生きてる感想

僕が好きなことを書いて、誰かが楽しんでくれれば、それ以上は望むべくもないでーす

移民時代

 今年1月8日の成人の日、NHKがニュースで、東京23区の新成人の8人に1人が外国人と報道した。23区の中でもいちばん外国人の比率が多い新宿区は45.7%と、新成人のほぼ半数が外国人だという。他にも豊島区(38.3%)、中野区(27%)などが多い。背景には近年の留学生や技能実習生の急増があり、5年前と比べ留学生が1.7倍(約10.5万人)、技能実習生が3.4倍(約6600人)(都内、すべての年代)になっている、という。

 このニュースはかなりの反響を呼び、ネット上でもこのニュースに触発された各種記事が多く見られた。僕も軽いショックを受けた。

 少子高齢化の進行により、日本の生産年齢人口は1995年をピークに減少に転じ、現在約7500万人。総人口も2008年をピークに減少に転じて、現在1億2500万人を切った。ここには在留外国人も含まれている。日本の人口は1年前より20万人減ったが、もし去年1年間で増えた15万人の外国人をカウントしなければ日本の人口は1年間で35万人減ったことになる。(数字は概数)この「日本の人口」の中には日本に帰化した人も含まれるが、今のところ新たに日本国籍を取得する外国人は年間1千人程度と少ない。
 日本に来る外国人は若者層が多い一方、日本人は高齢化がすすんでいるので、若者層だけでみると外国人の割合は大きくなり、新成人に占める外国人の比率は、場所によっては8人に1人とか、半数近くが外国人ということになってくる。

 この傾向は東京だけではなく、今や47都道府県すべてで有効求人倍率が1を超えるような人手不足で、コンビニの店員も外国人が当たり前になってきているし、製造業の現場とか流通の仕分け作業場でも外国人を普通によく見かける、というか多い。

今、日本はバブル以来四半世紀ぶりに人手不足で、日本人労働者だけでは社会が回らなくなっている。この人手不足は一時的なものかそれとも今後ずっと続くものなのか、僕には分らない。少子高齢化による労働人口の減少に歯止めがかかる徴候が一切ないということを考えると、外国人労働者が必要な現状は基本このままずっと続くようにも思われる。しかし「人手不足」なんて言葉は今の安倍政権下で言われ始めたことで、それまでの四半世紀間は「仕事がない」という状況がバブル崩壊以来ずっと続いてきたのだ。
 5年前、アベノミクスの中でアナウンスされた大胆な金融緩和によってそれまで1ドル75円という空前の円高だったのが劇的に円安方向に動き始めた。自国通貨を好ましい水準に誘導したりデフレを止めたりすることを自在にできる人なんてこの世にいないはずだ。安倍首相はアベノミクスの直接の目的である「デフレからの脱却」はいまだ成功してないが、円安誘導は見事にできた。円高もデフレも、日本円という通貨価値の上昇を意味する。これを止めるには通貨価値を下落させればいいということで金融緩和をしたが、円高だけストップしてデフレはいまだ完全には克服できていない。不思議といえば不思議だが、とにかく結果として見事にできた円安のおかげで、倒産すると言われていたパナソニックやソニーは息を吹き返し、自動車産業も回復した。最近決算発表のあったソニーもトヨタも過去最高益だそうだ。日本経済の現在の好調さも円安に負うところが非常に大きい。その貢献度がどれほどのものかは僕には分らないが、もし1ドル110円ぐらいの今の水準が再び円高に向かい100円を切るようなことになれば、少なくとも景気は大幅に悪化し、雇用情勢も大幅に悪化し、過去最高記録を更新している外国人観光客数も激減するはずだ。そうすると、労働者、観光客どちらの外国人もいっきに減少に転じるはずだ。

 国籍は地域ごとの違いが大きい。大阪市の生野区は区民の4人に1人が外国籍だ。これは今に始まったことではなく、ここは東京・新大久保にコリアタウンができる前は日本で唯一コリアタウンがある場所で、ここの外国籍のほとんどはコリア系の人たちだ。同じ大阪の中の八尾市や藤井寺市には、すでに20年前にベトナムタウンと呼んでもいいような場所が形成されていた。ベトナム人が増えてきたのはここ数年のことなのでこれはかなり早い。京都に行くと同じ外国人でも観光客や、学術関係で大学などに滞在してるっぽい欧米系の人を多くみかけるし、関西を離れて製造業のさかんな地域に行くと電車に乗ってても、関西ではあまり見かけない南米系の人たちが多くてびっくりする。普段着で、手ぶらでスマホだけ持って、リラックスした様子で電話をかけている。横には、やはり普段着の彼女らしい女性がその会話を聞いて笑ってる。彼らは外国語で話しているが、すでに地域に居ついた生活者であることが伝わってくる。今、日本はどこに行っても同じコンビニ、牛丼屋、ブックオフなどがあり地域の違いがなくてがっかりすることが多いが、外国人の違いに地域の差がいちばんよく出ていたりする。これは、条件によってどの外国人がいるかいないかの差異が出ていて、もしその条件が変わってしまえば、これらの現象も劇的に変化しうることを意味するだろう。

 例えばブラジル人はピークの2007年には30万人強いたが2008年にリーマンショックが起きると翌年から数万人ずつ減少し2012年には20万人を切った。逆にベトナム人は2012年には5万人程度だったのが去年(2017年)はほぼ20万人に達し、国別の在留外国人数でブラジルを抜いて4位になった。ブラジル人は日系だと定住者の資格を得て日本で制限なく就労活動ができて、主に製造現場で働く。ベトナム人は日本との経済・文化など色んなレベルでの関係の深まりを背景に留学生や技能実習生という資格で来日して就労している人が多い。それぞれ景気、法令、国交その他社会的条件の変化が起るとたった数年で人数が半減したり倍増したりする非常に不安定な立場にある。
 まさに今日みたいな日は大変だろうねえ。今日、2月6日の世界同時株安。5日のNYダウ平均が取引時間中に1500ドルと暴落、終値も1100ドル安でどちらも過去最高の下げ幅で、それを受けて東京でも欧州でも下げて世界同時株安になった。ファンダメンタルズが堅調な中での長期金利上昇を受けての機械の自動売買が絡んだ一時的な調整であって心配ないということだが、金融関係者は今まだ冷や汗が出続けてるだろうけど、外国人労働者の家も今日は笑顔はないだろうね。無言でニュース見ながら色んなことに思いを巡らしてるんじゃないかな。


 移民の定義は、国際的な基準では、1年を超えてその国に居住する人、ということで、そうすると日系ブラジル人などに認められる定住者、その後一定の条件下で与えられる永住者の増加(現在10万人ぐらいいる)は、国際標準ではすでに移民を受け入れていることを意味する。

 永住外国人は、ずっと日本に住めるのだが、しかし日本国民ではないから選挙権もないし、まだ帰る国がある。だから仕事がなくなれば仕方なく帰る人も多いはずだ。
 まあ彼らは日本にとっては都合の良い景気調整弁である。ここで道徳的なことに思いをはせると、そんな都合よく彼らを使って日本はバチが当らないか、なんて考えても考えなくても経済って道徳的なこととは別個に動くものだ。ただ、日本人の間での格差問題とか非正規雇用が多くなってる、みたいなのは左翼系の野党が中心に政治がなんとかしろ、なんて国に言ってくれる。経済問題を政治でそう簡単に解決できるわけがないけど、同じ日本で働きながら、雇用の安定どころか景気が悪くなれば真っ先に首を切られ、何万人っていう単位で住み慣れた日本から追い出される(政治的にではなく、経済の力で)。自分たちの代弁をしてくれる代表に投票する権利も与えられてない彼らは、かわいそうというか、弱い立場ですよね。・・・日本の左翼政党は格差とか非正規雇用の問題をやかましく言います。僕自身はその切り口自体あんまり筋が良くないと思うのですが、彼らがそんな主張は普遍的な価値に基づくのだと言わんばかりの主張をするわりには、もっともっと不安定な立場にいるこうしたブラジルとかベトナムから来た労働者のことなんか眼中にないみたいなのにはげんなりくるんですよね。日本の政治家だからまず日本人の代弁者だというのは分るし、外国人は基本、票にならないけど、ついでにでも、彼らのことも気にかけてるというジェスチャーをすれば僕は彼らを見る目も多少変わるんだけど、今のような左翼政党の態度は、「ああやっぱ票か。打算か。政治か。普遍的価値なんてタテマエだけか。関心があるのは自分たちの利権だけか」って気分になっちゃうんですよね。
 
 話は戻ります。上で、一年以上居住してる外国人は移民であると言ったけど、一歩すすんで、国籍自体をあげちゃうという移民政策をどう思うかと問われれば、僕は慎重さは必要ながらも前向きに考えることには賛成だ。いろんな留保はある。特に中国からのアグレッシブな意味あいを持つ移民には警戒が必要で、なんだったら中国本土からの移民だけはシャットアウトしたほうがいいかも知れない。しかしそれは移民自体を否定的にみる理由にはならないという考え方である。
 移民は文化が違うから問題が生まれないわけはないです。マイナスも決して無視できないほど大きいことは最初から分かってる。でもそれにも関わらず、それを上回るプラスがあると僕は思っている。アメリカで、人種、ルーツ、宗教、文化的背景が違う色んな人たちがいるから、深刻な暴動とかテロが起きて大変だなあって日本人としては思うけど、それでも「トランプ大統領が移民に敵対的なのはけしからん」とか言って、こんなに問題多いのにまだ移民賛成なの?よく言うわ、っていう感じですよね。いろんな人がいる多様性がアメリカの力なんだとか言って。多様性って、安全とか治安を犠牲にしてまで大事なの?って感じですよね。僕ももう四半世紀前にNZから帰ってからずっと日本なんでやっぱそういう発想に自然になります。でも、NZにいた頃の自分はどう発想していたか、というふうに思い出すと、別のことを考える自分がいる。やっぱ年とってくると、同じ自分でも、違うことを考える二人以上の自分がいたりするんですよね。
 どんな感じかというと、これは日本に滞在するBBCの記者の文章で読んでことがあるんだけど、東京で歩いてたら、日本人の女性に流ちょうな英語で話しかけられて、それで食事をしながら話をしたそうだ。彼女はアメリカやイギリスの滞在が長かった人だという。BBCの記者が、日本は治安がいいから女性にとっては日本のがいいでしょう、と問うと、「あの治安の悪さが刺激的でなつかしい。日本は治安が良すぎて退屈だ」と答えたという。BBCの記者にはそれがどういうことか、よく理解できたろうと思う。僕も今突然聞けば、この女性が言った言葉は感覚的によく分らないけど、僕もNZにいた頃のことを思い出すと、「そういえばこんな感覚だったかな」って思い出せたりしますね。
 僕は上で、日本が移民を受け入れることに賛成と言いました。これは政治的主張ですね。でも以下は、そんな主張とは独立して、個人的に移民ないし外国人、外国文化との接触について僕の個人的に感じてきたことを書いてみよう。
 このブログの他の記事でも何度かチラッと触れたことがあるけど、僕は引きこもり体質で、友達付き合いも下手で苦手で、一人でいるのが好き、みたいなタイプです。僕が政治的に保守的な考えで日本を擁護するような記事をこのブログでもたくさん書いてますが、僕はもともと日本はむしろ嫌いで、だから日本から少しでも離れたくて外国に行ったという面もあります。でも逆に日本が好きになって帰国した。NZがひどかったので日本のがましだとかいう後ろ向きな話ではなくて、日本という理解しがたくまとわりついてくるものから一旦距離を置いたことで、別の日本との間合いの取り方を会得したというか。僕が帰国した頃に活躍していた保守の論客たち、竹村健一、小室直樹、渡部昇一、西尾幹二、彼らはみな充実した留学経験のある人たちだ。僕はたった1年のワーキングホリデーなので彼らと比較するのはおかしいのですが、留学経験と彼らの保守のスタンスは結びつきがあるというのは自分のささやかな渡航経験から確かなことのように思えました。僕も外国滞在を経由して自国を尊重する仕方を学んだというところが明らかにあります。のみならず、人間付き合いってこんなに楽しいのか、って思って、引きこもり体質や人づき合いの悪さを、一時的に、またある程度改善できた。もうNZから帰って20年以上たった今でも、あの頃覚えたスマイルは僕の顔に残っている。向こうの人はあいさつの時におじぎをしない代わりに、満面のスマイルを相手に見せます。僕は日本人だからそんなことしたことなかったんだけど、親切な人たちに"smile. smile."なんてアドバイスされることが度々あって、生まれて初めて"hi!"なんて言ってスマイルしてたんです。しぐさや行動って人の気持ちとか世の中に対する向き合い方にまで影響するもので、引きこもりで無愛想な僕が、帰国してからは、少なくとも表面的にはすごく愛想のいい人になりました。一旦覚えた顔の表情の筋肉って、形状記憶合金みたいに何か機会があるとすぐ顔に戻ってきます。人に僕ぐらいニコニコ顔を向ける日本人ってあんまりいないと思う。

 外国の人と時間を忘れて話し込むという体験を何度かした。僕は日本人なので言うまでもなく日本語に比べたら英語を話す時には不自由ありまくりですが、それでも、僕が人生の中で印象に残る人との会話を3つ4つ挙げろと言ったら、そのすべてが外国人と英語で話したものなんです。
 高校時代に、先生が「皆さんも大学に入ったら友人と朝まで語り明かすなんてことがあると思います」なんて話をしてくれた時は「ああ大学生活楽しみだなあ」って思ったけど、実際入って、「今日は朝まで飲もう」なんて言って友達とお喋りするなんてこともよくあって、子供の頃の話とかする時は盛り上がることが多かったけど、高校時代に憧れてたような人生とか哲学を語り明かすみたいな感じには全然ならなかった。冗談とか言って、人のうわさ話をして、「あー、なんか面白いことないかなあ」とか言って。
 でも外国の人と話し込む時は、高校時代に憧れてたような、人生について真剣にじっくり語り込んで、ものすごく充実してハッピーになるっていう感じの会話をしてたんです。相手は色々で、ドイツ人、アメリカ人、香港人とか、とにかく日本人じゃないんです。自分と違う人、「これが当たり前」という感覚がちがう人と、「あなたと私はこんなに違うんですね。文化の違いって興味深いですね」っていう会話ほど胸がわくわくするものって世の中にそうそうないと思います。日本人は無個性とか単一性とは僕は思いません。でも、「これは当たり前」っていう感覚はものすごく幅広く共有してますよね。「今度生まれ変わるとしたら男と女どっちに生まれたい?」ってきいて「生まれ変わるって意味が分からない」なんて言われることないですよね。「あなたは神様がいるというけど、たぶん見たことないでしょう。なのにどうしているって信じられるの?」って聞いたことがあるんです。自分が乗るはずの車が事故に遭った、もし乗ってたら大惨事だった、神様が助けてくれた、って。途中まで少し分るんですけど、日本人だったらそういう理由で仏教徒にならないと思うんだよね。けんかを避けるためのうそのつき方。お金を借りたり踏み倒す時の態度。時間を守らなかったり約束を破ったりした時の態度。どこで譲ってどこでぐいぐい来るか、とか日本人だったら当然ここでこう来るというところで違う感じだったり。当たり前と思ってたところで立ち止まって考えるというのは刺激的なことです。「こんな当たり前のことが分らないお前は頭がおかしいのか?」みたいことを言う奴を相手にするほどうっとうしいことはないです。こんなのばっかだったらそのうち戦争が起るでしょう。でも、「人間だったらみんなこう考えるとばかり思ってたけど違うんですね。文化の違いって面白いですね」っていう会話ができたら、そういう会話の一つ一つが一生の宝になるぐらいですよ。そしてそういうふうに話せる人が、移民国家だとたくさんいます。移民の人は当然、自分たちの「当たり前」がここでは通じないというのが分かってますから。街の中で居ながらにして文化人類学的な意識を持ちながら暮らしてる人たちと言えましょう。
 ついでに言えば僕はその頃、文化的な違いが、「当たり前」で遮られている心の底のほうまで問題にせざるを得ないことが外国の人たちとこんな深い会話を可能にしてる、ということを意識してたけど、後に、そもそも日本人には個と個がぶつかる手応えのある会話はできないんじゃないか、と帰国後思うようになりました。(あくまで一般的にということです。)つまり「個」とか「我(ego)」というものがない、あるいはとても弱い。個として自立する訓練をしたことがない。目の前の日本人を、世界でただ一人の個性を持った人として対しても、agentを相手にしてるようでprincipalは別のところにあるという感じを持たざるを得ないんですよね。つまりその人は自分の所属する組織・集団の代弁者であって、個性ある主体として話す気なんて全然ないのだな、って。ちゃんと個を持った主体でありえる日本人と知り合ったこともありますが、少ない、珍しいですよね。でも、自分の中の「当たり前」というものが当たり前じゃないこともありうるんだ、って認めた後は、たぶん個でしかありえなくなると思います。「当たり前」って思う感覚は自分が所属すると感じている組織とか集団・文化からきてるはずで、その当たり前が絶対じゃないと意識しはじめたその時から、その集団からはみ出した「個」でしかありえない自分に目覚めちゃうということですから。

 異文化の人とふれ合うことで、自分の中の「当たり前」というものを溶かしていくのが楽しかったのは、それによって日本を自分の中で相対化できたからだと思います。価値観を一つしか知らなければ、そこから脱け出してどこかに行こうにも行けない。でも、日本で日本人に「これが当たり前だろう」って言われても、違うよ、そうじゃない世界を知ってるもん、って。
 それまで、亀が背中の甲羅を持たれてじたばたしてるみたいに、僕は日本というものに背中を持たれてどうあがいてもどうしようもなく日本っていう世界から逃れられなくてしゃくにさわってたのが、やっと背中を離してもらって、日本を突き放して見てた、という感じなんです。そしたら、確かに日本人は奇妙なんですけど、でもどんな文化的存在だって同じ程度には奇妙だと思うし、日本人は真剣で、働き者で、我を捨てて他の人たちのために努力するし、仕事の完成度はやたら高い。時には、心が病んでるんじゃないかと思うほどの高さだけど、でも滅多に壊れることのない機械を作ったり、キメの細かいサービスを提供したり、電車のダイヤを1分も違わず運行し続けたりすることには間違いなくプラスの価値がある。僕は決して悪くない文化の中で育ててもらったんだ、って、外国に行って初めて気づかせてもらったという感じがあります。

 「外こもり」という言葉がありますね。これ何かというと、日本という単一の価値観から逃れることだと思います。日本に他に逃げ込む世界がないなら、自分の部屋に引きこもって、世界を隔絶しなきゃいけない。でも日本の外には、日本じゃない価値観の世界が広がっているので、あの沼みたいな価値観から脱け出せるんです。それを外こもりと言うと思うし、僕の渡航経験もそれだったと思います。でも日本の中にそういう「当たり前」圏外みたいなところがあったら、70万人とも言われ、予備軍155万人いるという引きこもりの人(僕もその一人かも)が活路を開ける場が出てくると思います。たぶん、すでにいると思うけど、日本人で、日本にいながら、ブラジル人とかベトナム人とかムスリムの人たちに混じって、その人たちの言葉を習ってその人たちの中に混じって暮らしている日本人って。僕ももっと若かったら外国行くかわりにそうしてたかもしれない。


 ここで、わりと知ってる人は知ってるという話ではありますが、日本人の非常に変わった特性について触れておきたい。

 日本人は初めて外国に行くと必ず日本人といっしょに住み、食べ、遊びます。100パーセント日本人とつき合います。・・・しかしブラジルに移住した人たちの場合は、選択を迫られています。田舎のほうでは、“リトル・ジャパン”つまり「小さな日本」と呼ばれる日本人町をつくり、いまだに明治時代の雰囲気のなかで、みんな寄り添って暮らしていますが、大都会だと、ブラジル人の中で住まなければならなくなる。その場合は、日本人は完全に同化できるんです。20年、30年のあいだに、ほかの民族にはまねできないスピードで完全にその国の人になる。…ブラジルの例をみたら、日本人は、中国人やアメリカ人、あるいはほかのだれよりも国際人ですね。・・・日本人はもちろん日本人のグループの中にアイデンティティを求めたいのだけれども、そういうグループがないのです。するとブラジルの社会に完全に溶けこまなければならない。それで完全に日本人としてのアイデンティティを否定するのです。こういう現象は、ほかの民族には見られません。…私はそれをブラジルだけでなく、東南アジアでよく見ました。ご承知のように、日本の企業がたくさん進出しました。三井とか三菱とかの大企業の人々はもちろん全然同化せず、現地の社会に溶け込まない。いわゆるアグリー・ジャパニーズ(みにくい日本人)ですね。しかし、たとえばシンガポールとかタイで、一人か二人で小さな企業をつくっているような若い人たちは、白人にもまねできないほど、現地の言葉を覚え、現地の習慣を身につけて、場合によって完全に現地化しています。しかしバンコックの三菱とか三井の連中は、現地の社会に全然接触しない。これも白人にはできません。この二つの極端は非常におもしろいですね。(p91-92「ユニークな日本人」1979年・G・クラーク著)

