生きてる感想

僕が好きなことを書いて 誰かが楽しんでくれれば それ以上は望むべくもないでーす

内閣

第4次安倍改造内閣閣僚名簿

▲総理・自民党総裁 自民党総裁 安倍晋三(64)衆9回 山口4区 成蹊大法卒 神戸製鋼所従業員・議員秘書・自民党幹事長・内閣官房長官。無派閥。

▼副総裁 去年政界を引退した後も副総裁を務めていた高村正彦(76)が退任し空席。

▼幹事長 二階俊博(79)留任 衆12回 和歌山3区 中央大法卒 国会議員秘書、和歌山県議員を経て自民党から国政に。1993年に宮沢内閣不信任案に賛成し離党し小沢一郎らと新生党を結成。小沢一郎の側近として行動を共にする。小渕内閣に自由党として連立政権に参加、運輸大臣兼北海道開発庁長官に。小沢が連立離脱表明すると小沢と分かれ野田毅らと保守党を結成し、自公保連立政権に参加。保守新党幹事長などを経て自民党に復党。その後、経済産業大臣、自民党総務会長、衆議院予算委員長などを歴任。二階派。

▼総務会長 加藤勝信(62)  衆6回 岡山5区 東大経卒 大蔵省出身 加藤六月秘書を経て国会議員に。安倍総理と加藤は両者の父親の時代から盟友で、総理は手堅い行政手腕や調整力を発揮してきた加藤を重用してきた。安倍内閣では、第1次で内閣府大臣政務官、第2次で官房副長官、第3次で内閣府特命担当大臣として初入閣、その改造内閣と第4次で厚労大臣と、役職は変わりながらも一貫して安倍内閣で起用され続けきたが今回初めて内閣から出て党3役に就任。竹下派。

▼政務調査会長 岸田文雄(61)留任 衆9回 広島1区 早大法。外務大臣 沖縄北方・規制改革・科学技術担当大臣 再チャレンジ担当大臣 党国対委員長 日本長期信用銀行員 宮沢洋一はいとこ 安倍政権で外務大臣を4年7ヶ月勤めた。岸田派。

▼選対委員長 甘利明(69) 衆12回 神奈川13区 慶大法卒 ソニー社員を経て衆院議員の父・正の秘書に。父の引退で地盤を引き継ぎ新自由クラブから衆院議員に。同党の解党で自民党入党。経産相、党政調会長などを経て政権復帰後の安倍内閣で経済財政政策担当相としてTPP交渉に尽力したが、金銭授受疑惑の責任を取って閣僚を辞任。先の総裁選挙で安倍総裁の選挙対策本部の事務総長を務めたことが今回の人事につながったとみられる。麻生派。

▼国会対策委員長 森山裕(ひろし)(73) 留任 衆6回 参1回 鹿児島4区 日新高卒 農水大臣 財務副大臣 衆院農林水産委員長 鹿児島市議会議長 郵政民営化関連法の成立時には反対し無所属で立候補し当選し自民党に復党した。農業政策に精通。働き方改革関連法やIR整備法などの成立に力を尽くした。石原派。

▽党憲法改正推進本部長  下村博文(64) 衆8回 東京11区 早大教育卒  東京都議員 文部科学大臣 総裁特別補佐 党幹事長代行 党都連会長。細田派。

▽幹事長代行  萩生田光一(55)留任 衆5回 東京24区 明大商卒。

▽筆頭副幹事長  稲田朋美(59) 衆5回 福井1区 早大法卒 弁護士。内閣府特命担当相 党政調会長 防衛相などを歴任。

■■■閣僚■■■
▼副総理・財務 麻生太郎(78)留任 衆13回 福岡8区 学習院大政経卒 首相 外相 総務相 経企庁長官 麻生セメント社長。麻生派。

▼総務 石田真敏(66)初入閣 衆7回 和歌山2区 早大政経卒 財務副大臣 衆議院法務委員長 和歌山県海南市長(2期) 和歌山県議会議員(3期)。無派閥。

▼法務 山下貴司 (53)初入閣 衆3回 岡山2区 東大法卒 法務政務官 大学時代に司法試験に合格。検事として法務省や東京地検特捜部に勤務。当選3回での入閣で今回の改造での抜擢人事とされるが、法務行政の非常に優秀なエキスパート。石破派。

▼外務 河野太郎(55)留任 衆8回 神奈川15区 慶大経卒 ジョージタウン大卒。 党行革推進本部長 米ジョージタウン大卒 麻生派 国家公安委員会委員長 内閣府特命担当大臣 法務副大臣 総務大臣政務官 富士ゼロックス社員。父は自民党総裁や外相などの要職を歴任した河野洋平、祖父は副総理や自民党総務会長などを歴任した河野一郎。麻生派。

