きです。時々ブログタイトルに関係ない話題も書いてます。

なごり雪は腐れ雪だった件

 前回大雪で雲取山へ転進となり先送り案件になっていた夜叉神峠から南アルプス薬師岳へ行ってみることにします。薬師岳は地蔵岳・観音岳と合わせ鳳凰三山と呼ばれ、最高峰観音岳は日本百名山にもなっている。南アルプスにしては珍しく砂礫の山で、以前行った時ここ気に入った!感がある。あれは2014年の夏、青木鉱泉からの周回だから2年半も前なのか・・・。今回は残雪期であり踏み抜き陥没は必至、はたして山頂まで届くのであろうか?

 CT:夜叉神峠登山口6:55→夜叉神峠7:42→杖立峠9:05→火事場跡10:03→苺平10:50
   →11:32南御室小屋11:42→12:30引き返し点13:09→南御室小屋13:28→苺平14:16
   →火事場跡14:51→15:32杖立峠15:42→夜叉神峠16:30→16:55夜叉神峠登山口

 2時起床作戦行動開始、中央道甲府昭和ICから北岳への起点となる芦安温泉街を抜け、夜叉神峠登山口まで来ました。ここは北岳へ行く途中バスで通過しただけで、直接来たのは初めてです。
 夜叉神とはなんとも意味深的な響き、どこかで聞いたことあるなと記憶を辿ると、昔「スケバン刑事掘‐女忍法帖伝奇」に夜叉女というのが悪役で出ていたような気がした。そういえば英語教師だったかの萩原流行の般若は存在感があったよな〜とか、スケバンシリーズでは浅香唯の麻宮サキが一番だったよな〜とひたすらどうでもいいことが脳裏をめぐります。真面目に行きましょう。
s-01 夜叉神峠登山口s-02 夜叉神峠駐車場s-03 登山道下部
(夜叉神峠登山口〜駐車場〜登山道下部)
 シーズンオフの駐車場はガラ空きで、夏場の喧騒が嘘のように閑散としています。超巨大ザック(酒ばっかりとのこと)のおじさん(私はオッサン)2人が出発されて行きました。我が方も出発します。
s-04 夜叉神峠手前s-05 夜叉神峠小屋s-06 白峰三山眺望
(夜叉神峠〜白峰三山)
 峠下から雪が出てきましたが、アイゼンまではいらんです。峠では先ほどの超巨大ザックのおじさん方にご挨拶し先行させてもらいます。ここは残雪の白峰三山を見渡せ素晴らしくいい感じです。あっ右から北岳・間ノ岳・農鳥岳と標高3,000m超えの稜線が続きます。スゲー!
s-07 杖立峠へs-08 杖立峠s-09 火事場跡へ
(杖立峠)
 次は杖立峠へ向かいます。ここは谷側が凍結していて歩きにくい。あとで必要なくなるのはわかっているので、粘りましたが危なっかしいので諦めてアイゼン装着。峠の先は雪も増えてくるのでもうアイゼンはいらんです><。たまに踏み抜きますが、落ちても膝くらいなので引っこ抜けます。
s-10 火事場跡へs-11 火事場跡s-12 眺望
(火事場跡へ)
 周囲が明るくなると火事場跡は近い。ここまで中途半端なトレースが入り交じっていたが、ここは風が当たるので明瞭になり、前日以前の消えかかった下りトレース1本と今日の登りトレース1本で間違いない。先行者がいるのはルートを考えなくてよいので助かります。ここからも白峰三山が拝めました。
s-13 苺平へs-14 踏み抜きs-15 苺平
(火事場跡〜苺平)
 ここの開けた登りで先行者を確認、巨大ザックがもぞもぞと動いているのでテント装備でしょう。接近すると何と山ガールで今日は薬師岳小屋までとのこと、トレースの礼を言って先行させてもらいましたが、この凍結+踏み抜きの時期にソロであのザックを背負ってテント泊とは・・・恐れ入りました。
 トレースも薄くなって、時々踏み抜いての這い出しでまったくスピードが上がりませぬ・・・。根性なしの私は早くも心が折れそうです><。脳内時間計算でもうとても薬師岳までは行けないことを確信しテンションガタ落ちです。
s-16 南御室小屋s-17 薬師岳か?s-18 撤退
(南御室小屋〜敗退地点)
 ようやく南御室小屋まで来ました。誰もいませんが小屋番さんが除雪してくれていたようで、トイレは利用できるようになっていました。気力減退に腹も減ったので燃料補給とします。
 せめてどこか開けた場所で運用したいので進みますが、以降完全にトレースなく赤テープを追いルートを考えながら這い上がりますが、すぐ先の急登に激しく悶絶し完全に集中力が切れた感がある。だめた。
s-19 戻り道s-20 南御室小屋s-21 甲府盆地
(戻り道)
 テキトーな岩の上で今日はおしまい宣言(やめた〜!)とし無念の昼食です。木々に遮られているので、すぐそこの甲府DRですらケロっているようですがどうにかKXさんにご挨拶。今日はどこのピークも踏めずいいとこなしの敗退です。
 では一発狙いで87Rを引っ張り出しますが、超〜静か。いわゆる荒川静香ですCB業界用語で、一応一人でボケかツッコミを入れておきます。ダメですなボウズ確定です。帰路も長いので帰りますか。
 自分のトレースを忠実に踏んで戻ると、南御室小屋の手前で先ほどの山ガールにお会いしました。「薬師まで行けました〜?」「スイマセン、すぐそこで敗退です「面目ね〜」。
 南御室小屋から登り返したところに、甲府盆地を望めるところがあったので、運用するならこちらの方がよかったな。
s-22 ひたすら戻りs-23 陥没s-24 火事場跡
(踏み抜き陥没三昧)
 ここから踏み抜き悶絶地獄が始まる。気温が上がって雪が緩んで踏み抜き三昧、三歩に一歩は膝上・股下まで落ちるのでやってられないです。
s-25 ワカン装着s-26 見納め
(ワカン装着〜見納め)
 日没までには下山したいのでワカン装着、これで踏み抜きはずいぶん軽減されて助かった。やれやれ帰りましょう。

