みなみむさしはつぶろぐ

Since Sep.10,2005
旧武蔵国南部に住む筆者が観た聴いた想った、日々の記録。

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回顧2014|美術館・博物館編

そして美術館・博物館編。
今年は久々に、
10展の枠に収まりましたw
すみません…結局11点になりました…w
(特別賞はいつもの通り別枠)


岸田吟香・劉生・麗子
知られざる精神の系譜


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%90%9F%E9%A6%99%E3%80%80%E5%8A%89%E7%94%9F%E3%80%80%E9%BA%97%E5%AD%90&ao=a

岸田家三代の歴史を、大変丁寧に回顧。
今迄その生涯を殆ど知らなかった吟香・麗子は勿論、
劉生の業績にも新たに知れた点が多かったです。
個人的には上半期No.1!とまで思えた展覧会ながら
自分TLで行かれた方が本当に少なかったのはちょっと残念。
確かに世田美ってちょっと行きにくい美術館ではありますが…


ハイレッド・センター:
「直接行動」の軌跡展


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%83%8F%E3%82%A4+%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89+%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC&ao=a&page=2

会期終盤の拝見になってしまったけど、
これまで松濤美術館で観てきた展覧会の中でも
最高最良の充実度!
失礼承知で書くと、そのナンセンスぶりを徹底的に極め続けた
「直接行動」にはもう圧倒!
驚愕しっぱなしの2時間強滞在…


さわひらき
UNDER THE BOX, BEYOND THE BOUNDS


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%81%95%E3%82%8F%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8D&ao=a

こちらも最終週になってからの2度入館…
(うち1度は閉館1時間前の半額入館…)
過半数の作品がここ数年の間に拝見したものながら、
特に音楽・音声の面で、驚きや再発見が続々!
ここまでの大規模回顧展は
今後日本では当分有り得ないだろうなと思える程の充実構成。


没後百年
日本写真の開拓者 下岡蓮杖


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%B8%8B%E5%B2%A1%E8%93%AE%E6%9D%96&ao=a

後期のみの拝見でしたが、
表題の写真に加え、後半の江戸狩野派絵師として残した作品も多数で、
派手さは無くとも充実・満足の内容!
下田に生まれた後、
写真技術習得や店舗開店した街という事で、
横浜とも大変関わりの深い人物。
大正天皇即位記念で描かれた、
現在神奈川近美蔵の《琴棋書画図屏風》にはもう圧巻でした…


没後50年 松林桂月展
水墨画を極め、画中に詠う


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%9D%BE%E6%9E%97%E6%A1%82%E6%9C%88&ao=a

昨年山口より田原→練馬と巡回するのを知り、
非常に楽しみにしていた日本画家の回顧展。
日本画の様々な技法が駆使できる巧さ、
戦後作品で見られる過剰なまでのたらし込み、
夫人・松林雪貞との共作等々、
出品数以上の充実ぶりを感じさせる内容!


光琳を慕う 中村芳中

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%9D%BE%E6%9E%97%E6%A1%82%E6%9C%88&ao=a

「光琳を慕う」とありながらも自身なりのアレンジを加え、
同時代江戸琳派:酒井抱一や鈴木其一らとは
大きく対照的な作品世界を大坂で築き上げ。
生涯大量に駆使しまくっていたたらし込みが
前述の松林桂月のそれとはかなり異なっていたのも興味深かった点。
芳中と同時期の大坂画壇作品も◎!


戦後日本住宅伝説
―挑発する家・内省する家
 

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%88%A6%E5%BE%8C%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BD%8F%E5%AE%85%E4%BC%9D%E8%AA%AC&ao=a

こちらも開催を知るや否や、特に期待していた展覧会。
個人的に最も住みたいと思ったのが、原広司《原邸》だったり、
前半多く観られた狭小住宅の中でも、
東孝光《塔の家》菊竹清訓《スカイハウス》からは
特に色々と考えされられる事多く…
来夏巡回の八王子も、一度でも行けたらと思ってます。
そして出来れば、別の名作たちで構成される
第2弾の開催にも期待したいところ。


岡村昭彦の写真
生きること死ぬことの全て 


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%B2%A1%E6%9D%91%E6%98%AD%E5%BD%A6&ao=a

第3クオーターベストでは特別賞扱いも、
今回年間ベストとして選出。
ベトナム戦争やビアフラ独立戦争に赴いた報道写真家の回顧展。
凄惨な展示や重い題材を突き付けられたりもしたけど、
都写美休館前最後の展覧会として、本当に良かったと思えた内容でした。
再開館後には、出来ればよりテーマを絞った形で、
もう一度展覧会を開催して頂きたいところ。


生誕140年 中澤弘光展
―知られざる画家の軌跡


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%B8%AD%E6%BE%A4%E5%BC%98%E5%85%89&ao=a

MOMATコレクションで度々《夏》を目にしている
洋画家の回顧展。
その《夏》のイメージがあまりに強すぎだったけど、
微妙に架空な光景を描いた油彩が特に好印象。
油彩画とは大きく異なる作風の、装幀の数々も良し。
これまでそごう美術館で拝見した展覧会では、
最高の内容だったと思ってます。


赤瀬川原平の芸術原論展
1960年代から現在まで


赤瀬川さんが御健在であったとしても、
間違いなく年間ベストに選出していたでしょう。
訃報の翌々日に開幕。
さらに翌々日に4時間以上もかけて拝見。
考え出したら、言葉に表したら、なかなか切りの無い
多種多岐多彩な生涯を展開した、一大回顧展
展示品目数は非常に多数ながら、
キャプションの数はやや少なめに抑えられており、
ストレス無く鑑賞し続けられた展も◎。
ご冥福を改めてお祈り申し上げます…


白絵―祈りと寿ぎのかたち―

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E7%99%BD%E7%B5%B5&ao=a

後期のみ・60点程度の拝見ながら、
個人的新発見多数の良内容。
表題の「白絵」に止まらず、
出産や死に纏わる道具の数々がずらり!
日本画家・吉川観方の蒐集ぶりも興味深かったです。


特別賞

田淵安一 知られざる世界

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E7%94%B0%E6%B7%B5%E5%AE%89%E4%B8%80&ao=a

画業の大半をフランスで過ごし、
ほぼ半具象〜抽象絵画ばかりを描いてきた画家の
没後に寄贈された水彩や素描を中心とした、
自館コレクションのみで構成の回顧展。
自分TLで行かれていた方は、
岸田吟香・劉生・麗子よりもさらに少なかったものの、
落ち着き色調→鮮烈な原色使いへ
→また次第にやや落ち着き色彩へと変遷した
作品の数々を、大いに堪能できました。


特別賞

加地邸をひらく
継承をめざして
 

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%8A%A0%E5%9C%B0%E9%82%B8&ao=a

“展覧会”とはちょっと異なりますが、
遠藤新が設計した、名作住宅の見学会。
様々な個性的意匠・工夫が邸内至る所に。
遠藤作品は東京中心に幾つも現存しているとの事で
他の邸宅での今回のような公開機会にも期待したいです。
(遠藤設計作に限らず。保存が可能な範囲内で。)


その他惜しくもベストから漏れてしまったものの、
この2014年・特に印象深かった展覧会を以下に↓

・ジョセフ・クーデルカ展
・六本木クロッシング2013[アウト・オブ・ダウト展]
・テート美術館の至宝
ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢
・野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―
・アートが絵本と出会うとき―美術のパイオニアたちの試み
・木島櫻谷―京都日本画の俊英―
・日本美術院再興一〇〇年 特別展 世紀の日本画
・あなたの肖像―工藤哲巳回顧展
・メイド・イン・ジャパン 南部鉄器
・宮本三郎と奥沢の芸術家たち
・柳瀬正夢 1900-1945 時代の光と影を描く
・光のある場所 コレクションに見る 近現代美術の現実感
・生誕110年 黒田辰秋の世界〜目利きと匠の邂逅
・板谷波山の夢みたもの―〈至福〉の近代日本陶芸
・生誕130年 川瀬巴水展
・生誕120年 武井武雄の世界展
・魅惑のニッポン木版画
・栄西と建仁寺
・ザ・ビューティフル 英国の唯美主義1840-1900
・白馬会から光風会へ 洋画家たちの青春
・中村一美展 絵画は何のために存するのか 絵画とは何なのか
・映画をめぐる美術
――マルセル・ブロータースから始める
・ジャン・フォートリエ展
・田中信太郎 岡乾二郎 中原浩大 かたちの発語展
・ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展
・藤井達吉の全貌 野に咲く工芸 宙を見る絵画
・ガウディ×井上雄彦―シンクロする創造の源泉―
・デュフィ展
・絵画の在りか
・現代美術のハードコアはじつは世界の宝である
ヤゲオ財団コレクションより
・ヨコハマトリエンナーレ2014
華氏451の芸術: 世界の中心には忘却の海がある
・BankART Life4 "東アジアの夢" 
・フィオナ・タン まなざしの詩学
・鏑木清方と江戸の風情
・菱田春草展
・逓信〜郵政建築展
―吉田鉄郎の作品に見るその源流と発展―
・DOMMUNE UNIVERSITY OF THE ARTS
・田中岑展―いろいろ、そうそう
・ディスカバー、ディスカバー・ジャパン「遠く」へ行きたい
 ・トーベ・ヤンソン展―ムーミンと生きる
・尾辻克彦×赤瀬川原平−文学と美術の多面体
・生誕100年 小山田二郎
・アーキテクツ/1933/shirokane
・内藤礼 信の感情
・高松次郎ミステリーズ
・難波田史男の世界 イメージの冒険
・小林孝亘展 私たちを夢見る夢
・宮本三郎の仕事
1920's-1930's 修行時代から滞欧期まで
1940's-1950's 従軍体験と戦後の再出発
1960's-1970's 絢爛な色彩の神話世界へ

以上2014年も大変長々とした回顧となってしまいましたが、
最後までお読みいただいた皆様、
どうも有難うございましたm(__)m

明日から始まる2015年が、 皆様にとって良き一年となりますように。

回顧2014/ギャラリー(無料展)編

はぁぁぁ…

今年”も”管理画面に一発でログインできましたw
いい加減脱却しようと思っても、なかなか脱却できない、
大晦日“だけ”更新…

さて今年も、
自分が足を運んだ展覧会のベストを選出・公開してまいります。
例年通りTOP10形式ではなく、
拝見した順の紹介です。
(フォロワーの皆様には毎度毎度連続ツイートでご迷惑をお掛けしております…)

まずはギャラリー・無料展から。


秋山祐徳太子 大博覧会

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E7%A5%90%E5%BE%B3%E5%A4%AA%E5%AD%90&ao=a

ブリキ立体、風景や山高帽姿の人物が登場する油彩画、
そして2度の都知事選挙関連、ダリコ…
ギャラリー58の展示室を数多くの作品で埋め尽くした、
「大博覧会」が過言では無いと思えた内容!


