2024年02月02日 08:00
15年前のサーフィン日記・・・
キャバヒロが完全にキャバクラ中毒だった頃の話・・・
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
南浜に着いた俺とK柳さん、Kジ君、TT君の4人・・
上級ロングボーダーのTT君は 波を見てちょっと不満そうであった。
K柳さんに 「俺は ここの波は好きじゃないんですよ!!」と小声で囁いている。
TT君は マニューバ系を得意とするサーファーである。
大きくボトムターンをして パコパコパコ・・(アップスンの音)、ザザッ プシュー(カットバックのスプレーの音)、パコパコパコ・・、ザザッ ザップン(オフザリップの音)・・
いつもこんな感じのサーフィンをしていた。(あちら側のサーファー!?)
南浜は 沖のリーフでブレイクした波が 分厚いスープとなって岸に向かって押し寄せる所である。
そのスープの手前の斜面を使って遊ぶポイントなのだ。
マニューバ系だろうが初心者だろうが 出来ることは限られてしまう。
真っ直ぐ乗ってくるか、多少左右に移動しながら乗ってくるかの違いだけである。
ましてやこの日は インサイドの横っ走りをするようなレギュラーのおまけも無かった。
南浜は 俺が好むポイントである。
上級者が喜ぶポイントであるはずが無い・・(ダハハハハ・・)
TT君の囁きには耳を貸さず 遥か沖を目指して一番先にパドリングを始めた俺であった。
テトラの沖・・、岸から200メートル地点で波待ちを始めた俺・・
入ってみると 見た目以上にサイズがあった。
(これだったらうまくすれば 岸まで乗れる!?)
しかし 何本かテイクオフするも、なかなか岸まではたどり着けない・・
何本目かの波を乗り 岸近くまで行ったときに、知っている顔がニヤニヤしながらパドルをして来た。
キャバヒロであった。
キャバクラ狂いの独身ロングボーダーである。(東京在住、実家はこちら)
正月に海で見かけた以来の久々の いじられキャラの登場だった。
キャバ 「デヘヘヘヘ・・・」
俺 「久しぶりだね!! またキャバクラに嵌ってたの?? ギャハハハハ・・」
キャバ 「ハイ! 嵌り狂ってました!! ドヒャヒャヒャヒャ・・」
俺 「正月明けは お店も暇で オネエチャンも営業かけてくるからね!!」
キャバ 「しつこいくらいにかけて来ましたよ!! ヘヘヘヘ・・」
俺 「その営業電話に いちいち出たんだ!?」
キャバ 「出ただけじゃなく 全部誘いに乗りました!! ハシゴですよ! キャバクラのハシゴ!! ギャハハハハ・・・」
俺 「ハハハハ・・ ハシゴかよっ!! ・・・って バカじゃないの!?」
キャバ 「やっぱり!? でも楽しいんですよ!! デヘヘヘヘ・・」
完全なキャバクラ中毒である。
特に好きなオネエチャンが居る訳でもないのに 呼ばれればどこの店にでも顔を出すという・・
彼は 年頃のオネエチャンと同じ空気を吸いたい症候群じゃないかと俺は睨んでいる。
「相手は誰でもいいから 若いオネエチャンのそばに居たい!!」と思う心の病気なのだ!
俺も その気持ちが分からない訳ではないが・・(汗)、彼の場合 かなり屈折している気がする。
その年で そう思うようになったら 完全にオヤジだぞ!!
キャバヒロ34才・・
キャバクラ通いの合い間にサーフィンをする男・・
俺と同じ匂いがする 完全にこちら側(ヘタレ)のサーファーであった。
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キャバヒロが完全にキャバクラ中毒だった頃の話・・・
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南浜に着いた俺とK柳さん、Kジ君、TT君の4人・・
上級ロングボーダーのTT君は 波を見てちょっと不満そうであった。
K柳さんに 「俺は ここの波は好きじゃないんですよ!!」と小声で囁いている。
TT君は マニューバ系を得意とするサーファーである。
大きくボトムターンをして パコパコパコ・・(アップスンの音)、ザザッ プシュー(カットバックのスプレーの音)、パコパコパコ・・、ザザッ ザップン(オフザリップの音)・・
いつもこんな感じのサーフィンをしていた。(あちら側のサーファー!?)
南浜は 沖のリーフでブレイクした波が 分厚いスープとなって岸に向かって押し寄せる所である。
そのスープの手前の斜面を使って遊ぶポイントなのだ。
マニューバ系だろうが初心者だろうが 出来ることは限られてしまう。
真っ直ぐ乗ってくるか、多少左右に移動しながら乗ってくるかの違いだけである。
ましてやこの日は インサイドの横っ走りをするようなレギュラーのおまけも無かった。
南浜は 俺が好むポイントである。
上級者が喜ぶポイントであるはずが無い・・(ダハハハハ・・)
TT君の囁きには耳を貸さず 遥か沖を目指して一番先にパドリングを始めた俺であった。
テトラの沖・・、岸から200メートル地点で波待ちを始めた俺・・
入ってみると 見た目以上にサイズがあった。
(これだったらうまくすれば 岸まで乗れる!?)
しかし 何本かテイクオフするも、なかなか岸まではたどり着けない・・
何本目かの波を乗り 岸近くまで行ったときに、知っている顔がニヤニヤしながらパドルをして来た。
キャバヒロであった。
キャバクラ狂いの独身ロングボーダーである。(東京在住、実家はこちら)
正月に海で見かけた以来の久々の いじられキャラの登場だった。
キャバ 「デヘヘヘヘ・・・」
俺 「久しぶりだね!! またキャバクラに嵌ってたの?? ギャハハハハ・・」
キャバ 「ハイ! 嵌り狂ってました!! ドヒャヒャヒャヒャ・・」
俺 「正月明けは お店も暇で オネエチャンも営業かけてくるからね!!」
キャバ 「しつこいくらいにかけて来ましたよ!! ヘヘヘヘ・・」
俺 「その営業電話に いちいち出たんだ!?」
キャバ 「出ただけじゃなく 全部誘いに乗りました!! ハシゴですよ! キャバクラのハシゴ!! ギャハハハハ・・・」
俺 「ハハハハ・・ ハシゴかよっ!! ・・・って バカじゃないの!?」
キャバ 「やっぱり!? でも楽しいんですよ!! デヘヘヘヘ・・」
完全なキャバクラ中毒である。
特に好きなオネエチャンが居る訳でもないのに 呼ばれればどこの店にでも顔を出すという・・
彼は 年頃のオネエチャンと同じ空気を吸いたい症候群じゃないかと俺は睨んでいる。
「相手は誰でもいいから 若いオネエチャンのそばに居たい!!」と思う心の病気なのだ!
俺も その気持ちが分からない訳ではないが・・(汗)、彼の場合 かなり屈折している気がする。
その年で そう思うようになったら 完全にオヤジだぞ!!
キャバヒロ34才・・
キャバクラ通いの合い間にサーフィンをする男・・
俺と同じ匂いがする 完全にこちら側(ヘタレ)のサーファーであった。
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2024年01月31日 08:00
腹の出たオネエチャンが多かった(!?)キャバクラ「マタニティー」を出て ガールズ・バーに向かう4人であった。
お上品なKEN'S会は 『最後にガールズ・バーに行き、カクテルを飲んで締める』というのがルールとなっていたのであった。
市民会館通りを南下し、ちょっと横道に入ったところに その店はあった。
狭い階段を「トントントン・・」と上がり ドアを開けると 目の前にはカウンター席が飛び込んで来たのである。
店名に「ブラック」が入っているためか オネエチャンの制服は黒が基調であった。
「何を召し上がりますか??」と聞かれても 渡されたメニューのカタカナドリンクは まったく想像がつかない。
一通りメニューを見たフリをして 「芋焼酎の水割り!」と頼んだ俺・・・
「このクソジジイが・・・ もっと洒落たものを飲めよ!!」というテレパシーを発しながら オネエチャンはメニューを受け取ったのであった。
ぶひょ!