いくつか・・・
 夜叉神峠からの鳳凰山は冬季でも日帰りレコが上がっているので、薬師岳だけなら「何とかなるかな」と思っていたが「何ともならなかった」。完全に見込みがあまかった。
 脚力不足は否めないが、凍結&踏み抜き突破に思ったより時間を要し、眺望なしの樹林帯歩きに体力以前に心が折れ集中力を欠いた。このメンタルの弱さ何とかならんものか^^。

白き悶絶地獄!新雪・深雪にもがけ!今年も「雪が降ったら雲取山へ」企画に参戦せよ!

 毎年恒例の「雪が降ったら雲取山へ」だが、今年は雪がほとんど降らずタイミングも合わずで、なしかと思っていたが、3月末のここにきて寒気と南岸低気圧がバッティング!山は大雪になった(はず^^)。こっこれは・・・思わぬチャンス到来に急きょ予定変更、恒例企画を履行(業務じゃねぇ!)することにした。
 チューズデイ(火曜日)ということもあり、momocaさんに「明日、雲取に行ってみます」とメールすると、瞬殺リターンエースのごとく返信着弾。この降雪で八ヶ岳遠征は取り止め、どこにしようか思案中で一緒に参戦するとのこと、これは楽しくなってきました。

 CT:駐車場6:34→9:36ブナ坂9:49→11:13小雲取山→11:52雲取山山頂
   →山頂避難小屋13:00→14:06ブナ坂14:17→15:57駐車場