あざみ野フォト・アニュアル
写真の境界

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%81%AE%E5%A2%83%E7%95%8C&ao=a

戦争とカメラ

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%A8%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9&ao=a

多和田有希、春木麻衣子、吉田和生
三氏三様のインスタレーションは、拝見から少し経ってから
じわじわ感じさせたものが。
古くはクリミア戦争〜
冷戦期の核実験やキューバ危機で活用された
特殊なカメラの数々はサーマン・F・ネイラー氏の
旧蔵品より。
再来月の石川直樹展にも期待。


横浜市民ギャラリークロニクル 1964-2014

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%82%AE%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%AF%E3%83%AB&ao=a

前川國男設計の横浜市教育文化センターを離れ、
行き難い伊勢山に移転したのは今でも残念でならないけど、
主に関内駅前の時代に制作された作品中心に、
これで無料でいいの?と思えた充実ぶりでした。


伊東豊雄展
台中メトロポリタンオペラハウスの軌跡
2005-2014

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%BC%8A%E6%9D%B1%E8%B1%8A%E9%9B%84&ao=a

海外の1プロジェクトに特化した展覧会ながら、
つまらないという事は全く無く、
映像・模型・写真と眺めていくと寧ろ見飽きさせない形に仕上がってました。
いつになるかは全く見当がつかないけど、
実際に台中まで行ってみたいをいう気持ちを、
特に募らせた建築展!


山口勝弘展―水の変容

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E5%8B%9D%E5%BC%98&ao=a

有料(ただし格安¥100)ではあったけど、
こちらギャラリー(無料展)編にて選出。
60年近く前のヴィトリーヌに、
過去の展覧会でも上映・展示の作品に記録映像、
そして近作『三陸レクイエム』…
山口さん御本人と森下明彦さんとの対談も拝聴でき、
瀧口修造の人となりや、実験工房時代の事についても伺えました。


カオス*ラウンジ
「キャラクラッシュ!」 


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5&ao=a

会期終了後に取り壊しが予定されている(今現在では既に解体?)、
築80年以上の一軒家を利用したアトリエ中の
部屋・階段・お手洗・浴室…余す事無く展示空間化!
事務所でメンバーが普通にくつろいでいた様子にも、
かえって好感が持てましたw


サイトウケイスケ個展
「MIND & FIND」
「BADTENDER」
「凍響〜Tou-kyo〜」


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%B8%89%E7%80%AC%E5%A4%8F%E4%B9%8B%E4%BB%8B&ao=a

作品を拝見するよりも前に、3月の1SSにて
初めて直接お会いした作家さん。
高円寺ギャラリーでの公開制作&展示販売での拝見に始まり、
抽象画も目立っていた大久保・BUENAでは
クロージングイベントも拝聴。
そして小金井・mogragでの
「凍響」の一大回顧インスタレーション、
もう大変な大作でした…


安西水丸展

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%AE%89%E8%A5%BF%E6%B0%B4%E4%B8%B8&ao=a

3月に惜しくも亡くなられた、安西さんの一大回顧展。
本当に失礼ながら、基本ゆるゆる・へたうまなんだけど、
その絶妙なゆるさ加減が、
かえって人々を惹き付け愛される形となったのかなと思えました。
「がんばろうと思わないこと」を考えて執筆した事や
晩年シンプル描写の理由についての紹介も。


三瀬夏之介 画家の方舟

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%B8%89%E7%80%AC%E5%A4%8F%E4%B9%8B%E4%BB%8B&ao=a

これまで何度も行ってきた
日本橋高島屋・美術画廊Xで観た中では最高の内容!
大胆なインスタレーションを展開した
大変嬉しかったです。
中小作品でも、明らかに日本画ではないものまであったりで
バラエティ豊富な個展でした。


大原舞展『TRIP』

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%A4%A7%E5%8E%9F%E8%88%9E&ao=a

この方も作品を拝見するよりも前に、
12月の1SSにて初めて直接お会いした形に。
大小絵画の中の事物
独特の什器に置かれた立体
本物の植物と造花
Gallery OUT of PLACE TOKIO内のそれらが渾然一体となり、
比較できるような空間は素敵でした。


特別賞

たよりない現実、この世界の在りか 

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%81%9F%E3%82%88%E3%82%8A%E3%81%AA%E3%81%84%E7%8F%BE%E5%AE%9F&ao=a

TLのあまりの大評判の数々が気になっての拝見。
正直なところ、ちょっと過大評価過ぎでは…?という気も感じられたけど、
資生堂ギャラリーの通常のホワイトキューブを
あれほどまでに一変させたという点はやはり驚愕!
特別賞として選出しました。


特別賞

曽谷朝絵 パブリックビューイング「浮かぶ」

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%9B%BD%E8%B0%B7%E6%9C%9D%E7%B5%B5&ao=a

ギャラリー展示とはちょっと異なる、
KAAT神奈川芸術劇場の出入口周辺や
ロビーで展開された一大インスタレーション。
先日神奈川県民ホールギャラリーに行った際は、
まだ屋外作品が残されてました。

美術館・博物館開催分は、このあとすぐ。

回顧2013/美術館・博物館編

そして美術館・博物館編

結局今年も10展には絞りきれず
12,3展覧会を選出
それも何時にも増して、
他のフォロワーさんと被る展覧会が多いですw
自分なり選出も結構ありますけど。


坂茂―建築の考え方と作り方

http://twilog.org/minamimusashi/date-130502
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%9D%82%E8%8C%82&ao=a
 
春の大型連休・暦の上での“谷間”の平日に
水戸まで高速バスで行って拝見。
極めて多くの国々・民族・立場にある人々を対象として、
紙・木・ガラスといった素材をその目的や土地の特性に合わせて
考案・活用し、実現に至る過程が様々な面で登場。
有料展覧会ながら、全展示撮影可能という点も
過去にまず覚えが無く、嬉しい配慮でした。



http://twilog.org/minamimusashi/date-130605
http://twilog.org/minamimusashi/date-130629
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%B2%B3%E9%87%8E%E4%BF%9D%E9%9B%84&ao=a

近代日本美術好きなら必見必観の充実内容!
(年明けには河野さんの地元・福島県美にも巡回)
念願だった関根正二作品の多数鑑賞に、
大半が昨年度回顧展でも出品されなかった松本竣介…
その他半世紀程の間に築き上げたコレクションから
様々な想いや趣向が感じされられました。
6月だけで二度鑑賞も、美術館HPで「展示替えあり」と告知していながら
その様子がまるで見られなかった点はちょっと残念…
(館の職員の方々に尋ねなかった自分もいけないのだけど)


夏目漱石の美術世界展

http://twilog.org/minamimusashi/date-130531
http://twilog.org/minamimusashi/date-130601
http://twilog.org/minamimusashi/date-130622
http://twilog.org/minamimusashi/date-130626
http://twilog.org/minamimusashi/date-130706
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%23%E6%BC%B1%E7%9F%B3%E7%BE%8E%E8%A1%93&ao=a


これまで読んできた今年の展覧会振り返りの中でも、
有識者の皆様、一般アートクラスタ・ブロガーの皆様問わず
評判極めて良好の展覧会ですが、
自分でも1館1展覧会鑑賞4度と、過去最多タイを記録。
漱石小説を読んでいなかった人でも
充分楽しめてこれから読むきっかけとなり、
(恥ずかしながら私もその一人…)
愛読してきた人には尚更楽しめる優良展覧会だったと思ってます。
今後別の小説家と美術世界との関係を探る
展覧会の企画・開催にも期待!


アンドレアス・グルスキー展

http://twitter.com/minamimusashi/status/363248226415030272
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC&ao=a

会期前半の金曜夜間に、
1時間半程度居たかどうか?という
僅か65枚の作品内容・そして空間構成という中、
一体何処から何処まで真実なのか?加工なのか?
という点が眺めているうちにどんどん分からなくなってきて、
作家の術中にまんまと嵌められ、
巻き込まれまくってしまったような

極めて不思議な体験を味わされた”写真展”。
新美での再鑑賞が果たせずじまいだったので
年明け大阪への巡回にできれば改めて…!?
とは思うけど、実現の可能性極めて低し…


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%93&ao=a

建築に代表されるル・コルビュジエの業績の中でも、
絵画・彫刻といった美術に焦点を当てて展開。
その作風に否定的な意見もTLでかなり見られたものの、
PRの地味っぷりとは裏腹の充実内容には大変好感!
ボーシャン、デュビュッフェ、従兄ステールといった、
独学であったり中高年期からの活動画家にも
注目の目を向けていた点は
6年前の森美術館回顧展や読んできた関連書籍でも
知らなかった(もしくは言及されなかった)事実でした。


戦争/美術 1940-1950
モダニズムの連鎖と変容


http://twilog.org/minamimusashi/date-130806
http://twilog.org/minamimusashi/date-130807(以上前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130926
(後期)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%88%A6%E4%BA%89%EF%BC%8F%E7%BE%8E%E8%A1%93&ao=a

開催を知った時点でベスト入りは濃厚だったけど、
奇しくも8月6日・広島原爆投下の日に前期拝見してほぼ確定。
丸木美術館の『原爆の図』が大きく取り上げられていたり、
藤田嗣治や山口蓬春の戦争画が東近美無期限貸与分より出品の中、
自館所蔵・寄託(画家の)作品が9割程を占め
(神奈川他公立館からもやや多め)、
鎌倉館の62年に及ぶ歴史と、
葉山館の広大展示室の双方を活かす形に。
昨年ベストに選出の『実験場1950s』ともまた異なり、
プロパガンダ・左翼性薄めで
あくまで美術メインの構成となっていた点も◎。

 

http://twilog.org/minamimusashi/date-130904
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9&ao=a


7年前の東博平成館以来のプライスコレクション鑑賞。
当時は展覧会でメモったり出品リストを貰う事を
習慣づけてなかったのもあり、
改めて観ていくと、もう新鮮かつ驚愕の連続。
若冲や芦雪も勿論良かったけど 、
抱一や其一・守一親子といった江戸勢中心に、
琳派の名作をあれほど多数お持ちでいたとは…。
プライス御夫妻の審美眼・そして大英断には本当に感謝!