▼文部科学 柴山昌彦(52)初入閣 衆6回 埼玉8区 東大法卒 住友不動産従業員 弁護士 総務副大臣 外務大臣政務官 首相特別補佐 細田派。

▼厚生労働 根本匠(67) 衆8回 福島2区 東大経卒 建設官僚 復興相 首相補佐官 岸田派。

▼農林水産 吉川貴盛(67)初入閣 衆6回 北海道2区 北大院 議員秘書を経て政界へ。農水副大臣、経産副大臣 二階派。

▼経済産業 世耕弘成(55)留任 参4回 和歌山選挙区 早大政経卒 ボストン大院 NTT職員 伯父の地盤を引き継ぎ国会議員に。官房副長官 総理補佐官 参院政審会長 総務政務官 細田派。

▼国土交通 石井啓一(60)留任 衆9回 公明党 東大工卒 比例北関東 建設官僚 財務副大臣 党税調会長、政調会長 公明党。

▼環境 原田義昭(74)初入閣 衆8回 福岡5区 東大法卒 弁護士 通産官僚 文科副大臣 厚生政務次官 麻生派。

▼防衛 岩屋毅(61)初入閣 衆8回 大分3区 早大政経卒 鳩山邦夫秘書 大分県議会議員 外務副大臣 防衛政務官 麻生派。

▼官房長官 菅義偉(69)留任 衆8回 神奈川2区 秋田県出身。高校卒業後、上京。段ボール工場で働きながら法政大法卒。衆院議員小此木彦三郎の秘書を11年 総務大臣 党幹事長代行 党神奈川県連会長。

▼復興 渡辺博道(68)初入閣 衆7回 千葉6区 明大院卒 経産副大臣 竹下派。

▼国家公安・防災 山本順三(63)初入閣 参3回 愛媛選挙区 細田派 早大政経卒 参議院議院運営委員長 国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣 自民党幹事長代理 細田派。

▼沖縄・北方 宮腰光寛(67)初入閣 衆8回 富山2区 京大法中退し家業の石材店に入社 富山県議 首相補佐官、農水副大臣 選挙に強く2009年の自民党に逆風の吹き荒れる選挙を含め圧勝を重ねている。岸田派。

▼科学技術 平井卓也(60)初入閣 衆7回 香川1区 上智大 西日本放送代表取締役社長 党広報本部長 国交副大臣 父も祖父も国会議員だった。岸田派。

▼経済再生  茂木 敏充(62)留任 衆9回 栃木5区 東大経卒 丸紅社員 読売新聞社員 ハーバード大学ケネディ行政大学院で行政学修士号 日本新党で国会議員初当選 党政調会長 経産大臣 金融担当大臣 沖縄・北方対策担当大臣 外務副大臣 通産政務次官などを歴任。

▼地方創生 片山さつき(59)初入閣 参2回 衆1回 比例区 東大法卒 財務省主計官 2005年の郵政解散で刺客として初当選。党政調会長代理、経産政務官 二階派。

▼五輪 桜田義孝(68)初入閣 衆7回 千葉8区 文科副大臣 明大商卒 柏市議員(2期)、千葉県議員(1期) 内閣府副大臣 二階派。

官房副長官
【政務 衆】西村康稔(55)留任 衆6回 兵庫9区 東大法卒 メリーランド大院修了 通産官僚 細田派。
【政務 参】野上浩太郎(51)留任 参3回 富山選挙区 慶大商卒 三井不動産社員 富山県議 細田派。
【事務】杉田和博 (77)留任

法制局長官 横畠裕介(66)留任

▽副大臣
【総務】鈴木淳司、佐藤ゆかり(内閣府兼任)
【法務】平口洋
【外務】阿部俊子、佐藤正久
【財務】上野賢一郎、鈴木馨祐
【文部科学】永岡桂子、浮島智子(内閣府兼任)(公明党)
【厚生労働】大口善徳(公明党)、高階恵美子
【農林水産】小里泰弘、高鳥修一
【経済産業】関芳弘、磯崎仁彦(内閣府兼任)
【国土交通】大塚高司、塚田一郎(内閣府、復興兼任)
【環境】城内実、秋元司(内閣府兼任)
【防衛】原田憲治(内閣府兼任)
【復興】橘慶一郎、浜田昌良(公明党)、塚田一郎(内閣府、国土交通兼任))
【内閣府】(上記の兼任している人以外)左藤章、田中良生、中根一幸

