2017年03月31日

生きてる証

え〜〜と・・・

春はあけぼの ようよう白くなりゆく山際  少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる今日この頃・・・、皆さま いかがお過ごしでしょうか???

あいかわらず このブログは冬眠中です!! ぶひょ!

『モトザレのオヤジ・・・ ついに野垂れ死んだんじゃないか!?』などと噂を流すヤツ等も出て来てるらしいですが 俺は元気です!!

生きてる証として昔の話をアップしときます。

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まずは下の新聞記事に目を通していただきたい。

読売新聞(2010/5/9)


来るか人気の大波、日立でサーフィン全国大会!!

 日立市の河原子北浜海岸で8月、第45回全日本サーフィン選手権大会が開催される。
アマチュアサーファー国内最高峰の大会とされ、約1万500人が参加する全国各地の予選を勝ち上がった約850人が、チャンピオンの座をかけて板さばきを競う。
 同市での全日本選手権開催は1972年以来、38年ぶり2回目。
日本サーフィン連盟が主催し、文部科学省、海上保安庁などが後援する。
年齢別・カテゴリー別に小学生から60歳代までが出場し、8月25日から29日まで開かれる。
 同海岸入り口で「カリスマサーフショップ」を経営する日立サーフィン連盟(HSA)のカリスマ太郎代表(45)によると、同海岸は、砂浜でサーフィンに最適の波ができる「ビーチブレイク」を満喫できる県を代表するサーフスポット。
波が筒状になる「チューブ」も楽しめ、1年を通して県内外のサーファーを引きつけている。
 「地域資源の海を使って街を盛り上げよう」と、HSAは海水浴客のライフガード活動や年4回のビーチ清掃を続けながら、5年前から大会の誘致活動を本格的に展開。
HSAの要望を受けた日立市も2007年、同海岸に駐車場やトイレ、シャワーを備えたスポーツ広場を整備し、全国大会受け入れの環境を整えてきた。
 全国的な海岸の護岸工事や消波ブロックの設置などでサーフスポットは減少している反面でサーファー人口は増えており、全日本選手権大会は同海岸の魅力を全国に伝える絶好の機会。
 大会期間中は、サーファーと大会の関係者を含め約2000人が訪れると見込まれ、カリスマ代表は「ルールとマナーを保った美しい海岸で、海の素晴らしさとサーフィンの面白さを一般の人にも身近に感じてもらいたい」としている。




そして この記事の3ヶ月後・・・

『第45回 全日本サーフィン選手権』も 地元『茨城北支部』の鈴木智喜君がショートボード・メンクラスで準優勝(優勝は茨城南支部の井上達貴君)、ロングボードマスタークラスでも 我らがハルちゃんが準優勝と まずまずの結果を残し めでたく閉幕したのであった。


カリスマポイントで全日本選手権開催!!

そんなことを7〜8年前に誰が予想しただろう!???

現在「河原子北浜スポーツ広場」と立派な名称が付いたポイント前駐車場とスポーツ施設群・・・

ここは数年前まで 土埃舞う駐車場と ただの草ボウボウの荒れ地だったのである。

その駐車場に車を停め、サーフィンをしていた俺達・・・

県内有数のサーフポイントと言われていたが、俺達の頭の中には いつもひとつの懸念が存在していたのである。

『国道6号 日立バイパス工事!!』(暇な人はググって下さい)

(「日立市の海岸線を縦断する高架式の道路を作る」という壮大な計画)

ここの海岸線は その国を上げての大工事の建設予定地だったのである。

ドヒャ!!


(それが出来ると カリスマポイントは無くなるかもしれない!?)

誰もが そんなことをぼんやりと考えていたのである。

しかし もしそうであっても サーファーにそれを止めることは出来ない!!

それも誰もが考えていた事であった。



そんな2002年の秋頃・・・

会社で仕事をしていた俺に 一本の電話がかかって来た。

相手 「もしもし ケンさんですか?? 御無沙汰しています。 県会議員のIです。」

俺 「あっ Iさん・・・!?」

軽やかな声で電話をして来た方こそ カリスマポイントを道路工事から救った救世主だったのであった。



I氏は地元選出の県会議員であり、「スポーツ振興」や「インターネット環境の整備」に力を注いでいる議員さんだった。

俺は その頃『ブロードバンド回線の早期実現!!』という目的のために ある市民運動に参加していたのである。

そのときに知り合ったのがI氏であった。


I氏 「ケンさん! この前の飲み会で話したことなんですけど・・・」

(ブロードバンド誘致会議の後に 有志で飲み会をしたのである)

俺 「ああ 『サーフィン関係の有力者に知り合いは居ないか!?』という件ですね!!」

I氏 「ええ それで誰か見つかりましたかね!?」

俺 「そのとき 後輩がサーフショップをしているという話をしましたよね!? そいつに 『今 日立サーフィン連盟の会長は誰だ?』って聞いたら 『俺です!』と言ってました。 よければ紹介しますよ!!」