竹内栖鳳展 近代日本画の巨人

http://twilog.org/minamimusashi/date-130911
http://twilog.org/minamimusashi/date-131010

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%A0%96%E9%B3%B3&ao=a

昨年山種美術館でも観られたものも結構あったけど、
栖鳳作品のみに絞り、大作屏風多数出品という事で
全くの別回顧展に。
“鵺派”と揶揄された事もあった作風は
琳派っぽい水流線や滲みが見られるかと思えば、
南画風の岩山や樹木描写もありで、
晩年に差し掛かると抽象表現に近いものまでも。
各作品の材質と技法の記載が
リストやキャプションに一切書かれなかった点は不満だったけど、
全般的に観ていくと、今年最大級の良回顧展だったように思います。

 

http://twilog.org/minamimusashi/date-131011
http://twilog.org/minamimusashi/date-131012
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A6%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88&ao=a


和の良回顧展が竹内栖鳳なら、
洋の良回顧展はこちら。
兄絵画63点・弟写真100点の事実上『カイユボット兄弟展』で、
当初の想像と期待を”良い意味で”裏切られた格好。
画風・生涯いずれも
自分TLではかなり賛否が分かれるものではあったけど、
「都市の印象派」ながら、鄙びた田園風景画の方が
光反射の描写には大変惹かれるものがあり、
今回ベストに選出しました。


かたちとシミュレーション
北代省三の写真と実験


http://twilog.org/minamimusashi/date-131107
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%8C%97%E4%BB%A3%E7%9C%81%E4%B8%89&ao=a


こちらもさらなる良回顧展。
実験工房時代のAPN(アサヒ・フォト・ニュース)より始まり、
グラフィック集団や『アサヒカメラ』連載・未知のビジョンで
写真家としての地位や手腕を確立も、
万博を機に、カメラ自作に凧・模型飛行機の
制作・研究・著作発表という形へと転換していった生涯を、
作品のクオリティや個性までも低下していった面も含めてじっくり。
映像作品があまり観られていなかったり
「会期中、一部展示替え」ありとの事なので、
年明けに生田緑地まで(少々疲れるけどw)足を運びたいところ。


実験工房展
戦後芸術を切り拓く

http://twilog.org/minamimusashi/date-130128(鎌倉前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130227
(鎌倉後期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-131128(世田谷前期)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%B7%A5%E6%88%BF&ao=a

その北代省三が所属していた実験工房。
巡回1館目の鎌近とほぼ時を同じくして結成(厳密には1日違い)。
美術・写真・音楽・映像…様々なジャンルに及ぶ
芸術活動作品が充実の資料と共に。
こちらは音楽鑑賞があまりできていないので、
年明けに砧まで(岡本太郎美術館よりは幾分ましw)
また足を運びたいところ。


山口晃展 画業ほぼ総覧
―お絵描きから現在まで


http://twilog.org/minamimusashi/date-131205
http://twilog.org/minamimusashi/date-131217

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E6%99%83&ao=a

自分が観てきた中でも、恐らく過去に開催された中でも、
弱冠44歳の画伯最大規模の個展。
幼児期のお絵描き〜現在に至る大活躍ぶりを、
周りの方々の良き理解にも大変恵まれてきた事を感じさせつつ展開。
著書や参考文献をほんの僅かしか読めていないので(恥)
来年は文章面における人間・山口晃により注目したいです。


そして今年も、
特別賞を何展か選出
極っめて強引な形ではありますが…w


今村紫紅展―横浜のいろ

http://twilog.org/minamimusashi/date-131202
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%BB%8A%E6%9D%91%E7%B4%AB%E7%B4%85&ao=a

生誕140年記念 下村観山展

http://twilog.org/minamimusashi/date-131209
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%B8%8B%E6%9D%91%E8%A6%B3%E5%B1%B1&ao=a

http://twilog.org/minamimusashi/date-131203
(三溪園1)
http://twilog.org/minamimusashi/date-131204
(三溪園2)

横浜で大宮で、
近世〜近代に至る日本画史の流れを展開する展覧会が相次いだ今秋。
個人的には『狩野派と橋本雅邦』が
埼玉県立歴史と民俗の博物館デビューだった事もあり、
最も自分好みではあったけど、
この際だから4展ひっくるめてw
特別賞として選出しました。


「キングの塔」誕生!
―神奈川県庁舎とかながわの近代化遺産―

 
http://twilog.org/minamimusashi/date-130814
(前期+神奈川県庁本庁舎公開)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130816
(夜間公開・映像投影)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130907
(増田彰久氏の講演『日本の近代化遺産を歩く』)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130914(後期)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%A1%94&ao=a
 

http://twilog.org/minamimusashi/date-131219
http://twilog.org/minamimusashi/date-131214
(シンポジウム『坂倉準三と神奈川県立近代美術館』)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%9D%82%E5%80%89%E6%BA%96%E4%B8%89&ao=a

元々建築展覧会鑑賞は洋の東西・新旧問わず好きですが、
近代建築は特に自分好み。
現在までのところ、同じ神奈川でも
天と地ほどまでに極端な扱いを受けている、
神奈川県庁舎(本庁舎・新庁舎共に)と
神奈川県立近代美術館 鎌倉館(本館・新館共に)ではありますが…
どちらも建設された地でこのまま
未来永劫ずっと存続し続ける事を願い

2展併せて、特別賞に選出します。


その他惜しくもベストから漏れてしまったものの、
2013年特に印象深かった展覧会を以下に↓

・いつか見た風景 北井一夫
・田中一光とデザインの前後左右
・戦後の出発展 1945年以後 混乱と希望の時代
・勝坂縄文展
・MOTアニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる
・歌舞伎|江戸の芝居小屋
・HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION
・カリフォルニア・デザイン 1930-1965“モダン・リヴィングの起源”
・日本の民家一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点
・会田誠展 天才でごめんなさい
・エル・グレコ展
・奇跡のクラーク・コレクション―ルノワールとフランス絵画の傑作
・山口晃展〜付り澱エンナーレ 老若男女御覧あれ〜
・生誕100年 桂ゆき ある寓話
・日本近代前衛絵画史 一九一〇年代→一九四〇年代
・池袋モンパルナス 歯ぎしりのユートピア 
・国宝 大神社展
・龍村平藏「時」を織る。
・「暮らしと美術と高島屋」展
・美の競演 京都画壇と神坂雪佳
・夜明け前 知られざる日本近代写真史 北海道・東北編
・アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密
・ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡
・牧野邦夫―写実の精髄―展
・ラファエロ
・テーマにみる近代日本画―その豊かな世界―
・生誕140年記念 川合玉堂―日本のふるさと・日本のこころ―
・レオ・レオニ 絵本のしごと
・和様の書
・米田知子 暗なきところで逢えれば
・浮遊するデザイン―倉俣史朗とともに
・〈『装苑』発刊77周年記念〉『装苑』と「装苑賞」その歩み
・藤本壮介建築プロジェクト展
・鴎外と画家原田直次郎〜文学と美術の交響
・光悦―桃山の古典
・龍子がめざしたもの
・川瀬巴水―生誕130年記念―
・五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年
・印象派を超えて―点描の画家たち


以上2013年も大変長々とした記事となってしまいましたが、
最後までお読みいただいた皆様、
どうも有難うございましたm(__)m

明日からの2014年、
皆様にとって良き一年となりますように。

回顧2013/ギャラリー(無料展)編

今年もやってまいりました大晦日。
今となっては当ブログ・
年に一度の更新機会(恥恥恥)

さて今年も、
自分が足を運んだ展覧会のベストを選出・公開していきます。
例年同様、展覧会タイトル下のURLは、
Twilogより引っぱり出してきた自分の感想ツイートや
他のフォロワーの皆様へのリプライ・リツイート(が載っている日付)です。
(毎度毎度連続ツイートでご迷惑をお掛けしております…)

まずはギャラリー・無料展から。


風間サチコ展「没落THIRD FIRE」


昨年のベスト個展に選出されていた方も何人かいらっしゃいましたが、
個人的には今年初めて行けたので2013年枠で。
現代の福島第一原発事故に留まらず
戦時中〜戦後・日露戦争期にまで遡り、
日本の原子力史を大作木版画と鉛筆画・
やや長めの説明キャプションにより、風刺を大いに交えて描写。
六本木クロッシング2013出品作がまだ拝見できておらず、
1/9(木)〜1/19(日)には同じ無人島プロダクションで
1年ぶり個展も開催との事で
新年早々さらなる衝撃にやられる事になりそう…


