23年から24年へ

  • author: minastagebuch
  • 2023年12月18日

 あの夏を越えたあとの冬の穏やかな陽の光がとりわけ心に沁みるこの頃、皆様いかがお過ごしですか。

 今年も精一杯がんばったなと思います。いわゆる「コロナ明け」で歌う仕事や教える仕事が元に戻ってきたのに加えて、年初の『明日の幸福』、4月の『真砂女』、8月『まほろば』と、お芝居の公演に3本も出演機会に恵まれました。情熱を持つ友人やそれを支えてくださる先生方に出会えたから実現できた幸せです。何気なく使っていた言葉にこだわりをもって丁寧に表現をしたり、相手の表現から心を慮ったりすることで普段の生活にも潤いを感じるようになりました。

 8月には美空ひばりが一生を終えたのと同じ歳になりました。数年お休みしていた誕生日の宴会は、今年は小さな会場で少人数で開催、でもすぐにいっぱいになってしまって、お知らせもできなかった多くの皆様すみません。来年できるならもう少し考えたいと思います。

 オンプラゾリステンの活動では4月と11月にコンサートに出演、7月のオペレッタ『白馬亭にて』では訳詞とオリジナル脚本、またクララ役で出演したりチケット係を一手に引き受けたりしました。  一般社団法人として活動を始めて2年半。秋には古巣ライオンの系列店4店舗での出張演奏が叶い、閉店時に貰っておいた制服をみんなで着て懐かしいメドレーを歌ったりもできました。今までの活動の歴史も踏まえてさまざまな提案をいただくことが増え、社会的責任と信用が少しずつ実感できるようになりました。

 そんな感謝も込めて、12月29日(金)の午後にライオンの6階を借りて「忘年会」を開催します。お店があった頃は年末恒例の「第九と年忘れ」のイベントで5階6階を貸切にして大盛り上がりでした。今年は6階しか借りられませんので大掛かりなことは何もできませんが、多くのメンバーとともに歓談したり演奏をお聴きいただいたりという3時間になります。同じ場所で2月23日には私企画のコンサートを開催する予定です。
 また、オンプラゾリステンで公演をしました『ボッカチオ』『白馬亭にて』のDVDを作っていただきました。ご自宅でのひとときにご覧いただけましたら幸いです。

 来年もなかなかに忙しい1年になりそうです。1月下旬には久しぶりにオペラに出演します。『マノン』はマスネが作ったすばらしいオペラで、華やかに着飾って美を賞賛されたい欲と、愛に生きることとの板挟みにあった、若く美しいマノンの迷いが、破滅を呼んでしまうというお話。コロラトゥーラのような華やかな技巧や高音、しなやかな音楽性なども含め新たに勉強することが多くとても楽しいです。そしてこんなにたくさん歌う本番は滅多にないと思いますので、この機会にご来場いただけましたら嬉しいです。

 そして4月には12年ぶりに「オペラ三昧」が復活します。お母さん役でとても印象的だったメゾソプラノの牧野真由美さんの代わりに杣友惠子さんを迎えて、20年以上前に作ったネタをベースに公演予定、夏頃から定期的に集まって話を進めています。面白いことが好きだった父の命日にこの公演ができることにもご縁を感じています。まだまだ先ですがどうぞご予定くださいませ。
 その後は理事をさせていただいているグレーテル座にて『ミッドナイト・ガーデン』を改訂初演、(私は最後に出てくるとても印象的な女性を演じる予定)、6月末にはオンプラゾリステン版『カルメン』こちらはグレッグ・デールさんを演出にお迎えすることになり、いろいろな仕掛けを考えている最中、今までとはまた違ったテイストの本公演になると思います。

 ある朝、長く使っていた携帯電話の電源が入らなくなってしまいました。その1週間前に何だか急に携帯データをバックアップしたくなったり(おかげで必要なデータはほぼ無事)、携帯屋さんの前で時間をつぶす事になったり(結局ほかの事で時間を潰してしまった…)、携帯が私に最後のメッセージを出してくれていたのではないかと不思議な心地です。昨今はAIなど機械が人間にかなり近づいている一方で、人間を人間と思わない愚かな人間の所業を耳にすることも増えました。私たちは一体どこへ向かっているのでしょう。ひとりひとりが豊かな心を持ち続けることの大切さが、今こそ問われているのではないでしょうか。 次にお会いできるときまで、みなさま、どうぞお元気で!

菊地 美奈


Knockout1

春らんまん

  • author: minastagebuch
  • 2023年03月22日

お客様にお送りしている文章です。郵送したりする方も大分減り、せっかく書いたので有効活用…♪


 さまざまなニュースに心が大きく揺さぶられるのは、きっと駆け足で春が進むせいですね。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。頻繁にお会いし楽しく笑い合っていた頃がなつかしいですね。

 去年は、新型コロナの影響から仲間を救うために文化庁からの助成金に応募、1千万を超えるお金を動かす書類作りと契約書や領収書の作成と収集に忙殺されながら計15の公演を支え、その半分以上は自分も出演しました。プロデュースやチラシ作りなどに加えてなりゆきで作詞をしたり訳詞をしたりという公演もあったりして、久しぶりに自分の限界に挑戦する羽目に。寄る年波に勝てず帯状疱疹を発症したりと大変でしたが、すべての精算が終わったいま振り返ると、これまでより格段に広い視野を持てた経験はこれからへの大きな自信になったと思います。