飲み始めて10分経過・・・
俺 「で 明日の朝の集合時間だけど・・・」
カズ 「ケンさ〜〜ん 今まで このパターンで何回も集合時間を決めたけど 時間通りに集まったこと無いじゃないスか!?」
俺 「うるせ〜〜!! 今回は特別だ!! 」
(毎回 『特別だ!』と言う俺・・・)
チュースケ 「だったら 集まれる時間にしましょうよ!! もう11時を回っている訳だし・・・」
俺 「何 弱気なことを言ってるんだよ!! サーファーが朝イチしなくてどうする??」
「そうスね! ファ〜・・・」
眠そうな・・ どうでもいいような返事をするキャバヒロ・・・
この男は キャバクラを出た瞬間から 極端に戦闘モードが落ちる設定になっているのであった。
俺 「早朝6時にショップ前に集合だ!!」
チュー 「6時ですか?? まだ暗いじゃないですか??」
俺 「だから6時に集合して 着替えて海に浮かび、『日の出を待って 最初の1本に乗る!!』 んっ どーだ???」
カズ 「別に 6時に集合じゃなくてもいいじゃないスか!? その時間が一番いいとは限らないし・・・」
俺 「お前な・・・ そんな問題じゃないだろ!? 『太陽が顔を出すのと同時に波に乗る』というところに意味があるんだ!!」
チュー 「ケンさん やめましょうよ!! どーせ 集まらないんだから・・・」
俺 「だから・・ 今回は特別だって!! KEN'S会の鉄の掟ってやつだから・・・」
カズ 「『鉄の掟』スか?? まっ 分かりましたから とにかく飲みましょうよ!!」
俺 「ああ・・・」
そんなこんなで 翌朝・・・
目が覚めて時計を見たら 9時半だった。
『あっ!?』
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市民会館通りを南下し、ちょっと横道に入ったところに その店はあった。
狭い階段を「トントントン・・」と上がり ドアを開けると 目の前にはカウンター席が飛び込んで来たのである。
店名に「ブラック」が入っているためか オネエチャンの制服は黒が基調であった。
「何を召し上がりますか??」と聞かれても 渡されたメニューのカタカナドリンクは まったく想像がつかない。
一通りメニューを見たフリをして 「芋焼酎の水割り!」と頼んだ俺・・・
「このクソジジイが・・・ もっと洒落たものを飲めよ!!」というテレパシーを発しながら オネエチャンはメニューを受け取ったのであった。
ぶひょ!
飲み始めて10分経過・・・
俺 「で 明日の朝の集合時間だけど・・・」
カズ 「ケンさ〜〜ん 今まで このパターンで何回も集合時間を決めたけど 時間通りに集まったこと無いじゃないスか!?」
俺 「うるせ〜〜!! 今回は特別だ!! 」
(毎回 『特別だ!』と言う俺・・・)
チュースケ 「だったら 集まれる時間にしましょうよ!! もう11時を回っている訳だし・・・」
俺 「何 弱気なことを言ってるんだよ!! サーファーが朝イチしなくてどうする??」
「そうスね! ファ〜・・・」
眠そうな・・ どうでもいいような返事をするキャバヒロ・・・
この男は キャバクラを出た瞬間から 極端に戦闘モードが落ちる設定になっているのであった。
俺 「早朝6時にショップ前に集合だ!!」
チュー 「6時ですか?? まだ暗いじゃないですか??」
俺 「だから6時に集合して 着替えて海に浮かび、『日の出を待って 最初の1本に乗る!!』 んっ どーだ???」
カズ 「別に 6時に集合じゃなくてもいいじゃないスか!? その時間が一番いいとは限らないし・・・」
俺 「お前な・・・ そんな問題じゃないだろ!? 『太陽が顔を出すのと同時に波に乗る』というところに意味があるんだ!!」
チュー 「ケンさん やめましょうよ!! どーせ 集まらないんだから・・・」
俺 「だから・・ 今回は特別だって!! KEN'S会の鉄の掟ってやつだから・・・」
カズ 「『鉄の掟』スか?? まっ 分かりましたから とにかく飲みましょうよ!!」
俺 「ああ・・・」
そんなこんなで 翌朝・・・
目が覚めて時計を見たら 9時半だった。
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2024年01月29日 08:00
昔むかし・・・ ケンズ会というサーフィングループが飲み会をした時の話・・・
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焼肉を食べてスタミナを付け、眼をギラギラさせながらキャバクラを目指す3人・・・
俺 「いつもの店で いいんだよな?」
KEN'S会は ここのところ2回続けて同じキャバクラに行っていた。
最初に行った時に『当たりのオネエチャン』が付いたため その次も行ったのだが その時は大外れであった。
今日は その決着を付けなければならないのである。
ぶひょ!
キャバ 「俺はどこでもいいスよ!!」
キャバクラ歴80年(その位の回数は行った!?)の彼は どんな状況でもキャバクラを楽しむことが出来る。
もう完全に『キャバクラ仙人』の領域に達していたのであった。
カズ 「えっ!? この前の店スか?? この前 芳しくないのが付きませんでしたっけ??」
俺 「そりゃ そうだけど・・・ 1勝1敗だからな!! 今日で 今後のことを決めようと思って・・・」
カズ 「ダメなら KEN’S会の公式キャバクラから外すんですか?? どひゃ!」
俺 「ああ・・・ ガイドブックから外すつもりだ! ギャハハハハ・・・」
(KEN'S会は ミシュランに並ぶ権威ある組織なのである。エッヘン!)
キャバクラ『マタニティー』の前に到着した3人・・・
(えっ!? 名前があり得ない??? でも確か似た名前だった気がする。)
店の前に突っ立っている呼びこみの兄ちゃんに話しかけるキャバヒロだった。
「客に1人ずつギャルを付けられる??」
(さすがキャバクラ仙人・・・、聞くことが的確であった)
お兄ちゃん 「えっ!? あっ!? ただ今の時間は お客様3人だとレディは2人付けるようになっています」
キャバ 「2人か・・・ (俺の方をチラチラ見る彼・・・)」
(行け!と目で合図する俺・・・)
キャバ 「じゃ 入るから 一番かわいい子を付けてね!!」
お兄ちゃん 「もっ もちろんです!! うちは可愛い子オンリーですから・・・ デヘヘヘヘヘッ!」
(うっ!? この時 嫌な気配を感じ取った俺・・・)
やがて この予感は・・・
店内に入ると さすがボーナスが出た後の週末・・・、店内は8分の入りであった。
奥のコーナーに案内される俺達・・・
暫くして キャバ嬢の登場となった。
黒服が・・・
「サオリさんとエミさんです!」と言って オネエチャンを紹介した。
(グゲッ!? どちらも横綱級のデブじゃないか!?」
人生経験の少ないカズなどは 目を白黒させ ついでに過呼吸で口をパクパクさせ始めた。
(オイ! いつからここはデブ専になったんだ!? っていうか 普通 最初からヘルプ2人は付けないだろう・・・)
『ドスコイ!!』と掛け声を掛けながら 俺達の間に座る彼女達・・・
ボヨボヨ〜〜ン!!