ここに、建築は、可能か
第13回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 日本館帰国展


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%81%93%E3%81%93%E3%81%AB%E3%80%81%E5%BB%BA%E7%AF%89%E3%81%AF%E3%80%81%E5%8F%AF%E8%83%BD%E3%81%8B&ao=a

津波で大きな被害を受けた陸前高田に建つ《みんなの家》
当初全くばらばらだった建築家3氏による案が、
様々のプロセスを経て似た形に収斂され、
着工→完成に至る3Fの模型・映像展示と、
自身も津波でお母様を亡くした畠山直哉さん撮影による4Fの写真・
インタビュー動画による2部構成。
ヴェネチアからの帰国展という事で、これらの展示も
伊東豊雄さんのプリツカー賞受賞に繋がった要素かもしれません。




過去のギャラ間に無かった気楽さ・居心地の良さを感じさせ、
建築クラスタ以外の皆様でも特に楽しめそうな内容でした。
中村さん御自身の小屋作品のみならず、
小屋建築の諸先輩方に纏わる展示も3Fで大展開。
浦和の別所沼公園内・立原道造の構想が基になった
《ヒアシンスハウス》には年明けに行けたらと思ってます。




2年前ベストに選出の
『ニューアート展NEXT2011 Sparkling Days』で
すっかり魅了された、ミヤケさんの個展。
動画駆使の新作インスタレーション《必然》《隣》に
観覚えある半立体絵画に至るまで、
何度でも何時間でも観続けたい・居続けたい面白さは勿論健在。
現在1/7(火)恵比寿三越にて〜七日の猫〜展開催
さらに2/24(月)〜3/1(土)にはギャラリー壺中居3Fホールにて
個展『兆し』も開催が予定され、今後も益々注目必須!




今年最大の発見だった個展がこちら。
それまで絵画作家という一面しか知らなかったのが、
絵画・立体・文章がそれぞれにリンクした
一大コンセプチュアル空間を形成!
割とシリアスなストーリー構成ながら
漢字小テストの出来があまりにも悪過ぎで
笑わせる一面もあったりで…w
会場のギャラリーモモ両国にはこのときが初入廊。
自宅から遠めという事もあり、複数回足を運べなかったのは残念…



http://twilog.org/minamimusashi/date-130920
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E9%AB%98%E6%9C%A8%E6%AD%A3%E5%8B%9D&ao=a

昨年ベストにも選出の
エスパス ルイ・ヴィトン『コズミック・トラベラーズ』に
短編アニメ《アニュラ》を出品の音楽家兼映像作家さんの個展。
《アニュラ》と共に上映の実写2作は
いずれも登場人物の大半が子供で、
無邪気に遊んだり騒いだり、ロバに跨る姿とか本当に楽しそう…
BGMのピアノやケルト風?ストリングスの音色にも
大変好感が持てました。




日産自動車が創設・主催し、今後隔年で予定されている
企画の第一回として開催された現代アート展。
グランプリの宮永愛子さんと、特別賞の西野達さんは
地域性が特に込められた点も含めて抜きん出た印象。
他作家の方々の出品作もなかなかの高レベル。
「今後当分の間通います!」と呟きながら結局3回止まりでしたがw
2度目は何と幸運にも、授賞式後のレセプションに
お誘いを受けての拝見だったりで、思い出深い展示となりました。


未来の体温 after AZUMAYA


インディペンデントキュレーター・東谷隆司さんの死去から
1年になるのを受け、椹木野衣さんがキュレーションを務め、
白金の2ギャラリー(山本現代&アラタニウラノ)にて開催のグループ展。
東谷さんの生前作品を中心に据え、
赤城修司さん、竹内公太さんといった震災題材作品に
高橋大輔さんの最早絵画とも立体とも当て嵌まらない新作や、
弱冠1992年生まれ・吉村大星さんの
野良猫色鉛筆写実画も加わる展開。
初視聴となったDOMMUNEの番組や
ギャラリーでのイベント(こちらは拝見できず)も交え、
故人の追悼のみならず、
様々な取り組みへの意欲も感じさせられました。


北加賀屋クロッシング2013
MOBILIS IN MOBILI-交錯する現在-


実際にお会いした事のある方含め、
何人ものフォロワーさんがキュレーションにカタログ執筆、
トークに関わったグループ展(トークまでは拝聴できず…)。
ここでも高橋大輔さんに、
過去別展覧会で映像を拝見した百瀬文さん、
そして初見の吉田晋之介さん、三輪彩子さん、
二艘木洋行さん、川村元紀さんらの作品も◎!
今後の皆様の御活躍に大いに期待を抱かせる内容でした。


椛田ちひろ ―影をおりたたむ―

http://twilog.org/minamimusashi/date-131214
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%A4%9B%E7%94%B0%E3%81%A1%E3%81%B2%E3%82%8D&ao=a

お馴染み紫がかった黒ボールペンインクに
金や銀の描線・飛沫のような斑点が加わり、
装飾度大幅増しの作風へと変貌!
2年位前・MOTアニュアル参加の頃までは、正直な所
全く受け容れなれない作風だったので(すみません…)、
ここまで惹かれるようになるとは、自分でも本当に意外。
序盤3日間のみ出品作を観逃してしまったのが
惜しまれるところ…orz


KOHEI NAWA|SANDWICH
CREATIVE PLATFORM FOR CONTEMPORARY ART

http://twilog.org/minamimusashi/date-131214

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=SANDWICH&ao=a

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%90%8D%E5%92%8C%E6%99%83%E5%B9%B3&ao=a



一昨年都現美のSYNTHESIS展には
正直そこまで特別強くは惹かれなかったのだけど、
お馴染み《PixCell》大鹿が制作中のまま置かれていたり、
多数の素材サンプル展示や展示回顧・活動記録の映像と、
なかなか観飽きさせない構成。
まだまだ2/16(日)まで
EYE OF GYRE開催展としては異例の長期間という事で、
日産アートアワード以上に回数多く足を運べたらと思ってますw


美術館・博物館開催分は、このあとすぐ。

回顧2012/美術館・博物館編

そして美術館・博物館編

…すみません、どうしても10展に絞り込めず、
14展というか16展というか18,9展になってしまった上、
+特別賞も3,4展選出!してますw


北京故宮博物院200選

http://twilog.org/minamimusashi/date-120120

今のところ、自分の生涯に行った中では
恐らく最も混雑した展覧会かと思われます…
急遽出品が決まった中国国宝《清明上河図》が
来日しなかったとしても選出は確実。
寧ろ《康煕帝南巡図巻》十一・十二巻の方が
長時間鑑賞できたのと状態の良さとで好印象。
他の197点も様々なジャンルに渡って名品・名作揃いでした。


中村正義 日本画の風雲児
新たなる全貌展


http://twilog.org/minamimusashi/date-120219(前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120328(後期)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E4%B8%AD%E6%9D%91%E6%AD%A3%E7%BE%A9

画業4,5年で始まる作風の変遷。
「自己破壊」以降ど派手すぎる色彩を駆使しまくった一方、
晩年近くには同時期に複数画風の作品を並行して発表した
器用さというか多才ぶりにも只々驚愕…
そんな中でも、生涯描かれ続けた自画像や舞妓画においては
瞳の描き方を様々に変化させつつ
「目線」が殆ど変わっていないような印象も。
川崎市市民ミュージアムで開催された『中村正義の顔展』や
同じく川崎市内・自宅アトリエが改装された中村正義の美術館に
行けなかったのが悔やまれるところorz


蕭白ショック!!
曾我蕭白と京の絵師たち


http://twilog.org/minamimusashi/date-120515
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E8%95%AD%E7%99%BD%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF

後期のみの鑑賞になってしまったけど、
《鷹図押絵貼屏風》《波濤鷹鶴図屏風》で観られる鳥、
特に猛禽類の描写にまずショック!!
《唐獅子図》や一昨年板橋区美でも観た《群童遊戯図屏風》
そして《群仙図屏風》にとどめを刺され、
7Fに降りて《山水図》《林和靖図》《楼閣山水図屏風》といった
晩年の風景画で立ち直りw
一見きもいけど、それ以上に豊かさを感じさせる
人物表情に特に好感が持てました。


ボストン美術館 日本美術の至宝

http://twilog.org/minamimusashi/date-120605

《風仙図屏風》《酔李白図屏風》《雲龍図》等々
蕭白作品も勿論良かったのですが、
それ以上に狩野派絵師の名作の数々にショック!!だった展覧会。
山雪《十雪図屏風》養信《仙境・蕭史・弄玉図》の建築描写に
永納《四季花鳥図屏風》の凝縮ぶり…
日本画出品展覧会としては珍しく展示替えが無かった事もあって
鑑賞が最終週までずれ込んでしまったものの、
大々満足・そしてこうしてベストにも選出の充実ぶりでした。


シャルロット・ペリアンと日本

http://twilog.org/minamimusashi/date-120417
http://twilog.org/minamimusashi/date-120503
(神奈川近美・長門佐季学芸員のトーク)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120609
http://twilog.org/minamimusashi/date-111027
(昨年の鎌倉1度目)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E3%83%9A%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3

この展覧会を選出するのは自分くらいだろうな…と思いつつ(汗)
昨秋の鎌倉2回+今年の目黒3回を合わせ
自己新記録の5回鑑賞という記録を樹立したのもあって選出。
戦前戦後20世紀日本の建築・工業デザインで大活躍された
フランス人女性の業績を実にたっぷりと紹介・展示。
キャプション文章がやたら長かったり、
出品品目があまりにも多種多岐に渡り過ぎて
やや解り難い構成ではあったものの、
鎌倉でも目黒でもギャラリートークを拝聴したのもあって
担当学芸員の皆様の熱意が極めて大きく伝わる内容でした。


吉川霊華展
近代にうまれた線の探究者


http://twilog.org/minamimusashi/date-120612(前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120727(後期)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E9%9C%8A%E8%8F%AF

