2026年09月15日 11:37

かなり前に書いたヤツ・・・

50代以上の人にしか分からないマニアックなネタ満載となっています。

ぶひょ!


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1億8000万人の異種格闘技ファンの皆様、お待たせしました。

本日はドリームマッチ、サーファー代表、真木蔵人vsボクサー代表、片岡鶴太郎の 仮想 異種格闘技戦を後楽園ホールよりお伝えいたします。

実況は、元サーファーのケン。解説は、田舎のサーファー界伝説の男カリ・スマクンです。


ケン 「大変なことになりました。どちらもタレントである二人が、リング上で対決することを誰が予想したでしょう。」

カリ 「そうですね。新宿コマ劇場の楽屋で2人が鉢合わせし、『ガンを飛ばした、飛ばしていない』と言い合いになり、このようなことになったそうです。」

ケン 「まあ、レベルの低い戦いになるでしょうね。ところでコマ劇場の仕事はナンだったんでしょう?」

カリ 「森光子座長の 『オンナ水戸黄門 鼻毛の奥まで』という舞台だったそうです。」

ケン 「ウワッ、見たくねェ。・・で二人の役柄は・・?」

カリ 「真木は、地元のかんざし職人の勘当息子 波乗り助作。鶴太郎は、オンナ水戸黄門の連れの プッツン八兵衛役だそうです。」

ケン 「はあ〜??」

ケン 「さあ、いよいよ二人の夢の対決が始まろうとしています。真木は、トップサーファーですから、パドリングで鍛えた丸太ん棒のような腕が武器です。一方 鶴太郎は、プロボクシング B級ライセンス保持者。ただ一度も試合をせずに、ライセンスだけもらったという噂があります。」

カリ 「それを言ったら、サーファーは怪しいヤツばかりですから、どっちもどっちでしょう・・」

ケン 「そうですね、でも鶴太郎のあのポッコリおなかを見ると、全然鍛えてなさそうですね。」

カリ 「う〜ん、見た目は真木が有利ですかね・・」


『カーン!』

異種格闘技戦 真木蔵人vs片岡鶴太郎のゴングが鳴りました。

ケン 「おおーっと 鶴太郎、いきなり両手を前にブランとさせて、あしたのジョーがよく使った 両手ぶらり作戦に出ました。(分かる人だけ分かってください)あっ 何かを言っています。」

鶴 「オニー、いいよ。オニー、その調子・・・。」

カリ 「元世界王者の鬼塚のセコンドについていた時、鶴太郎がカン高い声で言っていた言葉です。」

ケン 「真木はさすがに気味悪がって近づきません。」


ケン 「両者にらみ合ったまま1分が過ぎました。さすがにレフリーが両者に戦うよう促しています。」

ケン 「あ〜 真木がついに痺れを切らして、飛び掛りました。おおっと、鶴太郎が口から何か赤い液体を、真木の顔に吹き付けました。」

カリ 「これは赤い絵の具のようですね。鶴太郎は画家もやっていますからね・・。しかし、役者・画家・ボクサー・・どれをとっても、中途半端な才能ですね・・・」

ケン 「さすが根性無しの鶴太郎、反則でもなんでもやるんですね。」

ケン 「そして鶴太郎、今度は真木の肩に噛み付きました。えーと カリさん、鶴太郎はボクサーのはずですよね〜?。」

カリ 「でも一度も試合をやらせてもらえなかったということは、協会も認めたダメボクサーということではないでしょうか。いわゆるボクシング界の広告塔だった訳ですね・・。」

ケン 「なるほど、宗教界の桜田淳子みたいなものですね。あ〜、今度は真木がトランクスの間から何かヒモのような物を取り出しました。それを鶴太郎の首に巻きつけています。」

カリ 「あれはサーフボードにつけるリーシュコードですよ。絶対に切れないと言われていますが、古くなると時々切れます。シーズン前には要チェックですね。それにしても、真木も反則グッズを用意していたんですね。」