 今年からは助けもなくなり、一番大切に思っている音楽ビヤプラザのメンバーで立ち上げた社団法人もどこまで続くやらですが、なんとか知恵を絞りみんなの居場所を残してゆければと思っています。4月には豊洲シビックにて「春の演遊会」、私はダイナミックで繊細な神戸孝夫先生の「さくら横ちょう」などを歌います。春爛漫の時期にふさわしくゆったりと楽しめるものになりそうです。このコンサートは企画を仲間に任せて私は出演のみ。その後にひかえる6月末の『白馬亭にて』の台本作りとチケットシステムなどに没頭しています。

 いま進めているのは「恩送りプレミアム席」という名前のチケットで、1枚購入ごとにご自身のお席に加えて若い観客が1名招待されるというものです。半額程度をお客様、残りを主催者が負担 (恩送り) して、高校生〜25歳の若い観客は公募で招待したいと思っています。もちろん初めての試みでどうなるかわかりませんが、若い人たちに劇場で生のパフォーマンスに触れて楽しんでもらいたいという気持ちが輪になって広がっていったら素敵かなと…。アイディアやご意見などありましたらぜひお寄せくださいね。

 これらの合間をぬって、知的好奇心を満たし、身体を使ってパフォーマンスするという意味で本業に近い「演劇」のほうも、さらに深い沼にハマっています。いま勉強している『真砂女』は、俳人・鈴木真砂女の話。破天荒な女性で、恋愛沙汰で鴨川グランドホテルの女将を追われ、銀座一丁目に小料理屋「卯波」を開き、女将に。80歳を越えてエッセイが大ヒット、松屋デパートに着物姿の彼女の大垂れ幕がかかったこともあったとか。娘の本山可久子さんは文学座の大女優で、本人役も登場、母娘関係も色濃く描かれています(9日のアフタートークにもご出演いだく予定)。

 演出の西川信廣先生はじめこの作品を作られた文学座の先生方、その役を100回以上演じてこられた新藤忠さんはじめ第一線で活躍中の俳優さんに相手していただき幸せすぎです。立体リーディングは台本を読みながら少し動いたりする形式で、舞台セットなどはありませんが生演奏と照明が入り印象的な公演になると思います。私は「いけす組」で真砂女を読みます。ご興味あればご来場くださいませ。

 5月はずっとお世話しているグレーテル座の公演に出演します。児童文学の名作をミュージカル化した「ミッドナイト・ガーデン」は全世代が楽しめるものになりそうです。東宝ミュージカルの砂川幸子さんの作・演出、オーディションで選んだプロの子役達をメインにミュージカル歌手やオペラ歌手などが主要役をしめるので、座員の子供達も目を丸くしながら稽古しています。6月末は「白馬亭にて」、その後も少し歌う本番があったりします。8月末にはお芝居が待っているので、誕生日宴会がもしできる状況だとしたら9月かな、などと思ったり。まだ難しいかしら…

 先週、大学時代の友人と30年ぶりに再会、昨日は幼稚園や小学校からの幼馴染4人組で数年ぶりに会食、一気に時を戻しました。あの時ほんの少しずれていたら、人生が入れ替わっていたかも?などと思うと感慨深いです。人生は選択の連続というし、これから先も選択したり迷うこともあるでしょうけれど、少し経って振り返ればどれも大正解のはず。これまでは心も時間も余裕なく駆け抜けてきましたが、利害を超えて笑い合える古い仲間と、こうしてたまに答え合わせをする場をもつのもいいものですね。

 次にお会いできるときまで、みなさま、どうぞお元気で!



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まあまあ元気

  • author: minastagebuch
  • 2022年12月12日

前回のブログ日記は21年2月。1年10か月ぶりの更新。日記ってなんだっけ(笑

みなさまお元気でしょうか。
前回の投稿のあとあったことを備忘録がてら書いていきたいと思います。


4EB54DFF-8BD1-453D-8DB8-C694B373EAB2 ・21年6月に一般社団法人オンプラゾリステン を設立
 立ち上げから日々の事務作業まで実務がほんと大変で忙殺されてます。今年(22年)はAFF2の助成金を受けて9つの公演をサポートしたり出演などしたり。この後はその報告書類のほかに法人の決算書類も作らないと…。「ボッカチオ」の振興のために「めざせ歌役者」という講座をひらいたのは楽しかったし、釜石と高田のコンサートツアーが企画できたのは本当に嬉しかったです。


F3EF73FE-DF9B-4F62-A96C-A61E4C10C55F ・歌劇座チェルケット・ドールも活動再開
 私個人の裁量で好きなことをする団体「歌劇座チェルケット・ドール」の主催で5つの公演を実現。それぞれの公演に思い入れがあります。後押ししてくれたAFF2には感謝しかありません。ただ、オンプラとあわせて実務量がハンパなかった。おかげで悪夢の定番が「譜読みもできてないのに本番舞台に立たされる」から「領収証が揃わない」「金額が合わない」になりました。


