腹壁瘢痕ヘルニアについて


  腹部の手術創に一致して生じるヘルニア(腹腔内臓器が皮下に脱出する事)を言います。
腹部手術の数%に発生すると報告されています。肥満の患者さんの手術、皮膚の縦切開手術 、
創感染、ステロイド剤の使用、術後の咳嗽が著明な時などに多く発生します。腹圧を加えた時
などに手術創の近傍に膨隆を認める事により気付かれ、しばしば不快感、疼痛を伴います。
  自然に治る事はなく、手術による治療が必要となります。従来から手術創を切開し、
ヘルニア嚢を閉じ、周囲の健常な筋膜どうしを縫合し創部を閉鎖する直視下手術が行われて
いましたが、再発が多く認められていました。そうした状況から、近年は腹腔鏡下に腹腔の
内側から人工のメッシュをヘルニア嚢周囲に広範囲貼り付ける手術が熟練した外科医により
行われるようになり、良好な治療成績が得られるようになっています。

Reye(ライ)症候群について


  ライ症候群とはインフルエンザや水痘、帯状疱疹 ウイルスに罹患した

小児がアスピリンを服用している場合、意識障害、肝機能障害、高アンモニア

高血症などを来たす事を指します。従ってアスピリンの服用は禁忌となります。

またインフルエンザ罹患の際、解熱剤としてジクロフェナク(ボルタレン)、メフェナム酸

(ポンタール)を投与することは、重篤な脳症の発症を来すため禁忌となります。

成人の場合、このよう発症は稀ですが気をつける必要があります。

マンモグラフィー(乳房X線画像)と乳癌検診について

  マンモグラフィーは透明の圧迫板で乳房をはさみ、少量の放射線量で乳腺のX線撮影を
する装置で乳癌の検出に極めて有用な装置です。乳癌検診は、従来医師による、乳房の
触診が基本で、乳癌を疑う場合、マンモグラフィー検査、超音波エコー検査へと進み、
最終的に穿刺吸引細胞診で確定するプロセスが一般的でした。その後マンモグラフィーの
有用性が高く評価され、一般検診医の負担軽減と言う事もあり、最初から受診者全員に
レントゲン技師がマンモグラフィーを撮り、マンモグラフィー読影認定医がそれをチェックし、
乳癌疑いありと判定した受診者のみ次のステップに進む方法に変遷しました。従って
高額なマンモグラフィー撮影装置のない個人開業医で、乳癌検診を行う事は出来なく
なりました。他方マンモグラフィーのみの一次検診で癌が見落とされるケースも少なからず
あり、後で重篤な結果につながっている場合も有ります。やはり乳癌検診は、触診を基本と
する従来型の方法が良いのかも知れません。

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