そして美術館・博物館編

結局今年も10展には絞りきれず
12,3展覧会を選出
それも何時にも増して、
他のフォロワーさんと被る展覧会が多いですw
自分なり選出も結構ありますけど。


坂茂―建築の考え方と作り方

http://twilog.org/minamimusashi/date-130502
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%9D%82%E8%8C%82&ao=a
 
春の大型連休・暦の上での“谷間”の平日に
水戸まで高速バスで行って拝見。
極めて多くの国々・民族・立場にある人々を対象として、
紙・木・ガラスといった素材をその目的や土地の特性に合わせて
考案・活用し、実現に至る過程が様々な面で登場。
有料展覧会ながら、全展示撮影可能という点も
過去にまず覚えが無く、嬉しい配慮でした。



http://twilog.org/minamimusashi/date-130605
http://twilog.org/minamimusashi/date-130629
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%B2%B3%E9%87%8E%E4%BF%9D%E9%9B%84&ao=a

近代日本美術好きなら必見必観の充実内容!
(年明けには河野さんの地元・福島県美にも巡回)
念願だった関根正二作品の多数鑑賞に、
大半が昨年度回顧展でも出品されなかった松本竣介…
その他半世紀程の間に築き上げたコレクションから
様々な想いや趣向が感じされられました。
6月だけで二度鑑賞も、美術館HPで「展示替えあり」と告知していながら
その様子がまるで見られなかった点はちょっと残念…
(館の職員の方々に尋ねなかった自分もいけないのだけど)


夏目漱石の美術世界展

http://twilog.org/minamimusashi/date-130531
http://twilog.org/minamimusashi/date-130601
http://twilog.org/minamimusashi/date-130622
http://twilog.org/minamimusashi/date-130626
http://twilog.org/minamimusashi/date-130706
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%23%E6%BC%B1%E7%9F%B3%E7%BE%8E%E8%A1%93&ao=a


これまで読んできた今年の展覧会振り返りの中でも、
有識者の皆様、一般アートクラスタ・ブロガーの皆様問わず
評判極めて良好の展覧会ですが、
自分でも1館1展覧会鑑賞4度と、過去最多タイを記録。
漱石小説を読んでいなかった人でも
充分楽しめてこれから読むきっかけとなり、
(恥ずかしながら私もその一人…)
愛読してきた人には尚更楽しめる優良展覧会だったと思ってます。
今後別の小説家と美術世界との関係を探る
展覧会の企画・開催にも期待!


アンドレアス・グルスキー展

http://twitter.com/minamimusashi/status/363248226415030272
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC&ao=a

会期前半の金曜夜間に、
1時間半程度居たかどうか?という
僅か65枚の作品内容・そして空間構成という中、
一体何処から何処まで真実なのか?加工なのか?
という点が眺めているうちにどんどん分からなくなってきて、
作家の術中にまんまと嵌められ、
巻き込まれまくってしまったような

極めて不思議な体験を味わされた”写真展”。
新美での再鑑賞が果たせずじまいだったので
年明け大阪への巡回にできれば改めて…!?
とは思うけど、実現の可能性極めて低し…


http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%93&ao=a

建築に代表されるル・コルビュジエの業績の中でも、
絵画・彫刻といった美術に焦点を当てて展開。
その作風に否定的な意見もTLでかなり見られたものの、
PRの地味っぷりとは裏腹の充実内容には大変好感!
ボーシャン、デュビュッフェ、従兄ステールといった、
独学であったり中高年期からの活動画家にも
注目の目を向けていた点は
6年前の森美術館回顧展や読んできた関連書籍でも
知らなかった(もしくは言及されなかった)事実でした。


戦争/美術 1940-1950
モダニズムの連鎖と変容


http://twilog.org/minamimusashi/date-130806
http://twilog.org/minamimusashi/date-130807(以上前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130926
(後期)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%88%A6%E4%BA%89%EF%BC%8F%E7%BE%8E%E8%A1%93&ao=a

開催を知った時点でベスト入りは濃厚だったけど、
奇しくも8月6日・広島原爆投下の日に前期拝見してほぼ確定。
丸木美術館の『原爆の図』が大きく取り上げられていたり、
藤田嗣治や山口蓬春の戦争画が東近美無期限貸与分より出品の中、
自館所蔵・寄託(画家の)作品が9割程を占め
(神奈川他公立館からもやや多め)、
鎌倉館の62年に及ぶ歴史と、
葉山館の広大展示室の双方を活かす形に。
昨年ベストに選出の『実験場1950s』ともまた異なり、
プロパガンダ・左翼性薄めで
あくまで美術メインの構成となっていた点も◎。