E35432F8-CE08-45A6-A3BC-6F823CF2666A ・「ミュージカル・プール」から「一般社団法人グレーテル座」へ
 立ち上げ前から関わっていた多世代交流型のミュージカル・プールが解散、団長の成宮さんが中心となり新たに一般社団法人グレーテル座を立ち上げ、その理事となるとともに5月公演「ジュエルボックス」に急遽作詞として関わることに。「ボッカチオ」の訳詞と重なり22年のはじめはほとんど寝られない日々でした。


・プラチナクラス11期修了とその後
21年は再び文学座プラチナクラス、11期生として9か月間演劇を学びました。
修了生の有志で団体を作り定期的に演技を学びはじめ、来年(23年)夏に公演したいと言っているところ。

8期の修了生でも春に公演予定だし、もう来月に迫る来年1月は「台所太平記」に出させていただいた団体で「明日の幸福」に出演することになっており、かなり前から時間をかけて稽古を重ねています。
こっちの芸の世界も沼が深すぎてまだまだはまり続けそうな予感。
歌にも通じることがたくさんあって、楽しいです。


・演劇鑑賞活動
フリーで楽しむ観劇活動は多忙のためかなりセーブせざるを得なかったけれど、「ねりま演劇を観る会」に新米幹事として演劇振興に関わることにやりがいを感じており、なんとか時間を割いて参加しています。しかしまーあ問題山積。どこからどうしたらいいんだろう。的確な指摘をするために見渡せるようになるにはもう少し知らないと。


・2度のコロナ感染、帯状疱疹
 去年7月に多分デルタ、今年6月に多分オミクロンに感染。どちらも少し熱が出た程度でほとんどつらくなかったし公演の狭間で本番に穴を開けることはなかったので幸運でした。
 ところが。いっちばん忙しい時に帯状疱疹を発症。なんとか仕事はこなしたけれど、こちらはほんとにきつかった。身体は大事にしなくてはと身に染みました。


・庭とか
加藤千鶴さんのお宅から大きなオリーブの木を譲り受け、シンボルツリーに。夏は大きなひまわりを咲かせてウクライナへ気持ちを送りました。バラやクレマチスにヘリオトロープ、多肉植物たちは忙しくてあまり愛でられずじまい。去年いただいた月下美人が大きくなってきたので来年は咲くかな?


E9EC4A51-E7AA-44DB-AA66-DB42DF7DF7D0 と、こんな感じで暮らしています。
総じて、内容は激変したけど忙しさは変わらないって感じでしょうか。新しい出会いもたくさんありましたが昔からのつながりが思わぬ形で広がったりするのも楽しいですね。2022年もあと少し。来年はどのような形でおつきあいできるかしら。みなさまどうぞよいお年をお迎えください。

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近況報告(女優デビュー情報など)

  • author: minastagebuch
  • 2021年02月18日

眉をひそめたまま気づいたら年も明けて大分経っていました。大きな地震には心が震えましたね。そして健康が気がかり。皆様お元気でいらっしゃいますか。

去年春以降は、教えていた現場のすべてが数ヶ月間のクローズ、その後も影響を受け続けている状態。歌の仕事もすべて消え、30年近く働いていたホームグラウンドの音楽ビヤプラザライオンは臨時休業のまま11月に閉店。日常を続けることが不可能でしたが、動画や楽譜制作などパソコンの新しい使い方を覚えたり、ずっと見ないフリをしていた家の片付けやら会計事務や将来設計など、足元固めにも目がいくようになりました。

ワクチンの普及にもよるでしょうが、ただ壊れていく現実を見るしかなかった去年に比べて、今年は少し心が強くなっているように思うので、日々を楽しく過ごすためにアンテナを張り、行動できることはし、少し先のいろいろな事を含め、前向きに歩んでゆけたらと思っているところです。

といったところで久しぶりにブログ更新など。
いつも通り長ーい宣伝ブログですみません。

私が原作を書いて一昨年公演していただいた『フォラジェリーと聖なる城』のDVDが、ミュージカル・プールのクラウドファンディングのリターン(返礼品)となっています。
「子供に夢を、シニアに希望を!」とうたった今年8月の次回公演(別演目)の資金カンパです。
私からの応援コメントも掲載していただきました。ご支援いただけましたら幸いです。2月28日まで。



音楽ビヤプラザの仲間と久しぶりにコンサートの配信をしました。『バレンタイン2days 愛を込めて』私は2日目チーム。配信時のトラブルで動画が乱れてしまいましたが、まもなく元データで再配信できるようです。

YouTubeの「ザギン de ライブ」チャンネルではほかにも元メンバーを中心にしたコンサート映像が配信され続けていますので、今後も引き続きお楽しみくださったらうれしいです。


2月27日・28日は日本橋公会堂で『台所太平記』にて女優デビューします。

IMG_0408IMG_0409文学座プラチナクラスからご縁をいただきオペラ『わが町』を作ってくださった西川信廣先生の演出で勉強ができるのはとても嬉しいよろこびです。

谷崎潤一郎の原作は映画化、テレビドラマ化もされており、今回は明治座などで何度も公演されている戯曲、6年前に沢口靖子さんがやっていた役を私が…無事つとまりますかどうか。演劇は歌以上に自分が問われます。そして人と関わることの本質を見つめる機会にもなっています。
体当たりでがんばりたいと思います。見届けたいという奇特な方がいらっしゃいましたらチケットみなまでご連絡くださいませ。

