2008年01月

2008年01月31日

極北の自転車3 Rowingbike(thys) おかカヌイスト?これぞ超個性派自転車

62d1d9cb.jpg国内だとリカンベントだけでも相当個性派だけど、その中でも異端と思われる自転車があって、その一つがこれ。ちょっと見にはわかりにくいが、ペダルにあたる部分が竿の上を前後する。それとハンドルも前後する。
体育座りのように足をかけて、なんとボートのオールを漕ぐように屈伸運動をするのである!

欧米ではママチャリのような実用の概念が希薄で自転車はスポーツ/レジャーとして捉えられているようだ。この自転車は、そのスポーツ/フィットネスの部分に特化したと言えば理解はできる。
あるいはボートのように鍛えたいけれど、海は遠いし河もないからな…ということも考えられる?

ロードもある意味スポーツに特化しているとも言えるし、そこを極めると世間常識を超えている部分でも似ている。
それにしてもこれは…。

メーカーサイトや国内でも存在するようでリカンベントの動画のサイトで見ることができる。
買うかは別にして乗ってみたいと言う興味は出ますね。
チェーンにあたる部分は、ワイヤーのようなもを使っていてギア関係の機構が独特である。
自転車で全身を鍛えたいあなた、いかがでしょう?

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2008年01月27日

GAAP lite (Kuwahara) 小径車版チェロキー?かっとび小径車

d993fdd4.jpgおかサーファーって死語か?
昔サーフィンしないのにサーファーファッションして人たちのことを多少の嘲笑をこめてこう呼んでいた。
オフロード用の自動車を街でよく見かけるようになった時、ああ、おかサーファー的だなあと思ったのだが、たちまち市民権を得て、今こんなこと言えば怒られるかもしれない。
たしかにこういうのが新しい様態を生んで裾野を広げていくことも事実ではある。

MTBも元来オフロード車であるが市民権を得てとても広がった。ブームが去って子供やおじさんたちまで乗るようになったのとロード人気に押されたせいか、ひところよりちょっとステイタスを下げた感がある。
しかしそのおかげでクロスバイク発祥の一端になったわけだし、選択肢が広がったのである。
アメリカ生まれの遊び心が宿るMTBは個人的には結構好きな自転車である。

市民権を得たのには理由があって、かつてはママチャリかドロップハンドルのスポーツ車しか選択肢がなかった中で新しい需要を掘り起こしたことにあると思う。前傾がゆるめのポジション、フラットバーハンドル、丈夫なフレーム、太めのタイヤは町や遊びで乗るにもなかなか快適だったのだ。
今では当たり前のサスペンションも本来の目的とは多少ずれるだろうが街中の段差や階段、凸凹舗装路では有効で歩道と道路の両方を通行せざるを得ない都心では結構重宝するのだ。
スピードや静寂性ではロードにかなわないが、アクティブなMTBはどこまでも自転車で行ってみたいという欲望を喚起する。このMTBの特性と小径車の特性が合体すればそれも魅力的だ。

フレームの剛性が課題の折り畳み自転車/小径車の中では、このMTB志向は少数であるが、KuwaharaではGoblin,Griffonなどの小径MTBを輩出してきた。その血統を継ぐのがGAAPシリーズだ。
三角を多数組み合わせたようなフレームはメカニカルで美しい。長めのホイールベースとフォーク長はなんだか戦闘的だ。更に先代と違って折り畳め、車重も軽い。折り畳みは分解に近いものでコンパクトにはなるがワンタッチではないので、頻繁に畳む人には向いていない。シート高が高めなので身長の低い人はカスタマイズが必要になるので注意。
乗ってみるとその滑るような加速感、滑走感が気持ちいい。長めのフォーク長と後ろ寄りのポジションのせいか乗車位置が高く感じ適度なサスペンション感と相まって浮き上がるような感覚に襲われる。
ハンマーヘッドのスピード志向とはまた違うアクティブに攻めるタイプの走りをしたくなる自転車で、MTBの血筋を感じるのだ。

20万前後の自転車の中には3拍子揃った垂涎のモデルが並ぶが、これもその一つ。国産の誇るべき素晴らしい自転車だ。MTB的と強調してしまったがロットによって性格が異なりロード志向のものもあるので誤解なきように。

走行性 ★★★★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★


2008年01月24日

極北の自転車2 rug un rug(Flevo)この自転車はどこに向っているのか

flevo
頭がこっちにムカッちゃっているので連発。
とにかくイっちゃってる自転車の極北はこれ。
なんだこれは! 常識を超えすぎている!
リカンベントでタンデムというのもすでに日本では常識外だが、ライダー同士はなんと背中あわせである!
つまり一人は後ろの景色を見ながら漕ぐのだろう。
しかしなぜに?なぜに背中あわせでなくてはならない?

