南武蔵発ぶろぐ

Since Sep.10,2005
旧武蔵国南部に住む筆者が観た聴いた想った、日々の記録。

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回顧2011/美術館編

そしてそして、美術館編
実はこちらの方がほぼ先に書き上がってました。
…などとつべこべ書かずに、とっとと公開していきます↓



シュテーデル美術館所蔵
フェルメール≪地理学者≫と
オランダ・フランドル絵画展


↑URLの大半、現在同ミュージアムにて好評開催中の
フェルメールからのラブレター展のものですが(恥)
フェルメール絵画の出品は《地理学者》1作のみながら、
展覧会全体を通して観ていくと(あくまで現時点で)こちらの方が、
ラブレター展よりも自分好みな構成だったかなと。
特に静物画のレベルの高さは相当なものを感じました。
因みに震災前最後に行った美術館開催展覧会でもあり。



五百羅漢
―増上寺秘蔵の仏画
幕末の絵師 狩野一信


こちらもシュテーデル美術館展同様に、
他のフォロワーさん・ブロガーさんの感想を拝読するばかりで
自分なりの感想全然呟けてませんが(恥恥)
こちらはやや出遅れての鑑賞だったせいもあり。
惹かれるもの・圧倒される描写力が非っ常に伝わり、
感じられたのは確か。
一信亡き後、家族や弟子が描いたものとなると、
明らかに画力が劣っていた点もまた興味深かったり。





プーシキン美術館展延期の影響で急遽企画・開催、
しかも会期残り僅か6日での初訪ながら、
個人的上半期最大の発見だった展覧会。
'60年代・マニエール=ノワールに描かれた作品世界…
可愛さと静謐さを一つの画面に両立する点においては、
並ぶ者はいないのではないかと思うほど!





会期最初の夜間開館日に行けたせいもあり
(それも外の荒天とは対象的な静か〜な展示室内でw)、
その後様々な方々の感想ツイートや
ブログ記事を目にしてきたのですが、
やはり自分の中では'10年代の最近作が最も好みという点は揺るがず。
キャプション皆無で符番のみの壁、
近作→キャリア初期へと遡って行く、あるようであまり無かった、
建築家フィリップ・フォン・マット氏による展示構成も◎。



没後100年 青木繁展
よみがえる神話と芸術


油彩は勿論、前後期でほぼ総入れ替えの水彩素描も多数出品され、
僅か28年の生涯に加えて
夭逝後の家族や友人・関係者の方々の貢献ぶりに至るまで、
数多くの作品・資料で構成された回顧展。
《海の幸》《大穴牟知命》《わだつみのいろこの宮》《朝日》が
自分の中では四大名作と位置付けられてます。





昨年の平塚開催の頃から気になりつつも、
こちらも結局会期終了6日前が唯一の鑑賞機会になってしまった点は
長谷川潔展のとき以上に後悔(´・ω・`)
それ故感想満足に呟けなかったものの、
初期〜晩年に至るまで、ここまでの写実力…というか
写実を超越した作品世界・技量にはもう只々只々驚かされっぱなし!





会期中頃に一度だけ、2時間弱しか観られず、
しかも他のフォロワーさんの皆様との集合時間に
遅刻してしまったものの(恥恥恥)
その画力・構成力故にどうしても外せずに今回選出。
特に特に《四季花鳥図屏風》はいずれまた何らかの機会に
是非とも拝見したい作品でした。



生誕130年 松岡映丘
―日本の雅―やまと絵復興のトップランナー


磯江毅展に続く開催・そしてオレベスト選出の練馬区美展覧会。
小学生時代より存分に発揮された才能、
《矢表》《右大臣実朝》等の武者絵に甲冑マニアぶり、
《千草の丘》《伊香保の沼》に代表される美人画…
やまと絵復興に捧げた生涯の様子を
2度の鑑賞で窺い知る事が出来た回顧展。
ザ・ベスト・オブ・山種コレクション前期
(すみません、こちらは惜しくも選外…)に出品の
《山科の宿》《春光春衣》も白眉(そういえば《春光春衣》にも葉桜が…)



建築、アートがつくりだす新しい環境
―これからの“感じ”


