2005年06月

2005年06月30日 08:52

日曜日の夕方 カリスマ君とその仲間が、いつものようにバーべキューをしていた。
その日は、スクールの女の子も3人ほどメンバーに混ざっていた。

朝から波がいい日だったので、一日のサーフィンがとても楽しく、酒もうまい日だった。

すると、となりの海の家のオヤジが通りかかった。(推定年令60過ぎ・・)

まだ海の家はオープンしていないが、準備のために来ていたらしい・・。

夏にはいろいろお世話になるので、「こっちに来て一緒に飲んだらどうですか?」と社交辞令で言ってみた。

そのオヤジは、「今から車で帰らなくちゃならないから飲めないんだ・・」と答えた。

じゃ 帰るのかなと見ていると、なかなか帰らないでウロウロしている・・。

「ありゃ オヤジ飲みたいんだ・・。もう一回誘えば来るんだろうな・・。でもどうしようかな・・?」
なんて考えていると、オヤジが自分でこっちにやってきた。

「少しだけだったら大丈夫だと思うんだ。」
と言いながら、イスに座った。

「なんだ 飲みたいんだったら最初から言えよ。素直じゃないオヤジは嫌われるぞ!!」と心でつぶやきながら、「この酒はうまい酒ですよ。ちょっと飲んでみてください。」と山形の地酒の十四代を勧めた。

「俺は日本酒はあんまり・・、じゃ ちょっとだけ・・」と言って、オヤジが飲み始めた。








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2005年06月29日 08:53

今度は、俺に対してサーフィンの神様が微笑んでくれた時の話。


25年前のこと。

俺はその年の春にサーフィンを始めた・・。

初心者3人で、車で30分ほど離れた県内でも有名なサーフポイントに良く通った。

もっと近くにサーフポイントはあったのだが、そこはローカルサーファーが怖くて行けなかった。

(現在のカリスマポイントです)

その頃のローカルサーファーは暴走族あがりが多く、とてもガラが悪かったからだ。

初心者が入っていこうものなら、「あっちへ行け!」「消えろ!」などと言われて、入れてもらえなかった。


俺達が通っていた有名ポイントは、県外からもたくさんのサーファーが来ていて、初心者が練習するにはちょうど良かった・・。(阿字ヶ浦)

春にサーフィンを始め、夏から秋になる頃にはいろいろな仲間も出来た。

その頃には、とりあえず横にすべれるようにもなり、波によってはアップスンもかけられるようになった。


そんな秋のある日曜日、3人で「近くのローカルポイントに行こう!」ということになった。

もう初心者は卒業して、ローカルの仲間に入れてもらおうという訳だ。

幸い仲間の一人がローカルサーファーを知っているというので、そのサーファーに挨拶をしてポイントに入っていった。


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2005年06月28日 08:35

カリスマ君のサーフィンスクールに予約の電話が入った。

30才の女性で、サーフィンを始めたばかりだという・・。
インターネットでショートボードとウェットを購入し、一人で海に行ったのだが、見よう見まねで波に乗ろうとしても全然乗れなかったらしい・・。