振動でソファが波打った。
しかし 流石 キャバクラ仙人・・・
眉ひとつ動かさずに 何事も無かったかのように会話に入って行くのだった。
それに反して 俺とカズは葬式のように静かになったのである。
エミ 「飲み物いいですか??」
俺 「えっ!? いきなり飲むの?? 三ツ矢サイダー???」
昔から デブは炭酸と決まっているのである。
エミ 「ヤダ〜〜!! 三ツ矢サイダーなんて飲まないですよ〜!! カクテルですよ〜 カクテル・・・」
俺 「カクテルでもチャンコ鍋でも 何でも頼んでくれ!!」
エミ 「チャンコ鍋???」
キャバ 「まあまあ ケンさん!(ケンカを売らないで・・・) ここは俺に任せて!! ぶひょ!」
こうして場は キャバヒロの独壇場の様相を呈して来たのであった!!
どんな状況でも負けない彼・・・
(すっ 凄い!! 凄すぎるぜ!!)
誰にでも特技は有るものだ!!
彼の存在意義は 会社や海では無く・・・、キャバクラで天下無敵になれる事だったのである!!
その後・・・、チュースケも加わり やっとKEN'S会は『オールスター揃い踏み』となった。
酔いも回り 横綱ネエチャンが気にならなくなった頃・・・
さっきの黒服が近付いて来て オネエチャンチェンジの合図をした。
代わって来たのは 肌の露出が多めのドレスを着た中堅クラス(!?)のオネエチャンである。
(でも それまで横綱を見慣れていたせいか とても可愛く見えた)
これぞキャバクラ名物『出世魚』というテクである。
徐々にオネエチャンのレベルを上げて 客を勘違いさせるという高等戦術なのであった。
ぶひょ!
これをするときは 延長の時間が迫っている時なのである。
そんな敵の妖術にかかってはならない!!
(貴重な人生の時間と金を無駄に使ってしまう)
俺は時計を見ながら 「そろそろ行くか??」と言い放ったのであった。
名残惜しそうに 来たばかりのオネエチャンの胸の谷間を覗くキャバヒロ・・・
(しかし ここで情けをかけてはならない)
「ごめん! 俺達 明日の早い便でスウェーデンに行かなくてはならないんだ!!」と畳みかけたのである。
「スッ スウェーデンですか??」
不思議そうな顔をする彼女・・・
俺 「ああ・・・ ノーベル賞の授与式に出なくちゃならないんだ!! 山中教授の助手だから・・・ ギャハハハハハ・・・」
オネエチャン 「・・・・・」
さすがに嘘が分かったらしい・・・
こうして また颯爽と北風が吹く外に出た4人・・・
向かうは KEN'S会の最終目的地・・・、ガールズバーなのであった。
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焼肉を食べてスタミナを付け、眼をギラギラさせながらキャバクラを目指す3人・・・
俺 「いつもの店で いいんだよな?」
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最初に行った時に『当たりのオネエチャン』が付いたため その次も行ったのだが その時は大外れであった。
今日は その決着を付けなければならないのである。
ぶひょ!
キャバ 「俺はどこでもいいスよ!!」
キャバクラ歴80年(その位の回数は行った!?)の彼は どんな状況でもキャバクラを楽しむことが出来る。
もう完全に『キャバクラ仙人』の領域に達していたのであった。
カズ 「えっ!? この前の店スか?? この前 芳しくないのが付きませんでしたっけ??」
俺 「そりゃ そうだけど・・・ 1勝1敗だからな!! 今日で 今後のことを決めようと思って・・・」
カズ 「ダメなら KEN’S会の公式キャバクラから外すんですか?? どひゃ!」
俺 「ああ・・・ ガイドブックから外すつもりだ! ギャハハハハ・・・」
(KEN'S会は ミシュランに並ぶ権威ある組織なのである。エッヘン!)
キャバクラ『マタニティー』の前に到着した3人・・・
(えっ!? 名前があり得ない??? でも確か似た名前だった気がする。)
店の前に突っ立っている呼びこみの兄ちゃんに話しかけるキャバヒロだった。
「客に1人ずつギャルを付けられる??」
(さすがキャバクラ仙人・・・、聞くことが的確であった)
お兄ちゃん 「えっ!? あっ!? ただ今の時間は お客様3人だとレディは2人付けるようになっています」
キャバ 「2人か・・・ (俺の方をチラチラ見る彼・・・)」
(行け!と目で合図する俺・・・)
キャバ 「じゃ 入るから 一番かわいい子を付けてね!!」
お兄ちゃん 「もっ もちろんです!! うちは可愛い子オンリーですから・・・ デヘヘヘヘヘッ!」
(うっ!? この時 嫌な気配を感じ取った俺・・・)
やがて この予感は・・・
店内に入ると さすがボーナスが出た後の週末・・・、店内は8分の入りであった。
奥のコーナーに案内される俺達・・・
暫くして キャバ嬢の登場となった。
黒服が・・・
「サオリさんとエミさんです!」と言って オネエチャンを紹介した。
(グゲッ!? どちらも横綱級のデブじゃないか!?」
人生経験の少ないカズなどは 目を白黒させ ついでに過呼吸で口をパクパクさせ始めた。
(オイ! いつからここはデブ専になったんだ!? っていうか 普通 最初からヘルプ2人は付けないだろう・・・)
『ドスコイ!!』と掛け声を掛けながら 俺達の間に座る彼女達・・・
ボヨボヨ〜〜ン!!
振動でソファが波打った。
しかし 流石 キャバクラ仙人・・・
眉ひとつ動かさずに 何事も無かったかのように会話に入って行くのだった。
それに反して 俺とカズは葬式のように静かになったのである。
エミ 「飲み物いいですか??」
俺 「えっ!? いきなり飲むの?? 三ツ矢サイダー???」
昔から デブは炭酸と決まっているのである。
エミ 「ヤダ〜〜!! 三ツ矢サイダーなんて飲まないですよ〜!! カクテルですよ〜 カクテル・・・」
俺 「カクテルでもチャンコ鍋でも 何でも頼んでくれ!!」
エミ 「チャンコ鍋???」
キャバ 「まあまあ ケンさん!(ケンカを売らないで・・・) ここは俺に任せて!! ぶひょ!」
こうして場は キャバヒロの独壇場の様相を呈して来たのであった!!
どんな状況でも負けない彼・・・
(すっ 凄い!! 凄すぎるぜ!!)
誰にでも特技は有るものだ!!
彼の存在意義は 会社や海では無く・・・、キャバクラで天下無敵になれる事だったのである!!
その後・・・、チュースケも加わり やっとKEN'S会は『オールスター揃い踏み』となった。
酔いも回り 横綱ネエチャンが気にならなくなった頃・・・
さっきの黒服が近付いて来て オネエチャンチェンジの合図をした。
代わって来たのは 肌の露出が多めのドレスを着た中堅クラス(!?)のオネエチャンである。
(でも それまで横綱を見慣れていたせいか とても可愛く見えた)
これぞキャバクラ名物『出世魚』というテクである。
徐々にオネエチャンのレベルを上げて 客を勘違いさせるという高等戦術なのであった。
ぶひょ!
これをするときは 延長の時間が迫っている時なのである。
そんな敵の妖術にかかってはならない!!