 2時40分と中途半端な時間起床、作戦行動開始。久しぶりの奥多摩界隈に、24h営業の西友の買い出しにも力が入ります(何のこっちゃ)。留浦(とずら)駐車場で合流し所畑から上がりましたが、すでに除雪されていましたので鴨沢からでも大丈夫でした。
s-01 丹波山村営駐車場s-02 登山道取り付きs-03 登山道下部
(丹波山村村営駐車場〜取り付き〜登山道下部)
 駐車場整備は終わったのかな、トイレは4月1日共用開始と何となく知ってますが、どこで見たのか聞いたのか忘れました。我々が準備をしているとおじさん(私はオッサン)が出発されていくので「道を作っておいてください〜^^」とお願いしておきます。
 さて我々も出発します。まずは自称山岳プロファイラー117が鋭い観察力・洞察力をもって、足跡(いわゆるゲソ痕から先行者を探ります。先ほど挨拶したおじさんの前に一人だけいますね。そのうち追いつくかなと、くっちゃべりながらダラダラ歩いていると、スノーシューを担いだタフそうな若者が来ましたの先行してもらいます。
s-04 堂所s-05 マムシ岩s-06 分岐先 木橋
(堂所〜マムシ岩〜七ッ石山分岐先の木橋)
 雪はそこそこあり凍結もしてないのでツボ足です。先行者は七ッ石山を経由せず直接雲取山へ向かっています。分岐直後の木橋の下は少し雪崩てました。そういえば、この先は以前大雪?で崩壊したことを思い出しましたよ。雪も増えてきたので石尾根はラッセルでしょう、早く追いついてラッセル戦線に参戦しなければなりません。
s-07 巻き道s-08 巻き道s-09 ブナ坂
(巻き道〜ブナ坂)
 風もない好天と適度な雪で気持ちよく歩けます。ここらで七ッ石小屋泊りの団体とすれ違い、ブナ坂以降はトレースなく引き返しとのことです。先行者はやはり3名で、スノーシューの若者とおじさんと我々の到着以前に出発された方のようです。
 ブナ坂では朝方お会いしたおじさんがワカン装着中、車にストックを忘れた><と嘆いておられました。我々もワカンを装備し後を追います。
s-10 石尾根s-11 ワカンs-12 ダンシングツリー
(石尾根〜ワカン装着〜ダンシングツリー)
 ここから先は急に雪が増えました。こうでなくてはいけません。私は「インシュロック付き浮力アップワカン(オリジナル粗悪改造品)」。効果はどうかと思ったが、余計なことはしない方がよかった〜><。その後判明するのだが、全体に雪がつき凍って重くなって脚が上がらなくなるいわゆる常時悶絶状態に陥りました。
s-13 ヘリポートs-14 雲取山山頂避難小屋s-15 ヨモギの頭へ
(ヘリポート〜雲取山山頂遠望〜ヨモギの頭)
 ヘリポートから雲取山山頂避難小屋が望め、あそこまで行けるか〜と発しておきます。ヨモギの頭への登りでついに先行者3名を捉えると激坂に激しく悶絶中のようです。ここは写真よりずっと急登でキツイところ、ここまでトレースを踏ませてもらった感謝を伝え先頭交代しますぜ!おりゃー行くぜー!存分に参りましょう。
 momocaさんは一旦巻き道に突入しましたが、あまりの深雪に撤退してきました。私はこれまで何度も突っ込み埋まって出られなくなっているので、もう二度と行きませんよ^^。
s-16 小雲取山へs-17 小雲取山へs-18 えぐれている所
s-19 小雲取山直下s-20 野陣尾根合流s-21 雲取山へ
(小雲取山へ〜直下定点観測〜野陣尾根合流)
 ヨモギの頭までトレースを踏ませてもらったので、今度は雲取山山頂まで我々が引っ張りたかったのですが、小雲取山への登りで激しく失速しました。急登に潜りまくりで脚がもげそうです。
 このランニングとレッグプレスを同時にやっているような感覚は味わったことがあり、瞬時に思い出した。あの谷川連峰馬蹄形周回反時計回りの核心部、武能岳から下降し茂倉岳への登り返しに味わった悶絶感・拷問感だ。これだよ!これ!この感覚だ!と一人激しく萌えます。まったく変態かよ!っての。