開幕日に行って大満足、内容盛り沢山の建築絡み展覧会。
時代的には後述のメタボリズムよりも後、
現代に生きる建築家・美術作家の方々の作品で構成。
都現美までの距離的な関係上、年明け後複数回
…と恐らくはいかないかとは思いますが、再度足を運びたいところ。



メタボリズムの未来都市展
戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン



年内2度の鑑賞機会・実に6時間半を費やしながらも
まだまだ観足りなさの残るw
「これからの“感じ”」以上に内容盛り沢山の展覧会。
「景観保全」という面からは流石に厳しい面ががあるものの、
戦後焼け跡からの復興に「メタボリズム」という手段で賭けた
建築家・デザイナー・学者の方々のの情熱を
'10年代の現在に伝えてくれます。
残り半月ほどの開催期間、
奇しくも「これからの“感じ”」展と同じ1月15日(日)が最終日。
こちらは比較的行き易いので願わくば複数回、足を運びたいところ。




以上以上、振り返ってきました、
2011年・自分が行った観た展覧会。 
自分なりに不満な点に気づいたり、後ほど思い出した点があれば
書き足すかもしれませんw


ではでは、皆様良いお年を〜!

回顧2011/ギャラリー(無料展)編

1年ぶりのブログ更新!w

…という事で更新の理由は、昨年と同じく
今年自分が足を運んだ美術・アート展のベスト選出・公開。
その昨年、時間掛け過ぎて大失敗しているので、
今年はややあっさりめに…
自分が最後に行った日付順に載せてます。
なお展覧会タイトル下のURLは、
Twilogより引っぱり出してきた自分の感想ツイートや
他のフォロワーの皆様へのリプライ・リツイート(が載っている日付)です。
(毎度毎度連ツイでご迷惑をお掛けしております…)

まずはギャラリー編。





様々な自然界の物質が組み合わさって構成された、
迫力とリアルさに富んだキャンバス作品
&より細密さが強調されたドローイングの数々。
今後のご活躍にも大いに期待したい画家さんです。



日土小学校と松村正恒展
―木造モダニズムの可能性―



感想ツイートこそ少なめですが(恥恥)
八幡浜という愛媛の小さな市に根ざし、
タイトルの日土小学校を始めとする独自のモダニズム建築を手掛けた
建築家・松村正恒の活動・作品を現代に伝える良展覧会。
日土小の改修関連や現在校生の皆さんが描いた絵画も展示。
自分が行ったときには節電の影響で
映像の上映が無かった点はちと残念。





第2クォーターベストでは圏外ながら、今回逆転での選出。
ラジオで震災情報が流れる中で制作されたという金木犀作品は
巨大な中に繊細さ・脆さが含有され、
近づいて見つめると奥深さも感じさせる大作。
和室に飾られたナフタリン時計からも
繊細さ・脆さ的なものが伝わってきました。



白金アートコンプレックス全館合同展覧会
「Shuffle |シャッフル」
(↑リンク先PDF) 


大半5Fの新素材研究所展示に関してのツイートですが…
4F以下で展開のロンドンギャラリー取扱作品による
ガラスケース無しの展示がもう最高!
因みに2度目の鑑賞時は閉館間際だったため、
1〜3階にて展示されていた古美術品の数々(根来や仏像)を
ロンドンギャラリーの方々が一旦撤収していた様子も見られたり…
出来ることなら、来年以降
再度同様の企画が開催される事を願ってやみません。





大西麻貴女史構成による、木箱の中に貼られたホンマ写真を
双眼鏡でピントを合わせつつ拝見…というスタイルが良かったです。
こちらも会期中にホンマ、大西、南後由和各氏との
鼎談が開催され拝聴。
海外の名建築・現代日本の若手ホープによる建築双方を堪能〜
(実はオペラシティAGのニュー・ドキュメンタリー展は
行けずじまいになってたり…恥恥恥)





「Seeing Itself」に続き、アーティスト×建築家のコラボ展を選出。
タイトルの「あるべきようわ」が正に体現・凝縮されてるかのような、
幅広く自由な作風のヴェネツィアン・ガラス作品は勿論の事、
これまでの資生堂ギャラリー開催展とは全く異なる趣に仕上がった、
「神殿」をイメージして構成の
青木淳建築計画事務所による会場構成も秀逸。
小池一子さんとのギャラリートークも拝聴でき、
予想以上に意義深い展覧会となりました。





恥ずかしながら、2年半前の初個展時以来の
ギャラリー個展・印刷作品鑑賞でしたが、
「あおひー史上、最強の展示」と謳うご自身のアピールに全く違わぬ、
より強まった独創性には大変惹かれました。
年明けに同ギャラリーで開催の
ニューイヤーセレクション展にも期待!