欧米人の追求はむちゃくちゃではあるが、多くはそれなりに合理性があって、理にはかなっていることはかなっている、しかしこれは理解できない。目的はどこにある?

まあ話がし易いとか、前だけだと飽きるとか、少し車体が小さくできるとかあるのかもしれないが。
しかしこれが少なくとも製品版で2車種出てきた。(下写真)
需要があるということだから驚きである。
ちなみにこのデザインも驚きである。中心に蝶番があってその上にサスがついていてやじろべー状に動くらしい。チェーンの取り回しについては私の理解を超えているのでコメント不可。
変わりもの好きの私も久しぶりに見て再度絶句。
うーむ、すごい。



minivelofan at 16:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!極北の自転車 

2008年01月22日

極北の自転車1 Family triple traveler (Bikefriday) 3人乗り折り畳み自転車!

321cf2a4.jpg世界中の自転車を見聞きしていると(これはまさしくネット社会の恩恵だ)まあ良くもこんなものつくるよなーというものがたくさんある。以前にも書いたが欧米人のこうした追求というのは凄まじいものだ。
そうしたもののなかでぜひとも知らせたいと思うものについて紹介していきたい。
試乗記ですが試乗はしてないのであくまで番外として。

タンデム自転車は観光地などで一度は乗ったことがある人も多いだろうが、これもまた実に不思議な自転車だ。タンデムのメリットというのは実はそう多くなくて、息があったときに馬力が倍増すること、自転車が一台ですむことくらいで、ペダルの回転を揃えなくてはならないし、息が合わないとかえって疲れるし、自転車大きくて高いし…。

一方でやはり一緒に乗ると言う一体感は何物にも代え難い。力と息をあわせてと言うのは信頼確認装置として有用だと思う。なによりおもしろそう。
ということでこの手もたくさんあるのだが実際には置き場所と走行場所の問題がある。
その点Bikefridayのタンデムは分割折り畳みができ収納性と移動性が高い。車とセットならどこにでも行けそうだ。
ラインナプの中にはなんと3人タンデムまである。これは子供一人を含む家族で乗ろうというものだ。これこそ家族の信頼確認装置として有用だろうし、これでの旅なんてわくわくする。
こうなると体験型現代美術作品にさえなりそうだ。

残念ながら国内ではタンデムは走行にかなり制限がある。これについては後に書くけれどもまずは自動車優先主義を排してこの点をなんとか改善して欲しいと思う。


2008年01月21日

Click Folding Light1 (miyata)日陰の花との邂逅か

5cbec455.jpg誰も気付いていないだろうけど、いつも教室の隅で静かにたたずんでいるあの子が実はとてもいい娘で僕はとっても気になっていた。僕のアイドルだったのに、同じクラスになったらあっという間に転校していった…。まさかこんな所で再会するとは。

ミヤタと言えばブリジストンと並ぶ有名自転車メーカーで、自転車を買おうと思うとまず名前を思い浮かべるだろう。年配の方の信頼も厚く、職人気質の残る製品作りは個人的には好感が持っている。
洒落ていてトレンドのツボをしっかり押さえてくるブリジストンに比べてどことなくよく言えば超然と、悪く言えば少々外し気味のねらいも、まあ堅実さ故と思うと微笑ましい。カメラのキャノンとニコン、車の日産とトヨタ、家電のソニーとパナソニックのようなどこの業界にもあるような関係になんとなく似ている。

ブリジストンは小径車のラインナップがかなりのものであるが、ミヤタやマルイシといった一般車のメーカーは小径車についてはあまり熱心ではなく、どうもニーズがあるからしょうがなく作っているという感がある。現行ではカタログ上にそれほど魅力的なモデルは残っていない。
そんなミヤタにも名車と語り継がれたクリックフォールディングアクション1という小径車があった。トランジットコンパクトと同様にワンタッチで縦折りできてそのまま転がせると言うもので、子鹿を思わせる小粋なデザインも秀逸で一般車レベルの価格ながら高い剛性のフレームへの評価は高かった。
それにしてもこのネーミングは…。まずは憶えられない。デザインが可愛いのに名前がカワユクない。こんな所にもミヤタの不器用さが見える。

