研究者ツールのブログ

理系研究者への論文の書き方や便利なツールです。

右へ行くほど小さくなる、左から右へだんだん小さくなっていく、などの、傾向を表す英語表現です。
特にパワーポイントの発表などで短い表現が必要なので、それも載せます。

右へ行くほど小さくなる
Smaller to the right

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以前紹介したか自信がなくなったので、改めて紹介です。
・ 2つのPDFファイルをつないで一つのファイルにしたい
・ 10ページのPDFファイルの中から、3ページと5ページだけ取り出して一つのファイルにしたい
など、PDFファイルはページ単位で切り貼りしたいという時が結構あります。
そういうとき
PDForsell
というソフトはおすすめです。フリーでしたが、最近有料化したようです。

こういうソフトは、大抵大急ぎで必要な場合が多いと思いますので、
とりあえず30日無料お試し版をダウンロードし、便利と思ったら、次に使うとき支払ったら良いと思います(たったの200円です)。


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研究がうまくいって論文を作成し始めるころは、研究がはかどっているときかもしれません。
あまり時間をかけずに論文作成出来ると良いですね。

下に、僕が論文を作成する場合の手順を書きましたが、いろんなサイトや本に同じようなことが書いてあると思います。
今回はもう少し実用的な話を。
論文を書いていると、フォントや行間の違いなんかが気になってしまうものです。
Wordは”スタイル”という考え方があって、そういうフォントの種類、サイズ、行間、右寄せなどをまとめて登録する機能があります。
そして論文のテンプレートには、タイトル用のスタイル、本分のスタイル、フィギャーキャプションのスタイルなどが登録されています。
論文を書く場合には、このスタイルを選択しながら書き進めるのが良いのです。

初期設定だと、スタイルの選択には、ホームリボンの右の方にあるスタイルという欄の右端の小さな四角いボタンをクリックし、大量に出てくるスタイルの中から選ぶ、と言うことをやる必要があります。
例えばJACS等の本分は TA_Main_Textというスタイルを選択すればOKです。

これがなかなかに面倒で、特に化学系の論文を書き進めていくと、太字、下付き、上付きなどの特殊設定をすることが多いですが、それらごとに新たなスタイルが自動で作成されるので、TA_Main_Textだけでも10個くらいフォントが出来てしまうことが良くあります。

それで、実際のところ、よく使うスタイルは


本分のスタイル         ACSではTA_Main_Text、WileyではP1、RSCでは08 Main Text
図本体                       ACSには特別なものが無いのでTA_Main_Text、WileyではArial, 7pt, 赤、RSCではG1a Figure Image
図のキャプション     ACSではVA_Figure_Caption、WileyではFigureCaption、RSCではG1b Figure Caption
章のタイトル            ACSでは特別なのが無いのでTA_Main_Text、WileyではHExperimentalSection、RSCでは04 A Headingと05 B Heading

の4つくらいだったりするんですよね。
これをスタイルギャラリーに登録しておいて、そこから選ぶととても楽になります。

スタイルギャラリーの変更は、
・まず、ホームリボンを開く。
・スタイルタブの上にある、【標準】とか書いてあるところを右クリックして「スタイルギャラリーから削除」を選択する。
・これを繰り返してスタイルギャラリーを空っぽにする。
(【行間詰め】とか【強調斜体】とか【引用文2】とか、スタイルがこれでもかと出てきます)
【標準】まで消すのは気になるかもしれませんが、後から戻せます。気持ちよく全部消しましょう。
・スタイルタブの右下の小さな四角いボタンをクリックしてスタイル一覧を表示する。
・上に書いた、使えるスタイルのところで右クリックし、「スタイルギャラリーに追加」で追加。

論文を書くのがとても楽になるので、是非試してみて下さい。

論文を書く場合には、
(1)論文のテンプレートを探す。
"JACS Word Template"などのキーワードで探せばすぐ見つかりますね。
Arno Proなどのマニアックなフォントが指定されているときも多いので、テンプレートは必ずダウンロードしましょう。

(2)本文を書く。
実験項 → 結果と考察 → イントロ 
と言う順番でしょうかね。イントロから書こうとすると、過去の論文が気になったり進みません。
まずは実験項。ここだけなら研究室内の報告会と何も変わりません。
勢いをつけて結果と考察。ここも、後で修正するので、出来映えとか気にせず気楽に書いちゃいましょう。
そしてイントロ。この順番だと、論文で言いたいこと、言えそうなことを考えながら、自分の研究にあったイントロがかけます。それは、あなたのオリジナルのイントロダクションであり、つまり、読者にとって新しい読み物になるはずです。
ここでは図やリファレンスは書かず、文章的に根拠が欲しいな、と感じたら(Ref)などと書いておいて、後でまとめてリファレンスを貼りましょう。図もFig. Aとか適当に書いておいて、後でまとめて作成しましょう。
リファレンスを後に回すのは、リファレンスを探し出すと時間がかかってしょうが無いからです。
また図を後に回すのは、論文全体で図のフォーマットや大きさが揃っている方が良いためです。

