作品は「ネタ」「表現」で構成されてい(ると私は考えてい)ます。

ネタは作者の頭にある抽象的なことで、
表現は読者が受け取る具体的なことです。

桃太郎で例えると、
「桃が川を浮き沈み漂いながら流れる」がネタで、
「どんぶらこ どんぶらこ」が表現です。

みなさんは好きな作品と同じ作者の別作品を読んで
「あれ…つまらない…」と思ったことはありませんか?
それはネタがつまらない、またはネタが表現に合っていないためかもしれません。

みなさんは好きな漫画がアニメ化されたときに、
「あれ…なんか心に響かない…」とか
「よし!ちゃんとアニメ化されてるから安心して2話以降は観なくていいな!」と思ったことはありませんか?
それはアニメならではの表現ができていないためかもしれません。

メディアミックスをすることは、表現を変えることと同義です。
作品を構成している半分を変えるので、作品全体の印象も大きく変わります。

さて、咲-Saki-実写化の話。

咲-Saki-の魅力は闘牌、百合、青春などなど色々ありますが、
なかでも「萌え」はメディアミックスで大きな影響を受けます。
その理由は次の記事で書くとして、
咲-Saki-実写化での最初の不安は萌えでしょう。

ということで、過去に実写化された作品の中から
萌えを魅力のひとつにしているであろう作品を独断と偏見でピックアップします。
それを知ることで咲-Saki-実写化がどうなるのか心の準備をしようぜ!!!という私の動揺が隠せない記事。

(あーーーーーWikipediaってマジ便利)
アニメ・漫画の実写映画化作品一覧
アニメ・漫画のテレビドラマ化作品一覧
ライトノベルの実写化作品一覧
ゲームを原作とする映画一覧

ザッと見た感じでは萌え作品は少ないですね。
そもそも私はドラマや映画はそれほど観ないのでよくわからない。
しかし、これは観たことがあるし咲-Saki-実写化と近いんじゃない?というのがひとつ。

・ラーメン大好き小泉さん

約20分の深夜ドラマ4本に、約50分のSPです。

この作品の魅力を萌えの観点で説明すると、
見た目は可愛いけどクールで他人と関わらない「小泉さん」が、
大好きなラーメンを荒々しくすすり恍惚の表情をするギャップ萌えがあります。

ドラマ版小泉さんの容姿をネタと表現で分類するとこうなります。
[ネタ] 可愛くてクール、且つラーメンを食べなさそうな容姿
[表現] キャストは早見あかりさん(身長165cm)。黒髪ストレートの前髪パッツン

平安時代の貴族みたいなスタイルなので、確かにラーメンの一般的なイメージから遠かったです。

さて、原作の漫画版はどうなのでしょうか?

[ネタ] 可愛くてクール、且つラーメンを食べなさそうな容姿
[表現] 身長152cm。金髪でウェーブ
まるで違う…!
メインに「大澤悠」というキャラがいるのですが、
漫画版の小泉さんは大澤悠より8cm低いですが、
ドラマ版は逆に13cm高いです。

しかし、考えてみれば、
現実に金髪ウェーブの印象はオシャレとか外国人とか、
とにかくクールでラーメン食べなさそうとは思えません。
髪の色が自由な漫画界ならではと言えます。
ならば黒髪ストレートの方が合っている気がします。
金髪=高貴が成立するのは最近の二次元の常識・文法があってこそですね。

「萌え」って時代や文化、環境によって変わりますからね…。
何十年前の漫画とかアイドルとか見ると「美人だけど何か古臭い…」と思います。

私が思っているより萌えって絶対的ではないのかも…。

ドラマ版か漫画版、
どっちのが小泉さんが可愛い?と聞かれたらすごく答えにくい…。
どっちも可愛いというか、甲乙つけがたしというか、ドラマ版は凛々しい、漫画版は小動物みたいな…
二次元には二次元なりの、三次元には三次元なりの可愛いが存在していることを受け入れるべきですね。




さて、
他にも実写化された萌え作品を紹介します。
あくまで私が原作を知っている中で、美少女が多く登場すると主観的に思った作品の選出であり、萌えとは異なる場合がありますが異論は受け付けまへ~ん。

・ときめきメモリアル

・ひぐらしのなく頃に

・ハヤテのごとく!

・逮捕しちゃうぞ

・鋼鉄天使くるみ

・美少女戦士セーラームーン

・マリア様がみてる

・魔法先生ネギま!

・ちょっとかわいいアイアンメイデン

・最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが

・僕は友達が少ない




私はどれも観たことありませんが、レビューサイトでは、
「安いコスプレ」「エロが生々しい」とか言われてる作品もあります。
二次元の表現をそのまま三次元にもってくると薄っぺらくなったり重々しくなったりするのでしょうか。
ネタという本質を重視して三次元なりの表現をすると不自然さはなくなりますが、表現を変えるので「原作とは別物」は避けられません。

しかし、総じて言われていることは
「観てるうちに慣れた」

実写咲-Saki-がどうなるかは推測すらできませんが、
あまりに酷い出来ではない限り、そのうち慣れるし、三次元は三次元で可愛い可愛い思う気がする。
まァ慣れるから問題ないのか?という疑問については次の記事で書きます。