I氏 「日立サーフィン連盟?? そんな連盟があったんですか!??」

俺 「ええ 15年以上前からありますよ!! 会員も200〜300人ぐらい居るそうです」

I氏 「そりゃ都合がいい!! 是非紹介して下さい!!」

俺 「分かりました!!」


その電話を切ったあと 俺はすぐさまカリちゃんに電話をかけた。

後輩の日立サーフィン連盟の会長とは カリスマ君だったのであった。


俺 「もしもし・・・ 俺だけど・・・」

カリ 「ああ ケンさん! 飲みの誘いですか?? ブヒョヒョヒョヒョ・・・」

俺 「うん それもあるが・・・(デヒョ!) お前 県会議員のIさんって知ってるか??」

カリ 「何言ってるんですか!? サーファーが県会議員の先生の名前なんか 分かる訳ないでしょ!! 自慢じゃないですけど 選挙なんて行ったこと無いスよ!! ギャハハハハ・・・」

俺 「だろうな・・・ でも向こうが『お前に会いたい』って言ってるんだ」

カリ 「『会いたい!?』って 俺は何も悪いことしてませんよ!!」

俺 「ドヒャヒャヒャヒャ・・・ お前を捕まえに来る訳じゃ無くて お願いがあるらしいよ!!」

カリ 「お願い???」


そこで俺は 飲み会での話と さっきの電話の話をしたのであった。

簡単にまとめると以下のようになる。 


この時点で 全体の半分までの工事が決まっていた『6号国道 日立バイパス工事』は景気の悪化で計画が中断していた。しかし いつまた計画が動き出すか予断を許さない状況だったのである。

計画が完成すると 日立市の海岸線(約20キロ)は すべて高架式の道路によって縦断されるという トンデモナイ結果になってしまうのだった。

『テトラブロックを部分的に入れる』などというものとは比較にならない海辺の環境破壊が予想されたのである。

この計画に納得していなかったI氏は 独自の案で それに対抗しようとしていたのであった。

その道路の建設予定地に 先に別の施設を作ってしまおう!!というものだった。


そして その別の施設というのが「スポーツ広場」だったのである。

サーファー用の温水シャワーと管理棟、スケートボードスペース→若者向け施設

バードゴルフ場→年配者向け施設

ドッグラン→ペット愛好家向け施設

海岸線に沿って 全長1キロ以上にも及ぶ施設群の造成・・・

(実質的には ほぼ芝生の自然公園となる)

これらを作って、近県からも人を呼び込み 『町興し』をしようとしていたのだった。


カリ 「ケンさん! ちょっと待って下さいよ!! あまりに話がデカ過ぎて 良く分からないんですが、その計画途中のバイパス道路っていうのはどうなるんですか??」

俺 「当然 広場が出来ちゃえば 実質的には中止だろうな!! ギャハハハハ・・・」

カリ 「(・・・・・) サーファーにとっていい話なんですが、その計画と俺との関係は???」

俺 「お前がサーファーを代表して その計画に参加するに決まってるだろ!? ブヒャヒャヒャヒャ・・・」

カリ 「ハッ!? 俺が???」

俺 「だって 日立サーフィン連盟の会長なんだろ!?」

カリ 「えっ!? まあ・・・・」

俺 「お前は 会員数200人以上のスポーツ団体の代表だけど その会員の家族や友達、また店のお客さんまで入れると 軽く1000人は超えるだろう!! その代表として 『スポーツ広場計画』に参加するのは おかしくないだろ!?」

カリ 「スポーツ広場計画・・・・ う〜〜〜ん・・・」


このとき彼は これから5年以上も続く『長い戦い』に足を踏み入れたことに気づいてなかったのであった。



カリちゃんを県会議員のI氏に引き合わせてから 数週間後・・・


夕方 いつものように カリちゃんからの電話が入った。

俺 「おっ!? 飲みの誘いか??」

(2人の会話は いつもその言葉から始まる・・・)

カリ 「いや それもありますが、今日はちょっとお願いがありまして・・・ デヘヘヘヘヘ・・・」

俺 「やけに丁寧だな!! 何だか気持ち悪いぞ!! ブヒャヒャヒャ・・・」

カリ 「実は あれからI氏の提案で『スポーツ広場建設の要望書』というのを書いたんですよ!!」

俺 「要望書??? ふ〜〜〜ん・・・ で 上手く書けたのか??」

カリ 「何言ってるんですか!? 俺は勉強は褒められたこと無いですが 作文だけはいつもクラス代表でしたよ!! 文才があるというか 人を感動させるのがうまいというか やっぱりサーフィンでも人を感動させる人間というのは どこか違うんですね!! デヒョヒョヒョヒョ・・・」

俺 「自慢したくて電話して来たの?? 俺 今 忙しいから・・・」

カリ 「ケンさん! 自慢じゃ無くて 来週 市役所に一緒に行って欲しいんスよ!!」

俺 「役所?? 書類でも取って来るのか??」

カリ 「違いますよ!! 市長にその要望書を渡して お願いして来るんです!!」

俺 「市長って あのK村市長か!? お前が行っても 会ってくれねえだろ!? ギャハハハハ・・・」

カリ 「その辺はI氏が段取りをしてくれるらしいから大丈夫ス!!」


俺 「ヘ〜〜〜ッ!? 市長に要望書を渡すサーファーていうのは聞いたこと無いぞ!! 警察に捕まったサーファーというのはイッパイいるけど・・・・ ドヒャヒャヒャヒャ・・・」

