生きてる感想

僕が好きなことを書いて、誰かが楽しんでくれれば、それ以上は望むべくもないでーす

第3次安倍第3次改造内閣閣僚名簿

平成29年8月3日発足

■■■自民党執行部■■■
▼総理 自民党総裁  安倍晋三(62)(衆8回)山口4区 成蹊大法卒 神戸製鋼所従業員・自民党幹事長・内閣官房長官・90代首相。 

▼副総裁 高村正彦(75)留任(衆12回)山口1区 中央大法 弁護士 外相 防衛相 法務相 経企庁長官など。

▼幹事長 二階俊博(78)留任衆11回 和歌山3区 中央大法卒 国会議員秘書 和歌山県議員を経て自民党から国政に。1993年に宮沢内閣不信任案に賛成し離党し小沢一郎らと新生党を結成。小沢一郎の側近として行動を共にする。小渕内閣の自自連立で運輸大臣兼北海道開発庁長官に。小沢と分かれ野田毅らと保守党を結成し、自公保連立政権に参加。保守新党幹事長などを経て自民党に復党。経済産業大臣、自民党総務会長、衆議院予算委員長などを歴任。

▼政務調査会長 岸田文雄(60)(衆8回)広島1区 岸田派。早大法。外務大臣 沖縄北方・規制改革・科学技術担当大臣 再チャレンジ担当大臣 党国対委員長 日本長期信用銀行員 宮沢洋一はいとこ 安倍政権で外務大臣を4年7ヶ月勤めた。

▼総務会長 竹下 亘(70)(衆6回)島根2区 額賀派。慶大経卒。自民党国対委員長 復興大臣 財務副大臣 環境大臣政務官 衆議院予算委員長、自民党組織運動本部長 NHK職員 異母兄である竹下登元総理の秘書を経て政界入り。

▼選対委員長 塩谷立(67)(衆8回)静岡8区 細田派。慶大法卒。文部科学大臣 官房副長官 党総務会長。世襲2世。

▼国会対策委員長 森山裕(ひろし)(72)(衆5回、参1回) 鹿児島5区 農林水産大臣 財務副大臣 党経理局長 財務大臣政務官 党TPP対策委員長 衆院農林水産委員長 鹿児島市議会議長 鹿児島・日新高卒 石原派

▼幹事長代行 萩生田 光一(53) (衆4回)東京24区 明大卒 官房副長官 党総裁特別補佐 内閣官房副長官 千葉科学大学客員教授  文科政務官 党青年局長 東京都議(1期) 八王子市議(3期)。保守派の論客で安倍総理の側近。


■■■閣僚■■■
▼副総理・財務 麻生太郎(76)留任(衆12回)福岡8区 学習院大政経卒 首相 外相 総務相 経企庁長官 麻生セメント社長

▼総務 野田聖子(56)(衆8回)岐阜1区 無派閥。ミシガン州ジョーンズヴィル・ハイスクール卒 上智大卒。党総務会長 郵政大臣 消費者・食品安全・科学技術政策担当大臣 衆院災害対策特別委員長 岐阜県議会議員(1期) 帝国ホテル従業員。祖父は経企庁長官、建設大臣などを歴任した野田卯一。内閣府特命担当相などを勤めた鶴保庸介参院議員とかつて事実婚だったが今は一般人男性と正式に婚姻。安倍政権と一定の距離を置いてきた。

▼法務 上川陽子(64)(衆5回)静岡1区 東大教養卒 ハーバード大ケネディスクール 三和総研研究員 グローバリンク綜合研究所代表取締役 少子化対策担当大臣 総務副大臣 前回は第2次安倍改造内閣で辞任に追いやられた松島みどりの後任として法務大臣に就任し今回は2度目の法務大臣。

▼外務 河野太郎(54)(衆7回)神奈川15区 慶大経卒 ジョージタウン大卒。 党行革推進本部長 米ジョージタウン大卒 麻生派 国家公安委員会委員長 内閣府特命担当大臣 法務副大臣 総務大臣政務官 富士ゼロックス社員。父は自民党総裁や外相などの要職を歴任した河野洋平、祖父は副総理や自民党総務会長などを歴任した河野一郎。 

▼文部科学 林芳正(56)(参4回)山口県選挙区 岸田派。東大法卒 党税調副会長 農水相 防衛相 経済政策担当相 衆院議員秘書 三井物産社員。2012年の自民党総裁選挙に立候補した。高祖父の時代からたびたび国会議員を輩出する名家の出。

▼厚生労働 加藤勝信(61)(衆5回)岡山5区 東大経卒 大蔵省出身 一億総活躍担当大臣 加藤六月秘書 内閣府政務官 官房副長官 額賀派。将来総理候補になる人材の一人とみなされている。