それでカリスマ君の店のホームページを見つけ、電話をしてきた。

彼女の場合、波に乗れない条件が重なっていた。

まず、女性であること(それも若くない)。
体力があまり無いのだ。

そして、ショートボードを選んでしまったこと。
体力の無い女性がショートで始めようとしても、かなり無理がある。

そして、とどめは一人で海に行っている事。
教えてくれる人がいないのだ。

これでは何回海に行っても波に乗れない。

そのうち嫌になって、自分に向いてないスポーツだということでやめてしまうケースが多い。

幸いにも彼女の場合、早めに何とかしようと思い、サーフィンスクールにやってきた。


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2005年06月25日 09:38

新島四天王のひとり、NK君には外人さんの弟子がいる。
なかなか外人さんの弟子がいるサーファーというのは少ないだろう・・。

その弟子の名前は、マイケルでアメリカ人である。
彼はとてもいいヤツで、誰にでも「オハヨウゴザイマス」と気軽に声をかける、爽やかなナイスガイである。

マイケルには日本人の奥さんがいて、二年ほど前からカリスマ君の店に出入りしている。

日本に来てからサーフィンを始めたので何も分からなかった。

そこで、外人慣れしたNK君の担当となったのである。
彼は仕事で海外に行くことが多く、たぶん大丈夫だろうというのが理由だった。

マイケルは身長185cmくらいの大男、対するNK君は165cmくらい・・。
小さいNK君がいろいろサーフィンのことを教えると、大きいマイケルが小さくなって、「ハイハイ」と聞いている姿は微笑ましい・・。

彼は日本語は完全ではないが、大体分かるようだ。

NK君はビッグウェイブを乗ることに命をかけている。
(本当に命をかけている・・、だからしょっちゅうケガばかりしている。)
そして、酒と女をとても愛する昔気質のサーファーだ。

ソウルサーファーといえないこともない・・(??)

そんなサーフィンに対するまじめさ(!?)をマイケルは気に入っているのかもしれない。







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2005年06月24日 09:11

53から始めてしまったサーフィンは、少し休憩を入れます。


このごろ沖で波待ちをしている時に、セットで来る大きな波に(ヘッドオーバー)戸惑うことがある。

「あれを乗っちゃって大丈夫かな・・」という思いである。

年も年だし、自分の体力が落ちているのは百も承知だ。
(厄年を過ぎた頃から、特に感じていた)

「パーリングしたら、カッコ悪いだろうな・・」
「波に揉まれてケガをしたら大変だよな・・」

2〜3秒のうちに、色々な考えが頭の中をかけめぐる。

若い時なら何も考えずに、一直線に波の方向にパドリングしていったのだが、最近はワンテンポどころかツーテンポぐらい遅れて反応する。

近くの若いサーファーが、俺より先にイン側に回り込むと、正直ホットするときがある。

「あ〜 その波は君にゆずるよ。」
勝手にそう言い聞かせている自分がいる。

そして、自分に合ったサイズの波を乗ることになる。

「波と、自分の体力・技量とのバランス」
これが大切だと思っていた・・・。



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2005年06月20日 09:20

日曜のお昼過ぎ、浜辺には自分のラウンドを終えたサーファー達が、ポイントに入っているサーファーのサーフィンを見ながら、「今のは凄い」とか「あのボトムターンはダメだ」とか勝手に採点をしている。

その前を、ボディボードの女の子やサーファーガールなどが水着姿で歩き回っている・・。

俺 「サーフショップ店長っていうのは、いい職業だよな・・」

NK君 「どうしてですか?」

俺 「だって、サーフィンやボディボードの女の子を食い放題じゃないの?」

NK君 「それはあるかもしれない・・」
カリスマ君の顔を思い出しながら、NK君が答えた。

そして、みんなでどんな職業がおいしいかという話になった。

そのときには、普通のサラリーマンやテニスのインストラクター、スノーボードのインストラクター、マッサージ師などがいた。
サーファーには他のスポーツのインストラクターをしている人も多い・・。


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2005年06月19日 10:08

何度目の新島旅行の時か忘れたが、台風とぶつかった時があった。

「今日の夜はどうするの?」
新島の民宿「冶五右衛門(ジゴエモン)」の部屋でカリスマ君が言った。

外は台風で、ビュービュー雨と風が音を立てていた・・。

「やっぱり今回はやめときゃ良かったですね。台風が来るのが分かっていたわけだし・・」
板前サーファーが続いた。

「お前がいつもの何とかなるでしょを言わなければ、新島に来なかったのになあ〜。」
俺も続いた。

「えっ 俺のせいですか?」
NK君が心外だという顔をして答えた。

今回の新島旅行は、初日のみいい天気だったが、2日目・3日目とまともなサーフィンはしていない。

サーフィン以外でも、初日に海でナンパした女の子達と、夜に一緒に酒を飲んだだけである。

「ディスコに行くしかないでしょ!!」
カリスマ君が言い出した。
(クラブではなく、ディスコです。当時はサタデーナイト・フィーバーフライデーナイトとかいうディスコ映画が流行っていた)

