2007年10月
2007年10月16日
A-bike 注目の新人!携帯自転車は実現したか?

なんと重量5.5kg!たたんだサイズも大きなかばんくらいだ。持っていても苦にならず携帯自転車ついに実現かと思わせるものだ。
今回の試乗会でも注目を集めた。
まずそのサイズと重量がすごい。梱包された状態でもひときわ小さく軽い。このサイズと重さならとりあえず持って出かけようかと思う。
(トレンクルの6.5kgも改めてすごいけど)
折りたたみも極限まで無駄を排して突起もできるだけなくしている。原型はストライダ、各社のいいところを集めている。A-bikeの名はその形からきていて三角形のフレームで水平部分が折れ曲がるスタイルだ。その状態で縦方向が縮みあわせてサドルが下に畳み込まれる。
特筆はフロントギアの小ささとサドル。フロントギアはコマと同じようなダブルギアでコンパクトに回転を稼ぐ。V字型の小さなサドルは本体からの突起をできるだけ減らすための形状だ。
6インチの車径もその小ささに貢献している。デザインも直線的でなかなか美しい。
さてその乗り心地は?
ショートホイールベースに超小径でまず走りはじめのふらつきで戸惑う!
後ろ寄りのクランクで竹馬にのったような感覚でつんのめりそうになるが、しばらくすると慣れて、こんなものかと意外と乗れる。
推進性はJDバイクよりも少し早いかなと思わせるくらいでやはり駆け足程度のスピードだ。このフロントギアサイズとしては優秀。
むしろ気になるのはサドルが小さくて尾てい骨を直撃すること。そのせいもあって乗り味はかなり硬く2ブロックも走るとお尻が痛くなってくる。
歩いたほうがいいかなと思う距離とこのつらくなるまでの距離関係が実用的にはかなり検討要素だと思う。
乗り味だけ取ればまあほかの自転車のほうがいいに決まっている。
JDのときも思ったのだが、ちびちゃりの世界を普通の自転車と同列で比較するのはナンセンスのように思う。小径車の中でもまた別の世界だろう。
A-bikeはこれまでにない使い方を可能にする乗り物なのだ。
地下鉄や車との組み合わせで自転車を日常的に活用したいという人にはほかに現時点で選択肢がないように思う。
この手の自転車を知ってちびちゃり独特の魅力も感じてる。散歩気分で近所に出かけるときに乗りたくなるのだ。
また狭い部屋においておくにもいい。遊び心もあるしJDよりも大人っぽい。
ただ5万円強という価格は微妙で遊びで乗るにはちょっと高いか。
ここまで小さく軽くなるのかという驚きはほかに変えがたい。
これによって携帯自転車の夢が現実味を帯びてきたといえるだろう。
なおよく似た類似品に注意!
安いがこちらの乗り心地はひどいものでまともに乗れないしろもの。
走行性 ★
携帯性 ★★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P ★★
2007年10月11日
RB100(JDrazor) ちびちゃり対決 入門編?

ちびちゃりはもちろんけーたい自転車への夢を孕んでいて、しかしながらその途上にあるのだけれど、それを抜きにしてもずいぶん楽しめるものになってきた。
JDはこのタイプの自転車としてはかなり早いモデルだった。出自が変わっていてもともとキックスケーターのメーカーで自転車というよりはキックスケーターの発展版といえる。キックスケーターのお手軽さはずいぶん目減りしているが、その香りは随所に残る。例えば後ろブレーキはなんとタイヤを直接押さえる構造で一般の自転車では考えられない。
ケータイ自転車の候補として我が家でも候補に上がっていたのだがやはりその実用性へのためらいで買う手前でとまっていた。改めて実車を見ると、折りたたみ機構など簡便かつ無理がなくずいぶんよくできていて独自性を感じる。フレームもちゃちな感じはなくしっかりしている。しかもこれで8kgだから立派だ。デザインも曲線を生かしてスマートだ。
走ってみると、まあこれは一般の自転車と比べるものでないことがわかる。ちょっとがんばってもジョギング程度のスピードで、下手をすると早歩きくらいのスピード。実用的にはせいぜい近い駅までとかコンビ二、駐車場までというところだろう。
ただそれでだめなのかというとそうでもなくてショートクランク、ショートハンドル、6インチの走りはお散歩するような感覚で歩くよりも楽なほどでなんだか頬が緩む。サドルが意外といいせいか乗り心地も悪くはない。急いでいるときは捨てたくなるだろうが休日のタバコの買出しなどにはちょうどいい。持ち運びがらくだから駅から駅へという使い方も可能で持ちやすいので持っていても結構違和感がない。
なによりも魅力はその価格で実売1万円台!あくまでもセカンドバイクだから一般人の感覚では何万円もするのは手が出にくいだろう。この内容でこの価格は立派。A-bikeに手が届かない人にもいい。
メーカーの方針はメンテナンスフリーを目指していて一般の自転車店での扱いは難しそうなので、ある程度自分で面倒見ることができるほうがよい。ノーパンクタイヤ仕様もいい選択肢。
キックスケーターと同列、あくまでも遊びで乗る自転車で実用を問うのは野暮というものかもしれない。ただいい大人が乗るには少々勇気がいるか…。
走行性 ★
携帯性 ★★★★
汎用性 ★
デザイン★★★★
C/P ★★★★★
2007年10月08日
おもしろ自転車試乗会

普段乗れないトライクや極小径車など人気が高く大人も子供たちも夢中でした。
出品リスト
17バイシクル エクスウオーカー ミニウオーカー S17プロト
dahon Ciao Metro Vivo
SmartCog ant Koma
MarkAG セミリカンベントプロト 3輪tandem
Avantec trikeS
Strida 3.0
JDrazer JDbike、kickskater
KMX KMXkerttrike
bikefriday metro
Landwalker 前輪駆動ランドウオーカー Koala
A-bike
これらの試乗インプレッションは続けて書いていきます。