2006年09月08日

「恋と退屈」 9月27日発売決定!!!

「峯田和伸の★朝焼けニャンニャン」が本になった!

〜僕の部屋は僕を守るけど、僕をひとりぼっちにもする〜
ロックバンド 銀杏BOYZの歌手がさらけだす血と汗、涙と笑い、ちょっぴりすけべな日常の記録

9/27(水) 全国書店にて発売決定!!!
「恋と退屈」 / 峯田和伸 著
河出書房新社刊 / 定価 \1,890(税込) / 432頁 / ISBN 4-309-01782-7

銀杏BOYZスタッフ

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2005年12月13日

最終回

僕が知っている人、または僕の知らない誰かさん、つまりはこの日記を読んでくれている全ての皆様。これを書いているのは銀杏BOYZの歌手(カス)、峯田和伸です。こないだ28になったばかりだよ。

いつも思うことがある。どうしたら、この文章を、はたまた「僕が思っていること」を、あなたにわかりやすく伝えられるかだ。
まるで休日の公園のベンチであなたの隣に腰掛けて。会社の休憩時間でもいいよ。放課後の屋上なんかでもいいや。まあ、そんなような所で僕ら二人きりで話をしているように、すぐそばで語りかけるような文章が書けたらいいなって思うんだよ。
夕焼けなんか見えてきたりしたら最高だろうな。「おりゃーー!」ってなるだろね。雨が降ってきててもいいよ。そんなような景色に溶けこんでいるようなさ、僕とあなたを何からも邪魔させない、そんな文章を書けたらほんとにいいんだな。

歌だってそうなんだ。歌唱力がうまいへたではなくってね、ちゃんとあなたのところに飛んでいくようなメロディを歌いたいんだよ。まるで友達みたいな、恋人みたいな、ちっちゃい頃に見た今だに忘れられない思い出の場所みたいなさ。そんな歌を歌えたらどんなにいいかと思う。


あなたがドアを閉ざしてしまえば、もう何も意味はないのかもしれない。「こっち来いよ」とか叫んでみたり、こっちからドアを力ずくで開けてみようとするけど、あなたは内側から鍵をかけているから、開くわけがない。
僕は思うんだ。本当の芸術というのは、音楽にしたって映画にしたって文章にしたって演芸にしたってなんにしたって、ドアが開かぬままにあなたに会いに行ける魔法だって。あなたがそれに触れた時、やっぱりあなた自身がドアを開けるしかないんだな。そしたら見えると思うんだ。今までとは全く違う景色が、見えてくると思うんだ。


去年の七月から始めたこの日記「峯田和伸の★朝焼けニャンニャン」を、今日で終わりにしたいと思う。理由はないよ。ただ前から、誕生日を迎えたら終わりにしようって思ってただけなんだ。深い理由なんてないんだよ。
読んでくれたあなた、ほんとにどうもありがとう。僕だってこんなネットの世界だけど、あなたと繋がっていたと思うよ。気のせいかもしれない。でも、気のせいでもいいよ。いいんだよ。
今になって思えば、高円寺の喫茶店で女の子の話をした男や、長野の病院にいたおばあちゃんや、ミス慶應の松岡さんや、代々木のドコモショップの店員さんや、自殺した友人や、結婚して子供が産まれる友人や、村井くんのお父さんや、ロッキン・ジャパンフェスの時に事情聴取した警察官や、別れた彼女や、マネージャーだった江口君や、また会いたいって思わせてくれる人たちばっかりだ。なんなんだよ、ちくしょう。
これを読んでくれてるあなた。僕はきっといつか会えると思ってるよ。思うだけなら、なにを思っても自由だから。
どうもありがとうって言うよ。

2005年12月13日 午前8時53分





次回、「峯田和伸の★がぶがぶDIEアリー」でお会いしましょう!



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2005年12月10日

二十八歳

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12月10日、めでたく僕は28歳の誕生日を迎えることができました。
お祝いのメールやお手紙をくれた皆さん、どうもありがとう!おかげ様でうんこする時に拭く紙に困りません!あ、違った。オナニーする時のティッシュがわりに!…違う違う。
はぁーー困っちゃった。

こうゆう時ってなんて言ったらいいのか。。。くすぐったくてしかたないよ。素直に「ありがとう!」って言うだけじゃ、なんだか物足りないんだな。もうこうなったら全員に手マンしたいぐらい。きもちよくなりすぎてびっしょびしょにしたい。そのぐらいの心もちでいるんだぜ。
男だったら全員のをフェラチオしてごっくんしてあげたい。そのぐらいの覚悟は できてるんだぜ。
例えは汚いのだけれども、例えてしまえばこんなような気持ち。わかってもらえるんだろうか こんな気持ち。まどろっこしいっすねー。