▽政務官(27人)
【総務】大西英男、国重徹(公明党)、古賀友一郎(内閣府兼任)
【法務】門山宏哲
【外務】鈴木憲和、辻清人、山田賢司
【財務】伊佐進一(公明党)、渡辺美知太郎(無所属)
【文部科学】中村裕之、白須賀貴樹(内閣府・復興兼任)
【厚生労働】上野宏史、新谷正義
【農林水産】浜村進(公明党)、高野光二郎
【経済産業】滝波宏文、石川昭政(内閣府・復興兼任)
【国土交通】工藤彰三、田中英之、阿達雅志(内閣府兼任)
【環境】勝俣孝明、菅家一郎(内閣府兼任)
【防衛】鈴木貴子、山田宏(内閣府兼任)
【復興】安藤裕(内閣府兼任)、石川昭政(内閣府・経済産業兼任)、白須賀貴樹(内閣府・文部科学兼任)
【内閣府】(上記の兼任している人以外)長尾敬、舞立昇治


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 今回の組閣は安倍首相が政権に復帰した第2次安倍政権発足以降6回目ということになると思う。ほぼまる6年政権にいるがその間の改造の様子を振り返ってみよう。過去5回の改造内閣の名簿も過去に作っているのでそのリンクも貼っておこう。


2012年
 12月16日の第46回衆議院選挙を受けて26日、安倍首相が政権復帰、第2次安倍内閣発足。→第2次安倍内閣閣僚名簿

2013年
 7月21日、第23回参議院選挙。

2014年
 9月3日まで第2次安倍内閣は1年8ヶ月前に発足して以来、閣僚が一人も交代しなかった(戦後最長記録)が、この日、初めて内閣を改造。→第二次安倍改造内閣名簿
 9月20日、安倍首相の通算在任期間1000日目。
 12月14日、第47回衆議院選挙を受けて24日、第3次安倍内閣発足。3ヶ月前に組閣したばかりなのでその閣僚をほぼまるまる留任させた。

2015年
 9月8日 自民党総裁選挙、他に立候補者がなく無投票で2選を果たす。9月21日、政権復帰後の第2次政権発足から1000日目。
 10月7日、第3次安倍改造内閣発足。→第3次安倍改造内閣閣僚名簿

2016年
 2月2日、安倍首相の通算在任1500日に。7月7日には菅官房長官が在任1290日になり、福田康夫氏(1289日)を抜き歴代最長の官房長官となる。
 7月10日、第24回参議院選挙。
 8月3日、第3次安倍第2次改造内閣発足。→第3次安倍第2次改造内閣名簿

2017年
 5月28日、安倍首相、通算在任期間で小泉(1980日)を抜く。6月16日、安倍首相の通算在任期間2000日に。
 8月3日 第3次安倍第3次改造内閣発足。ちょうど1年前にも内閣改造を行ったが、金田法相の不安定な答弁、稲田防衛相の失言などがあり支持率が下がっていたことを受けての内閣改造だった。→第3次安倍第3次改造内閣閣僚名簿約3ヶ月後、10月22日の第48回衆議院選挙を受けて11月1日、第4次安倍政権が発足したが、この時の閣僚をすべて引き継いで今回の改造まで続いていた。
 12月5日 安倍首相、連続在任期間で中曽根(1806)と並ぶ。

2018年
 2月12日 財相在任期間で麻生が宮沢喜一の1874日を抜き戦後1位に(戦前には通算10年以上務めた松方正義らがいる)。
 5月28日 安倍首相、第2次政権発足からの連続在任期間で小泉(1980日)に並び、6月17日に連続在任期間2000日。
 9月20日に自民党総裁選挙があり石破を破り3選。自民党総裁の任期は従来は連続2期6年までだったが、2年前に党則を変えて連続3期9年までOKということになった。これは法律の縛りではなく自民党独自の規則なので任期の再々延期もやろうと思えばできるが、安倍総裁はこれが最後の任期だと明言しているので、安倍政権は最長であと3年ということになろう。この3選を受けて今回、第4次安倍内閣の改造を行った。

今後

 この後の予定としては、10月29日、安倍首相の通算在任が2500日になる。

2019年
 2月23日、通算在任期間で歴代4位の吉田茂(2616日)を抜き戦後2位、歴代4位に。
 4月30日平成天皇譲位、5月1日皇太子様の即位、改元の予定。
 6月7日、通算在任で3位の伊藤博文(2720日)を抜いて歴代単独3位に。8月24日、通算在任期間で佐藤榮作(2798日)を抜き戦後1位、歴代2位に。
 10月1日に消費税が10%に上がる予定。10月30日に連続在任2500日。11月20日に通算在任期間で1位の桂太郎(2886日)を抜き歴代単独1位になる予定。

2020年
 3月12日、通算在任3000日に。
 7月24日−8月9日の東京オリンピックを経て8月24日、連続在任期間で佐藤栄作(2798日)を抜いて歴代単独1位に。ここからは通算でも連続でも首相在任の新記録を伸ばしていくことになる。

2021年
 3月13日に連続在任3000日、7月25日に通算在任3500日になる。9月に自民党総裁選があり現在の党則では総裁の4選は認められないので安倍政権はここまでの予定。9月29日に連続在任3200日になるがそこまでいかない予定。


