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日経新聞(5/8付けの夕刊)に『建設現場 週休2日促す 清水建設、休み増やせば日当増』という記事があった。
清水建設は5月末から建設現場に週休2日制の導入を促す。取引先の下請け企業が技能労働者の休日を増やした場合に労務費を上積みする。技能労働者の日当の実質的な値上げになる。大手ゼネコン(総合建設会社)各社は週休2日制の導入を目指しているが、賃金増を導入するのは初めて。人手不足が深刻になるなか、労働環境を改善して人材確保につなげる。

建設現場はこれまで週休1日が一般的だった。技能労働者への報酬は働いた日数に応じて支払われることが多く、週休2日制は下請けや技能労働者に敬遠されてきた。

清水建設は技能労働者が月7日間の休みを取得した場合、下請け会社に支払う労務費を5%上積みする。8日間の休日では10%を加算する。週休2日でも技能労働者の収入が減りにくくする。

今年3月以前に下請け会社と請負契約を結んだ工事が対象。清水建設の労務費は今後2年で20億円程度増える見通しだ。

国土交通省によると、建設業は全産業平均と比べて年間300時間以上の長時間労働となっている。ゼネコン各社は週休2日の取り組みを進めているが、労務費の負担まで踏み込むのは清水建設が初めて。労働環境の改善で働きがいのある職場づくりを目指す。

週休2日に向けた取り組み実績を見ると、土木・建築の新築工事で4週7閉所以上を達成した割合は約30%(18年3月時点)で、今後、賃金加算で残り約70%の現場も4週7閉所以上を実現することを目指すという。

建設現場での働き方改革については、国土交通省も「働き方改革・建設現場の週休2日応援サイト」をつくって工期の設定支援をしたり、現場管理費を1.04倍するとしている。

賃金の増額は建築費の上昇につながる。ここ数年の人手不足に伴う労務費の高騰分は、官民とも発注金額に反映させてきたが、一層のコスト増を発注者側がどれだけ許容するかは未知数。大手デベロッパーからは「現場の生産性を上げる工法の開発なども含め、ゼネコンの出方次第」との声も上がっているとか。

ただ、清水建設の取り組みは、2年後までの時限措置ともされている。この2年で週休2日が根付けばいいのだが・・・