 野陣尾根との合流点で左側へ這い上がるのは、腰まで雪があって大変です。先ほどのスノーシューの若者が来ましたのでギブな私は先頭を代わってもらいます。MSRライトニングアッセント25インチ+オプションテイル最高浮力性能をもってしても結構潜り込んでいます。こりゃツボ足だったら腰まで潜るかも・・・。
 無雪期であれば、あとはビクトリーロードを歩くだけなんですが、積雪期はここから雪が一段階深くなります。ここはしんどかった。
s-22 雲取山へs-23 避難小屋直下s-24 山頂へ
(雲取山山頂へ)
 momocaさんと3人でトップを交代しながら進軍を続けますが、傾斜も緩くあとほんの少しだがちっとも進まないよ。スノーシューの若者も脚にきたのか、時々雪の中にぶっ倒れて遊んでますし、我が方は改造ワカンに雪がつき凍って重く片足3kgくらいか半泣きです。さらにストックでワカンの雪を叩き落とす時、脛を痛打し自爆悶絶、今度は涙目。助けて〜^^。
s-25 山頂標s-26 記念標s-27 定点観測点
(雲取山山頂標〜定点観測地点)
 ようやくをもって山頂に這い上がり、若者ともガッチリ握手!お疲れ様でした!今年初の雲取山なので、2017年2017mの山頂標は初めて見ました。
 定点観測も深い雪に覆われています。腹も減ったのでさっさと避難小屋へ退散し飯にします。
s-28 避難小屋からs-29 下山中s-30 下山中 雪
(避難小屋から定点観測〜下山は雪)
 避難小屋気温計は−2℃、風はそれほどではありませんので助かりました。まずは見え飛びの西東京DRを叩きKXさんにご挨拶、先日峰谷から鷹ノ巣山〜七ッ石山と周回された時はもう雪はほぼ無くなっていたと伺っていたので、今はすげー積もってますぜ!とご報告。平地は雲はあるものの暖かく穏やかな天気のようです。
 左の写真にヨモギの頭でパスした今日朝一出発のおじさんが写っています。何と朝5時半歩き出しとのことですが、何しろツボ足なんで相当大変(悶絶)だったようです。丁寧にトレースの礼を言われてしまったが、我々はそれを期待して来たんですけど・・・山頂まで往復後少しお話しをさせて頂きましたが、今日は雲取山荘泊の予定だったが、山頂から先にトレースがなく下山するとのことでした。行けなくもない気がしましたが、賢明な判断なのかも知れません。
 ご一緒した皆さん下山されていきましたが、私はここからフリラ運用開始です。天気も崩れてきたしmomocaさんも待たせてしまっているので、ごくショート運用でしたが各局に存在証明だけはできました。
 雪も強くなってきたので帰りましょう。下りもブナ坂まではワカンを装着し適度に潜り楽しい下山となりました。
s-31 下山中 雪s-32 巻き道
(下山中〜快適な巻き道)
 予報どおり午後は天気が崩れてきた。ブナ坂以降はいい道ができておりツボ足で快適下山。

いくつか・・・
 スノーシューの若者とも話したが、これまで降雪直後のタイミングでも雲取山荘前泊の方が下りてくるので、すれ違い以降は下山のトレースを踏めたが、今回のように誰も下りて来ないのは初めてだった。前日も雪だったので宿泊者がいなかったのだろう。
 ワカンは以前より浮力アップの小細工を施していたが、雪がつき凍りさらに雪がつくの繰り返しでたった数歩でどんどん重くなった。奥多摩の湿った重い雪には、浮力アップよりワカンに雪がつかないように注力すべきであった。
 もし登山口からずっと一人だったらまず行けなかったと思う。体力より先に心が折れます。ラッセルは先頭10パワー・2番手4パワー・3番手2パワーくらいトップに負担がかかる。進軍にチームワークは重要な要素であり、スノーシューの若者と行き会ったのは助かったし、お互い楽しかったと思う。
 シーズン末期ではあったが「雪が降ったら雲取山へ」の恒例行事に参戦できてよかった。トイレ付駐車場もきれいに整備されましたが、雲取山へ小袖乗越からから登るのは冬だけなので来年使わせて頂きます。
s-P1040196s-P1040197
(山頂直前 momocaさんに頂きました)
 左の写真、後ろから見るとワカンにこんなに雪がついて団子になってるんだ。こりゃ脚が重いはずだ^^