こちらも第3クォーターベストでは圏外ながら、今回逆転で選出。
椅子を始め、その他の家具、文具、酒類、仏具、
鶴見つばさ橋に至るまで、半世紀近くの間に手掛けられた
様々な作品の数々が公開されてました。
こちらも会場構成は建築家の方々(トラフ建築設計事務所)。
やや薄暗い空間の中、迷路のように開口された箱が数多く並び、
その中に作品を配置する形での会場構成も◎。





昨年の個展に続き、2年連続での選出。
ぱっと見だと似たような風景を撮影し続けているように思われても、
毎回毎度、どこかしらに
新たな発見を感じさせてくれるのが嬉しいところ。
写し出された美意識も、
毎回毎度、異なるものを感じさせてくれます…





3月11日の午後、それも初訪時に
館内で東日本大震災の大揺れを味わった
関内駅前・横浜市民ギャラリー。
それから奇しくも丁度7ヵ月後に拝見した、
3人の女性作家さんによるグループ展。
(この日の14時46分も館内にいて、
実は目立たないところで黙祷を捧げた)
ミヤケさん荒神さんは震災題材の作品を出品。
特に荒神さんはパスタ製大インスタレーション1作勝負!
今迄なかなか観る事が叶わなかった、曽谷さんの独特水描写も◎。
そして多数多彩な出品で魅了させてくれたミヤケさん、
Bunkamuraギャラリーにて現在開催中の個展にて
ややスケールダウンながらも(故にこちらは選出に至らず…)
改めてその創作振りの数々を垣間見せております。
(特にアクリル板に刻まれた影文字にて展開の「詩」に惹かれた)



 美術館編はまた後ほど。

回顧2010/美術館編

回顧2010、
続いては美術館編であります。



「エレメント」
構造デザイナー セシル・バルモンドの世界


いきなりの「オレならでは」選出展(汗)
数cm四方のH字型金属プレートと
細めのチェーンのみで築かれた《H_edge》や
ラストで漸く登場の各建築他プロジェクト展示も良かったんですが、
前半の垂れ幕迷路の中で数多く記されたメッセージやら絵図…
大して理解出来ないにも関わらず
ついついじっくりと見入ってしまいましたw


向井潤吉展 わかちがたい風景とともに

世田谷美術館に行く度に、
アトリエ館の告知があって気になってはいたものの、
なかなかその全貌を知る機会を得られなかった
風景画家の回顧展。
日本橋高島屋で漸く念願が叶えられました。
戦前期の模写やフォービズム影響下から
戦後~晩年の国内外古民家画に至るまで大いに堪能~
その後4月に再開されたアトリエ館にも初めて行けたり。
一方で、弟で彫刻家の良吉氏が9月に他界。
御冥福をお祈り申し上げます。


フセイン・チャラヤン
ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅

様々な趣向が凝らされた服飾作品は勿論の事、
それ以上に力の入った(ようにも感じられた)映像作品や
インスタレーションの数々には圧倒。
作家ご本人×長谷川祐子女史の対談も拝聴でき、
早めに並んだ甲斐がありました。


伊藤若冲 アナザーワールド
静岡
千葉

静岡前期・千葉前後期と、
どちらもやや遠距離の開催ながら、計3度も鑑賞。
小林忠・辻惟雄両氏の講演までも拝聴と、
日本画にはだいぶ疎くてあまり展覧会にも行ってなかった自分を、
大いに魅了させてしまう内容とボリューム。
《象鯨図屏風》《菜蟲譜》《仙人掌群鶏図》…
その奇想ぶりと独特の視点・描写力に改めて驚嘆。


