咲-Saki-は複数の言語に翻訳され、様々な国で出版されています。
さて、光ちゃんが初登場した咲-Saki-第102局の見開きページには文字が1つもありません。
じゃあ翻訳の影響を受けないから日本語版と同じだよねと思っていた時期が私にもありましたが、よ~く見るとデザインに違いがありました。
さて、光ちゃんが初登場した咲-Saki-第102局の見開きページには文字が1つもありません。
じゃあ翻訳の影響を受けないから日本語版と同じだよねと思っていた時期が私にもありましたが、よ~く見るとデザインに違いがありました。
・英語版(電子書籍)
(Ritz Kobayashi Translation:Sheldon Drzka Lettering:Anthony Quintessenza『Saki,Vol.11(English Edition)』Square Enix Co.Yen Press,2017年,p.122-p.123)
赤枠で囲ったところがページとページの境界です。
よーーーく見るとノイズのようなズレの線が感じ取れると思います。
注目はこの線の位置です。
日本語版と比べればわかりますが、少し右に寄っています。
何故かというと日本語版と英語版では紙面の縦横比が異なるからです。(国が変われば規格も変わるらしい)
縦幅を1とすると見開いた時の横幅は、日本語版だと約1.41ですが英語版だと約1.33です。
この0.1の差を具体的に表すと、紙の日本語版を見開いた時のサイズは縦182mm横257mmなので英語版は約15mmほど横がカットされています。
基本的にはコマ外の余白がカットされていますが、余白がない見開きページの場合は臨機応変にカットされています。
(Ritz Kobayashi Translation:Sheldon Drzka Lettering:Anthony Quintessenza『Saki,Vol.11(English Edition)』Square Enix Co.Yen Press,2017年,p.32-p.33)
このページは左端近くにフキダシがあるからなのか、右端が多めにカットされています。石戸霞の耳が隠れていますね。
光ちゃんが初登場した見開きページでは左端が多くカットされているので、その分だけページとページの境界線が右に寄っているというわけです。
kindleで光ちゃんの顔を綺麗に見たい場合は英語版の方が良いかもしれません。
でも今って円安だからなぁ……
出版社のサイトによるとkindle以外でも買えそうですが、紙の本はなさそうですね。
・韓国語版(紙)
いのけんさんに1巻と17巻を貸してもらいました。
カバーに関しては前の記事を読んでいただいて……
カバーと同様に本文も拡大されています。約1.03倍。
本の横幅はむしろ日本語版の方が大きいので、いろいろ計算して約6mmほど横がカットされているはずです。
小口(見開きページの左右の端)の側が約4mmカットされているので、ノド(見開きページの中央)の側がおそらく2mmほどカットされていると思われます。よく見えないけど。
だから第102局の光ちゃんの顔は合わせて4mmほどカットされているんじゃないかなぁ。もともとよく見えないけど。
全ページ調べたわけではありませんが、英語版のように臨機応変にカットしているわけではなく機械的にカットしてそうでした。
(著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年,p.197)
韓国語版のために書かれている文字が韓国語版でカットされている謎。
ちなみに電子書籍版ではこの文字はカットされていませんでした。謎謎謎。
あとトーン部分に違和感があります。
(著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年,p.40)
おそらく約1.03倍拡大したことでモアレが起きてますね。
電子書籍でのおかしいところが紙にもあるかどうかですが……
1、拡大されている。
→紙も拡大されていました。
2,位置がズレている。
→多少のズレはありますが日本語版と変わらない程度。電子書籍版よりかはズレていません。
3,傾いている。
→17巻10ページ目が傾いていましたけど、電子書籍版での該当ページは傾いていませんでした。傾きに関連性はない?もしかしたら日本語版にも傾いているページがあるかもね~
4,黒い点のようなものがある
再生紙のような斑点はいくつかありますが、17巻171ページ目の芦野沙織左手や187ページ目の岩館揺杏の右肘にある点は電子書籍版にもありました。
紙といえば、カラーページとモノクロページで同じ紙を使っていました。日本語版だとカラーページはツルツルした紙です。
日本語版の方が発色は良いですが光の反射で白く見えたり硬くてめくりにくかったりするので、韓国語版も良いかもね。
・韓国語版(電子書籍)
っておいィィィ!!!!