▼農林水産 齋藤健(58)初入閣(衆3回)千葉7区 石破派。 東大経卒 ハーバード大ケネディスクールで修士号。 農林水産副大臣 環境大臣政務官 埼玉県副知事 通産省官僚 多摩大学大学院客員教授。衆院当選3回での抜擢。

▼経済産業 世耕弘成(54)留任(参3回)和歌山選挙区 早大政経卒 ボストン大院 官房副長官 総理補佐官 参院政審会長 総務政務官。

▼国土交通 石井啓一(59)留任(衆8回)公明党 東大卒。比例北関東 財務副大臣 党税調会長、政調会長 

▼環境 中川雅治(70)(参3回)東京選挙区 東大法卒業後、大蔵省に入省、理財局長を務めた後環境省で総合環境政策局長、事務次官を務め、政界に進出。 事務次官経験者の入閣は、相澤英之(大蔵事務次官→金融再生委員長)以来17年ぶり、事務次官を務めた省庁において大臣に就任したのは池田勇人(大蔵事務次官→大蔵大臣)以来59年ぶり。
参議院議員副会長。

▼防衛 小野寺五典(57)(衆6回)宮城6区 岸田派。東京水産大卒 東大院法学政治学研究科修士課程 防衛大臣 外務副大臣 党政調会長代理 党外交部会長 松下政経塾 東北福祉大助教授 宮城県職員。

▼官房長官 菅義偉(68)留任(衆7回)神奈川2区 秋田県出身。高校卒業後、上京。段ボール工場で働きながら法政大法卒。衆院議員小此木彦三郎の秘書を11年。横浜市議2期 総務大臣 党幹事長代行 党神奈川県連会長

▼復興 吉野正芳(68)留任(衆6回)福島5区

▼国家公安委員長 小此木八郎(52)(衆7回)神奈川3区 国会対策委員長代理

▼沖縄・北方担当 江崎鉄麿(73)(衆6回)愛知10区 国土交通副大臣

▼経済再生  茂木 敏充(61)(衆8回)栃木5区 東大経卒 丸紅社員 読売新聞社員 ハーバード大学ケネディ行政大学院で行政学修士号 日本新党で国会議員初当選 党政調会長 経産大臣 金融担当大臣 沖縄・北方対策担当大臣 外務副大臣 通産政務次官などを歴任。

▼1億総活躍 松山政司(58)(参3回)福岡選挙区 参議院国会対策委員長

▼地方創生 梶山弘志(61)(衆6回)茨城4区 日大法卒。 国土交通副大臣。党幹事長・内閣官房長官・法務大臣等を務めた父・梶山静六の秘書をしていたが、父の死去に伴い政界へ。

▼五輪 鈴木俊一(64)(衆8回)岩手2区 早大教卒 環境大臣 外務副大臣 厚生政務次官 衆議院厚生労働委員長 衆議院外務委員長。全国漁業協同組合連合会に就職したが父は鈴木善幸元総理。

官房副長官
西村康稔(衆院)    元内閣府副大臣
野上官房副長官 留任





僕の感想

第1次安倍政権は366日と短命だったが、野田民主党政権の後、2012(平成24)年12月26日にに発足した第2次以降の安倍政権は連続4年半、オバマ政権の2期目をまるまる呑み込んでトランプ政権も半年たった。今回の第3次安倍第3次改造内閣発足時点(平成29年8月3日)で首相在職期間2048日間(1次政権含む)は歴代5位です。

歴代首相在職期間ベスト10
1位 桂太郎 2886日 (明治34年から大正2年にかけて断続的に)

2位 佐藤榮作 2798日 (昭和39〜47年)

3位  伊藤博文 2720日(明治18〜31年にかけて断続的に)

4位  吉田茂 2616日 (昭和21〜27年にかけて断続的に)


5位 安倍晋三 2048日 (平成18〜19年と、平成24年〜H29.08.03現在)

6位 小泉純一郎 1980日 (平成13〜17年)

7位 中曽根康弘 1806日(昭和57〜62年)

8位 池田勇人 1575日(昭和35〜39年)

9位 西園寺公望 1400日 (明治39〜大正元年にかけて断続的に)

10位 岸信介 1241日(昭和32〜35年)



 来年2018年9月に自民党総裁選があります。従来、自民党総裁は連続3選が禁じられていたが去年、党則を変えて連続3期9年まで続けられることになった。もし来年の総裁選で3選を果たせば、その時点で在職2000日を超える。その3年後の総裁選のある2021年9月まで党総裁在任、従って首相在任が可能になる。仮に2018年9月の総裁選に勝ち総裁・首相続投ということになれば、2019年2月22日に4位の吉田茂と並び、同年6月6日に3位の伊藤博文と、8月3日に2位の佐藤榮作と、そして2019年11月19日に1位の桂太郎と並んで在職期間長さトップの首相ということになる。現実的だ。(日付は間違ってないと思うけど手で計算したので間違ってたらごめんね。)