 今後の国政選挙の予定は、来年2019年の夏に参院選がある。安倍首相が最後の任期中にやっておきたいのは、日本の歴史がはじまって以来なされたことがない憲法改正。新しい憲法の公布ということはやったことがあるが、改正というのは大宝律令の昔から1度もなされたことがなく、現行憲法も、改正されたことなく続く世界最古の憲法となっている。その世界最古憲法を改正するのか、このまま1字1句変えずにいるのかを決定するのは日本国民だが、我々はそれを選ぶ権利を持っているが、行使の機会をただの1度も与えられたことがなく現在に至る。国会がその選択肢を国民に提示しないからだ。憲法改正案を国民投票にかけるには、衆参それぞれの議院で3分の2以上の賛成で通過させなければならないが、そういう環境が整うことなく70年過ぎて、憲政史上最も安定した安倍政権になってようやくそれができるかできないかというところまできたというわけだ。そのためにも来年の参院選はとても大事。それで3分の2とれなかったら、次の参院選はその3年後だから安倍政権下で憲法改正はできないということになる。これだけ安定した政権は次の100年来なくてもおかしくない。我々がこの問題の多いと言われている憲法をちょっとでも変える最後の機会とならないとも限らない。
 来年の参議院選挙以降だが、今の衆議院の任期が切れるのが、2021年10月下旬だ。つまり安倍自民党総裁の任期が切れる2021年9月より後なので、安倍首相は、来年の参院選で勝てたら、あとは国政選挙をやる必要がない。よって安倍政権はあと3年続き、その間、1回ないし2回の内閣改造があるにしても、衆議院選挙は安倍政権下では行われない可能性が強いと思う。2021年の秋に自民党総裁選で新しい総裁が選ばれ、新首相になり、その翌月に衆院選が行われ、半年後の2022年7月に参院選というスケジュールになる可能性がある。ポスト安倍が誰かは分らないが、フレッシュさと手堅さを具えた人ならば最初の半年間の勢いで両方とも勝てるかもしれない。でも3年後のことだから今具体的に何かを描いてもあてになるものではない。

 今回の組閣は安倍首相を除く閣僚19人のうち留任6人、新任13人のうち根本厚労大臣を除く12人は初入閣。その初入閣の人は僕はわりと名前を知ってる人が多かった。片山さつきはもちろん、柴山、原田、岩屋も知っていたし、中でも法相になった山下貴司は、当選3回なのに大抜擢と言われるが、僕はものすごく期待している。2015年の安保法制国会の憲法審査会での議論を聞いていてすごいと思った。経歴をみると、大学卒業以前に司法試験に合格し、検事として複数の官庁に勤めてきた法務行政のプロ中のプロで、これ以上法務大臣に適した人は、保岡興治引退後に誰かいるのだろうか?というぐらいすごいと思う。秀才でエリートコースまっしぐらで男前でさわやかで、なんかできすぎという感じもする。中野信子が「サイコパスの特徴はさわやかすぎる印象」なんて言うのでひょっとしたらサイコパスかもしれないが、サイコパス力を発揮して国のために役立ってほしいものだ。