3/28(火)の移動運用結果
運用地:東京都西多摩郡奥多摩町 雲取山(2,017m)
 12:33 DCR18ch ミズホKN504 東京都西多摩郡瑞穂町固定 M5/M5
 12:36 DCR18ch トウキョウMT765/1 千葉県八街市 M5/M5
 12:39 DCR18ch スギナミSK123 東京都杉並区固定 M5/M5
 12:41 DCR18ch ウラワRD38/1 神奈川県川崎市川崎区 扇島 M5/M5
 12:43 DCR18ch ヨコハマKW76 神奈川県横浜市青葉区固定 M5/M5
 12:45 DCR18ch チバBB730/1 埼玉県朝霞市 M5/M5
 12:46 DCR18ch トチギSW629/1 栃木県宇都宮市 M5/M5
 12:49 DCR18ch ミエJSG530 茨城県守谷市固定 M5/M5

奥白根山を目指すも悶絶ラッセルにたまらず敗退

 雪山シーズン末期で毎年定番の南八ヶ岳周回に行くかなと思ったが、今年は赤岳・横岳・硫黄岳と単発で行っているのでやっぱいいかなと別の山を考えます。
 そういえば数年前にチバKX56局が以前冬季奥白根山(日光白根山)を目指し、日光湯元から前白根山まで行ったことを思い出し行ってみることにします。白根山は関東以北最高峰で無線的にもよく、菅沼と丸沼高原から登っているがここしばらく行ってないなと思ったら、2008年10月以来の8年半ぶりでした。

 CT:駐車場7:30→9:39外山鞍部→11:10前白根山→11:41五色沼避難小屋12:35
   →13:13前白根山→13:59外山鞍部→14:47場駐車場

