ミネルバの梟は黄昏時にとぶ

ふと足をとめたのは懐かしい歌が聞こえたような気がしたからだ。

飽きてしまっているという方が正しい。ネットとつきあうのは少々つかれるのだ。いつまでたっても微熱がひかない。胸のゼイゼイといやな咳が追いかけてくる。身体に酸素がはいらない。締め切りだけはやってくる。世の中の祝日・土日とは無縁の生活パターンで暮らし始めてから何年にナルだろう。
桜はまだ咲かない。 

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歌を忘れて20年になる。カナリアなんてかわいいのもではないけれど。それにはそれなりの理由がある。あの日は京都の地下鉄東西線が初めて走った日で、その日、その地下鉄に僕らは乗った。長いはなしだ。昔のはなしだ。今日、気温は低かった。桜島は右肩にまだ雪を残していた。


 

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中央公園の前で雪を捕まえた。昨日の午後だ。子供たちは喜んで駆け回っていた。犬は、最近の犬は寒いから家の中に引きこもってしまっているのかも知れない。いっぴきも出会わなかった。
映画64を観た。前編・後編を一気に観た。近頃の若い俳優はなかなかだ。小田和正の音楽も何の邪魔にもならず字幕とともに流れていた。自分的には堪能した。
 

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気の置けない男たちだ。楽しい酒だった。天ぷら屋さんでちゃんこ鍋を食べて、飲んだ。他の客はみな天ぷらを食べていて、僕らだけが特別にちゃんこだったのだった。そのことに僕が気づいたのはもうずいぶんたってからのことだった。理由もちゃんと教えてもらったけれど・・・まあどうでもいいことではある。彼らはそこにいるだけで楽しい。
できる人間、優秀な人間は楽しい。彼らは大変優秀なのだ。

 

橋本マナミの絵も目にした。すこし変わったなと思った。いつまでも若いなと思った。それにしても若いなと思い始めた。最近の技術はスゴイのだろうなと思った。自分の目が衰えているのだろうと思った。まるで別の人のようだと思った。当然だ。別の人間だったのだから。僕の思い描いていた人物は「本上まなみ」だったのだ。彼女は好きだ。彼女の顔は好きだ。

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狭い庭の南国の植物たちにも雪が降り積もっています。鹿児島に帰ってきてから、何度目かの積雪です。これだけ降れば家に閉じこもって外に出ることはありません。この町での僕の生き方は、雪でなくても引き籠もりなのですけれども。こんな生活に雪は楽しいイベントです。一日、雪を楽しみました。雪の日曜日。町内には、いくつもの雪だるまができていました。

 

耳に心地よい。口にすればかっこいい。そんなつもりで使用した言葉なのだろうけれど。言葉の意味はそれほど単純ではない。特にテクニカルタームを使うときは注意しなければならない。哲学用語・論理学の用語は使用法が難しいのだ。

クリスマスイブ。優秀で心優しい後輩は出無精のじじい=僕と呑む店を探して電話をかけてくれていた。小田和正は「僕の話は昔話ばかりで・・」と話していた。彼が歌った歌は、僕が東京に出て人前で初めて歌った歌だった。あのとき、隣の教室では桑田佳祐が歌っていた。桑田佳祐はまだ売れてなかった。僕も彼も好きな女の子のために歌った。小田和正はすでにオフコースをやっていて、共立講堂でアリスの前座で歌った。髪は長くほっそりしていた。女の子みたいだった。・・・昔話ばかりだ。昭和50年の大学祭の話だ。

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