Kくんと同じクラスの時、
私はとても、
楽しかった。




何にでも、
Kくんを見習って、積極的に
取り組んだ



Kくんは、
頭が良かった。


だから、話をするのも
楽しかった。

私も勉強頑張らなきゃと
思った。










が、




この、田舎くさい小学校へ
転校した事で



私のモチベーションは、
ゼロになった



落下も落下。

天国から地獄だ。



しかも、
今度の隣の席は、
ぼくドラえもんだ。。。



勉強は、全然できない男の子。。。









私はこのクラスに馴染めなかった

やる気もゼロだった







そして、


転校生はどいつだと、


他のクラスから、
いろんな子が
チラチラ見に来るのが




本当に不愉快だった。










不満しかなかった







唯一、



おせっかいな女の子が、
友達になろうと言ってくれた







私は、
選べるものじゃないし、

とりあえずその女の子に、
友達になってもらった。









その、女の子は、
中学生まで、
友達だった。




高校、
そのあと、
何をしてるかなんて
わからない。










私は、
大人数のかたまりが
苦手で、




女子のグループに
入るくらいなら






ひとりぼっちで、
いじめられてても
そっちのが
気が楽だった。







Kくんと、
同じクラスで
隣の席だった過去が





今は夢のように思える。










私はそれでも、

その、田舎くさい小学校で、

なんとなく、耐えて



卒業をした。









卒業式は

母親は、センスの良い服を
選んでくれてた。




そう、


母親は、
オシャレで、とてもセンスがよくて、
手作りでワンピースなど、
よく縫ってくれた。







私はそれを着て、
海辺で遊ぶのが好きだった。






観光地だった、湘南は、
いろんな人が来る。






私のハイカラな服を、
褒めてくれる、
どこから来たのかわからない、
おばちゃんたち。








観光地に生まれ育ったって、
そういう事だ。






人も開放的だから、
たくさんいろんな人に
話しかけたり、
話しかけられたり。










でも、



田舎くさい小学校に越してから、

ハイカラなワンピースを、
来ていきたいところなんてない









外へ出れば



お隣さんの畑。畑。畑。。。






ちょっと、歩けば、




牛がいたり、





のらニワトリまで、
外を歩いている始末だw






こんな田舎で!
どこに、この可愛い水玉の
ワンピースを着ていくのよ!








私は、やりきれない
思いで、いっぱいだった。