着物の素材
2006年04月09日
久留米絣とは？
現在、東急東横店で福岡物産展が開催されいます。
そこで見たのが、久留米絣！
独特の藍色の世界が、とても印象的です。
今回は、久留米絣を調べてみました。
久留米絣とは、江戸時代後半に久留米藩で生まれた絣です。
ちなみに久留米とは、福岡県南西部にある市で、
久留米絣は久留米以外に、近くの八女（八女茶が美味しいです！）などでも織られているようです。
久留米絣の特徴は・・・
素朴な木綿の風合いと、深い藍色と、絣模様です。
糸を染める前に、模様にしたい部分を括り、それから染めると、
糸を括った部分だけ白く残ります。
そして、その藍色の中に白がまだらに飛んでいる糸を織ると・・・
白い模様が織り上げられます。
これが、絣模様です！！
絣模様には、十字絣、絵絣、亀甲、井桁など・・・
色々な模様があります。
伝統的な模様のほかに、現在はちょっとモダンながらも織られてるとか。
久留米絣は、国の重要無形文化財の総合指定を受けています。
重要無形文化財としての条件は、
� ー螻腓蝓覆討�びり）による絣糸を使用すること。
�◆―秬掬形獲�で染めること。
�� なげひの手織織機で織ること。
だそうです。
これらの条件をクリアし検査に合格したものは、「重要無形文化財」の証紙がはられるそうです。
ちなみに、先日職人さんが久留米絣を織っているところを拝見しました。
糸が・・・本当に糸が白と藍とのまだら模様なんですよ！！
その糸を織り上げると、あんなに規則的な模様になるなんて・・・
なんて計算されつくしていて、繊細なんだろう！と感動してしまいました。
久留米絣は、職人さんたちが手作業で織り上げていくため、贅沢品ですが、
やはり木綿でできた着物ですので、
昔は日常着や農家の仕事着として着られていました。
しかし、今では趣味のお洒落着として着られています。
博多献上や袋名古屋帯で気軽に着たり、
凝った柄なら、織りや染めの名古屋帯でコーディネートできるそうです。
本当に涼しげな柄で、夏場などに着こなせたら、とても楚々として素敵だな〜と思います。
参考文献：『きもの織物小事典』 美しいキモノ2005年春号付録
参考サイト：久留米絣 加野而青堂（もめんや）
*** 伝統技術って素晴らしいですね！クリックお願いします☆ ***
そこで見たのが、久留米絣！
独特の藍色の世界が、とても印象的です。
今回は、久留米絣を調べてみました。
久留米絣とは、江戸時代後半に久留米藩で生まれた絣です。
ちなみに久留米とは、福岡県南西部にある市で、
久留米絣は久留米以外に、近くの八女（八女茶が美味しいです！）などでも織られているようです。
久留米絣の特徴は・・・
素朴な木綿の風合いと、深い藍色と、絣模様です。
糸を染める前に、模様にしたい部分を括り、それから染めると、
糸を括った部分だけ白く残ります。
そして、その藍色の中に白がまだらに飛んでいる糸を織ると・・・
白い模様が織り上げられます。
これが、絣模様です！！
絣模様には、十字絣、絵絣、亀甲、井桁など・・・
色々な模様があります。
伝統的な模様のほかに、現在はちょっとモダンながらも織られてるとか。
久留米絣は、国の重要無形文化財の総合指定を受けています。
重要無形文化財としての条件は、
� ー螻腓蝓覆討�びり）による絣糸を使用すること。
�◆―秬掬形獲�で染めること。
�� なげひの手織織機で織ること。
だそうです。
これらの条件をクリアし検査に合格したものは、「重要無形文化財」の証紙がはられるそうです。
ちなみに、先日職人さんが久留米絣を織っているところを拝見しました。
糸が・・・本当に糸が白と藍とのまだら模様なんですよ！！
その糸を織り上げると、あんなに規則的な模様になるなんて・・・
なんて計算されつくしていて、繊細なんだろう！と感動してしまいました。
久留米絣は、職人さんたちが手作業で織り上げていくため、贅沢品ですが、
やはり木綿でできた着物ですので、
