伝染性膿痂疹について

  伝染性膿痂疹とは、火の粉が飛び散るように伝染することから
飛び火(とびひ)と言われる皮膚の感染症です。夏場に幼児から学童に
好発し、兄弟姉妹に接触感染します。鼻腔、口囲、下肢などに発赤、小水疱、
びらん、痂皮を認め全身に拡大します。原因菌の多くは黄色ブドウ球菌で、
A群溶連菌も検出される事があります。治療は薬用石鹼で患部を洗浄し、抗菌
作用のある軟膏の外用と、第一世代セフェム系抗生物質の内服を治癒まで
継続します。合併症として、ブドウ球菌の場合は、熱傷様皮膚症候群、A群溶連菌
の場合は、腎炎が続発する事があり注意が必要です。

急性肝炎について

  急性肝炎とは主にA,B,C,E型の肝炎ウイルス感染が原因となり、急性の肝機能障害を
生じる疾患群です。A型、E型は、ウイルスに汚染された食物や飲料水を介して経口感染
します。A型は貝類、E型はインシシ、シカ、ブタの生肉摂取が主な原因となります。
B型、C型は、血液を介して感染します。B型の多くは性行為による感染で、一部は
針刺し事故などの血液汚染による感染です。C型は覚醒剤、入れ墨、針刺し事故などが
原因となります。
  症状は全身倦怠感、発熱、食欲不振、悪心、嘔吐、黄疸、褐色尿などがみられます。
血液検査では、GOT(AST)、GPT(ALT)の上昇と、ビリルビン濃度の増加を
認めます。原因ウイルスを特定するためにそれぞれのウイルスの抗原ないし抗体を測定
します。CT検査では、肝腫大、胆のう壁肥厚、脾腫、腹腔内リンパ節腫大などを認め、
腹部超音波検査では、肝実質エコーレベルの低下を認めます。
  一般的治療としては、臥床安静、輸液によりエネルギーやビタミンの補給、電解質の
補正を行います。

骨盤剝離骨折について

   成長期の中高生がスポーツをしている際に骨盤部に急に起こる骨折です。
成長期の骨盤部には骨端線と呼ばれる成長軟骨があり、力学的に弱くその部位に
付着する筋、靭帯、腱などに急激な力が加わると骨端線が剝離します。運動中に
罹患部位に急に強い痛みが生じ動けなくなったりします。骨盤の上前腸骨棘、
下前腸骨棘、腸骨稜、坐骨結節などに多く認められます。X-P検査、CT検査、
MRI検査等により罹患部位及び剝離の程度が評価されます。治療法は、スポーツ
の中止と患部の安静、消炎鎮痛剤投与、松葉杖歩行などの保存的治療がで大半は
治癒しますが、骨折の程度、範囲によっては手術が必要な場合が稀にあります。
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