(貴重な人生の時間と金を無駄に使ってしまう)
俺は時計を見ながら 「そろそろ行くか??」と言い放ったのであった。
名残惜しそうに 来たばかりのオネエチャンの胸の谷間を覗くキャバヒロ・・・
(しかし ここで情けをかけてはならない)
「ごめん! 俺達 明日の早い便でスウェーデンに行かなくてはならないんだ!!」と畳みかけたのである。
「スッ スウェーデンですか??」
不思議そうな顔をする彼女・・・
俺 「ああ・・・ ノーベル賞の授与式に出なくちゃならないんだ!! 山中教授の助手だから・・・ ギャハハハハハ・・・」
オネエチャン 「・・・・・」
さすがに嘘が分かったらしい・・・
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2024年01月26日 08:00
今から15年以上前の話・・・
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他県から毎週 週末になると俺達のポイントに来るヤツがいた。
ローカルサーファーとも仲が良く、顔を見るとよくしゃべっていた。
そのサーファーが、梅雨の頃を最後に姿を見せなくなった。
よくあることなので、別に気にも留めていなかった。
しかし そいつが秋頃、また急にポイントに現れた。
「久しぶりだね、何してたの?」と聞くと、「大変な目に遭いましたよ!」と言って説明してくれた。
梅雨の頃、サーフィン中に、フィンでキン○マの袋を切ってしまったらしい。
(フィンでどこかを切ったという話はよく聞くが、よりによって「キンタ〇袋」とは・・・)
医者に行き縫ってもらい、「抜糸後、1週間は海に入らないように・・」と言われた。
でもそれを聞かず、抜糸の次の日にサーフィンをした。
そしたら2〜3日後ぐらいから膿が出始め、1週間後ぐらいにどうしようもなく痛み、また医者に行ったというのだ。
医者が言うには、「ひとつの玉に病原菌が入り、腐り始めている」と。
そいつはあわてて「どうすればいいのですか?」と聞くと、「腐っている玉を取るしかない」あっさり言われたらしい。
こうして、片玉男が誕生した。
「大変なことがあったんだね。ところで子供は作れるのか?」と聞くと、「ひとつあれば大丈夫」と医者は言っていたらしい・・
「ちょっと見てくださいよ」そいつはジーパンとパンツを下ろし、竿を押さえて、玉袋を見せてくれた。
(その頃には、俺の仲間が10人くらい集まり、周りを取り囲んでいた)
『おお〜 スゲー・・・』
見ていたみんなが思わず声を上げ、後ずさった。
2つあるはずのタマタマが1つしかない。
片側は主(あるじ)を無くした、ただのシワシワ袋がぶら下がっているだけなのだ。
しかも、玉袋の下にあるオリジナルの縫い目の他に、もう1本立派な縫い目のおまけつき。
「左右のバランスが悪くなり、まっすぐに歩けない。」
笑ってそいつは言っていた。
みんなビビッた。
それ以降、そいつは「恐怖の片玉男!!』と呼ばれ 恐れられたのである。
ガハハハハハ・・・
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しかし そいつが秋頃、また急にポイントに現れた。
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梅雨の頃、サーフィン中に、フィンでキン○マの袋を切ってしまったらしい。
(フィンでどこかを切ったという話はよく聞くが、よりによって「キンタ〇袋」とは・・・)
医者に行き縫ってもらい、「抜糸後、1週間は海に入らないように・・」と言われた。
でもそれを聞かず、抜糸の次の日にサーフィンをした。
そしたら2〜3日後ぐらいから膿が出始め、1週間後ぐらいにどうしようもなく痛み、また医者に行ったというのだ。
医者が言うには、「ひとつの玉に病原菌が入り、腐り始めている」と。
そいつはあわてて「どうすればいいのですか?」と聞くと、「腐っている玉を取るしかない」あっさり言われたらしい。
こうして、片玉男が誕生した。
「大変なことがあったんだね。ところで子供は作れるのか?」と聞くと、「ひとつあれば大丈夫」と医者は言っていたらしい・・
「ちょっと見てくださいよ」そいつはジーパンとパンツを下ろし、竿を押さえて、玉袋を見せてくれた。
(その頃には、俺の仲間が10人くらい集まり、周りを取り囲んでいた)
『おお〜 スゲー・・・』
見ていたみんなが思わず声を上げ、後ずさった。
2つあるはずのタマタマが1つしかない。
片側は主(あるじ)を無くした、ただのシワシワ袋がぶら下がっているだけなのだ。
しかも、玉袋の下にあるオリジナルの縫い目の他に、もう1本立派な縫い目のおまけつき。
「左右のバランスが悪くなり、まっすぐに歩けない。」
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2024年01月24日 08:00
寒空に 暖かな太陽が顔を出した日曜日。
2人のジジイサーファーが 河原子ポイント近くの堤防の上で寝転がっていた。
波はダンパで入る気にもならない。
俺が さっき20分だけ入って コテンパンにやられて実証済みだった。
となりに寝転ぶNK君も それを見ていたためか 「入ろう!」などと言うわけがない。
クソ波を横目で見ながら、NK君が話し始めた。
NK 「何か 楽しい事ありませんか!? サーフィン以外で・・」
俺 「お前には パチンコっていう高尚な趣味があるだろ!!」
NK 「ええ そうですが 午前中にコテンパンにヤラれました。 もう金がないです」
俺 「じゃ 家に帰ってエロビデオでも見ていたら・・」
NK 「エッ エロビデオですか・・!? 50を過ぎて 昼間からエロビデオもないでしょう!! 宅配便でも来たらどうするんですか!? パンツ上げる暇なんてないスよ!!」
俺 「そりゃ 居留守を使うしかないだろうな!! ギャハ」
NK 「フーーーッ・・・・・・ 寂しい 寂しすぎる・・」
NK君は ため息をつきながら 空を見上げた。
空には カモメが2羽 オンショアの風に逆らうように滑空していた。
気持ち良さそうである。
そのカモメの飛ぶ姿を見て NK君がつぶやいた。
「俺は 生まれ変われるなら 鳥になりたい!!」
俺 「どっ どうした? 悪いクスリでもヤってるのか?(俺はビックリして NK君を見つめた)」
NK 「いや 前から そう考えていたんですよ! 自力で空を飛べるのは鳥だけじゃないですか!? 凄いな〜!!って・・」
俺 「そうだよな〜! 人間を見下ろしてるんだもんな〜!!(取り敢えず調子を合わせてみた)」
NK 「鳥は餌を食って、空飛ぶだけでいいんだもんな〜!! 毎日楽しいだろうな〜! 借金も無いし、仕事をしなくてもいいし・・」
俺 「そりゃ 借金は無いだろうけど・・」
(急に現実的な話になっても・・・ 借りたのはお前だろ!!)」
NK 「なにも考えずに 毎日空を飛んでいたら 気持ちいいだろうな〜!!」
俺 「じゃ NK君もサーフショップでも始める!? 毎日サーフィン三昧で 暇なときにサーファーに板を売りつければいいだけだから・・ 仕事してないようなもんでしょ!? ギャハハハハ・・・」
NK 「それでメシが食えるんですか!?」
俺 「さあ〜・・?? とりあえず その建屋の隣に 店を出したら・・・」
俺は 河原子ポイントの真ん前に建つ某サーフショップを振り返った。
NK 「えっ!? サーフショップの隣にサーフショップですか???」
俺 「うん・・・ ネットで板やウエットを安く仕入れて そこそこの値段で売れば 結構売れると思うよ!! それに 『サーフショップの隣にサーフショップ』って お祭りだったら屋台の隣に屋台で 同じようなもん売ってるだろ! あれで商売になるんだから・・・ それと同じじゃないのか??」
俺達は 振り返って 某サーフショップを見つめるのだった。
ポイント近くのショップ経営者は「近くに格安サーフショップが出来たらどうなるのか?」なんて真剣に考えることは無いのである。
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2人のジジイサーファーが 河原子ポイント近くの堤防の上で寝転がっていた。
波はダンパで入る気にもならない。
俺が さっき20分だけ入って コテンパンにやられて実証済みだった。
となりに寝転ぶNK君も それを見ていたためか 「入ろう!」などと言うわけがない。
クソ波を横目で見ながら、NK君が話し始めた。
NK 「何か 楽しい事ありませんか!? サーフィン以外で・・」
俺 「お前には パチンコっていう高尚な趣味があるだろ!!」
NK 「ええ そうですが 午前中にコテンパンにヤラれました。 もう金がないです」
俺 「じゃ 家に帰ってエロビデオでも見ていたら・・」
NK 「エッ エロビデオですか・・!? 50を過ぎて 昼間からエロビデオもないでしょう!! 宅配便でも来たらどうするんですか!? パンツ上げる暇なんてないスよ!!」
