腸内細菌叢(腸内フローラ)について

  私たちの腸内には、主に小腸の終わりから大腸全般にかけてたくさんの細菌が生息し、食物の消化吸収にきわめて重要な役割を果たしています。約100種類の菌が100兆個、あたかも様々な植物が群生するお花畑のようであることから、腸内フローラと呼ばれています。腸内フローラの良し悪しは私たちの健康のバロメーターとなる極めて重要なものです。
  腸内細菌の種類は主に下記の3種類から成り立っています。
 (1) 善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌、酵母菌など)
 (2) 悪玉菌(ウェルシュ菌、ブドウ球菌、大腸菌など)
 (3) 日和見菌(バクテロイデス、連鎖球菌、無毒株大腸菌など)
  これらの菌がお互いに影響を及ぼしあい、ほどよい消化管機能を維持しています。理想的な腸内フローラの割合は、(1)が2割、(2)が1割、(3)が7割と言われています。
  加齢、薬物、ストレス、運動不足、食生活の乱れ等が、腸内フローラを乱す原因となります。腸内環境を改善する対策と、検査、評価法については次回述べます。

過換気症候群について

  過換気とは、何らかの原因により呼吸が刺激されて肺胞の換気量が増加し、動脈血炭酸ガスが増加した状態を指します。
  原因は様々で、肺、心血管、脳神経の疾患、代謝性疾患(糖尿病、肝不全、甲状線機能亢進など)、薬剤その他が上げられます。これらの病態が認められず、心因的要因による過換気を過換気症候群と呼びます。
  症状としては、頻呼吸、振戦、失神、胸痛、冷汗、不安等の症状が現れます。
  診断は上記の臓器疾患の検索を施行し除外された後、この診断が下されます。
  治療は心療内科、精神科などを受診し、原因回避のための日常生活に関する専門的アドバイス、及び薬物治療等を受ける事となります。とりあえずの対処法として、従来から袋再呼吸(ペーパーバッグ)法及び、鎮静薬投与が行われる事がありますが、過換気の回復期に無呼吸低換気を伴うことがあり、注意が必要です。

ストレスについて

  医学的なストレスとは、外部から心や体に加わった様々な刺激よって起こる生体反応を指します。
  恐怖や不安などの情動的、心理的ストレスは、大脳皮質や大脳辺縁系が興奮し、その刺激が視床下部に伝わります。身体的ストレスは、末梢からの刺激が直接視床下部に伝わります。この視床下部から脳下垂体、副腎系へ情報が伝達され、種々のホルモンが分泌され、血圧上昇、心拍増加、切迫呼吸、発汗、潰瘍形成、免疫機能低下等の、末梢臓器、組織のストレス反応として現れます。もう一つ脳幹、脊髄を起点とする自律神経の交感神経系の興奮によってもストレス反応が現れます。
  対処法は、ストレスの原因を明らかにして、それから遠ざかる工夫を考え、更に深刻な場合は、精神科、心療内科等を受診する必要があります。当院のE.I.S(生体電流インピーダンス測定)検査は、これらを客観的に指し示す事が可能です。
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