朝日新聞(2/22付け)に『2040年 大学進学者12万人減』という記事があった。
2040年度の大学への進学者は、17年度より12万人減り51万人弱になる――。文部科学省は将来の大学進学状況を初めて詳細に試算し、21日に中央教育審議会の部会に示した。大学進学率は上がり続けるものの、18歳人口の大幅減少を反映し、大学進学者数も現在より2割少ない結果となった。
18歳人口の将来推計
高等教育の将来構想に関する基礎データ 平成29年4月11日

現在の全国の大学の定員は合計で約60万人。試算によると、このままで推移した場合、現在104%の定員充足率は40年度に約84%まで落ち込み、東北地方などでは60%台となる県もある。中教審は今後、これらの数字などを参考に、40年ごろの大学や高等教育のあり方について議論する予定で、大学の数や定員も焦点の一つになりそうだ。

文科省は試算にあたって、14年度から17年度までの都道府県・男女別の大学進学率の傾向や、18歳人口の推移予測などを使用。女子の大学進学率は49.1%から56.3%まで伸び、全体でも52.6%から57.4%に上がると予測している。だが、18歳人口は120万人から88万人と26%も急減するため、進学者も大きく減り、約50万6千人になるとみている。推計は、19年度から始まる専門職大学の数字は含んでいない。

18歳人口の推計によれば、いま120万人ほどいる18歳の人たちが2030年には100万人くらいになり、2040年には80万人くらいまで減る。2040年には40万人も18歳人口が減ることになる。こうした人口の急減がここ20年ほどのうちに起こるわけで、大学(高校も含め)は何らかの対応を検討する必要がある。

特に、地方の私立大学では状況は厳しいだろう。それぞれの大学が置かれた立場が異なれば対応も変わるかもしれないものの、他大学との統合して規模を拡大するのか、入学定員を減らしていくのか、社会人などの学び直しといった入学者の多様化をはかるのか、地域・自治体との連携などを強化するのか、などといった対策を検討する必要があろう。