3月はクローズドのオペラの仕事などもありそう。4月4日はムジカーザにてチャリティコンサート(詳細はまだ出ていません)、それから下旬には博品館で『レッドウィング』というお芝居に出て少し芝居したり歌ったりします。

147706142_3558273464289498_1500737840257216364_n147336460_3558273577622820_6804511056948174152_n赤羽のキャバレーを舞台にした悲喜こもごものストーリーで、元宝塚トップスターの高汐巴さん、松竹新喜劇代表の渋谷天外さん、それから奇しくも沢口靖子さんとともにデビューされた『澪つくし』が印象的な川野太郎さんも出演されます。4/21〜25で8公演。よほどの事にならない限り公演するのことです。こちらもチケット発売開始になりましたのでチケットみなまでご連絡くださいませ。

初夏にはコンサートの地方公演もある予定なのですが、その会場がコロナのワクチン接種会場に決まったそうで…どうなることやら。そして去年できなかった誕生日会は今年はできるかしら…せっかく大台に乗るのに(笑)なかなか難しいでしょうか。

秋には釜石にて公演に呼んでいただいています。浜木綿子さんが主役をやっていた『人生はガタゴト列車に乗って』という戯曲がミュージカル化されるのです。有名な劇作家の井上ひさしさんのお母さんのお話。音楽ビヤプラザのチャリティコンサートで釜石に伺った際に現地で宣伝や手配など様々なお世話をしてくださった皆さんとの歓談のなかでこのお話が盛り上がって、とうとう実現しそうということで、不思議なご縁をしみじみと嬉しく思います。

思い通りにいかない毎日に苛立ちながらもどこかで、規格通りに生きる窮屈さからの開放感にホッとしています。思い通りにいかないことが増えても、それをどう受け入れられるかが人生を豊かにする秘訣だとだんだんわかってきました。

次にお会いできるのはいつでしょう。ゆったりとその時を待ちたいと思います。

みなさま、どうぞお元気で!   

演劇鑑賞会

  • author: minastagebuch
  • 2020年10月27日

音楽ビヤプラザのこと、たくさんの方からご連絡いただいています。愛されているお店だったんだなぁと実感する日々です。11/15の完全閉店の日は無観客配信(出演者多数のため)、それまでの通常営業風コンサートには11/2、7、?、?と出演予定ですのでご都合よろしければあの場でお会いいたしましょう。

出会いも別れも振り向けば必然のことで、それとどう向き合うか、そしてその時々に選んだ道を大切に感じたい…と思う今日この頃です。

というわけで、今日は演劇鑑賞会について書きます。

この2月から、「ねりま演劇を観る会」(以下演鑑と書きます)の会員になってました。簡単に言えば会費を納めると2か月に一度練馬駅前の練馬文化センターでお芝居が観られるというものです。

私がここに入った理由は、まずは無数にある公演の中でも「これは外さないで」という特選物が観られること。お目当ての役者さんなど追っかけての観劇だと偏りますしね。お芝居をストーリー中心に観たい人には特にオススメです。

それからこの組織のシステムについてむっちゃ興味ある!という点。演鑑って観客の集団なんですよ。だから、今回はこっちの劇団、次はあっち…ってできるわけです。なんと画期的な!!これ、なんでオペラ界にないのかしら。演鑑に潜入(?)して、オペラ界にもその道を模索したくなってます。
(これについて割と調べたんだけどなかなかいい記事が見つからないので自分で潜入決意し、そしていま書いてる次第。)

あともうひとつは、人のつながりですね。ここに入るには3人以上のグループ(サークルと呼ばれる)を作るか、誰かのサークルに入れて貰うしかないので、興味あっても入れない人もあるかもしれない。
そのハードルは、観客だけで成立させなくちゃいけない分主体性を持ってほしいあらわれでもあるけど、エライ中の人になるつもりない人にも「2か月に一度友達と会う理由がひとつできる」ってメリットがあると思う。

友達でも親戚でも、きっかけがないとあっという間に疎遠になるもんね。会話しないで横向いて同じ芝居観るだけでも十分嬉しいです。もちろん状況が許せばその前後にお茶したり飲んだり…も楽しめるし。

「なんか面白いかも」と思ったあなた、よかったら私のサークルに入って一緒に観劇しましょう😊
次回は12月7日夜・8日昼の文化座『しゃぼん玉』。 9067C908-3850-4FDA-878C-849D0D5CA618

『オペラわが町』でお世話になった西川信廣先生の演出で、おばあちゃんとイケメン君の笑いあり涙ありの楽しいお芝居です。

ちなみに、この日がダメなんだよねー、って場合はどうなるかというと、ねりま演鑑は「首都圏ブロック」に所属しており、板橋文化会館、北とぴあ、埼玉松戸町田立川と、ほかの会場の公演に振替えて観ることが可能。
ん?首都圏ブロック??
そうです、なんと日本全国に演劇鑑賞会が無数にあるんですよ!!!これなんでオペラ界に…(以下略