カリ 「ケンさん! 俺が最初の『そのサーファー』になりますから・・・ エッヘン!! ガハハハハハ・・・」

俺 「で そのときに俺も一緒に行くのか!?」

カリ 「当り前でしょ!? 市長や県会議員さんと どうやって話せばいいんですか!? 心細いでしょ!? ブヒャヒャヒャヒャ・・・」

俺 「じゃ 俺は引率者かっ!?」

カリ 「(ジジイだし・・・) お願いしますよ!!」


俺 「分かった! で サーファー代表で行くのはお前だけじゃ無いんだろ!?」

カリ 「あと数人・・・ HSA(日立サーフィン連盟)関係者が行きます」

俺 「分かってると思うけど 時間厳守だからな!! 『サーファーズ・タイムだから デヘヘヘヘ・・・』っていうのは絶対に許してくれないからな!! 他のヤツにも言っとけよ!!」

カリ 「分かっていますって!! デヒョヒョヒョヒョ・・・」

俺 「だ・か・ら その軽さが信じられないんだよ!!」



そして 市長との対面の約束の日が来たのであった。

市役所玄関前に 10分前には全員が揃った。

俺 「しかし お前ら スーツが似合わねえな!! 売れないホストみたいだぞ!! ブヒャヒャヒャ・・・」

カリ 「そういうケンさんだって 七五三みたいスよ!! ギャハハハハ・・・」

俺 「厄年を過ぎたオヤジに七五三はないだろう・・・」

全員 「ドヒャヒャヒャヒャ・・・」


こうして無事『最初の一歩』を踏み出したのであった。


市長への要望書も渡し、市役所担当部署との顔合わせも終わり、スポーツ公園建設への動きは順調にスタートを切ったのであった。

これもひとえに県会議員のI氏の後押しがあったためと思われる。

数億円を超える予算の工事は なかなか市民レベルの希望だけでは動かないのが現実である。

公共工事への要望(工事変更を含む)は 地元の有力議員の協力無しでは無理であろう。

全国各地で起きているテトラポット投入や護岸工事の問題も 絶対に有力議員を巻き込んでの運動にしないと意味が無い。

それが 今回のスポーツパーク建設で学んだことの一つである。


カリちゃんから「計画が順調に進んでいる」と聞かされていたある日・・・

カリスマショップに顔を出すと いつもより真剣な顔をしたカリちゃんが 奥の机に座って何やら書類を見ていたのであった。



このときカリスマショップは カリスマポイントまで7〜8キロ離れたJR駅近くの商店街の中にあった。

いわゆる 『街なかのサーフショップ』だったのである。


俺 「どうした?? 問題でも起こったか??」

カリ 「いえ 問題など何も無いですよ!! 俺はいつでも絶好調ですから・・・ ブヒョヒョヒョヒョ・・・」

俺 「そうか・・??? 俺はまた 例のスポーツパークのことで 何か問題でも起きたのかと思ったよ!! ガハハハハ・・・」

「ケンさん! そのスポーツパークですが・・・ 取りあえずこの図面を見て下さい!!」

そう言って さっきまで見ていた書類を手渡した彼だった。

青焼きの いかにも公共事業っぽい図面・・・

そこには完成予定のスポーツ広場の姿が描かれていたのである。


舗装された巨大な駐車場、スケートボードやインラインスケートが出来る広場、多数の温水シャワー完備の管理棟、そして お年寄り向けのバードゴルフ場・・・、一番奥には ペットの運動が出来るドッグランのスペースもあった。

俺 「何 これ?? いっぺんに作っちゃうの??」

(もっと小さい施設を考えていた俺・・・ みんな想像以上の立派なものだった)

カリ 「駐車場の手前から 奥のドッグランまで 海岸線に沿って軽く1キロ半ってところですかね!! 市側は 『近県の若者や年寄りまで呼び込む一大プロジェクトにする』と鼻息が荒いですよ!! ブヒョヒョヒョヒョ・・・」

俺 「一大プロジェクト!! Iさんも そう言ってるのか??」

カリ 「Iさんが 一番積極的ですよ!! ガハハハハ・・・」

俺 「ふ〜〜ん そうなれば 『6号バイパス工事』なんか 完全に空中分解しちゃうな!! ギャハハハハ・・・」

カリ 「もちろん そうなりますよ!! で 今は『カリスマ海岸開発委員会』というのが出来て 1カ月に1度 会議をしてるんですけどね!!」

俺 「お前も出てるのか??」

カリ 「当り前でしょう!! サーファー代表ですから・・・ デヘヘヘヘヘ・・・」

俺 「他には??」

カリ 「市の担当課長(観光課、スポーツ委員会)、地元の市会議員、観光協会の会長、漁協の組合長、住民代表・・・、などがメンバーですかね!! 俺が一番若くて あとは爺様ばかりですよ!! ドヒャヒャヒャヒャ・・・」

俺 「御苦労さん!! 年寄り相手だと気を遣うだろ!! ギャハハハハ・・・」

カリ 「でもみんな優しいですよ!! 見かけに因らずですが・・・ ガハハハハ・・・」

(しかし このとき知り合った爺様達が あとで全日本開催の時に 大切なパートナーになろうとは このときは未だ知らない2人だったのである)


「で 相談があるんですが・・・」

急に真面目な顔になったカリちゃん・・・

(店に入って来た時の顔に戻った彼・・・)


「実は この店を移動しようと思ってるんですよ!!」

俺 「いっ 移動??? (まだ開店して4〜5年じゃないか!?)」

カリ 「ええ 店を引っ越して 新しい場所でショップをやろうと思いまして・・・」

(お前 何を言ってるの???)

