せめて次号が発売される前には感想を書きたい。











【冒頭の白築慕が泣くシーン】

やっぱり咲-Saki-シリーズは、女の子の絶望した顔が頻繁に見られるからイイよね…。
萌えって感じ。

普通、絶望してる顔を見ると「かわいそうだなあ」という良心の痛みが先行して萌えられないのですが、
咲-Saki-の場合、麻雀で勝っても負けてもみんな幸せになっていますし、
真剣な競技の結果なのでそういう同情の念が頭をよぎることなく純粋に萌えられます。イイよね…。

白築慕のような前向き人間はよほどのことがない限り泣きません。
しかし、中学編から始まった団体戦では責任がつきまといます。
前向き人間はこういう「自分の行いが他人に影響する」に弱い傾向があります。
私はこれを人質展開と呼んでいます(呼ばない)

要するに普段は快活な娘ほどよく泣き顔(戦犯顔)を晒します。イイよね…。




【頭突きのシーン】
で、
そういう敗戦から立ち直る過程で絆を確かめ強める場面も咲-Saki-シリーズの魅力です。

大人(耕介)が子供(慕)を慰めるシーンはなかなか珍しいですね。
そもそも試合会場に行く保護者が少ない。


また、直接的に慕を慰めているのは耕介ですが、
慕が泣いている理由を察したのは周藤瞬斗です。

自転車の件などもそうでしたが、
耕介は慕との関わり方について何かと周藤瞬斗に助けられています。

大人といえども子育ては初めての経験です。
普通は夫婦二人三脚で協力しますが、耕介の場合はそういきません。
身近に相談できる相手といったら周藤瞬斗しかいませんね。

そう考えると質屋けっこう重要キャラだし、
もうリチャと結婚すればみんな幸せなんじゃないかな……。


あと、
「泣いているときはすごい勢いで頭突きしてきた………」
「あれはね 頭突きしたいわけじゃない………」
「知ってるよ………」

コレよくわからない。
今まで慕が泣く場面は何度かありましたが、
耕介に頭突きする場面はありましたっけ?(私が忘れているだけ?)

頭突きしたいわけじゃないなら、何がしたいのでしょうか?
耕介に抱き着きたい、押し倒したい、それとも甘えたいとかそんな感じ?
どちらにせよ耕介は「知ってるよ」なんですよね、う~~む。




【野津雫】

仲間のために泣く人もいれば、
仲間のために奮起する人もいます。イイよね…

「運に見放されても部員に見放されたくないわ」

で、後輩の打ち方を思い出しながら野津雫は頑張るわけですが、
何故か瑞原はやりだけ出てきませんでしたね。

多分、「1位は取れなくても私の力にはなってる」的な描写なので、
1位を取った瑞原はやりは出ないのでしょうかね。



さて、咲-Saki-シリーズでは珍しく「和了りやめ」をしましたね。
咲-Saki-本編の団体戦は点数を稼いだ者勝ちなのですが、
シノハユは「区間ごとの順位」も考慮されるので和了やめの判断が難しいです。

今回は点差が約4万点あるので足掻くよりは1位を死守した方が良さそうですが、
実際にその判断できるかというと……
欲が出たり、後続の助けになりたい気持ちが出てしまうかもしれませんね。

初めて後輩に任せられた野津雫は、
後輩に任せることもできる人間だったわけです。

阿知賀編5巻の「あとはよろしく「阿知賀」の大将」と似た展開ですね。
野津雫と稲村杏果は先輩・後輩の関係ですが、
それ以前に、共に戦う対等なメンバーとして認識しています。

後輩に責務を投げるという後ろ向きな判断ではなく、
部員を信頼して任せるという前向きな判断です。

でなければ、堂々と「追い詰められたのはどちらかしら!」と言い返せないはず。



第34話は団体戦の特徴が出た話だと思います。

毛ほども関係ないけど小村真葉の帽子ってツバがなければみなもちゃんの帽子みたいだな……