とはいえ高齢化に加えてコロナの影響もあり、会員数が激減してしまっているようです。芸術の灯を消したくない、でもどこにカンパしよう?と思う方にもオススメ。

あ、もちろん政治や宗教その他の勧誘など一切ナシですのでご安心くださいね。わたしもこの記事のおかげで会員が増えても「すごいね」と言われるだけです。(言ってもらえるかな?😆)

練馬文化センターは遠いっていう方は近くにないか探してみて。ねりま演鑑に入りたいけど私とはつながりたくない人は3人以上のグループで申し込みもできます。

入会金1000円、月会費2700円(高校生以下1000円)です。

12月の例会(公演)を観られるにはいつまでに入会すべきか…?そのへん何とかしますのでとりあえずご相談を。 
 その他ご質問もコメントやメールなどで承ります🙋‍️

ではでは。

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(写真は10/22 音プラ終演後)

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「わが町」楽譜出版祝い・ゆるーい配信イベント開催します(10/14)

  • author: minastagebuch
  • 2020年10月11日

3月に初演させていただきましたオペラ『わが町』、こちらの楽譜がようやく出版の運びとなりました。 これを祝って、関係していただいたみなさんとともにゆるーい配信イベントを開催いたします。

すぐですね、、。
こんどの水曜日、
10/14 (水) 17:00から、
小一時間のYouTube無料生配信で、

終わりましたらそのまま10月末まで限定で見られるようにします。


この半年で少し動かせるようになったzoomとYouTubeでなんとかやってみようと思っていますがさてどうなりますか(^^;

このページにリンクを飛ばそうと思っていますが、できなかったらごめんなさい!
(↓この画像を押すと配信ページに行けるようになる予定)
E50554DE-D792-4878-9127-553C9AC3A03C

念のためこちら ↓ が私のYouTubeチャンネルになります。時間になったら、何かしら新しい動画が始まると思いますので、まだだったらしばらくしたらリロードしていただくとかしていてください…

https://youtube.com/user/RUDORIPP

配信内容は、作曲の上田先生をはじめ、公演に関わってくださったみなさんのうち7〜8名ぐらい(ゆるいな…)のゆるいトークと公演動画で3月公演を振り返ったり、「わが町」のアンケートでとても反応の多かった「ストロベリー・アイスクリーム・ソーダ」などみんなで歌ってみたりします。

楽譜のほうは1冊5280円です。ご入用の方はご連絡くださいねー。

それでは!

音プラとわたし

  • author: minastagebuch
  • 2020年10月03日

思うところあって、ここのところweb関係のアウトプットはしないようにしていましたが、この件についてはどうしても何か書きたくなりました。長く面白くないものになりそうですがお許しください。

大学2年の春休み、オーディションを経て入れていただいたお店、初めて歌うことが職業になった場所。それが音楽ビヤプラザライオンでした。3年ぐらいずっと最年少のミソッカスでした。二期会や藤原歌劇団で主役を歌うような方々が、同じひとりの出演者として普通に接してくださるなんて。こちらは何もわからないんですからいつ切られても仕方がないけど、できるだけ多くのものを勉強させて貰いたいと、夢中で働きました。当時は1日10人の出演者がいましたので、別の用事ができたり体調不良の場合など、「代わってくれない?」と電話がかかってきて(当時は出演表も事前発表されていませんでしたし、個人交渉で出演を自由にできるのです)、週1回のレギュラー出演日のほかにも頻繁に…月15、6回は出ていたような。お客様から一杯どうぞと言われてもオレンジジュースを飲んだりしていました。

私は絶対にプロのオペラ歌手になりたかった。そのために必要なことは経験だ、と思っていました。よく読んでいた漫画に「酒場のピアノ弾きに身を落として…」という描写があったり、「芸が荒れるよ」と言ってくる友人もいましたが、その人にとって本当にやりたいことがブレなければいいだけの話です。この考えは今も正しかったと思います。

実際に働き始めると、オペラではなく演歌やポップスを聴いて育った私にとっては、大衆性を持った音楽ビヤプラザのステージは衝撃的で、音楽の質の高さと大衆性は両立を目指すことができるのだと知りました。このお店の存在が当時の私にどれだけ影響力を与えたかわかりません。

家族のように接してくださった先輩方、それぞれの演奏姿を通して学校では学び得ない多くの演奏を毎日のように浴びました。また、終演後には先輩方とお客様の招きで近くのお寿司屋さん(バブルの残る銀座ですからいくらしたんだか)に連れて行っていただいたり、若手にはとても手が出ない注目の公演に連れて行っていただいたり、そこで伺ったお話がどれだけ見聞を広げたか。ご自分の好きな音楽について熱く語るお客様の楽しそうな表情。このお顔が見たいからよりよい演奏をしたくなるのだと思ったものです。

それまでの私にとって、クラシックは楽譜と自分の対話を昇華するイメージでした。でも実はその楽譜は、いつの時代も生身の人間が時間をかけて考えて作り、それを演奏する人や聴く人があれこれ言いながら練られてきたのだと、楽譜の前や後が地続きに想像できるようになりました。モノトーンの楽譜の網にふるい落とされて残らなかった多くの人々を想像すると、それらがたまらなく愛おしく、自分ひとりでは到達できなかった豊かな音楽へと導いてくれるような気がします。

話がそれるので書きませんが大学で学んだことや触れた人やものや曲たちも、もちろん私にとってかけがえのないものです。卒業後はオペラやコンサートにも随分出させていただきました。これらを同時に経験することで、どちらにもよい影響をいただけたと思います。