 今回の内閣改造だが、共同通信社の8月3、4両日実施の世論調査によると、安倍内閣の支持率は44.4%(先月比+8.6ポイント)、不支持は43.2%(−9.9ポイント)と、落ち込んでいた支持率が回復している。今回の内閣改造、自民党役員人事を「評価する」は45.5%、「評価しない」は39.6%。

 今回の改造人事のきっかけは内閣支持率が下がっていることを受けてのものだったので、まあ目的はいちおう果たせたということになろうかと思うが、前回の改造がちょうど1年前の2016年8月3日だったので、支持率低下がなくても変えようと思っていたかもしれない。
 失言問題などでガタガタになった稲田防衛相の後任に小野寺五典、不安定答弁が目立った金田法相の後任に上川陽子と経験者を登用。環境大臣には環境省で事務方のトップを務めた経験のある中川雅治。加計学園問題などで揺れる文科省の火消し役として総理大臣も務まると言われる林芳正が大臣に。アベノミクスのアイデアを安倍晋三に吹き込んだと言われる山本幸三は問題発言をしたりして政治センスを疑わせる人だった。丸川珠代は稲田朋美と共に人材育成の観点から安倍首相に重用されてきたが、これらの人は閣外へ去った。農水大臣に当選3回の齋藤健を抜擢したが、これは将来性をというよりすでに充分な実力を持っているから登用したということだろう。他にも茂木経済再生相、世耕経産相、加藤厚労相など安定感があり、失言とは無縁な人たちで固められた内閣になったと思う。第2次政権発足時に匹敵するような欠点の少ない内閣になると思われる。

 ここ数ヶ月、内閣支持率が下がったと言って、保守派からは心配の声が、左翼系からは期待の声が多かったが、このぐらいの下げは想定内で心配するほどのことはないと思う。都議会選挙で自民党が惨敗したのは国政で自民党政権の支持が下がったのが影響したと言われているが、リアリティがない。これは都民ファーストと、内田茂に象徴されるような悪役・自民党都連の対立の構図であって、国政とは関係がない。もし国政に関係あるんだったら同じ国政与党の公明党が議席を増やしたことが説明できない。都議選は単に、都民ファーストに近い勢力が勝って、それに敵対する勢力が負けた、ということだ。
 
 これだけ長期政権が続けば、有権者も飽きが来る。小泉政権時代も、新しい政策がない時期が続けば低迷し、何かサプライズをやればまた支持率が回復した。お店と一緒で、新商品があれば客が来る。なければ店のレイアウトを変える(内閣改造をする)ことでちょっと新鮮味が出る。最近の支持率低迷程度で朝日、毎日新聞がワイワイ言っているのは、アンチ安倍勢力が期待を込めて騒いでいるだけで、これだけのことでこの政権が揺らぐことはない。第一、交替する勢力がない。野党第一党の民進党は長島昭久が既に離党し、細野豪志も今回離党表明、櫻井充も離党を検討しているというし、蓮舫も代表辞任に追い込まれ、支持率が低迷している自民党どころではないほど内部崩壊が顕わになっている。

 安倍政権はおととしの安保法制の時には最高に盛り上がったが、その後、これほど盛り上がる政策はまだ出していない。それは一つには政権のエネルギーの多くが、北朝鮮や中国をめぐる有事の可能性に割かれているからだと思う。水面下でかなりの動きがあると思われるが物事の性質上、表に出せるものは少ない。一旦有事になれば安倍政権の支持率は跳ね上がる。また、その他に、2020年に憲法改正をするという目玉商品があるので、それが本格的に出てくれば反対勢力は、安保法制の時と同じようにものすごい反対運動をするし、支持勢力はそのぶん安倍政権を熱烈に支持し、喧々諤々の議論の中でやはり安倍政権の支持率は上がると思う。政治家は、楽勝と思われる選挙の前でも自信ありげなことは言わないもので、逆に危機感を表明して緊張を維持しようとするもので、最近の安倍首相の支持率低迷に対する危機感の表明もそれだと思う。だって代わりに政権交替できる勢力がいないのだから。森友学園問題でも加計学園問題でも、反対勢力が火のないところに煙を立てようと思ってやたら騒いでいる感があるが、実のある結果は何も出て来ていない。

サガン「ブラームスはお好き」



 今、難しい本を読んでいる。もう何ヶ月も読んでいるけど、まだ半分ぐらいしか読んでない。もう左脳が疲れ切ってしまったのでその本は置いて、気分転換に短い小説でも読もうと思ってこの本を手に取りました。