ああ
おおぅ
ふぃーー

僕と貴方達との距離は はたして何キロぐらいだ。
手ぐらい掴めるよ。いや、それにしては遠すぎるや。声さえも届かないか。いや、そんなこともないと思うよ。ほんとはね。


色々あって大変だった27歳だったけど、死ななかっただけましなんだろうな。感謝しないといけないな。迷惑ばっかかけてごめんなさいでしたね。心配かけさせたりして悪かったね。でもね、楽しかった。ほんとに楽しかった。こんな一年、今まで経験したことねえくらい凄かった。
28歳。たかが28歳。面白いことしていきたいな。いや、勝手に面白くなってればいいな。



今日のおやすみBGM♪
★DEAR YOU/ JAWBREAKER
★山田洋次監督作品サウンドトラックコレクション

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2005年12月09日

白い部屋

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チン君と二人で下北沢の事務所に缶詰。敏感少年隊の選考もいよいよ最終局面を迎えた。
総勢160人の応募者の中から、30人に絞りこんで来週一週間かけて面接する予定なんだ。絞りこむ、なんて気安く言ってもさ、実際はそんな簡単なものじゃない。だって応募してくれた人全員、一筋縄ではいかない人ばっかりなんだもの。ほんと何回も言うようだけど、全員と友達になりたいぐらいだったよ。そのぐらいおもしろそうな人達ばっかりだった。
午前中から始めた作業もやがて深夜まで続き、やっと終わることができた。爽快感もあるし面接が楽しみだという気持ちももちろんあるんだけど、選考に落ちてしまった人達への申し訳ないという気持ちの方が、今のところ強いんだな。たぶんチン君も同じ気持ちだと思うよ。
面接官みたいな仕事なんて、あんまりするもんじゃないな。最後にはとうとうへこんでしまうんだもの。僕らには向いてない仕事だと思うよ。企画を考えたのは僕らなんだけどさ、あんまりいいもんじゃないよ、やっぱり。人を選ぶことってゆうのはさ。だからそのぶん、今回落選してしまった人達にちゃんと立派に顔向けできるような活動を、していかなくちゃな、と思うよ。本当にそうなんだ。この場を借りて、今回応募してくれた皆さん、どうもありがとうございました。これから面接する皆さん、あまり硬くならずに、どうぞよろしくお願いします。
メールアドレスや電話番号が書いてなくて連絡が取れないままの方が3人います。後日 、手紙を送ると思います。



今日はジョン・レノンの命日。家に帰ってイマジンを聴く。ひさしぶりに聴いたんだな、この曲は。
ソファーに座って、僕んちのステレオに真っ正面から向かいあって聴いたんだよ。ボリュームの数字は47。まあまあ大きい方だ。目をつむったよ。あっという間にこの部屋はジョンの声に包まれたんだ。会ったこともないのに、彼の顔まで浮かんでくる。丸い眼鏡なんかかけてさ、なんとなくわかるだろ?

音楽ってゆうのは、なんだろ。何回聴いても毎回ちがうふうに聴こえてくる。みえる景色が少しずつちがう。
これを読んでくれてる貴方なら、僕のこんなふうな言い分も わかってくれるはずだろ? それだったらいいなと思うよ。きっとそう思ってるのは僕だけじゃないはずなんだから。

今日、ジョン・レノンの歌声を聴いた人は世界中にどのくらいいるんだろう。命日だなんて知らなくても、たとえばラジオをつけてたら流れただとか、本屋さんのBGMで流れてただとか。街はイルミネーション。もうすぐクリスマス。彼はいい季節に死んだんだな。


もうすぐ、僕は28歳になる。
明日は新宿ロフトでライウ゛がある。今年あと3回ライウ゛。きもちよく歌えればいいなと思う。やりきれない気持ちだとか、なんだかわからないむなしさだとか、そんなものを全部吐き出してしまいたい。涙を流すかもしれない。思わずにっこり笑うかもしれない。演奏する僕らの目の前にいる人達に、ぜんぶあずけてしまおう。
短い時間の中に、地下室の空間の中に、僕らの全てが繋がりますように。僕らの全てが見つかりますように。



