2017年度の日本建築学会の全国大会が、広島工業大学を会場に始まりました。この大会の参加者は毎年1万人程度で、おそらくこうした全国大会のなかでは最大規模といえるのではないでしょうか。

今年の大会の特徴は、開催期間が4日といつもより1日長いことです。これは講演会を実施する教室数が少ないということが原因だと思われます。6600題以上の発表を行うには必要な期間なんでしょう。4日間はちょっと長いな〜と思いつつも、講演会場が一つの建物に集約されており、コンパクトな会場づくりになっていると思われます。

会場となっている建物はいくつかの校舎にあった教室を集約した講義棟で、制振ダンパーが設置されています。中庭から見ると各階のブレースは色が違っていることが分かります。
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大会での発表時間は5分で、質問時間は3分程度しかないのは、これまでと変わりません。じっくりと議論するには時間は短いですが、たくさんの発表をしてもらうにはやむを得ないということでしょうか。これまでも全国大会のあり方については、いろいろと議論されてきています。分野別に分けて開催してはどうか、いやいや建築はそれぞれの分野が一体となっていることが大事だ、などなど。良い解決策はないようです。

ある先生は、全国大会はある意味「お祭り」だとも仰ってました。久しぶりに旧友に再会したり、研究発表から刺激を受けたりと、「お祭り」として楽しむことも必要でしょう。ただ、これを「お祭り」だけにとどめるのではなく、これからの建築の発展に寄与できるといいかな、と思います。それは、参加している人たちの心がけによるのかもしれませんが。

今日は防災の日です。
この全国大会で発表される研究成果が、これからの地震防災や災害の軽減にも役立つことを願っています。研究者や建築実務者だけでなく、こうした活動や成果を広く社会に伝えることも必要だと思います。