彼の顔をジッと見つめる俺なのであった。



突然言い出した引っ越し・・・

しかし これが全日本選手権開催への避けては通れない道だったのである。


俺 「引っ越しって どこに???」

カリ 「南浜か カリスマビーチですね!!」

俺 「ここじゃダメなのか?? まだ開店して5年も経ってないだろ??」

カリ 「でも駅前のサーフショップじゃ 本当のローカルショップとは言えないでしょ!?」

俺 「ローカルショップ??? 今でもカリスマポイントのド・ローカルだと思うけど・・・」

カリ 「俺が思うローカルショップは そのポイントに密着してないとダメなんですよ!! 民宿組合や漁業協同組合、地元のオヤジなんかとも顔見知りじゃないと・・・ 最近『カリスマ海岸開発委員会』に顔を出していて つくづくそう思いました」

俺 「何もそこまで密着しなくても・・・ (密着するのは 地元のオネエチャンぐらいまででいいんじゃないの?? ブヒョ!)」

カリ 「いや ダメです!! それじゃ無くてもサーファーは誤解されやすいんですから・・・ ゴミを捨てたり、テトラの陰でイチャイチャしてたりとか・・・」

(ゴミはダメだけど イチャイチャぐらいは多目に見てやれよ!!)

カリ 「海のそばにショップを構えて 地元の人達と一緒に海を綺麗にしたり、お客さんが多く来てくれる事を喜んだり・・・・ それが俺の考える『真のローカリズム』なんです!!」


俺 「どうしたの?? 何か悪いものでも食べたの??」

カリ 「ケンさん! 茶化さないでくださいよ!! カリスマ海岸の未来が見えて来た今が あそこに進出するチャンスだと思うんです!!」

(カリちゃんの気迫に圧倒された俺・・・)

俺 「うっ うん・・ そうだな!! たぶん あと5年もすれば あそこは様変わりするだろうな!!」

カリ 「ええ さっきの図面通りになれば あそこは若い人から年寄りまでが集まるスポーツ公園になりますよ!! もちろんスポーツ公園に隣接するサーフポイントということで サーファーもたくさん来るだろうし・・・」

俺 「そうなれば 『6号バイパス工事』も完全に無くなるかもな・・・!? ブヒャヒャヒャヒャ・・・」


(実際に 2010年現在 カリスマポイントを縦断するという元々の計画は 迂回する案が有力となって来ている。 もちろん この変更案には 県会議員I氏の影響があるのは言うまでも無い)


カリ 「海の前なら サーフィンスクールもやり易いし、ポイントにも目が届くしで 俺としてはプラスばかりなんですよ!!」

俺 「そうだろうけど・・ でも ここから引っ越すのは大変じゃないのか?? カネもかかるし・・・ 情熱だけではメシは食えないからな!!」

カリ 「そうですけど・・・ 長い目で見ると 元は十分取れると思うんですよ!」

俺 「う〜〜〜〜ん・・・ でも俺に相談するという事は もう自分の中では決めてるんだな!!」

「あっ ハイ!! デヘヘヘヘヘ・・・」

目をキラキラさせながら応えるカリちゃんだった。

俺 「じゃ 行くしかないだろ!! ブヒャヒャヒャヒャ・・・」



『スポーツ公園の要望書』から始まった今回の話は 彼にとって『開発委員会への参加』を期に、どんどんエスカレートして行ったのであった。


しかし この『ショップの引っ越し』は まだまだ序の口で 彼の頭の中では 既に次の計画が存在していたのである。


2004年・・・

砂埃が舞うカリスマポイント前駐車場を『スポーツパークに再生しよう!』という計画が持ち上がってから一年が過ぎていた。

その頃には カリスマサーフショップも引っ越しを終え、駐車場入り口そばに店を構えていたのである。

しかし まだ具体的な工事は始まっておらず 市役所の予算が下りるのを待つ状態であった。


カリちゃんはというと・・・

真冬の1時期を除いて ほとんどの期間は 目の前のカリスマポイントでサーフィンスクールを開催し、真っ黒に日焼けした姿は 漁師と間違えられるほどに地元に溶け込んでいたのである。

『地域密着のサーフショップ!!』

カリちゃんが目指す『一つのサーフショップの完成形』・・・

「それに近づいている!!」

俺は そう確信していたのであった。


2004年から2005年へと時は移り、冬が過ぎて春が来た。

定例会議と称して オネエチャンのケツを撫でる・・・、じゃなくてサーフィンを語る飲み会の席上・・・

カリちゃんがポツリと呟いた。

「ケンさん! 俺 今度ライフセーバーの仕事をやります!!」

俺 「ライフセーバー?? 何それ!? 保険のセールスか?? 冬場はショップが大変だからって副業をやるのか??」

カリ 「保険のセールス?? 違いますよ!! 海水浴場の監視員ですよ!! ライフガードとかも呼ばれてますね!! まあ 海辺のガードマンですよ!!」

(カリスマポイントは 海水浴場に隣接している)