芸大の大学院生の頃、音プラと平行して週2回レギュラー出演していた「ベルマンズポルカ」というお店が閉店になった時のことを、昨日のことのように思い出します。霞ヶ関ビルから歩いて行ける場所にあったこのお店は、地方から仕事で来た折によく来ていたかつてのお客様が10年20年ぶりに来店なさることも多く、「ぼくの青春の場所なんです」と頬を緩ませる方々を見ては「こういう場所はずっと続いているべきだ」と思っていましたが、ある日突然「今月いっぱいで閉店します」と。
それまで20年以上??週6日ずっと出演されていた看板歌手の尾野玲子さんは、知らせをきいたお客様で連日満員となったお店で毎日気丈に振舞ってらっしゃいましたが、11月の最後の日だけは「とても出られない」と私に出演を交替して、とうとうお店に姿を見せることがありませんでした。(今の私は、あの日の玲子さんと同じ立場にあると思われるのでしょう、心配されてご連絡くださる皆様、本当にありがとうございます。)

「これから行くところがない」と落胆される常連さんたち。音プラをご紹介して、それ以来今年まで音プラに足しげく通ってくださったお客様も両手で収まらないほどいらっしゃいます。その方々も含め、音プラを愛してくださった皆様に、「ここなら」とお知らせする場所が思い当たらないのが、何よりもつらく心苦しいです。

あの、ひとつのお店を見送ったあと、私は一念発起しました。
バブルが弾けてさまざまな憶測が流れるなか、音プラだけはどうにか続けていってほしかったから。 折しも音プラ20周年にさしかかるという所で、飯田俊明さんの発案からメンバーも一丸となってCDを作ることができました。翌年には「オリジナル乾杯の歌」の歌詞を公募、上田麻衣子さんに作曲していただいたものを毎晩演奏するようにしたり、それまで不定期に行っていたイベントを整備、それとは別立てで私と瀧田亮子さんとの個人企画として隔月でオペラを上演したり、脚本を書いて音楽劇を上演したり。かわら版の「音プラ通信」もこの頃から今年まで、毎月何晩か徹夜して書いていました。

イノシシ年生まれの私はとにかく猪突猛進。出演表の事前公開、振付の刷新、ホームページ作り、リクエストカードに住所をいただいた方にはその日の出演者からハガキを出したり、、本当に大変でしたね。リーダーでも何でもないのに「こうすべきだと思う」とうるさく言い立てて、ウンと頷くとみるやガシガシと気合いで実現させていく私を許して巻き込まれてくださった皆様、ありがとうこざいました。

時間ができると銀座に寄って、ひとりでもあの場にいるのが好きでした。お客様のテーブルにお邪魔して一緒にステージを見守った晩も数えきれず。酔いすぎて大騒ぎ、失敗した日も。毎年8月末には私の誕生日の宴、20年以上続いていました。

東日本大震災が起き、音楽や演奏のあり方を考えて、チャリティコンサートを始めたのはもう8年前になるのですね。大きなイベントをするたびに、出演者やお客様の「音プラ愛」を確かめ合え、深め合えたように思っていましたが、チャリティコンサートについては全く別次元のものを感じました。音プラとして東北へ3回、コンサートに伺えたことはかけがえのない経験でした。

30周年の年には記念誌を作り、このお店に関わったすべての人達の30年分の想いを形にすることができました。
この記念誌を作るにあたり、こんなに長い間(約12年)先頭でやらせてもらったんだなぁとそのありがたみに気づきました。

もはや、みんなの技術や意識が上がって、始めた頃の私なんかには全くできないようなイベントを自主的に楽しんで実現するメンバーもどんどん出てきています。特にソプラノはどこでも余るほど多いですから、プロになるために多くの機会を持つことが不可欠と身にしみている私が、これからの人達を邪魔することは避けたい。音プラによって育つ才能の芽を守るため、これからはできるだけ機会をほかの人に譲りたいと思い、実行し始めていました。実際、若い力が新しい音プラを作り始めていた矢先、このコロナ騒ぎが始まってしまったのでした。

でも、彼らは最後まで諦めなかった。
生配信という道を切り拓き、多くの人々の行き場のない乾きを癒し、配信チャンネルの登録数は1000を超えました。手前味噌ですが、先月の25回目となった音プラチャリティコンサートは無観客の配信公演でしたが10本の録画作品と生演奏、どれも本当にすばらしいものでした。これが音響さんお一人以外は全員が音プラの所属メンバーだけの手作りによるものだなんて。個々の動画は音楽を深く理解しやりたい事をそのまま本人達が作り上げたことにより、信じられないクオリティが実現されていましたし、総括するひとたちの働きも、演奏のすばらしさを伝えるための遊び心も、チャリティへの思いもあわせ、みんなで成し遂げたひとつの高みだったと思います。これまで音プラでライブを極限まで楽しめる形のものを年4回も、こういう事をやっていたから、あまり会えない中でも見ている方向が同じ私達だから、ここまでたどり着いた高みだったのだと感じています。