 日本人が非日本コミュニティに対してとる排他的な態度については昔から同様の指摘が非常に多い。それを告発した「アグリー・ジャパニーズ」という本も昔あったそうです。僕が憎んだ日本、日本人というのも、それなんです。しかし、その先が面白い。日本人は日本のコミュニティから離れると、日本人としてのアイデンティティを失って、完全に非日本化しちゃうんです。上のG・クラークの指摘ではそれは日本人にしか見られないほど徹底したものだという。僕はそういう可能性を含めた時、はじめて日本人が好きになるし、「どうや、なかなかのもんやろ」と日本人であることを心から誇りに思えるんですよね。
 昔流行った映画「ジュラシック・パーク」の原作者マイケル・クライトンだけど、彼には90年代に「ライジング・サン」というやはり映画化された小説がある。これは日本を扱った作品であるにも関わらず日本ではほとんど話題にならなかったみたいだけど、当時の日米貿易摩擦の中でアメリカではわりと話題になったようです。その小説の中で日本通のアメリカ人刑事が、たしかこんな感じのことを言うんですよね。「我々はどこの国の人という以前に、人間じゃないか。でも日本人は、人間であるという前に、日本人なんだよ」だったかな。アイデンティティの問題を言ってるんですね。これは典型的な「アグリー・ジャパニーズ」のイメージですよね。でも現実の日本人には、「ライジング・サン」には出て来ないその先があるんです。日本人はいったん日本人であるアイデンティティを失ったら、「どこにも属さないピュアな人間」になるんだって。そのピュア度は、どうやら他の国の人たちには真似できないほど徹底したものになるって。そこまで含めなきゃ本当に日本人を語ったことにはならないぜ、って僕なんか思うんです。世界じゅうにチェスとか将棋みたいな遊びはあるんだけど日本の将棋は、チェスとかと違って、味方の駒がとられたら敵になっちゃうじゃないですか。あれが日本で生まれたのって象徴的だと思うんです。「人間である前に日本人だ」っていう存在は、普遍性から最も遠い人って感じだけど、その先に、何の文化的背景にも邪魔されない普遍性に最も近い存在に豹変するのもまた日本人かもしれないじゃないですか。

 同様の指摘は多く、たとえばこれはどこで読んだのかよく覚えていませんが、日本人とユダヤ人を比べる中で、両者には教育熱心だとか、優秀さとか、対外的に誤解を受けやすいとか、いろんな共通点が見られるけど、いちばんの違いは、ユダヤ人は何代たっても自分はユダヤ系だというルーツを忘れないし、ユダヤ教の信仰を持ち続ける人も多いけど、日本人は2世になると、親が日本生まれ日本育ちなのに、もう日本語喋れないという人が多く、もう自分は日本人だという感じも全然なくなってるという。たとえばペルーのアルベルト・フジモリ元大統領は日系2世だけど日本語は喋れない。去年ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロなんか日本で5歳まで過ごしたのに日本語はほとんど忘れちゃってるようです。中には、90年代のジャパン・バッシングの時にわりと先頭に立って日本を批判してたフランシス・フクヤマ(日系3世)とか、「従軍慰安婦問題の対日謝罪要求決議」(2007)の代表提案者であるマイク・ホンダ(日系3世)みたいな日本人としての片鱗も感じさせない人もいたりする。


 上の、G・クラークと同様の指摘を僕は色んなところで何度も読んだことがあるけど、手元にある本からもう一つだけ引用しよう。

・・・アメリカやブラジルに移住した日本人の子孫は、急速に日本語を忘れ日本人的美意識や倫理観を失ってしまう。つまり日本人ではなくなるのである。/サンフランシスコ周辺の中国系の人々は、大半が19世紀後半にアメリカに渡った中国人労働者の子孫で、いまの中年以下では3世ないし4世だが、そのほとんどはいまなお広東語が話せる。それに比べて、アメリカ在住の日本人の3世は、大部分が日本語をほとんど話せない。アメリカに移住した諸民族のなかで、祖先のことばを失うのが最も早い民族の一つが日系人だといわれている。このため、日本国土以外で日本語を常用している人々は、きわめて少ない。・・・ことばを失うことは、文化を失うことに通じる。アメリカ大陸に移住した日本人の子孫は、3世になるとほぼ完全に日本的価値観を持たなくなっている。日本人は、日本の国土を離れ、日本国の統治から切り離されると、たちまちにして日本語と日本的美意識や倫理観を失い、「日本人」ではなくなってしまうのである。・・・その反面、日本国土に居住する外国人の日本化もきわめて早い。今日、われわれが「日本文化」と信じている演歌や相撲なども、昭和初期に日本に渡来した外国人の2世、3世に支えられている面が少なくない。均質的な日本社会には、かなり強い同化力があると見るべきであろう。(p179-180堺屋太一「日本とは何か」講談社文庫、1994)


 どの文化にも「当たり前」というものがあると思います。それは各文化で違うところがあるけど、異文化同士が交流する時、何も共有する価値観もないと困るので、何かあるということにしておきたくて、そういうのを「普遍的な価値」みたいに呼びたいんですね。「人権」なんかはその代表的なものですね。この「人権」を国内で守ってない国があったらよその国が武力を使ってその国の政府をやっつけに行くことも正当化されちゃう。コソボ問題でセルビアをNATOが空爆したみたいに。
 僕はこの齢になるまで結婚したことがなくてフワフワと生きてきた。その僕が結婚とか家庭を作って生きて行くというのをどう思うかというと、それは明確にお芝居ですよね。家庭の中で、夫として、妻として、親として、子供として、演じている。そこでは、絶対に言ってはいけないこと、してはいけない事がたくさんある。赤の他人の前では平気で言えても、妻の前、子供の前では決して言えないこと。言ったら家庭崩壊に直接つながる。
 それをお芝居だなんて感じない人もいるだろう。特にうまくいってる場合はそうだろう。そういう人にとっては、それはお芝居ではないとも言えるだろう。しかし、一旦お芝居だと気づいてしまったら、それはお芝居以外の何物でもない。わけのわからないことを言うてますが、僕が何を指して「お芝居」と言うのかというのを示す具体例として最近の芸能人の離婚から一つ。お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右(49)はTV番組の中で自らの離婚について「家庭から笑顔が少なくなったり、あまり子供に見せたくない場面が増えた」と説明。子供の前で、家庭というお芝居が破綻した、それが離婚原因に充分なるんです。結婚生活、家庭生活ってそのぐらい厳粛なお芝居の場だ。僕にはそういうお芝居を一つ引き受けて死ぬまで演じ切る自信もないしそれをしなくてはいけない理由も分らない。今、日本人は結婚しても3組に1組は離婚する。いかに結婚、家庭というお芝居を演じ続けることが困難になっているか、ということだと僕は思います。
 しかしお芝居というのは「偽物」みたいなニュアンスのある一方で、この世になぜお芝居というものが存在するかといえば、人はお芝居が好きで、わざわざ見に行って、歓声を送ったり拍手したりする。それはその文化で受け入れられる何かです。歌でもいい。歌も作り物できれいごとで単なる理想論かもしれないけど、でも、小さい頃から歌ってきた歌には愛着があるし、死ぬまで歌いたかったりしますよね。

 僕が子供の頃は、古い日本が残っていた気がする。昔から忠臣蔵とか、森の石松とか決まったお芝居を見て、観客が「よっ!○○屋!」なんて声をかける。今でもNHKの演歌の番組見てると、そういう掛け声をかける人がいるけど、あれは何なんでしょう?見てるほうは、そのお芝居や歌は分かってて、それでいちばん盛り上がるところでかけ声をかけるというのは、よくぞこのお芝居を心を込めて演じてくれた、歌ってくれた、というふうにencourageしてるのだと思う。こんなふうに心を込めて演じたり歌ったりする人がいるから我々の文化は豊かになるし生きがいも持てる、みたいな感じじゃないでしょうか。でもそういうのって少なくなってる。子供の頃、NHKの大河ドラマで忠臣蔵やってて、厳粛な気持ちで見てました。昔は何度も大河ドラマになってました。昔から繰り返し演じられてきたお芝居が、わりと最近になって演じられることが少なくなったのは、時代の変わり目があったということだろうし、現実生活でのお芝居、たとえば結婚生活、家庭生活も、難しくなってきているということ、どちらが卵で鶏かは分らないけど、関連してるんじゃないでしょうか?
 これは、だから昔からの伝統を忘れずに継承しろ、ということを僕は30%か40%ぐらい言いたいけど、もう一方で、その真逆のことを60%、70%ぐらい言いたい気がする。これだけ時代が変化してるんだから、昔ながらの同じ芝居、同じ歌を歌ったりしてるだけでは通用するわけないじゃん、っていう心が矛盾しながら同居してる。新しい状況を取り入れて、新しいストーリーを作る作業をしなくてはいけない。それで大方の人が満足するようなストーリーができないということはそのまま結婚生活、家庭生活を破綻なく営むことが難しい、ということを意味してると思う。それは子供にスマホを与えるかどうかという枝葉末節の問題ではなく、そもそもどういうストーリーをやるの?ということ。そのストーリーは理屈を越えてその文化内の人の心をとらえねばなりません。忠臣蔵なんか、当時は仇討ち禁止令という法令があるのにそれを破って主君に屈辱を与えた奴の首をとって、そしてその法令違反の罰として、四十七士は切腹を命じられ、切腹する。法令違反を正当化するの?とか主君の屈辱を晴らすために腹切らなあかんの?とか。痛いなんてもんやないし。血い出るし死ぬし。何これを賞賛するということは同じ場面になったら僕もやらなあかんの?そもそもこれだけの自己犠牲のしがいのある「主君」みたいな人物像が、想像できにくいしね。「主君って上司?昔大量にリストラしとったで。いざとなったら守ってくれへんで。そんな奴のために切腹?」みたいに思う余地はある中で、「それでもええやん、しびれる」っていう人が多くないと、一つの文化の中でのストーリーの共有ってできない。お芝居するにも、演じ手にかなりの自己犠牲を強いるし、それが家庭生活の場合、メンバーの終生続く協力も必要だし。しかし「お芝居」は演じ手に一方的に負担を押し付けるんじゃなくて、演じ手はそのお芝居から生きがいをもらう。だからこそすすんで自分の他の可能性を封じて、あるお芝居をすすんで引き受けるのだ。そういうお芝居が形成しにくくなってるというのが現在の離婚率の高さに表われていると思う。
 でも、自分たちの文化はすでに絶対でないということはすでに分かってしまった以上、元に戻ることはできない。自分たちの文化が相対的で、時には否定され、批判され、馬鹿にされてもそれでもそんな中でやっていかなくてはいけない。その結果、どんなストーリーができて、どんな演じるべきお芝居が可能で不可能なのか。どんな答えがあるのかないのか分んない中でやっていかなくてはいけないのが今という時代に違いない。それは文化的にはポストモダン。ということでしょう。

 この世界には、自分たちの単一の価値観以外のものとの共存が不可能だと感じている国々がある。北朝鮮なんか、金正日とか金正恩を大絶賛しなきゃいけない。首領さまのやる事は絶対的に正しく、批判は許されない。自分の価値観以外のものと共存するための筋肉というものがあるんです。それを歴史上使ってこなかったから、その筋肉が退化しちゃってるんです。
 中国も体制批判は許されないですね。ある種の歴史的できごとや社会的事実は隠蔽され、ネット上のある種の情報は許されない。習近平をクマのプーさんになぞらえるアニメさえシャットアウトされるという。ロシアもプーチン大統領を中傷するような画像は駄目とか、あんまり政府批判する活動家は何者かに殺されたりしますね。この朝中露という3カ国は地理的に隣接していて、ユーラシア大陸の中央に位置する。彼らの西側の欧州や東側の日本では、体制批判は自由だ。天皇の悪口言うと文句言う右よりの人もいるけど、少なくとも体制自らがそういう人を弾圧しに来ることはない。
 この、アジアの中央部の、自らが絶対だというタテマエでないとやっていけない国と、体制批判いいよ、っていう欧州や日本とは、歴史的に違うところがある。欧州と日本は、世界で唯一、封建制度を歴史的に経験した。一説には紀元前の中国にもちょっとあったらしいけど、かの地ではそれが伝統とか文化の体質になることはなかった。封建勢力は世俗的で、聖を担当する権力は他にあるというのが最大の特徴だった。欧州には宗教的権威のローマ法王がいて、各地の封建的な国王は歴史的に張り合って、聖職者叙任権闘争とか、カノッサの屈辱とかアビニョン捕囚とかしながら、けっきょくはローマ法王は人の内面、道徳面を支配し、封建的国王は外面、世俗の世界を支配するということになって、どちらかの力が一方的に絶対的にふるまうことはない、という社会的体質ができた。日本でも世俗権力の武家政権は、あくまで封建的に世を支配しただけで、その正統性は天皇に保証してもらう必要があった。鎌倉に封建的・世俗的な武家政権ができて以降、天皇は武家政権と共存してきた。次代天皇を選ぶ時、複数の選択肢がある場合は幕府にお伺いを立てたし、幕府側も背景にある事情を考慮して慎重に意見を述べた。いちばん武家政権に敵意をむき出しにした天皇は後醍醐天皇で、彼は鎌倉幕府とも室町幕府とも武力衝突をした。両方とも幕府側が後醍醐天皇を武力的に押し込めることに成功したが、後醍醐天皇の命もとらなかったし、「天皇家目障りだから滅ぼしてしまおう」という発想も持たなかった。武家政権側がとったのは、後醍醐天皇を天皇の地位から追い出して別の天皇を擁立することだった。そしてその天皇の正統性を主張することで自分たちの征夷大将軍としての地位を正当化しようとした。鎌倉幕府は後醍醐天皇を島流しにしたので皇室は分裂しなかったが、足利尊氏の時は後醍醐天皇は吉野に逃れてそこで南朝を作ってしまったために皇室が分裂してしまった。それを合一させたのは室町の三代将軍義満だったが、彼は公家を支配するために、太政大臣になった。ここでも天皇家を滅ぼそうという発想ではなく、天皇の下にいる家来の中のボスになることで公家を内側から支配しようとした。公家を支配しよういう独裁色の強い武家勢力のリーダーたち、平清盛、豊臣秀吉なども太政大臣になるという方法をとった。目障りなお店を潰してしまおうというのではなく、その店の番頭さんになってその店を支配してしまおう、という発想だ。天皇家のほうも、武家政権が出る以前からすでに有力貴族たちのパワーゲームの中で非常に謙虚な権力者で、「俺だけが唯一偉くてあとは俺よりみんな下だ」みたいなタイプではなかった。そういう唯一絶対の権力者というのは日本にはいなかったですね。
 でもユーラシア大陸の真中にいる、前近代的体質を持つ人騒がせなかの国々は、そうではなかった。ロシアでは、東ローマ帝国の国教であった正教を共有する他の国々と同様、皇帝が教会権力を完全に抑え込んでいて、上下関係は明確に皇帝が上、教会が下であった。中国の皇帝も、他の誰かのお墨付きをもらう必要もなく、唯一の絶対者だった。朝鮮半島の国王は中国の属国だったけど、明確に朝鮮国王よりは中国皇帝のほうが偉い、という関係なので、これは欧州や日本のように違う原理の偉い人が並存してるというのではなく、やっぱ単一の絶対的価値観の中で歴史が作られてきた。我々の誰が朝中露のような、絶対単一の価値観の下で、それを批判する奴は弾圧するぞみたいな世界に住みたいと思うでしょうか?そういう単一価値観の中で住むほうが楽は楽だと思うのです。いろんな価値観があるとそれだけで疲れますもんね。でも我々は複数の価値観にさらされて、その中で格闘していくしかないんだと思うのです。古いお芝居が通用しなくなって、全然違う考えを取り入れながら、なんとか答えを見つけていくしんどい道を行くしかなくて、自分たちだけの価値観に閉じこもったら、外の多様な価値観を尊重する外の世界から馬鹿にされて世界の動きから遅れをとるだけだと思うんですよね。 価値観の多様性にさらされるのはしんどいし、そこにどんな答えがあるのかないのかも分らない。ひょっとしたら社会秩序に深刻な混乱が生まれるかもしれない。移民国家のアメリカとかオーストラリア、NZでさえ移民アレルギーのようなものはある。それでも嫌なことだけじゃなくて、日本人同士でいたら決して味わえない未知の世界に触れることもあって、それは感激ですよ。今まで経験したことのない人生を味わえる機会でもありますよ。日本人だけでいるよりはるかに楽しいから。

 今、世の中が右傾化しているといいます。ナショナリズムの台頭が危ういという人もいます。なのでここで、2×2のマトリクスを作ってみます。「日本好き」と「日本嫌い」の2択。それから「外国人歓迎」と「外国人出てけ」の2択。この2×2=4通りの組み合わせを考えます。「日本大好き。外人出てけ」は、現代版尊皇攘夷思想ですね。こういうナショナリズムは不健全だと思う。「日本嫌い、外国人歓迎」この組み合わせは売国的な感じでこれも危ないですね。「日本嫌い。外人出てけ」という組み合わせは理屈上できてしまったもので、こういう人がいるということが想像できないのでパスします。残りの1つは「日本大好き。外国人歓迎」ですが、これがやっぱいいんじゃないでしょうか?「日本いいとこでしょ。だから外国から来た人も住みたいでしょ?一緒にもっといい社会を作っていきましょうよ」っていう日本礼賛だとしたら、とても健全だと思うのですがいかがでしょうか。

2017年ニュース

1月1日(日) 国連の事務総長に元ポルトガル首相のアントニオ・グテーレス氏(67)が就任。

1月1日(日) トルコ・イスタンブールの新年を祝う客でにぎわうナイトクラブで1日未明、銃乱射事件、少なくとも39人が死亡、60人以上が負傷。トルコではISやクルド人の反政府勢力によるテロが相次いでいる。

1月2日 『ニュース女子』(TOKYO MX)が沖縄基地問題に関する報道を行うと市民団体「のりこえねっと」の辛淑玉がBPO(放送倫理・番組向上機構)の放送人権委員会に人権侵害の申し立てをし、沖縄ヘイト・デマ放送に関する沖縄・東京合同記者会見を開いた。それに対し「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会」代表運営委員の我那覇真子らは、辛らの一連の動きは言論弾圧だとし、公開討論を呼びかけるなど左右両翼の対立に発展。

1月5日(木) 「いきものがかり」がメジャーデビューして10年の節目になったことを受けてグループとしての活動を休止すると発表。

1月5日(木) トランプ米次期大統領がトヨタがメキシコ工場建設計画を見直さないと発言したことをツイッターで批判。

1月14日(土) 今冬最強の寒波で全国各地で記録的な大雪。路面凍結、スリップ事故、航空便の欠航や遅延、鉄道の遅れや運休など交通機関の乱れが相次ぎ市民生活に大きな影響が出た。14日、15日の2日間は大学入試センター試験だったが試験開始繰下げされた会場も出た。

1月17日(火) 日本旅行の外国人がアパホテルの客室に南京大虐殺を否定する内容のアパグループ代表者の著書が置かれていることを中国のSNS「微博」に投稿しネット上で炎上、中国の旅行会社などが同ホテルをボイコットする動きに発展。17日アパホテルは同書を客室から撤去しない旨の見解を公表。

1月17日(火)〜20日(金) ダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)がスイスで開かれた。習近平中国主席やメイ英首相らが演説。