宮永咲と光ちゃんが融合しそうやんけぇ!
ページの全体を見ると……
周りのベージュ色の部分は電子書籍のビュアーの背景なので、その内側の余白部分は本文データです。
他のページにはこのような余白部分はありません。
つまり、「元々韓国語版は端がカットされている」+「電子書籍版のこのページはデータが中央に寄っている」の合わせ技でこうなってしまっているものと思われます。
ただ、こういう雑な感じは1巻にはあっても14巻や19巻にはなかったので時代と共に改善されていそうです。
・中国語版(紙)
wikipediaで調べてみると、中国語版といっても香港と台湾の2種類があるらしいです。
「wikipediaじゃ信用できねーよ!」と思ったのですが、京都国際ミュージアムの所蔵資料検索にも載っているので多分本当。
香港の方は玉皇朝という会社から出版されているものです。
ロゴがちょっと変わってますね。
どうやら14巻で止まっているっぽいです。
実物を見たことないから品質はわかんにゃい……(は?)
台湾の方は東立という会社から出版されているものです。
こちらは21巻まで出てるっぽい。
商品紹介画像の表紙は日本語版よりも少し縦長ですね。
最大の特徴は作品名が「天才麻將少女」になっていることでしょう。
まぁ「咲-Saki-」だと中国語的になんか不都合なのかなとは察しますが思い切ったな……
この天才麻將少女の方は10年くらい前にオフ会でハセトウノさんに見せてもらったことがあります。
その時に撮った写真を見た感じ……日本語版よりも左右の余白が狭いです。
中央のノドの部分も見えにくいのでおそらく光ちゃんの顔はカットされているでしょうね。
とりあえず私の調査力ではこれが限界や……
だれか私の代わりに海外の咲-Saki-買ってきて~
(Ritz Kobayashi Translation:Sheldon Drzka Lettering:Anthony Quintessenza『Saki,Vol.11(English Edition)』Square Enix Co.Yen Press,2017年,p.122-p.123)
赤枠で囲ったところがページとページの境界です。
よーーーく見るとノイズのようなズレの線が感じ取れると思います。
注目はこの線の位置です。
日本語版と比べればわかりますが、少し右に寄っています。
(小林立『咲-Saki-(11)』スクウェア・エニックス,2013年,p.122-p.123)
何故かというと日本語版と英語版では紙面の縦横比が異なるからです。(国が変われば規格も変わるらしい)
縦幅を1とすると見開いた時の横幅は、日本語版だと約1.41ですが英語版だと約1.33です。
この0.1の差を具体的に表すと、紙の日本語版を見開いた時のサイズは縦182mm横257mmなので英語版は約15mmほど横がカットされています。
基本的にはコマ外の余白がカットされていますが、余白がない見開きページの場合は臨機応変にカットされています。
(小林立『咲-Saki-(11)』スクウェア・エニックス,2013年,p.32-p.33)
(Ritz Kobayashi Translation:Sheldon Drzka Lettering:Anthony Quintessenza『Saki,Vol.11(English Edition)』Square Enix Co.Yen Press,2017年,p.32-p.33)
このページは左端近くにフキダシがあるからなのか、右端が多めにカットされています。石戸霞の耳が隠れていますね。
(小林立『咲-Saki-(11)』スクウェア・エニックス,2013年,p.34-p.35)
(Ritz Kobayashi Translation:Sheldon Drzka Lettering:Anthony Quintessenza『Saki,Vol.11(English Edition)』Square Enix Co.Yen Press,2017年,p.34-p.35)
次のページでは逆に右端近くにフキダシがあるからなのか、左端が多めにカットされています。宮永咲の右手が隠れていますね。
光ちゃんが初登場した見開きページでは左端が多くカットされているので、その分だけページとページの境界線が右に寄っているというわけです。
kindleで光ちゃんの顔を綺麗に見たい場合は英語版の方が良いかもしれません。
でも今って円安だからなぁ……
出版社のサイトによるとkindle以外でも買えそうですが、紙の本はなさそうですね。
