研究者ツールのブログ

理系研究者への論文の書き方や便利なツールです。

サイトに行けば説明してありますが、要するに
JPC A:理論化学と、物理・天文・地学の化学。ザ・物理化学。
JPC B:いわゆるソフトマターの物理。生物物理、膜、液体、ガラス、高分子。
JPC C:材料化学の物理化学。エネルギー、光、電子、ナノ粒子、デバイス。
という分類ですね。


Journal of Physical Chemistry A
アイソレートされた分子、クラスター、ラジカル、イオン、環境化学、地球化学、天体化学、理論
A1 Kinetics and Dynamics
A2 Spectroscopy, Photochemistry, and Excited States
A3 Environmental, Combustion, and Atmospheric Chemistry; Aerosol Processes, Geochemistry, and Astrochemistry
A4 Molecular Structure, Quantum Chemistry, and General Theory

Journal of Physical Chemistry B
生物物理、生物材料(表面・膜も)、液体、ソフトマター、高分子。
B1 Biophysical Chemistry and Biomolecules
B2 Biomaterials, Surfactants, and Membranes
B3 Liquids; Chemical and Dynamical Processes in Solution
B4 Glasses, Colloids, Polymers, and Soft Matter

Journal of Physical Chemistry C
エネルギー変換・貯蔵、光・電子デバイス、インターフェース、ナノマテリアル、ハードマター
ナノ粒子や多孔性物質、触媒、MEMSなどはこちらのようです。
分子導体なんかもこっちでしょうか。
C1 Energy Conversion and Storage; Energy and Charge Transport
C2 Surfaces, Interfaces, Porous Materials, and Catalysis
C3 Plasmonics, Optical Materials, and Hard Matter
C4 Physical Processes in Nanomaterials and Nanostructures
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このブログは2010年の6月からダラダラと続けて、もう8年経ちました。当初は研究に役立つ便利グッズを紹介するつもりでしたが、管理人が実験の第一線から遠ざかり、それとともに、コンピュータに関する話題が増えています。ということでコンピュータには詳しいつもりの管理人ですが、年を取るにつれて、新しいことに疎くもなっております。

今回は、恐らく若い研究者は当然の様に使っているけれど、我々年寄り世代では知らない人も多いかもしれない話題です。

Wordで書いた文書や、インターネットからコピーして、別のWordに貼り付ける、という作業はとても多いと思います。そのとき、普通にコピーして貼り付けすると、コピー元のWordファイルの書式が残ってしまうという問題があります。

例えば元ファイルが赤い文字だったり、太字だったり、フォントサイズが大きかったりすると、コピー先でも赤い太い文字として貼り付けられてしまうので、コピー先ファイル上で改めて黒くして、太文字でなくして、、、という作業をする必要があります。

もう一つの手として、「形式を指定して貼り付け」という手があります。これは古いバージョンのWordからあるもので、ここでUnicodeテキストなどを選ぶと、コピー先の書式でコピーができます。

しかしこの手も問題があって、上付き文字などの設定も全てキャンセルされてしまうため、改めて上付き、下付きを設定し直さないといけません。

ということで一番便利なのは「書式を結合」です。右クリックで「貼り付けのオプション」の中から選べます。
もしくは上の「ホーム」リボンの一番左の「貼り付け」の下の▼をクリックしても選べます。
ショートカットはAlt + H, V, Mです。


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なんか最近この記事が読まれているようでどうしたのかと思ったら、
大学に業績給が導入されることに対する問題点としてリンクされているようです。

少しわかりにくいところがあるので追記しました。

http://www.iucr.org/
のニュースを意訳してみました。

「SHELX が与えた衝撃」

トムソン-ロイターズの最新レポート’Journal Citation Report for 2009’において、
Acta Crystallographica Section A: Foundations of Crystallography
49.9
というとんでもないインパクトファクター(IF)を叩き出し、結晶学の専門家の間で話題になっている。

(インパクトファクターとは科学雑誌の注目度の指標で、掲載論文1報あたり、平均何回引用されたかを表します。ちなみに最高峰の科学雑誌”Nature”、”Science”、”Cell”は、30~40程度です。この記事書いたときは20~25くらいだったんですが、インフレしてます。)