俺 「ガードマン?? それじゃ夏の間のショップはどうするんだ??」

カリ 「まさか・・・ 俺は監視はやりませんよ!! ヤルのはメンバーの募集と、訓練、それにシフト表の作成と巡回ぐらいですかね!?」

俺 「ふ〜〜ん・・・ 人材派遣業か・・?? それで いくらぐらいになるんだ??」

カリ 「いくらぐらい??? 給料ですか??」

俺 「そうそう・・ 何人かをまとめて訓練したり、シフト表作ったり・・・ いろいろ面倒くさいだろ!??」

カリ 「ライフセーバーをやるヤツはバイト料が出ますが 俺の給料は出ません!! 市から取りまとめを頼まれたので まったくのボランティアですね!! (キッパリ!!)」

俺 「はっ!? ボランティア??? ・・・ お前な!! ボランティアというのは 金持ちが道楽でやるもんだぞ!! いつから金持ちになったんだよ!??」

カリ 「ケンさんこそ 何言ってるんですか?? ライフセーバーというのは 溺れた人の命を助ける大変な仕事ですよ!! 『単なる金儲け』じゃないんですよ!!」

俺 「そりゃ そうだろうけど・・・ お前だって メシを食わなきゃならないだろ!? 家族だって お前の道楽に付き合ってる訳には行かないんだよ!! 世の中は 空気吸ってるだけでカネがかかるんだから・・・ ブツブツブツ・・・」

カリ 「ケンさん!! 俺はココの海関係は すべて仕切りたいんです。サーフィンスクール、ライフセーバー、ビーチクリーン・・・ 役所が 『海関係は あいつに任せれば大丈夫!!』というような男になりたいんです!!」


「う〜〜〜ん・・・」

俺は ただ黙って頷くしかなかったのであった。

カリ 「そしてですね!! 実は その先に また別の計画があるんですよ!!」

目を輝かせて身を乗り出すカリちゃん・・・

ただの『サーフィンバカ』だと思っていたカリちゃんが 意外と先を読んで動いていたと知り、ショックを受けた俺・・・

(ちょっとだけ見直したぞ!! ほんの少しだけどな・・・ ドヒャ!!)


この日は やけにカリちゃんの姿が大きく見える日なのであった。

俺 「別の計画??? 何よ それ!!」

カリ 「デヘヘヘヘ・・・・ 全日本選手権ですよ!! 全日本!!」

俺 「全日本・・・??? ああ あの勝ち抜くと歌手になれるヤツか!?」

カリ 「ケンさん! それは『全日本歌謡選手権』でしょ!! 俺が歌手になってどうするんですか!? ( っていうか その番組は とっくの昔に終わってるでしょ!! ブヒョ!) サーフィンの選手権ですよ!! サーフィン!!」

俺 「どこで??? 大洗?? それとも大貫辺りか??」

カリ 「またまたボケて・・・ カリスマポイントに決まってるでしょ!?」

俺 「カリスマポ・・・ えーーーーっ!! どうやって!?」

カリ 「今はまだ出来ませんが あと数年したらスポーツパークが完成するでしょ!? そしたら延長1キロ以上の海辺の公園になるんですよ!! 全日本は 最低3つのポイントを設定しなくちゃならないんですけど 1キロ以上あれば楽勝ですよ!!」

俺 「お前・・・ そこまで先を考えていたんだ!?」

カリ 「当り前でしょ!! 県会議員のI氏とも そういう話になってるんですよ!! そのときは 『市側への働き掛けは任せなさい!!』と言ってくれてますし・・・」


ただの『サーフィンバカ』だと思っていたカリちゃんが 意外と先を読んで動いていたと知り、ショックを受けた俺・・・

(ちょっとだけ見直したぞ!! ほんの少しだけどな・・・ ドヒャ!!)


俺 「で それがライフセーバーと 何か関係あるのか!?」 

カリ 「もちろんですよ!! ライフセーバーで実績を作れば 『全日本誘致』にも市が協力してくれるでしょ!! 全日本選手権開催となれば 2,000人ぐらいの人が来ますからね!! 地元自治体の全面的なバックアップがないと サーフィン連盟だけでは開催は無理ですよ!!」

俺 「2,000人??? そんなに来るのか??」

カリ 「ええ 選手だけで1,000人弱・・・ 付き添いやギャラリーを入れると 地元以外から2000人は来ますよ!!」

俺 「凄い大会になるな!! それをお前が仕切るのか!?」

カリ 「全部を仕切るのは無理でしょ!! でも その『きっかけ』になることは出来ます!! (キリッ)」

(お前 何か悪いクスリでもやってないか!? 今日のお前は いつもと違って凛々しいんだけど・・・ ブヒョ!!)


カリ 「だから ライフセーバーの取りまとめは 俺がボランティアでやらなきゃならないんですよ!! 数年間キッチリやれば 周りの俺を見る目が変わって来るでしょ!! ガハハハハハ・・・」

俺 「偉〜〜い!! よしガンバレ!!」

カリ 「ガンバレって それだけですか?? ケンさんは何かしてくれないんですか!?」

俺 「俺に ライフセーバーをやらせる気かよっ!?? こんなジジイじゃ役に立たないだろう・・・」

カリ 「そんなことじゃなくて ケンさんには色々と協力してもらわないと・・・」

俺 「面倒くさいのはダメだぞ!! あっ あと カネがかかるのもな!! ギャハハハハ・・・」

カリ 「今のところ 『具体的に何をしてくれ!』というのは無いですが とにかくケンさんには 全日本に向けて協力して貰いますので宜しく!!」

俺 「そっ そうなの?? わっ 分かった!! デヘヘヘヘヘ・・・」


この日は やけにカリちゃんの姿が大きく見える日なのであった。



2005年〜2007年・・・

カリスマポイント前駐車場は 何期かの工事を経て 徐々にスポーツパークとして変貌を遂げて行ったのである。

その間 波情報も携帯で発信されるようになり、カリスマポイントは全日本選手権開催に向けて順調に知名度を上げて行った。


そんなある日・・・

いつものように 日本サーフィン界の向上とサーファーの資質を問うための定例会議(!?)が行われたのである。

(毎週やってる単なるオヤジの飲み会ですけどね!! ブヒョ!!)