俺 「そりゃ 居留守を使うしかないだろうな!! ギャハ」
NK 「フーーーッ・・・・・・ 寂しい 寂しすぎる・・」
NK君は ため息をつきながら 空を見上げた。
空には カモメが2羽 オンショアの風に逆らうように滑空していた。
気持ち良さそうである。
そのカモメの飛ぶ姿を見て NK君がつぶやいた。
「俺は 生まれ変われるなら 鳥になりたい!!」
俺 「どっ どうした? 悪いクスリでもヤってるのか?(俺はビックリして NK君を見つめた)」
NK 「いや 前から そう考えていたんですよ! 自力で空を飛べるのは鳥だけじゃないですか!? 凄いな〜!!って・・」
俺 「そうだよな〜! 人間を見下ろしてるんだもんな〜!!(取り敢えず調子を合わせてみた)」
NK 「鳥は餌を食って、空飛ぶだけでいいんだもんな〜!! 毎日楽しいだろうな〜! 借金も無いし、仕事をしなくてもいいし・・」
俺 「そりゃ 借金は無いだろうけど・・」
(急に現実的な話になっても・・・ 借りたのはお前だろ!!)」
NK 「なにも考えずに 毎日空を飛んでいたら 気持ちいいだろうな〜!!」
俺 「じゃ NK君もサーフショップでも始める!? 毎日サーフィン三昧で 暇なときにサーファーに板を売りつければいいだけだから・・ 仕事してないようなもんでしょ!? ギャハハハハ・・・」
NK 「それでメシが食えるんですか!?」
俺 「さあ〜・・?? とりあえず その建屋の隣に 店を出したら・・・」
俺は 河原子ポイントの真ん前に建つ某サーフショップを振り返った。
NK 「えっ!? サーフショップの隣にサーフショップですか???」
俺 「うん・・・ ネットで板やウエットを安く仕入れて そこそこの値段で売れば 結構売れると思うよ!! それに 『サーフショップの隣にサーフショップ』って お祭りだったら屋台の隣に屋台で 同じようなもん売ってるだろ! あれで商売になるんだから・・・ それと同じじゃないのか??」
俺達は 振り返って 某サーフショップを見つめるのだった。
ポイント近くのショップ経営者は「近くに格安サーフショップが出来たらどうなるのか?」なんて真剣に考えることは無いのである。
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2024年01月22日 08:00
飾る場所を考え始めた2人・・・
奥さま「スペース的には2階の踊り場の壁よね!?」
俺 「うん あそこだったら畳2畳ぐらいはイケるよな!!」
前にも1メートル×1.2メートルぐらいの絵を飾っていたことが有る。
奥さま 「でも 結構 陽が当たるから・・・ たぶん絵が灼けちゃうでしょ!」
俺 「そうだな・・・ すぐに退色しちゃうだろうね!!」
(すると これも物置行きか!?? それとも何かを引っ込めて そのスペースにぶち込むか!??)
奥さま 「リビングの整理棚の上に置くなんてどう???」
俺 「えっ!? そんな特等席に置いてもいいの??」
奥さま 「だって このサイズはリビングに置くしかないでしょ!!」
思いも寄らない提案に ちょっとビビった俺だった。
(意外と気に入ってるのかもしれない)
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
なお このブログをお読みの方の中に うちの奥さまを知っている方もおられるとは思いますが、彼女はとても恥ずかしがり屋さん(!?)なので このブログの事は是非ご内密にお願いします。
「奥さんの記事見ましたよ!!」と言うのはご法度です。
絶対にご勘弁の程 宜しくお願い致します!!
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奥さま「スペース的には2階の踊り場の壁よね!?」
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前にも1メートル×1.2メートルぐらいの絵を飾っていたことが有る。
奥さま 「でも 結構 陽が当たるから・・・ たぶん絵が灼けちゃうでしょ!」
俺 「そうだな・・・ すぐに退色しちゃうだろうね!!」
(すると これも物置行きか!?? それとも何かを引っ込めて そのスペースにぶち込むか!??)
奥さま 「リビングの整理棚の上に置くなんてどう???」
俺 「えっ!? そんな特等席に置いてもいいの??」
奥さま 「だって このサイズはリビングに置くしかないでしょ!!」
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2024年01月19日 08:00
二階の寝室から聞こえる奥様の悲鳴!?
「キャ キャー!! ヤッちゃった〜!! ヤッちゃったのね!??」
予想よりも大きなリアクションだった。
「あなた〜〜〜!! ついにヤっちゃったんだ!???」
(俺は別に それほどの事を成し遂げたとは思っていない・・・)
10秒弱ほど続いた彼女の雄たけびを聞き終わった俺は ナル君を膝から降ろし ゆっくりと立ち上がったのであった。
そして 廊下に出て階段をトントントンと上がった。
すると 目の前には 寝室のドアの外に立ちすくむ彼女の姿があった。
俺 「も・・ もしかして 怒ってる???」
奥さま 「怒るというか すべてを通り越しているわ! よりにもよって どうしてこんな大きいヤツを買っちゃったの??」
俺 「うん・・・ 思ったよりもだいぶ安くて・・・ 入札した額の1/5ぐらいで落札しちゃったんだよ!! 俺もそんな額で落札できるとは思ってなくてさ・・ つい出来心で・・・」
奥さま 「ふ〜〜ん 安かったんだ〜〜・・・ で これ どこに飾るつもり??」
俺 「まさか落札できるとは思ってなかったから そこまでは考えて無かった。ギャハッ!」
奥さま 「ギャハッは無いでしょ!! 」
俺 「スマン・・・」
奥さま 「でも 結構 このラッセンは好きだわ・・・」
俺 「えっ!? 気に入ったの????」
奥さま 「『これぞラッセン!』って絵よね!!」
俺 「だ だよね〜〜!! 海、波、火山、イルカ 躍動感あふれるラッセンの世界!!」
奥さま 「そっ そうなの??? そこまで言う???」
俺 「ここまでの大作は ネットでも なかなか出ないんだよ!!ブヒョヒョヒョヒョ・・・」
奥さま 「だから その『ギャハ』とか『ブヒョ』はやめてくれる!!」
俺 「ハイ!」
奥さま 「あとは飾る場所よね・・・」
俺 「う〜〜ん・・・」
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
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そして 廊下に出て階段をトントントンと上がった。
すると 目の前には 寝室のドアの外に立ちすくむ彼女の姿があった。
俺 「も・・ もしかして 怒ってる???」
奥さま 「怒るというか すべてを通り越しているわ! よりにもよって どうしてこんな大きいヤツを買っちゃったの??」
俺 「うん・・・ 思ったよりもだいぶ安くて・・・ 入札した額の1/5ぐらいで落札しちゃったんだよ!! 俺もそんな額で落札できるとは思ってなくてさ・・ つい出来心で・・・」
奥さま 「ふ〜〜ん 安かったんだ〜〜・・・ で これ どこに飾るつもり??」
俺 「まさか落札できるとは思ってなかったから そこまでは考えて無かった。ギャハッ!」
奥さま 「ギャハッは無いでしょ!! 」
俺 「スマン・・・」
奥さま 「でも 結構 このラッセンは好きだわ・・・」
俺 「えっ!? 気に入ったの????」
奥さま 「『これぞラッセン!』って絵よね!!」
俺 「だ だよね〜〜!! 海、波、火山、イルカ 躍動感あふれるラッセンの世界!!」
奥さま 「そっ そうなの??? そこまで言う???」
俺 「ここまでの大作は ネットでも なかなか出ないんだよ!!ブヒョヒョヒョヒョ・・・」
奥さま 「だから その『ギャハ』とか『ブヒョ』はやめてくれる!!」
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2024年01月17日 08:00
前回の続き・・・
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
ボディーボードを終えてご機嫌な奥様が 外の水道で用具を片付ける音がし始めた。
年末に5ミリ・3ミリの真冬用ウエットが届いたので、それを丁寧に水洗いしているに違いない。
10分ほど経っただろうか・・・
奥さまが 玄関から入って来た。
鼻歌まじりでリビングに顔を出した。
俺 「やたら機嫌が良さそうだね!! 良い波に乗れたの??」
奥さま 「そうなのよ!! 1本良い波に乗れて・・・ っていうか ただ乗っただけだけどね!!