この高いIFの原因は、主にジョージ・シェルドリック教授のたった一報のfeature article (特集記事)
A short history of SHELX [Acta Cryst. (2008). A64, 112-122].
(SHELX(というソフトウェア)の簡単な歴史)である。
この論文はIUCr(国際結晶学会)の雑誌、Acta Crystallographica の60周年記念号に掲載されたもので、1976年に発表されたコンピュータプログラムSHELXシステムの歴史について語ったものである。

この論文は、結晶構造解析の際、結晶構造決定の為にShelx(を実装したプログラム)を使ったときに引用されるべき論文となっていて、結晶学の世界で極めて頻繁に引用される論文である。
(結晶構造解析は、化学の論文では基本的な解析方法となっていて、有機・無機を問わずあらゆる化学研究で使用されています。そして、その殆どの解析ではSHELXを利用しています。つまり、膨大な数の化学系の論文のうち、かなりの割合のものがSHELXを使用しています。)

この論文を発表するまで、SHELXを実装したプログラム(SHELXそのものを使用する他、SHELXを使いやすくしたプログラム(日本ではYadokari、海外ではGSASなどが有名です)を使った人は、プログラムそのものを引用していた。(上記のシェルドリック教授の論文が掲載された後は、プログラムを引用していたすべての論文が、上記の論文を引用していると考えることになります。)
すると必然的に、論文化されていないプログラムを引用した全ての論文数を考慮したとき、トムソンロイターの統計の中に含まれた(2009年1月までに掲載された論文)全ての引用文献の6653件が相対的に小さくなってしまう。
(つまり、1つの論文だけで、他の全ての論文の引用件数の何十倍もの引用がある)
Crystallography Journals Onlineを見ると、長年にわたって、IUCrの論文だけでも43,000報を超える論文がSHELXプログラムを引用している。これらの論文の引用は2008年版及び2009年版に影響する。
2012年からは元のIF、2.0-2.5に戻ると思われる。




つまりNatureの論文は、ばらつきも大きいですが、平均を取ると30回位他の論文で引用されます。
Acta crystallograpicaですと、平均で2~3回程度です。
ところが、この(大したことのない)雑誌にSheldrick博士の書いたお化け論文が掲載されました。
このお化け論文は、1報で少なくとも6万回以上引用されているようです。(Scopusで6.6万、google scholarで8.5万、Scifinderだと5万回でした)

ちなみに、分野にも大きく依存しますが、2~3回引用されるのが普通の論文で、10回なら良い論文、30回だとセンセーショナルと言っていいと思います。数百回ともなると伝説レベルです。
それと比較すると、Sheldrickの6万回の引用というのがいかにすごいかがわかって頂けるかと思います。

問題はこの論文が、ぶっちゃけマイナー論文雑誌に掲載されたため、平均引用数を表すIFが大幅に増加してしまったことにあります。こういうことは、平均値で評価する以上、まれに起こりうることであるということです。


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パワーポイントのスライドを作る時、インターネットの画像を利用したり、写真を使ったりすることも多いです。そのときに、一部だけ切り取って使いたいとか、逆にここだけ消したい、ということもよくあります。
図1
例えば、上記の図で、色を付けた彼だけを使いたいとか、逆にお父さんだけ除きたいとか。

最近のパワーポイントには、そういうときのための専用の機能がついています。

手順としては
1,画像をスライドに貼り付ける。
2,ほしい部分、またはいらない部分に対応する形を書く。
  挿入タブ → 図形  の中にある「曲線」を使って、図形を書きます。ほしい画像の形に合うように角・角でクリックしていけばいいんですが、スプライン曲線だか、不思議な形になることもあります。そういうのが面倒なときは、Ctrlキーを押したまま書くと、カクカクで、わかりやすいです。最後に、最初の点をクリックすると図形が出来上がります。もしくはダブルクリックで終わります。
図2
3,うまくかけたかどうかわかりにくいときは、書いた画像を透明化しましょう。Office2016以降なら、「ホーム」リボンのクイックスタイル(右の方にあります)をクリックし、下から二段目のどれかを選択するとOKです。古いバージョンの場合は書いた画像を右クリックし、図の書式設定を選択し、塗りつぶしの透明度を70%とかにすればOKです。