 この本は160ページで決して長くないけど、最後まで読む積りもなくとりあえず開けてみたらスーッと読めたので最後まで読んでしまった。たぶん10年前か15年前ぐらいに本棚からこの本を引っ張り出して冒頭を読んでいたことがあった。その時には、文体が詰まってちょっと難しいと感じた。一瞬、夏の海のヨットの上の回想シーンが出てきたのを覚えていて、だから夏に読むべき小説だと思って読んだら、これは秋の小説だった。季節感は全然外れだったけどそれでも楽しめた。

 僕はサガンは高校時代に2冊ほど読んだだけであとはまったく読んだことがなかった。この本は僕が中学の時からブラームスが好きで、それで題名が気になって、たしか高校1年の時に買ったんだと思う。当時、最初のほうだけ読んで止めて、それ以降40年間、何回か読んでみようと思っては読み止しにした。何回もの引越しの間にかなり膨大な本を捨ててきたけどよくこれが捨てられずに生き延びたなあという感じだ。忘れていた宿題みたいにずっと本棚にあり続けた本だ。

 サガンっていい小説家だなあと思った。ここ数ヶ月、短い十数ページの短編小説はいくつか読んだけど、1冊の分量になる小説は半年ぶりぐらいに読んだ。最初から最後まで飽きさせないテンポ良いストーリー進行、大人味の切ない読後感で満足度は高かったです。ただ、こんな本は2冊続けて読んだら胸焼けがしそうです。僕が今読んでいる難しい本というのはドイツの哲学者カントについての本なんですが、その合い間合い間に数編の短編小説を読む時、「他者性」がどう出ているか、ということに気をつけて読んでいました。カントの概念なんですが、要するに、小説ってたとえば男と女が恋をした話とかだけど、書いてるのは一人じゃないですか。なのに男と女と二人とか、それ以上の登場人物を描いて、それで読者を引き込むってすごいじゃないですか。本当は一人で書いているから、登場人物はその一人が全部考えて、Aさんがこう言ったらBさんがびっくりしたりして、考えたら一人でそんなこと書いてるので馬鹿みたいじゃないですか。でも、「この登場人物は全部作者が適当に考えたんだよ」って思わせずに読者を楽しませるってすごいことだと思うんです。一人で書いたのに、そこに、一人の人間を超えたような世界があるって、どうしてなのかなって。それぞれの短編で、「あーこういう手法か」とか、「なるほどこう書けばこうなるか」みたいなことを思ったりしたんです。サガンのこの本も、そういう自分テーマを念頭に読み始めたんですが、最初から最後まで忘れてましたね。「他者性」なんてどうでもいいわ、ただ楽しみました、っていう感じ。

 この本の読後感はヘミングウェイの「日はまた昇る」を思い出さずにはいられなかった。両方ともパリを舞台にした小説だけど、たぶんパリが人にこういうものを書かせたんだろう。サガンの小説を純文学だと言う人はあまりいないと思うけど、この1959年の小説は半世紀以上たっても古いという感じがしなくて価値をまったく失っていない。通俗小説というのは時代が過ぎれば、他のファッションや人々のセンスとともに価値を失っていくものだと思うけれど、それがまったくない。恐るべきことではないだろうか?この小説はテーマ(浮気な恋)も通俗的だし、結論も、虚しくなって、何も得るものがない。ただパリがそこにあるだけ、みたいな。そういうところは通俗小説そのものなんだけど、サガンはそんな通俗小説を恐るべき普遍性をもって書いた人なんじゃないかなと感じた。

 「日はまた昇る」の読後感は僕に、突飛なたとえだろうが、「曽根崎心中」を思い出させる。そこには人生の虚しさが表現されているけど、その裏側に、この世のものではない何かが声なき叫びを上げている、という感じ。それはけっきよくこの世に存在しなかったかのように永遠に消えてしまう。ちょうど今この瞬間のように、永遠に過ぎ去るけど、それはこの瞬間に価値がないというのではない。価値があっても、過ぎてしまい、それを記憶する人がなければそのまま永遠に過ぎ去ってしまう。すべての瞬間は、記念日になった特別な瞬間のように、記憶される価値があるものだ。ジェイクとブレットのそんな一瞬も、そのままパリの喧騒に永遠に消えてしまう。だから虚しさと切なさが残るんだけど、現実の裏側にそんなものがあると指摘した。これは社会学とか心理学ではできない、おそらく文学でなければできなかったことだ。では「ブラームスはお好き」で、そういうものがあるかというと、ない。もっと徹底的に虚無な感じだ。ポールも、その恋人ロジェも、シモンの登場によって、何か新しいものを感じている。新しい可能性、日常の中ではしたことのなかった別の側面からの見方。でもそんなものがありながら、彼らは何も変わらないパリの風景の中に戻っていく。波乱万丈ありながらけっきょく何変わることない大阪の一風景になっていく男女を描いた織田作之助「夫婦善哉」に似てる。これもまた突飛な比較だろうけど。