(3)図表を作成
どの図をサポーティングに回すかなんかは気にせず、とにかく書いてしまいましょう。図番号はABCでもあいうでも適当につけておけばOKです。

(4)全体を書き直す。
ここまで来れば、何となく論文の形が出来てきます。
でも実は、(3)までが下書きです。(4)では、この論文を基に、ゼロから書き直すつもりで修正しましょう。

イントロ書き直し → リファレンス→ 全体を修正→図表番号、サポーティング→アブストラクト
この段階でも実験項、結果と考察も含め、全体的に大胆に書き直します。どの図をサポーティングに回すかはこの段階で。図表番号もここで決める。それまではいい加減で良い)
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摂氏温度は4つくらい言い方があります。

例えば20℃は、この4つの言い方をする人がいると思います。
twenty degrees celsius (正式)
twenty degrees C (正式の略)
twenty degrees (さらに略。文脈で20 Kにも20 F(華氏温度)にもなるので、
相手が迷ったら、上の言い方に変えるべき。)
twenty degrees centigrade (本当は摂氏温度とちょっと違うらしいけど、よく使われている)


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過去の記事から、いろいろ変更がありますので、最新の記事を更新します。
続きを読む
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業績リストを作成するときには、番号を振ることがあると思います。例えばこんな感じですね。

1.  T. Momotaro, S. Inu, M. Saru, T. Kiji, 
     “How to fight with Oni”, J. Am. Chem. Soc., 12, 345, 678-690 (2019)

2.  A. Ojiisan, B. Obaasan, T. Momotaro
     "Flowing peach" Angew. Chem. Int. Ed. 98, 76, 543-545 (2010)

僕の使っているテクニックは下記のようなものです。
(1)番号は自動番号入力を利用する。
(2)1行目と2行目以降で2つのスタイルを設定して使用する。
(3)論文タイトルの単語の始めの文字を全部大文字にしたいときはShift + F3 (前置詞やtheも大文字になってしまうので善し悪しですが)
(4)まとめて名前に下線(置換を選択し、検索する文字列、置換後の文字列の両方にT. Momotaroを入れ、オプションを開き、置換後の文字列のT. Momotaroを一度クリックしてから一番下の書式→フォントで下線のところで一重下線を選択してOK、置換をクリックして順次変換していく)
(5)同じ作業が連続するときはHimacroExを利用する。

と言ったところです。

この記事では(1)の自動番号入力について。
僕もこの自動番号入力が苦手なので、防備録も兼ねて。

(A)まず、自動番号入力の切り替えは、ホームリボン、段落タブ内の
1-
2-
3-
ボタンです。望まない自動番号入力を消したいときもこれを押しましょう。

自動番号が勝手にONになるのがうざったいときは、
ファイル → オプション → 文章校正 → オートコレクトのオプション
→ ニュー力オートフォーマットタブ → 箇条書き(段落番号)のチェックを外す
で自動設定を解除できます。

(B)番号を新たに1から始めたいとき、逆に前の方の番号の続きにしたいときなどは
この自動番号入力ボタンの右にある▼を押して、一番下の「番号の設定」で設定できます。

(C)番号の書式を変えたいときは
自動番号入力ボタンの右の▼から「新しい番号書式の定義」を選びましょう。


(D)番号を9,8,7,,,など、逆順に並べる方法はありません

(E)リストの先頭にデータを追加して後ろの番号を1つずつ増やす方法は
二つの方法があります。
・ 1番のところの列の最後でEnterを押すと、番号が増えて行きます。そこでデータを修正する
・ 1,2,,,と最初にデータを追加し、(B)の「番号の設定」で、最初の1を、例えば3から開始する。
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発表ではフォントがとても重要です。

Windowsのフォントとしてはメイリオがとても読みやすく、説明文章・見出し・パワポなど、あらゆるところで使用してもとても見やすいフォントです。
太字にしてもとても読みやすく、メイリオ標準書体+メイリオボールドだけで十分にきれいなプレゼンが可能です。

ただ1種類なので、味付けに他のフォントがほしくなると急に困ります。
遊明朝・遊ゴシックは、あまり好きになれません。

Macユーザーなら、ヒラギノフォントが便利です。Windowsでもインストール可能ですが、無料フォントでは無いので、いくつものPCに入れることが出来ません。すると、パソコンが変わるたびにMSゴシックに戻ってしまいます。