4,そして、2つの画像をクリックし、「描画ツール書式」(2つの画像をクリックすると現れる)のリボンの左の方にある「図形の結合▼」をクリックし、
・「重なり抽出」で、重なっている部分だけを取り出します。
・「型抜き」だと、重なっている部分だけ除いた画像になります。
図3

・・・もしかして、青い画像だけしか取り出せない人はいませんでしょうか。

図4


ここで最重要ポイント。
4,の作業では、ほしい画像(ネットで取ってきた画像)を先にクリックして選択し、シフトを押しながら、次に、自分で書いた画像をクリックします。

実は2つの画像をクリックする順番によって、どちらの画像を切り抜くかが決まります。
ですので、うまくいかないときは、単純型抜きとか接合とか切り出しとか、何選んでもうまくいきません。
使う画像→切り抜きに使う型紙用画像
の順にクリックするのが大切です。



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Powerpointの画像をJPEGなどで保存しても画質が悪い場合があります。これは、Powerpointが標準で220dpiに設定しているためで、TIFFやBMP、PNGなど、どの保存形式を選んでもきれいになりません。
これをきれいにするMicrosoftのおすすめの方法は、レジストリを書き換えるというもので、素人が手を出しにくいばかりか、今度は戻すのを忘れると、ファイルサイズが異常に重くなるなど、ちょっと不便です。
そこで、現実的な裏技が2つあります。

1、スライドを大きくする
例えばA4のサイズで作成しているスライドの画質が荒くなってしまうのであれば、スライドサイズをA3(A2)にしてしまいましょう。そして文字のサイズも1.4倍(2倍)、画像のサイズも大きくしましょう。「スライドサイズの変更」は、デザインリボンの右の方にあります。
この方法は確実なんですが、画像の調整がいるのが難点です。
あと細かいんですが、線が細くなるので、全ての線も太くしないといけません。
そのため、ちょっと面倒です。

そこでおすすめなのが2つ目の方法です。
2,プリントスクリーンで取り込む
Powerpointのスライドを表示して、Print Screenボタンを押して、Paintに貼り付けます。
Wordに貼りたい場合は直接貼ってもいいでしょう。
そして、余分な部分をトリミングします。
これだと保存すらいらないので、とても早くて便利です。また、かなりきれいで、かつちょうどいいくらいの解像度(ファイルサイズ)になります。
欠点は、トリミングが面倒なのと、解像度が画面にどれだけ大きく表示したかで決まるので、ノートPCだと荒くなるかもしれない点です。
ちなみにWordのファイルサイズが重くなってしまったら、以前照会したCubePDFで保存するとびっくりするくらい小さくなります。

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フォントサイズが10.5ポイントのとき、
メイン:メイリオ
  一般に文章は明朝、と言われているが、印刷が荒かったり、画面が小さいと読みにくい。
  細いゴシックだと、印刷が荒くてもとても読みやすい。
  ウェブサイトもメイリオで見ているので、メイリオにしておけばよい。
  とにかくメイリオは読みやすい。欠点は、強調フォントがダサく見えてしまうところ。

強調:創英角ゴシック、色を付けてもよい。
  メイリオボールドでもよい。ここは好きなフォント・色を打ち込んでもらっていいと思う。

行間:固定値、18pt  
  倍数、1.1設定も良いが、フォントによって行間が変わることがある。
  もう少し広くてもいいが、段落間を開けるほうがカッコイイ気がする。

段落前:0.2行
  段落間をこれでわずかに広げる。パラグラフ・ライティングをするならとてもおすすめ。
  パラグラフの最初の文に結論を書くようにして段落間を開けると、とても読みやすい。
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研究者の仕事の半分はデスクワークで、なんでもPCで作成する時代ですが、手書きのメモは便利ですよね。論文のアウトラインを書いているときや、パワポのレイアウトを考えるとき、手書きに勝るものはなかなかありません。
一方で、手書きの絵をPCに取り込みたいときも多く、紙に書いたメモをスキャンして取り込む、っていうのもけっこう面倒です。学生さんなら携帯のカメラでやっちゃうところですが、ちょっとファイルサイズが大きいのが気になるのがおじさんです。
そんなとき、ペイントやパワーポイントで絵を書こう、というモチベーションもあります。
iPad ProとApple Pencilを組み合わせるとかなり良さそうですが、そこまでのクオリティはいらないし、セットアップも面倒だし、という人には、Powerpointでお絵描きできると便利なわけです。

