日経産業新聞(8/31付け)に『窓際は遮光、明るさ奥まで』という記事があった。
大成建設は採光と遮光が同時にできるブラインドを開発した。ブラインドの下の部分で光を遮りながら、上部に設けた採光部から太陽光を取り入れる。独自開発の部材を使うことで、窓際のまぶしさを防ぎながら室内の奥まで自然な光を届ける。室内照明を抑えられるため省エネルギーにもつながるといい、自社開発のオフィスビルなどに導入する。
TlightBlind

開発した『T-Light Blind』(大成建設プレスリリース)は、人の目線より少し高い位置で2つに分割されており、上部が採光部、下部は通常のブラインドになっている。天井高が2.8メートルの一般的なオフィスの場合、床面から2メートルの位置に採光部との境を置くと、窓から15メートル離れた奥まで光が届く。

採光部に使うスラットと呼ぶ羽の表面には鏡面材を蒸着しており、裏面はつや消し材を活用する。裏面にあたった太陽光は反射が弱まるため、人の目線より低い位置には強く照射しない。一方で表面にあたった光は天井方向に反射し、部屋の奥側まで届く。

取り入れる太陽光の量を増やすために、採光部の羽の枚数は通常のブランドの2倍にした。羽の角度を変えなくても太陽の高度変化に対応できるという。同社は羽の形状などについて特許も申請中だ。
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このブラインドの価格は未定だそうだが、オフィスなどで使われる標準的な電動ブラインドの半分程度になる見通しだとか。自社物件で普及をすすめた上で、将来的には外販も検討するという。

なぜ、今までこうしたブラインドが開発されなかったのだろうか。オフィスでは照明で何も問題がなかったということかもしれないし、ブラインドとはそういうモノだという固定観念があったのかもしれない。いま当たり前と思っているなかに、何か問題や課題を見つけることができる観察力や想像力を逞しくしていくことが必要なんだろう。

これは商品の開発だけに限らない。研究でも同じことだが・・・