 2:15起床作戦行動開始。金精道路が冬季通行止めで関越道からのアクセスができないので、東北道から日光宇都宮道路へ乗り継ぎ、今日の起点となる日光湯元スキー場へ来ました。ここまでかなり遠いし寝不足もあってすでに疲れています。
s-01 スキー場駐車場s-02 スキー場下部s-03 スキー場歩き
(駐車場〜スキー歩き)
 天気は悪くないが風は強く粉雪が吹っ飛んできます。姿は見えませんが、隣の車は先行者でしょうか・・・我が方もいそいそと準備し出発します。ツボ足でも大丈夫ですが、最初からチェーンアイゼン+ストックで前白根山まで行き、そこで装備変更で奥白根山へ向かう作戦です。整備の圧雪車は作業を終え、誰もいないスキー場の隅っこを歩きます。
s-04 外山鞍部へs-05 外山鞍部へs-06 道標
(リフト最上部から外山鞍部へ)
 リフト最上部から登山道に入るとすぐ若者2名のパーティーに追いつきました。私が言うのもなんだが、一人はあまり山慣れしていない感じでした。トレースはありませんのでテープやマーキングを追いますが、九十九の折り返しがわからず何度も落ちました。最悪なのは折り返しがわからず進んでしまった時で、あれあれ?と見上げるとかなり上にテープを発見し、直登を試みるも腰まで埋まりどうにもならない状況が続きます。
 ストックも邪魔でしょうがないので、すぐにアイゼン+ピッケルへ装備変更。ワカンなんか使うことはないだろうと車に置いてきたことを激しく後悔します。
s-07 トレースなしs-08 外山鞍部s-09 道標
(トレースなし〜外山鞍部)
 トレースとは言わないまでも、せめて人が通った痕跡でもあればルートはわかるのに。ピッケルで雪面を刺して丁寧にルートを見つけないと、ちょっとでもずれると激しく落下して這い出すのに時間食います。
 ようやく外山鞍部着。思ったより時間がかかってしまいました。でもここからはクラストしてサクサク歩けるんじゃないかと期待していましたが・・・。
s-10 稜線歩きs-11 頼もしい若者s-12 振り返り
(稜線歩き〜頼りの若者〜振り返り男体山)
 こういうところは尾根最上部を歩くはずと思いましたが、腰までラッセルなのでまったく進まない。一旦戻って道を探しますがわかりませんね。沈みこみが少ないところをテキトーに歩きます。しばらく潜り悶絶していると朝方の若者の一人が上がってきたので先頭を交代してもらいます。細身の方だが頼もしい!おじさんはトレース泥棒させて頂きました(楽〜^^)。振り返ると中禅寺湖と男体山が美しいが、あまり時間的余裕がなく眺めてられないです。時間的にも敗退フラグが立ち始める↓。
s-13 稜線s-14 前白根山手前のピークs-15 白根山と前白根山
(前白根山へ)
 傾斜は緩いがクラストなんかまったくなく沈みは半端ない。前白根山一つ手前のピークから急に天気が悪くなってきました。ようやく前白根山と奥白根山を捉える・・・あっ!奥白根山は捉えてないというかガスガスで見えない><。敗退確定です。
s-16 前白根山山頂s-17 白根山と五色沼s-18 避難小屋へ
(前白根山山頂部〜奥白根山・五色沼〜避難小屋へ)
 前白根山山頂部は強風で雪がつかない。若者はここで帰るそうで、お互いトレースの礼を言ってお別れ。先を見ると一旦下っての尾根筋はガチガチに凍っているように見える。ここまで「ひたすらラッセル」だったので、少しは普通に歩きたい^^ということもあって、我が方は避難小屋まで行ってみます。
 アイゼンが噛む岩場下りだがラッセルよりはいいし、先の尾根筋はクラストしているから早く歩きたい。
s-19 五色沼避難小屋s-20 避難小屋正面s-21 避難小屋内部
(五色沼避難小屋〜入口〜内部)
 尾根歩きから下りようやく避難小屋、同じよう見える雪面も落ちると深いので、歩ける場所は限られてます。窓から体を丸めて侵入^^します。避難小屋内部はキレイとは言えないが、外は風もあるので助かりました。
s-22 戻りますs-23 前白根山山頂近くの木s-24 天気悪し
(登り返し道〜山頂部の木〜見納め)
 今日はICB-87Rを持ってきましたがそういう状況ではない^^ので、ID-31だけくっつけて戻ります。登り返しは自分の下りトレースはあるが、いやはや激しく潜るので帰れないんじゃないか^^・・・と焦りますよ。前白根山山頂付近の木は、まさに風の芸術ですねと感心している場合ではありません。
 歩きながらDR経由でKXさんに「ここ大変ですね〜」とご挨拶だけはできました。先ほどより天気も悪くなって軽く吹雪いてきました。帰るべ・・・。
s-25 振り返り天気悪しs-26 下山中稜線s-27 帰ってきました
(振り返り〜下山方向〜スキー場歩き)
 振り返るとどんどん天気が悪くなってきましたが、進行方向は大丈夫ですね。下山は自分のトレースはあり、ドカドカ下りられるので早いな。登りの悶絶は何だったんだ。