1月18日(水) 日本将棋連盟が将棋ソフト不正使用疑惑をめぐる対応で混乱を招いたことの責任を取って、谷川浩司会長が近く会長職を辞任すると発表。

1月19日(木) 史上最年長の棋士となったばかりの加藤一二三 九段(77)が順位戦の結果、今期で現役引退が決定。加藤九段は、昭和29年に当時の史上最年少記録となる14歳7か月でプロ棋士になり、これも史上最年少の18歳で棋士として一流の証しであるA級になり、「神武以来の天才」と呼ばれた。

1月20日(金)第193通常国会召集。6月18日までの150日間。

1月20日(金) トランプ大統領就任式。

1月28日(土) 旧正月。春節の休みは1月27日〜2月2日の7日間。中国最大のイベントだが、旧正月前日の1月27日、香港金融街の中心部にある香港フォーシーズンズホテルで中国有数の大富豪、肖建華氏が中国本土から来た5〜6人の公安警察に誘拐された。理由は不明だが、同氏は前年、中国内定評ある富豪ランキング(名前の載った多くが刑務所入りすることから一部で「死のリスト」と呼ばれる)で上位にランキングされていた。このニュースは前年、香港で中国政府批判本を扱う書店関係者が中国政府に拉致された事件以上に香港市民に衝撃を与えた。中国からの資本流出を加速させるとみられている。

2月5日(日) 東京都千代田区長選で小池知事支援の現職の石川雅己氏(75)が当選、5選を果たした。自民推薦の与謝野信氏(41)らは惨敗。小池都知事と地元選出の「都議会のドン」内田茂都議(77)ら自民党との「代理戦争」と見なされ全国的に注目された選挙だった。この結果を受け7日(火)、内田は夏の都議選(6月23日告示、7月2日投開票)に出馬しない意向と報道された。

2月8日(水) 人気アイドルグループ「私立恵比寿中学」の松野莉奈さん(18)が急死。所属事務所は死因について「致死性不整脈の疑い」であるとの診断結果を公表したが、SNS上で作り話や真偽不明な情報が拡散され問題に。

2月10日(金) 安倍首相がトランプ大統領と初の首脳会談。尖閣が日米安保の適用範囲であることを確認するなど緊密な関係を表明。

2月10日(金) 安倍首相がトランプ大統領と初の首脳会談。尖閣が日米安保の適用範囲であることを確認するなど緊密な関係を表明。11日夜(日本時間12日朝)は大統領の別荘で夕食をともにしたが、そこで北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射したとのニュースに両首脳は急遽会見を開き北朝鮮を非難する声明を発表。13日のNHK世論調査では安倍内閣支持率は58%(前回比+3)、不支持は23%(−6)と改善。

2月11日(土) 鳥取県でで90センチを超える記録的な積雪、JR列車が乗客を乗せた22時間にわたって動けなくなるなど、交通を中心に大きな影響。

北朝鮮の動き活発 2月12日(日)北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル1発を発射。日米首脳会談で安倍首相が訪米している最中の出来事だった。13日(月)金正日の長男・金正男氏が2月13日にマレーシアのクアラルンプール国際空港で毒殺された。15日(水)北朝鮮で金正日元総書記の生誕75周年記念大会が開かれた。16日(木)金正日の誕生日。18日(土)中国商務部が北朝鮮からの石炭輸入を19日から年末まで暫定的に停止すると発表。国連安保理の制裁決議に基づいた措置だという。昨年の中国の北朝鮮からの石炭輸入量は約2250万トン、約11.9億ドル。北朝鮮からの輸入総額のうち石炭の割合は5割近くを占める。北朝鮮の年間輸出額は約45億ドル(輸入は60億ドル)。貿易相手国は中国が圧倒的に多く、次いで韓国、それ以外の国は限定的。対中国の石炭輸出12億ドル弱は総輸出額の4分の1を占める。

2月16日(木) アスクル火災埼玉県三芳町のオフィス用品通信販売大手「アスクル」物流倉庫が火災。火災の激しさなどから消火活動が難航、22日午前、ようやく火災を鎮圧した。

3月10日(金) 韓国の憲法裁判所が朴槿恵大統領(65)の罷免を宣告。

3月27日(月) 格安旅行会社「てるみくらぶ」が自己破産。

4月4日(火) 慰安婦像に抗議する形で一時帰国させていた長嶺安政駐韓日本大使を帰任させた。北朝鮮情勢の緊迫化による情報収集のためと推測される。

4月9日(日) 米シカゴの空港で、離陸前のユナイテッド航空機が定員を超えたとして、機内から乗客の1人が無理やり引きずり降ろされる映像がインターネット上に投稿され、大手航空会社の手荒な対応に批判が高まる。

4月6日(木) アメリカがシリアのアサド政権軍の空軍基地に巡航ミサイル59発を発射。シリアで今週、禁止されている化学兵器を使用したとみられる空爆で多数の死者が出たことを受けた対抗措置。トランプ大統領が別荘で習近平中国国家主席と会談している最中だった。

4月7日(金) 長島昭久衆院議員が民進党離党を表明し10日(月)離党した。党が次の衆院選で共産党と候補者調整などを協議しているのは自らの政治信条に反しているとして。同党執行部は長島氏を除籍処分。13日(木)には同党細野代表代行が憲法改正に消極的な今の執行部と考えが異なるとして代表代行の辞表を提出。

4月12日(水) フィギュアスケートの浅田真央選手が引退の記者会見。

4月14日(金)未明、米軍がアフガニスタンのISの拠点をアメリカ軍が保有する中で、最も大きい爆弾で攻撃。

4月14日(金) 千葉県でベトナム国籍の9歳の女の子が殺害されているのが見つかった事件で同学校のPTA会長だった渋谷恭正容疑者(46)が逮捕された。

4月25日(日) 米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設をめぐる新しい基地の建設で、沿岸部を埋め立てる護岸工事が着工された。辺野古移設は1996年に日米両政府が普天間飛行場の返還に合意したことから始まった。それから21年がたち、やっと埋め立て作業が始まり、移設問題は大きな節目を迎えた。

4月26日(月) 今村復興大臣が辞表提出。前日、自らが所属する自民党二階派のパーティーで東日本大震災に関して「社会資本等の毀損は25兆円だが、まだ東北のほうだったからよかったがもっと首都圏に近かったらばく大になる」旨の発言の引責で。今村大臣は4月4日にも「自主避難者が帰還するかどうかは自己責任」などと述べ新聞記者と言い合いをし問題になっていた。後任は自民党の吉野正芳衆院東日本大震災復興特別委員長。

4月30日(日) 山口組から分裂してできた指定暴力団「神戸山口組」からさらに分裂した構成員が「任侠団体山口組」の結成を表明。

5月3日(水) 憲法記念日。安倍首相が「2020年を新しい憲法が施行される年にしたい」と表明し賛否両論が巻き起こった。

5月7日(日) フランス大統領選挙でエマニュエル・マクロン元経済産業デジタル相(39)が極右国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン候補(48)を抑えて勝利。

5月9日(火) 韓国大統領選挙で親北朝鮮の「共に民主党」文在寅(ムンジェイン)(64)が当選。

5月13日(土) 沖縄と奄美が梅雨入り。九州から関東は6月6〜7日にかけて、北陸と東北は6月21日にそれぞれ梅雨入り。梅雨明けは沖縄6月22日、奄美6月29日、四国から関東は7月19日に梅雨明け。九州北部、東北などでは梅雨明け直前に豪雨災害が出たが全般的には空梅雨だった。

5月14日(日) 北京で一帯一路国際会議が開幕。同日、北朝鮮が弾道ミサイルを発射した。

5月16日(火) 秋篠宮ご夫妻の長女・眞子さまが婚約へ。各メディアが報道。お相手は国際基督教大学の同級生。

5月29日(月) 元TBS記者のジャーナリスト山口敬之氏に酒を飲まされ暴行されたと訴える女性・詩織さん(28)が東京地検の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立て記者会見。事件があったのは15年4月で、東京地検は16年7月に嫌疑不十分で不起訴とした。

5月30日(火) 厚生労働省発表:今年4月の有効求人倍率は1.48倍とバブル期を上回り1974年以来、43年ぶりの高い水準に。また総務省発表の完全失業率は前月と同じ2.8%。

5月31日(水) AFCチャンピオンズリーグラウンドで済州ユナイテッド(韓国)が浦和レッズ戦で3失点を喫して逆転負けした際、主審や浦和の選手に数々の暴力行為を働き3人の退場者を出した。AFC(アジアサッカー連盟)は韓国の複数の選手に資格停止や制裁金などの処分を科した。

6月1日(木) 東京都の小池百合子知事が自民党に離党届を提出し、地域政党「都民ファーストの会」の代表に就任。

6月3日(土) 作家の百田尚樹氏の一橋大新入生歓迎会での講演会(6月10日予定)が中止に。実行委員会は理由について、講演会を安全に実施できなくなった旨を発表し外部からの脅迫などを示唆した。

6月5日(月) サウジアラビア、アラブ首長国連邦、バーレーンなど6カ国が、カタールに対し、イランとの関わりやテロ組織を支援し地域の安定を脅かしているなどとして国交断絶を通告。

6月8日(金) イギリス議会下院の総選挙。EUからの離脱に向けた方針や、選挙直前に相次いだテロ事件を受けて治安対策も争点に。メイ首相率いる与党・保守党は、交渉を有利に進めるには政権基盤の安定が必要だなどと訴え選挙の前倒しに踏み切った。当初は保守党が圧勝するという見方が出ていたが、EUの単一市場からの撤退に反対する労働党が激しく追い上げた結果、保守党は第1党にとどまるものの過半数を維持できず、北アイルランドの地域政党と連立政権を組むことになった。

6月8日(金) プロ野球、巨人が西武との交流戦で2対13で敗れて、球団の連敗記録を更新する13連敗。これを受けて6月13日(火)、巨人の堤辰佳GMが辞任。

6月10日(日) 愛知県新城市の東名高速道路で反対車線に飛び出した乗用車が観光バスと衝突し、乗用車の男性が死亡、バスの乗客など45人が怪我をする大事故。

6月12日(月) 中米パナマが中国との国交を樹立。台湾と断交し、「一つの中国」政策を支持すると表明。

6月14日(水) ロンドンの高層公営住宅火災。火は2日半後にようやく消し止められ、30人の死亡が確認された。

6月15日(木) 「共謀罪」の構成要件を改めて「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法が可決・成立。これにより、一定の要件を満たすことを条件に犯罪の実行前の段階で処罰可能な範囲が広がることに。

6月17日(土) 第9回AKB48選抜総選挙が沖縄で行なわれ、指原莉乃が3年連続で1位に。NMB48の須藤凜々花(20)が会場で突然結婚する旨を発表しファンや関係者の間に衝撃が走った。

6月18日(日) 第193通常国会が150日間の会期を終えて閉幕。「テロ等準備罪」を新設する改正組織犯罪処罰法や天皇陛下の退位を実現する特例法などが成立。党首討論は2000年の制度導入以来、初めて一度も開かれなかった。

6月22日(木) 小林麻央さんが都内の自宅で死去。34歳。去年6月に夫で歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが麻央さんが乳がん闘病中であることを発表し、9月からブログで闘病や家族への思いについてつづり、多くの人々の共感を呼んでいた。去年11月21日には英国放送協会(BBC)の「今年の女性100人」の一人に選出された。

6月22日(木) 豊田真由子衆議院議員(当選2回、42歳)が自らの政策秘書を務めていた男性に対し暴行したなどと週刊誌で報じられたことを受け、党に迷惑をかけたくないとして自民党に離党届を提出。

6月23日(金) 小池都知事の就任後初めての都議会議員選挙告示。7月2日の投票日に向け9日間の選挙戦に入った。

6月26日(月) 将棋の藤井聡太4段(14)が公式戦連勝記録更新となる29連勝を記録。7月2日に佐々木勇気5段に敗け連勝は29でストップした。

7月5日(水)〜6日(木) 九州北部豪雨。大分県を中心とする九州北部で死者37人、行方不明4人の被害。

7月27日(木) 民進党の蓮舫代表が辞任。都議選惨敗の結果などを受けて。

7月28日(金)夜11時41分頃、 北朝鮮が弾道ミサイル1発を日本海に向けて発射し、45分後に日本の排他的経済水域内に落下したと見られる。北朝鮮は29日午前、ICBM=大陸間弾道ミサイル『火星14型』の2回目の発射実験に成功したと発表。

7月28日(金) 稲田防衛相が辞任。南スーダンPKOの日報データが「廃棄済み」と説明されていたのに実際は保管されていたことが判明して以降もその事実が非公表とされていた問題を引責する形で。27日には陸上自衛隊トップの岡部俊哉陸幕長がこの問題の引責で辞任の意向を示していた。

8月8日(火) 自殺したゼリア新薬新入社員の両親が同社と研修受託会社を東京地裁に訴訟を起こした。この新入社員男性は新人研修中の5月18日に自殺、翌19日に労災認定された。

8月20日(日) 東京・世田谷区で行われた中学生のジャズコンサートのさなか、指導者として参加していたジャズトランペット奏者の日野皓正さんが、男子生徒1人の髪の毛をつかむなどの行為をした。主催した区の教育委員会は不適切な行為と指摘。

8月24日(木) 中国爆撃機6機が紀伊半島沖まで飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)したと発表。防衛省統合幕僚監部によると、領空侵犯はなく国際法違反ではないが、このルートで中国機の飛行が確認されたのは初めてで特異な飛行だとしている。

8月25日(金) ミャンマーとバングラデシュの国境付近に住むロヒンギャ族の武装勢力とされる集団がミャンマーの警察署などを襲撃し治安部隊と衝突。当局の報復により「大虐殺」「民族浄化」とまで指弾される事態に発展しバングラデシュに逃げ出したロヒンギャ難民は40万人を越えた。9月19日、アウン・サン・スー・チー国家顧問はこの問題で初めてミャンマー国民向けに演説、あらゆる人権侵害を非難したが、国際社会からは自国政府の言い訳と正当化しているだけと厳しく非難された。9月30日にはスーチー氏の母校、英オックスフォード大学が、これまでホールに展示していたスー・チー氏の肖像画を撤去したと表明。11月27日には英オックスフォード市が過去に彼女に授与した最高栄誉の称号を撤回した。

9月1日(金) 民進党の新代表に前原氏。

9月7日頃 太陽で通常の1000倍の爆発。

9月9日(土) 陸上男子100メートル走で桐生祥秀選手(21、東洋大4年)が9秒98を記録、日本人初となる9秒台を公式に記録し、日本記録を19年ぶりに更新。

9月25日(月) 安倍首相が記者会見を行い、「国難を突破するため国民の信を問う」と解散の意向を表明。同日、小池都知事が希望の党を結成すると、同日、民進党の前原代表が立候補予定者を希望の党の公認で立候補させることを党内で提案したと報じられた。衆議院は9月28日に解散された。9月29日、小池都知事「民進党議員全員を希望の党に受け入れることはさらさらない。政策的に一致しないといけない」と発言し波紋が広がる。10月2日、希望の党に公認されない民進党出身者らを母体に枝野幸男が立憲民主党結成を宣言し翌3日に結成。

9月29日(金) 日産自動車が国内6工場で社内の認定を受けていない社員らが完成車検査を行っていたと発表。

10月1日(日) 米ラスベガスで少なくとも59人死亡、527人負傷の米国史上最悪の乱射事件。犯人の近郊在住の白人男性スティーブン・パドック(64)がマンダレイ・ベイ・ホテルの32階から、大通りラスベガス・ストリップで開かれていたカントリー音楽の音楽祭会場に向けて自動式の銃を乱射した。容疑者はホテルの部屋で自殺。音楽祭の会場には約2万2000人が集まっていた。

10月1日(日) スペイン北東部のカタルーニャ州でスペインからの独立の賛否を問う住民投票が行われ、州政府は独立賛成が90%以上にのぼると発表。10日、プチデモン州首相が州議会で演説し「カタルーニャは独立国家になる権利を得た」と述べる一方、当初予定されていた独立宣言は延期された。

#metoo
10月5日(木) ニューヨークタイムズ紙が有名映画制作者のハーヴェイ・ワインスタインが長年ハリウッド女優たちに性的行為をしてきた実態を暴露。10月10日にはニューヨーカー誌が同氏のレイプを告発。これを機にセクハラ暴露騒動が相次いだ。米女優アリッサ・ミラノが、これまで声をあげることができずにいたセクハラ被害者に#Me TooのハッシュタグをつけてSNSで告発するよう呼びかけ、この運動はアメリカ映画界だけでなく世界中のあらゆる業界に波及する現象になり、たとえばクラシック音楽界ではジェームズ・レバインやシャルル・デュトワなどの世界的指揮者も過去にセクハラ行為があったとして告発された。

10月8日(日) 神戸製鋼所がアルミ製品や銅製品の一部の強度などの検査証明書のデータを改ざんして出荷したと明らかに。

10月8日(日) 米カリフォルニアで史上最悪の山火事。11日現在鎮火のめどが立っておらず、確認された死者数は21人、合計22件の山火事が同時的に起こり、2万6000ヘクタールと建物3500棟が焼失。

10月11日(水) 宮崎、鹿児島県境の霧島連山・新燃岳が6年ぶりに噴火。

10月11日(水) 東証終値が2万0881円、約20年10カ月ぶりの高値。

10月11日(水) 6月に東名高速道路で妨害行為をし、追い越し車線に被害者の車を無理やり停車させ追突事故を起こさせたとして神奈川県警が^+・。;:^^−−^0
石橋和歩容疑者(25才)を逮捕。

10月12日(木) フィリピンドゥテルテ大統領が欧州諸国がフィリピンを国連から追放しようとしていると非難し、そうした国々の大使らを24時間以内に国外追放すると脅迫。

10月17日(火) IS(イスラム国)が首都と位置づけていたラッカがシリア民主軍によって陥落。12月9日にはイラクのアバーディ首相が国内からISを一掃したとして「ISとの戦争の終結」を宣言。ISはイラク戦争中の2004年に設立された過激派組織「イラクのアル・カーイダ」が基になって2014年ごろ誕生した。指導者アブー・バクル・アル=バグダーディーの生死は分かっていない。

10月22日(日) 衆議院選挙で自民・公明の連立与党が3分の2の議席を確保する圧勝。台風21号が日本を直撃した日でもあった。

10月24日(火)中国共産党大会が閉幕。習近平体制の2期目がスタート。

10月27日(金) スペインの自治州カタルーニャ州議会が独立宣言を承認。31日スペイン高等裁判所は独立宣言の無効を宣言。

10月31日(火) 座間9遺体事件発覚、白石隆浩容疑者(27)逮捕。

11月5日(日) トランプ大統領初来日。その後アジア各国も歴訪。

11月11日(土) アリババグループが毎年開く「独身の日」セールで、今年は14万ブランドが参加し、1682億元(約2兆8700億円)の取引額を記録。

11月7日(火) 日経平均株価が2万2937円まで上昇、バブル崩壊後の最高値を更新。

11月19日(日) ジンバブエの与党がブガベ大統領(93)を党首から解任。ブガベは有力後継者のムナンガグワ第1副大統領を半月前に解任し、夫人のグレース・ムガベ(52)を後継者にしようとしていると反発した軍が15日に蜂起。ムガベ大統領はジンバブエが英国から独立した1980年以来、国家指導者の地位にある。

11月20日(月) アメリカが北朝鮮をテロ支援国家に再度指定。

11月23日(木) 大阪市の吉村洋文市長がサンフランシスコ市との姉妹都市関係を解消する方針を表明。22日にSF市のエドウィン・リー市長が民間団体が現地に建てた慰安婦像の寄贈を受け入れる決議案に署名したことを受けて。吉村市長は、像の碑文に「性奴隷にされた何十万人の女性」「大多数は囚われの身のまま命を落とした」とあるのは「日本政府の見解と違う」と抗議していた。エドウィン・リー市長はその後、12月12日に心臓発作で急死した。

11月28日(火) 北朝鮮の木造船が北海道松前町沖の松前小島に着岸しているのが発見された。同船の乗組員が島にあった発電機のエンジンや家電製品などめぼしいものを全部窃盗したとみられている。11月頃から日本海沿岸で北朝鮮の木造漁船の漂流や漂着が相次ぎ、11月だけでも28件と、データがある過去4年間で最も多くなった。

11月29日(水)北朝鮮が久しぶりにミサイル発射。

11月29日(水) 横綱日馬富士が引退表明。日馬富士は10月25日、秋巡業鳥取場所前日に幕内・貴ノ岩を数回殴った。11月14日にマスコミが暴行疑惑を報道すると11月場所を休場に追い込まれ、同29日、日本相撲協会に引退届を提出し引退。