ケン 「鶴太郎は苦しそうです。目ん玉を白黒させています。しかし、噛み付いたまま離れません。異様な光景になって来ました。」


『カンカンカンカン・・・』

ケン 「おーっと ゴングが鳴りました。両者反則による失格ということらしいです。」

カリ 「う〜ん 男同士の戦いとしては、とても恥ずかしい結果になってしまいましたね。」

ケン 「あっ 女性がリングに上がり、レフリーに激しく抗議をしています。あれは誰でしょうね?」

カリ 「真木の母親の前田美波里ではないでしょうか・・。しかし、いつまでたっても若いですね。還暦近いという噂が有りますが・・・」

ケン 「前田美波里が髪を振り乱して抗議しています。最初に反則をしかけたのは鶴太郎ですから、当然といえば当然です。おーっと、美波里の髪の毛がズレました。」

カリ 「あれは女性専用のヅラですね。そういえば彼女はヅラのCMをやっていますからね。髪のボリュームを気にしていたんでしょうね。」

ケン 「ヅラがずれたのを気にして、前田美波里は逃げるようにリングを降りました。」

カリ 「やっぱりミスコン上がりは、見た目を気にしますからね・・。しかし、母親の愛とはあんなものですかね・・」

ケン 「あ〜、今度は前田美波里を追って鶴太郎がリングから降りました。何か叫びながら欽ちゃん走りで追いかけています。」

鶴 「お〜い、美波里ちゃん。一回やらして〜・・、お願いだから・・」

カリ 「前田美波里は、バラが咲いたのマイク真木の嫁さんですから、人妻ですよ。人妻はいいですよ・・」


ケン 「何を言ってるんですか、でも大変なことになりましたね。次回はフォークシンガー マイク真木vs人妻キラー 片岡鶴太郎ということになりそうです。」

以上 異種格闘技戦 「片岡鶴太郎VS真木蔵人」を終わります。

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2026年08月06日 11:08

或る平日の昼食の時間・・

俺はいつものように 会社から50mほど離れた自宅に戻り 昼食をとっていた。

我が家と会社は 道を挟んで向かい合って建っているのである。

自宅の玄関を出て 30秒後には、会社の椅子に座っているという 非常に恵まれた通勤状況なのであった。

そして 俺の昼飯は カレー、牛丼、太麺焼きそば、豚肉の生姜焼き・・・ などの俺の好物5〜6種類のメニューが規則正しく繰り返されるのだった。

ここ20年以上前から メニューは固定されるようになった。


奥様が 毎日メニューを考えるのに飽きた結果 ほぼそういうことにしたのだった。

「私は 作るのが面倒くさいから 有るもので済ますけど、あなたはそうはいかないでしょ!? だったら いくつかのメニューを固定するようにして頂戴!!」と言うことになったのだ。

非常に合理的な奥様である。


この日の俺は レトルトカレーと冷凍ご飯を別々にチンして、野菜サラダと一緒に食べていた。

俺 「神田カレーグランプリシリーズは やっぱり安定の美味さだな・・・」

嫁 「あなたは そのシリーズ好きよね!!  私も買ってくるときに 迷わ無くて助かるわ!!」

俺 「このシリーズは 何十種類もあるから飽きないしね  ガハハハハ・・・」

嫁 「そうよね・・ でも最近 私 味覚が分からなくなって来たような気がするの・・・」

俺 「えっ!? そうなの 何か有ったの!!」

嫁 「実はね・・ 」

彼女の話を要約すると こんな感じだった。


外の物置にしまってある或るモノの強烈な匂いによって 臭覚が変になって来た。

ということなのだ。


その変なモノとは・・・・ そう 以前話したジャコウ鹿に関係有るモノである。


あの時の怪しい船乗りが持って来たもの・・・

それはジャコウ鹿の毛皮なのであった。

あいつは カナダ北部の或る港で、ジャコウ鹿の毛皮を仕入れて来たのである。

しかも まとめて5枚も・・・


以下 そのときのやり取り・・・

船乗り「5枚まとめて10万円!! いかがですか?? 旦那!! これは御禁制の品ですぜ!! 国際保護条約やワシントン条約で売買禁止となり・・・ なんたら かんたら・・・ 」

