2006年10月18日

Dies Irae

たとえば、己の一生がすべて定められていたとしたらどうだろう。

人生におけるあらゆる選択、些細なものから大事なものまで、
選んでいるのではなく、選ばされているとしたらどうだろう。

富める者は富めるように。貧しき物は餓えるように。
善人は善人として、悪人は悪人として。

美しき者醜き者、強き者弱き者、幸福な者不幸な者
――そして、勝つ者負ける者。

すべて初めからそうなるように・・・・・・
それ以外のモノにはなれぬように定められていたとしたらどうだろう。

何事も己の意思で決めたのではなく、
そうさせられているだけだとしたら?

ただ流されているだけだとしたら?


問うが、諸君らそれで良しとするのか?


持てる者らは、
ただ与えられただけにすぎない虚構の王座に満足か?

持たざる者らは、
一片の罪咎なしに虐げられて許せるか?

否、断じて否。

虐げられ、踏み潰され、今まさに殺されんとしている君ら、
一時同胞だった者たちよ。

諸君らは敗北者として生まれ、敗北者として死に続ける。
その運命を呪うならば、私のもとに来るがいい。

百度繰り返しても勝てぬのならば、千度繰り返し戦えばよい。
千度繰り返しても勝てぬのならば、万度繰り返し戦えばよい。

未来永劫、永遠に、勝つまで戦い続けることを誓えばよい。

それが出来るというならば、
諸君らが"術"の一部となることを許可しよう。

永劫に、勝つために。

獣のたてがみ――その一本一本が、
諸君らの血肉で編まれることを祝福しよう。

さあ、どうする。諸君ら、

この時代の敗北者たちよ。

私に答えを聞かせてくれ。

戦うか、否か――。

  
Posted by minatuki106 at 04:58