 日本に「わび」「さび」という独特の美的感覚があるという。 

見渡せば 花も紅葉も なかりけり 浦の苫屋の 秋の夕暮れ(藤原定家)

 室町・戦国時代の茶人・武野紹鴎はわびの精神を端的に表わしているものとしてこの定家の和歌を挙げている。「わびしい」「さびしい」という本来ネガティブな感覚を愛でるというところに日本文化の独自性があるという。
 しかし種類は違えど、ネガティブな感覚がいいんだよ、というのは世界中にある。悲劇とかメロドラマとか、失恋ソングとか、見たり聴いたりすると、悲しくて涙が出ちゃうけど、それをわざわざ見たり聴いたりして楽しむということは世界じゅうの人々がしている。アメリカで生まれたブルーズという音楽も、その歌詞にはネガティブなものが多い。「カネがなくなった途端に誰も俺のことなんて相手にしなくなったのさ」なんて歌うと観客がヒューヒューなんて言って盛りあがったりする。「わび」「さび」とはずいぶん違うけど。「日はまた昇る」や「ブラームスはお好き」のラストシーンも、パリの享楽の裏には虚無感がセットになってついている。登場人物はそれに気づいてるのにその虚無を享楽と一緒に引き受ける。その静かな覚悟、決して報われることのない覚悟が人を酔わせるものがある。

 この160ページという絶妙な長さとその文章の読みやすさは、ある程度教養ある中産階級の働いている人が週末を使って読むのにちょうどいい長さだと思う。金曜の夜に仕事から帰って、さあ一週間の仕事が終わって、この本を開いて少し読んで寝て、土曜と日曜に、雑用をしながら読んで、日曜の夜、ベッドに横になりながら、残りを読もうと思って最後まで読んだ瞬間、ほろ苦さに浸されて、俺も明からまたこのパリの街で生きていくのか、みたいな感慨に浸る。サガンはそんな読み物をパリの労働者に提供するためにこれを書いたんじゃないかな、という気がする。

 この小説の「ブラームスはお好き」という題名、どうなんでしょうねぇ。50年前にはおしゃれな響きがあったのかどうか。今の我々の時代感覚では、あんまり食指は動かないですよね。でもこのストーリーならこの題名だよな、という感じです。ある日シモンがポールにこう尋ねた日から、ストーリーが展開し出します。その日の夜、ロジェもポールに同じことを尋ねるんです。そこで、フランス心理小説ここにあり、という感じの、おそらく世の女性の大好物そうなかけひきの会話。この小説は分量、ストーリー展開、結末、それから「ブラームス」というチョイス(つまりサン・サーンスとかドビュッシーとかフォーレみたいなフランスの作曲家ではなく、またシューマンでもチャイコフスキーでもない)、すべてがバランスよく結びついて、こんなストーリーを20代で書いたなんて驚異的です。