俺 「ちょっと待ってよ! それって販売しちゃまずいモノなんじゃないの?? だってワシントン条約違反なんでしょ!??」

船乗り 「そりゃ そうですが・・・ とっても珍しいモノですぜ!! 5枚も有れば 絨毯に出来るし・・・ もちろん毛皮のコートにも・・・ とにかく誰も持っていないハズですぜ!! ギャハハハハ・・・」

俺 「そりゃ 珍しいだろ!? でも そんなもの売買したら捕まるだろ!?」

船乗り 「バレればですけど・・・  まあ バレなきゃOKですよ! ブヒョヒョヒョ・・・」

俺 「ア ノ ナ! そんな危ないモノ 買うヤツなんて居ないだろ!!」

船乗り 「そう言わずに とにかく 一度見てくださいよ!! 凄い逸品なんですぜ!!」


「いいから帰れ!!」と言う俺の言葉を無視して 彼は 乗って来たバンに戻り、車内から そのブツを取り出し 抱えて持って来たのである。

事務所に持ち込んだ瞬間 部屋中に充満する甘い強烈な匂いが広まった。

この匂いは もしかして・・・

ジャコウ鹿って アノ????

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2026年07月30日 17:21

下請けグループの会議上で名前が挙がったマーさん!!

議長「そのマーさんて 汚れた作業服を着て 古いトラックに乗って来る人ですか???」

俺 「そうそう・・・ それで頭は短髪で 髭が伸び放題でした」

議長 「たぶん『日本ニ帰化シタ』と自慢してたでしょう!?」

俺 「あっ それも言っていましたね!! じゃ 間違いないですね!!」

議長 「ケンさんの会社と うちの会社は200�前幣緡イ譴討い泙垢茲諭�??」

俺 「そうですね! 宇都宮と日立だと たぶんそれぐらい離れていますね!?」

議長 「じゃ かなり 彼の行動範囲は広いですね!! でも『埼玉ノ大宮カラ来タ』と言っていましたから、あそこからなら同じ距離ぐらいかもしれませんけど・・!?」

俺 「そういえば そうかも・・・」

議長 「うちは超硬は1キロも無かったんですけど、古い機械から取り外した基板が10枚程あったので、それを見せたら 喜んで持って行きましたよ!! 何だか基板に使われている金属が『ドウトカコウトカ』言っていましたが・・・」

俺 「ああ ウチでもそんなこと言ってました。でも面倒くさかったから『そんなの無い!!』と言い張りました。ギャハハハハ・・・」

議長 「あの人たちは 金属製品だったら何でも欲しいみたいですね!!」

俺 「『古イ機械 無イカ??』とも言っていたけど、『うちの機械は最低でも10トン以上あるよ!』と言ったら ビビッてましたけど・・・ 」

議長 「そうでしょうね! 2トンくらいのトラックじゃ 手も足も出ませんよね!!」


俺 「しかし あの行動力は凄いですよね!! そのうち日本国中 全部 中国人に買われちゃったりして・・・!」

議長 「いや本当に あの神出鬼没ぶりは凄いですね!!」


このことは 今 地球上で日常的に起こっている出来事の一つだったのかもしれない!?