4月1日から臨時休業を続けていた音楽ビヤプラザは、11月15日で閉店となるそうで、ひとつの時代が終わるという感慨深い気持ちもなくはないですが、きっとそういう潮目なのでしょう。私たちが過ごした時間、やってきたこと、何一つ無駄じゃなかったし、記録に残すこともバトンを渡すこともできたので、後悔はありません。音プラがあったからこそ、さまざまな経験をし、こんなに豊かな心を持つことができ、感謝しかありません。

音プラを守るべく最前線で手当り次第にがんばってた頃の私と同じように、今は新しい演奏家達が、自分たちの居場所を作るために八面六臂の活動をしています。アイディアをもって切り拓く音プラの精神は、音プラという場所がなくなってしまっても決して色褪せず、むしろ広いステージで輝きを増してゆくはずだと確信しています。

このお店がなくなってしまってさみしいと思う皆さん、是非それを言葉にしてください。
客席に挨拶にいくと「どうしてこんなに楽しいお店が流行らないのか」という言葉をずっときいていました。32年間、どんなにがんばっても音楽ビヤプラザは「知る人ぞ知る場所」でした。あまりにもフレンドリーで、いつでも行ける場所だったから、敢えて言葉にする必要がなかったのでしょう。

これからは「ここに行ったことがあるんだ」「ここに関わっていたんだ」と自慢してください。皆さんのよき思い出を添えて。
そうして人々の話題にのぼることで、音プラは生き続けるし、伝説の存在にもなり得るのではと思います。

数十年、あるいはそれ以上経って、「この頃、日本にはこんなお店があって、それを端緒とした音楽スタイルがこのように発展して…」と音楽史や風俗史の本に書かれたい。
それが私の夢です。

あたりまえの日常の大切さ

  • author: minastagebuch
  • 2020年02月24日

歌劇座チェルケット・ドール公式ブログのほうに書いた記事をこちらにも。

https://ameblo.jp/cerchietto-d-or/entry-12577214919.html


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我が家ではユキヤナギが小さな白い花を咲かせはじめました。














邁進!

  • author: minastagebuch
  • 2020年02月10日

目に見えないもののために、息をするのさえ気持ちが落ち着かない頃、皆様お元気でお過ごしですか。

数年前から思う所がありオペラありきの生活を一変、文学座のプラチナクラスで演技の勉強をゼロから習ったり、去年は各種ワークショップなどの参加のほかに演劇公演90本、演劇映画や映像資料試聴50本など、ずっと欲していた新劇への興味を満たして知見を広めています。まだまだ渇きは癒えないと思いますが、そんな流れの中で私らしい今後の活動が見えてきました。

それは

「新しいオペラを作り、それを次世代に遺し、つなげる」

ということ。

大きく広げた手に、いつの間にか集まってくれたご縁が重なり、運命に突き動かされるように劇団を立ち上げ、気づいたらオペラ『わが町』の初演に向け邁進していました。この感じ、久しぶりです(笑)

ピューリッツァー賞を受賞した戯曲『わが町』は、演劇の道を志す人なら必ず通る、オペラでいえば『フィガロの結婚』のような不朽の名作です。


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人生が愛おしく思える、私も大好きなこの作品、作曲の上田亨さんは30年も前からオペラ化を夢みていたそうです。ダジャレ好きな池辺晋一郎さんの流れをくみミュージカルや新劇の舞台音楽の分野で活躍の上田さんは、優れた演劇スタッフに贈られる倉林誠一郎賞を受賞。心にしみるメロディメーカーです。稽古も始まっており、その場で更新されてゆくメロディを歌いながら、一緒に手間をかけて新しいオペラを産む喜びをいただいています。

どんな曲か気になる方はあさって2/13に朝日カルチャーセンターで宣伝を兼ねたレクチャーコンサートを開きますのでまずはそちらからでも♪


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構成・演出を手がけてくださる西川信廣さんは読売演劇大賞優秀演出家賞など受賞多数、日本演出家協会理事・日本劇団協議会会長など歴任の名実共に日本演劇界のトップ。新国立劇場と英国リーズ劇場、可児市文化創造センターの共同制作公演『野兎たち』の合間をぬって、私の手作り団体に積極的に力を貸して下さっています。稽古場の和やかさそのままの、愛にあふれた公演にして下さると思います。

キャストは劇団四季でオペラ座の怪人役を歌っていた大山大輔さんが進行係としてお話を進め、幼なじみカップルの私のお相手役はデビューの頃から何度も相手役をしていただいてきた所谷直生さん。持ち前の美声に加えミャゴラトーリなど演劇性を重要視されるオペラ団体でもひっぱりだこのテノールです。

彼の両親ギブズ医師夫妻役はナベプロにスカウトされて芸能活動をしていたバス杉尾真吾さんと、おしゃべり作曲家の青島広志さんお気に入りのマルチソプラノ江口二美さんの異色カップル、対する新聞編集長のウェブ氏夫妻役の小林大祐さん・小林由佳さん(実際は夫婦じゃありません!)のお二人もオペラを通じてドラマを伝える事の大切さに共感してくださりとても前向きに練習に参加してくださっています。

元気いっぱいの女の子レベッカ役・東海大の元教え子の富田沙緒里さんにいたるまで、ピッタリの歌役者が揃いました。そしてピアノは長いおつきあいの瀧田亮子さん。
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こんなに全部が揃って、いい公演にならないはずがないです。みんなが喜んでくださるために是非とも会場を沢山のお客様でいっぱいにしなければ!という思いで、私自身はいつもより100人多く呼ぶことを目標にがんばっています。

3月18日・19日、是非お誘い合わせの上ご来場くださいませ。

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チケットのお申込みはこちらからどうぞ!