12月1日(金) 皇室会議。今上天皇が2019年4月30日に退位し、皇太子殿下が翌5月1日に新天皇に即位、改元する日程が固まる。

12月5日(火) 将棋の羽生善治が永世7冠達成。

12月6日(水) トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都として公式に認め国際的な波紋。

12月7日(木) 東京・富岡八幡宮の女性宮司・富岡長子さん(58)が弟の茂永容疑者(56)に刺殺された。宮司の座をめぐる姉弟のトラブルが背景にあると言われている。

12月11日(月) 走行中の東海道・山陽新幹線の車両の台車に亀裂が見つかり名古屋駅で止まった。国の運輸安全委員会は新幹線で初めて重大インシデントに指定。2日後の13日、同じJR名古屋駅で東海道新幹線が乗客を乗せないまま発車するトラブルが発生。

12月13日(水) 俳優の船越英一郎とライフスタイルアドバイザーの松居一代の調停離婚が成立。松井は6月27日にブログで「恐怖の告白!!」と題する記事を発表して以来、船越への攻撃を開始し、半年にわたり芸能ニュースを賑わせた。

12月13日(水)〜16日(土) 韓国の文在寅大統領が国賓として訪中したが、空港で出迎えた人物が外務次官補と格が低かったこと、指導部と食事をしたのは14日の習主席との公式晩餐のみだったこと、北京で文大統領を取材する韓国人記者が中国人警備員から暴行を受けて負傷したこと、共同声明も共同記者会見も行なわれなかったことなどから、韓国内で「屈辱的な扱いを受けた」として中国への非難が高まった。

12月15日(金) 割れても直るガラスを東大の研究グループが開発に成功。

12月19日(火) 今年5月に150カ国の30万台以上のコンピューターが受けたランサム(身代金)ウェアによるサイバー攻撃に北朝鮮が関与したとアメリカ政府が発表。日本政府も20日に同サイバー攻撃に伴う日本国内の被害について北朝鮮の関与を断定。
12月22日(金) 米国で税制改正法が成立。法人税率の引き下げ(35%→21%)が柱で、レーガン政権時代(法人税46%を34%に引き下げた)以来30年ぶりの税制改革。トランプ大統領にとって目玉公約の初めての実現となり、「米国史上最大の減税」と強調した。

12月23日(土) 大阪府寝屋川市の民家で柿元愛里さん(33)が栄養不足による凍死状態で見つかる。同居する両親を死体遺棄容疑で逮捕。

12月24日(日) 南米ペルーのフジモリ元大統領が恩赦、釈放された。フジモリ氏はは在任中の人権侵害と汚職の罪で禁錮25年の刑に服していた。支持者が歓迎する一方で、大勢の市民が首都リマで大規模な抗議デモを行なった。

◆◆◆訃報◆◆◆
2月16日(木) 演歌作曲家の船村徹氏心不全のため84歳で亡くなる。
4月6日(木) 女優の京唄子さん死去。体調を崩して大阪の病院に入院していた。89歳。
4月17日(月) 英語学者・評論家で上智大名誉教授・渡部昇一氏が心不全のため都内の自宅で死去。86歳。
5月24日(水) 自民党政調会長、財務大臣、通産大臣などの要職を歴任した与謝野馨死去。78歳。
6月22日(木) 小林麻央さんが乳がんで死去。34歳。
7月13日(木) 中国の民主主義活動家・劉暁波氏が肝臓癌のため中国遼寧省瀋陽の病院で亡くなった。61歳。当局に拘束されながらノーベル平和賞を受けた人が自由を奪われたまま死去するのは、ナチス・ドイツに立ち向かい1938年に死亡したドイツの平和運動家、カール・オシエツキー氏以来史上2人目。中国は劉氏が要求した国外での治療を認めなかったため国際的な批判を浴びた。劉氏は中国の民主主義体制移行を訴えたことを理由に2009年に国家政権転覆扇動罪で懲役 11年の判決を受けた。末期の肝臓がんを患い、先月から瀋陽の病院で治療を受けていた。劉氏の妻で詩人の劉霞氏はこの時点で自宅軟禁処分を受けている。
7月18日(火)朝、聖路加国際病院名誉院長の日野原重明氏が呼吸不全で死去。105歳。
12月9日(木) 野村沙知代さん死去。85歳。

男ケーキ

049

 ある日パン屋で小さなケーキを見て「これなら自分で作れる」と思って作ったケーキです。
 世に、ガサツに作ってもサマになる「男メシ」というものがるなら、ガサツに作る「男ケーキ」なるものがあってもいいではないか、ということでそう命名させていただきました。
 作り方はガサツですが、完成品の見栄えはそこそこでしょ?人に供したこともありますが、「店で売れるレベル」という感想でしたよ。
 もしも人に食べさせて、「やっぱ市販のものより劣る」という厳しい意見に見舞われた時は、「手作りの良さが分らないのか」「手作りのケーキを食べる機会など滅多にないぞ」などと主張してみましょう。


 オーブンと電動泡だて器と、あとはごくごく一般的なキッチン用品があれば誰でもできます。
 材料が揃っていれば何の下準備もないところから始めて小一時間でできます。

●材料(ケーキ4個分)
・市販の冷凍パイシート 1枚。
・イチゴなど、ベリー類。 好みで。冷凍ミックスベリーの場合、解凍しておく(時間外)。
・生クリーム 200mlの紙パックのやつ  1個。
・砂糖  生クリームに入れるぶん。分量は生クリームの紙パックに書いてある。15gぐらい?
・卵 1個。
・パウダーシュガー 少々(なければこの機会に1袋、小さくて安いやつを100円ショップなどで買いましょう)



021パイシートを1枚出して解凍する(5〜10分)。卵は溶いておく。△旅程に入る前あたりにオーブンの予熱を開始(200度に設定)。






023パイシートを4等分し、伸ばし棒で伸ばす。なければすりこ木でもコップでも構わない。
素人です、どうせ形が歪むので、歪んだ端を包丁で切って、四角っぽくする。切れ端は四角く切った台の隅のかさ上げ用に使う。溶き卵を少し塗って貼り付ける。




032 △離僖ち澗里僕呂卵を塗る。ハケで塗りますがなければフォークとか指とかでもいいと思う。
塗るとつやが出ておいしそうになる。塗らないとカサカサでおいしそうにみえない。よくパイのレシピで、卵黄だけ溶いて塗る、みたいなのがありますが、僕は全卵を使います。(理由としては、ア.卵黄だけにする意味が分からない イ.余った卵白をもて余す ウ.卵黄と卵白を分けるのが面倒)


034 をオーブンで焼きます。
 何度で何分焼くかについては諸説あり、何がベストかは僕には分りません。180℃で30分とか、220℃で40分とか。この200℃ぐらいというのは、たとえばスポンジケーキなんかに比べるとかなり高い温度ですが、パイは高温で焼くとサクサクするそうです。まあ200℃で15〜20分という感じにしときましょうか。

(写真では、照り出し用で余った溶き玉子に塩コショウをしてシリコンカップに入れて一緒に焼いています。これもおいしいけれど人には出さず作った自分へのご褒美として自分で食べる)

039焼いたら、せっかく端をかさ上げしたのに、端も真中も区別がつかなくなっていますが、いつものことです。
 本当は、真中のふくらんでほしくないところにおもりを乗せて焼くと箱みたいな形に焼けるのですが、そんなしゃれたものはありません。




041グシャグシャ真中を潰します。スプーンやフォークなどで。
ケーキを作るのにこんなガサツでいいのか、と感じる場面ですが、「男ケーキ」という名前がこの行為を正当化してくれます。
とにかく真中に生クリームを入れるスペースができました。





037 イ料毒がとれるまでの間に、生クリームをホイップします。
ホイップの仕方は、生クリーム200mlのを買えば紙パックに書いてあるのでその通りに作ります。書いてないやつは見たことがありません。
ここでアドバイスとしては、素人ほど、ケチケチせずに高い値段のやつを買いましょう。
植物性の「ホイップ○○」みたいなやつではなくて。生クリームでも、36とか40とかよりも、いちばん高い45とか47とか書いてあるやつのほうが泡立てやすいです。特に植物性のは、素人だと、温度その他で泡だたないことがありますが、40台のやつだと、少なくとも僕は失敗したことがないです。電動の泡だて器が必要です。

044ホイップできたら先ほどのガサツなパイのくぼみに盛ります。
量は好みで。(余った生クリームは、コーヒーに浮かべる、明日ホットケーキを作って蜂蜜のかわりにかける、ビスケットにはさむ、なめる、などして消費する)




047その上にベリー類を乗せます。乗せたらパウダーシュガーを、茶漉しに入れて雪のようにふりかけます。
ガサツな本性を化粧で隠してきれいに見せる、重要な工程です。
クリスマスなど行事に供する場合、それっぽいものを乗せると見栄えが増します。

ほんと簡単です。この記事を完成させるほうが何倍もの時間と面倒を要しましたよ。でもクリスマスにギリ間に合ってよかった。

ポスト平成時代の政局の行方

 12月1日の皇室会議で今上天皇が2019年4月30日で退位、翌5月1日に皇太子さまが新天皇に即位され同日改元ということが決まり、平成は31年の4月で終わることになった。
 平成も30年以上続いて一時代を形成したんですねえ。これからは「平成はどんな時代だったか」ということが盛んに話題になるだろうし、それは当然「昭和とはここが違った」という視点と「平成の次の時代はどんな性質を持つか」という視点を含意することになる。それは各種文化、精神史、国際関係などさまざまな分野で語られるだろうが、ここでは政治、政局についてそういうことを考えてみたい。
 平成の次の年号はまだ決まってないけど、もし僕が決めていいんなら、生前に譲位されるので、「平成」の字のどちらかを残すことを考えたいところです。たとえば「平成の継承」という意味を込めて「承平」とか。ただこれは平安時代にすでに使われてました。年号には「永」「治」「天」「元」など頻繁に使われる漢字がある。「平」も7回ぐらい使われているが「成」は平成で初めて使われた文字なので「成」を残して「承成」とか。「しょう」と読むとアルファベットの頭文字が「S」で昭和とかぶって各種事務手続きで混乱するので「じょうせい」と読ませれば「J」で過去300年さかのぼってもかぶらない。ただ、「J」じゃなくて「Z」を使う個人や団体が出て混乱するかもしれないとか、単に「平成を継承する」というのは新時代の主体性が感じられないとか、問題がありますね。まあ新年号が決まるのはまだ先なのでここでは仮に「ポスト平成時代」と呼んでおこう。

 平成天皇は55歳で即位され、85歳で退位されることになる。現皇太子は59歳で天皇即位され、仮に平成天皇と同じ80代半ばで退位すると仮定すれば次元号は25〜30年ぐらい、だいたい平成と同じぐらいの長さになると想定される。個人的には、次の年号が終わる頃に僕もだいたい死ぬ年頃になっている(あるいはすでに死んでいる)はずなので、ポスト平成時代を考えるということは、僕の残りの生涯がどんな時代になっていくかを考えることでもあるのでじっくりと考えたい。



 豊かさとは何か?と考えると意外と難しいと思う。いちばん簡単に、モノやカネがたくさんあるのが豊かさだ、と言っても、満腹な人にもう一皿持ってきてもそれは豊かさではなく単なる無駄だし、家財道具が揃ってる人が家電製品をもらっても持て余しちゃうだけだし。でもカネがあれば好きなモノ買えるだろ、と言うけど、ほしいものがなかったらカネも無意味ですからね。極端に単純なモデルとして、世界じゅうにお店といったらスーパーマーケット1店舗しかない、という、移民国家の開拓地みたいな感じだったとして、その時すでに100億円持ってて、一生かかってもスーパーで100億円も買い物できるわけないという時にもう100億円もらったとしても、せいぜい強盗に狙われるリスクが増えただけで、得なことなんか別にないですよね。そういう時にさらに豊かになるには、新しく心をとらえる何かがなきゃね。日本が今豊かだという時、それはカネがあり余っているというだけじゃなくて、戦前とか昭和時代になかった何かがあるから、その社会が豊かになったと言うんだと思います。たとえば、流行歌でも、マンガでも、今なお戦前と同じ音楽とか、のらくろみたいなマンガしかない、という社会では、カネがいくらあったって豊かでも何でもないと思うんです。
 やっぱ、ある国、社会が豊かになると、その国っぽい、その民族っぽい文化が花開くと思います。それは豊かさを背景にして花開くと思います。たとえばロマン派のクラシック音楽だと、ドイツはドイツっぽい音楽、フランスはフランスっぽい音楽で、その民族や社会の特性を花開かせてますよね。日本も、もう数十年文明開化が早くてもっと早く豊かになっていれば、ポーランドのショパン、ロシアのチャイコフスキー、チェコのスメタナやドヴォルザーク、ノルウェイのグリーグみたいな、日本の民族的情緒を表現した世界的なロマン派作曲家が出た可能性があったと思うのですが。
 たとえば韓流ブームというものがかつてあって(今もある?)それが、同じコリア民族でも、専ら豊かな南半分から作られてきた。そこには「あー、コリア民族ってこういうのが好きなんだなー」っていう民族的表現があると思います。お涙ちょうだいみたいなのが好きですよね、コリア民族って。これが香港とか台湾みたいな中華圏の発展したところの映画では、韓流には絶対ないような笑える要素が多くて、なんというかピタゴラスイッチ的なプロットとか仕掛けが好きな民族なんだろうな、というのがあります。今までアセアンは貧しくて、自分たち民族を表現するような文化的発信をする余裕がなかったけど、今後は発展していくにつれ、映画、音楽、その他の表現手段で自分たちらしさを表現して、「やっぱ外国の音楽より自国の音楽のがええわ」なんて、その音楽があるから自分たち民族がますます好きになるし、外国の人も魅了するような文化的成熟というのが来るんじゃないでしょうか?
 財相兼副総理の麻生太郎は往年のベストセラーの中で、1970年代から30年間の日本やアジアの経済成長に触れて、こう言っている。

 もしかすると経済以上に大切なことは、この間にアジア人が、ある精神的革命を遂げたことかもしれない。アジア人が、アジア人自身を美しいと、心から思い始めたことである。
 クアラルンプールの少女、北京の少年、ハノイの中学生やジャカルタの高校生は、もはやアイドルを、ハリウッドのつくる銀幕だけに求めはしない。新しいファッションのインスピレーションを、パリだけに求めようとはしなくなった。
 日本でも、もっぱらブロンドの美男子に夢中になっていた女性が、隣国のスターに金切り声を上げるようになった。それ以前から香港、中国のスターも人気を呼んだ。
 つまり、近代史上初めて、アジア人のアジア人による、アジア人のためのスターが生まれ、流行が作られて、旺盛に消費されている。
(p183-184「とてつもない日本」2007)

 豊かになったから、自分たちの民族らしさを発揮した文化発信ができるようになった結果、そうなったんだと思います。たとえばJポップを聴いて、「あーこういう感じは洋楽にはないなー、やっぱ日本の歌がええわ」って、こういうのは、自国をより愛するようになるし、他国へのアピール、しかも「あああの国ってすばらしいね」っていう平和的なアピールになるという意味で大切だと思います。



 文化にも色んな種類があって、日本の場合、マンガはすごいですね、世界中にファンを獲得してるし、Jポップも、数十年前からアジア圏ではファンを獲得してきたけど、最近ではきゃりーぱみゅぱみゅや中田ヤスタカみたいに世界じゅうでファンを獲得するアーチストも出てきている。映画も黒沢、小津など昔から国際的に注目される人がいたし、今でも国際的な賞をとる作品が出てる。小説も昔の三島や川端の他に今も村上春樹がいるし。そこで、こういう人文系から離れるんだけど、政治は?って。経済や社会では、マレーシアのマハティール首相が80年代、90年代に掲げたルック・イースト政策に象徴されるように、途上国に積極的に真似されるようなものを作った。でも政治では、「日本の政治モデルがいいね」と言われるようなものって、皆無ではないにしても、あまりないですよね。イギリスの政治のあり方は世界中から参考にされることが多いけど、「日本の憲法9条を見習ってうちの国も軍隊持つのやめよう」なんて聞いたことあります?むしろ近隣諸国の動きなんかそれとは真逆ですよね。

 今、ポスト平成時代が始まろうとするにあたって、我々は「二大政党制がいいんじゃないか」「それにはアメリカ式の保守二大政党制がいいんじゃないか」「いやそれは無理だから保守vsリベラルによる二大政党制だ」とか、平成時代には多数の中道左派政党が連合して政権を担うという、イタリアの「オリーブの樹構想」を日本でもやろうということもさかんに言われたり、欧米にあるモデルをそのまま真似しようとしているかのような議論をずっとしてきたし今もそれは続いているのかもしれない。まだないものをイメージするのに、現実世界にあるものを参考にするのは当然のことだが、しかし日本は欧米先進国のものを取り入れながら独自のものに変形させてきましたね。そしてそれらは多くの場合、外国から嘲笑されたり変な目で見られたりしてきた。しかし、西洋のパンの中にあんこを詰めたアンパンは、西洋人にとっては今も奇妙なものだろうけど、要は我々日本人がおいしければそれでいいですよね。アボカドをわさび醤油で食べたり明太子をパスタで和えるとか、日本人のテイストに合ったものをどんどん発明していけばいいじゃないですか。日本社会、日本人は昔は精神分裂症っぽい病的な民族だと言われてきた。しかし日本はその後経済発展し先進国になっても、他の先進国と明らかに違い、犯罪率が非常に低いままだったので、「こんな秩序ある高度な社会が病的であろうか?」ということで西洋人みずからそういう日本異質論を取り下げた。鎖国なんかも、僕が子供の頃はまだ「鎖国なんて馬鹿なことやったから日本は数百年も発展が抑えられて遅れてしまった」と、否定的にとらえられていたけど、そのうち「鎖国の間に日本は独自の文化を熟成させることに成功した」みたいに肯定的にとらえられるようになった。これは1970年代のどこかで、欧米のアカデミズム主導でそういう日本観の変化があったみたいですね。
 日本は放っておくと、なんでも変形して、外の世界にはないような奇妙なものにしてしまうようですよね。インドのカレーと中国のラーメンが出会ってカレーラーメンができたのは日本ですよ。たぶんカツカレーも日本でしょう。カツ丼もそうですよね。ご飯の上に何か乗せる「丼物」って、日本人にとってはごく自然なものだけど、外国の人にはなぜか自然な発想ではないらしく、ハワイのロコモコも、日系人が「洋風どんぶり」として始めたことでできたそうです。僕の香港の友人も日本に来た時、「丼物って日本風だから好きだ」とか言っていました。携帯電話も日本は独自のガラパゴス的な発展をして世界市場とのつながり的に問題なのかもしれないけど、でも政治制度は経済みたいに国際市場での汎用性はあまり必要ないから、ちょっとぐらい奇妙な制度になっても構わないはずだし、また日本民族の奇妙さからして、世界に前例のない変なものができちゃってもしょうがないや、っていうぐらいの気持ちで模索していくのがいいんじゃないでしょうか?それによって安定した制度運営ができれば、そのうちまた世界が勝手に評価してくれるんじゃないかな、ぐらいの感じで。

 今、日本の政局は、与党はものすごく安定してるけど、野党が大規模な流動化を始めてますよね。戦後の昭和時代は55年体制で安定していたけど、平成時代に入ってそれが崩れると、日本は「二大政党制」を確立すべく、四半世紀かけて民主党という政権をいちおう担える政党を一つ育て上げた。それが平成もあと1年半で終了という今になってガラガラと音を立てて崩れちゃった。それで、この状況をどうするかというのが「ポスト平成時代」まるまるかけて模索するテーマになるという見方を僕はします。つまり、ポスト平成時代の政治体制はどうあるべきか、また民主党みたいなものを作り直すのか、それともそれはもう機能しないことが分ったので別の体制を作るのか、だとしたらそれはどんなものか、そのあたりの国民的コンセンサスが全然ない中で、今の流動的状況が数年以内にきれいに片がつくとは僕にはとうてい思えないのです。