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2026年07月25日 08:45

俺の会社は ある大手金属部品メーカーの下請けグループに属している。

その下請けグループは 50社程の協力会社が お互いの親睦を深めるという建前で作っているが 隙あらば他社を出し抜こうと 虎視眈々と牙を研いでいる集まりでもある。

そしてそのグループは数か月に1度 親会社の会議室に集まり、その時々の問題点を話し合うのであった。


今回は 昨今のホルムズ海峡を巡る石油関係の諸問題についてが議題となっていた。

議長 「皆さん 今回は事前の連絡の通り、最近の石油入手についての状況を 各社簡潔に報告していただきたいと思います」

毎回 会議の前にメール連絡が有り、その時々のタイムリーな話題に関しての話し合いが行われるのである。

ほとんどの会社が 4月から6月にかけて一時的に流通が滞ったが 7月になって手に入りやすくなって来たという意見が続いた。

ただ 価格については かつて無いほどの高値安定状態が続いているという報告が多かった。

そして それとは別に 目を引いているのが超硬工具の価格であった。

(超硬とは 特殊な成分が含まれる金属で、金属切削加工には必需品なのである。

A社 「石油製品は3割から5割の値上げですが、超硬部品は2倍から3倍の価格になっています」

B社 「流通量もかなり少なくなってきました。今話題のレアアースのタングステンが含まれている関係だと言われていますね」

議長 「やっぱり! また中国関連と言うことですね!」

C社 「ええ・・ 現在においては タングステンに代わる金属は無いので、超硬工具はしばらく高値が続くみたいですね!」

みんなの表情が暗くなっているのを見て、少しでも明るい話題はないかと考え、俺は或ることが頭に浮かんだのである。

俺 「そういえば超硬工具は高くなりましたが、その使い終わった超硬を買い漁っている中国人の業者が この前 うちの会社に来て 20年以上貯めていた超硬を見せたら 目を丸くして 喜んで買い取っていきましたよ!! ブヒャヒャヒャヒャヒャ・・・」

A社 「えっ!? どのくらいの値段で???」

俺 「1キロ12,000円だったかな! 全部で200キロ近くあったような・・・」

B社 「ちょっと待ってください! それじゃ200万円超えるじゃないですか!???」

俺 「たぶん それぐらいになったかな!? なにせ20年分以上ですから・・・ ドヒャヒャヒャヒャ・・・」


すると その話を聞いていた議長さんが話に加わって来た。

「その中国人て 名前は何って言ってました??」

俺「たしか マーさんだったと思います」 

「えっ!?マーさん!?」

驚いた顔をした議長さん・・・

もしかして 知り合い???


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2026年07月15日 14:15

或る初夏の午後・・・

いつものように俺は会社の事務所で パソコンの画面を眺めていた。

ネットでは いつものように金価格が高値圏付近を・・・というニュースが流れていた。

(くそっ!! もしアノ時 欲をかいて売っ払わ無ければ 今頃 大金持ちだったのに・・・)

大した量でも無かったが 今売れば ウマい棒100本ぐらいは儲かった俺なのであった。ギャハハハハ・・・

そして また俺は 次の金儲けの話は無いかと 目を皿のようにして画面を眺めていたのである。


すると・・・

事務所のガラス戸の外に こちらを見ている怪しい人影が見えた。

マーさんは しばらくご無沙汰だし・・・ 誰だろう!?と老眼の目を細めて睨んでいると・・・

突然 「こんにちは〜!! 私 船乗りのジョーと言いますが、是非社長様に見てもらいたいものが有りまして・・・」とガラス戸を開けて話し出した。

しゃべる言葉は優しげだが 見ためはヤバ目の船乗りであった。

俺 「あっ 社長は 今 外出中だよ!! 今日は戻って来ないよ!!」

ジョー 「えっ!? 外出中ですか??? 困ったな・・・ いい出物が有るんだけどな・・・」

俺 「んっ・・・ いい出物??? どんな??」

思わず反応してしまった俺だった。

(結構 暇だったし・・・)

ジョー 「えっ 今 社長は外出中だと おっしゃいましたよね!?」

俺 「相手による・・・ ブヒョヒョヒョヒョ・・・」

ジョー 「じゃ あなた様が社長様ですか???」

俺 「そんなもんです。ギャハハハハ・・・」


ジョー 「実は かなり珍しいものを手に入れまして・・・」

俺 「珍しいもの??? どんな???」

ジョー 「世界的にかなり希少価値のあるものでして 国際保護条約で・・・ なんたらかんたら・・・」

(んっ 国際保護条約??? もしかして あのワシントン条約とか言うヤツ???)

ジョー 「カナダの或る港で手に入れたんですが・・・  ジャコウ鹿の・・・」

ジャコウ鹿???