そこで今回是非知っていただきたいのが、源の角ゴシックです。聞き慣れない方もいるかもしれませんが、AdobeとGoogleが共同開発したオープンソース(無料?)フォントだそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E3%83%8E%E8%A7%92%E3%82%B4%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF

個人的にはヒラギノに似ていると感じますが、ヒラギノ以上に安定してきれいなフォントだと思います。何より完全無料なので、あらゆるPCにインストールしておけるのが便利です。
また多言語対応もしているらしく、今後廃れることがなさそうな点も安心です。
作業効率上、出来れば1種のフォントを使い続けたいので。

インストール方法は下記のサイトを参考にしてください。
https://www.lancork.net/2014/07/how-to-install-source-han-sans/#toc_title_2




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(1)エクセルを開く。
(2)曜日を入力したい日付を書く。例えば"5/1"と書けば、自動的に"5月1日"と表示される。
(3)ホーム→セルタブの書式→セルの書式設定を開き、表示形式タブのユーザー定義から、
   "m"月"d"日"(aaa)
   または
   m/d(aaa)
   と入力する。
   すると、曜日が自動的に入力される。
(4)日付をまとめてコピーし、ノートパッドやエディタに貼り付けてから使用する。

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サイトに行けば説明してありますが、要するに
JPC A:理論化学と、物理・天文・地学の化学。ザ・物理化学。
JPC B:いわゆるソフトマターの物理。生物物理、膜、液体、ガラス、高分子。
JPC C:材料化学の物理化学。エネルギー、光、電子、ナノ粒子、デバイス。
という分類ですね。


Journal of Physical Chemistry A
アイソレートされた分子、クラスター、ラジカル、イオン、環境化学、地球化学、天体化学、理論
A1 Kinetics and Dynamics
A2 Spectroscopy, Photochemistry, and Excited States
A3 Environmental, Combustion, and Atmospheric Chemistry; Aerosol Processes, Geochemistry, and Astrochemistry
A4 Molecular Structure, Quantum Chemistry, and General Theory

Journal of Physical Chemistry B
生物物理、生物材料(表面・膜も)、液体、ソフトマター、高分子。
B1 Biophysical Chemistry and Biomolecules
B2 Biomaterials, Surfactants, and Membranes
B3 Liquids; Chemical and Dynamical Processes in Solution
B4 Glasses, Colloids, Polymers, and Soft Matter

Journal of Physical Chemistry C
エネルギー変換・貯蔵、光・電子デバイス、インターフェース、ナノマテリアル、ハードマター
ナノ粒子や多孔性物質、触媒、MEMSなどはこちらのようです。
分子導体なんかもこっちでしょうか。
C1 Energy Conversion and Storage; Energy and Charge Transport
C2 Surfaces, Interfaces, Porous Materials, and Catalysis
C3 Plasmonics, Optical Materials, and Hard Matter
C4 Physical Processes in Nanomaterials and Nanostructures
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このブログは2010年の6月からダラダラと続けて、もう8年経ちました。当初は研究に役立つ便利グッズを紹介するつもりでしたが、管理人が実験の第一線から遠ざかり、それとともに、コンピュータに関する話題が増えています。ということでコンピュータには詳しいつもりの管理人ですが、年を取るにつれて、新しいことに疎くもなっております。

今回は、恐らく若い研究者は当然の様に使っているけれど、我々年寄り世代では知らない人も多いかもしれない話題です。

Wordで書いた文書や、インターネットからコピーして、別のWordに貼り付ける、という作業はとても多いと思います。そのとき、普通にコピーして貼り付けすると、コピー元のWordファイルの書式が残ってしまうという問題があります。

例えば元ファイルが赤い文字だったり、太字だったり、フォントサイズが大きかったりすると、コピー先でも赤い太い文字として貼り付けられてしまうので、コピー先ファイル上で改めて黒くして、太文字でなくして、、、という作業をする必要があります。

もう一つの手として、「形式を指定して貼り付け」という手があります。これは古いバージョンのWordからあるもので、ここでUnicodeテキストなどを選ぶと、コピー先の書式でコピーができます。

しかしこの手も問題があって、上付き文字などの設定も全てキャンセルされてしまうため、改めて上付き、下付きを設定し直さないといけません。

ということで一番便利なのは「書式を結合」です。右クリックで「貼り付けのオプション」の中から選べます。
もしくは上の「ホーム」リボンの一番左の「貼り付け」の下の▼をクリックしても選べます。
ショートカットはAlt + H, V, Mです。


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