ザ・コレクション・ヴィンタートゥール

ゴッホ、ルノワールその他ビッグネーム作家は勿論の事、
しつこいようですが、地元である
スイス人画家たちのレベルの高さに惹かれたんですよね…。


藤森照信展
諏訪の記憶とフジモリ建築

こちらもご本人のギャラリートーク開催に合わせて
はるばる茅野まで行って鑑賞(その後北参道・GAギャラリーでも鑑賞)。
御氏名や作品名を知っていても
詳細をあまり 無かった、
独特の設計センス&路上観察学会の活動を存分に展開。
展示室外上空で揺れていた空飛ぶ泥舟の
入室には間に合わなかったものの、
神長官守矢資料館にぎりぎり入館できたり、
その奥に聳える高過庵が見上げられたりと
美術館退出後の思い出も鮮明。


田中一村 新たなる全貌

ミーハーと思われようが言われようが、
どうしても選出してしまう展覧会。
「閻魔大王への土産」2作の中では、
《アダンの海辺》の方が自分好みであります。
加えて千葉→奄美での過程で、
特に「鳥の描写」が大きく変化。
リアルさよりも可愛さの方に重きが置かれるようになった点が
より興味深く思えたり。


ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ




小谷元彦展 幽体の知覚

昨年のネオテニー・ジャパンで観た写真
《ファントム・リム》に始まり、
画像でばかり観てきた《New Born》
新作の巨大映像作品《インフェルノ》etc...
年明けにメゾンエルメスで拝見の《Hollow》シリーズは
何倍にもパワーアップされての展開。
そしてラスト、夜景をバックに貼られたスクリーンに映し出される
生々しいシャボン玉…


船→建築 ル・コルビュジエがめざしたもの

最後も「オレならでは」選出ですw
規模的には決して大きくはないんですが、
ル・コルビュジエや山田守らが客船からどれだけ影響を受けたのか?
客船が建築に影響を与えてきたのか?を探っていく、
今までになかったであろう視点からの展開に
目から何十枚の鱗が落ちたことかww
4月までのロングラン、入場料格安、オレ宅から比較的近距離…
今後も何度か観に行きたい展覧会。


そんでもって
こちらでも特別賞

内藤 礼
すべて動物は、世界の内に
ちょうど水の中に水があるように存在している


観終わってだいぶ経ってから、じわじわ~と効きつつある展覧会。
誰一人として真似しない・出来ないであろうその内容に加え、
普段まず入る事の叶わないショーケース内に入り
作品世界を体験、という試みも◎。
10月開館の豊島美術館、
行けるのはどれ位先になりますかねぇ…


佐藤雅彦ディレクション
“これも自分と認めざるをえない”展


美術品のものとは大きく一線を画す形で展開された(ように思われた)、
内藤礼展以上に来場者の「体験」が求められた展覧会。
そーいえば内藤作品出品が中止されたんでしたw
開催初日夜に行ったのみで以後行かずじまい、
しかも2,3点体験できなかったものがあったのはちと後悔。


アイヌ-美を求める心

建築各展とは別の意味で「オレならでは」展覧会。
他のブログさんTwitterさんレビューも、
未だ殆ど拝見したことがなかったり
(汗…どこかしらで書かれていたらすみません)
地元にいてもまず観たり知ることが無かったであろう
アイヌの民俗衣装や民具をこれでもかと紹介。
加えて日本とスイス、両国で彫られた
木彫り熊の可愛らしい事…w


石上純也―建築のあたらしい大きさ

ギャラリー編で資生堂開催分をベスト10に加えましたが、
こちらでは特別賞扱いということで(汗)
資生堂でのギャラリートーク内容の一部が
眼前にこれでもかとばかり登場~
ラストの《雨を建てる》ワイヤーの
余りの細さには仰天…



ところで、画伯と同郷なくせに、
大っ変に申し訳ない、
長谷川りん二郎展を選外にしました。

うーん、後半途中・《猫》直前まで静物画だらけだったのが
個人的にどーにも引っ掛かったもので…
加えて、ブログをこのまま継続するかどうか
悩んでいた時期とも重なってて、
感想がまるで上手くまとめられずに終わってしまった次第。

それと、
オルセー美術館展やゴッホ展のビッグネームも…(会場も同じ)
その内容以上に、
あまりに混雑しまくりのイメージが強過ぎて…


そんなこんなで、既に半日近くが経過した2011年。
皆様にとって、幸せな1年となりますように

回顧2010/まずはギャラリー(無料展)編

えーブログのログインも更新も、
恐らくおよそ7ヶ月ぶりであります(恥恥恥)