 日本の国政はいちおう「自民党と民主党による二大政党制だった」と言えただろうが、2012年の政権交替時には民主党の勢力衰退が著しく、「政権を担える二大政党」という実態はほぼなくなっていて、民主党は民進党に名前を替えるも勢力は回復するどころか徐々になくなっていき、ことし10月の衆議院選挙で民進党は候補者を擁立せず、メンバーは希望、立憲民主、無所属の3手に分かれて出馬したことから、民進党はまだ存在しているものの、二大政党制という実態は誰の目から見てもなくなったと言えよう。そこで、また民主党(民進党)に代わるものを、0から作り直すか、あるいはバラバラになった民進党のガレキの中から使えそうな人材を再利用するかして、また二大政党制の体裁を取り戻そうとするのか、それとも、日本でもっと機能する別の態勢があるのか、じっくり考えてみる必要があると思う。



 最近の台風の目は小池百合子都知事だった。昨年2016年の都知事選は自民党を敵に回して特に支持母体を持たないまま圧勝した。ここで特に印象的だったのが、保守候補同士の対決でものすごく盛り上がったことだ。今まで日本人は、政治的選択肢といえば保守か革新(リベラル)か、(右か左か、でもいい)という両方のどちらかを選ぶものだという拭いがたい先入観があったと思うが、この都知事選は、僕みたいな都民でも何でもない者も含めて、保守候補同士の争いに熱くなった。具合的には、僕は「自民党都連の推す増田に勝たせてはいけない!小池ガンバレ!」と思った。選挙結果を見る限り、大方の都民、国民もそんな応援の仕方だったんだろうと思う。革新系の鳥越なんか、保守分裂選挙で漁夫の利を得るどころか、小池にダブルスコアの差をつけられて惨敗した増田よりもさらに少ない得票だった。ここで僕が強調したいのは、日本の政治的選択肢はもはや「保守vs革新(リベラル)か」である必要はなく、「保守vs保守」でも国民はこれだけ熱くなれる、ということだ。というか、保守vs革新の選挙であんなに盛り上がるという絵柄を我々は今、想像することができるだろうか?僕はできないんですよね。
 んで、今年ですよ。夏の都議選で民進党は選挙に負ける以前に、自ら崩壊してしまった。民進党は前回の都議選で15議席だったのが、選挙前から民進党所属の都議が小池の作りたての新党・都民ファーストの会に次々と移ったりして、選挙前には7人にまで減り、選挙結果はそれよりさらに減って5人。その結果、民進党の蓮舫代表は辞任に追い込まれた。そして安倍首相が衆議院解散を予告すると、小池都知事がまたもや中身もハッキリしないにわか仕立ての国政政党・希望の党を作ると、その引力で民進党メンバーは引き寄せられたり排除されたりと内部分裂し、みるみるうちに事実上の解体状態に陥った。
 ここで光るのが、小池百合子の政治センスの良さだ。都議選でも衆院選でも、民進党は小池がにわか仕立てで政党を作っただけで、平成時代ほぼまるまるの四半世紀かけて作った二大政党の片方が音を立てて崩れた。派手な政治ショーでしたね。これは別に小池都知事がカネや力で倒したんじゃなくて、自民党をとび出した人気のある政治家一人が派手に動き回っただけで崩れちゃうほど制度疲労してたということですね。そういう潮目を見る能力が小池都知事にはあって、しかもその潮目に乗って派手に動くのが小池都知事は大好きだと思うんです。小池はもともと自民党でも何でもなくて、小さな政党を渡り歩いてきて、なんか成り行きで自民党に入ってからも、郵政解散の時なんか、もともと兵庫が地盤だったのを、刺客として東京の、政策通で知名度も高い小林興起の選挙区から出馬して見事小林を破って当選してる。小池は大政党の支持などなくても、大物の地盤に舞い降りて戦っても勝てる類稀な政治家だ。ほぼ化け物である。小池はこういうのが大好きだから、今回だって都政に専念していればいいのに国政政党なんか作っちゃったのだと思う。今回の衆院選で希望の党は議席を減らし、今回の最大の敗者は小池だという海外メディアもあったというし、小池もしおらしく「本当に悔やんでいる」なんて言っているが、かつては政権を執ったこともある二大政党の片方にわが手でとどめを刺したことは小池はきっと満足しているのではないか。僕は今回も小池はよくやったと思う。2016年都知事選、2017年夏の都議選、2017年秋の衆院選、この3つの選挙のテーマをみると、最初の2つは、小池が、内田茂に象徴される傲慢な自民党都連と戦った選挙で、僕もそうだったが、「あの悪者どもを一掃しろ!」みたいな熱気に有権者や国民が包まれていた。しかし今回の衆院選では、もう悪者は一掃されていなくなった後で、特に小池を応援する要素はなかったから、小池が「排除」と言ったとか、首班指名を誰にするか決めなかったから負けたのではない。もはや内田茂という敵はやっつけられた後だったから、たとえ小池が出馬してたとしても、前2回の選挙のような追い風は吹くはずもなかった。マスコミは希望の党の敗因として排除の論理がいけなかったというけど、言わなくても前2回の選挙のような小池旋風は吹かなかっただろう。小池も「私自身のおごりがあったのではないかと反省している」なんて言うが、僕はこの言葉は政治家・小池の巧妙なイメージ戦略だと感じる。この言葉には、もし自分が排除なんて言わなければ前2回のように旋風を吹かせることができた、という示唆がある。しかし今回はどう転んでもそんな風は吹くことがなかったし、小池もそれを理解していたと僕は思う。小池は今回はむしろ、「自分が動けば民進党はバラバラになる」ということにひかれて動いたんじゃないかと思う。もし小池が権力が好きで衆院選に絡んできたのなら、「三権の長はご遠慮いただく」とか「民進党全員を受け入れるつもりはさらさらない」とか、自らの勢力数をそぐようなことを言っただろうか?小池は単に、民進党の解体ショーができる、ということに惹かれたのではないか?そして一咬みしてあの党をバラバラにして後戻りできなくした今となって、これ以上動くテーマが見当たらないので代表を辞したんじゃないかと思う。
 もし小池が「こうすれば民進党に代わる二大政党の片方を作れる」という勘どころをつかんでいるとすれば、小池はグイグイ来るんじゃないかと思うが、たぶんそういう潮目は小池にも見えてないんだと思う。ただ、一匹狼の政治家が動き回っただけで民進党が崩れて、「排除する」と言われるまで希望の党に殺到しようとしたのは、日本の国政の体制で、民進党ではダメで、他の新しい何かを日本人が待望してるということだ。でも代わりがないから仮に形として残しておいた民進党だったが、小池が国政に新しいものを作ってくれるというので、いちおうとっといた役立たずのガラクタをとっとと壊してしまった。でもその小池にも新しい時代の国政の形で何も妙案はなかったのだ。
 僕は上で述べたように、この政界再編は、平成の次の年号まるまるかかって形づくられていくものだという見方をしている。「政権交代可能な二大政党制」が目指すべき姿のように言われるが、果たして他の選択肢はないのか?たとえば、二大政党じゃなくて、3つとか4つとか、5つとか、小さめの政党があって、どれも過半数はとれないので政権はこの中から2つ、3つが連立するというような形もありえる。あるいは開き直って、55年体制のように自民党がずっと政権を担って、その中で派閥間の対立、牽制、切磋琢磨で擬似政権交代をするという形にするというのも選択肢の一つであっていいかも。また、二大政党制にしても、「保守vs革新」なのかそれとも一部で待望論があるような「保守二大政党制」がいいのか。
 整理すると、

機グ貪淬影叛 
供テ鸞臉党制(a.保守vs革新、b.保守二大政党制、という2つのバリエーションが考えられる) 
掘セ暗洌幣紊亮舁彑党制。 

この3つがあり、気錬毅鞠体制と呼ばれ、戦後昭和時代に実際に機能した制度だ。そして兇裡瓩亙神時代に始まり、その終わりに民進党の崩壊で破綻してしまった。それで、ポスト平成時代には、兇裡發いいのでは?という意見もあれば、それではいけないという意見もある。だから靴箸いα択肢も含めて考えるのがいいと思う。平成の終わりの今、「あー、けっきょく失敗しちゃったね」感だけがあり、確たる展望もコンセンサスもないのだから、ポスト平成時代かかって考え試行錯誤しながら日本の風土に合った態勢を作っていくべきだろうというのが僕の考えなので、この政局の混乱は、たとえば数年後に一旦落ち着いたようにみえてもまたすぐ崩れるだろうと思う。本当に落ち着くためには国民的議論が不可欠だと思う。
 そういう議論は左翼の側から多く出始めている。今、左翼、革新、リベラル等と呼ばれる勢力が最も期待を寄せているのが枝野幸男が作った立憲民主党だ。枝野は同党結成の際、こう言っている。

 上からか、草の根からか。これが21世紀の本当の対立軸なんです。・・・保守とリベラルがなんで対立するんですか。保守とリベラルは対立概念ではありません。・・・リベラル、そのことによって、おそらくここにお集まりいただいている多くの皆さんが育ってきた時代、日本が輝いていたと言われていた時代の、あの一億総中流と言われていた時代の、社会がこんなにぎすぎすしていなかった時代の、みんなが安心して暮らせていた時代の、日本社会を取り戻す。私はリベラルであり、保守であります。

 僕の考えでは、こういう変化は工業社会の終焉によって起った、本質的に経済的な変化であり、それを政治的に変えることはできない。政治に一部何かできることがあるとしても、時代がどんどん進んでいる時に、「古い時代を取り戻す」とか時間的に逆行するような言い方は、ノスタルジックな夢を年寄り向けに掲げて現実の政治に文句を言うだけの万年野党宣言にもきこえる。彼らにこの現状を打開する妙案があるのなら、彼らが民主党・民進党にいた頃に出してきたはずだが、そんなものを彼らは持っていない。だから民主党は終わったのだ。そう言った上で、しかし、枝野の問題提起は意義深い。「保守とリベラルは対立概念ではない」「リベラルであり保守である」。これに呼応して、元国民新党の亀井亜紀子が「穏健保守、リベラル保守という立ち居地のグループを作る必要がある」と言って、こないだの衆院選では立憲民主党から立候補して当選した。立憲民主党はメンバーを見ればドのつくようなリベラルだが、それを「リベラル保守」→「穏健保守」という言い換えで、保守の傾向が色濃い亀井があの党にいられるのか疑問だ。
 「保守vsリベラル」というのは、通俗的には「右翼vs左翼」と言い換えられる。だから上の枝野の言葉は「右翼と左翼は対立概念ではない」「私は右翼であり左翼だ」という感じで、亀井の「リベラル保守という立ち位置」は「左翼右翼という立ち位置」となり、わけがわからない。さすがに「私は右翼左翼だ」という人はいないが、「リベラル」という言葉を使うとこういう混乱が起きる。なぜこんなことが起るのかについては、安倍晋三現首相の10年前の著書に出てくる説明が最も分りやすい。

 日本では、思想的立場をあらわすとき、よく「リベラル」(自由主義的)という言葉が使われる。ちょっと聞くと、なんとなく軽やかで、進歩的なイメージをもつが、考えてみると、これほど意味が理解されずに使われている言葉もない。
(中略)
 もともと「リベラル」という言葉は、ヨーロッパとアメリカでは、受けとり方が大きく違う。
 ヨーロッパでは、王権に対して、市民が血を流しながら自由の権利を獲得し、民主主義の制度をつくりあげてきた歴史をもつことから、同じ「リベラル」でも、他者の介入を許さないという「個人主義」にちかい意味合いで使われる。これに対して、アメリカにおける「リベラル」は、社会的平等や公正の実現には政府が積極的に介入すべきである、いわゆる「大きな政府」を支持する立場だ。
 アメリカには、封建制度の歴史がない。生まれながらにして平等な社会が原則であり、その制度や権力は、新大陸に渡ったピューリタンたち個々人の合意のうえでつくられた。だから自由主義と民主主義が対立することなく共存できた。
 ところが、建国から150年余り後、1929年に始まった世界大恐慌は、アメリカに1300万人の失業者を生み出すことになった。このときF・D・ルーズベルト大統領のとったのが、ニューディールと呼ばれる、政府が経済に積極的に介入する政策である。それは社会主義的な性格をもつ政策だったために、結果として大きな政府へと向かうことになった。
 このときニューディール政策を唱えた人たちが自らを「リベラル」と呼び始めたことから、社会主義、あるいは、それにちかい考えをもつ人のことをリベラリストと呼ぶようになった。革命主義や左翼もこの範疇にはいる。いうなれば「リベラル」とは、ヨーロッパとアメリカでは、むしろ対立する概念だったのである。日本でしばしば用語の混乱がみられるのは、このことがよく理解されていないためだ。
(p16-17「美しい国へ」2006)

 日本では昭和時代、つまり冷戦が終わるまでは、左翼は「革新」という言葉を使っていた。「憲法を一字一句変えるな」とか、何か変えようとするとすぐ「改悪だ!」とか言うので、「守旧」であって「革新」ではないような気がずっとしてきたのだが、たぶん「革」という字が「革命」のイメージと結びついていたので彼らには良かったのかもしれないが、冷戦が終わると、革命もマルクス主義もきわめてネガティブなイメージを持つようになったので、なんか通りの良い言葉を捜していて、その結果自分たちを「リベラル」と称するようになったような気がする。聞けば、日本以上に社会主義とか大きな政府といったものへの拒否反応が大きいアメリカでも、やっぱ聞こえがいいということで、そういう人たちが「リベラル」を自称するようになったとか。リベラル(自由主義者)とは、何の自由のことを指しているのか?政治的自由?経済的自由?前者だとしたら、それを実現するためには後者を抑圧して、政治が経済にどんどん介入しろということになって、そうすると後者の立場の人たちには「彼らは自由を抑圧してる」ということになる。日本のリベラルはアメリカと同じく、前者の人たちが自らの呼称として使ってるんですね。
 まあとにかくカタカナことばは本来の意味から離れて色んな意味になりやすいもので、このたび枝野が上記の言葉を述べたので、左翼系の人たちが「そもそもリベラルとは」という議論をし始めている。日本の政治体制のあるべき姿として「保守vsリベラルの二大政党制」は大きな選択肢である以上、このヌエのような言葉「リベラル」の意味を曖昧なままにしてたのでは今のような混乱から脱け出せないのでしっかりやってほしいところです。

 その上で、また平成時代のように二大政党制を目指すにしても、「保守vsリベラル」なのか「保守二大政党制」なのか。長島昭久元防衛副大臣は、保守二大政党制の実現を目指していたが、2015年の安保法案に意に反して反対票を投じさせられ、民進党が共産党との選挙協力をするに至って民進党に愛想を尽かして離党した。このことから、平成時代の「自民党vs民主党」の構図は、最初から「保守vsリベラル」の構図を志向していたのではないが、結果としてそうなったと言えよう。そしてそのことに大きな不満を持つ民主党メンバーも少なからずいたのだった。


 まず「保守二大政党制」について考えてみたい。今回僕は小選挙区も比例区も自民党に入れた。それは、革新系に票を奪われたくないという心理が働いていた。もし革新系が絶対政権に手の届かない存在(今の共産党ぐらい)になれば、保守系の有権者も安心して保守系の野党に入れることになる。革新系の政党が、民進党や今の立憲民主ぐらいの存在感を持っている時には、保守系の人間は、多少不満を持っていても与党、自民党に入れてしまう。こういえば、反論があるかもしれない。もし存在感のある革新政党がなかったら、革新系の有権者の選択肢が奪われることになる、と。しかし今の状態は、自民党に多少の不満があり、できたら維新とか次世代に入れたいけど、自民に入れた、という人にしてみれば、革新系がいることで実質的な選択肢が奪われていることになる。実際、日本にはかつて保守政党が2つあったが、左翼勢力の脅威から自民党と民主党が一緒になって自民党になったという経緯がある。ここで、政権を獲る可能性のある左翼勢力がなくれば、1955年以前の体制に戻ってもよいという理屈になる。それに、去年2016年の都知事選のように、保守同士の対決のほうがむしろ熱狂する。日本社会の体質はもはや革新など必要としなくなった、与党への批判票は野党にいる保守政党(今なら維新や希望)に入れればいいではないか、と僕などは思ってしまう。
 もちろんそんなこと言ったって、革新系の立憲民主が野党第一党になってしまったのはそれが民意だから仕方がない。しかし民主党は、自らを保守ともリベラルとも定義しなかった結果、分裂してしまった。そして、党内の保守系議員の犠牲の上に成り立っていたといえるので、やはり二大政党の片っぽを目指す野党は、「自分たちは保守です」とか「リベラルです」その他の自己定義は最初からすべきである。でなければ平成時代30年間の結果の失敗をまたそのまんま繰り返すことになる。

 靴痢■嚇洌幣紊亮舁彑党が政権を争う状態についても長短があると思う。長所は、そういう政党は簡単に作れること。民主党のようなでかい政党は平成時代に1つしか作られなかったが、それより小さい、維新、希望、立憲民主ぐらいの規模の党ならボコボコ作られては消えていった。そういう政党が1つぐらい潰れても国民にはまだ選択肢が残されている。二大政党制だと、今の日本のように、その片方が潰れてしまった時に政権選択ができない状態になってしまう。3党以上の主要政党制だとそういう事態を回避できやすい。しかし、たとえば3党の勢力が拮抗しているということは、それぞれの政党の支持者が3割ちょっとずつというのが標準なので、政権は多くの場合、連立政権になろう。とすると、たとえばA党が4割、B党が3割、C党が3割の議席を得た時、B党とC党が連立をすれば政権を獲得でき、いちばん国民に支持されたA党が政権から締め出されることになろう。あるいは、たとえばA党が過半数の議席数を得て単独与党だったが大きなスキャンダルがあり次の選挙で議席が2割まで激減し、B党とC党がともに躍進しそれぞれ4割の議席を得たとする。政権をとるのがB党になるのかC党になるのかは、どちらがA党の支持をとりつけられるかにかかっている。B党がスキャンダルを激しく追及する態度を示し、一方C党はA党に甘い態度をとり、もうスキャンダル追求しません、って言って、そのためにA党が「じゃあC党と連立します」と言えば、国民から大批判を浴びたA党が与党にとどまり、それを激しく追及したためB党は政権につけなかった、という事態が起りうる。つまり政権につくには他党との連立が基本だということになれば、政治家は国民の顔色ではなく仲間内の政治家の顔色をうかがうとうことが起こり得る。これは気痢一党体制つまり55年体制にも似ている。自民党内に擬似政党のような派閥があって、彼らは主流派になろうとして互いに競い合うが、しかし他派閥の議員にスキャンダルがあった時には、助けなくても、それほど激しい追求をせず、最後はナアナアだった。

機グ貪淬影叛:長所は、とにかく実際にかつて機能した。日本の体質に合っていると考えられ、これをマイナーチェンジすることで再び今の日本でも機能するものが生まれる可能性があるのではないか。短所は、腐敗を除去しきれない。政治家が国民の顔色よりも身内の顔色をうかがう。彼らはしばしば国民に傲慢な顔を見せた。

-a.保守vs革新による二大政党制:短所は、けっきょく平成時代にやってみて失敗したということ。今の日本にまだ革新(リベラル)なんてものが必要なのかどうか?という疑問。しかし、とにかく平成時代まるまるかけて日本人はこれを追及してきた。平成モデルは民進党の崩壊と共に終わりを告げたが、その悪かったところを直して再びこれを目指すという可能性もあるかも。

-b.保守二大政党制:長所は、保守政党の選択肢があるので浄化作用が働く。短所は、革新系が強くなった時、保守派の有権者は与党側の保守党に投票し、野党側の保守党は惨敗する可能性が高い。「次世代の党」はそのために壊滅した。

掘セ暗洌幣紊亮舁彑党制:長所は、簡単に作れる。1つ潰れてもスペアがある。短所は、連立政権が基本なので、単独に自立する力が弱く、結果、他党に頼り、政治家が身内の顔色をうかがい有権者のほうを見ないという、気汎韻厳臈世ある。