でも とっても気持ちが良かったの! フフフフフ・・・ 」
うっ これはもしかして天の助けか・・・!? 神様が俺に味方しているのか????
今ならイケる!???
白状して許しを請うか!?
俺は ソファに座り、相変わらずナル君の背中を撫でながら 聞き耳を立てていた。
洗濯機にバスタオルを入れ 回し始めた音がして来た。
数分後 リビングに顔を出した彼女は・・・
「あれっ!? そういえば 私が海に行った時と全く同じところに座っていない?? 少しは動いたの??」
俺 「少しは動いたか??って そりゃ 飯も食うし、トイレにも行ったから 30メートルぐらいは家の中を移動しただろ!? ギャハハハ・・・」
奥さま 「えっ!? それぐらいしか動いてないの?? 外に出かけたりしなかったの??」
俺 「外って 何しに???」
奥さま 「え〜〜と 買い物とか・・・ 買い物とか・・・ う〜〜ん 他に出かける用事はないわね!!」
俺 「だろ!?? サーフィンを止めた俺は生きる屍状態だから・・・ 何もすることはないよ! どひゃひゃひゃひゃ・・・」
奥さま 「まあ それが怖くて 私も海に行ってる訳だし・・・ 」
俺 「えっ!? ボディボードを始めたのは 休みに俺と一緒にいたくないからだったのか???」
「そっ そんな・・・ もともと海が好きだったから・・・ マリンスポーツが好きだったのよ!! 始める時期が 偶然あなたがサーフィンを止める時期と重なっただけよ!! あっ そうだ あなたのベッドメイクをしなきゃ・・ ああ 忙し 忙し・・・」
そう言いながら 2階の俺の寝室に上がって行った彼女・・・
(うっ!? あの巨大なラッセンが置いてある部屋であった)
数秒後・・・
「キャー!!」
突然 彼女の悲鳴が聞こえたのであった。
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ボディーボードを終えてご機嫌な奥様が 外の水道で用具を片付ける音がし始めた。
年末に5ミリ・3ミリの真冬用ウエットが届いたので、それを丁寧に水洗いしているに違いない。
10分ほど経っただろうか・・・
奥さまが 玄関から入って来た。
鼻歌まじりでリビングに顔を出した。
俺 「やたら機嫌が良さそうだね!! 良い波に乗れたの??」
奥さま 「そうなのよ!! 1本良い波に乗れて・・・ っていうか ただ乗っただけだけどね!!
でも とっても気持ちが良かったの! フフフフフ・・・ 」
うっ これはもしかして天の助けか・・・!? 神様が俺に味方しているのか????
今ならイケる!???
白状して許しを請うか!?
俺は ソファに座り、相変わらずナル君の背中を撫でながら 聞き耳を立てていた。
洗濯機にバスタオルを入れ 回し始めた音がして来た。
数分後 リビングに顔を出した彼女は・・・
「あれっ!? そういえば 私が海に行った時と全く同じところに座っていない?? 少しは動いたの??」
俺 「少しは動いたか??って そりゃ 飯も食うし、トイレにも行ったから 30メートルぐらいは家の中を移動しただろ!? ギャハハハ・・・」
奥さま 「えっ!? それぐらいしか動いてないの?? 外に出かけたりしなかったの??」
俺 「外って 何しに???」
奥さま 「え〜〜と 買い物とか・・・ 買い物とか・・・ う〜〜ん 他に出かける用事はないわね!!」
俺 「だろ!?? サーフィンを止めた俺は生きる屍状態だから・・・ 何もすることはないよ! どひゃひゃひゃひゃ・・・」
奥さま 「まあ それが怖くて 私も海に行ってる訳だし・・・ 」
俺 「えっ!? ボディボードを始めたのは 休みに俺と一緒にいたくないからだったのか???」
「そっ そんな・・・ もともと海が好きだったから・・・ マリンスポーツが好きだったのよ!! 始める時期が 偶然あなたがサーフィンを止める時期と重なっただけよ!! あっ そうだ あなたのベッドメイクをしなきゃ・・ ああ 忙し 忙し・・・」
そう言いながら 2階の俺の寝室に上がって行った彼女・・・
(うっ!? あの巨大なラッセンが置いてある部屋であった)
数秒後・・・
「キャー!!」
突然 彼女の悲鳴が聞こえたのであった。
なお このブログをお読みの方の中に うちの奥さまを知っている方もおられるとは思いますが、彼女はとても恥ずかしがり屋さん(!?)なので このブログの事は是非ご内密にお願いします。
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2024年01月15日 08:30
土曜日の午後・・・
俺は NALU君を膝の上に乗せ アメリカドラマのDVDを見ていた。
すると・・・ 玄関の扉が開く音がした。
「ただいま〜〜!!」
機嫌の良さそうな奥様の声がした。
彼女は 土曜日は朝のビーチクリーンからのボディーボード三昧と言うのが日課なのであった。
ここ1年は 彼女は特別な用事が無い限り 毎週かかさず海に行っていた。
数年前までは 毎週同じように出かけていたのは俺なので、それに対しては何も文句はない!!
しかし この日は何故か俺は緊張していたのである。
その理由は 数時間前に宅配便で届いた或るモノのためだった。
その或るモノとは・・・????
クリスチャン・リース・ラッセンのシルクスクリーンである。
ジャーーーーーーーン!!