 初入閣12人が多いというが、そのかわり菅、麻生、河野、世耕、茂木、そして公明党の石井という安倍政権とよくなじんでいる6人を留任させていて、彼らが安定感担当になる。過去に総裁選に出馬したり、出馬する意欲を示した人たち、野田、石原、林、石破などポスト安倍をめぐって安倍批判をしかねない者たちは今回は入閣させず、首相を批判して不安定分子にはなりえない初入閣組を多くすることで政権はかえって安定すると思う。
 小泉首相のあと、安倍、福田、麻生と短命の首相が続き、その後、鳩山、菅、野田とやはり短命の首相が3人続いた後、かつて1年で政権を去った安倍が再び政権に就くと聞いた時、なんか冴えない感じがした。日本政治の漂流はこれからも続くのかと思いきや、まさか憲政史上で最長の政権にならんとするなんて想像さえできなかった。
 ここまで長期安定政権になった要因は何だったのか。2011年秋に中国が尖閣諸島をめぐって見せた露骨な領土的野心を目の当たりにして、愛国的姿勢を前面に出すリーダーが望まれるようになったことがあろう。
 それと、なぜか知らないがアベノミクスが成功したこと。今の日本経済の好調さは円安に支えられているところが大きいと思うが、ここまで見事に円安誘導ができるとは僕は思わなかったし、たぶん大方の人も同じだったろう。日本が史上最高値レベルの円高に見舞われていた2011年頃、民主党政権は必死で市場介入をしてなんとか円安に持っていこうとしたがむなしかった。市場関係者の論調も、もう日本はこういう円高水準の中でどうやっていこうかと考えるしかない、というものがとても多かったのを僕はよく覚えている。それが、民主党政権末期に安倍が自民党総裁になり、政権交代した後に総合的な金融緩和をやると示しただけで円高は劇的に円安方向に修正されていった。市場の動きはプロでも正確には読めないそうなので、あれは何だったんだろうなあ、と思うしかないですね。
 それと、菅官房長官、麻生副総裁、他にも加藤勝信とか萩生田など、第2次安倍政権を内側から支えてきた人たち、中でも菅官房長官の存在が大きいと思う。菅官房長官の宇宙人を思わせる顔を見てると、よく効くお守りの置物みたいな効果があるんじゃないかと思えてくる。
 あと、しばしば聞くのは、民主党政権みたいな反日的な政党が政権に就くことがいかに日本にとって災難かというのが分ったから、その反動で自民党に支持が戻ってきたというもの。僕もそう感じる。それをより本質的に言い換えるならば、反体制であることがいかにみっともないか、というのを民主党政権から国民は学んだんだと思う。80年代はビートたけしの全盛時代だったが、彼がその頃TVでよく言ってたのが、反体制的なことを言ってれば文化人、知識人っぽい格好がつく、と。その頃、岩のように安定していた自民党、体制を支持するのは、自分で判断ができずに犬のように盲従するしかない馬鹿のすることだぐらいにみんな思っていた。少なくとも僕はそう思っていた。それが時代の空気だったと思う。それが、権力を格好よく批判していた筆頭の菅直人が、首相になったらあれだけ無能でみじめな奴だったとは!中国が漁船で侵入してきても、おどおどとしか中国の首脳と話せない。エリート中のエリートの鳩山が、あそこまで頭が空っぽで何もできないとは!あれを見てしまったら、反体制を気取ってれば立派にみえるという幻想はかき消されてしまった。僕は、社会の雰囲気は右翼と左翼、保守と革新が振子のように繰り返すものだと思う。今の右翼的な雰囲気は行き過ぎで、これがこのままずっと続くことはありえないと思う。しかし、左翼陣営は、80年代の古さをそのまま引きずっていて、幻滅されたものをそのまま今も持っていて、このままでは右翼が行きすぎていても、振子が左翼に戻ろうにも戻れない状態だと思う。

今日は安倍改造内閣の閣僚が発表されるのかな?2

 記事を書いている間に日付が変わってしまったから、もう今日だ。安倍内閣の改造人事。

 安倍内閣。ふう。

 僕は安倍内閣が発足する時や、小泉内閣で何回かあった人事では、「今度は人事はどんな感じになるんだろう?」って積極的に考えてみたい気になったけど、今回はあんまりそういう気も起きない。それでも日曜朝の「報道2001」を聞いていたら、人事そのものは「誰かなー。わくわく」という感じはないにしても、ひょっとしたら安倍政権は近いうちに終わるかもしれない。そういうことを含めて考えるんなら、意味のあることじゃないか、と思った。

 今日発足するのは、安倍総理が国会で首班指名された結果の組閣ではないから、たぶん「第1次安倍改造内閣」ということになるのだと思う。あるいは「第1次」はいらないかもしれないけど。


 だいたい、人は困難な時にこそその人となりの本性がよく出るなんて言うけど、この厳しい時期に安倍総理がどうふるまったかを見て、「ああこの人はこういう人か」というのが色々と分かったように思う。
 僕は、「安倍首相という人はイノシシみたいな人だ」という印象を受けた。
 ウォルト・ディズニーは、自分で映画を製作したりする会社をやっていた。その時に、たしかスキャンダルだったか、資金難だったかがあって会社が逆風のさ中にある時、「自分たちの仕事は、いい映画を作ることだ」って言って、いっさいの雑音を無視して、スキャンダル対策とか全然せずに、映画づくりに専念した。その結果、いい作品ができて、スキャンダルなんかもおさまって、すべてがうまくいったという。
 こういうパターンは多いと思う。自分たちの仕事は何か?アーチストだったら、いい作品を作る。それによってすべてはいい方向に向かっていく。そういう考え。
 安倍総理も、そういう考えのようだ。支持率が下がっても、松岡農相のスキャンダルがあった時も、それに何らの対処もしなかった。「政策をすすめ、結果を出すことで国民の皆様の支持が得られると思っている」というようなことを言い続けた。さすがに赤城農相の時は、少し踏み込んでスキャンダル対策もしたような感じだったけど。
 安倍総理は、支持率が急落している最中の7月1日、21世紀臨調主催の党首討論で、小沢民主党代表とサシで討論した時、まったく暗さとか自信のなさを感じさせなかった。勢いの真っ只中にある人のように、自信満々に、小沢と討論をしていた。僕はあの討論を見ているうちに、安倍内閣の支持率低下なんてどこにもないような錯覚を受けた。それほど安倍はいい雰囲気をかもし出していた。すべてはうまくいっているのだ、という空気を発散させていた。これは政治家としては良い資質だと思う。どんな困難な時にでも楽観的でいられるというのは、大切なことだ。同じ楽観的な資質を、小泉や麻生も持っていると思う。そしておそらくは橋本元首相には、この資質が欠けていたように思う。安倍と橋本は、共通項もあるように思うが、ここは違う。
 安倍が、明らかに苦しい時でも自信満々でわが道を行く、というのはいいけど、ここまでくると、「困難を察知する触覚がちぎれているのではないか」という気もしてくる。それで結局うまくいかないこともたくさん出てきた。松岡の問題は、それを無視して、彼を国際会議で成果をあげさせることで解決できたかというと、そうではない。松岡は自殺してしまった。安倍はもっと早く対処しておくべきだった。自信満々でスピーチすることで参院選に少しでも良かったかというと、大敗した。結果論だが、こんなことなら、町村とか谷垣とか、面白味はないが安定感のある人が総裁だったほうが、参院選の結果ははるかに良かっただろう。彼らでは勝てそうもないが、そのかわりここまで大敗というのもなかっただろう。