恥ずかしながら、開催を知るまでは
全く存在を知らなかった日本画家の
回顧展というよりも「発掘展」(鶴見香織学芸員曰く)。
サブタイトル「近代にうまれた線の探求者」とある通り、
着物・布の文様や絵柄その他極めて繊細かつ緻密に描かれた
描線への執着ぶりはもう大変…
所蔵作品展含め、結城素明、平福百穂、
松岡映丘、鏑木清方といった面々と結成した
金鈴社の活動もある程度理解できました。


村山知義の宇宙
すべての僕が沸騰する


http://twilog.org/minamimusashi/date-120229(葉山)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120728(世田谷前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120831
(世田谷後期&石井幸彦学芸員トーク)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E6%9D%91%E5%B1%B1%E7%9F%A5%E7%BE%A9
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E6%9D%91%E5%B1%B1%E6%B2%B8%E9%A8%B0

「日本のダ・ヴィンチ」とまで称されるほどの
油彩・立体・演劇・建築・童画と多種多岐に及ぶ活動に、
スクラップブックその他多数に及び過ぎる
出品作品・資料にはとにかく圧倒!
石井さん曰く「戦前芸術に欠くべからず存在でありながら、
現存作品が少なくて展覧会を開催できず、
ようやく「イントロダクション・入門」として実現に至った」展覧会。
「他の芸術家と併せてこれから研究が始まっていけたら」という
お言葉にも期待したいです。


生誕100年 船田玉樹展
―異端にして正統、孤高の画人生。―


http://twilog.org/minamimusashi/date-120716(前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120909
(後期&御子息・船田奇岑氏のトーク)

船田玉樹 - 創造の森へ

http://twilog.org/minamimusashi/date-121201


http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E8%88%B9%E7%94%B0%E7%8E%89%E6%A8%B9

こちらも恥ずかしながら、開催を知るまでは
全く存在を知らなかった日本画家の回顧展。
少なめの色数で個性溢れる木々の作品を中心に描き、
やはり様々に作風変遷を経た人物。
くも膜下出血を発病し、麻痺した右手で画業再開に至るまでの
執念を物語る自画像や肖像画、硝子画・コラージュの数々にも感動…
師の山路商・速水御舟・小林古径・安田靫彦に
歴程美術協会仲間の
丸木位里・岩橋英遠・靉光の作品も少数出品され、
より充実した内容に。
それにしても奇岑さんのトークで
「親権」を「真剣」と聴き違えていたのは本当に恥ずかしい限り…


ベルリン国立美術館展
学べるヨーロッパ美術の400年


http://twilog.org/minamimusashi/date-120915
http://twilog.org/minamimusashi/date-120916

同じ上野のマウリッツハイス美術館展同様に
フェルメール作品《真珠の首飾りの少女》出品で
(一般的に)話題となりましたが、
それ以上に彫刻の数々が自分の中で大ヒット!
リーメンシュナイダーの独特表情に、エルハーフェンの柘細工、
ライゲーの鋳鉄はもう大変な完成度…
絵画では上記のフェルメールにレンブラント派の人物像、
シャルダンやウードンの静物が好印象でした。


維新の洋画家 川村清雄

http://twilog.org/minamimusashi/date-121008(前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121124(後期)

もうひとつの川村清雄展
加島虎吉と青木藤作−二つのコレクション


http://twilog.org/minamimusashi/date-121024(前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121213(後期)

http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E5%B7%9D%E6%9D%91%E6%B8%85%E9%9B%84

下半期単独開催の中では第1位。
キャンバスではなく木の板、漆器、絹地等に描かれ、
一枚の中に両極端な薄塗りと厚塗りが混在する事の多い
独特の油彩画が特徴的だったのに加え、
清雄自身の人柄を窺い知れたり
家族や勝海舟、徳川家達らとの交流を物語る
資料の展示やキャプションも特に江戸博で充実。
予想以上に観応えを感じさせた回顧展でした。


美術にぶるっ!
ベストセレクション 日本近代美術の100年
第2部 実験場1950s


http://twilog.org/minamimusashi/date-121121
http://twilog.org/minamimusashi/date-121122
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%A0%B4
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E3%81%B6%E3%82%8B%E3%81%A3

11月8日(水)の夜間特別内覧会は1時間と居られず、
第1部・MOMATコレクションスペシャル出品作のごく一部を撮影。
第2部は冒頭の広島原爆写真・動画を観た程度に止まったけど、
その後あまりの大評判をTLや各ブログ記事で目にして気になり、
2週間後の21日(水)に1F展示室優先で改めて。
原爆展示以外にも河原温《浴室》28点、浜田知明の版画6点
松本俊夫『安保条約』と重苦しい作品が目立ちますが、
『暮しの手帖』に「ほっ!」とさせられたり
間所(芥川)紗織や桂ゆきの絵画に明るさが感じられたりも。
'10年代を代表する問題展覧会として
現在も今後も語られ続ける内容である事は間違い無し。
一部映像と第1部の大半がまだ拝見できていないので、
年明け会期終盤に改めて行く予定です。


我ら明清親衛隊
大江戸に潜む中国ファン達の群像


http://twilog.org/minamimusashi/date-121201(前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121219(後期)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E6%98%8E%E6%B8%85%E8%A6%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A

江戸絵画の中でも特に個人的に疎かった南蘋派を知る、
大変良い機会となり、
花鳥画中心に秀作が続々出品された展覧会。
それも綬帯鳥、緋連雀、叭々鳥といった
あまり馴染みの無い鳥が目立ちます。
江戸・大坂それぞれに存在した各絵師の流れも
キャプションを眺めつつある程度把握できた上、
その流れに属さない作品も結構あり。
終盤は大名や幕臣たちの作品で構成され、
特に伊勢長島藩主・増山雪斎は前後期ともに大変なもの!
今回の出品された中でも、
特に回顧展の開催を希望したい人物です。


リヒテンシュタイン
華麗なる侯爵家の秘宝


http://twilog.org/minamimusashi/date-121221
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E3%83%AA%E3%83%92%E3%83%86%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%B3

前半バロック・サロン&後半ルーベンスの
2大スペースを軸とした構成と、その中に展示されていた各作品は勿論、
クンストカイマーの超絶工芸(特に象牙彫刻の《豪華なジョッキ》)や
17世紀のフランドル・オランダ絵画にも名品良品の数々がずらーり。
特に終盤のビーダーマイヤーの各画家:
アメリング、アイエツ、ガウアーマン、ヴァルトミュラーは
これもまた回顧展の開催を希望したいところ。
そしてヴィジェ=ルブラン…
三菱一号館での回顧展に行けなかったので(恥恥)


生誕100年 松本竣介展

http://twilog.org/minamimusashi/date-120630

http://twilog.org/minamimusashi/date-120701(葉山)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121212(世田谷前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121226
(世田谷後期&ときの忘れもの)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121215
http://twilog.org/minamimusashi/date-121228
(中野淳×松本莞対談)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E7%AB%A3%E4%BB%8B

鎌倉や東近美で何作か観ていながらも
然程好みの画風ではなかった筈が、
葉山館内滞在2時間半の間でもうすっかり虜に!
世田谷では葉山で叶わなかった前後期共に鑑賞でき、
手紙やエッセイもじっくり拝読。
生前の竣介に師事した画家・中野淳さんと
竣介の次男で建築家・松本莞さんとの対談も拝聴でき、
今年最大の感動を味わえた展覧会となりました。


…加えてさらに、
特別賞として3展覧会↓


明治神宮と乃木大将

http://twilog.org/minamimusashi/date-120912

御祭神祭百年記念特別展

http://twilog.org/minamimusashi/date-120920

http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E4%B9%83%E6%9C%A8

この2展も年末に挙げるのは自分くらいだろうな…と思いつつ
「特別賞」扱いで選出。
西南・日清・日露の三戦争に自身が参戦し、
萩の乱で弟に、日露戦争で息子2人に先立たれながら、
戦没者や傷病兵たちに対し、多大に貢献してきた事実が
宝物館展示の前半で紹介。
後半では夫妻での自刃関連の資料も豊富に展示され、
大変胸打たれる内容となっていました。


さわひらき Whirl

http://twilog.org/minamimusashi/date-121027
http://twilog.org/minamimusashi/date-121028
http://twilog.org/minamimusashi/date-121124
(中野仁詞学芸員によるギャラリートーク)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120424

(資生堂ギャラリー『Lineament』)
http://twilog.org/minamimusashi/date-120512
(オオタファインアーツ『追伸』)
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E3%81%95%E3%82%8F%E3%81%B2%E3%82%89%E3%81%8D

B1第5展示室の高天井と広面積を活かした
6面動画《Hako》中心に展開された動画インスタレーションの数々。
電池切れで撮影が叶わなかったのもあり、
会期最終日・ギャラリートークの開催と併せて再度拝見。
プロジェクターやスクリーンの配置や、
東日本大震災前ながら原発が題材となって
制作された映像がある事を知ったりと、
意義深いお話を拝聴できました。


須田悦弘展
須田悦弘による江戸の美

http://twilog.org/minamimusashi/date-121215
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E9%A0%88%E7%94%B0%E6%82%A6%E5%BC%98

他のフォロワーさんブロガーさんよりupされる
ツイートやブログ記事が気になって楽しみにしつつもなかなか行けず、
それらの投稿や記事(特に画像)をなるべく眺めず読まずで(汗)
会期最後の夜間開館で何とか拝見。
初期から最新作まで、1Fさや堂ホールの各所や7F8F展示室に。
8Fでは小部屋を幾つもを設けたりして展示形態を工夫。
そして7F、
千葉市美自館所蔵の様々な江戸絵画と組み合わせての出品。
お米にはやられましたw
唯一その7Fにあった枯葉一枚のみ、
監視の方よりヒントを頂いてようやく発見…