数年前に ラッセンについては書いたことが有る。
↓
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
今から30年ほど前・・・(1990年頃)
株や不動産のバブル時代は終わろうとしていたが、まだ 世の中には熱〜〜いバブルの息吹きが残っていたのだった。
株や不動産は下火になったが 宝石、美術品、クラシックカーなど・・・、次々とブームがやって来ては 取り上げられたモノの価格が面白いように上がった時代でもあった。
その当時・・・、その余韻を楽しむかのように 田舎のイベント会場や公民館では 頻繁に『絵画の展覧会』なるものが開催されていたのである。
展覧会と言っても 実質はラッセンやヒロ・ヤマガタなどの現代アートの旗手と一部で持ち上げられた作家達の展示即売会であった。
(正確に言うと 作品は絵画ではなく シルクスクリーンやミックスドメディアという高級印刷物だった)
しかし 限定200部〜300部という希少性を謳い なおかつ作家の直筆サインを入れて 先々の値上がりを煽りながら売るという販売方法を取っていたのである。
まあ・・・ 値段相応の価値が有ればいいのだが、そんな印刷物(!?)を 一応 バブル時代というのも手伝って 1枚50〜60万円・・・、モノによっては100万円越えなどの途方もない値段を付けて売りつけていたのだった。
俺は 元々絵画好きということも有り、ショッピングモールの片隅で行われていたそんなイベントを覗くことも多かった。
(見るだけで買ったことは無かったが・・・)
そんな或る日のこと・・・
いつものように冷やかしで 「俺に話しかけるなよ!!」というオーラをプンプン発しながら ラッセンのイルカが泳ぐ絵を眺めていた時だった。
背後に怪しい気配を感じ 振り返ると・・・
バブル時代の女性ファッションの代名詞・・、ワンレン、ボディコン、パンプスで身を固めた小奇麗なオネエチャンが笑顔で立っていたのである。
年齢は25歳前後か!?
もちろんセクシーなボディの両肩には こんもりとパッドが入り、胸の谷間には 横文字会社名が書かれたネームプレートが揺れていた。
(販売員???)
俺の発する「絶対に買わないからな!!」という雰囲気を無視して あえて戦いを挑もうというのか!?
オネエチャン 「ラッセンはお好きですか??」
(おっ!? いきなり単刀直入で来たな!! 売る気満々だな!?)
俺 「えっ!? まあ・・・ (でも この150万円という値段はおかしいだろ!? 絵画じゃなくて印刷物なんだから・・・)」
そんな俺の心を見透かしたかのように・・
「実は これは特別な作品でして・・・ ここをご覧になっていただけますか??」と一点を指差したのである。
その彼女の綺麗な爪の先っぽが示すところには 何の変哲もない『波』が書かれてあった。
俺 「え〜〜と 何でしょう??? ただの波のようですが・・・」
オネエチャン 「ええ 波です! でも驚かないでください! この部分はラッセンが あとで書き加えた波なんですよ!! 」
俺 「はっ!? 」
「彼の直筆なんですよ!! 直筆!!」
勝ち誇った顔で鼻を膨らます彼女だった。
俺 「ハア〜〜・・・(数センチの波だけ直筆と言われても・・・ 後の部分は印刷なんでしょ!?)」
「(反応がイマイチなのが気に食わなそうなそぶりを見せながら・・・) じゃ この部分を見て下さい!!」
と また違う部分を指差したオネエチャン・・・
そこはイルカがかき分けた水の流れが描かれていた。
(この部分もラッセンの直筆と言うのか・・・!?)
オネエチャン 「ほら この白いしぶきの部分なんですが 実はダイヤモンドが貼り付けてあるんですよ!!」
俺 「えっ!? 」
確かに言われてみれば 鼻くそみたいに小さな白濁したダイヤモンドが 一粒だけ貼りついていた。
(何で絵にダイヤモンドが付いてるの???)
そんな素朴な疑問が口から出そうになった俺・・・
しかし 彼女の真剣な目は 『ここまで説明しても驚かないあなたのほうが変よ!!』と テレパシーを送って来たのであった。
(そう言われても・・・ これは印刷物だし 一部直筆とかダイヤモンドとか あまり意味ないし・・・・ )
「お値段は150万円ですが これを5年ローンで支払えば 月々3万円ちょっとで この究極の作品を手に入れることが出来るんですよ!! あなたも お部屋に絵のある暮らしを始めませんか〜〜〜っての オイッ!!!」
彼女の叫びとも聞こえる声を背中に浴びながら 俺は静かにその場から立ち去ったのである。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
遠い昔の思い出・・・
今はネットで 当時の数十分の一の価格で買えるのであった。
あっ!? 俺 ラッセンは好きですよ!! ポスターがトイレに飾ってあります。
ヒロ・ヤマガタも好きですから 気に入ったものを値段相応で買ってます!!
ギャハハハハハハハ・・・
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
今でもときどき 絵画やシルクスクリーン、版画や浮世絵などを購入し 自宅に飾っている。
しかし 最近はあまりにも購入点数が増え、ほとんどが専用の部屋にしまってあるのだ。
嫁さんからは「もういい加減にして!! あなた これで商売でもするの???」と釘を刺されていたのであった。
そこに持ってきて 今回のラッセンであった。
しかも 縦100センチ、横160センチの大作である。
そんな畳1枚ほどの大作を飾るスペースなんて我が家には無い!!
奥さまは機嫌を悪くするに違いない・・・
「どうやって彼女の機嫌をとればいいのだろう・・・」
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俺は NALU君を膝の上に乗せ アメリカドラマのDVDを見ていた。
すると・・・ 玄関の扉が開く音がした。
「ただいま〜〜!!」
機嫌の良さそうな奥様の声がした。
彼女は 土曜日は朝のビーチクリーンからのボディーボード三昧と言うのが日課なのであった。
ここ1年は 彼女は特別な用事が無い限り 毎週かかさず海に行っていた。
数年前までは 毎週同じように出かけていたのは俺なので、それに対しては何も文句はない!!
しかし この日は何故か俺は緊張していたのである。
その理由は 数時間前に宅配便で届いた或るモノのためだった。
その或るモノとは・・・????
クリスチャン・リース・ラッセンのシルクスクリーンである。
ジャーーーーーーーン!!
数年前に ラッセンについては書いたことが有る。
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今から30年ほど前・・・(1990年頃)
株や不動産のバブル時代は終わろうとしていたが、まだ 世の中には熱〜〜いバブルの息吹きが残っていたのだった。
株や不動産は下火になったが 宝石、美術品、クラシックカーなど・・・、次々とブームがやって来ては 取り上げられたモノの価格が面白いように上がった時代でもあった。
その当時・・・、その余韻を楽しむかのように 田舎のイベント会場や公民館では 頻繁に『絵画の展覧会』なるものが開催されていたのである。
展覧会と言っても 実質はラッセンやヒロ・ヤマガタなどの現代アートの旗手と一部で持ち上げられた作家達の展示即売会であった。
(正確に言うと 作品は絵画ではなく シルクスクリーンやミックスドメディアという高級印刷物だった)
しかし 限定200部〜300部という希少性を謳い なおかつ作家の直筆サインを入れて 先々の値上がりを煽りながら売るという販売方法を取っていたのである。
まあ・・・ 値段相応の価値が有ればいいのだが、そんな印刷物(!?)を 一応 バブル時代というのも手伝って 1枚50〜60万円・・・、モノによっては100万円越えなどの途方もない値段を付けて売りつけていたのだった。
俺は 元々絵画好きということも有り、ショッピングモールの片隅で行われていたそんなイベントを覗くことも多かった。
(見るだけで買ったことは無かったが・・・)
そんな或る日のこと・・・
いつものように冷やかしで 「俺に話しかけるなよ!!」というオーラをプンプン発しながら ラッセンのイルカが泳ぐ絵を眺めていた時だった。
背後に怪しい気配を感じ 振り返ると・・・
バブル時代の女性ファッションの代名詞・・、ワンレン、ボディコン、パンプスで身を固めた小奇麗なオネエチャンが笑顔で立っていたのである。
年齢は25歳前後か!?