今年・2010年は6月のFIFAワールドカップ開催時より
完っっっ全にTwitterに移行・専念
リンクや画像の貼り付け、フォント操作等々
ブログに纏わるあらゆる行為が
うざくて面倒でならなくなってしまいました…
orz

けれども流石にこればっかりは
ブログで発表すべきものではないかな~ということで…

2010年・minamimusashiベスト展覧会

今年はギャラリー(無料展)編美術館編とに分割して選出。

昨年同様にランク付けせず、鑑賞順に挙げてまいります。



上出・九谷・惠悟展 『九谷焼コネクション』

これっほどまで笑える・楽しい陶芸展があったとは…
今年まだ三十路の上出氏ですが、
御年131歳・ちゅう右衛門翁ともどもw今後の活躍に期待。
両氏Twitterもなさってました→
年跨ぎ開催のCLASKA開催分も早く観なくては…
(4日(火)11時より再開)


山口英紀展

写実的でありながらも、
手描きの良さを全く失う事の無い不思議な世界観と
大変に丁寧・念入りな製作過程には頭の下がる思い。
在廊されていたご本人も、
腰の低い好青年といった感じの画家さんでした。
その後同じ新生堂開催分や
汽球人間展@LOWER AKIHABARA
やはり年跨ぎで開催中のネオ・リアリズム@Bunkamuraギャラリー
(2日(日)10時より再開)とグループ展でも作品を観てきたけど、
その技量・独特の世界は他画家さんたちとは別格中の別格。


竹原義二 素の建築

御氏名も作品も恥ずかしながら
全く知らなかった建築家さんだったけど、
3Fに組まれた400本もの無垢柱梁と
その周囲に貼られた大量の手書き図面、
そして4Fの什器いっぱいに置かれた、
約150にも及ぶ模型は圧巻でした。
こちらも2度目の鑑賞時に、御本人のギャラリートークを拝聴。


寺崎百合子 音楽

鉛筆とご自身の手のみを駆使して描かれた、
バイオリンやパイプオルガン。
シンプルながら、山口英紀作品ともまた異なる超絶描写。


石上純也
建築はどこまで小さく、
あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?


地下フロアいっぱい+吹き抜け先の天井までも用いて
陳列された繊細模型・凡そ60…ですが、
数的には竹原展の半分にも及ばないんですよね(汗)
とはいえ、数多くの発想・思索ぶりをじっくりと垣間見られた点において、
その後参加のギャラリートークを拝聴したり、
12月に行った豊田市美個展を鑑賞した上でも大いに参考に。


森山大道 「route.20」 「津軽」

昨年も別会場開催の旧作個展を選出しましたが、
デジカメカラー撮影の新作展と
モノクロフィルム撮影のほぼオール旧作展。
30年以上の時を経ても、
根底が(良い意味で)変化しない凄さが窺えた一方で、
リコー→オリンパスへの電撃移籍には驚かされましたw


岩崎貴宏 Phenotypic Remodeling(PDF)

お馴染み?の布からタワーだけに留まらず、
紙袋やロゴ入りパッケージ、
レシートその他諸々使ってのファスト風土表現
+木の枝道路地図と、
今後の創作ぶりに大いに期待が持てそうな作品の数々。


中山ダイスケ「Ornaments」

折角画家さんが丹精こめて?描いてきたであろう
風景画や静物画の上に、色とりどりにべたべたと…www
修復・復旧は比較的容易に出来そうでしたけど。
こちらも、作家さん&飼い犬ちゃんが在廊されてました。
(有名女優である御夫人は流石に不在)


幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷展

「一畳敷」関連に全く留まらない、
ギャラリーの狭さをまるで感じさせない展示量と濃内容。
会期前だったにも関わらずw
予想以上に長く居座ってしまいました。


『複合回路』Vol.5 青山悟展

独特~の写実刺繍画が気になりながらも
なかなか観る機会が叶わなかった御本人作品に加え、
対象的なタッチの洋画を描いてきた
祖父の故・龍水画伯の油彩画との絶妙コラボ。
照明が大幅に抑えられた薄暗い展示空間も◎でした。



特別賞:

デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来 展

開催期間が短かったせいもあり、
全く書けず呟けずだったんですが…
3月寒い中で平日休みに行ってかなり印象に残った展覧会。
前半のデータやグラフによる首都圏関連の資料、
世界各地の「デザイナーズ集合住宅」とその歴史
石上純也、長谷川豪、若松均の各氏らによる模型等々、
意外なほどにバラエティに富んだ内容でした。


山口晃氏の一連の活動:
G-tokyo 2010「柱華道」
いのち丸
東京旅ノ介
これまでの創作活動の内容も踏まえつつ、
新しい試みを見せてくれた「柱華道」に「いのち丸」
3日前に見たばかりの「東京旅ノ介」(特に露電)
そして何より、Takさんがお忙しい中で企画して下さった
U-stream生中継@市ヶ谷ミヅマと、
忘れられない1年となりました。




以上、何展か有料のものが混じってしまいましたが…
こーして見ると
「作者御本人在廊」とか「ギャラリートーク拝聴」
といった個展が多くて、何だか
ミーハー極まりない選出となってしまいましたな…(汗汗汗)

美術館編はまた後ほど。

建築展覧会2010 near 馬車道/彩色立面図に見る日本の近代建築

5月9日(日)で閉幕の展覧会、ラストを飾るのは、
前の2展覧会とは異なり、
今月の初めになって、漸く観に行けた展覧会なのですが、こちら↓


彩色立面図に見る日本の近代建築
―銀行・オフィスビルから邸宅まで―
後期 銀行建築編4月3日(土)〜5月9日(日)





前期
(2月20日(土)〜3月28日(日))が
神奈川県に建てられた近代建築を対象とした展覧会であったのに対し、
今回の後期では、日本全国津々浦々に建てられた
近代銀行建築の一部より、
25都道府県内に建てられた59棟を取り上げた展覧会となっています。


第1章 日本銀行本店と横浜正金銀行本店
第2章 明治の銀行建築
第3章 大正の銀行建築
第4章 昭和戦前の銀行建築


の計4章で構成。


第1章では、前期と後期・両方のテーマに当て嵌まる、会場の

旧横浜正金銀行本店本館神奈川県立歴史博物館)







日本銀行(以下日銀)本店本館



の2棟に共通する、地下金庫室の内装や、
サッシ・シャッター・金庫扉の製造元、妻木頼黄と辰野金吾



妻木の石膏像
(今回は材質をメモっておいたので確実w)
も前期と同じ場所に置かれてました。

第2章で最初に登場するのは…

三菱一号館(美術館)




百十九銀行→三菱銀行が入居していたという事で
今回取り上げられていました。

これ以後は、先述の
全国津々浦々に建てられ、大半が現存する建築の
彩色立面図&ファサード写真+
若干の関連資料が続々登場。

昨年6月に見た、

日銀大阪支店



その他、
中学の修学旅行で見た
岩手銀行(旧盛岡銀行)旧本店本館
(岩手銀行中ノ橋支店)や
家族旅行で見ている
小樽の数行(各名称は、面倒なので省略…爆)、
などなど東日本と関西・九州が大半の章となっています。


第3章、
ここでよーやく、
今回唯一のオレ地元建築

旧第一銀行函館支店
函館市文学館)が登場します。

この他、個人的に見た事があるものとしては、
丸の内にて壁面だけが復元された

旧東京銀行集会所東京銀行協会ビル




旧八十五銀行本店本館埼玉りそな銀行川越支店)も。


最終第4章ともなると、
現役の銀行として活用され続けているものもかなり多く、
静岡銀行だけで本店(葵区)と浜松営業部(中区)
の2棟が登場。
この他有名どころでは、
日本橋室町の三井本館旧三井銀行本店)や
丸の内の旧産業組合中央金庫DNタワー21)等々が見られるのですが、
独立初期の村野藤吾設計による

旧加能合同銀行本店北國銀行武蔵ヶ辻支店・金沢)や
原爆被爆の翌々日には営業を再開したという
旧日銀広島支店といったものも。


前期よりは僅かに少なかったものの、
見応え充分の内容であったのは良かったのですが…

オレ地元の建築が1棟のみ
というのがちと納得行きません(苦笑)
現存する近代銀行建築だけで、
他に5棟はある筈なんですけど…
同じ北海道の小樽に至っては
6棟も描かれてるのに…(′・ω・`)