 こないだの衆院選で民進党は希望、立憲民主、無所属と3つに分裂した。それぞれのメンバーをみると、立憲は菅総理、長妻厚労相、赤松農水相など、民主党政権と共に終わってしまった人たちが多い。希望の主要メンバーは、彼らが首班指名した渡辺周防衛副大臣、新代表が玉木、他には長島防衛副大臣、松原国家公安委員長、細野環境相などで、民進党から分裂した3つの勢力の中では最も小物感が漂う。それに比べて無所属は野田総理、岡田副総理、玄葉外相、安住財相、原口総務相、江田憲司、(選挙後に希望の党に入ったが)前原外相と、さすが無所属でも当選できるだけあって、内閣が一つ作れそうな大物揃いだ。無所属の彼らが一旦動けば政局も動き出すような台風の目になる。立憲民主はサヨクに決定的な影響力を持つ。そんな中で最も希望がなさそうにみえるのが希望の党で、左右どこからか新しい風が吹いて政局が動き出せば真っ先に草刈場になりそうな感じもする。そもそも大物議員が揃って希望の党にそっぽを向いたのは、小池はともかく若狭と細野が作った政党なんてチャチすぎて相手にされなかったということもあるんじゃないか。でも逆にその軽さを利用して、「党議拘束しません」ということを売りにして無所属の大物たちを引き付けたら面白いんじゃないかと思う。いっきに大勢力を形成する可能性もあると思う。

 その一方で、いち早く新しい時代に対応したのが安倍自民党だと思う。僕は2012年に自民党が政権復帰した時、僕は第2次安倍政権も1年もつかもたないかだと予想したが、それがまさかのまる5年の長期政権だ。これはどういうことだろう、と考えても分らなかったけど、こないだ自分なりに納得いく説明をついに見つけました。あることを思い出したんです。これは10年か15年ぐらい前のTV番組で、諫早湾の干拓の問題だったと思うけど、まだ政権に就くずっと前の民主党の議員がかみついてたんです。当時は与党のは自民党。その番組には農政通の松岡利勝が出ていて、対するは民主党の菅直人と仙谷由人。もう内容は忘れちゃったけど、まず与党側の松岡の説明。なかなか説得力があった。それに対して民主党の二人の反論を聞いていると、松岡の説明以上に説得力があった。どちらの議論により理があるのか今でも僕は分らないけど、松岡の態度や口調は威圧的で、仙谷のことを「仙ちゃん」なんてナメた呼び方をして、仙谷はなぜか低姿勢だった。僕はそれを見て、松岡の傲慢さにすごい嫌な感じを持ち、「ガンバレ仙谷!」って思いながら見ていた。
 第一次安倍政権の時、松岡が農水相に就任した時、僕はやっぱ嫌ーーな気分になった。松岡はその政権内にいる時、スキャンダルに見舞われ自殺した。それが安倍政権崩壊の最大の要因になった。能力ということとは別に、清潔感においては、第一次安倍政権には、民主党の菅や仙谷に負けるものがあった。その後の民主党政権での二人のイメージの悪さを思うと隔世の感がある。とにかく民主党は期待はずれで、あれほど好ましかった菅直人のイメージは180度変わった。民主党がダメだったから自民党に政権は戻ったけど、「あの松岡を選んだ安倍がもう一度?」と僕はうんざりするような気持ちだった。
 しかし、そうではなかった。2次以降の安倍政権には清潔感がある。それは、安倍が死の淵から持ち帰った覚悟がベースにあると思うが、その清潔感は菅官房長官に由来するように思う。安倍政権には西日本の人が多いが、菅は、地味、ミスをしないような細心の注意力、緊張感の持続力、忍耐力、安定感など東北人でなければ出せないような長所を一身に集めた稀有の政治家だ。第一次安倍政権は「お友達内閣」なんて言われたが、今は閣僚でも問題があれば容赦なく切り捨てていく。今村復興担当大臣の更迭がいい例だ。今村大臣は今年4月4日の記者会見で、福島県の自主避難者について「自己責任」だと述べたことを記者に批判され言い合いになって激昂。今村は後日この「自己責任」発言を撤回し、これはいちおう収まった。しかし4月25日の派閥のパーティーで、震災の経済的損失について「まだ東北だったから良かった」と発言。その後同じパーティーで登壇した安倍総理は、「まず冒頭ですね、安倍内閣の今村復興大臣の講演の中におきまして、東北の方々を傷つける、極めて不適切な発言がございましたので、総理大臣としてまずもって、冒頭におわびをさせていただきたいと思う次第でございます」と言った。この瞬間に今村大臣の更迭が決まったと言っていいだろう。発言したその場で閣僚のクビを即決したのだ。「お友達内閣」どころではない。今年8月には、政調会長や防衛大臣のポストに起用し手塩にかけてきた稲田朋美も、失言問題などでこれもバッサリ。現在の日本は自民党なしで政権を構成することがほぼ不可能な状態にあり、上の分析では一時的に気両赦促皀妊襪北瓩辰討い襪、その短所である浄化作用の欠如、身内のナアナアで庇い合いになりやすいという状況を、安倍はクリアしている。こういう状態の時に誰が文句をつけられるだろうか?もちろん野党はモリカケ問題を執拗に追求しているが、盛り上がらないし、追求する側の党も、民進党はバラバラ、共産党も大幅に議席を減らしたし社民党は消滅寸前だ。
 今の安倍政権の清潔感を、安倍以降も自民党が引き継げるかどうかは分らないが、平成時代の政治文化のレベルから、安倍政権だけ頭一つ脱け出した感がある。それに対抗できるだけの他の勢力がどこからどうやって出てくるか、というのがポスト平成時代まるまるかけて追求する課題だというのが僕の物の見方だ。それがどこから出てくるかというのは、意外と、中央ではなく、地方を基盤にした政党が手堅く勢力を伸ばしてくるかもしれない。関西の維新の会は、地域政党からいまいち抜け出せないと言われるが、とにかく関西では手堅い勢力になり、創業者の橋下が抜けた後も機能している。北海道には大地の党があり、愛知には河村市長の「減税日本」がある。そしてこれは警戒しなくてはいけないが、沖縄は、日本の他の地域ではほぼありえないことだが、共産党や社民党の政治家が小選挙区で当選している。ひょっとしたら左翼政党が沖縄を地盤に足固めをすると、日本が分断されるような勢力が生まれるかもしれない。しかし逆に言うと、地方を地盤にすれば足腰の強い政党を作りやすいとも言える。だから、東京というのは日本の国政そのものであるが、同時に、あまり意識されないが「一地方」でもある。小池が一旦国政から身を引き、都政という一地方で足場を固めることができれば、大阪の維新に匹敵するような手ごわい政治勢力がそのうちできてくるかもしれない。それらがどうなるか、僕の人生の最後に見る政治ショーはそういう性質のものだと思っている。


2017年衆議院選挙結果

 衆議院は定数が今回から475→465議席に減った。小選挙区6減(青森、岩手、三重、奈良、熊本、鹿児島)と比例区4減(東北、北陸信越、近畿、九州)。1票の格差是正のため。

2017election  勢力図国会


 自民党は単独で281議席と過半数(233)を上回り、自公の与党で310議席(ちょうど3分の2)。
 参議院は会派「自民党・こころ」が125議席と半数(121)を上回っている。憲法改正に必要な3分の2を超えるには162議席必要だが、改憲勢力の「自民党・こころ」(125)と「公明党」(25)と「日本維新の会」(11)で161議席、加えて無所属の議員で改憲に前向きな議員が数人いるので、衆参両院で改憲勢力が3分の2を超えている状態にある。
 憲法改正手続きは憲法96条を根拠とする。

 憲法96条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。


■■■小選挙区■■■
■北海道
北海道1区 139,110(53.5%)道下大樹 41 立憲民 新 1
 自民党の船橋利実 56が120,987(46.5%)票で比例選当選。
北海道2区 104,824(41.3%)吉川貴盛 67 自民(公) 前 6
 希望の党から出馬した松木謙公58は74,425(29.4%)票で落選。
北海道3区 141,680(54.4%)荒井聰 71 立憲民 前 8
 自民党の高木宏寿57は118,961(45.6%) 票で落選。
北海道4区 104,054(45.9%) 中村裕之 56 自民(公) 前 3
 立憲の本多平直 52が90,619(40.0%)票で比例復活当選。
北海道5区 142,687(49.8%) 和田義明 46 自民(公) 前 2
 立憲の池田真紀 45が135,948(47.5%)票で比例復活当選。
北海道6区 136,312(54.5%) 佐々木隆博 68 立憲民 前 4
 自民党の 今津寛71は113,851(45.5%)票で落選。
北海道7区  95,200(66.6%) 伊東 良孝68 自民 前 4
 鈴木宗男の選挙区で、娘の貴子がここから立候補したことがあるが、今回は自民党に入党した貴子は比例区単独2位で出馬し3回目の当選をした。
北海道8区 125,771(55.4%) 逢坂誠二 58 無所属 前 4
 自民党の前田一男51は101,243(44.6%) 票で落選。
北海道9区 108,747(46.8%) 堀井学 45 自民(公) 前 3 スピードスケート五輪銅メダリスト。
 希望の山岡達丸 38が88,320(38.0%)票で比例復活当選。
北海道10区 96,795(50.1%) 稲津久 59 公明 前 4
 立憲の神谷裕49が96,282(49.9%)票で比例復活当選。
北海道11区 98,214(54.5%) 石川香織 33 立憲民 新 1
 自民党の中川郁子58は82,096(45.5%)票で落選。
北海道12区( 97,113(54.1%) 武部新 47 自民(公) 前 3


■青森県:1票の格差の是正に伴い今回から青森4区が消滅。もともと4区とも自民党の議員で独占していたが、1区の津島はそのまま1区、3区の大島が2区に回り、4区の木村太郎(死去)の後継として出た木村次郎が3区、2区の江渡聡徳が比例に回るという調整がなされた。

青森1区 103,177(54.9%) 津島 淳51 自民 前 3
 衆院議員を11期務めた父・津島雄二の地盤を引き継いだ。母方の祖父は太宰治。
青森2区 133,545(64.0%) 大島 理森 71 自民(公) 前 12 (元)衆院議長 ○
青森3区:128,740(64.2%)木村次郎49 自民(公) 新 1 :青森4区の木村太郎(内閣総理大臣補佐官など。当選7回)が2017年7月に膵臓ガンで死去し、青森県庁職員の弟の次郎が後継として3区から立候補し、2位にダブルスコアの差をつけ初当選。


■岩手県:今回から岩手4区が消滅し、4区を地盤としてきた小沢一郎は3区から立候補した。
岩手1区 87,534(52.6%)階 猛 51 希望 前 5
 自民の高橋比奈子 59 が57,381(34.5%)票で比例選当選。
岩手2区 129,884(56.8%)鈴木俊一 64 自民前 9
岩手3区 130,229(57.4%)小沢一郎 75 無所属 前 17
 自民の藤原崇 34 が96,571(42.6%)票で比例選当選。

■宮城県
宮城1区 100,123(46.2%)土井亨 59 自民 前 4
 立憲の岡本章子53が78,704(36.3%)票で比例復活当選。
宮城2区 111,559(50.3%) 秋葉賢也 55 自民 前 6
 今回は無所属で出た鎌田さゆり 52は110,243(49.7%) 票で惜敗。
宮城3区 92,893(60.3%)西村明宏57 自民前 5
宮城4区 73,298(58.4%)伊藤信太郎 64 自民 前 6
宮城5区 89,423(63.9%)安住淳 55 無所属 前 8
宮城6区 123,871(85.7%)小野寺 五典 57 自民前 7 防衛相 【圧勝】

■秋田県
秋田1区 79,442(53.7%)冨樫博之62 自民 前 3
秋田2区 74,835(46.3%)金田勝年 68 自民 前 4
 希望の新人でアナウンサー出身の緑川貴士32が73,163(45.3%)票で惜敗し比例復活当選。
秋田3区 107,432(50.6%)御法川信英53 自民 前 5
 今回は希望から出馬した村岡敏英 57は93,746(44.1%)票で惜敗。

■山形県
山形1区 104,227(57.3%) 遠藤利明67 自民 前 8
山形2区 109,949(51.6%)鈴木憲和 35 自民
山形3区 103,973(52.2%)加藤鮎子 38 自民 前 2

■福島県
福島1区 126,664(52.7%) 金子恵美 52 無所属 前 2
 自民の亀岡 偉民 62が113,514(47.3%)票で比例当選。
福島2区 96,892(52.6%)根本匠66 自民 前 8
福島3区 92,930(56.6%) 玄葉光一郎 53 無所属 前 9
 自民党の上杉謙太郎 42が60,006(36.6%) 票で比例当選。
福島4区 68,282(44.7%) 菅家一郎62 自民前 3
 希望の小熊 慎司 49が67,073(43.9%)票で比例当選。
福島5区 86,461(53.6%) 吉野正芳 69 自民(公) 前 7

■茨城県
茨城1区 100,875(48.4%) 田所嘉徳 63 自民 前 3
茨城2区 104,183(59.2%) 額賀福志郎 73 自民 前 12
茨城3区 113,068(57.0%) 葉梨康弘 58 自民 前 5
茨城4区 97,966(69.9%) 梶山弘志 62 自民(公) 前 7 【大勝】
茨城5区 61,450(48.2%) 石川昭政 45 自民 前 3
 希望の浅野哲 35が 56,098(44.0%) 票で比例選当選。
茨城6区 102,820(45.9%) 国光文乃 38 自民 新 1
 希望の新人・青山大人 38が96,987(43.3%) で惜敗したが比例選当選。
茨城7区 77,719(49.0%)中村喜四郎 68 無所属 前 14
 自民党の永岡桂子63が62,617(39.5%) 票で比例選当選。

■栃木県
栃木1区 109,139(51.9%) 船田元 63 自民(公) 前 12
栃木2区 75,031(53.4%) 福田昭夫 69 無所属(立・社) 前 5 元栃木県知事
 自民党の元農水大臣・ 西川公也74は65,445(46.6%)票で落選。
栃木3区 74,371(57.8%) 簗和生38 自民(公) 前 3
 渡辺善美の妹で希望新人の渡辺美由紀は42,820(33.3%) 票で落選。
栃木4区 111,167(54.4%) 佐藤勉65 自民前 8
栃木5区 89,403(61.9%)茂木敏充 62 自民 前 9 【快勝】

■群馬県:5小選挙区すべてで自民党議員が当選。
群馬1区:92,641(48.8%)尾身朝子56 自民(公) 前2
 財相などを務めた尾身幸次の長女、尾身朝子が当選。小選挙区の当選は初めて。当選9回の佐田玄一郎(64)は、自民党が尾身朝子を公認したことを受け、保守分裂を避けることを理由に第48回衆議院議員総選挙に立候補しないことを表明した。
群馬2区 89,219(55.9%) 井野俊郎 37 自民 前 3
群馬3区 83,446(55.3%) 笹川博義 51 自民(公) 前 3
 立憲の新人・長谷川嘉一 64が67,456(44.7%)票で比例選当選。
群馬4区 93,262(60.8%) 福田達夫 50 自民(公) 前 3 【大勝】
群馬5区 109,453(64.9%) 小渕優子43 自民(公) 前 7 【圧勝】

■埼玉県
埼玉1区 106,699(46.9%)村井英樹 37 自民 前 3
埼玉2区 110,072(52.5%) 新藤義孝59 自民 前 7
埼玉3区 95,093(44.6%) 黄川田仁志47 自民前 3
 立憲の山川 百合子 48が73,250(34.4%)票で比例選当選。
埼玉4区:74,287(37.4%)穂坂泰 43 自民(公) 新 1
 「このハゲー!」という秘書への暴言・暴行で有名になった豊田真由子は無所属で出馬し21,614(10.9%) 票で落選。
埼玉5区 119,091(57.4%) 枝野幸男 53 立憲民 前 9
 自民党の牧原秀樹46が77,023(37.1%)票で比例選当選。
埼玉6区 106,448(46.8%) 大島敦 60 希望 前 7
 自民党の中根一幸 48は92,222(40.5%)票で比例選当選。
埼玉7区 90,841(44.1%) 神山佐市 63 自民前 3
 希望の小宮山泰子52は78,202(38.0%) 票で比例選当選。
埼玉8区 92,952(49.5%) 柴山昌彦 51 自民 前 6
埼玉9区 111,815(53.2%) 大塚拓 44 自民 前 4
埼玉10区 85,453(48.0%)山口泰明 68 自民 前 7
埼玉11区 88,290(46.4%)小泉龍司 65 無所属 前 6
埼玉12区 86,499(45.0%) 野中厚 40 自民前 3
 希望の森田俊和43は86,007(44.7%)票で比例選当選。
埼玉13区 104,500(52.5%)土屋品子 65 自民 前 7
埼玉14区 98,443(47.5%)三ツ林裕巳 62 自民 前 3
埼玉15区 96,185(48.2%) 田中良生 53 自民前 4

■東京都
東京1区 96,255(40.7%)海江田万里68 立憲民 元 7
 自民党の山田美樹43が93,234(39.4%)票で比例選当選。
東京2区 112,993(45.9%) 辻清人 38 自民 前 3
東京3区 107,708(43.6%) 石原宏高53 自民 前 4
 希望から立候補した松原 仁61は94,380(38.2%)票で比例選当選。
東京4区 115,239(50.1%) 平将明 50 自民 前 5
東京5区 101,314(41.1%) 若宮健嗣56 自民前 4
 立憲民主党の手塚仁雄が比例復活して4回目の当選。希望の党が設立された時、自民党の福田峰之は内閣府副大臣を辞して希望の党に移った。福田の選挙区は江田憲司の神奈川8区だったが、今回国替えして東京5区から立候補したが45,737(18.6%) に留まり落選、比例復活もできなかった。
東京6区 100,400(40.8%) 落合貴之 38 立憲民 前 2
 自民党の越智隆雄53が98,422(40.0%)票で比例選当選。
東京7区 117,118(50.5%) 長妻昭 57 立憲民 前 7
 自民党の松本文明 68(85,305(36.8%) 票)が比例復活当選。
東京8区99,863(39.2%) 石原 伸晃60 自民 前 10
東京9区 122,279(49.2%) 菅原 一秀 55 自民 前 6
東京10区:91,146(37.4%) 鈴木隼人40 自民(公) 前 2
 小池百合子の地盤。それをを引き継いだ希望の党の若狭勝は57,901(23.7%) 票の3位で落選。
東京11区( 104,612(44.9%) 下村 博文 63 自民 前 8
東京12区 112,597(51.6%) 太田 昭宏 72 公明 前 8
東京13区 120,744(55.2%) 鴨下 一郎 68 自民 前 9
東京14区 104,137(46.9%) 松島 みどり 61 自民 前 6
東京15区 101,155(45.5%) 秋元司 45 自民 前 3
 希望の柿沢 未途46(前 4・70,325(31.7%)票で比例復活当選。
東京16区 84,457(40.9%) 大西英男 71 自民 前 3
 立憲の初鹿明博 48(71,405(34.6%)票・前 3 )が比例復活当選したが週刊誌でセクハラ疑惑が報じられ立憲は6か月の役職停止をする処分に。
東京17区 127,632(57.9%) 平沢 勝栄72 自民 前 8
東京18区:96,713(40.7%) 菅直人71 立憲民 前 13
 過去2回の衆院選で菅を敗って当選した自民党の土屋正忠は95,667(40.3%) で惜敗。
東京19区 96,229(41.1%) 松本洋平44 自民 前 4
 立憲の末松義規 60 元 6 (90,540(38.7%) 票)が比例復活当選。
東京20区 107,686(49.9%)木原誠二47 自民(公) 前 4
 共産の前職・宮本徹(57,741(26.7%)票)が比例復活当選。
東京21区 92,356(41.0%) 長島昭久55 希望 前 6
 自民党の小田原潔53 前 3 (88,225(39.1%)票)が比例復活当選。
東京22区 110,493(43.4%) 伊藤達也 56 自民(公) 前 8
 立憲の山花 郁夫50(91,073(35.8%) 票)が比例復活当選。
東京23区 110,522(44.9%)小倉将信36 自民 前 3
 希望の伊藤 俊輔 38(76,450(31.1%) 票)が比例復活当選。
東京24区 122,331(49.3%) 萩生田光一 54 自民 前 5
東京25区 112,014(51.8%) 井上信治 48 自民 前 6