いくつか・・・
 白根山の天気が読みにくいことは知っていたが、今日は日本海側は雪だが太平洋側は穏やかな好天予報にギリギリ何とかなるかなと思ったが、何ともならなかった。終始ガスに覆われており一度も山頂を見ることもなく沈んだ^^。すぐ隣の男体山にはまったく雲がかかっていないのに・・・ここが境目だった。
 下山後、湯元スキー場はうす曇りで雪が舞っていたのに、5分ほど走ると快晴だった。男体山と奥白根山は全然違うのね。
 前日・前々日の降雪でトレースは完全消滅しており慣れないラッセルに時間を食い、天気がよかったとしても行けなかった。せめて人が通った痕跡でもあればまだ追えるが、完全にまっさらだったのには驚いた。
 ワカンは必須だった。直前の降雪は調べがついていたが、トレースはなくても痕跡がわかればそれほど潜らず歩けると思っていたが完全にあまかった。圧倒的な脚力不足感も否めない。
 距離はそれほど長くないので、装備とタイミングを見計らえば行けないことはなさそうだが、思いつきで行くのではなくきちんと計画しないとダメですね。またいつか行くかも知れないが、結構遠いので考えます。

関越道下り大渋滞出遅れ参戦

 先般KXさんの南八ヶ岳デビュー戦にお付き合いさせて頂きましたが、もう一山参戦しましょう。今年はそこそこ雪があるようでレコも多数上がっている谷川岳はいかがでしょう。谷川岳は昨年世話になった山で、これまで何度か西黒尾根・馬蹄形周回・主脈縦走と来ていますが、天神平までロープウェイ利用の天神尾根は歩いたことがなく、いつか冬に行こうととっておいたコースです。

 CT:天神平10:38→肩の小屋12:34→12:41谷川岳(トマの耳)12:53
   →13:06谷川岳(オキの耳)13:11→13:23谷川岳(トマの耳)13:27
   →13:31肩の小屋13:59→15:07天神平

 4:15起床作戦行動開始。関越道三芳PAでKXさんと待ち合わせも、出発5分で渋滞に捕まりました。喰らいました事故渋滞!土曜朝一からやってくれるね〜><。どうにか水上ICから天神平スキー場までやって来ました。駐車場は@1,000円ですが、平日は無料ですね。スラローム大会が開催されているようで、結構人も入っており4階までまわされました。かなり出遅れてますが、まだ何とか大丈夫そうです。
s-01 天神平駅から出発s-02 トマノ耳オキノ耳s-03 天神尾根
(天神平駅〜目指す山頂)
 ロープウェイで天神平駅まで上がってきました。すでに1,319mお金で標高を買いましたが、この時季はこれしかありません。それにしても無風+日差し強烈で暑い暑い!最初からシャツの腕まくりで歩き始めます。登山者は申し訳なさそうにスキー場脇を抜け上へ這い上がりますが、いきなり激しい悶絶急登が待ち構えています。這い上がっていると山側からスキーやボードがぶっ飛んで横断してくるので注意が必要です。
 尾根筋まで這い上がると今日の獲物、谷川岳の双耳峰がよく見えます。直下い棒状の何かが見えます。ズームで寄ってみると・・・。
s-04 行列s-05 熊穴沢避難小屋s-06 登山道
(行列〜熊穴沢避難小屋〜肩の小屋へ)
 激しい行列でした^^。熊穴沢避難小屋は雪に覆われており、屋根の鋼材の先端が見えるだけですね。入口は階段状に作ってあり、今は内部も入れるみたいですが、吹雪いたら出られなくなりそうで怖いです。
 そろそろ核心部ですかね。先ほど下から見えていた直登箇所を這い上がります。
s-07 西黒尾根s-08 シュプールs-09 クラックあり
(西黒尾根尾根〜シュプール〜肩の小屋直下)
 お隣に日本三大急登とされる西黒尾根が見えています。トレースはあるようですが、この時季こちらを上がってくるのは大変でしょうね。
 山スキーの方が綺麗なシュプールを残し下りてきました。ここで転んだら目立ちますし、ギャラリーを沸かしてしまいます。うーん、山スキーは欲しい気もするが、年に何回使うかなと思うと手が出せないですね。
 この辺りはいくつかクラックがあって、下山の方が激しく落ちて↓ました。目の前でいきなり腰まで落下したのを見たのは衝撃、何かに吸い込まれる感じでした。尾根筋を歩くのが賢明ですね。
s-10 谷川連峰主脈s-11 分岐道標s-12 トマの耳山頂標
(谷川連峰主脈縦走路〜西黒尾根分岐〜トマの耳山頂部)
 西側には主脈縦走路が美しく迎えてくれます。昨年秋口に吾策新道から紅葉見物に行ったが濃霧で何も見えずだったので、今年は雪が無くなったら早めに行ってみたいところです。肩の小屋の分岐道標を過ぎたら、トマの耳山頂はすぐそこです。
s-13 オキの耳s-14 オキの耳s-15 オキの耳山頂標
(オキの耳〜雪庇〜オキの耳山頂部)
 トマの耳からオキの耳をみると登山者と雪庇の位置がよくわかりちょっと怖いくらいです。ではではと行ってみると入れ違いで誰もいません。山頂標もそこそこ埋まってました。
s-16 一ノ倉岳〜茂倉岳s-17 トマの耳s-18 トマの耳山頂部
(一ノ倉岳・茂倉岳〜トマの耳振り返り)
 一ノ倉岳〜茂倉岳側へのトレースはありましたが、すぐ先の奥ノ院までかも知れません。この時季の馬蹄形周回はちょっとイメージできませんね。進むにはラッセルというか雪中トンネル建造ですよ。トマの耳を振り返ると結構鋭利なピークに見えます。東側に落ちたら助からんだろうな。
 今日は時間が遅いのでフリラ遊びはできませんね。肩の小屋まで戻って飯にしましょう。
s-19 谷川連峰主脈縦走路s-20 下山中s-21 ロープウェイ天神平駅
(主脈縦走路〜下山〜天神平駅)
 主脈縦走路は肩の小屋あたりからが一番美しく見えるように思います。ここはいつか天気がよいタイミングを狙って歩いてみたいです。ということで、下山もロープウェイに乗り込むべく帰ります。