 安倍は、この参院選大敗という結果を受けて、やり方を変えると言っている。人事も刷新すると言っている。国会対策も、強硬と言われた手法を見直し、民主党などと協調すると言っている。しかし、困難が横から来ても、前の目標に専念するという彼のイノシシ的な性格が基本的に変わることはないだろう。
 すると、今後、スキャンダルみたいな、政権の仕事の本質とは関係のないことが出てきた時にうまく対処できる人が安倍政権の中にいなくてはいけないことになる。それは、各仕事を持つ大臣ではなく、党3役とか、あるいはもし閣僚だとしたら、官房長官。たとえば今までだったら、松岡とか、赤城などの問題が起きた時に、首相がおっとり構えていても、「松岡は辞任するしかない」なんて言っちゃうような人。にらみが充分きくぐらいの長老で、しかもおせっかいに人事のことに口をはさんで、誰からも文句の出ない人。小泉内閣の場合、財相だったが、塩爺。こういう人が安倍内閣では不在だった。長老と言ったら、尾身財相、久間防相だけど、この二人が、そういうおせっかいな役をしようとした形跡は一切なかった。誰かそういう人がいるべきだ。それは誰かと言ったら、今朝の「報道2001」で、選対総局長の谷津義男が出ていたが、この人はそういう貫禄があるなあ、と思った。あるいは、森義郎元総理。つまり、充分にベテランで、年とっていて、しかも、すでに政局から一歩退いていてギラギラしてない人。つまり、派閥の領袖ではなくて、元派閥の領袖みたいな感じの人。議長に選ばれそうな感じの人。民主党でいえば渡部恒三みたいな人。あるいは河野衆議院議長みたいな人。もちろん河野は安倍とは水と油だろうからありえないが。生きていたら宮沢元首相みたいな人。引退していなければ塩爺みたいな人。と考えると、とりあえず頭に浮かんだのが上の2人だ。他に誰かいるのか分からないが。
 幹事長はもう麻生太郎で決まっているようだから、そういう人を、どこかに入れる。


 
 財務大臣与謝野馨がなるんじゃないか、という予測があるという。この人はものすごく定評のある政策通で、総理大臣になってもおかしくないんだという。この人がTVに出てきて何か喋る時は、たしかに勉強になるようなことをたくさん言うので、この人の話は好きだ。でも、小泉、安倍路線とは少し違い、小泉政権末期には、小泉−竹中VS谷垣財相−与謝野経財金相という対立があった。安倍が、これからの政権運営をどうしたいかにもよるが、もし、「今までの路線をさらに推し進めていく。しかし参議院での民主党優位という現実がある以上、目標に向かって突っ走るだけでは解決のつかない問題が山積している。そのためには、参議院対策、野党対策、マスコミ、スキャンダル対策、党内の派閥対策などができる調整能力のある人が強力な補佐役として必要」ということであれば、与謝野起用はありえないだろう。もし与謝野が起用されたら、それが意味するところは、従来の小泉−安倍路線を変更することを意味するだろう。つまり、消費税も大きく上げる。大きな政府とまでは言わなくても、小さな政府という路線ではなくなる。当然、今まで出してきた「骨太の方針」にも、かなり大きな変更があるだろう。僕は、安倍はそこまでは考えていないと思う。また、そういう大きな変更をする気がない、しかも今や泥舟のような末期的な安倍内閣を、与謝野が自分の考えを曲げてまで惜しみない協力することは考えら得ない。