 僕はこの本を高1の時に買って、当時も最初のほうを少し読んだし、その後、40年近くの間、何回かこの本を開けてみたことがあります。そこで思ったのは、国語力の大事さです。たぶん10年ぐらい前、この本の最初を読んだ時、ライトノベルにしては文体が詰まっていて難しいなあ、と感じたのを覚えています。今回は、難しい本を読んでる最中ということもありましたが、スッと入れてそのまますべるような読み心地で最後まで読めました。これはこの間に僕の読解力が上がったからだと思います。小説というのは、実はこの読解力が高いから良い読み方ができるとは必ずしも限らないと僕は思います。同じ本を読んでも、10代20代の頃のほうが感動したということはいくらでもあります。そしてその感動は、ひょっとしたら読解力のなさが一要因になっているとさえ思うぐらいですが、だとすると、若い頃こそ、読解力のないことを武器に色んな小説を読めばいいとさえ僕は思うのですが、とりあえずこの「ブラームスはお好き」は、今の僕の読解力があって初めて楽しめるような読み方もあるし、たぶんサガンも、もっと難しい文学作品を読んでいるような層に向けてこの本を書いたんじゃないかなあと思います。
 僕は20代の頃、学習塾で国語の先生なんてことをしてましたが、今になって初めて国語力の大切さ、というか、そもそも「ああ国語力ってこういうことか」というのが分るようになった気がするのです。つまり10年前の自分と今の自分を比べて、そこに読書する時に必要な力の違いがあるなあ、というのを感じるんです。小説を読む読解力って大事だと思うのです。僕は中学の時から漱石は読んでたし、高校でサルトルを読んで、大学でドストエフスキーとか、サガンよりはるかに難しい小説を読んでたんですよ。だからサガンなんか読もうと思えば高校の時に充分読めたと思うんですが、それをうんうん唸って読むのと、マンガの代わりみたいに気軽にスラッと読めるというのとは、ずいぶん違うんです。サガンのこれくらいの本をスラッと読めると、それだけで生活の質は変わるし、そういう能力を持つ読者層が増えれば増えるほど、その社会の文化力はアップすると思うのです。そういう質の高い層の需要が増えれば、提供する側も質の高い体制を整えることが可能になる。今の日本はすでにかなり高いレベルにあると思うんですよ。「生物と無生物の間」とか「永遠のゼロ」なんかがベストセラーになるような社会ですから。でも、今のままで充分、これ以上高くなる必要はない、という人はいないでしょう。それにはどういうことをすればいいのか。
 ITが発達した今でも、人々がネットを通じて自分を表現したり、人々とつながるのも、多くの場合文章を通じてです。たとえば英語なんて、日本語環境にいれば、使わなくても済むといえば済みます。時々不便な思いをちょっとするというぐらいで。それもネットで誰かに聞くこともできるし。でも国語力は、ネットコミュニケーションを考えれば、もっと直接に影響してくる資質です。だから、英語力を測るテストは英検とかTOEICとか色々あるので、国語力を測って、それによって人々に、国語力アップを動機づけることがあってもいいと思うのです。漢字検定とか、外国人を対象にした日本語検定があるのは知ってますが、日本人のための日本語能力を測るものってあるのでしょうか?たとえば1冊の小説を読む力っていうのは技術的に測るのが難しいということがあるでしょうが、でも、イメージとしては大学入試とかでも国語の試験があり、それはやっぱ国語力を測っているものですから、それを測る方法は、英語力など以上にむつかしいとは思うのですが、そういうのがあれば、日本の文化力そのもののアップに貢献するんじゃないかなあ、とそんなことをひとしきり考えました。方法的にとても難しいことだと思うのですが。

煮干し炒め

20160906 096


これが料理のうちに入るのか、レシピと言えるのか
だとしたら何という名前の料理か?
適当に語呂がよさそうな名前を編み出しましたが、プロレスの技で似たような名前があったかもしれない

僕はいつどのようにしてこれを作るようになったのか記憶がない
何かレシピの本で学んだのか、自分で編み出したのか
亡くなった父が和風料理を作るのが好きな人で、なんかこんなものを作っていたような記憶があったけど、
母に作って差し出すと、「おいしい」とは言ったが、初めてのものを食べるような感じでいたので、父が作っていたというのは違うのかもしれない

まあでも作り方はとても単純で、何かの拍子に作るようになったということです

作り方は、まずスーパーで適当に袋に入った煮干を買ってきます。
「食べる煮干」とか書いてあれば、それは食べることができることを意味しますから、この料理に適しています。
それを鍋に入れます。安い雪平鍋にでも入れてください。

それから強火にかける。
チンチンになるまで、20〜30秒ぐらいかけて、煮干をかき混ぜます。

そこで料理酒をふりかけます。
煮干全体にかかるぐらい。いつも目分量で入れてますが、大さじ3〜4杯ぐらい?
強火にかけてますから「ジュー!」って派手に言います。
かき混ぜて、ジューって言わなくなって、煮干に酒がまんべんなく行き渡って、ちょっとしっとりした感じになったら、

次に酢をふりかけます。大さじ2〜3杯ぐらいでしょうか?またかき混ぜます。水分が飛んだら、

次に、火を弱くして、最後に醤油をふりかけます。分量は好みですが、まあ大さじ2杯ぐらいでしょうか。
やはりかき混ぜて、水分が適度に飛んで、醤油が少し焦げるいい匂いがしたら完成。

調理時間はあっという間です。
最初に煮干を強火にかけるのは、20秒か、せいぜい30秒ぐらい
料理酒をかけてかき混ぜるのは、10秒か、せいぜい15秒ぐらい
酢をかけてかき混ぜるのも10秒ぐらい
醤油をかけてかき混ぜるのも、5秒か、せいぜい10秒ぐらいです。

容器に入れて、おやつにつまんだり、ごはんの上にかけて食べたりします。


alone again (naturally) : Gilbert O'Sullivan



In a little while from now
If I'm not feeling any less sour
I promise myself to treat myself
And visit a nearby tower

   今から少し経って
   辛い気持ちが少しでもおさまらなかったら
   すぐに楽にしてあげるよと自分の心に約束して
   近くの塔に行って

And climbing to the top
Will throw myself off
In an effort to
Make it clear to whoever
Wants to know what it's like When you're shattered