今日のおやすみBGM♪
イマジン

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2005年12月06日

断片

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北海道、東北地方から中国九州地方の一部まで、もう早くも雪が降っているそう。あいやー。
ついこのあいだまで半袖でいた気がしてたけど、裸で寝てたけど、たまにパンツは履いてたけど、考えてみりゃあもう12月なんだもんなーあたりまえだよなー。なんか、夏頃からいろいろとありすぎて振りかえれる暇もなかった気がする。今まで生きてきた人生の中で、そんな「人生」っていうほど長くは生きてはいないしそんな大袈裟なもんでもないんだけどさ、まあ「人生」というケッタイな言葉を借りるとすればね、今年、2005年は僕のしょーもない27年間の人生の中においてとてつもなく濃い一年だったと言えるだろう。「言えるだろう」ってなんだよな(笑)。なにを偉そうに、って話なんだけどさ。なんだけど、今年はとにかく峯田和伸個人の歴史において激動の一年だった。っす。良いことも悪いことも両方がもんのすごい振り幅でガコンガコン僕の一日一日にぶつかってきた。毎日が忙しい芸能人の方とかに比べればね、僕のそんななんてさっぱり大したことないと思うんだけどね。とにかく今までの僕の生活からは考えられないほど、いろーんな事
がいっぱいあったんだよ今年は。

こんなこと書くといっつも忙しい人に見られるかもしれないから言っておくけど、なんにもない時はなんにもないんだよ。本当に何も無いんだ。部屋で一日なんにもしないで、なにもする気が起きなくて。そんな日もめちゃくちゃいっぱいある。退屈で退屈でしょうがないんだ。いつもだったら漫画読んだりビデオ観たり音楽聴いたりオナニーしたり携帯いじくったり本を読んだりして、なんとかかんとかその日一日をやり過ごす。だけどそういうことさえも出来ない時だってある。そんな時はひたすらゴロゴロしてひたすらものおもいにふけるだけなんだな。そんなことしてると結局なんにもしないで一日が終わることになる。

とにかくそういう日って、なんにもしないでゴロゴロしてた日って、やりきれなくなるよ。
布団に入って目を閉じる。一日の終わりに真っ暗な世界の中でぼんやり考えてみる。
「僕、こんなんでいいのかなー」って。誰かわかんないものに対してごめんなさいな気持ち。


人は僕のことを、ミュージシャンだと思ってる。音楽家だと思ってる。そりゃそうだ。今さらなにを言う。銀杏BOYZとゆうバンドをやってて作詞作曲をしている。お金を払って観に来てくれる人の前に立って歌っている。
だけど僕は、それ以上でもそれ以下でもない。偉くもなんともない。ただ普通の人よりもメロディや歌詞を思いつく能力があるってだけじゃないか。もしかしたら、実はそんな能力も持っていないのかもしれないよ。おかしなこと言うね、なんて思うかもしれないね。峯田はおかしな奴だってね。だけどそんなこと言ったって、みんなどっかしらおかしいんだから。僕だけじゃないんだよ、おかしいのは。きっと君もどっかおかしいはずさ探してみなよ。

ただ一つ言えるのは、自分でも馬鹿なんじゃないかって思うけど、僕は年がら年じゅう、映画を観てる時もご飯食べてる時も漫画読んでる時も友達と喋ってる時も、なんにもしていない時なんて特に、いつもいつも音楽のことを考えてるんだ。素敵なメロディと奇々怪々な歌詞のことを。それが僕の中から出てくれないかと、いつまでもいつまでも待ってる。これでもかこれでもかと、待っている。


「僕、こんなんでいいのかなー」
なにもなかった一日にごめんなさいをしながら、思うんだ。退屈を怖がってちゃいけないって。退屈を仲間にすれば、なんとかやっていけるんじゃないかって。僕にとって音楽って、退屈と仲良くする方法なんだと思う。僕の中に音楽さえあればもう僕は孤独じゃない。人はそんな僕をみて寂しい奴だと思うかもしれないけど(笑)。

「いい歌をつくれますように」って。眠りにつく間際に強くそう願うんだ。
いい歌をつくって、なんでも話せる友達がバンドメンバーで、気持ちをこめて歌って、聴いてくれる人をアッ!と言わせたい。それだけでいいのさ。他にはなんにもいらないんだよ。



ニュースを見てたら大晦日の紅白歌合戦にグループ魂と氣志團の出場が決まったそう。本当に楽しみだなー。

村井くんがもう一人いた。大好きなアメリカのハードコアバンド、マイナー・スレットのドラムのジェフ・ネルソン。佇まいがもう一緒(笑)。



今日のおやすみBGM♪
ドゥ・ライト・マン/ ダン・ペン

mineta1 at 08:39|PermalinkTrackBack(99)