・韓国語版(紙)
いのけんさんに1巻と17巻を貸してもらいました。
カバーに関しては前の記事を読んでいただいて……
カバーと同様に本文も拡大されています。約1.03倍。
本の横幅はむしろ日本語版の方が大きいので、いろいろ計算して約6mmほど横がカットされているはずです。
小口(見開きページの左右の端)の側が約4mmカットされているので、ノド(見開きページの中央)の側がおそらく2mmほどカットされていると思われます。よく見えないけど。
だから第102局の光ちゃんの顔は合わせて4mmほどカットされているんじゃないかなぁ。もともとよく見えないけど。
全ページ調べたわけではありませんが、英語版のように臨機応変にカットしているわけではなく機械的にカットしてそうでした。
(著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年,p.197)
韓国語版のために書かれている文字が韓国語版でカットされている謎。
ちなみに電子書籍版ではこの文字はカットされていませんでした。謎謎謎。
あとトーン部分に違和感があります。
(著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年,p.40)
おそらく約1.03倍拡大したことでモアレが起きてますね。
電子書籍でのおかしいところが紙にもあるかどうかですが……
1、拡大されている。
→紙も拡大されていました。
2,位置がズレている。
→多少のズレはありますが日本語版と変わらない程度。電子書籍版よりかはズレていません。
3,傾いている。
→17巻10ページ目が傾いていましたけど、電子書籍版での該当ページは傾いていませんでした。傾きに関連性はない?もしかしたら日本語版にも傾いているページがあるかもね~
4,黒い点のようなものがある
再生紙のような斑点はいくつかありますが、17巻171ページ目の芦野沙織左手や187ページ目の岩館揺杏の右肘にある点は電子書籍版にもありました。
紙といえば、カラーページとモノクロページで同じ紙を使っていました。日本語版だとカラーページはツルツルした紙です。
日本語版の方が発色は良いですが光の反射で白く見えたり硬くてめくりにくかったりするので、韓国語版も良いかもね。
・韓国語版(電子書籍)
(저자 : Ritz Kobayashi 역자 : 서현아『사키Vol.11(Korean Digital Edition)』Square Enix Co.학산문화사,2013年,p.122-p.123)
っておいィィィ!!!!
宮永咲と光ちゃんが融合しそうやんけぇ!
ページの全体を見ると……
周りのベージュ色の部分は電子書籍のビュアーの背景なので、その内側の余白部分は本文データです。
他のページにはこのような余白部分はありません。
つまり、「元々韓国語版は端がカットされている」+「電子書籍版のこのページはデータが中央に寄っている」の合わせ技でこうなってしまっているものと思われます。
ただ、こういう雑な感じは1巻にはあっても14巻や19巻にはなかったので時代と共に改善されていそうです。
・中国語版(紙)
wikipediaで調べてみると、中国語版といっても香港と台湾の2種類があるらしいです。
「wikipediaじゃ信用できねーよ!」と思ったのですが、京都国際ミュージアムの所蔵資料検索にも載っているので多分本当。
香港の方は玉皇朝という会社から出版されているものです。
ロゴがちょっと変わってますね。
どうやら14巻で止まっているっぽいです。
実物を見たことないから品質はわかんにゃい……(は?)
台湾の方は東立という会社から出版されているものです。
こちらは21巻まで出てるっぽい。
商品紹介画像の表紙は日本語版よりも少し縦長ですね。
最大の特徴は作品名が「天才麻將少女」になっていることでしょう。
まぁ「咲-Saki-」だと中国語的になんか不都合なのかなとは察しますが思い切ったな……
この天才麻將少女の方は10年くらい前にオフ会でハセトウノさんに見せてもらったことがあります。
(作者:小林立 譯者:方郁仁『天才麻將少女(11)』東立出版社有限公司,2013年,p.122-p.123)
その時に撮った写真を見た感じ……日本語版よりも左右の余白が狭いです。
中央のノドの部分も見えにくいのでおそらく光ちゃんの顔はカットされているでしょうね。
とりあえず私の調査力ではこれが限界や……
だれか私の代わりに海外の咲-Saki-買ってきて~