 それから、防衛相は、小池百合子が辞意を表明しているので、交代することになる。小池は、参院選の直前に、自民党のジャンヌダルクになるか?と言われたが、けっきょくは2005年衆議院選挙で演じた刺客のような活躍をすることはなく、自民党は惨敗。今回、小池は防衛相事務次官の交代問題で色々あったので、辞めるのは、変な問題を後に引きずらない意味でもいいことだと思う。でも、小池が「辞める」と言ったのは、単に防衛大臣をもうやらないと言ったのか、それとも「今度は安倍政権の中には入らない」ということも示唆したのか?女神が安倍政権を見捨てたのか?小池は小泉内閣で環境相に任命されて以来ずっと内部から時の政権を支えてきたのだが、久しぶりに政権から距離をおくということか?小池は今までも、政界の渡り鳥と言われ、権力のにおいがするところに飛んでいく、みたいなことが言われてきた。僕の考えは、日本の政党のように、何でもありで、特に強いイデオロギーもなく、もともとごった煮みたいにいろんな考えが内部にあるようなものに、忠誠を誓う必要なんか別にないと思うので、小池みたいな渡り鳥でもいいではないか、と思う。小池は政党を移ったからといって、保守的で、外交防衛に高い関心を払うという態度は全然変わっていない。節操がないのはむしろ政党のほうであって。
 では、小池の後任は誰になるのやら。石破茂などは無難だろう。
 これはありえないと言っていいだろうが、こんなことがあったら面白いのにな、と思うのは、民主党の前原誠司に、「民主党を辞めて、防衛大臣に就任して力を貸してほしい」って打診する。もし「いいですよ。民主党を辞めてお受けします」と言ったら、そのままなってもらう。
 でも、それは考えにくい。前原はいくらなんでも「民主党を辞めるつもりはない」ぐらいは最低言うだろう。そしたら、「では民主党籍のままで防衛大臣に就任してほしい」と言う。それでも前原は断るだろう。でももし本当にそういうオファーを安倍がしたら、超サプライズだ。そういうオファーが面白いのは、前原は、11月1日で期限が切れるテロ対策特別措置法の延長問題で、小沢代表の態度に反対をしているので、これは民主党に揺さぶりをかけることになる。つまり、安倍首相が、「小沢さんはあなたと違う考えを持っているけど、総理である私は、あなたと同じ考えなんですよ」というのをアピールすることになる。こういうオファー1つで政界再編が始まるわけではないが、それに向けたすごい揺さぶりにはなる。

 それから、野党の議員を閣内に入れるというのは、日本ではほとんど考えられないことだろう。
 アメリカでは、民主党のクリントン大統領政権下で、共和党のウィリアム・コーエンが国防長官を務めている。もちろんアメリカと日本は政治制度が違うから、内閣というものがないアメリカでは当然、閣議とか、閣内不一致というものはないだろう。日本の場合は、内閣が意思決定を行う時には、全大臣の合議(つまり閣議)によってこれを行うことになっている。閣議の議決は、多数決ではなくて、全員一致によることとされている。「内閣は、行政権の行使について、全国民を代表する議員からなる国会に対し連帯して責任を負う」(内閣法第1条第2項)がその根拠である。だから前原が民主党籍のままで入閣したら、何か気に入らないことをしたら、閣議で反対をすれば内閣を麻痺させることができる。
 ただ、今の国会というのは、参議院での民主党の優勢という、今までに経験したことのない事態になっている。これからの国会運営は、未知数のものをたくさん含む。どっちみち、自民党と民主党は双方が歩み寄らなければいけないことになっている。それを考えると、あえて野党の政治家を閣内に入れるというのは、ひとつ実験的にでも考える価値があることかもしれない。実際は99.9%ありえないと思うが、いつ終わってもおかしくない泥舟政権が繰り出す超サプライズとして、こんなことがあったら面白いのになあ、という観点から。そして万が一前原が入閣して、閣内不一致を起こしたら、すぐに罷免すればいい。



 僕は、今の安倍政権は、特に年金問題については強い批判を持っている。記録が残っていないという問題ではなくて、民主党の菅直人などが「破綻しかけているのではなく、すでに破綻している」と断言する、年金制度そのものに対する姿勢に、前向きなものが見られないのには、失望する。もし安倍が、「今は経済の建て直しに全力投球をしているから、年金制度をはじめとする社会保障制度は、その後に取り組む」というのなら、僕は安倍を支持するかもしれない。でも安倍は、今の制度のままでずっといく、という態度をとっている。それがね。僕は厚生労働大臣には野田毅あたりに丸投げしてやらせたら、民主党なんかと連携したりして面白そうだと思うけど、これもまずありえないだろう。連立パートナーの公明党は、あくまでも今の制度を「100年安心」としてこだわる姿勢を示している以上、いじることは難しいだろう。



