近代麻雀漫画生活のいのけんさんに韓国語版咲-Saki-を2冊貸してもらいました。
ありがとうございます。
※まだ返してません。(2024年12月現在)いつか返します!信じてください!




せっかくだからメジャーを使って分析しちゃうよ~ん。
2024-12-1949 04
(左 著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年)
(右 小林立『咲-Saki- 17』スクウェア・エニックス,2017年)
韓国語版の大きさは縦183mm横128mmです。
日本語版は縦182mm横129mmでした。まぁ誤差の範囲?

その割にはイラストが拡大されていますね。
鶴田姫子の頭頂部から右親指先までの縦の長さは日本語版が143mmなのに対して、韓国語版は149mmです。
本自体の縦の大きさは約1.005倍しか変わらないのにイラストは約1.041倍になっています。
その差約0.036、具体的には約6.5mm分だけ縦がカットされて鶴田姫子の脚が見えなくなっています。

そして最大の特徴は表紙をめくったところにあります。
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(上 著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年)
(下 小林立『咲-Saki- 17』スクウェア・エニックス,2017年)
カバー長くね?w
(先が斜めにカットされているのも気になるけど)

表紙+折込部分の横の長さは日本語版が207mmなのに対して、韓国語版は217mmです。
イラストの大きさは約1.041倍しか変わらないのにカバー自体の大きさは約1.048倍になっています。
その差約0.007、具体的には約1.5mm分だけ韓国語版の方が横の描写範囲が広いことになります。

それを踏まえてよーーーーーく見ると韓国語版の方が見えてる範囲がわずかに広いですね。





え?





そんなことある?




私たち日本人が見ていたものは完全ではなかったのか……?

いやでも単行本の表紙イラストは15周年記念の咲-Saki-画集でも見られるから!
画集なら……! 画集ならきっと……!

左が日本語版、真ん中が韓国語版、右が画集。
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(左 小林立『咲-Saki- 17』スクウェア・エニックス,2017年)
(中 著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 17』학산문화사,2018年)
(右 小林立『咲-Saki- 画集Ritz Kobayashi illustrations』スクウェア・エニックス,2021年,p.40)
やっぱり韓国語版の方が広いです。
こちとら3500円+税払ってんだぞ!

いのけんさんに貸してもらったのは17巻だけではありません。1巻の方も確認しました。
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(左 小林立『咲-Saki- 1』スクウェア・エニックス,2006年)
(右 著:Ritz Kobayashi 訳:서현아『사키 -Saki- 1』학산문화사,2008年)
裏表紙の折込部分の宮永咲は韓国語版(右)の方が見える範囲が広いです。(髪の部分がわかりやすい)
原村和がいる面にいたっては画集が一番カットされていますね……
しかし、片岡優希がいる面に関しては韓国語版の方がかなりカットされています。

要するに日本語版も韓国語版も画集もレイアウトは機械的にやっているわけではなく巻ごとに調整しているっぽいので、一概にすべての巻においてコレが最も見えてる範囲が広いとか狭いとかは言えなさそうです。


他の巻も通販サイトの商品紹介画像から調べてみました。

だいたいは日本語版と変わらないというかむしろ狭い印象です。
16巻は日本語版より韓国語版の方が右側の見えてる範囲が広いですが、画集よりかは狭いです。
22巻は韓国語版の方がスカートの見えてる範囲が広いですね。

ええ……雀明華ファンは韓国語版22巻を買わなきゃいけないの……?
表紙のイラストは様々なところで使われているので、もしかしたら韓国語版よりも広く見えるものがあるかもしれません。(ワンダーグーの特典とかQUOカードとかポスターとか)
まぁ電子書籍なら割と簡単に購入できますし、日本語版より値段が安いので遊びで買うのもアリかもね~~~