昔は日常着や農家の仕事着として着られていました。
しかし、今では趣味のお洒落着として着られています。
博多献上や袋名古屋帯で気軽に着たり、
凝った柄なら、織りや染めの名古屋帯でコーディネートできるそうです。
本当に涼しげな柄で、夏場などに着こなせたら、とても楚々として素敵だな〜と思います。
参考文献：『きもの織物小事典』 美しいキモノ2005年春号付録
参考サイト：久留米絣 加野而青堂（もめんや）
*** 伝統技術って素晴らしいですね！クリックお願いします☆ ***
2005年04月23日
縮緬（ちりめん）とは？
最近、悲しいかな、着物が着れない・・・
なかなか着ていく機会に恵まれないのです（涙）
なので、今は着物についてのお勉強。
着物の布地のもと、つまり染める前の白生地にも色々な種類があります。
羽二重（はぶたえ）、縮緬（ちりめん）、綸子（りんず）、
繻子（しゅす）、緞子（どんす）など・・・です。
なかでも、縮緬は、丈夫で美しく、染め上がりが良いため、
高級染め呉服の染め下生地として使用されます。
まさに、絹織物の代表格！
さらに、縮緬の中にも様々な種類があります。
大きく分けると、無地ちりめんと、紋ちりめんがあります。
無地ちりめんの代表的なものが、一越縮緬や古代縮緬、
紋ちりめんの綸子縮緬や、紋意匠縮緬などです。
で、縮緬ってどんな生地かというと、
生地全体に細かい凹凸があります。これが「シボ」です。
触ってみると柔らかいザラザラ感（日本語が変？）があります。
見た目は、細かな凸凹によって独特の光沢があります。
白生地つまり、染める前の布から、こんなに奥が深いなんて、
着物の魅力ってこういうところにもあるんだな〜と感じます。
最近、着物の素材に興味津々なtoko*でございます。
続きを読む
なかなか着ていく機会に恵まれないのです（涙）
なので、今は着物についてのお勉強。
着物の布地のもと、つまり染める前の白生地にも色々な種類があります。
羽二重（はぶたえ）、縮緬（ちりめん）、綸子（りんず）、
繻子（しゅす）、緞子（どんす）など・・・です。
なかでも、縮緬は、丈夫で美しく、染め上がりが良いため、
高級染め呉服の染め下生地として使用されます。
まさに、絹織物の代表格！
さらに、縮緬の中にも様々な種類があります。
大きく分けると、無地ちりめんと、紋ちりめんがあります。
無地ちりめんの代表的なものが、一越縮緬や古代縮緬、
紋ちりめんの綸子縮緬や、紋意匠縮緬などです。
で、縮緬ってどんな生地かというと、
生地全体に細かい凹凸があります。これが「シボ」です。
触ってみると柔らかいザラザラ感（日本語が変？）があります。
見た目は、細かな凸凹によって独特の光沢があります。
白生地つまり、染める前の布から、こんなに奥が深いなんて、
着物の魅力ってこういうところにもあるんだな〜と感じます。
最近、着物の素材に興味津々なtoko*でございます。
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2005年04月18日
縮緬〜一越縮緬〜
この前買った紅葉模様の小紋が一越縮緬だったので、
今回は一越縮緬のお勉強。
今回は一越縮緬のお勉強。
一越縮緬は、シボが細かく、縮緬の中でも用途が一番多く、
礼装から小紋、羽織まで幅広く用いられているもの。
経糸に無撚生糸（撚っていない平の生糸）を用い、
緯糸は強い撚りをかけた比較的太い強撚糸を用いて、
右撚糸・左撚糸を１本交互（一越）に織った白生地のことです。
細かなシボが上品で、生地にはコシがあり、しなやかな風合いです。
また、シボが細かい、つまり布の凹凸が少ないため、
染料が平均して染めつくので、染めた時の色の艶がいいのだそうです。
江戸小紋などを染めるには持ってこいの、万能生地なんだそうですよ。
さらりとした感触なので、春に好まれる素材だそうです。
丹後（京都府）と長浜（滋賀県）が有名な産地です。
（参考文献：
参考サイト：
