2008年06月

2008年06月28日

Trike-S (UniversalTrike) 生活を支える自転車

1f4cbec7.jpg三輪自転車には個性派が多い。前2輪のスポーツtrikeもそうだが、それ以外の実用的な三輪自転車もなかなか個性的だ。欧米風のスポーツtrikeは日本ではそれほど普及していないが実用車は日常風景になっている。ただどうしてもおばちゃん自転車のイメージが拭えない。

そんな中、数年前にAvantecというホンダの技術者が設立したメーカーからTrikeが登場した。前2輪ながら欧米のそれとは異なり、乗車スタイルは一般の自転車に近くそれでいて変速ギアを装備しているなかなかのスポーツ派である。
パラレルリンクと言う独特の傾斜追随機構が搭載されており、一般的な自転車に近い感覚で乗れるようにしたものである。このパラレルリンクは一般的な自転車とは異なる大胆なコーナーリングを可能にしていて、これが遊びの要素にもなっている。

なかなか試乗の機会がなかったのであるが、前回、今回試乗会に登場した。実用車的な内装3段ギアのSタイプである。
インパクトのある外観はなかなか洒落ていておばさん臭さは少ない。スポーツタイプの方であれば男性でもいいだろう。
乗り味は独特だが乗りにくいわけでなく、自転車とのその微妙な差異が面白い。微妙なコーナーリングなどは一般自転車より難しい所もあって、必ずしも誰でも乗れるというわけではない。
実際、自転車に乗れないと言う高齢の方にも乗ってもらったがその方は難しかったようだ。パラレルリンクは倒れにくいが倒れそうにならないわけではないので、そうした怖さは残る。

今回、荻窪〜深川間をこれで移動した。
このSタイプはVegasに似たポジションでゆったりしたものだ。ゆっくりのんびり乗るのに向いていて視界も広くなかなか楽しい。スピードを求めると厳しくて、事実後半急いで飛ばしたのであるがかなり疲労した。スピードを求めると、この車重が気になる。
パラレルリンク機構は良くできていて、傾斜した路面やちょっとした段差なども平気で登れる。車幅が広いので歩道を走る際には少々肩身が狭い。
ゆっくりであれば長距離走れないわけではないが、そのまま降車できるとかお気軽感が強く、らくちんなポジションとあわせて短距離使用を前提とした日常的な買い物自転車、お散歩自転車、リアキャリアに子供乗せを装着して親子車として使うのが適任だ。

大型のフロントキャリアとオプションのリアキャリアを装着すればかなりの積載量が見込まれる。運搬自転車としては国内随一か。その意味でも買い物車として有効だが、一般的な三輪自転車の倍近い価格の価値をこのデザインとパラレルリンク機構に価値を見いだすか否か。ひと味違う三輪自転車として、自転車が苦手な男性にも向くだろう。

貴重な国産三輪自転車として、よりユニバーサルな車種やスポーティーな車種に進化して欲しい。
変速付きスポーツタイプはまた少々性格が違うようなので、次の試乗の機会を待ちたい。

走行性 ★★★
携帯性 
汎用性 ★★★
デザイン★★★★
C/P   ★


2008年06月07日

MC-1(SBX) これぞ隠れた実力派か?

2e819d7d.jpgそうそう、ファッションとかも地味だからほんとに目立たないんだけど、結構できるのよ、彼。アイドル顔じゃないけどよく見ると渋くてなかなか男前のところもあると思う、私はね。
実は密かに目をつけているの。
まあね、ときめくようなタイプじゃないっていうのはたしかだけど、お得っていうか自分だけが見つけたってゆうか、そんな感じ。

SBXって自転車メーカー知っているか?
たぶんSCOTTの輸入代理店だったという方が知られているだろうが、随分前から小径車を出しているのだ。
ここの特徴はMTBライクなフレームの入門ラインとロード寄りの高級ラインの2方向。
他社にはないムードとCPの高さでずっと気になっていた。しかし店頭ではなかなか見ないし試乗もできない。

今回取り上げるのはフラッグシップモデル、MC-1シリーズ。
X型のフレームは最近のTyrellやBrunoを思わせ、なかなかのものと思っていた。
ただ全体に質実剛健で素っ気なくマニア心やオシャレ心をくすぐる所が少ない。
その辺が損している所か。
カラーリングは1色で選択肢はないが悪くない色。

フレームの剛性は極めて高く信頼感のある固めのかっちりした乗り味。
乗ってみると、おお!なかなかいいじゃないか、これ。
フロントフォークに小さなサス(ショックアブソーバー)がついていて小さな段差や振動対策にも応じている。ストレートハンドルモデルで16speedで8万円、ブルホーンハンドルなら10万、
ツーリングなど走りを重視、改造を前提に楽しむには必要にして充分、いいモデルだ。

そこットトレーディングからSBCと名を変えて自転車メーカー/パーツ輸入代理店となったようで、今回試乗会に参加して頂きお会いできた。みなさんイベントものんびりとマイペースで楽しまれていて、そんな余裕がメーカーのモデルにも現れている。
内容には自信があるからわかる人が気がつけばいい、そんな構えのようだ。
CPの高さがこのモデルの旗印であったが、ここのところ他社のCPの高いミニベロが充実してきているのでそのメリットは減った。
だがあまり見かけない知る人ぞ知るミニベロというのはこれからも大きくは変わらないだろう。

「買ってオーラ」が少ないので多くの人の最終候補に残る事は少ないかもしれないが、
限られた予算で、実を取った違いのわかるモデルに乗りたいという人、
わかる人がわかればいいと言う超然とした人にこそ選ばれる、そんな自転車か。

走行性 ★★★★☆
携帯性 ★
汎用性 ★★
デザイン★★★★☆
C/P   ★★★★

minivelofan at 07:26|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!20インチ | 5〜10万