その他惜しくもベストから漏れてしまったものの、
2012年特に印象深かった展覧会を以下に↓

・今和次郎 採集講義展
・ジャン=ミシェル オトニエル マイ ウェイ
・生誕100年 ジャクソン・ポロック展
・石元泰博写真展―桂離宮1953,1954―
・KORIN展 国宝「燕子花図」とメトロポリタン美術館所蔵「八橋図」
・ザ・タワー 都市と塔のものがたり
・光と影の生命 須田国太郎 没後50年に顧みる
・生誕120年 福田平八郎と日本画モダン
・セザンヌ―パリとプロヴァンス
・近代洋画の開拓者 高橋由一
・川内倫子展 照度 あめつち 影を見る
・「具体」ニッポンの前衛18年の軌跡
・辰野登恵子 柴田敏雄 与えられた形象
・国立トレチャコフ美術館所蔵 レーピン展
・マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝
・館長 庵野秀明 特撮博物館
・ドビュッシー 音楽と芸術 印象派と象徴派のあいだで
・アラブ・エクスプレス展:アラブ美術の今を知る
・琳派芸術
・はじまりは国芳 ― 江戸スピリットのゆくえ
・没後70年 竹内栖鳳 京都画壇の画家たち
・ZESHIN 柴田是真の漆工・漆絵・絵画
・シャルダン展―静寂の巨匠
・近江路の神と仏 名宝展
・白隠展 HAKUIN 禅画に込めたメッセージ

以上大変長々とした記事となってしまいましたが、
最後までお読みいただいた皆様、
どうも有難うございましたm(__)m

明日からの2013年、
皆様にとって良い1年となりますように。

回顧2012/ギャラリー(無料展)編

ゑー2012年も結局、
大晦日のみの更新となってしまった当ブログ(恥恥恥)
そんな訳で今年も、
自分が足を運んだ美術・アート展のベスト選出・公開。
昨年同様、展覧会タイトル下のURLは、
Twilogより引っぱり出してきた自分の感想ツイートや
他のフォロワーの皆様へのリプライ・リツイート(が載っている日付)です。
(毎度毎度連ツイでご迷惑をお掛けしております…)

 まずはギャラリー編。
 
 
あざみ野コンテンポラリーvol.2
Viewpoints いま「描く」ということ


http://twilog.org/minamimusashi/date-120204

吉田夏奈さん、桑久保徹さん、椛田ちひろさん、淺井裕介さんによる
四者四様・思い思いのインスタレーション展開。
椛田さんのボールペン塗りつぶし巨大作品と、
アトリエをほぼそのまま再現しつつ、お馴染みの海浜絵画に加え、
タッチの異なる静物画や人物画も出品の桑久保さんが特に◎。
桑久保さんは年末近くにもう1展…(詳細はもっと下で)


第6回shiseido art egg
入江早耶展「デイリー ハピネス」


http://twilog.org/minamimusashi/date-120325

TLでは前回の鎌田友介展の方が評判が良かったのだけど、
今年のアートエッグ3展の中では入江さんの作品に最も惹かれました。
資生堂の包装紙印刷の一部を消しゴムで消去し、
その消しかすを丸めて小観音像制作とか、
驚きの作品が続々…


前原冬樹「一刻 1998-2012」

http://twilog.org/minamimusashi/date-120412

アートフェア東京内・シャッフル2で出品され
大変気になった木彫作家さんの個展。
トランプや古い懐中時計等に加え、
剃刀や砥石、ひび割れタイルに載っかった石鹸までも
檜・桜・朴・黒檀を彫って油絵具やアクリル絵具で彩色、
というのがなかなか信じられずでした…


第46回レスポワール新人選抜展
荒木愛 個展
その他荒木さんが参加されたグループ展


http://twilog.org/minamimusashi/date-120316
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E8%8D%92%E6%9C%A8%E6%84%9B
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=@aispy

御本人ツイートより、何と
「20箇所以上の場所にて個展・グループ展をしていたようです」
との事で、初めて個展で拝見した3月半ば〜9ヶ月の間でも
かなり様々な作風・モチーフの作品を出品されていた点に
改めて気づかされます。
岩絵具を混ぜずに描いた『はならび』シリーズや
昆虫・貝殻のイメージが強かったのですが、
今月銀座三越に出品されていた梨や蜜柑を描いた数点も◎。
来年以降の御活躍にも勿論期待!


橋本雅也 殻のない種

http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E6%A9%8B%E6%9C%AC%E9%9B%85%E4%B9%9F

先に挙げた前原冬樹さんや須田悦弘さんに似た面のある彫刻ながら、
鹿の骨を着色せず材料とし、しかも一部彫らないままの箇所もあるため
生々しさ・残酷さを我々観る者に訴えかけるかのよう…
鹿が材料となった理由もTL上で知りました。


αM2012『絵画、それを愛と呼ぶことにしよう』
vol.3 安藤陽子


http://twilog.org/minamimusashi/date-120726
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E5%AE%89%E8%97%A4%E9%99%BD%E5%AD%90

全てではないながらも、何展か拝見した
今年度のαM開催展の中でも最も好印象だった個展。
一昨年のINAXギャラリー開催分を観逃したので嬉しさは尚更でした。
透明感繊細感漂う正面を向いた人物画の数々は、
実物でなければ分からない雰囲気。


スタジオ・ムンバイ展 PRAXIS

http://twilog.org/minamimusashi/date-120715
http://twilog.org/minamimusashi/date-120920
http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4

「建築を検証するために実際に使われている素材、
模型、スケッチ、モックアップ」などを移送し
所狭しと陳列された空間でまず驚かされ、
壁に貼られた作品の写真や『Sketchbook』の図面、
30分近い動画も充実。
これまであまり良い印象を抱けなかった
ギャラ間さんの海外建築(家)展だったけど
良い意味でそのジンクスを破ってくれました。


山下保博×アトリエ・天工人展
Tomorrow−建築の冒険


http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E5%A4%A9%E5%B7%A5%E4%BA%BA

もう一つギャラ間さんは、国内の建築家&アトリエの展覧会。
有名唱歌の女声独唱が流れる中、
《土の礼拝堂》のイメージで展示を構成。
都内や近郊等に建つ住宅の数々を中心に
韓国、エチオピア、オーストリアにも活躍の場を広げる一方、
素材・構造面における独特の工夫や拘りが、
意匠面での個性にも及んでるように思えました。


大岩オスカール - Traveling Light

http://twilog.org/minamimusashi/date-121115
http://twilog.org/minamimusashi/date-121120(ヒカリエ8/)
http://twilog.org/minamimusashi/date-121121(アートフロント)

東近美や都現美のコレクションや
昨年夏の損保ジャパン東郷のタグチコレクション展で
何点か拝見していたものの、個展は初めて。
恥ずかしながら、今迄全く意識せずだった
「サンパウロ大学建築学部卒業」というキャリアが垣間見られる、
虚実綯い交ぜの世界を渋谷区内の2ギャラリーで大いに堪能できました。


桑久保徹展

http://twilog.org/tweets.cgi?id=minamimusashi&word=%E6%A1%91%E4%B9%85%E4%BF%9D%E5%BE%B9

2月のViewpointsに続いての桑久保徹さん選出、こちらは個展です。
数年前に同じ渋谷・ワンダーサイトや
国立新美のアーティスト・ファイル展で拝見したときは
その絵の具使いに圧倒されつつも
正直苦手さの方が勝ってしまったけど、
近作の海浜絵画はより明るく・より惹き付けられ易い画面へと
次第に変化しつつあるようにも。
《シーツに女》《現代美術の絵》で描かれた元ねた探し等、
観る者を飽きさせない傾向もかなり強まってるようにも感じられました。


美術館・博物館開催分はまた後程〜。

回顧2011/美術館編

そしてそして、美術館編
実はこちらの方がほぼ先に書き上がってました。
…などとつべこべ書かずに、とっとと公開していきます↓



シュテーデル美術館所蔵
フェルメール≪地理学者≫と
オランダ・フランドル絵画展


↑URLの大半、現在同ミュージアムにて好評開催中の
フェルメールからのラブレター展のものですが(恥)
フェルメール絵画の出品は《地理学者》1作のみながら、
展覧会全体を通して観ていくと(あくまで現時点で)こちらの方が、
ラブレター展よりも自分好みな構成だったかなと。
特に静物画のレベルの高さは相当なものを感じました。
因みに震災前最後に行った美術館開催展覧会でもあり。



五百羅漢
―増上寺秘蔵の仏画
幕末の絵師 狩野一信


こちらもシュテーデル美術館展同様に、
他のフォロワーさん・ブロガーさんの感想を拝読するばかりで
自分なりの感想全然呟けてませんが(恥恥)
こちらはやや出遅れての鑑賞だったせいもあり。
惹かれるもの・圧倒される描写力が非っ常に伝わり、
感じられたのは確か。
一信亡き後、家族や弟子が描いたものとなると、
明らかに画力が劣っていた点もまた興味深かったり。





プーシキン美術館展延期の影響で急遽企画・開催、
しかも会期残り僅か6日での初訪ながら、
個人的上半期最大の発見だった展覧会。
'60年代・マニエール=ノワールに描かれた作品世界…
可愛さと静謐さを一つの画面に両立する点においては、
並ぶ者はいないのではないかと思うほど!





会期最初の夜間開館日に行けたせいもあり
(それも外の荒天とは対象的な静か〜な展示室内でw)、
その後様々な方々の感想ツイートや
ブログ記事を目にしてきたのですが、
やはり自分の中では'10年代の最近作が最も好みという点は揺るがず。
キャプション皆無で符番のみの壁、
近作→キャリア初期へと遡って行く、あるようであまり無かった、
建築家フィリップ・フォン・マット氏による展示構成も◎。



没後100年 青木繁展
よみがえる神話と芸術


油彩は勿論、前後期でほぼ総入れ替えの水彩素描も多数出品され、
僅か28年の生涯に加えて
夭逝後の家族や友人・関係者の方々の貢献ぶりに至るまで、
数多くの作品・資料で構成された回顧展。
《海の幸》《大穴牟知命》《わだつみのいろこの宮》《朝日》が
自分の中では四大名作と位置付けられてます。





昨年の平塚開催の頃から気になりつつも、
こちらも結局会期終了6日前が唯一の鑑賞機会になってしまった点は
長谷川潔展のとき以上に後悔(´・ω・`)
それ故感想満足に呟けなかったものの、
初期〜晩年に至るまで、ここまでの写実力…というか
写実を超越した作品世界・技量にはもう只々只々驚かされっぱなし!