   てっぺんまで登って
   そこから身を投げよう
   そうしたら
   みんなに分るだろう
   人が傷つけられるってどんなことかというのが

Left standing in the lurch at a church
Where people saying, My God, that's tough
She stood him up
No point in us remaining

   教会で置き去りにされ立ち尽くし
   来客が言う「何てことだ、これはひどい
   新郎を置き去りにして花嫁が逃げたって
   ここに残っててもしょうがない


We may as well go home
As I did on my own
Alone again, naturally

   みんな家に帰ろう」って
   僕もそうした
   やっぱり、また独りになった

To think that only yesterday
I was cheerful, bright and gay
Looking forward to who wouldn't do
The role I was about to play

   たった昨日までは
   僕は気さくで明るくて元気で
   前向きで、まさかこんな目に
   あうとは思ってもみなかった

But as if to knock me down
Reality came around
And without so much as a mere touch
Cut me into little pieces

   でもまるで僕を打ちのめすかのように
   現実がやってきて
   軽く触れたかと思うと
   僕の心は粉々に打ち砕かれた

Leaving me to doubt
Talk about God in His mercy
Oh, if he really does exist
Why did he desert me

   僕は疑いに包まれ
   神の慈悲深さについて人に聞いてみた
   もし神が存在するなら
   どうして僕を見捨てたのか

In my hour of need
I truly am indeed
Alone again, naturally

   助けが必要な時に
   今僕が本当に必要としてる時に
   やっぱり、また独りになった

 It seems to me that
 There are more hearts broken in the world
 That can't be mended
 Left unattended
 What do we do
 What do we do

    僕が思うのは
    世界には他にも傷ついた心の持ち主がたくさんいる
    傷は癒されず
    放ったままにされている
    僕らはどうしたらいい
    僕らはどうしたらいい

Alone again, naturally
Looking back over the years
And whatever else that appears
I remember I cried when my father died
Never wishing to hide the tears

   やっぱり、また独り
   昔のことなどを
   思い返してみると
   父が死んだ時、僕は泣いた
   人前でも涙を恥ずかしいと思わなかった

And at sixty-five years old
My mother, God rest her soul
Couldn't understand why the only man
She had ever loved had been taken

   そして65歳の時
   母を、神は天に召された
   どうして母が愛したたった一人の人が
   奪われてしまったのか理解できなかった

Leaving her to start
With a heart so badly broken
Despite encouragement from me
No words were ever spoken

   母はひどく傷ついた心で
   一人とり残された
   僕がいくら励ましても
   母は黙ったままだった


And when she passed away
I cried and cried all day
Alone again, naturally
Alone again, naturally

   そして母が亡くなった時
   僕は一日じゅう泣いていた
   やっぱり、また独りになった
   やっぱり、また独りになった

北朝鮮戦争は近く始まると思う

安保理が北朝鮮ミサイル発射を非難する声明、文言巡り米ロ対立も
[国連 20日 ロイター] - 国連安全保障理事会は20日、北朝鮮に対し16日のミサイル発射を非難し、核実験の禁止を要求する報道声明を発表した。報道声明の発表には全15理事国の賛成が必要だが、文言を巡り米国とロシアが対立したため、発表が遅れる異例の事態となった。
これまで公表されてきた北朝鮮への報道声明では「安保理は理事国や他の国々による、対話を通じて平和的かつ包括的な解決を進展させるための取り組みを歓迎した」としていたが、米国は今回「対話を通じ」の部分を削除した草案を提示。これにロシアが異議を唱えた。
ロシアは19日、「政治的に重要であり、協力関係の継続へのコミットメントを表明するため、これまで合意されていた文言を元に戻すようわれわれが求めた際、米国は説明もせずに、草案に関する作業を中止した」と非難した。
安保理は最終的に、問題の文言を復活させることで合意した。
関係筋によると、米国は理事国に対し、この部分の削除は「国際社会が北朝鮮の核問題に対する平和的かつ包括的な解決策に到達するための手段を、過剰に狭めている」ためだと説明したという。北朝鮮の同盟国である中国は、当初から声明に賛同していたもようだ。