とはいえ、これだけ数多くの立面図を
本業の傍ら描いてきた岡さん、

今年還暦を迎えるそうですが、
お体にはくれぐれもお気をつけて、
まー出来れば、函館の建築を

@三栄町&中落合/佐伯祐三展

今週末・5月9日(日)で閉幕してしまう展覧会、
もう一つも、3月の下旬・
それも開幕当日の午前中に観ておきながら、
なかなか書かないまま過ぎてしまった展覧会であります。
こちら↓

佐伯祐三展
―下落合の風景―

3月27日(土)〜5月9日(日)

大正〜昭和初期にかけて
下落合とパリにアトリエを構えて活動したものの、
30歳の若さで夭逝してしまった画家・

佐伯祐三の個展。

一昨年没後80年を迎え、各地で回顧展が開催されたのは
記憶に新しい点であるものの、
そのときは、個人的に行く機会がまるで叶わず、
今回の個展が、初めて本格的に
佐伯作品に触れる機会となりました。


会場の

新宿歴史博物館

を訪れるのも、
このときが初めて。
オレが訪れたときは
近くでまだ桜が咲いてました(汗)

その博物館内、1Fのカウンターでチケットを購入し、
展示室へは階段で、地下へと降りて行くかたち。

キャリア初期に描かれた自画像3枚に始まり、
妻の米子長女の彌智子の姿を描いたもの等と続き、
佐伯の描く巴里」と題された、
11枚のパリ風景画が前半のメイン。
水彩画や素描、本人使用のトランク展示と続き、
いよいよ「佐伯の描く下落合」へ。
現在では、所有者がそれぞれ別々となっている
下落合風景・1〜13一堂に展示されているのに加え、
想定される描画ポイントの現在写真も横に貼られています。この他、佐伯から曾宮一念に送られたイーゼル
夫婦揃っての二科展入賞写真が掲載された
アサヒグラフ150号の記事
(ただし「勇三氏」等の誤記あり…)などもあったりして、
展示数自体は決して多くはないものの、
見応えに富んだ構成となっていました。


ところで今回の展覧会、現在の中落合に
新宿区立佐伯祐三アトリエ記念館
が元の主の誕生日・4月28日(水)に開館されるのを
記念したものなのですが…

翌日・4月29日(木・祝)に

オレ行って参りました。



最寄りの下落合駅より登り坂を歩いていき、
HOYAやJA全農たまごの前を経由して
狭〜い路地を抜けて行くと見えてくる建物。
高さはそれなりにあるのですが、
床面積的には予想よりもずっと、かなり狭いです。

館内の展示内容は、歴博で観た
下落合風景」の複写ばかり
他には年表や協力者名簿の掲示、そして
佐伯の生涯と代表作品をまとめたVTRの上映と、
展覧会内容以上にささやかではあるのですが、
訪れてみて損はない構成となっています。

美しき挑発 レンピッカ展

この大型連休(←あえてNHK風に…)、実は個人的には、
出勤した日の方が多いという状況でして(爆)
中でも今週・2日以降は
まともに観られた展覧会は殆どありませんorz
(有料のものに至っては皆無…)
そんなこんなで、もたもたしている間に
当ブログでまだレビューを載せていない展覧会の幾つかが
今週末・9日(日)で終わってしまう事に気付いたもので、
順次載せていきたいと思います。

まずは、実に2ヶ月近くも前(…)
3月の中旬に久々に行った、


Bunkamura
ザ・ミュージアム





しっかしここも、
行っているようで意外に行けてない美術館です(恥)
各展覧会の開催期間が比較的短めというせいもあるのですが、
同じ東急沿線だと、最近は
世田谷美術館目黒区美術館の方が行く機会が増えてしまってます。
(そのうちこれらに
五島美術館川崎市市民ミュージアム辺りが加わるかも…)

そんなオレにとって、実に1年と2ヶ月ぶりの
ザ・ミュージアムにおける開催展覧会、
タイトルを書かずともご存知かとは思いますがw
故人の展覧会であるし、
いつも通り、ちゃんと記しておきます↓

美しき挑発
レンピッカ展





フランス出身の女性画家・
タマラ・ド・レンピッカの個展…であるのですが、レビュー詳細は後程…(恥)