なんとなく聞いたことが有るような 無いような・・・


俺は その不思議な話に興味を惹かれたのであった。

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2026年06月12日 15:19

ピーヒャラ ピー お腹が空いたよ〜〜

キャハハハハ・・・・

キッチリ フルコーラスを歌って踊り 最後のドラム音まで決めた彼女だった。


俺 「あっ 終わった??? じゃ 帰ってくれる??? 私は人を待ってるんで 暇じゃないんだよ!!」

敏江 「そっ そうですか・・・ でも 次もとっておきのダンスが有るんですけど・・・」

俺 「えっ!? 次もって あといくつネタが有るの???」

敏江 「あといくつと言われても 振りまで完璧なのは3つくらいですけど・・・」

俺 「完璧??? じゃ 完璧じゃないのもあるの?」

敏江 「ハイ! 10曲くらいは・・・ エヘヘヘヘ・・・」 


俺 「はっ あなた昼間は 何してる人なの??」

敏江 「昼間?? 一日中 お客さんの家の前で踊って 珍味を売っていますよ!」

俺 「それじゃ 警察呼ばれたことあったでしょ!?」

敏江 「ハイ・・・ 一度だけ有りました! 奥の部屋でお子さんが寝ているところでやったら 『子供が起きるから やめろ〜!!』と言われて110番されました。キャハハハハハ・・・」

(そこ 笑うとこじゃないから・・・)

俺 「とにかく 死んでも珍味なんて買わないから どっかに行ってくれ!!」

(何が悲しくて キチ〇イから珍味を買わなきゃならねえんだよ!! まったく・・・)


嵐が去って そのすぐ後・・・

入れ違いに マーさんがやって来た。

マー 「今ノ賑ヤカナ人 アナタノ知リ合イカ??」

俺 「知り合い??? そんなわけないだろ!! ただの通りすがりだよ!!」

マー 「仲ガ良サソウダカラ 私 テッキリ 友達カト思ッテ シバラク様子ヲ見テタアルヨ!! ギャハハハハ・・・」

俺 「勘弁してよ!! 中国じゃ あんな人 いっぱい居るの???」

マー 「見タコトナイアル・・・ タブン スグニ 公安ニ 連レテ行カレルナ!! 」

俺 「やっぱり! そこは世界共通なんだな!! ギャハハハ・・」


マー 「デ・・・ 貴金属 持ッテ来タカ??」

「ああ 少しね!」

そう言って 机の奥にしまっておいた袋を取り出した。

とりあえず100グラムぐらいの 指輪やネックレスなどが入った布袋だった。

その重みを感じたのか 彼の目がピカリと光ったのを見逃さなかった俺だったのである。



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2026年05月22日 10:07

貴金属を買い取りたいというマーさんを待つ俺・・・

時計を見ると 午後6時45分を回っていた。

社員たちが2時間の残業を終え、誰も居なくなった会社の2階の事務室・・・

(今 強盗が来たらヤバいな・・・)

大した量ではないが 最近の金の値上がりを受けて それなりの金額になるであろう指輪やネックレスを持って来ていたのである。


と その時 ガラスドアの外に怪しい人影が見えたのであった。

浴衣のようなものを着た若い女性・・・

頭のてっぺんを リボンを付けたゴムヒモのようなもので縛り、頬っぺたには真っ赤な渦巻き模様の化粧をしていた。

見るからにヤバいやつ・・・

キ〇ガイか!?

昔 どつき漫才で名を馳せた正司敏江・玲児の女性のほうにそっくりな姿だった。

(知らない人はネットで検索してください。あまりにおかしな姿にビックリします!???)


そんな奴が いきなり挨拶もなしにガラス戸を開けた。

敏江「こんばんは〜 北海道の珍味です〜!! 美味しいですよ! いかがですか???」

俺 「えっ!? 珍味売り??? この時間に・・・??? ここは会社の事務所だよ!!」

敏江 「ハイ 灯りがついていたのが見えたので 来てみました!! キャハハハ」

(テンション爆上げでしゃべる彼女・・・)

(もしかして 宗教???)