 

http://twilog.org/minamimusashi/date-130904
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%B9&ao=a


7年前の東博平成館以来のプライスコレクション鑑賞。
当時は展覧会でメモったり出品リストを貰う事を
習慣づけてなかったのもあり、
改めて観ていくと、もう新鮮かつ驚愕の連続。
若冲や芦雪も勿論良かったけど 、
抱一や其一・守一親子といった江戸勢中心に、
琳派の名作をあれほど多数お持ちでいたとは…。
プライス御夫妻の審美眼・そして大英断には本当に感謝!


竹内栖鳳展 近代日本画の巨人

http://twilog.org/minamimusashi/date-130911
http://twilog.org/minamimusashi/date-131010

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E6%A0%96%E9%B3%B3&ao=a

昨年山種美術館でも観られたものも結構あったけど、
栖鳳作品のみに絞り、大作屏風多数出品という事で
全くの別回顧展に。
“鵺派”と揶揄された事もあった作風は
琳派っぽい水流線や滲みが見られるかと思えば、
南画風の岩山や樹木描写もありで、
晩年に差し掛かると抽象表現に近いものまでも。
各作品の材質と技法の記載が
リストやキャプションに一切書かれなかった点は不満だったけど、
全般的に観ていくと、今年最大級の良回顧展だったように思います。

 

http://twilog.org/minamimusashi/date-131011
http://twilog.org/minamimusashi/date-131012
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%A6%E3%83%9C%E3%83%83%E3%83%88&ao=a


和の良回顧展が竹内栖鳳なら、
洋の良回顧展はこちら。
兄絵画63点・弟写真100点の事実上『カイユボット兄弟展』で、
当初の想像と期待を”良い意味で”裏切られた格好。
画風・生涯いずれも
自分TLではかなり賛否が分かれるものではあったけど、
「都市の印象派」ながら、鄙びた田園風景画の方が
光反射の描写には大変惹かれるものがあり、
今回ベストに選出しました。


かたちとシミュレーション
北代省三の写真と実験


http://twilog.org/minamimusashi/date-131107
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%8C%97%E4%BB%A3%E7%9C%81%E4%B8%89&ao=a


こちらもさらなる良回顧展。
実験工房時代のAPN(アサヒ・フォト・ニュース)より始まり、
グラフィック集団や『アサヒカメラ』連載・未知のビジョンで
写真家としての地位や手腕を確立も、
万博を機に、カメラ自作に凧・模型飛行機の
制作・研究・著作発表という形へと転換していった生涯を、
作品のクオリティや個性までも低下していった面も含めてじっくり。
映像作品があまり観られていなかったり
「会期中、一部展示替え」ありとの事なので、
年明けに生田緑地まで(少々疲れるけどw)足を運びたいところ。


実験工房展
戦後芸術を切り拓く

http://twilog.org/minamimusashi/date-130128(鎌倉前期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130227
(鎌倉後期)
http://twilog.org/minamimusashi/date-131128(世田谷前期)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%AE%9F%E9%A8%93%E5%B7%A5%E6%88%BF&ao=a

その北代省三が所属していた実験工房。
巡回1館目の鎌近とほぼ時を同じくして結成(厳密には1日違い)。
美術・写真・音楽・映像…様々なジャンルに及ぶ
芸術活動作品が充実の資料と共に。
こちらは音楽鑑賞があまりできていないので、
年明けに砧まで(岡本太郎美術館よりは幾分ましw)
また足を運びたいところ。


山口晃展 画業ほぼ総覧
―お絵描きから現在まで


http://twilog.org/minamimusashi/date-131205
http://twilog.org/minamimusashi/date-131217

http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E6%99%83&ao=a

自分が観てきた中でも、恐らく過去に開催された中でも、
弱冠44歳の画伯最大規模の個展。
幼児期のお絵描き〜現在に至る大活躍ぶりを、
周りの方々の良き理解にも大変恵まれてきた事を感じさせつつ展開。
著書や参考文献をほんの僅かしか読めていないので(恥)
来年は文章面における人間・山口晃により注目したいです。