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2005年06月18日 09:13

お盆休みに新島に行っていた若者達は、何を目的に集まったのだろう・・?
コレは20年ほど前の新島での出来事である。

当時、竹芝桟橋から新島に向かうフェリーには、ボードを抱えたサーファー達と、サーファー大好き女の子達が、期待に胸を膨らませて大勢乗り込んでいた。

そして、フェリーの中でも既に新島でのナンパの序章が始まっていた。

俺たち「新島四天王」は、船内での女の子達のチェックに忙しい。
どこのデッキにいい女がいる、あのグループは出来そうだ・・・とか、情報収集に躍起になっていた。

めぼしい女の子達を見つけたら、民宿を聞いておいて、向こうに着いたら連絡するというのが鉄則である。
ここでいくつのグループに声をかけておくかが、より良い新島ライフのための必要条件だった。

新島四天王の中で、この役割はカリスマ君と板前サーファーの役割だった。
二人は、あっちに行っては声をかけ、こっちに来ても声をかけ、とにかくこまねずみのようによく働いた。

おかげで俺たちは、新島でのナイトライフに困った記憶はない・・。

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2005年06月17日 09:26

この前ちょっと触れた、俺達が勝手に呼んでいる「新島四天王」の4人について書いておきます。

カリスマ君

俺のブログでもっとも登場回数が多い。
このブログは彼の経営するサーフショップを中心に展開していきます。

年は40才(妻子持ち)。サーフィン歴20年以上。
性格はいい加減だが、時々鋭いことを言い出して俺をドキドキさせる。
ヤンキー上がりのためケンカっ早い・・。

地元サーフィン界のカリスマ的存在。
多数のファンを持つ。俺の飲み友達でもある。

サーフィンは、ショートからロングまでオールマイティー、ボディボードもこなす。

もちろん女好きであるが、いつもかげでコソコソうまくやっている。


NK君

最近ちょくちょく登場する。
カリスマ君のショップのアダルトチームのリーダー。

カリスマ君の先輩でもある。
サーフィン歴20年以上、独身。
現在はロングボードのみ。

この人のたどってきた人生を書き出すと、10冊以上の本が書けると思う。
しかし、表に出せない話ばかりなので、登場回数は少ない。
こいつもヤンキー上がりなので、ケンカっ早い・・。

パチンコが大好きで、4人の中で一番女にだらしない。
口癖は「何とかなるでしょ」だが、いつも大変なことになっている・・。

大きい波を乗ることに異常に執念を燃やす。
酔っ払ってサーフィンをすることが多く、一年中ケガが絶えない。

こいつが俺の考えるところの典型的なサーファーかもしれない。
今後どんどん登場予定。



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2005年06月16日 08:58

最近見た印象的なサーフシーン。

ロングボーダーで俺の友達のNK君の話。

その日は天気も良く、波サイズも肩からヘッドと申し分のない日だった。
みんな朝から波乗りをしていて、昼ごろにはビールを飲んでくつろいでいる人が多かった。

NK君も2Rを終え、ビールを飲みながら波のチェックをしている。
たぶん もう1ラウンド入るつもりだろう。

でも今日は、いつもより飲んだビールの量が多いような気がする。彼の車の中に空の缶ビールが5〜6本転がっている・・。

でも、こんな波のいい日に午前中だけでやめる訳にはいかない。

「よし」 NK君は腰を上げた。

NK 「ケンさん 一緒にもう1ラウンドいきましょう。」

俺 「いいよ。」

2人で海に入っていった。
その頃にはサイズも上がり、セットでオーバーヘッドの波も来るようになっていた。

ポイントには20〜30人のサーファーが入っていた。
俺はみんなが波待ちをするあたりで陣取った。
NK君は一番沖まで行って、ビッグウェーブを狙うようだ。


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