場所は 地元のオカマ・ママの店・・・

この日のカリちゃんは いつもと雰囲気が違い、少し機嫌が悪いように見えた。

かなりのペースで酒を飲み、愚痴っぽい話ばかりが口から漏れていた。


「ケンさん! 今日のカリスマさん どうしたの?? さっきから愚痴ばかり言ってるみたいだけど・・・」

あまりの彼の態度に オカマ・ママが俺の耳元で呟いた。

「最近 仕事がうまく行ってないみたいなんだよ!! ボランティアのライフセーバーに力を入れたり、いろんな会議に出たりしてるけど 店の売り上げにはならないしね!!」

小声で答える俺・・・

オカマ 「そうなの!? カリスマさんも大変なのね!!」

俺 「うん! あまりに1人で いろいろなことを抱え過ぎてるんだよ!!」

オカマ 「カリスマさんは 『理想を追い求める少年』のようなところがあるもんね!! でも それが彼のかわいい所でもあるんだけどね!! キャハ!」

俺 「さすがオカマ!! 見るところはちゃんと見てるね!!」

オカマ 「ケンさん!! 『オカマ オカマ!!』ってバカにしないでよ!! オカマにも人権はあるのよ!!」

俺 「うるせぇ〜よ!! てめえはその辺のスケベジジイに ケツでも掘られてろよ!! ブヒョヒョヒョヒョ・・・」

オカマ 「ひっど〜〜い!! あたしだって相手を選ぶんだから・・・ ケンさんやカリスマさんだったら 掘られてもいいわよ!! キャハハハハハ・・・」

俺 「うっ!? 怖っ!! ウンコが付くから遠慮しとくよ!! デヒョヒョヒョヒョ・・・」

オカマ 「あたしはウンコなんてしないもん!! ドヒャヒャヒャ・・・」


バカ笑いをしていると、隣のカリちゃんが口を挟む・・・

カリ 「ケンさん! 俺の悪口ですか??」

(この日の彼は 少し悪酔いをしているようだった)

俺 「えっ!? お前の悪口なんて言ってねえよ!! オカマ話だよ!! ギャハハハハ・・・」

カリ 「オカマ話??? 嘘でしょ! さっきから俺のほうを見てたじゃないですか!?」

俺 「それは 最近 『お前が いろいろ大変なんだよ!』という話をしてたんだよ!!」

カリ 「『俺が大変??』 俺は別に大変じゃないですよ!! サーフショップは いつも大変ですから 別に今更言う事でもないし・・・」

俺 「いつも大変??? まあ そう言われれば そうかな!! ギャハハハハハ・・・」

カリ 「んっ!? ケンさんにちょっと聞きますけど・・・、 俺の事どう思ってるんですか?? 『お調子者のオヤジ』ぐらいにしか思ってないんじゃないですか??」

突然真面目な顔に変わり、俺を見つめる彼・・・

一瞬にして店内の空気を変えるほど その目には 異常な殺気がみなぎっていたのである。


「まあまあ カリスマさんも そんなこと言わなくても・・・」

(間に入ろうとするオカマ・ママ・・・)

俺 「ママは黙ってて!  カリちゃん!! 良く聞け!! 俺は いつもふざけたことばかり言ってるけど 今日は真面目に話すぞ!! 1回しか言わないから 良く聞け!!」

彼の少々ケンカ腰の言葉に応えるように 俺も真剣な顔に変わったのだった。


オカマ・ママや女の子達・・・

話を聞いてないふりをして ダンボのように聞き耳を立てていた他のテーブルの客達・・・

みんなが注目する中、俺は静かに話し出したのであった。



「お前をどう思っているかって!? そりゃ一言で言えば 『夢』だろ!!」

「夢??? 」

予想もしない言葉だったのだろう・・・、呆気にとられた顔をするカリちゃんだった。


俺 「いいか 良く聞け!! サーファーは全員 サーフィン関係の仕事をしたいに決まってるんだよ!! だってサーフィンが大好きなんだから当り前だよな!! でも誰もが出来ることじゃない!! サーフショップのバイトは出来ても サーフショップ経営は出来ない!! だろ??? 色々な条件はあるだろうけど お前は それが出来る数少ないサーファーなんだよ!! 選ばれたサーファーなんだよ!!」

カリ 「俺が 選ばれたサーファー・・??」

俺 「そうだよ!! だから俺やオヤジサーファー達は みんなお前に夢を託しているんだよ!! 自分が出来ないことをお前にやってもらうために・・・」

カリ 「・・・・・」


俺 「お前はときどき 『俺って先輩に恵まれてるんですよね!!』って軽く言うだろ!!」

カリ 「あっ ハイ・・・ 困っているときに先輩に助けてもらう事が多いです!! (キッパリ!!)」

俺 「それって偶然だと思っているのか??」

カリ 「えっ!? 偶然か どうかって!??? そんなこと考えたこと無いですよ!!」

俺 「お前は気がつかないだろうけど 俺から言わしてもらえば そんなの当たり前なんだよ!! だってお前は『俺達の夢』なんだからな!! お前にコケて貰っては困るんだよ!! だからみんな お前を助ける・・・」