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安倍首相がトランプ大統領との初会談をしに米国に行った際、北朝鮮がミサイルを発射し、両首脳は緊急記者会見を行なった。その際トランプ大統領は、「アメリカは100%日本と共にある」、と言った。この100%には、安倍首相がトランプの要求に満額回答したことが示唆されている。トランプ大統領は選挙戦の時、アメリカは自国の利益を優先し、同盟国を助けたいのはやまやまだがそれには同盟国はお金を負担しなければならないということをたびたび強調してきたが、今回、シリア、アフガニスタンを軍事攻撃し、いま北朝鮮付近に軍事力を展開しているが、トランプ大統領はもはや軍事費のことは一切言わなくなった。これはもう同盟国が軍事費ファイナンスの要求に満額回答をしたからに違いない。満額回答をしたのは安倍首相に違いない。二人が楽しそうにゴルフをしたのは単に気が合っただけであるはずがない。難しい話がついたのだ。それもたとえば米軍駐留経費みたいな一般的な話なら外に出せるが、一切出てこないから、軍事機密に属することだ。つまり具体的な戦争の準備をあの時点で日米は始めた。日本が引き上げていた駐韓大使を、問題は何も解決してないのにも関わらず韓国に再び行かせたのも、韓国大統領選挙の情報あつめではなく、戦争が始まるかもしれないから同盟国韓国との意思疎通を密にするためだ。

アメリカの目的は、北朝鮮が度重なる国連決議に違反し核開発などをすすめてきたことをやめさせる、廃棄させることだ。もしやめなければアメリカは北朝鮮を攻撃する。それに伴い北朝鮮は日本も標的にして軍事攻撃すると言っているので集団的ではなく個別的自衛権を発動できるし、そういう前提でアメリカと下準備をしているはずだ。
アメリカは当面、北朝鮮に、もうミサイルとかの実験をこれ以上しないことと、最終的には今持ってる核兵器などをすべて廃棄するように求めていく。そういう要求を圧力をかけながら段階的にしていく。北朝鮮は今、米軍が近所に展開しはじめたのでさらなる核やミサイルの実験を見合わせているっぽいが、アメリカはさらに圧力をかけ、最終的には核兵器の廃棄まで要求していき、それを北朝鮮が最終的に拒否したことがはっきりした時点でアメリカは軍事攻撃に移る。北朝鮮は核兵器の廃棄までは応じないだろう。アメリカもそう想定しているはずだ。だから軍事攻撃はほぼ避けられないだろう。とりあえずこないだの4月15日に戦争が始まるんじゃないかみたいな話もあったけれど、明日あさってというのではなく、北朝鮮に圧力をかけるために、在韓国アメリカ人に避難勧告みたいなのを出して韓国から大量に出国させる、などの儀式が残っている。もしこれがあったらニュースで大きく取り上げられ、戦争が迫っているようだという不気味な圧力になるだろう。そうやってあらためて圧力をかけた上で、再度北朝鮮の出方をみる。北朝鮮は核兵器の廃棄なんかやらないだろうから、どっちみち攻撃はやる。今やらなければ将来はもっとひどいリスクを伴ってしまう。本当は少し遅すぎたかもしれない。北朝鮮は核弾頭を積んだミサイルを撃つ能力をすでに持っているようだが、できたらそうならないうちに攻撃しておくべきだったが、今回やらなければ将来もっとひどいリスクを負うことになるから、今までやらなかった以上は、今やるのがベストということになる。
いつまでにやるかというと、5月9日に韓国の大統領選挙があって、親北朝鮮のムン・ジェインが今のところ支持率が最も高い候補者なので、もしそういう人がなった後だととてもやりにくいので、それまでに行動を起こす可能性が高い。当面は、心配した4月15日(金日成の誕生日)には何もなかったが次は今から4日後の4月25日、軍創建85周年だそうだが、ここに向けてアメリカはじめ国際社会は北朝鮮に圧力をかけていく。もしミサイルでもとばそうものなら、アメリカは具体的な行動に出るだろう。日本はすでに軍事費ファイナンスを約束したはずだ。

アメリカが北朝鮮を攻撃するかどうかをめぐっていろんな意見があったし、今もあるだろう。当面ないという人の具体的根拠としては、アメリカはシリアを攻撃している最中で、二正面攻撃はしない国であるということと、日本の外務省は韓国への渡航に関する注意情報などを出していないではないか、ということが当初あった。しかし4月12日には日本の外務省が韓国への渡航者などを対象に、朝鮮半島情勢への注意を呼びかける海外安全情報を出したし、13日にはアメリカが核兵器以外の通常兵器で最強の爆弾でアフガニスタンのISを攻撃した。

日本は湾岸戦争の時は軍事費負担を渋ってアメリカから大いに反発された。日本がサヨクっぽい首相の時には話はトントン拍子にはいかないが今は安倍首相だ。中曽根とレーガン、小泉とブッシュみたいに、日本が右よりの首相でアメリカの大統領が共和党の場合、ケミストリーが非常に良い場合が多く、今またそういう感じになっている。こういううまく協力関係ができて、しかも北朝鮮がこんなことをやって、そして韓国に親北朝鮮の大統領が出るまでの間が、物事をやるのが最適な時なので、僕は、今日から20日以内、韓国大統領選挙までに北朝鮮戦争が始まるとみている。
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