会期中頃に一度だけ、2時間弱しか観られず、
しかも他のフォロワーさんの皆様との集合時間に
遅刻してしまったものの(恥恥恥)
その画力・構成力故にどうしても外せずに今回選出。
特に特に《四季花鳥図屏風》はいずれまた何らかの機会に
是非とも拝見したい作品でした。



生誕130年 松岡映丘
―日本の雅―やまと絵復興のトップランナー


磯江毅展に続く開催・そしてオレベスト選出の練馬区美展覧会。
小学生時代より存分に発揮された才能、
《矢表》《右大臣実朝》等の武者絵に甲冑マニアぶり、
《千草の丘》《伊香保の沼》に代表される美人画…
やまと絵復興に捧げた生涯の様子を
2度の鑑賞で窺い知る事が出来た回顧展。
ザ・ベスト・オブ・山種コレクション前期
(すみません、こちらは惜しくも選外…)に出品の
《山科の宿》《春光春衣》も白眉(そういえば《春光春衣》にも葉桜が…)



建築、アートがつくりだす新しい環境
―これからの“感じ”


開幕日に行って大満足、内容盛り沢山の建築絡み展覧会。
時代的には後述のメタボリズムよりも後、
現代に生きる建築家・美術作家の方々の作品で構成。
都現美までの距離的な関係上、年明け後複数回
…と恐らくはいかないかとは思いますが、再度足を運びたいところ。



メタボリズムの未来都市展
戦後日本・今甦る復興の夢とビジョン



年内2度の鑑賞機会・実に6時間半を費やしながらも
まだまだ観足りなさの残るw
「これからの“感じ”」以上に内容盛り沢山の展覧会。
「景観保全」という面からは流石に厳しい面ががあるものの、
戦後焼け跡からの復興に「メタボリズム」という手段で賭けた
建築家・デザイナー・学者の方々のの情熱を
'10年代の現在に伝えてくれます。
残り半月ほどの開催期間、
奇しくも「これからの“感じ”」展と同じ1月15日(日)が最終日。
こちらは比較的行き易いので願わくば複数回、足を運びたいところ。




以上以上、振り返ってきました、
2011年・自分が行った観た展覧会。 
自分なりに不満な点に気づいたり、後ほど思い出した点があれば
書き足すかもしれませんw


ではでは、皆様良いお年を〜!

回顧2011/ギャラリー(無料展)編

1年ぶりのブログ更新!w

…という事で更新の理由は、昨年と同じく
今年自分が足を運んだ美術・アート展のベスト選出・公開。
その昨年、時間掛け過ぎて大失敗しているので、
今年はややあっさりめに…
自分が最後に行った日付順に載せてます。
なお展覧会タイトル下のURLは、
Twilogより引っぱり出してきた自分の感想ツイートや
他のフォロワーの皆様へのリプライ・リツイート(が載っている日付)です。
(毎度毎度連ツイでご迷惑をお掛けしております…)

まずはギャラリー編。





様々な自然界の物質が組み合わさって構成された、
迫力とリアルさに富んだキャンバス作品
&より細密さが強調されたドローイングの数々。
今後のご活躍にも大いに期待したい画家さんです。



日土小学校と松村正恒展
―木造モダニズムの可能性―



感想ツイートこそ少なめですが(恥恥)
八幡浜という愛媛の小さな市に根ざし、
タイトルの日土小学校を始めとする独自のモダニズム建築を手掛けた
建築家・松村正恒の活動・作品を現代に伝える良展覧会。
日土小の改修関連や現在校生の皆さんが描いた絵画も展示。
自分が行ったときには節電の影響で
映像の上映が無かった点はちと残念。





第2クォーターベストでは圏外ながら、今回逆転での選出。
ラジオで震災情報が流れる中で制作されたという金木犀作品は
巨大な中に繊細さ・脆さが含有され、
近づいて見つめると奥深さも感じさせる大作。
和室に飾られたナフタリン時計からも
繊細さ・脆さ的なものが伝わってきました。



白金アートコンプレックス全館合同展覧会
「Shuffle |シャッフル」
(↑リンク先PDF) 


大半5Fの新素材研究所展示に関してのツイートですが…
4F以下で展開のロンドンギャラリー取扱作品による
ガラスケース無しの展示がもう最高!
因みに2度目の鑑賞時は閉館間際だったため、
1〜3階にて展示されていた古美術品の数々(根来や仏像)を
ロンドンギャラリーの方々が一旦撤収していた様子も見られたり…
出来ることなら、来年以降
再度同様の企画が開催される事を願ってやみません。





大西麻貴女史構成による、木箱の中に貼られたホンマ写真を
双眼鏡でピントを合わせつつ拝見…というスタイルが良かったです。
こちらも会期中にホンマ、大西、南後由和各氏との
鼎談が開催され拝聴。
海外の名建築・現代日本の若手ホープによる建築双方を堪能〜
(実はオペラシティAGのニュー・ドキュメンタリー展は
行けずじまいになってたり…恥恥恥)





「Seeing Itself」に続き、アーティスト×建築家のコラボ展を選出。
タイトルの「あるべきようわ」が正に体現・凝縮されてるかのような、
幅広く自由な作風のヴェネツィアン・ガラス作品は勿論の事、
これまでの資生堂ギャラリー開催展とは全く異なる趣に仕上がった、
「神殿」をイメージして構成の
青木淳建築計画事務所による会場構成も秀逸。
小池一子さんとのギャラリートークも拝聴でき、
予想以上に意義深い展覧会となりました。





恥ずかしながら、2年半前の初個展時以来の
ギャラリー個展・印刷作品鑑賞でしたが、
「あおひー史上、最強の展示」と謳うご自身のアピールに全く違わぬ、
より強まった独創性には大変惹かれました。
年明けに同ギャラリーで開催の
ニューイヤーセレクション展にも期待!





こちらも第3クォーターベストでは圏外ながら、今回逆転で選出。
椅子を始め、その他の家具、文具、酒類、仏具、
鶴見つばさ橋に至るまで、半世紀近くの間に手掛けられた
様々な作品の数々が公開されてました。
こちらも会場構成は建築家の方々(トラフ建築設計事務所)。
やや薄暗い空間の中、迷路のように開口された箱が数多く並び、
その中に作品を配置する形での会場構成も◎。





昨年の個展に続き、2年連続での選出。
ぱっと見だと似たような風景を撮影し続けているように思われても、
毎回毎度、どこかしらに
新たな発見を感じさせてくれるのが嬉しいところ。
写し出された美意識も、
毎回毎度、異なるものを感じさせてくれます…





3月11日の午後、それも初訪時に
館内で東日本大震災の大揺れを味わった
関内駅前・横浜市民ギャラリー。
それから奇しくも丁度7ヵ月後に拝見した、
3人の女性作家さんによるグループ展。
(この日の14時46分も館内にいて、
実は目立たないところで黙祷を捧げた)
ミヤケさん荒神さんは震災題材の作品を出品。
特に荒神さんはパスタ製大インスタレーション1作勝負!
今迄なかなか観る事が叶わなかった、曽谷さんの独特水描写も◎。
そして多数多彩な出品で魅了させてくれたミヤケさん、
Bunkamuraギャラリーにて現在開催中の個展にて
ややスケールダウンながらも(故にこちらは選出に至らず…)
改めてその創作振りの数々を垣間見せております。
(特にアクリル板に刻まれた影文字にて展開の「詩」に惹かれた)



 美術館編はまた後ほど。

回顧2010/美術館編

回顧2010、
続いては美術館編であります。



「エレメント」
構造デザイナー セシル・バルモンドの世界


いきなりの「オレならでは」選出展(汗)
数cm四方のH字型金属プレートと
細めのチェーンのみで築かれた《H_edge》や
ラストで漸く登場の各建築他プロジェクト展示も良かったんですが、
前半の垂れ幕迷路の中で数多く記されたメッセージやら絵図…
大して理解出来ないにも関わらず
ついついじっくりと見入ってしまいましたw


向井潤吉展 わかちがたい風景とともに

世田谷美術館に行く度に、
アトリエ館の告知があって気になってはいたものの、
なかなかその全貌を知る機会を得られなかった
風景画家の回顧展。
日本橋高島屋で漸く念願が叶えられました。
戦前期の模写やフォービズム影響下から
戦後~晩年の国内外古民家画に至るまで大いに堪能~
その後4月に再開されたアトリエ館にも初めて行けたり。
一方で、弟で彫刻家の良吉氏が9月に他界。
御冥福をお祈り申し上げます。


フセイン・チャラヤン
ファッションにはじまり、そしてファッションへ戻る旅

様々な趣向が凝らされた服飾作品は勿論の事、
それ以上に力の入った(ようにも感じられた)映像作品や
インスタレーションの数々には圧倒。
作家ご本人×長谷川祐子女史の対談も拝聴でき、
早めに並んだ甲斐がありました。


伊藤若冲 アナザーワールド
静岡
千葉

静岡前期・千葉前後期と、
どちらもやや遠距離の開催ながら、計3度も鑑賞。
小林忠・辻惟雄両氏の講演までも拝聴と、
日本画にはだいぶ疎くてあまり展覧会にも行ってなかった自分を、
大いに魅了させてしまう内容とボリューム。
《象鯨図屏風》《菜蟲譜》《仙人掌群鶏図》…
その奇想ぶりと独特の視点・描写力に改めて驚嘆。