カリ 「・・・・・」


俺 「もうひとつ言わしてもらえば 若い衆も お前の言う事を良く聞いて 大会の運営とか準備なんかを手伝ってくれるだろ!?」

カリ 「あっ!? ええ そうです!! うちの若い衆達は 結構まとまりがあるんですよ!! デヘヘヘヘヘ・・・」

俺 「でもそれって 全部ボランティアだろ!? 文句も言わずに 下手すれば仕事を休んで来てくれるヤツもいるんだろ!?」

カリ 「・・・・」

俺 「あいつらだって みんなお前に夢を託してるんだぞ!! サーフィンを愛するように お前を慕っているんだぞ!! 分かるか??」

「・・・・・」

いつの間にか下を向いて黙りこむカリちゃんだった。


俺 「だから俺は お前の事を大事に考えている・・・ だって俺達の分身だからな!!」

カリ 「・・・・」

俺 「俺の答えは以上だ!! どうだ 納得したか???」

カリ 「・・・・・」

相変わらず黙ったままで下を向くカリちゃん・・・


注意して彼を見つめると 体が小刻みに震えているのが分かった。

(うっ!? もしかして・・・ これって???)

すると 急にソファーから立ち上がった。

「ケンさん!! おっ 俺・・・」

そして両手を広げて 俺に向かって抱きつこうとしている???


(ゲッ!? ヤバッ!? 涙だか鼻汁だかで 顔がグチャグチャじゃないか!?)

このとき 隣に座って ずっと黙って聞いていたオカマ・ママが俺にテレパシーを送って来たのであった。

オカマ 『ケンさん!! 何してるの?? ほら 抱いてあげなさいよ!!』

俺 『ヤダよ!! だって 汚いだろ!? あれって絶対 鼻水だし・・・ 服に付いちゃうよ!! それに もともと俺はホモッ気(!?)は無いし・・・』

オカマ 『ホモッ気も カマっ気も関係無いじゃない!! この場は抱き締めないと収まらないわよ!! ブヒャ!』

俺 『そっ そうなの?? じゃあとでオシボリ宜しくね!!』

オカマ 『オシボリでもタオルでも 好きなだけ使っていいわよ!! まったく・・・』


俺は静かに立ち上がり 「ガシッ!!」とカリちゃんを抱きしめたのであった。

カリ 「ケンさん! スイマセンでした!! 俺 今日は変でした!! 最近 いろいろ面白くないことが続いていたもんで・・・」

俺 「気にするなよ!! お前は全日本を引っ張って来ることだけ考えてりゃいいんだよ!!」

カリ 「ケッ ケンさん・・・・ (ズビ ズビ ズビ ズビ・・・ チ〜〜〜ン!)」

(あれっ もしかして鼻水を拭いた???)


するとどこからともなく 拍手が起こったのである。

初めは女の子達が「パラパラパラ・・・」と まばらに始めたのだが、周りのテーブルの客達もそれに加わり始めたのであった。

そして数秒もすると 店内は大きな拍手に包まれていたのだった。


それに続いて BGMにはあの曲が流れ始めたのである。


風の中のす〜ばる〜! 砂の中の銀河〜! みんな何処(ドコ)へ行った〜 見送られることもなく〜〜・・・

(NHK、プロジェクトX・・・ 『中島みゆき 地上の星』より)


店のオネエチャンが気を利かせて 有線にリクエストをしたのかもしれない・・・

(あり得ないって!! ブヒョ!!)


この翌年・・・、全日本選手権誘致活動は より具体的な形が見えて来たのであった。

2009年、夏・・・

この頃になると 3年ほど続いたカリスマポイント前の『スポーツパーク建設工事』も一通り終わり、施設的には 大きなイベントを開くための準備は ほぼ出来上がっていたのであった。

そしてこの年は『予定されていた全日本選手権』の前年でもあり、その予行演習を兼ねた『ジュニアオープン・マスターズオープン選手権大会』も開催され、ISU(茨城サーフユニオン)主催の大会、レゲエイベント、隣接する海水浴場のライフセーバーの取りまとめなども加わり 例年になくカリちゃんは大忙しだったのである。


昼間 あちこち飛び回るカリちゃん・・・

しかし 『夜の定例飲み会』だけは欠かさない!!

ブヒョ!!


ある真夏の夜、いつものように いつもの店で定例飲み会が始まった。



俺 「毎日忙しくて大変だろ!! サーフショップは一年中夏だったら最高だな!! ドヒャヒャヒャ・・・ ゴクゴクゴク・・・(ビールを飲む音)」

カリ 「間違いないス!! 夏はビールもうまいし・・・ ゴクゴクゴク・・・ プハ〜〜ッ!!」


俺 「そういえば 今年は『サーフィンスクール』が いつもの年より少ないんじゃないのか!?」

毎年今頃は 週末の朝にショップに行くと 早く来た生徒が店の前で待っている光景を見かけたものである。

しかし 約束の時間に遅れるカリちゃん・・・

いきなりサーファーズタイムの洗礼を受けて苛立つ客・・・

(当り前である)

そして それをなだめる俺・・・

ドヒャ!!