■千葉県
千葉1区 82,838(40.7%) 門山宏哲 53 自民 前 3 弁護士 ○
 希望の田嶋 要 56が81,481(40.0%)票で比例選当選。
千葉2区 108,964(48.8%) 小林鷹之 42 自民 前 3
千葉3区 85,461(53.3%) 松野博一55 自民 前 7
 立憲の岡島一正 59が52,018(32.4%)票で比例選当選。
千葉4区 131,024(59.6%) 野田佳彦 60 無所属 前 8 【大勝】
 自民党の木村哲也 48が61,804(28.1%)票で比例選当選。
千葉5区 107,299(51.0%) 薗浦 健太郎 45 自民 前 4
 元朝日新聞社編集委員の山田厚史(立憲)は62,894(29.9%) 票で落選。
千葉6区 76,323(43.5%) 渡辺博道 67 自民 前 7
 立憲の生方幸夫69は65,281(37.2%)票が比例選当選。
千葉7区 115,731(54.5%) 斎藤健 58 自民(公) 前 4 【快勝】
千葉8区 100,115(48.8%) 桜田義孝 67 自民 前 7
千葉9区 92,180(46.8%) 秋本真利42 自民前 3
 希望の 奥野総一郎 53が76,332(38.7%)票で比例選当選。
千葉10区 88,398(53.1%) 林幹雄70 自民 前 9
千葉11区 103,919(60.0%) 森英介 69 自民(公) 前 10 【大勝】
千葉12区 120,075(63.4%) 浜田靖一 62 自民前 9 【大勝】
千葉13区 93,081(45.8%) 白須賀貴樹 42 自民 前 3
 立憲の宮川伸47が57,431(28.3%)票で比例選当選。

■神奈川県
神奈川1区 103,070(47.8%) 松本純 67 自民 前 7
 立憲の篠原豪 42が78,019(36.2%)票で比例選当選。
神奈川2区 123,218(57.1%) 菅義偉 68 自民 前 8 【大勝】
神奈川3区 101,157(50.2%) 小此木八郎52 自民前 8
神奈川4区 67,020(34.8%) 早稲田 夕季 58 立憲民 新 1
 この選挙区は前回2回、自民党の山本朋広と、みんなの党など政党を渡り歩く浅尾慶一郎が争い、いずれも浅尾が当選し、山本が比例復活していた。今回は選挙直前に自民党に浅尾が入党したことで自民党分裂選挙になったが、非自民の票の過半を新人の早稲田に奪われ浅尾は落選。山本は55,700(28.9%)票で比例復活。
神奈川5区 120,068(51.6%) 坂井 学 52 自民前 4
神奈川6区 86,291(44.6%) 青柳陽一郎 48 立憲民 前 3
 公明の上田勇59は82,788(42.8%)票で惜敗。維新の新人・串田誠一59は24,424(12.6%)票で比例選当選。
神奈川7区 103,324(47.0%) 鈴木馨祐 40 自民 前 4
 立憲の中谷一馬 34が87,819(39.9%)票で比例選当選。
神奈川8区 119,280(54.2%)江田憲司 61 無所属 前 6
 保守政治家のホープ、自民党の三谷 英弘 41 自民・元 2(74,119(33.7%)票)が比例復活当選。
神奈川9区 72,531(41.3%) 笠浩史 52 希望 前 6
 自民党の中山展宏 49が70,819(40.3%)票で比例選当選。
神奈川10区 113,824(51.5%) 田中和徳68 自民 前 8
 共産の畑野君枝 60が49,305(22.3%)票で比例選当選。
神奈川11区 154,761(78.0%)小泉進次郎 36 自民 前 4 【圧勝】
神奈川12区 86,550(43.2%) 阿部知子 69 立憲民 前 7
 自民の星野 剛士54が83,924(41.9%)票で比例選当選。
神奈川13区 127,214(56.1%) 甘利明 68 自民前 12
神奈川14区 105,953(46.5%) 赤間二郎 49 自民 前 4
 希望の本村賢太郎 47が94,348(41.4%)票で比例選当選。
神奈川15区 159,647(67.6%) 河野太郎 54 自民 前 8 【圧勝】
神奈川16区 110,508(46.9%) 義家弘介 46 自民前 3
 希望の後藤祐一48が96,128(40.8%)票で比例選当選。
神奈川17区 117,003(51.3%) 牧島かれん 40 自民 前 3
神奈川18区 111,285(51.1%) 山際大志郎49 自民 前 5

■山梨県:前回から山梨3区が消滅。
山梨1区 107,007(44.3%) 中島克仁50 無所属 前 3
 自民党の中谷真一 41 が比例復活で3回目の当選。小沢鋭仁は日本維新の会から山梨1区の公認候補に内定していたが、離党届を提出し希望の党から東京25区で出馬し落選。
山梨2区 70,532(40.1%) 堀内詔子51 無所属(自・公) 前 3
 無所属の前職・長崎幸太郎 49は67,434(38.4%)票で惜敗。

■新潟県
新潟1区 128,045(53.1%) 西村智奈美 50 立憲民 前 5
 自民党の石崎徹33は113,045(46.9%)票で比例選当選。
新潟2区 97,808(51.6%) 鷲尾英一郎 40 無所属 前 5
 自民党の細田健一53が81,705(43.1%)票で比例選当選。
新潟3区 95,644(49.1%) 黒岩宇洋 51 無所属(社) 前 3
 自民の斎藤洋明 40が95,594(49.1%)票で比例選当選。
新潟4区:112,600(56.3%) 菊田真紀子 47 無所属(社) 前 6
 昨年不倫騒動で衆院議員を辞任した宮崎謙介の妻、金子恵美は87,524(43.7%)で落選。
新潟5区:91,855(51.8%) 泉田裕彦 55 自民(公) 新 1
 当選4回の自民党・長島忠美(64)は2017年8月に脳卒中で死去。新潟県知事を3期つとめた泉田が初当選。
新潟6区 94,292(50.6%) 高鳥修一 57 自民(公) 前 4
 無所属の新人・梅谷守43は92,080(49.4%) 票で惜敗。

■富山県
富山1区 74,876(59.2%) 田畑裕明44 自民 前 3
富山2区 94,086(74.4%) 宮腰光寛 66 自民 前 8 【圧勝】
富山3区 140,803(63.9%)橘慶一郎 56 自民前 4 【圧勝】

■石川県
石川1区 112,168(59.1%) 馳浩 56 自民前 7 【大勝】
石川2区(選管確定)
当選 118,421(62.3%)佐々木紀 43 自民前 3 【大勝】
石川3区 80,416(49.1%) 西田昭二 48 自民新 1
 希望の近藤和也 43が78,306(47.8%)票で比例選当選。

■福井県:前回から福井3区が消滅。いずれも自民党議員が当選していたが、3区だった高木が2区に回り、2区を地盤にしていた山本拓が比例区に回った。
福井1区 116,969(57.3%) 稲田朋美58 自民 前 5
福井2区 80,895(54.2%) 高木毅 61 自民 前 7
 希望の斉木武志 43が55,537(37.2%)票で比例選当選。

■長野県
長野1区 131,883(54.1%) 篠原孝 69 無所属 前 6
 民進党だった篠原は希望から公認が出たがそれを拒否し無所属で出馬、長野1区で4回連続の当選。自民の前職・小松裕は85,460(35.0%) で落選。
長野2区 78,343(35.5%) 下条みつ  61 希望 元 4
 自民党の務台俊介 61が 67,210(30.4%)票で比例選当選。
長野3区 127,542(53.1%) 井出庸生 39 希望 前 3
長野4区 68,673(45.6%) 後藤茂之 61 自民 前 6
長野5区 91,542(49.9%) 宮下一郎 59 自民 前 5

■岐阜県
岐阜1区 103,453(64.5%) 野田聖子 57 自民 前 9 【大勝】
 小池百合子と仲が良く、希望の党は同区で候補者擁立を見送った。
岐阜2区 117,278(75.4%) 棚橋泰文 54 自民 前 8 【大勝】
岐阜3区127,308(56.9%) 武藤容治 62 自民 前 4
岐阜4区 107,473(49.2%) 金子俊平 39 自民 新 1
 希望の 今井雅人 55が92,370(42.3%)票で比例選当選。
岐阜5区 92,113(54.1%) 古屋圭司 64 自民 前 10

■静岡県
静岡1区  96,500(46.9%) 上川陽子 64 自民 前 6 法相
 立憲民主党の新人・青山雅幸55が比例当選したが、週刊誌でセクハラが報じられ無期限の党員資格停止処分に。
静岡2区 130,857(57.2%) 井林辰憲 41 自民前 3 (
静岡3区 97,923(44.5%) 宮沢博行 42 自民 前 3
静岡4区 96,243(55.9%) 望月義夫 70 自民 前 8
静岡5区 137,523(54.8%) 細野豪志 46 希望 前 7
静岡6区 108,788(46.0%) 渡辺周 55 希望 前 8
 自民の勝俣孝明 41は108,157(45.8%)票で比例選当選。
静岡7区 129,463(65.8%) 城内実 52 自民 前 5 【大勝】
静岡8区101,858(50.9%) 塩谷立 67 自民 前 9
 希望の源馬謙太郎 44が78,524(39.3%)票で比例選当選。

■愛知県
愛知1区 74,298(41.1%) 熊田裕通 53 自民(公) 前 3
 立憲の吉田統彦 42が57,780(32.0%)票で比例選当選。
愛知2区 99,520(50.1%) 古川元久 51 希望 前 8
 自民の田畑毅 45が71,600(36.1%)票で比例選当選。
愛知3区 98,595(46.9%) 近藤昭一 59 立憲民 前 8
 自民の池田佳隆 51が76,220(36.2%)票で比例選当選。
愛知4区 76,446(45.1%) 工藤彰三 52 自民前 3
 希望の牧義夫 59が63,207(37.3%)票で比例選当選。
愛知5区 91,081(46.5%) 赤松広隆 69 立憲民 前 10
 自民の神田憲次 54が72,651(37.1%)票で比例選当選。
愛知6区 114,894(50.8%) 丹羽秀樹44 自民 前 5
愛知7区:128,163(50.2%) 山尾 志桜里 43 無所属 前 3
 不倫疑惑報道で民進党を離党した山尾が無所属で出馬し当選し世間を驚かせた。共産党も独自候補擁立見送りを表明し、事実上の野党共闘で自民と対決する構図ができていた。2位の自民党・鈴木淳司(59)(当選5回)は127,329(49.8%)と惜敗したが比例復活。
愛知8区 108,477(46.2%) 伊藤忠彦 53 自民 前 4
 無所属で出馬した伴野豊 56は106,625(45.4%) 票で惜敗。
愛知9区( 104,419(47.5%) 長坂康正 60 自民 前 3
 希望の岡本充功 46が89,908(40.9%)票で比例選当選。
愛知10区 88,171(39.0%) 江崎鉄磨 74 自民 前 7
 希望の安井美沙子 52は66,560(29.4%)票で落選。維新の杉本和巳 57は44,258(19.6%)票で比例選当選。
愛知11区 134,698(53.8%) 古本伸一郎 52 希望 前 6
 自民の八木哲也 70 は96,978(38.7%)票で比例選当選。
愛知12区 149,587(55.7%) 重徳和彦 46 無所属 前 3
愛知13区 116,471(47.4%) 大西健介 46 希望 前 4
 自民の大見正 59が109,581(44.6%) 票で惜敗したが比例復活当選。
愛知14区 96,303(55.3%) 今枝宗一郎 33 自民 前 3
愛知15区 95,568(49.9%) 根本幸典 52 自民(公) 前 3
 希望の新人・関健一郎 39が77,224(40.4%)票で比例選当選。

■三重県:今回から三重5区が消滅。自民党からは5区の三ツ矢憲生が4区に、4区の田村元厚労相が1区に、1区の川崎二郎が2区に移った。
三重1区:109,584(53.8%) 田村 憲久 52 自民 前 8
三重2区122,518(53.9%) 中川 正春 67 無所属 前 8
 自民党の重鎮・川崎二郎69は 104,780(46.1%)で2位で比例区で復活当選。
三重3区147,255(64.3%) 岡田 克也 64 無所属 前 10【完勝】
三重4区99,596(54.0%) 三ツ矢 憲生 66 自民前 6

■滋賀県
滋賀1区 84,994(47.7%) 大岡敏孝 45 自民 前 3
 前滋賀県知事の嘉田由紀子(67)は希望の党に公認を求めたが断られ無所属で出馬し79,724(44.7%)票で落選。前衆院副議長で民進の川端達夫(72)の選挙区だが今回引退を表明。
滋賀2区 73,694(50.5%)上野賢一郎 52 自民 前 4 財務副大臣 ○
滋賀3区 78,724(55.3%) 武村展英 45 自民 前 3
滋賀4区 80,114(47.8%) 小寺裕雄 57 自民 新 1

■京都府
京都1区 88,106(47.3%)伊吹文明79 自民(公) 前 12 (
 共産の穀田恵二 70が61,938(33.3%)票で比例選当選。
京都2区 65,480(48.7%)前原誠司 55 無所属 前 9
 自民党の新人・繁本護 44が40,336(30.0%)票で比例選当選。
京都3区:63,013(38.3%) 泉健太43 希望 前 7
 去年不倫報道で辞任した宮崎健介の地盤。自民党の木村弥生(52)が256,534(34.4%)票の2位で比例区で復活当選。
京都4区 83,286(42.5%)田中英之 47 自民前 3
京都5区:60,277(43.3%)本田 太郎 43 自民新 1
 怪我で引退を余儀なくされた当選12回の谷垣禎一の地盤。各候補の乱立で激戦が予想されたが谷垣に後継指名された本田が元京丹後市長の)中山泰(30,665(22.0%)票)などを制した。
京都6区 101,977(43.0%) 安藤 裕 52 自民 前 3
 希望の山井和則 55が100,338(42.3%)票で比例選当選。


■大阪府
大阪1区 67,748(37.6%) 大西宏幸 50 自民 前 2
 維新の井上英孝 45が66,506(36.9%)票で比例選当選。
大阪2区 91,439(43.9%)左藤章 66 自民前 5
 立憲の尾辻かな子 42が48,018(23.1%)票で比例選当選。
大阪3区 83,907(54.1%) 佐藤茂樹 58 公明 前 9
大阪4区 80,083(42.3%)中山泰秀 47 自民 前 5
大阪5区 91,514(51.5%) 国重徹42 公明前 3
 立憲の新人・長尾秀樹 65が45,313(25.5%)票で比例選当選。
大阪6区 104,052(61.0%) 伊佐進一42 公明 前 3
 立憲の村上史好 65が66,536(39.0%)票で比例選当選。
大阪7区:82,337(43.6%) 渡嘉敷 奈緒美 55 自民(公) 前 4
 「浪速のエリカ様」上西小百合の地盤で、過去2回の選挙で比例復活当選していたが今回は出馬しなかった。
大阪8区 67,054(39.3%) 大塚高司 53 自民 前 4
大阪9区:93,475(40.7%) 原田憲治 69 自民(公) 前 4
 小選挙区で落選すれば政界引退すると発言していた維新の足立康史は91,438(39.8%)票で2位で比例区で復活当選、前言を撤回し引退しないことを表明。
大阪10区 75,788(42.8%) 辻元清美 57 立憲民 前 7
 自民党の大隈和英 48が56,483(31.9%)票で比例復活当選。維新の松浪健太 46は44,938(25.4%) 票で落選。
大阪11区 76,144(36.7%) 平野博文 68 無所属 前 7
 地元の自民党地方議員と対立を起こしていた自民党の佐藤ゆかり56は69,366(33.5%)票で比例復活当選。維新の伊東信久 53は61,859(29.8%)票で落選。
大阪12区 71,614(45.0%) 北川知克 65 自民 前 6
 維新の新人・藤田文武 36は64,530(40.6%)票で惜敗。
大阪13区 74,662(41.2%) 宗清皇一 47 自民前 2
大阪14区 79,352(41.1%) 長尾敬 54 自民 前 3
 維新の前職・谷畑孝 70は77,696(40.2%)票で票で比例選当選。
大阪15区 81,968(43.8%) 竹本直一 76 自民 前 8
 維新の前職・浦野靖人 44が74,368(39.8%) 票で比例選当選。
大阪16区 77,335(54.0%) 北側一雄 64 公明 前 9
 立憲の元職・森山浩行 46が65,780(46.0%)票で比例選当選。
大阪17区 65,427(43.5%) 馬場伸幸 52 維新 前 3
 自民の岡下昌平 42が比例選当選票で比例選当選。
大阪18区 87,070(44.3%) 遠藤敬 49 維新 前 3
 自民の神谷昇 68が80,198(40.8%)票で比例選当選。
大阪19区 66,712(46.7%) 丸山穂高 33 維新 前 3
 丸山は選挙が終わった直後から橋下徹にブチ切れされてボケ呼ばわりされ維新を離党。自民党の谷川とむ(57,833票)が比例復活。

■兵庫県
兵庫1区 71,861(39.4%)盛山正仁63 自民 前 4
兵庫2区 89,349(52.5%)赤羽一嘉 59 公明 前 8
兵庫3区 72,838(48.0%)関芳弘 52 自民 前 4
兵庫4区 120,189(57.9%)藤井比早之46 自民 前 3 【圧勝】
兵庫5区 123,360(56.9%)谷公一 65 自民 前 6 【大勝】
兵庫6区 93,622(41.8%)大串正樹 51 自民 前 3
 立憲の新人・桜井周が69,878(31.2%)票で比例選当選。
兵庫7区 95,558(44.5%)山田賢司 51 自民前 3
 維新の元職・三木圭恵は41,331(19.2%)票で落選。
兵庫8区 94,116(63.6%)中野洋昌 39 公明 前 3 【大勝】
兵庫9区 122,026(69.5%)西村康稔 55 自民 前 6 【圧勝】
兵庫10区 94,205(59.9%)渡海紀三朗69 自民 前 9 【圧勝】
兵庫11区 109,381(65.3%)松本剛明 58 自民 前 7 【大勝】
 旧民主党で外相を務めた松本は安保法制を巡る民主党の方針に反発し離党、2016年から自民党の衆院内会派に参加、2017年9月に自民党に入党。
兵庫12区 98,166(62.8%) 山口壮63 自民(公) 前 6 【大勝】

■奈良県:今回から選挙区が1区減り奈良4区が消滅。
奈良1区 90,558(40.8%)小林茂樹 53 自民 元 2
 希望の前職・馬淵澄夫元国交相は88,082(39.7%)で惜敗、比例復活もならず。
奈良2区 124,508(60.1%)高市早苗 56 自民(公) 前 8 【大勝】
奈良3区 122,341(61.6%) 田野瀬太道 43 自民 前 3 【大勝】

■和歌山県
和歌山1区 72,517(50.4%)岸本周平61 希望 前 4
 自民の門博文が57,111(39.7%)票で比例選当選。
和歌山2区 75,772(58.3%)石田真敏65 自民(公) 前 7 【大勝】
和歌山3区 109,488(72.9%) 二階俊博 78 自民(公) 前 12 【大勝】

■鳥取県
鳥取1区 106,425(83.6%)石破茂60 自民(公) 前 11 【圧勝】
鳥取2区 72,827(53.4%) 赤沢亮正56 自民(公) 前 5

■島根県
島根1区 95,513(59.4%)細田博之73 自民(公) 前 10 (元)党総務会長
 今回は立憲から立候補した元職・亀井亜紀子52が65,285(40.6%)票と善戦し比例選当選 。
島根2区 123,332(67.8%) 竹下亘 70 自民(公) 前 7 【圧勝】

■岡山県
岡山1区 87,272(52.7%)逢沢一郎63 自民(公) 前 11
 立憲の高井崇志48が56,757(34.3%)票で比例選当選。
岡山2区 73,150(51.1%)山下貴司 52 自民(公) 前 3
 希望の前職・津村啓介45が54,591(38.2%)票で比例選当選。
岡山3区 59,488(38.9%)阿部俊子 58 無所属(自) 前 5
 平沼赳夫の選挙区。平沼は2015年に自民党に復党したが今回引退表明し、次男の平沼正二郎37を後継候補に推したため自民党は調整がつかず阿部と正二郎は無所属で立候補。正二郎は55,947(36.6%)票で惜敗し、当選した阿部が自民党から追加公認された。
岡山4区 93,172(51.9%)橋本岳43 自民(公) 前 4
 希望の柚木道義45が72,280(40.3%)票で比例選当選。
岡山5区 100,708(71.3%)加藤勝信 61 自民(公) 前 6 【圧勝】