ときどき修行ために こんな姿で街を歩く人がいるらしいという噂を聞いたことがる・・・


俺 「ちょっと待ってよ!! よりによって珍味を 何でここで売ろうとしてるの??? 訳が分かんないよ!!」

敏江 「そんなこと言わずに 買ってくださいよ〜!! 美味しいですよ〜!!」

俺 「いらないから 帰ってよ!! 今 人を待ってるんだから・・・」

敏江 「それでしたら とにかく サービスで踊ります!!」

俺 「いや そんなの 事務所の前で踊られても迷惑だし・・・」

敏江 「それじゃ 始めます〜!! キャハハハハ・・・」

こちらの話を無視して踊り始める彼女だった。


ピーヒャラ ピーヒャラ おどるポンポコリン  ピーヒャラ ピーヒャラ・・・

振り付きで ちびまる子ちゃんを踊り始めたのであった。


ウワ〜〜ッ ヤバいやつに取り憑かれたかな!??

俺 「やめてください!!迷惑です!!」

敏江 「お腹が空いたよ〜 キャハハハ・・・」

目の前に繰り広げられる 魑魅魍魎の世界・・・

もしかして 俺 呪われている???


(マーさん 早く来てくれ!! こいつを何とかしてくれ!!)

俺は心の底からそう祈るのであった。

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2026年05月13日 17:31

総重量198キロの超硬を買い取って貰った1週間後の午後3時・・・


俺は いつものように 事務所のパソコンと向き合っていた。

すると また怪しい気配を感じたのだった。

事務所のガラス戸を コンコンと叩く音・・・

その音のするほうに顔を向ける俺・・・


すると そこには またあのマーさんのニコニコした顔があったのであった。

(えっ!? まさか また・・・)

立ち上がり ガラス戸に近づく。

それを確認して 戸を開けた彼・・・


俺 「どうしたの? もう超硬は無いよ!! ブヒョヒョヒョ・・・」

マー 「イヤイヤ ソレハ ワカッテルアル。 デモ 他ニ 何カアルカナト思ッテ・・・」

俺 「さすがに20年分の超硬を出したばかりだから 全然 貯まってないし・・・!!」

マー 「他ニ 何カ ナイカ??」

俺 「他にって言っても 例えば どういうやつ??」

マー 「使い終わったモータートカ 古イボール盤トカ・・・ 旋盤デモイイアルヨ!!」

俺 「そんなに都合よく マーさんの欲しいものが有る訳ないじゃない!?」

マー 「ソウカ ソウカ・・・ ソレジャ 金トカ 銀トカノ貴金属ナイカ!?? 指輪トカ ネックレストカ・・・」

俺 「貴金属??? そんなのも引き取るの???」

マー 「私 金属ダッタラ 何デモ OKナ!」

だんだん出張鑑定団みたいな雰囲気になって来た。


俺 「じゃ 今日の相場とかで買うの??」

マー 「モチロン! 田中貴金属ノ買取相場ガ ネットデ分カルアル。ソノ値段デ買ウアルヨ!!」

まさかのビッグネームの田中貴金属!!!

彼の口から その会社名が出るとは思わなかった。

田中貴金属の相場なら 全然問題ない!!

マー 「0.01グラムマデ分カル デジタル秤モ持ッテルアル」

そう言って 胸のポケットから取り出す彼・・・

(凄イナ! そんなのも持ち歩いてるんだ!? でも 俺も持ってるけど・・・ ギャハハハ・・・)

俺は 貴金属が大好きな星の下に生まれたらしい・・・ (占い好きな嫁さん談)

とにかくキラキラしたもの大好きなのだ!!

もしかしたら 今の仕事もその影響かも!?


とりあえず 昼間は無理だから 仕事が終わったあとの 事務所に来てもらうことになった。

(なんかギャングの闇取引みたいな雰囲気になって来た)


で その日の夜7時・・・

俺は会社の事務所で彼を待っていたのであった。


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2026年05月12日 10:22

会社の台車に電子秤を載せて戻って来た部長・・・

マー 「電子秤カ!? マチガイ無サソウアルナ!!」

俺 「ああ 1グラムまで正確に測れますよ!! ブヒャヒャヒャ・・・」

(何せ 1キロ12,000円なんだから 適当な秤じゃ心許ない・・・(-_-;))