実は本稿はこれについてではない。この名車の影でそっと咲いていた日陰の花のことである。
同じ頃のもう一台の小径車、クリックフォールディングライト1。16インチの折り畳み自転車だがアルミフレームで10kgと軽量、3段変速モデルも用意されている。マキノのデモンタブル(分割式)ミニベロを思わせる独特のデザインで、折り畳み方式は独自なもので、ハンドルポスト部分のレバーになっているアーレンキー(六角レンチ)をはずしてこの工具で折り畳み部分のネジを緩めると言うものだ。短めのホイールベースと細めの平行フレームは軽やかなイメージで、密かに惚れ込んでいた。

しかし街で一度見かけただけで、店でも見ることなくあっという間にカタログから消えた。きっと売れなかったんだろう。なんとその自転車が近くの中古自転車屋にあったのだ。やはりデザインは秀逸で可愛い。車重も軽い。早速試乗させてもらった。まあ一般車のレベルだが小気味よく走る。驚くのはハンドルの安定感、ショートホールベースながらふらつきは気にならない。フレームも実にしっかりしていてさすがミヤタ。内装3段付きでこれで当時3万円台であったからかなりお得だ。しかもこれは更に安い。
しかし、また自転車を増やすのもなー…と考え込んでしまった。

とその時、相棒の顔を見ると目がハートマークではないか!彼女が完全にヤられてしまった。
おいおいどうするんだ、駐輪場…。しかしS17を購入した今の私には拒否権がないのである。
というわけで一目惚れしたこの娘はめでたく我家に嫁入りとなった。相棒の通勤/買い物車として元気に働いている。

こういう幸運はなかなかないけれど、ヤフオクやリサイクル自転車で時々はある。片田舎の自転車屋で埃被ってひっそりとおかれていたりなんて事もある。一途なあなたは諦めないで探すのだ!

走行性 ★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★★★


minivelofan at 01:23|PermalinkComments(6)TrackBack(0)clip!16インチ | 3〜5万

2008年01月10日

CarBrand自転車たち 素顔美人を捜せ!

8d2d1792.jpgプジョー、ルノー、オペル、ローバー、ジープ、ジャガー、ハマー、ボルボ、シボレー、コルベット、キャディラック、MG、日産、トヨタ、最近はランボルギーニまで!
自転車探していると見慣れたメーカーに出くわす。

デザインも何となくそれ風だったりしてオシャレでしかも結構安い!かっけぇ!俺このメーカーの車好きだしこの値段でこのデザインだったらこれでいいじゃん!
ということで実際この手の自転車は非常に良く売れる。

ここで警告!
実際に自社で生産している自動車メーカーはほとんどないのである。詳しいことまではわからないけれど、プジョーやルノーなどはかつては自社生産していたようだが、多くは大手ではないいくつかの自転車メーカーが多くのブランドを取得して中国産自転車のデザインをアレンジして販売しているのである。いわゆる異分野間のOEMなのだ。簡単に言うとお化粧だけ。
(デザインのライセンスでブランドの関与はあるだろう)
車のイメージで自転車を見ると良さそうに見えてしまうから恐ろしいのだが、基本的には値段なりで、ブランドの分、同価格帯の自転車よりも落ちる事も多い。

しかーし。
もちろんだから全部悪い自転車というわけではない。そうはいったってこのデザインやカラーに惚れた!ということもあるだろう。それで納得済みであればそれもいいと思う。
よくよくみていくとこれらの自転車の中にもぴかっと光るモデルがあったりする。そういうのを探すのも楽しいのだ。