そして今年も、
特別賞を何展か選出
極っめて強引な形ではありますが…w


今村紫紅展―横浜のいろ

http://twilog.org/minamimusashi/date-131202
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%BB%8A%E6%9D%91%E7%B4%AB%E7%B4%85&ao=a

生誕140年記念 下村観山展

http://twilog.org/minamimusashi/date-131209
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E4%B8%8B%E6%9D%91%E8%A6%B3%E5%B1%B1&ao=a

http://twilog.org/minamimusashi/date-131203
(三溪園1)
http://twilog.org/minamimusashi/date-131204
(三溪園2)

横浜で大宮で、
近世〜近代に至る日本画史の流れを展開する展覧会が相次いだ今秋。
個人的には『狩野派と橋本雅邦』が
埼玉県立歴史と民俗の博物館デビューだった事もあり、
最も自分好みではあったけど、
この際だから4展ひっくるめてw
特別賞として選出しました。


「キングの塔」誕生!
―神奈川県庁舎とかながわの近代化遺産―

 
http://twilog.org/minamimusashi/date-130814
(前期+神奈川県庁本庁舎公開)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130816
(夜間公開・映像投影)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130907
(増田彰久氏の講演『日本の近代化遺産を歩く』)
http://twilog.org/minamimusashi/date-130914(後期)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%81%AE%E5%A1%94&ao=a
 

http://twilog.org/minamimusashi/date-131219
http://twilog.org/minamimusashi/date-131214
(シンポジウム『坂倉準三と神奈川県立近代美術館』)
http://twilog.org/minamimusashi/search?word=%E5%9D%82%E5%80%89%E6%BA%96%E4%B8%89&ao=a

元々建築展覧会鑑賞は洋の東西・新旧問わず好きですが、
近代建築は特に自分好み。
現在までのところ、同じ神奈川でも
天と地ほどまでに極端な扱いを受けている、
神奈川県庁舎(本庁舎・新庁舎共に)と
神奈川県立近代美術館 鎌倉館(本館・新館共に)ではありますが…
どちらも建設された地でこのまま
未来永劫ずっと存続し続ける事を願い

2展併せて、特別賞に選出します。


その他惜しくもベストから漏れてしまったものの、
2013年特に印象深かった展覧会を以下に↓

・いつか見た風景 北井一夫
・田中一光とデザインの前後左右
・戦後の出発展 1945年以後 混乱と希望の時代
・勝坂縄文展
・MOTアニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる
・歌舞伎|江戸の芝居小屋
・HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION
・カリフォルニア・デザイン 1930-1965“モダン・リヴィングの起源”
・日本の民家一九五五年 二川幸夫・建築写真の原点
・会田誠展 天才でごめんなさい
・エル・グレコ展
・奇跡のクラーク・コレクション―ルノワールとフランス絵画の傑作
・山口晃展〜付り澱エンナーレ 老若男女御覧あれ〜
・生誕100年 桂ゆき ある寓話
・日本近代前衛絵画史 一九一〇年代→一九四〇年代
・池袋モンパルナス 歯ぎしりのユートピア 
・国宝 大神社展
・龍村平藏「時」を織る。
・「暮らしと美術と高島屋」展
・美の競演 京都画壇と神坂雪佳
・夜明け前 知られざる日本近代写真史 北海道・東北編
・アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密
・ファインバーグ・コレクション展 江戸絵画の奇跡
・牧野邦夫―写実の精髄―展
・ラファエロ
・テーマにみる近代日本画―その豊かな世界―
・生誕140年記念 川合玉堂―日本のふるさと・日本のこころ―
・レオ・レオニ 絵本のしごと
・和様の書
・米田知子 暗なきところで逢えれば
・浮遊するデザイン―倉俣史朗とともに
・〈『装苑』発刊77周年記念〉『装苑』と「装苑賞」その歩み
・藤本壮介建築プロジェクト展
・鴎外と画家原田直次郎〜文学と美術の交響
・光悦―桃山の古典
・龍子がめざしたもの
・川瀬巴水―生誕130年記念―
・五線譜に描いた夢 日本近代音楽の150年
・印象派を超えて―点描の画家たち


以上2013年も大変長々とした記事となってしまいましたが、
最後までお読みいただいた皆様、
どうも有難うございましたm(__)m

明日からの2014年、
皆様にとって良き一年となりますように。