俺 「このペール缶 1本で100キロ以上有るなら どうやって計るかな!?」

マー「少シヅツ分ケテ 計るアルナ!」

そう言い終わるや否や 部長が 20キロづつ小分けにしながら計り始めた。

そして 部品を入れる箱に どんどん計量が終わったチップを入れていく・・・

一つのペール缶の中身が5箱のプラ箱に移った。


すると もう一つのペール缶に交換し 計り始めたのだった。

俺 「もしかすると あと100キロ有るかな!?」

「タブン 90キログライアルナ!?」

プロの目を輝かしながら マーさんが答えた。

(ええと・・・ 190キロ×12,000円=228万円??)

スマホを取り出し 計算する俺・・・

えっ はっ そんな・・・


・・・・で 30分ほどかかって計量が終わった。

トータル198キロ!!

198×12,000=2,376,000円

苦節20年!!

やっと運が回って来た。



思わず踊り出したい気分になったのであった。

と その時・・・

後ろから 熱い視線を感じた俺・・・

振り向くと 部長がニコニコしながら俺を見ていた。

(あっ やっぱり そっ そうだよね!! これは全部 君のお手柄だよね!!)

俺が20年前に言った『とっといてね!!』という気まぐれな言葉を忠実に守って来たその執念!!

それが有っての200万!!

(分かった!! 悪いようにはしないよ!!)

俺は静かにテレパシーを送ったのであった。


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2026年05月09日 10:15

部長さんが開けたペール缶(20リットル)の中を見た俺・・・

そこには蓋ギリギリまで超硬チップが入っていたのだった。

俺 「えっ!? こんなにあるの???」

一片1センチにも満たない使用済み刃物が目イッパイ!!

(一体 何キロあるんだろう!?)

部長 「エ〜〜ト もう一つありますよ!! ヘヘヘ・・・」

その脇に置いてあるペール缶を指差す彼・・・

俺 「もう一つって・・・ やっぱり目イッパイ入っているの??」

部長 「いや こちらは8分目ぐらいですかね!? とにかく20年ぐらい貯めましたから・・・」

俺 「20年!??? そんなに貯めたんだ!?」

部長 「だって 社長が『貯めて置け』って言ったのが20年前ぐらいですよ!! ギャハハハハ・・・」

(いや 俺 そんなの とっくに忘れてたから・・・)


その2人のやり取りを 後ろで聞いていたマーさん・・・

何やら慌てていたのだった。

マー 「私 コンナニ貯メテル会社 初メテアル」

俺 「そうなの?? で キロいくらで買ってくれるの???」

マー 「ソウアルネ! 1キロ12,000円グライデ ドウアル!? タブン ペール缶1缶デ 100キログライネ!!」

俺 「えっ!? そんなになるの???(ひと缶100万以上!?)」

マー 「今 レアメタル 上ガッテルアル。超硬チップハ タングステンナド タクサン レアメタルガ入ッテルナ!! ブヒョ!!」

満面の笑みで答えた彼・・・

「キロ12,000円」はいいけど、彼がそんなに金を持っているようには見えない。


そんな不安な顔に気づいた彼は 作業着の胸元のポケットから丸めた札束を取り出した。

俺 「えっ!? そんなにお金を持ち歩いてるの??」

マー 「今 コレ 100マンチョット 持ッテルアルヨ!! 足リナケレバ 近クノ コンビニ 行クアルナ!!」

(そっ そうだよな・・・ あとから振り込みなんて とても信用出来ないからな・・・)

マー 「ドウスルアル?」

俺 「現金と交換ならいいけど・・・」


マー 「トコロデ シャチョサン 秤アルカ???」

俺 「30キロまで測れる電子ばかりが有るけど・・・ 」

マー 「ジャ ソレデ 測ルアル・・・」

部長「あっ それじゃ 私が持って来ます」

ずっと 俺たちのやり取りを見ていた彼が口を開いた。

俺 「それじゃ 持って来て!」


何しろ1キロ12,000円の取引である。

正確に計測しないと すぐに数万円の誤差が出る。


慌てて工場内の秤のところへ 急ぐ彼だったのであった。

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