それらを写真でいくつか挙げた。
キャディラックはこの自転車メーカーがシボレーなどでも時々出しているダホンのOEM車で3万円台とこの価格では本家のものも買えるけれど本家にない色合いに個性あり。
ルノーの16インチ18インチはかつてプジョーブランドで出ていたものと色違いでハンドルだけ折り畳めリアキャリアで縦置きできる実用的なもの。この手の中では5-6万円台と高級車で軽量、品質も走行性もいい。
ローバーは落ち着いたデザインが魅力でカーブランドイメージとの合致があって好ましい。16インチ車の方が可愛らしく人気だが、内容は18インチの方がいいのでこちらがお薦め。ブレーキやハンドルの収納などが異なる。2008年は販売なしなのでこれが気になる人は急ごう。
オペルは折り畳みよりミニヴェロに魅力があってダイアモンドフレームとしては2万円と最も手に入れ易いモデル。折り畳みのない分、同価格帯のものより軽量でお買い得。

車ブランドに惹かれたら、舞い上がらずに、冷静に。自転車に詳しい人に相談するとか、信頼できる自転車屋で買うとか素顔と性格をじっくり見極めよう。

ルノー Citadin
走行性 ★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★

ローバー 18インチ
走行性 ★★
携帯性 ★★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P   ★★






minivelofan at 13:53|PermalinkComments(12)TrackBack(0)clip!2万円台 | 3〜5万

2008年01月04日

Jedi(初代) ルイガノ アンビバレンツな優越感?

af63ee34.jpgあけましておめでとうございます。本年も一層精進いたします。
新年は初心に戻る意を込めて、昔を思い起こします。

小径自転車熱にうなされはじめた頃、丁度BD1(当時はプジョーブランドが先行)が注目されはじめていた。そうした本格的な折りたたみ自転車はそう多くなく、選択肢は限られていた。BDは近い知り合いが持っていたり、どこでも一押しになっているのを見てあまのじゃくな私はBDの他にいい自転車はないものかといろいろ調べるのだが、条件に照らしていくとなお一層BDのまとまりの良さが光るのである。

そんなときBDによく似た自転車に目が止まった。そういえばこれ街で見たことあるな。
JEDI。フロントフォーク回りはBDそのものだが、フレームは駆け出す人の姿の流線型を思わせてより優雅、しかも20インチで前後サス付き。惜しいのは折りたたみが前輪部分のみであまり小さくならないこと、BDより少々重量が重いこと、だがそれを補ってあまりあるスタイリングだ。Louis Garneauというブランド知らないけれどなんかカッコよさげじゃないか。

よくあることだが、友人やライバルが持っているものを欲しくて真似しているんだけど、まねっこじゃ自慢できないから、それよりちょっとだけいいものを欲する。
そんな卑屈でかつ見栄張りという二重にひねくれた気持ちがあることに本人もまだ気付いていなかった。

はるばる試乗できる所に出かけていって試乗した。ショップの人はトップでの速度を高く評価していた。JEDIは乗り味もよく確かにtopでのスピードも申し分なかった。BDとも乗り比べた。BDは噂に違わぬシャープな走りであった。
JEDIは何かしっくりこなかった。それは今思えばタイヤと前後のサスであったのだろう。初期のJEDIはどちらかと言えばロード志向のBDに対してMTB志向であったのかもしれない。太めのタイヤとふわふわした乗車感は、前後リジッドのMTBに乗っていた私にはなんだか腰が据わらない感じだったのだ。

少々失意気味の帰路の電車の中、初心を思い起こしていた。
お前は旅に連れて行けるコンパクトな自転車が欲しいんだろ!
見栄の裏に隠れていたことを思い出し、意を改めたのであった。

さてここまでの話はJEDIの評価とはあまり関係がない。m(_ _)m
最近のモデルは試乗していないのでわからないが、なかなかいい自転車だと思う。流麗な姿のNewBD1の登場で少々影が薄くなったけれど、JEDIのスタイリングも素晴らしい。ちょい太めのタイヤ+前後サスは段差の多い街乗りに向いている。今思うと街乗りがほとんどで輪行はほとんどしない、折り畳むことは少ない、車に積めればいいという人にはぴったりだと思う。
ちなみに現行モデルはモノコックフレームにリファインされ美しさに磨きがかかり軽量化も図られた。先鋭的なデザインを志向する人にはお勧めだ。
またこれは本来の機能とは離れたメリットだが腰や手首の衝撃に弱い人にもWサスは優しくて乗り易い。

こちらが素直であったならばいい友人になれたかもしれないのに…すまん。

走行性 ★★★★
携帯性 ★★
汎用性 ★★★
デザイン★★★★★
C/P   ★★★