 今の内閣は、「仲良し内閣」とか言われて批判されている。そうじゃなくて、もっと派閥の均衡をとって、安倍に反対をしている派閥の長も入れるべきだ、というようなことも言われる。でも、もう派閥は小泉内閣の時に事実上解体されて、これから生き返ることは果たしてあるのだろうか?あるとしても、すぐには元気にならない。派閥の長を見れば、昔とは全然違って、みんな大人しいもんだ。だから安倍は今回も、小泉時代からのやり方を継承して、各派閥の要望を聞いたり、相談したり、ということは一切していないにも関わらず、それに対して特にどの派閥からも文句は出ていないようにみえる。これだけ弱っている安倍内閣に対しても、そういう要求が出ないということは、もう派閥は昔のようではないのだということだと思う。だから、自民党内の反主流の派閥の抵抗で内閣が傾くとか、そういう時代ではもはやないんだと思う。ということは逆に、強い派閥を味方にすれば政権が安定する、というのでもないということだと思う。だから、派閥の均衡を心がけた人事をしても、特に誰も喜ばないし、そのご利益もあんまりないんじゃないかな。


 思うに、小泉政権は、別に小泉が一人で活躍したのではない。経済・金融・財政では、竹中平蔵が大活躍していた。塩爺もなんか色々していたようだ。田中真紀子も、一人で頑張って鈴木宗男を外務省のまわりをうろついているのを追っ払った。道路公団の問題では、現東京都副知事の猪瀬直樹が頑張った。結果については賛否両論だが、とにかく頑張っていた。石破茂も、防衛庁長官としてはじめて入閣し、今では防衛関係の大権威みたいな貫禄を備えている。北朝鮮問題では、中山恭子と安倍晋三という二人の人材を発見した。後者はその活躍を認められ、数年後に総理大臣になるまでになった。
 それに比べて、今の安倍政権では、誰か出ただろか?今朝の「報道2001」によると、安倍内閣で大化けしたのは菅総務相だけだ、なんて言ってたけど、化け率は、小泉内閣の時に比べて、寂しい限りだ。

 今回の政権人事では、「ああこの人が起用されたのは面白い」とか「この人なら化けるかも」みたいなものを感じさせられなかったら、もうこの政権は末期だな、ということになるのではないか。
 では、そんな人がいるかと考えると、山本一太あたりをどこかで起用すれば面白いんじゃないかと思う。行政改革担当相の渡辺善美も、期待にたがわずそこそこ面白いと思うけど、もとから言動が目立つ山本なら、いいところで使って、ある問題を丸投げすれば、面白い結果も期待できるんじゃないかと思うのだが。官房長官がリスクが高いとしたら、副幹事長、あるいは副官房長官あたりはどうだろう。あと、平沢勝栄とか、もともとテンションが高めの人を入れたら、なんか活気があるように見えはしないか?

 安倍政権では、官邸機能の強化ということで、総理補佐官というのを5人ぐらい置いたけど、失敗に終わった。その中で、北朝鮮問題担当の中山恭子さんが今度の参議院選挙で政治家に転向したということはあったけど、全体としては、党の幹部からも「彼らは何をしているのか分からない」なんて言われるぐらいのお粗末な感じだった。教育再生担当の山谷えり子さんも、有識者を集めて何か発表していたけど、息吹文科大臣に批判されてシュンとなっておしまい、という感じだった。

 中山恭子が参議院選挙に出たのに対し、経済財政政策担当相の大田弘子は、出なかった。これは、たぶん大田さんは今度で閣外に出るということかな、という感じがする。彼女の評判は、能力についてはすごく高いと思うが、では政治的に何かやったかというと、特に何もやらなかったようだ。竹中みたいに、けんか腰でずんずん話をすすめていくというタイプとはほど遠かった。

 先週のNHKだったと思うが、田中直樹が、「国会議員だけではなくて、広く学会、財界からも人材を求め、竹中平蔵みたいに使うべきだ」みたいなことを言っていたが、直前に選挙があったので、それは難しいと思う。もし民間から入閣させれば、「なぜこないだの参議院選挙に出馬させなかったのか?」という批判が当然のこととして起こるだろうから。

 僕は、安倍内閣が発足した時の人事を見て、「あーあ…」なんてがっかりした。センスだけは簡単に直せるものではない。安倍さんには小泉さんみたいな、キラリと輝く発想はほとんど期待できないと思う。もう今日、夜が明けたら発表される人事は、きっと「これは手堅いな」というものになると思う。あとは、「手堅くて、何の新鮮味もなくつまらない」と言われるか、「手堅いが、一部新鮮な要素もある」となるか、どちらかだと思う。安倍政権のもとでいくらでも働く覚悟のできている勢いのある人として、山本一太がまず頭に浮かぶので、山本に頑張ってもらったらどうだろう、というのが僕の思うところだ。少なくとも「あーあ…」とは言わせないようなものにしてほしい。

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