ザ・コレクション・ヴィンタートゥール

ゴッホ、ルノワールその他ビッグネーム作家は勿論の事、
しつこいようですが、地元である
スイス人画家たちのレベルの高さに惹かれたんですよね…。


藤森照信展
諏訪の記憶とフジモリ建築

こちらもご本人のギャラリートーク開催に合わせて
はるばる茅野まで行って鑑賞(その後北参道・GAギャラリーでも鑑賞)。
御氏名や作品名を知っていても
詳細をあまり 無かった、
独特の設計センス&路上観察学会の活動を存分に展開。
展示室外上空で揺れていた空飛ぶ泥舟の
入室には間に合わなかったものの、
神長官守矢資料館にぎりぎり入館できたり、
その奥に聳える高過庵が見上げられたりと
美術館退出後の思い出も鮮明。


田中一村 新たなる全貌

ミーハーと思われようが言われようが、
どうしても選出してしまう展覧会。
「閻魔大王への土産」2作の中では、
《アダンの海辺》の方が自分好みであります。
加えて千葉→奄美での過程で、
特に「鳥の描写」が大きく変化。
リアルさよりも可愛さの方に重きが置かれるようになった点が
より興味深く思えたり。


ドミニク・ペロー 都市というランドスケープ




小谷元彦展 幽体の知覚

昨年のネオテニー・ジャパンで観た写真
《ファントム・リム》に始まり、
画像でばかり観てきた《New Born》
新作の巨大映像作品《インフェルノ》etc...
年明けにメゾンエルメスで拝見の《Hollow》シリーズは
何倍にもパワーアップされての展開。
そしてラスト、夜景をバックに貼られたスクリーンに映し出される
生々しいシャボン玉…


船→建築 ル・コルビュジエがめざしたもの

最後も「オレならでは」選出ですw
規模的には決して大きくはないんですが、
ル・コルビュジエや山田守らが客船からどれだけ影響を受けたのか?
客船が建築に影響を与えてきたのか?を探っていく、
今までになかったであろう視点からの展開に
目から何十枚の鱗が落ちたことかww
4月までのロングラン、入場料格安、オレ宅から比較的近距離…
今後も何度か観に行きたい展覧会。


そんでもって
こちらでも特別賞

内藤 礼
すべて動物は、世界の内に
ちょうど水の中に水があるように存在している


観終わってだいぶ経ってから、じわじわ~と効きつつある展覧会。
誰一人として真似しない・出来ないであろうその内容に加え、
普段まず入る事の叶わないショーケース内に入り
作品世界を体験、という試みも◎。
10月開館の豊島美術館、
行けるのはどれ位先になりますかねぇ…


佐藤雅彦ディレクション
“これも自分と認めざるをえない”展


美術品のものとは大きく一線を画す形で展開された(ように思われた)、
内藤礼展以上に来場者の「体験」が求められた展覧会。
そーいえば内藤作品出品が中止されたんでしたw
開催初日夜に行ったのみで以後行かずじまい、
しかも2,3点体験できなかったものがあったのはちと後悔。


アイヌ-美を求める心

建築各展とは別の意味で「オレならでは」展覧会。
他のブログさんTwitterさんレビューも、
未だ殆ど拝見したことがなかったり
(汗…どこかしらで書かれていたらすみません)
地元にいてもまず観たり知ることが無かったであろう
アイヌの民俗衣装や民具をこれでもかと紹介。
加えて日本とスイス、両国で彫られた
木彫り熊の可愛らしい事…w


石上純也―建築のあたらしい大きさ

ギャラリー編で資生堂開催分をベスト10に加えましたが、
こちらでは特別賞扱いということで(汗)
資生堂でのギャラリートーク内容の一部が
眼前にこれでもかとばかり登場~
ラストの《雨を建てる》ワイヤーの
余りの細さには仰天…



ところで、画伯と同郷なくせに、
大っ変に申し訳ない、
長谷川りん二郎展を選外にしました。

うーん、後半途中・《猫》直前まで静物画だらけだったのが
個人的にどーにも引っ掛かったもので…
加えて、ブログをこのまま継続するかどうか
悩んでいた時期とも重なってて、
感想がまるで上手くまとめられずに終わってしまった次第。

それと、
オルセー美術館展やゴッホ展のビッグネームも…(会場も同じ)
その内容以上に、
あまりに混雑しまくりのイメージが強過ぎて…


そんなこんなで、既に半日近くが経過した2011年。
皆様にとって、幸せな1年となりますように

回顧2010/まずはギャラリー(無料展)編

えーブログのログインも更新も、
恐らくおよそ7ヶ月ぶりであります(恥恥恥)

今年・2010年は6月のFIFAワールドカップ開催時より
完っっっ全にTwitterに移行・専念
リンクや画像の貼り付け、フォント操作等々
ブログに纏わるあらゆる行為が
うざくて面倒でならなくなってしまいました…
orz

けれども流石にこればっかりは
ブログで発表すべきものではないかな~ということで…

2010年・minamimusashiベスト展覧会

今年はギャラリー(無料展)編美術館編とに分割して選出。

昨年同様にランク付けせず、鑑賞順に挙げてまいります。



上出・九谷・惠悟展 『九谷焼コネクション』

これっほどまで笑える・楽しい陶芸展があったとは…
今年まだ三十路の上出氏ですが、
御年131歳・ちゅう右衛門翁ともどもw今後の活躍に期待。
両氏Twitterもなさってました→
年跨ぎ開催のCLASKA開催分も早く観なくては…
(4日(火)11時より再開)


山口英紀展

写実的でありながらも、
手描きの良さを全く失う事の無い不思議な世界観と
大変に丁寧・念入りな製作過程には頭の下がる思い。
在廊されていたご本人も、
腰の低い好青年といった感じの画家さんでした。
その後同じ新生堂開催分や
汽球人間展@LOWER AKIHABARA
やはり年跨ぎで開催中のネオ・リアリズム@Bunkamuraギャラリー
(2日(日)10時より再開)とグループ展でも作品を観てきたけど、
その技量・独特の世界は他画家さんたちとは別格中の別格。


竹原義二 素の建築

御氏名も作品も恥ずかしながら
全く知らなかった建築家さんだったけど、
3Fに組まれた400本もの無垢柱梁と
その周囲に貼られた大量の手書き図面、
そして4Fの什器いっぱいに置かれた、
約150にも及ぶ模型は圧巻でした。
こちらも2度目の鑑賞時に、御本人のギャラリートークを拝聴。


寺崎百合子 音楽

鉛筆とご自身の手のみを駆使して描かれた、
バイオリンやパイプオルガン。
シンプルながら、山口英紀作品ともまた異なる超絶描写。


石上純也
建築はどこまで小さく、
あるいは、どこまで大きくひろがっていくのだろうか?


地下フロアいっぱい+吹き抜け先の天井までも用いて
陳列された繊細模型・凡そ60…ですが、
数的には竹原展の半分にも及ばないんですよね(汗)
とはいえ、数多くの発想・思索ぶりをじっくりと垣間見られた点において、
その後参加のギャラリートークを拝聴したり、
12月に行った豊田市美個展を鑑賞した上でも大いに参考に。


森山大道 「route.20」 「津軽」

昨年も別会場開催の旧作個展を選出しましたが、
デジカメカラー撮影の新作展と
モノクロフィルム撮影のほぼオール旧作展。
30年以上の時を経ても、
根底が(良い意味で)変化しない凄さが窺えた一方で、
リコー→オリンパスへの電撃移籍には驚かされましたw


岩崎貴宏 Phenotypic Remodeling(PDF)

お馴染み?の布からタワーだけに留まらず、
紙袋やロゴ入りパッケージ、
レシートその他諸々使ってのファスト風土表現
+木の枝道路地図と、
今後の創作ぶりに大いに期待が持てそうな作品の数々。


中山ダイスケ「Ornaments」

折角画家さんが丹精こめて?描いてきたであろう
風景画や静物画の上に、色とりどりにべたべたと…www
修復・復旧は比較的容易に出来そうでしたけど。
こちらも、作家さん&飼い犬ちゃんが在廊されてました。
(有名女優である御夫人は流石に不在)


幕末の探検家 松浦武四郎と一畳敷展

「一畳敷」関連に全く留まらない、
ギャラリーの狭さをまるで感じさせない展示量と濃内容。
会期前だったにも関わらずw
予想以上に長く居座ってしまいました。


『複合回路』Vol.5 青山悟展

独特~の写実刺繍画が気になりながらも
なかなか観る機会が叶わなかった御本人作品に加え、
対象的なタッチの洋画を描いてきた
祖父の故・龍水画伯の油彩画との絶妙コラボ。
照明が大幅に抑えられた薄暗い展示空間も◎でした。



特別賞:

デザイナーズ集合住宅の過去・現在・未来 展

開催期間が短かったせいもあり、
全く書けず呟けずだったんですが…
3月寒い中で平日休みに行ってかなり印象に残った展覧会。
前半のデータやグラフによる首都圏関連の資料、
世界各地の「デザイナーズ集合住宅」とその歴史
石上純也、長谷川豪、若松均の各氏らによる模型等々、
意外なほどにバラエティに富んだ内容でした。


山口晃氏の一連の活動:
G-tokyo 2010「柱華道」
いのち丸
東京旅ノ介
これまでの創作活動の内容も踏まえつつ、
新しい試みを見せてくれた「柱華道」に「いのち丸」
3日前に見たばかりの「東京旅ノ介」(特に露電)
そして何より、Takさんがお忙しい中で企画して下さった
U-stream生中継@市ヶ谷ミヅマと、
忘れられない1年となりました。




以上、何展か有料のものが混じってしまいましたが…
こーして見ると
「作者御本人在廊」とか「ギャラリートーク拝聴」
といった個展が多くて、何だか
ミーハー極まりない選出となってしまいましたな…(汗汗汗)

美術館編はまた後ほど。
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