それから、この作品を私は台本つきの楽譜として出版したいと思っています。

日本のオペラを私はこれまで積極的に演奏したり観劇してきましたが、そのほとんどが出版されていません。

ちなみに私の大好きなオペレッタも市販されているのはすべて楽譜だけで台本はなし。その作品を上演したい人達にとってこれがどんなに枷になっているかは簡単に想像がつきます。

折角できた素晴らしい作品をきちんとした形にして遺すことで、いずれ誰もが知る定番演目へと育ってゆくならこんなに嬉しいことはありません。それに尽力することが私の存在意義であり使命かなと思っています。次世代へバトンをつなぐために、生まれたばかりの弱小団体にお力をいただけたら嬉しいです。

…頭の中が『わが町』でいっぱいで、勢いがありすぎてすみません(笑)

そんな訳で、とっても元気にしています。近々(できれば劇場で!)お会いできますように。

                 菊地 美奈

…最後の写真は最近うちの子になった多肉植物の「ルエラ」この名前がどんな意味を持つのか…『わが町』ご存じの方はわかるかな?むふ。

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パワー全開

  • author: minastagebuch
  • 2019年11月14日

繰り返される災害のニュースに心が痛む晩秋、皆様ご無事で、お元気でいらっしゃいますか。

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11月末、4年ぶりに音楽ビヤプラザのメンバー9名で東北へ演奏支援に行けることになり、その準備も佳境です。東日本大震災から8年半。釜石では 前回は建設中だった音楽ホールで、石巻ではまだ残る復興住宅の施設で、名取では中学校で歌唱指導とライオンのビール工場でコンサートの予定です。 歳を取るほど1年が早くなると思っていたけれど、時の濃さによって感じ方も全然違うのですね。無力を痛感するばかりですが、この旅でも沢山の方々にお世話になりながら、少しでも喜んでいただけるよう尽力できたらと思っています。

8月に出演しました『二期会サマーコンサート』の講評が『音楽の友』に載りました。私の出演した二日目はベテランが名をつらねて客席も満員御礼、私はソロのトップバッターでしたがライターさんの印象に残る演奏ができたようです。このコンサートは半分ほどに集約されてNHK-BSプレミアムで放映されます。11/25(月)〜27(水)の朝5:00〜5:55のうち、26日には『ウィンザーの陽気な未亡人』からのアリアを一人で、27日には『椿姫』乾杯の歌をみんなで歌っている中におります。もしよろしければご覧くださいませ♪

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もうひとつ、この秋の異色舞台『マクベス』の宣伝対談が演劇情報誌「カンフェティ」に載り、私のこともネタにされています。https://s.confetti-web.com/sp/feature/article.php?aid=695同じシーンを役者による芝居とオペラとで繰り返しながら進行してゆくというスタイルの公演ですので字幕を読むストレスなしに観られると評判です。第一線のプロ役者さん達の台詞回しや演技の自由なこと!私は魔女9人のうちの1人として役者さんと同化できるように頑張っています。オペラチームの歌手達も二期会・藤原の主役級が揃っており聴きごたえ満点。もしよろしければご来場くださいませ。

役者さんとのコラボ『マクベス』に限らず、演劇とオペラの境界線をぼかしてゆけるような存在になりたいという思いはもともとあって、オペレッタやオリジナル脚本でつなぐコンサートなどしてきたのも根本の思いは同じ。来年の3月にはさらに発展させて、劇団を立ち上げることになりました。
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オペラ『わが町』は、オペラと銘打ちましたがオペラとオペレッタとミュージカルと音楽劇と演劇と…すべての良さが感じられるような、親しみやすいものになると思います。オペラ歌手のほうもこういった分野へ踏み出したい(ている)人が少なからずおり、ベストメンバーでの船出です。18日にはチケット発売開始となります。公演はまだ少し先ですが、大成功させたいので是非ご予定くださいませ!

年末は久々に新宿オペレッタ劇場にも出させていただきますし、クリスマスイブには銀座ライオンにて私の書き下ろし台本で『ライオン城のクリスマス コンサート』、年末恒例のライオン『第九&年忘れ』にも参加。めまぐるしい毎日がまだまだ続きます。令和元年の暮れはどんな心境で迎える ことができるでしょうか。

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台風のあとの我が家の小さな花壇に、全身に甘い芳香をまとった大きな蜂がローズマリーの蜜を吸っていました。女王蜂でした。春でもないのに、しか も一匹だけで。あなたの巣や仲間たちはどうなってしまったのかしら…と心配になりながら見守っていると、しばらくして女王蜂は青空へ悠然と飛び 去ってゆきました。抜けるような青空へ。勇ましく美しいその姿を見送りながら、私も青空へ向かって羽ばたき続けよう、と気持ちを新たにしました。 どんな世界を作れるか。見守ってくださったら嬉しいです。

またお会いできる日をたのしみに。     

             菊地 美奈


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