ところが、Powerpointにはフリーハンドで線を書く機能もついてはいるものの、一本線を引くごとに「挿入」→「図形」→「線」と3回クリックしなければならないというもので、とても楽しくお絵描きできる、というレベルではありません。

それでもPowerpointで線を書きたい時におすすめなのが、スライドショーモード、要するに発表モードです。

使い方はとても簡単です。
・ とにかく何か新しいファイルを作成し、(ファイルー新規ー新しいプレゼンテーション)
・ 「スライドショー」タブの「最初から」かなんかでスライドショーを始めます。
・ この状態でクリックするとメニューが出てくるので、「ポインターオプション」の「ペン」を選びます。
図1
・ そして自由にお絵描きします。
・ ESCを2回押すとスライドショーが終了します。その際に「インク注釈を保持しますか?」と聞かれるので「保持」をクリックすると、図が作成されます。
図2

ショートカットに慣れれば、Ctrl+N、Fn5、Ctrl+P、お絵かき、ESC2回で、数秒で絵がかけます。

この方法だと、いちいち挿入から線を選択とかしないで済むのでとても早いです。
また、発表スライドの草稿があれば、それをスライドショーにして、スライドに足りないものをその場で絵を書き足して保存しておけばいいので、そういう使い方も可能です。




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重要なポイントを英語で説明するとき、
It should be noted
ばかりになりがちなので、色々集めてみました。

と思ったら面白いサイトが有りました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:It_should_be_noted

無題

Interestingly,
It should be noted
It is worth noting that
It is interesting to note that
などがよく使われるようです。
他にも
Given that
Concurrently
With regard to
なども使えるでしょうか。
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ローマ数字はI(アイ)、II(アイアイ)、XI(エックスアイ)のような形でアルファベットで書くのが普通ですね。そしてパワポではサンセリフと呼ばれるヒゲのないフォントを使うのが普通です。ArialとかCalibriとか。しかし、それだとローマ数字がヒゲがない、ただの縦棒2本とかになってしまい、イマイチです。
解決方法は、次の通り。
(1)メイリオを使う。
日本語のゴシックフォントはあえてヒゲをつけています。ですので、日本語フォントを使いましょう。

しかしこれだと全角になり、間延びしますので、
(2)フォントの間隔を詰める。
これが大事です。手順は
・ ホームタブのフォントグループのところの右下の角をクリックして、フォントメニューを出し、
・ 「文字幅と間隔」タブ(二つ目のタブ)を選び、
・ 間隔(S):「標準」となっているところの右の▽をクリックして「文字間隔をつめる」にし、
・ そのすぐ隣の幅のpt(ポイント)に値を入力します。


僕の実験によると、
ざっくり1/6倍くらい詰めれば良いようです。
フォントサイズ:つめる間隔として、
16:3
18:3
20:3.5
24:4
28:5
くらいがちょうどいいように思います。



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以前、Windowsユーザーの研究者向けのノートPCについてまとめ、

(1) VGAポートのついたPCを選ぶべきである。
(2) サイズは13.3インチがよい。
(3) バッテリー容量がある方が良い。駆動時間よりもWhで見るべきである。

の3つのポイントが重要という結論でした。

最近気付いたのですが、(1)、(2)の条件は価格.comのサイトに入力できます。


http://kakaku.com/pc/note-pc/itemlist.aspx?pdf_Spec047=1&pdf_Spec301=13-14.5

この時点で日本メーカーの割合が圧倒的に多く、海外メーカーは全く力を入れていないことがわかります。
パナソニック(Panasonic)(34)
東芝(TOSHIBA)(20)
VAIO(バイオ)(7)
富士通(FUJITSU)(7)
Lenovo(レノボ)(4)
HP(ヒューレット・パッカード)(4)
ASUS(エイスース・アスース)(1)

相変わらず電池容量は載っていませんが、前回の検討から15時間以上の駆動時間をうたっているものは大丈夫そうです。

これに自分好みのSSD 256GB以上を搭載すると、富士通製品が上位に来ます。
パナソニック、東芝、富士通のものが目立ちます。

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