そんなことが何回も繰り返されるのであった。

(しかし 今年はそれが少ない・・・!?)


カリ 「ええ 今年は忙し過ぎて スクールの回数を減らしてるんですよ!!」

俺 「えっ!? 減らしてる??? でもアレは ボードやウエットと違って『仕入れ要らずの日銭商売』だから 一番儲かるだろ!?」

カリ 「ええ そうなんですが・・・ 今は来年の全日本選手権に向けて 『夏のイベントとライフセーバー』で頭がイッパイなんですよ!! 打ち合わせなんかも多いし・・・」

俺 「ふ〜〜ん・・・、だったら ボードやウエットがたくさん売れてるのか??」

カリ 「今年は大会が多いんで 逆に品物は売れないですね!! 大会の日なんて 一日で『ワックス2個!!』なんて当り前ですからね!! ブヒョ!!」

俺 「それじゃ 一日の売り上げが ほぼゼロじゃないか!?」 

(大会期間中は 駐車場規制があって一般客は来ないため!?)


カリ 「ケンさん! まあ 俺も 来年の全日本選手権までは我慢ですよ!!」

俺 「我慢って・・・ 嫁さんに文句を言われないのか??」

「えっ!? 嫁さん??? うちの嫁さんですか!?」

急に真面目な顔になったカリちゃん・・・


2009年、夏・・・

サーフショップの稼ぎ時に 来年に迫った『全日本選手権』のために忙しいカリちゃん・・・

金銭的にマイナスなのは分かっていた。


カリスマサーフショップは 硬派のショップであり、冬場はスノーボードに力を入れる他の店とは違い 一途にサーフィンだけを追い求める店なのであった。

そのため 夏場の売り上げ減少は命取りになる。


カリ 「ケンさん! うちの嫁さんには 結婚するときに良く言い聞かせたから大丈夫ですよ!! ブヒョヒョヒョ・・・」

俺 「言い聞かせた??」

カリ 「ハイ そうです! 『サーフショップをしている俺と結婚するという事は分かってるんだろうな!?』と念を押しときましたから・・・」

俺 「何? 脅しか!?」

カリ 「そういう事になりますかね!?  『サーフショップは儲からないから貧乏させるけど それでもいいな!!』と・・・」

俺 「いきなり『貧乏させる宣言』かよっ!? 普通は嘘でも『幸せにする!!』 とか言うだろ!?  ・・で 嫁さんは何と答えたの??」

カリ 「目をそらさずに 『コクン!』と頷いただけですよ!! アイツも同じB型だし 腹は据わってますからね!! ギャハハハハハ・・・」

(いやっ!? 血液型は関係ないと思うけど・・・)


カリ 「全日本誘致を決めた時も 『全日本開催は俺の夢だから 3年ぐらいは覚悟してくれ!!』と言ったんですよ!!」

(それは 自分の家族を犠牲にする宣言じゃないのか!?)

俺 「そしたら???」

カリ 「そうですね!! しばらくして アイツは会社で働き出しましたよ!! 子供に手がかからなくなったこともあるんでしょうけど・・・ デヘヘヘヘヘ・・・」

俺 「何も言わずにか???」

カリ 「一言も言わなかったですね!! (エッヘン!!)」


「お前 いい嫁さんを貰ったな!!」

何か熱いモノがこみ上げて来て そう言うのが精いっぱいの俺だった。

カリ 「いい男には いい女が付いて来るってことですかね!? ブヒョヒョヒョヒョ・・・」

その言葉に 軽い殺意を覚えながらも、彼の嫁さんの顔を思い浮かべた俺だったのであった。


お偉いさん、先輩、友達、若い衆・・・・

たくさんの協力者が居ないとビッグイベントは開けない!!

しかし 一番必要なのは『身近な理解者』なのである。


これで終わりでいいのかな!?

続編を捏造しちゃおうかな!???


・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆


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minaminokuni55 at 14:38コメント(6)全日本への道  

コメント一覧

1. Posted by 無関係   2017年03月31日 17:40
5 はじめましていつも覗いてます。久しぶりに読み返しだけど良い話しです!
2. Posted by 川ずき   2017年04月02日 07:52
ケンさんどーも!

元気そうで良かった!
この歳になると周りの友人が入院したり
のたれ死んだりが多いので心配してました💦
3. Posted by ケン   2017年04月02日 16:49
無関係さん こんにちわ!

俺もときどき昔の記事を読み返しています。

まだらボケが始まっているためか 新鮮な気持ちで読めます。

ブヒョヒョヒョ・・・
4. Posted by ケン   2017年04月02日 16:53
川ずきさん どーも!

毎朝起きると まず最初に あの世なのかこの世なのかを確かめます。

年だけは取りたくないです。
5. Posted by 親父   2017年04月05日 16:45
ケンさん

お久です 生きてたようで安心しました。

同年代なので心配しましたよ・・・💦

続編に期待 👏




6. Posted by ケン   2017年04月06日 09:22
親父さん どーも!

2月、3月は 会社の決算やら娘のダブル留学など いろいろ忙しかったもので・・・

で 今月は嫁さんがハワイに「フラ修行」に行く予定です。

彼女は 福島のスパリゾートハワイアンの踊り子を狙っているようです。

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