もちろんセクシーなボディの両肩には こんもりとパッドが入り、胸の谷間には 横文字会社名が書かれたネームプレートが揺れていた。
(販売員???)
俺の発する「絶対に買わないからな!!」という雰囲気を無視して あえて戦いを挑もうというのか!?
オネエチャン 「ラッセンはお好きですか??」
(おっ!? いきなり単刀直入で来たな!! 売る気満々だな!?)
俺 「えっ!? まあ・・・ (でも この150万円という値段はおかしいだろ!? 絵画じゃなくて印刷物なんだから・・・)」
そんな俺の心を見透かしたかのように・・
「実は これは特別な作品でして・・・ ここをご覧になっていただけますか??」と一点を指差したのである。
その彼女の綺麗な爪の先っぽが示すところには 何の変哲もない『波』が書かれてあった。
俺 「え〜〜と 何でしょう??? ただの波のようですが・・・」
オネエチャン 「ええ 波です! でも驚かないでください! この部分はラッセンが あとで書き加えた波なんですよ!! 」
俺 「はっ!? 」
「彼の直筆なんですよ!! 直筆!!」
勝ち誇った顔で鼻を膨らます彼女だった。
俺 「ハア〜〜・・・(数センチの波だけ直筆と言われても・・・ 後の部分は印刷なんでしょ!?)」
「(反応がイマイチなのが気に食わなそうなそぶりを見せながら・・・) じゃ この部分を見て下さい!!」
と また違う部分を指差したオネエチャン・・・
そこはイルカがかき分けた水の流れが描かれていた。
(この部分もラッセンの直筆と言うのか・・・!?)
オネエチャン 「ほら この白いしぶきの部分なんですが 実はダイヤモンドが貼り付けてあるんですよ!!」
俺 「えっ!? 」
確かに言われてみれば 鼻くそみたいに小さな白濁したダイヤモンドが 一粒だけ貼りついていた。
(何で絵にダイヤモンドが付いてるの???)
そんな素朴な疑問が口から出そうになった俺・・・
しかし 彼女の真剣な目は 『ここまで説明しても驚かないあなたのほうが変よ!!』と テレパシーを送って来たのであった。
(そう言われても・・・ これは印刷物だし 一部直筆とかダイヤモンドとか あまり意味ないし・・・・ )
「お値段は150万円ですが これを5年ローンで支払えば 月々3万円ちょっとで この究極の作品を手に入れることが出来るんですよ!! あなたも お部屋に絵のある暮らしを始めませんか〜〜〜っての オイッ!!!」
彼女の叫びとも聞こえる声を背中に浴びながら 俺は静かにその場から立ち去ったのである。
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遠い昔の思い出・・・
今はネットで 当時の数十分の一の価格で買えるのであった。
あっ!? 俺 ラッセンは好きですよ!! ポスターがトイレに飾ってあります。
ヒロ・ヤマガタも好きですから 気に入ったものを値段相応で買ってます!!
ギャハハハハハハハ・・・
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今でもときどき 絵画やシルクスクリーン、版画や浮世絵などを購入し 自宅に飾っている。
しかし 最近はあまりにも購入点数が増え、ほとんどが専用の部屋にしまってあるのだ。
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そこに持ってきて 今回のラッセンであった。
しかも 縦100センチ、横160センチの大作である。
そんな畳1枚ほどの大作を飾るスペースなんて我が家には無い!!
奥さまは機嫌を悪くするに違いない・・・
「どうやって彼女の機嫌をとればいいのだろう・・・」
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2023年12月29日 08:30
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
昔々 時代は『昭和』と呼ばれた頃・・・
茨城の県北地方に大の甘党サーファーがいた。
名前はその名の通り砂糖君・・・
ブヒョ!
サーフィンのあとには 近くの自動販売機で缶コーヒーを買って飲むのが日課だった。
海の水でしょっぱくなった口の中を 甘いコーヒーで口直しするのが好きだったらしい・・・
しかも お気に入りのコーヒーは 茨城名物の『マックス・コーヒー(通称 マッ缶)』であった。
(千葉と栃木でも販売中???)
関東以外の人は知らないかもしれないが とんでもなく甘〜〜いコーヒーなのである。
(名前のマックスは 甘さがマックスという意味らしい・・・)
しかし ただ砂糖をマックスまで入れたのでは無く 練乳(コンデンスミルク)をマックスまで入れてるのである。
ハッキリ言ってしつこいほどの甘さである。
ところが 大の甘党の砂糖君・・・
車の中にも いつも数本のマックスコーヒーを載せていたのであった。
(多い時は 一日に5本ぐらい飲むと言っていた)
もう完全に砂糖中毒(!?)である。
みんなに「そんなに飲んで大丈夫なのか??」と言われると「俺は酒が飲めないので 缶コーヒーぐらいはいいでしょう!!」と笑って答えていたのである。
そして その数年後・・・
とうとう彼は 糖尿病になってしまったのであった。
たぶん・・・ マックスコーヒーの飲み過ぎによる発症だと思われる!?
糖尿病は不治の病・・・
現代の医学では 進行を遅らせることは出来ても 元に戻すことは出来ない!?
当然 サーフィンも断念!!
数年後には足の指を数本切り落とした。
そして 今でも病と戦っていると聞く・・・
恐るべし マックスコーヒー!!
飲み過ぎると糖尿病になってしまうのである。
危険な甘さ???
命を懸けて 飲んでくれ!!
ブヒョ!!
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昔々 時代は『昭和』と呼ばれた頃・・・
茨城の県北地方に大の甘党サーファーがいた。
名前はその名の通り砂糖君・・・
ブヒョ!
サーフィンのあとには 近くの自動販売機で缶コーヒーを買って飲むのが日課だった。
海の水でしょっぱくなった口の中を 甘いコーヒーで口直しするのが好きだったらしい・・・
しかも お気に入りのコーヒーは 茨城名物の『マックス・コーヒー(通称 マッ缶)』であった。
(千葉と栃木でも販売中???)
関東以外の人は知らないかもしれないが とんでもなく甘〜〜いコーヒーなのである。
(名前のマックスは 甘さがマックスという意味らしい・・・)
しかし ただ砂糖をマックスまで入れたのでは無く 練乳(コンデンスミルク)をマックスまで入れてるのである。
ハッキリ言ってしつこいほどの甘さである。
ところが 大の甘党の砂糖君・・・
車の中にも いつも数本のマックスコーヒーを載せていたのであった。
(多い時は 一日に5本ぐらい飲むと言っていた)
もう完全に砂糖中毒(!?)である。
みんなに「そんなに飲んで大丈夫なのか??」と言われると「俺は酒が飲めないので 缶コーヒーぐらいはいいでしょう!!」と笑って答えていたのである。
そして その数年後・・・
とうとう彼は 糖尿病になってしまったのであった。
たぶん・・・ マックスコーヒーの飲み過ぎによる発症だと思われる!?
糖尿病は不治の病・・・
現代の医学では 進行を遅らせることは出来ても 元に戻すことは出来ない!?
当然 サーフィンも断念!!
数年後には足の指を数本切り落とした。
そして 今でも病と戦っていると聞く・・・
恐るべし マックスコーヒー!!
飲み過ぎると糖尿病になってしまうのである。
危険な甘さ???
命を懸けて 飲んでくれ!!
ブヒョ!!
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