漫画の実写化ってだいたいは最初はギャーギャー騒がれて、
公開されてからスッと話題にならなくなるものですよね。

仮に話題になっても「原作の良さを残していたから面白かった」「原作の良さがなかったからつまらなかった」みたいなのが多い気がします。
「原作がいかに改変されているか」しか話題性がないんでしょうかね?
だとしたら公開前のキャスト発表とかに比べるとインパクトがない。




さて、咲-Saki-実写化についてのツイートとかスレとかコメントとかには、
仮に面白くても実写化は嫌だ」
という声が一定数あります。


もっと詳しく言えば、

「漫画の実写化作品には面白かったり成功したりする例はあるし、咲-Saki-がその例に含まれる可能性もあるだろう。でも嫌だ


何度でも確認しますが、
咲-Saki-は実写化に向いていないとか、どうせ酷いことになるんだからやめろとか、そういう議論ではなく、
実写化という行為そのものが許せないという意見です。
したがって、「観てから判断しろ」「嫌なら観るな」で解決できない問題なのかな~とも思います。



では、何故このような生理的拒否反応が起きてしまうかーーーーーーー

いろいろと考えてみました。

1、不気味の谷説
ロボットやCGが本物の人間に近づけば近づくほど好感度は高まるが、
あまりにも近づきすぎると一転して嫌悪感を抱くという経験則です。

漫画の実写化の場合、これの逆が起きているのでは????????
本物の人間が漫画(虚構)の容姿や動作、台詞を取り入れることで、不気味の谷に落ちているのでは???
だとしたら嫌悪感を抱くのもおかしくはないです。


2、絵柄の基準がぶれる説
特に萌え漫画のキャラクターは目が大きかったり鼻が点だったりと変なところだらけです。
それでも違和感がないのは「それがこの作品における普通」と無意識に認識しているからです。

読み始めて数ページで作者の画風を把握し、キャラの平均容姿という一種のモノサシを作ります。
そのモノサシをもってこのキャラはタレ目が特徴なのかなとか、髪は金色だろうとか察します。
例えば下着をはいていないキャラがあまりにも多く登場し、且つそれが言及されない場合は、この作品はそれが普通なのかなとモノサシを叩き直すわけです。

本来は作品ごとにモノサシを新しく用意しますが、
実写化の場合は「同じ咲-Saki-なんだし咲-Saki-のモノサシで観ていいでしょ」としてしまいます。
すると、「ギャアアア目が小さいィィィイ」「ギャアアア鼻が大きいイイイ」と嫌悪感を抱くのは仕方ない。
観てるうちにモノサシを直したり増やしたりするので、嫌悪感はいずれ消えますが、
それを待たずに観ることをやめてしまう人もいるでしょう。

この現象はアニメ化にも起こりますが、やはり実写化は差が激しいので違和感も激しくなります。
「三次元は三次元の良さはあるけど、二次元にも二次元の良さがあるわけだし、二次元だけで叩き作ったモノサシを変えたくない…」という人もいるんでしょうかね?知らんけど。


3、誰だよテメーは いきなり現れて好き勝手やってんじゃねーぞ説
自分の好きな作品が縁が遠い存在に利用されることへの嫌悪感。
例えるなら黒船来航の衝撃に近い。

今まで相いれない世界として住み分けをしてきたのに、
いきなり公式を名乗れることへの違和感もあるかもね。

公式とはいえ二次創作には変わりありませんが、
二次創作に「原作への愛」を求めるタイプには抵抗あるかもしれません。
仮に実写化スタッフに「原作への愛」があるとしても
「三次元芸術の仕事に就いてる時点で漫画好きじゃないだろ」「オタク以外はニワカ」みたいな謎の偏見やプライドが……要するにお互いの信頼関係がなってないゆえの悲劇。



4、原作の補完にならない説
原作ファンからしたらメディアミックスに面白さはあまり求めていない…。
原作で既に面白いと満足しているので、期待するポイントはそこじゃないかも。

よく言われるのは「原作厨は原作が再現されているかどうかしか注目しない」
確かにその通りかもしれませんが、原作を100%再現されたものが観たいなら原作を読めばいいだけの話なので、期待するポイントはそこでもない。

おそらくは「原作の補完」ではないでしょうか?
例えばアニメ化の場合は「キャラが動いて声を出すだけでも価値がある」みたいな感じで、
アニメの表現を記憶して、原作が描ききれていない行間を補完しよう……逆輸入を目論んでいるわけです。

しかし、実写化の場合は表現方法があまりに違い過ぎて、そういう足し算が難しいと思われます。(だから、まだ〇〇化していないのに俺が得しない実写化するな~という批判につながる)
まあ、思われるだけで実際はけっこう参考になるはずですけどね……咲-Saki-だったら本物の風景が見られるかもしれないです。







こんなところでしょうか。
面白ければいいという一筋縄ではいかないのものですね。

ま~~~私は映画は面白ければいんだ面白ければいい当たり前だと思っていますし、
実写化に断固たる意思はないのでどうせ観るというか、
早く観たいというか、新情報まだですかね公式サイトさん……