■広島県
広島1区 113,239(78.0%)岸田文雄 60 自民(公) 前 9 【圧勝】
広島2区 96,718(47.9%)平口洋 69 自民(公) 前 4
広島3区 82,998(47.4%)河井克行 54 自民(公) 前 7
 セクハラ野次騒動で有名になった元都議の塩村文夏39は希望の党の公認が得られず無所属で出馬するも61,976(35.4%)票の2位で落選。
広島4区 64,911(43.6%)新谷正義42 自民(公) 前 3
 女性問題などで離党した中川俊直の選挙区。新谷は前2回は比例区当選だったが今回広島4区から出馬し小選挙区では初めての当選。
広島5区 86,193(67.1%)寺田稔59 自民 前 5 【大勝】
広島6区85,616(50.5%)佐藤公治 58 希望 元 3
 亀井静香が引退表明。自民党の小島敏文が比例復活で3回目の当選。
広島7区 110,547(60.5%) 小林史明 34 自民 前 3 【大勝】

■山口県
山口1区 133,221(69.1%)高村正大46 自民 新 1 【圧勝】
 不出馬引退を表明した自民党副総裁の高村正彦の息子。
山口2区 113,012(73.8%)岸信夫 58 自民 前 3 【大勝】
山口3区 103,173(71.3%)河村建夫 74 自民 前 10 【大勝】
山口4区 104,825(72.6%) 安倍晋三 63 自民 前 9 【圧勝】

■徳島県
徳島1区 90,281(51.5%)後藤田正純48 自民 前 7
徳島2区 81,616(71.0%) 山口俊一67 自民 前 10 【圧勝】

■香川県
香川1区 81,566(50.7%)平井卓也 59 自民 前 7
 希望の前職・小川淳也46が79,383(49.3%)票で票で比例選当選。
香川2区 82,345(55.5%)玉木雄一郎48 希望 前 4
香川3区 82,125(69.1%) 大野敬太郎 48 自民 前 3 【大勝】

■愛媛県
愛媛1区 112,930(64.8%) 塩崎恭久66 自民 前 8 【大勝】
愛媛2区 62,516(48.8%)村上誠一郎 65 自民 前 11
愛媛3区 70,978(53.1%) 白石洋一 54 希望 元 2
愛媛4区 80,589(54.4%) 山本公一 70 自民 前 9
 今回は希望から出馬した元維新→次世代の党の桜内文城 52は56,781(38.3%) 票で落選。

■高知県
高知1区 81,675(53.6%)中谷元 60 自民(公) 前 10
高知2区 92,179(56.5%) 広田一 49 無所属 新 1
 民主系で参議院2期の広田が衆院で初当選。自民の山本有二 65は71,029(43.5%)票で比例選当選。

■福岡県
福岡1区 97,777(49.2%)井上貴博 55 自民 前 3
福岡2区 109,098(47.9%)鬼木誠 45 自民 前 3
 希望の稲富修二47が100,938(44.3%)と惜敗したが比例で復活当選。
福岡3区 136,499(59.0%)古賀篤 45 自民 前 3
 立憲の山内康一44が94,772(41.0%)票で比例選当選。
福岡4区 104,726(55.6%)宮内秀樹 55 自民 前 3 【大勝】
福岡5区 123,758(50.5%)原田義昭73 自民 前 8
福岡6区 131,244(66.3%)鳩山二郎38 自民 前 2 【大勝】
 福岡県大川市長だった当時、父・鳩山邦夫の死去に伴う補選に立候補して当選、地盤を引き継いだ。今回は2度目の当選。兄の鳩山太郎・元都議は今回東京2区から希望公認で出馬するも落選している。
福岡7区 91,477(57.3%)藤丸敏 57 自民 前 3 【大勝】
福岡8区 135,334(72.2%)麻生太郎 77 自民 前 13 【圧勝】
福岡9区 91,329(45.7%)三原朝彦70 自民 前 8
福岡10区 87,674(44.2%)山本幸三69 自民 前 8
 希望の城井崇 44は80,073(40.3%)票で、共産の田村貴昭 56は30,792(15.5%)票で、それぞれ比例選当選。
福岡11区 81,129(55.5%)武田良太49 自民 前 6

■佐賀県
佐賀1区 105,487(55.7%)原口一博 58 無所属 前 8
 原口は希望の党の第1次公認を得ていたが、安倍政権支持を表明した山成彬元文部科学相が希望の党の比例代表に擁立されたことに反発し公認を返上し無所属で出馬し当選。自民党の岩田和親44は78,972(41.7%)票で比例復活当選。
佐賀2区 105,921(49.7%)大串 博志 52 希望 前 5
 自民の古川康 59が99,103(46.5%)票で比例選当選。

■長崎県
長崎1区 90,569(48.5%)西岡秀子 53 希望 新 1
 自民の冨岡勉69が80,049(42.9%)票で比例選当選。
長崎2区 97,874(57.3%)加藤寛治 71 自民 前 3
長崎3区 83,992(59.7%)谷川弥一 76 自民 前 6 【大勝】
長崎4区 73,899(50.8%) 北村誠吾 70 自民 前 7 (

■熊本県:今回から熊本5区が消滅。
熊本1区 123,431(56.2%)木原稔 48 自民 前 4
 今回は希望から出馬の松野頼久は96,374(43.8%)票で落選。
熊本2区 86,027(47.5%)野田毅 76 自民 前 16
熊本3区 129,312(73.6%) 坂本哲志 66 自民 前 6 【大勝】
熊本4区 150,453(62.8%) 金子恭之 56 自民 前 7
 立憲の矢上雅義 57が89,279(37.2%)票で比例選当選。

■大分県
大分1区 90,422(46.4%)穴見陽一 48 自民 前 3
 希望の前職・吉良州司 59は87,392(44.8%)票で惜敗したが比例復活当選。
大分2区 89,944(53.3%)衛藤征士郎 76 自民 前 12
 社民の吉川元 51が70,858(42.0%)票で比例選当選。
大分3区 99,412(54.2%)岩屋毅 60 自民 前 8
 立憲の横光克彦 73が84,133(45.8%)票で比例選当選。

■宮崎県
宮崎1区 94,780(55.2%)武井俊輔 42 自民 前 3
宮崎2区 98,170(69.7%)江藤拓 57 自民 前 6 【圧勝】
宮崎3区 98,008(69.4%) 古川禎久 52 自民 前 6 【圧勝】

■鹿児島県:今回から熊本5区が消滅。
鹿児島1区 76,699(41.8%)川内博史 55 立憲民 元 6
 法相などを務めた当選13回の保岡興治がすい臓がん治療のため引退表明し、後継の長男、保岡宏武は74,831(40.8%)票で惜敗、重複立候補でないため落選。
鹿児島2区 97,743(51.3%)金子万寿夫70 自民 前 3
鹿児島3区 102,501(50.4%)小里泰弘 59 自民 前 5
鹿児島4区 128,112(70.8%) 森山裕 72 自民 前 6 【大勝】

■沖縄県
沖縄1区 60,605(39.9%)赤嶺政賢 69 共産 前 7
 自民の国場幸之助 44が54,468(35.9%)票で惜敗、比例復活当選。 赤嶺はTV取材で公選法違反の事前運動をしていたのではないかと指摘され「沖縄では慣例的に、私だけでなく他党の候補もやっている」と答えている。
沖縄2区 92,143(58.9%)照屋寛徳 72 社民 前 6
 自民党の前職・宮崎政久は64,193(41.1%)票で落選。
沖縄3区 95,517(57.9%)玉城デニー 58 無所属 前 4
 自由党幹事長の玉城は今回無所属で出馬し当選。
沖縄4区 82,199(50.5%) 西銘恒三郎 63 自民 前 5 経済産業副大臣 ○
 無所属で立候補の仲里利信 80はもと西銘の後援会長だったが西銘が普天間飛行場の辺野古移設を容認に転じたため後援会長を辞任、自民党も離党し前回の衆院選で西銘を破り当選したが今回は75,887(46.6%)票で惜敗。



■■■比例代表■■■
2017比例区結果衆院選


■比例区の結果について。
・北海道区では立憲民主党がほぼ自民党と拮抗する得票率。
・維新の会が大阪の地域政党色が強いように、希望の党は東京ローカルの政党というイメージがあったが、比例区の得票数をみると両者の性質がずいぶん違うことがわかる。維新の会は比例区当選7人のうち5人が近畿区で、それ以外の地区で2人しか当選者を出してない。一方、希望の党は立憲民主党と多くの地区で拮抗しているが、東京を含む関東の地区すべてで立憲民主党に負けていて、どちらかというと西日本で立憲民主党を上回ることが多く、東京ローカルを基盤に立ち上がって間もない政党なのに支持者は全国に満遍なく広がっていてすでに地域政党色が全然ない。


■■北海道(定数8)
■自由民主党 獲得議席3
渡辺孝一 59 前 3
鈴木貴子 31 前 3
船橋利実 56 元 2

■立憲民主党 獲得議席3
神谷裕 49 新 1
池田真紀45 新 1
本多平直 52 元 3

■希望の党 獲得議席1
山岡達丸38

■公明党 獲得議席1
佐藤英道 57 前 3

■日本共産党 獲得議席0
■日本維新の会 獲得議席0
■社会民主党 獲得議席0
■幸福実現党 獲得議席0
■新党大地 獲得議席0
 鈴木宗男 69 は落選。


■■東北(定数13)
■自由民主党 獲得議席5
江渡聡徳62 前 7
亀岡偉民 62 前 4
藤原崇 34 前 3
高橋比奈子 59 前 3
上杉謙太郎 42 新 1

■立憲民主党 獲得議席3
岡本章子 53 新 1
山崎誠 54 元 2
阿久津幸彦 61 元 4

■希望の党  獲得議席3
寺田学 41 前 5 (元)首相補佐官
小熊慎司 49 前 3 (元)衆外務委理事
緑川貴士 32 新 1 (元)アナウンサー

■公明党 獲得議席1
井上義久 70 前 9 党幹事長

■日本共産党  獲得議席1
高橋千鶴子 58 前 6 党中央委員

■日本維新の会  獲得議席0
■社会民主党  獲得議席0
■日本のこころ  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0



■■北関東(定数19)
■自由民主党  獲得議席7
中根一幸 48 前 4 外務副大臣
永岡桂子 63 前 5 (元)厚労副大臣
牧原秀樹 46 前 4 厚生労働副大臣
中曽根康隆 35 新 1 (元)参院議員秘書
佐藤明男 65 新 1 党栃木県職員
百武公親 55 新 1 党埼玉県職員
神田裕 59 新 1 党茨城県職員

■立憲民主党  獲得議席5
長谷川嘉一 64 新 1 (元)県議
山川百合子 48 新 1 (元)県議
堀越啓仁 37 新 1 僧侶
大河原雅子 64 新 1 (元)参院議員
高木錬太郎 45 新 1 (元)衆院議員秘書

■希望の党  獲得議席4
森田俊和 43 新 1 (元)県議
青山大人 38 新 1 (元)県議
浅野哲 35 新 1 (元)衆院議員秘書
小宮山泰子 52 前 6 (元)県議

■公明党  獲得議席2
石井 啓一 59 前 9 国土交通相
岡本 三成 52 前 3 外務政務官

■日本共産党  獲得議席1
塩川鉄也 55 前 7 党中央委員

■日本維新の会  獲得議席0
■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0



■■東京(定数17 )
■自由民主党  候補28 獲得議席6 得票数1,816,184票 (得票率30.5%)
越智隆雄 53 前 4 内閣府副大臣
山田美樹 43 前 3 (元)外務政務官
小田原潔 53 前 3 (元)外務政務官
松本文明 68 前 4 内閣府副大臣
安藤高夫 58 新 1 医療法人理事長
高木啓 52 新 1 (元)都会党幹事長

■立憲民主党  獲得議席4
手塚仁雄 51 元 4 (元)首相補佐官
末松義規 60 元 6 (元)復興副大臣
初鹿明博 48 前 3 (元)都議 東京
山花郁夫 50 元 4 (元)法務副大臣

■希望の党   獲得議席3
松原仁 61 前 7 (元)拉致問題相
柿沢未途 46 前 4 (元)衆予算委理事
伊藤俊輔 38 新 1 物流会社会長

■公明党  獲得議席2
高木陽介 57 前 8 党幹事長代理
高木美智代 65 前 6 厚生労働副大臣

■日本共産党  獲得議席2
笠井亮 65 前 5 党政策委員長
宮本徹 45 前 2 党中央委員

■日本維新の会  獲得議席0
■社会民主党  獲得議席0
■日本のこころ  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0
■支持政党なし  獲得議席0



■■南関東(定数22)
■自由民主党  獲得議席8
宮川典子 38 前 3 文部科学政務官
中谷真一 41 前 3 党国防副部会長
中山展宏 49 前 3 (元)党国際局次長
星野剛士 54 前 3 党国対副委員長
山本朋広 42 前 4 防衛副大臣
三谷英弘 41 元 2 弁護士
木村哲也 48 新 1 (元)県議
上野宏史 46 元 2 (元)参院議員

■立憲民主党  獲得議席5
生方幸夫 69 元 6 (元)環境副大臣
中谷一馬 34 新 1 (元)県議 神奈川7区
篠原豪 42 前 2 (元)横浜市議 神奈川1区
宮川伸 47 新 1 (元)製薬会社役員 千葉13区
岡島一正 59 元 3 (元)自由党県代表 千葉3区

■希望の党  獲得議席4
田嶋要 56 前 6 (元)経産政務官
本村賢太郎 47 前 3 (元)民進党県代表
後藤祐一 48 前 4 (元)民進党県代表
奥野総一郎 53 前 4 (元)参院議員秘書

■公明党  獲得議席2
富田茂之 64 前 8 党幹事長代理
古屋範子 61 前 6 党副代表

■日本共産党  獲得議席2
志位和夫 63 前 9 党委員長
畑野君枝 60 前 2 党中央委員 神奈川10区

■日本維新の会  獲得議席1
串田誠一 59 新 1 弁護士

■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0


■■北陸信越(定数11)
自由民主党  獲得議席5
山本拓 65 前 8 (元)農水副大臣
斎藤洋明 40 前 3 党青年局次長
石崎徹 33 前 3 党青年局次長
務台俊介 61 前 3 (元)復興政務官
細田健一 53 前 3 (元)農水政務官

■立憲民主党  獲得議席2
松平浩一 43 新 1 弁護士
山本和嘉子 49 新 1 (元)参院議員秘書

■希望の党  獲得議席2
近藤和也 43 元 2 (元)民進党県代表
斉木武志 43 元 2 (元)アナウンサー

■公明党  獲得議席1
太田昌孝 56 新 1 党長野県代表

■日本共産党  獲得議席1
藤野保史 47 前 2 党中央委員

■日本維新の会  獲得議席0
■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0



■■東海(定数21)
■自由民主党  獲得議席8
勝俣孝明 41 前 3 党青年局次長
鈴木淳司 59 前 5 (元)経産副大臣
大見正 59 前 3 党文科副部会長
川崎二郎 69 前 12 (元)厚生労働相
神田憲次 54 前 3 税理士
池田佳隆 51 前 3 (元)日本JC会頭
八木哲也 70 前 3 党経産副部会長
田畑毅 45 前 3 党経産副部会長

■立憲民主党  獲得議席4
吉田統彦 42 元 2 眼科医師
青山雅幸 55 新 1 弁護士
日吉雄太 49 新 1 公認会計士
松田功 49 新 1 (元)北名古屋市議

■希望の党  獲得議席5
岡本充功 46 前 5 (元)厚労政務官
今井雅人 55 前 4 (元)民進党県代表
牧義夫 59 前 6 (元)厚労副大臣
関健一郎 39 新 1 (元)NHK記者
源馬謙太郎 44 新 1 (元)県議

■公明党  候補5 獲得議席2 得票数781,228票 (得票率11.6%)
大口善徳 62 前 8 党国対委員長
伊藤渉 47 前 4 党愛知県代表

■日本共産党  獲得議席1
本村伸子 45 前 2 党准中央委員

■日本維新の会  獲得議席1
杉本和巳 57 元 3 党県代表代行

■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0

■■近畿(定数28)
■自由民主党  獲得議席9
奥野信亮 73 前 5 総務副大臣
神谷昇 68 前 2 (元)泉大津市長
佐藤ゆかり 56 前 3 (元)経産政務官
木村弥生 52 前 2 党女性局次長
岡下昌平 42 前 2 党青年局次長
谷川とむ 41 前 2 党青年局次長
門博文 52 前 3 党県会長代行
大隈和英 48 前 2 外科医師
繁本護 44 新 1 (元)国交省職員

■立憲民主党  獲得議席5
森山浩行 46 元 2 (元)府議
桜井周 47 新 1 (元)伊丹市議
村上史好 65 元 3 (元)大阪市議
尾辻かな子 42 新 1 (元)参院議員
長尾秀樹 65 新 1 (元)大阪市議

■希望の党  獲得議席3
樽床伸二 58 元 6 (元)総務相
井上一徳 55 新 1 (元)防衛省職員
山井和則 55 前 7 (元)厚労政務官

■公明党  獲得議席4
竹内譲 59 前 5 (元)厚労副大臣
浮島智子 54 前 3 (元)環境政務官
浜村進 42 前 3 党青年副委員長
鰐淵洋子 45 新 1 (元)参院議員

■日本共産党  獲得議席2
穀田恵二 70 前 9 党国対委員長 京都1区
宮本岳志 57 前 4 党中央委員

■日本維新の会  獲得議席5
森夏枝 36 新 1 党府女性局長
井上英孝 45 前 3 党組織局長
谷畑孝 70 前 8 (元)厚労副大臣
足立康史 52 前 3 (元)経産省職員
浦野靖人 44 前 3 (元)府議

■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0



■中国(定数11)
■自由民主党  獲得議席5
小島敏文 67 前 3 党部会長代理 広島6区 80.8%
杉田水脈 50 元 2 会社役員
池田道孝 70 前 3 (元)岡山県議
古田圭一 60 前 2 学校法人理事長
三浦靖 44 新 1 (元)大田市議

■立憲民主党  獲得議席2
亀井亜紀子 52 新 1 (元)参院議員
高井崇志 48 前 3 (元)総務省職員

■希望の党  獲得議席2
柚木道義 45 前 5 (元)財務政務官
津村啓介 45 前 6 (元)内閣府政務官

■公明党  獲得議席2
斉藤鉄夫 65 前 9 党幹事長代行
桝屋敬悟 66 前 8 (元)厚労副大臣

■日本共産党  獲得議席0
■日本維新の会  獲得議席0
■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0



■■四国(定数6)
■自由民主党  獲得議席3
福井照 63 前 7 (元)文科副大臣
福山守 64 前 3 (元)環境政務官
山本有二 65 前 10 (元)農相

■立憲民主党  獲得議席1
武内則男 59 新 1 (元)参院議員

■希望の党 獲得議席1
小川 淳也 46 前 5 (元)総務政務官

■公明党 獲得議席1
石田祝稔 66 前 8 党政務調査会長

■日本共産党  獲得議席0
■日本維新の会  獲得議席0
■社会民主党  獲得議席0
■幸福実現党  獲得議席0



■■九州(定数20 選管確定)
■自由民主党  獲得議席7
園田博之 75 前 11 (元)官房副長官
宮路拓馬 37 前 2 (元)総務省職員
今村雅弘 70 前 8 (元)復興相
古川康 59 前 2 (元)知事
国場幸之助 44 前 3 党副幹事長
冨岡勉 69 前 4 (元)文科副大臣
岩田和親 44 前 3 党青年局次長

■立憲民主党  獲得議席3
横光克彦 73 元 7 (元)環境副大臣
山内康一 44 元 4 (元)JICA職員
矢上雅義 57 元 3 (元)相良村長

■希望の党  獲得議席4
中山 成彬 74 元 8 (元)文部科学相
吉良 州司 59 前 5 (元)外務副大臣
稲富 修二 47 元 2 (元)商社社員
城井 崇 44 元 3 (元)文科政務官

■公明党 獲得議席3
江田康幸 61 前 7 (元)環境副大臣
遠山清彦 48 前 4 党国際局長
浜地雅一 47 前 3 党福岡県代表

■日本共産党 獲得議席1
田村貴昭56 前 2 (元)北九州市議

■日本維新の会 獲得議席1
下地 幹郎しもじみきお 56 前 6 (元)郵政改革相

■社会民主党 獲得議席1
吉川元 51 前 3 党副幹事長

■幸福実現党 獲得議席0
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