いくつか・・・
 今年はホームエリアの奥多摩にはほとんど雪がなく参戦のタイミングを逸してしまったが、谷川岳山域には例年以上にあるように思う。好天に恵まれこれまでとっておいた天神尾根からの谷川岳コースへ参戦でき、納得の一日となりました。
 花粉症発症でもう近場の山へは行けないが、雪山なら飛んできた花粉が再浮上しないので何とか行けるかな。もうすぐ冬山シーズンも終わりだが、諦めが悪いのでまだどこか行きたいところです。
s-P3041105s-P3041119
(初っ端の急登〜肩の小屋直下シュプール)
 KXさんに撮って頂きました。

初弾直撃にて早くも撃沈!

 超高感度スギ花粉センサー内蔵の私には、たいそうな環境省花粉観測システム(いわゆる「はなこさん」)など不要ですが、一応飛散量と発症のタイミングを確認しておきました。やっぱりもろ直撃です!今年は若干少ない予報だったので、一昨年くらいまでは持つかなと思っていたので、予想より早い撃沈となってしまった。

 一度発症してしまうと気温や風で日によって多少の差はあるものの、メンタルを殺られてしまうのでもはやなす術がない。毎年思うが今年あたりそろそろ治るんじゃないか(根拠なし)との期待もあって薬の早飲みはしていないのだが、来年は事前に初期療法として飲んでおこう。(と毎年思う)
 杉花粉のシーズンピークは3月中旬くらいだろうか・・・これから長い戦いが始まる・・・というかすでに戦意喪失状態にあり、あーもう、どうにでもしてくれ!という投げやりな心境。

 雪山ならば飛んだ花粉が舞い上がらないのでまだ行けるとは思うが、少なくとも奥多摩の山へはもう行けないでしょうね。ということで、しばらく冬眠に入ります。皆さんさようなら

第一

飛散量
(花粉症戦線2017)

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