多血症について

多血症とは、赤血球数(ヘモグロビン値)が増加した状態を指し、赤血球増多症とも言います。
1.真正多血症と 2.二次性多血症 に分類されます。
1.は 多くの場合、造血幹細胞のJAK2遺伝子の変異より起こり、赤血球のみならず白血球、
血小板の増加も見られます。またエリスロポエチン値の低下を認めます。
2.は 肺気腫、睡眠時無呼吸症候群、高地居住による低酸素血症、エリスロポエチン産生腫瘍、
肺動静脈シャント、喫煙による一酸化炭素ヘモグロビン(COHb)増加などの原因により見られます。
白血球、血小板は正常範囲内の事もあります。
治療法は、1。の場合、定期的な瀉血、ヒドロキシウレア内服が挙げられます。2.の場合、原疾患の
治療、ヘビースモーカーの場合、完全禁煙が推奨されます。

手根管症候群について

  手根骨と屈筋支帯で囲まれたトンネル状の空間を手根管と呼び、
その中を9本の指屈筋腱と正中神経が走行します。手関節の屈曲や
腱鞘滑膜炎などにより手根管内圧が上昇し正中神経が強く圧迫
されると絞扼性神経障害が生じ、手掌部のしびれ、知覚低下の
自覚症状が夜間就寝時や早朝時に特に強く現れます。中年女性に多く
見られ、原因として手の使い過ぎ、妊娠、閉経を契機に発症する特発性もの、
関節リウマチ、透析患者のアミロイド滑膜炎、ガングリオン、手根骨脱臼、
変形性手関節症などが挙げられます。治療法は症状の軽度のもの、妊娠中の
ものには手関節軽度背屈固定、ビタミンB12製剤投与などの保存療法を
行ないます。保存療法で軽快しない場合や、疼痛の強い場合、症状の
進行例、外傷や感染で発症した例などでは、横手根靭帯を切開する手根管開放術
が行われます。  b

前立腺癌について

  前立腺癌は高齢者に多く、男性では胃癌,肺癌、大腸癌に次いで多いアンドロゲン
(男性ホルモン)依存性の癌です。初期には無症状であることが多く、進行すると排尿困難、
頻尿、血尿などが生じます。これらの症状は前立腺肥大症でも見られ、両者の鑑別が必要と
なります。血液中のPSA(Prostate Specific Antigen 前立腺特異抗原)はこの両者で上昇し
これらの疾病の早期発見に極めて有用である。PSA値4.0 ng/ml以上の場合を異常値として、
検索を進めます。PSA値が10.0ng/ml以下の場合、前立腺癌である確率は20%程度で、
80%は前立腺肥大症の可能性となっています。前立腺癌の確定診断のためには、前立腺生検が
施行されます。例え前立腺癌であってもPSA値が10.0ng/ml以下の場合、骨転移などの進行例は
皆無で、手術で根治可能です。それ故に3~6か月毎のPSA値測定による経過観察が重要です。
PSA値が10.0ng/ml以下の場合は慎重な経過観察、それ以上の場合、手術療法、放射線療法、
内分泌療法などが考慮されます。
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