平日ギャラリーめぐり@谷中/アニッシュ・カプーア

先週末以降、「観た」ものは幾つもあるのに、
書けているのはJ1ネタばかり→
そろそろartネタも書いていかないと溜まる一方なんで
(古いもので3月中旬のものも…恥)
まずはやはり、
個人的に書き易そうなものより載せていくことにしまする。

昨日の日没後に行ったギャラリー↓

SCAI THE
BATHHOUSE




「BATH HOUSE」の名称が示す通り、
銭湯を改装して運営されているギャラリー
…というのは、アート専門以外も含めて
様々なメディアで語り尽くされている事実。
G-tokyoでもブースに立ち寄ったりもしているのですが、
ギャラリー本体の方は、
個人的に行った回数が少ないせいもあり
当ブログで今まで登場した事がありませんでした(汗)


取り扱い作家は、G-tokyoでも観ている
宮島達男名和晃平藤井秀全らの各氏に加え、
ジュリアン・オピーら海外作家の名前も見られます。

それら海外作家の個展が現在開催されているのですが、
こちら↓

アニッシュ・カプーア
4月27日(水)〜6月日(土)


アニッシュ・カプーアとは、
インド出身の彫刻家。

出品作品については、
いつものフクヘン。さんに掲載されているので
そちらを御覧ください

…と、
このまま手抜き更新で終わらせるのは嫌なので、
一応オレなりに思ったこと・感じたことを
書いていく事にします。

引き戸を開けて入ってみると、すぐ右手・
下駄箱扉で埋め尽くされた上には…
1月にエレメントで観ている、
巨大パチンコ玉のポスターが貼られていました。

展示室本体へと入っていくと、
中〜大規模の作品ばかりが5点、
意匠・形状・色彩的にシンプルなものが多いながら、
ついつい見入ってしまいます。

唖然呆然状態になりつつwギャラリーを後にしました。

21世紀初!平塚競技場

湘南ベルマーレ 1− ベガルタ仙台
vegalta eleven in apl,20109年半ぶり!に行った平塚
しかも日中は初めて)



流石に今日は撮ってきましたw


昨年J2制覇を果たし7年ぶりの仙台と、
3位フィニッシュで11年ぶり(!)の湘南
久々J1対決
11年ぶりの方に軍配。

仙台がほぼ終始攻め続け、
湘南が堅守で跳ね返していくさまは、
ホームとアウェーという違いはあるものの、
昨日の横浜Mvs鹿島と似たような構図。
そして均衡が破れたプレーも、昨日と同様に
セットプレーからのヘディングゴール
坂本紘司CK→東京他に在籍してた阿部吉朗
アシストの坂本は、降格1年目から湘南でプレーを続ける
クラブ最古参
試合全般を通しての奮闘ぶりも印象に残りました。

仙台では…梁勇基太田吉彰(現千葉・圭輔の弟)、
こちらも最古参の千葉直樹らが頑張っていたし、
途中フェルナンジーニョバーモント平瀬wといった
J1制覇経験者投入も、
最後の最後まで無得点だったのは残念。

2010年度初、現代Jリーグ in 小机

横浜F・マリノス−3 鹿島アントラーズ

決勝点を呼び込むクロスと
自身のJ通算100ゴール(史上5人目)、
マルキーニョスの2得点に絡む活躍で鹿島快勝。
1失点こそ喫したものの、
その後は安定したディフェンスの活躍も光りました。

一方のマリノス、
千真波戸(怪我で途中交代)、小椋山瀬
そして…(あえて略。まー早い話、
俊輔ですがw)と、知名度や代表経験を問わず
鹿島以上に豊富なタレントが揃っていて、
ボール支配率も多い筈なのに、
結果は惨敗
チームの完成度や意識的な点において
まだまだ未熟・発展途上という感じ。
また失点パターン的に
集中を切らして…というのが多いのも気になりました。

という訳で本日の記事、見ての通り、
昨年の東京vs清水以来の失態をやらかしました(爆)
更新する分には楽で済ませられるんですけど(爆爆)

そして実は、
明日もJリーグを観に行く予定
昨年行けなかったスタジアム:味スタでもフクアリでもなくて…
もっともっと久々の場所であります。 続きを読む
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